JP4614888B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、冷却貯蔵庫における冷却器室の構造に関する。
例えばプレハブ式の冷蔵庫では、圧縮機、凝縮器等の冷凍装置と、冷却器等を収容した冷却器室をベース上に並べて設置することでユニット化し、この冷却ユニットを冷蔵庫本体の天面に載置したものが知られている。一方、冷却ユニットの軽量化を図るために、冷却器室を発泡スチロール等の発泡樹脂製の断熱材によって形成したものも採用され、通常、下部ケースとその上面に被着される上部ケースとに二分割可能な構造となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−22344公報
ところでこの種の冷却器室では、内部に収容された冷却器や冷却器ファンの修理や交換、さらには冷却器回りの清掃等のメンテナンスを行う場合には、上部ケースを外して内部を開放するのであるが、従来のものでは上部ケースを手前側に外そうとすると、上部ケースを、その下縁(分割面)が冷却器の上面を越えるまで持ち上げたのち、手前に引き抜く必要がある。
このとき、冷蔵庫本体の天面の上方に上部ケースを持ち上げるだけの十分なスペースがあればよいが、冷蔵庫が設置された部屋の天井が低くて、冷蔵庫本体の天面との間のスペースが不十分であると、上部ケースを上記のように持ち上げることはできない。その場合は、冷却ユニットごと床上に降ろして改めて冷却器室を開く必要があり、メンテナンス終了後に再度冷却ユニットを載せることも含めて、煩雑な作業が余儀なくされていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、冷却器室の開放作業を簡単に行えるようにするところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、貯蔵庫本体の天面には、冷却器を収容した断熱材からなる冷却器室が設置されたものにおいて、前記冷却器室が下部ケースとその上面に被着される上部ケースとに二分割され、かつ両ケースの分割面が、奥側に設けられた高い水平面と、この高い水平面から手前側に向けて下り勾配となった傾斜面と、この傾斜面の手前側に設けられた低い水平面と、を有し、前記下部ケースの奥行きの半分よりも広い範囲が前記低い水平面とされ、前記下部ケースの底壁には、前記低い水平面に近い高さ位置に受け面が形成され、前記受け面に、前記冷却器および冷却ファンが設置されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記下部ケースと前記上部ケースの各分割面のいずれか一方には突条が、他方にはこの突条が緊密に嵌合されるシール溝が形成され、さらに、前記下部ケースと前記上部ケースとは、締結バンドによって締結されるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記低い水平面には、凹部が形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
上下のケースの分割面が、奥側から手前側に向けて下り勾配となった傾斜面か、それに連設された水平面であるから、上部ケースは手前に引くことで外すことができる。冷却器室の上方に十分なスペースがない場合にも、冷却器室をいちいち床等に降ろすことなく冷却器室内を開放でき、メンテナンスの作業等を能率良く行うことができる。
上下のケースの分割面の間でシールを取るために、例えば上下のケースを締結バンドで締結することが行われるが、その締結に伴い、水平面では上部ケースの分割面が下部ケースの分割面を垂直に押さえ、傾斜面においても分力によって、上部ケースの分割面が下部ケースの分割面を垂直に押さえるから、分割面の全領域にわたって強固にシールすることができる。
<請求項2の発明>
上下一方のケースの分割面の突条が、相手の分割面のシール溝に緊密に嵌って結合されることで、分割面間でより強固にシールを取ることができる。上部ケースを外す場合は、突条がシール溝から抜けるまで上部ケースを持ち上げた後、手前に引くことで外すことができる。冷却器室の上方に突条の高さ分程度の僅かなスペースがあれば、下部ケースを貯蔵庫本体の天面に残したままで上部ケースを外すことができる。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図12に基づいて説明する。この実施形態ではプレハブ式の冷蔵庫を例示している。
図1において、符号10は冷蔵庫本体であって、複数枚の断熱性のパネル11を組み付けることで箱形に形成され、内部が貯蔵室とされており、前面の中央部に断熱扉12を装備した出入口が設けられている。
冷蔵庫本体10の天面10Aには、冷却ユニット15が設置されている。この冷却ユニット15は、図2に示すように、ユニットベース16上における一側(正面から見た左側)に、冷凍装置20が設置されているとともに、他側(同右側)には断熱性の冷却器室30が設置され、冷却器室30内には、上記の冷凍装置20と冷媒配管26により循環接続された冷却器63と、冷却ファン66と、冷却器63等からの除霜水を受けるドレンパン60が収容されている。
ユニットベース16は金属板製であって、横長の長方形の平面形状をなす浅皿を伏せたような形状に形成されており、左右の側面板の下縁から取付板17が張り出し形成され、各取付板17が冷蔵庫本体10の天面10Aにねじで固定できるようになっている。ユニットベース16の手前側と奥側の端縁には、把手18が設けられている。
冷凍装置20は、圧縮機21、凝縮器ファン23付きの凝縮器22等を備えており、上記のようにユニットベース16上の左側における奥側寄りの位置に設置されている。冷凍装置20の手前側には、冷却運転の制御装置等が収納された電装箱25が設置されている。
続いて、冷却器室30並びにその設置構造を説明する。
冷却器室30は、発泡スチロール等の発泡樹脂製の断熱材によって形成されており、図3ないし図5に示すように、下部ケース31と、その上面に被着される上部ケース50とに二分割されている。
下部ケース31は基本的には、図6にも示すように、底壁32の周縁に周壁を巡らしてなる上面開口の方形の箱状に形成されている。詳細には、背壁33が全幅にわたって冷却器室30の全高よりも少し低い高さ寸法に形成されているのに対して、前壁34が、同全高の1/4程度の高さ寸法に留められている。なお前壁34の上面には、幅方向の中央部において逆台形の凹部34Aが形成されている。
左右の側壁35は、手前から冷却器室30の奥行の約6割に当たる部分が、前壁34の両端部と同じ高さで、残りの奥側の部分が、背壁33の高さに向けて次第に背が高くなるように形成されている。
下部ケース31における背壁33、左右の側壁35及び前壁34の各上面が、上部ケース50との間の分割面37となるのであって、この分割面37を側方から見た場合に、図9に示すように、奥側における背壁33の厚さに相当する部分が高い水平面37Aで、その前方における奥行の4割弱の部分が、前方に向けて急激な下り勾配となった傾斜面37Bで、さらにその前方の前壁34までの部分が背の低い水平面37Cとなる。
この下部ケース31の分割面37には、幅方向の中央部において、突条38が全周にわたって形成されている。
下部ケース31の外底面の中央部には、外形が一回り小さい嵌合突部40が段差状に形成されている。一方、上記したユニットベース16の右側の領域には、下部ケース31の嵌合突部40が嵌る窓孔(図示せず)が開口されている。
下部ケース31の内底面には、幅方向の中央部において、ドレンパン60を載せる受け面42が凹み形成されており、この受け面42は、手前の右隅の位置が最低位部となるように傾斜が付けられ、また、同位置から前壁34の上面にわたり、ドレンパン60に設けられたドレン管61が挿通される半割の挿通孔43Dが形成されている。
底壁32における受け面42の左側の領域では、その手前側の一部が仕切壁44で仕切られることによって、冷媒配管26やリード線が挿通される挿通空間45が形成され、左側壁35の手前の端部寄りの位置における上面に、3本の半割の挿通孔46Dが形成されている。
底壁32における受け面42の右側の奥行一杯の領域には、外底面に貫通した吸込口48が、奥行方向に3部屋に仕切られて形成されている。一方、受け面42の左側で、かつ仕切壁44の奥側の領域には、同じく外底面に貫通した吹出口49が、奥行方向に3部屋に仕切られて形成されている。
そして、底壁32の受け面42にドレンパン60が嵌められつつ、ドレン管61が挿通孔43Dに嵌められ、図2に示すように、ドレンパン60内における右側の領域に、冷却器63が浮いた状態で設置されるとともに、その左隣に冷却ファン66が設置されるようになっている。また、冷却器63の手前側の面には、同冷却器63の入力側に接続されたキャピラリチューブ64が配される。
なお後記するように、下部ケース31は、嵌合突部40を嵌合孔に嵌めつつユニットベース16上に載せられ、このユニットベース16が冷蔵庫本体10の天面10Aの所定位置に取り付けられるが、冷蔵庫本体10の天壁には、図示はしないが、上記した下部ケース31の吸込口48と吹出口49と、貯蔵室とを連通する通孔が開口されている。
一方の上部ケース50は、図7及び図8にも示すように、天壁51の前縁及び左右の側縁に周壁を巡らした蓋状に形成されている。詳細には、前壁52が、冷却器室30の全高の3/4程度の垂下長を以て形成され、かつその下面における幅方向の中央部には、上記した下部ケース31の凹部34Aに整合して嵌る逆台形をなす突部52Aが形成されている。
左右の側壁53は、手前から冷却器室30の奥行の約6割に当たる部分が、前壁52の両端部と同じ垂下長で、残りの奥側の部分が、天壁51の奥縁に向けて次第に垂下長が小さくなるように形成されている。
上部ケース50における天壁51の奥縁、左右の側壁53及び前壁52の各下面が、上記した下部ケース31との間の分割面55となるのであって、この分割面55を側方から見た場合に、下部ケース31の分割面37と同様に、奥側における所定寸法が高い水平面55Aで、その前方における奥行の4割弱の部分が、前方に向けて急激な下り勾配となった傾斜面55Bで、さらにその前方の前壁52までの部分が低い水平面55Cとなる。
この上部ケース50の分割面55には、幅方向の中央部において、下部ケース31の突条38が緊密に嵌るシール溝56が全周にわたって形成されている。
上部ケース50における前壁52の右端に寄った位置の下面には、下部ケース31の挿通孔43Dと整合してドレン管61を挿通するための半割の挿通孔43Uが形成されている。また、上部ケース50内における左手前側の隅部には、下部ケース31の仕切壁44と整合した仕切壁58が、天壁51から垂下して設けられ、下部ケース31側と併せて、上記した冷媒配管26や各種リード線が挿通される挿通空間45が形成されるようになっている。そして、左側壁53の手前の端部寄りの位置の下面には、下部ケース31の2本の挿通孔46Dと対向する位置に、2本の半割の挿通孔46Uが形成されている。
なお、上記した挿通空間45の底面は、図6に示すように、挿通された冷媒配管26やリード線から垂れた結露水を受けてドレンパン60に案内できるように、同ドレンパン60側に向けて下り勾配となった傾斜面として形成されている。また、後記するように、上部ケース50が下部ケース31の上面に正規に被せられた場合には、上部ケース50の天壁51が、下部ケース31内に設置された冷却器63や冷却ファン66の上面を押さえることができるようになっている。
上下のケース50,31は、締結バンド70によって締結されるようになっている。この締結バンド70は、図10に示すように左右一対が備えられ、それぞれ3本のアングル材71A〜71Cを門形に組み付けて形成されている。各アングル材71A〜71Cは、上下のケース50,31が組み付けられた冷却器室30に対して、その左右の各側面における上縁及び前後縁の3縁辺の角部に嵌められるようになっている。各締結バンド70における前後のアングル材71B,71Cの下端からは、それぞれ前方または後方に直角曲げされた取付板72が形成され、各取付板72は、ユニットベース16に対してねじ止め可能となっている。
続いて、本実施形態の作用を説明する。
冷却ユニット15を組み付ける際には、ユニットベース16上の左側の領域に、冷凍装置20、すなわち圧縮機21、凝縮器22、凝縮器ファン23等を取り付ける。併せて、冷却器室30を構成する下部ケース31が、外底面の嵌合突部40を嵌合孔に嵌めてユニットベース16の右側の領域に載せられる。次に、ドレン管61を挿通孔43Dに嵌めつつ、下部ケース31の底壁32の受け面42上にドレンパン60が載せられる。
さらに、ドレンパン60の上に、冷却器63、冷却ファン66等が載せられ、キャピラリチューブ64、並びに冷却器63から出力された冷媒配管26が挿通空間45から挿通孔46Dを通って、冷凍装置20側に引き出される。キャピラリチューブ64や冷媒配管26の出力管は、冷凍装置20側と循環接続される。併せて、冷却ファン66、吸込口48側に装備された庫内温度を検知するための庫内サーミスタ、冷却器63に装備された除霜ヒータ、冷却器63の温度を検知して除霜終了のタイミングを計るための除霜サーミスタ等のリード線が、同挿通空間45を通ったのち別の挿通孔46Dから引き出される。
下部ケース31への冷却器63等の組み付けが完了したら、下部ケース31の上面に上部ケース50が被せられる。具体的には、図3に示すように、下部ケース31のほぼ真上から、シール溝56を突条38に嵌めつつ、互いの分割面55,37を合わせるようにして被せると、図9に示すように、方形の箱状をなす冷却器室30が組み付けられる。併せて上下の挿通孔43U,43Dとが整合して挿通孔43が形成されるとともに、上下2本の挿通孔46U,46Dとが整合して2本の挿通孔46が形成され、挿通孔43からドレン管61が、また挿通孔46,46Dから、冷媒配管26等やリード線が突出した状態とされる。
続いて、左右一対の締結バンド70が、冷却器室30の左右の側面における上縁及び前後縁の3縁辺の角部にわたって嵌められ、前後の取付板72がユニットベース16上にねじで止められる。これにより、上部ケース50の分割面55が、下部ケース31の分割面37に対して強固に押し付けられることでシールが取られる。また、上部ケース50の天壁51が冷却器63や冷却ファン66の上面を押さえて、これらを冷却器室30内に強固に保持する。
最後に、電装箱25が設置されて所定の配線接続等がなされる。
このように冷却ユニット15が組み付けられたら、把手18を持って冷蔵庫本体10の天面10A上の所定位置に載せられ、取付板17をねじ止めすることで固定される。このとき、冷却器室30における下部ケース31の底壁32に設けられた吸込口48と吹出口49とが、通孔を介して貯蔵室内に連通した状態となる。
冷却運転は、冷凍装置20(圧縮機21、凝縮器ファン23)と、冷却ファン66とが駆動されることで行われ、庫内空気が吸込口48から冷却器室30内に吸い込まれて、冷却器63を通過する間に熱交換により冷気が生成され、その冷気が吹出口49から貯蔵室に吹き出されるといった循環供給が行われることで、貯蔵室内が冷却される。この間、庫内サーミスタによって庫内温度が検知され、その検知温度が予め定められた設定温度よりも高いか低いかによって、冷凍装置20と冷却ファン66のオンオフが制御され、これにより貯蔵室内がほぼ設定温度に維持される。
また、適宜の時間間隔を開けて除霜運転が行われる。例えば、冷却器63に装備された除霜ヒータに通電されて冷却器63が加熱されることで付着した霜が融かされ、除霜水はその下方に配されたドレンパン60上に滴下する。滴下した除霜水は、ドレン管61からそれに接続されたドレンホース(図示せず)を通って所定の排水場所に排水される。除霜サーミスタで検知された冷却器63の温度が所定以上に上昇したら、着氷が無くなったと見なされて除霜ヒータへの通電が停止され、すなわち除霜運転が停止されて冷却運転が再開される。
メンテナンス等において冷却器室30を開ける必要がある場合は、以下のようにする。まずねじを緩めて、左右の締結バンド70を外す。続いて、図12に示すように、シール溝56が突条38から抜けるまで上部ケース50を持ち上げる。そののち、上部ケース50を手前に引くことによって外すことができる。したがって設置場所の関係で、冷却器室30の上面が部屋の天井面Xと近い場合であっても、取付状態における冷却器室30の上部ケース50の上面と、天井面Xとの間の距離Lが、突条38の高さよりも大きければ、上部ケース50を外すことができる。
上部ケース50が外された場合、冷却器室30の上面に加えて、前面から左右の側面における奥側へ2/3近く入った領域までが大きく開放された状態とされる。そのため同状態において、冷却器63、冷却ファン66、キャピラリチューブ64等の修理や交換を行え、また冷却器63周辺の清掃も行うことができる。特に、左側面が大きく開いていることで、冷却ファン66を取り外すべくドライバによるねじの着脱作業や、冷却ファン66自体の出し入れも容易に行うことができる。
上部ケース50を再度組み付ける場合は、上部ケース50を下部ケース31の真上位置まで前方から入れたのち、シール溝56を突条38に嵌めつつ互いの分割面55,37を合わせるようにして被せる。そののち、左右一対の締結バンド70で、上下のケース50,31を締結すればよい。
以上説明したように本実施形態によれば、上下のケース50,31の分割面55,37が、奥側では手前側に向けて下り勾配となった傾斜面55B,37Bで、その手前側が水平面55C,37Cとして形成されているから、上部ケース50を外す場合は、突条38がシール溝56から抜けるまで上部ケース50を持ち上げた後、手前に引くことで外すことができる。そのため、冷却器室30の上方に十分なスペースが無い場合でも、最小限突条38の高さ分のスペースがあれば、冷却ユニット15ともども冷却器室30をいちいち床等に降ろすことなく冷却器室30内を開放でき、メンテナンスの作業等を短時間に能率良く行うことができる。
またメンテナンス等の作業が短時間で済むことに付随し、貯蔵室内の温度上昇を最小限に抑えることができ、ドライアイス等を別途準備することを不要にできる。また、冷却ユニット15を一旦床等に降ろすと、再度設置した場合に冷凍装置20等の機能に不具合が生じて調整等を余儀なくされる場合があるが、冷却ユニット15自体は降ろさないから上記のような不具合は生じず、よってサービスマン等の負担増を招くおそれもない。
上下のケース50,31における分割面55,37の間でシールを取るために、下部ケース31の分割面37に設けた突条38を、上部ケース50の分割面55のシール溝56に嵌め、かつ上下のケース50,31を締結バンド70で締め付けるようにしている。この締め付け伴い、水平面55A,37Aと55C,37Cでは、上部ケース50の分割面55が下部ケース31の分割面37を垂直に押さえ、傾斜面55B,37Bにおいても、図9に示すように、締結力Fの分力Faによって、上部ケース50の分割面55が下部ケース31の分割面37を垂直に押さえるから、上下の分割面55,37間は強固にシールされることになる。
<関連技術>
図13及び図14は、本発明の関連技術を示す。この関連技術では、締結バンド80の形状に変更が加えられている。
締結バンド80は、門形に形成されていることは上記実施形態と同様であるが、上縁81Aのみがアングル材で、前後両縁81B,81Cが平板によって形成されており、したがって前後両縁81B,81Cについては、弾性的な曲げ変形可能とされている。
上下のケース50,31を締結するに当たっては、左右一対の締結バンド80は、上縁81Aが、冷却器室30の左右の側面における上縁の角部に嵌められ、また前後両縁81B,81Cが前面または後面の端部に当てられて、その下端の取付板82がユニットベース16上にねじで止められる。
メンテナンス等により上部ケース50を外す場合には、両締結バンド80の前側の取付板82を止めたねじのみを外して、後側の取付板82はねじで止めたままとする。そして上部ケース50を外すには、図14に示すように、両締結バンド80の後縁81Cを弾性的に曲げ変形させつつ、上部ケース50を所定寸法持ち上げ、続いて手前に引くことで外すことができる。被着する場合も、同様に後縁81C側を弾性変形させつつ、前縁81Bの下に潜らせるようにして、上部ケース50を前方から押し込んだ後、下部ケース31に対して被せれば良い。
上記した実施形態では、上部ケース50を外すべく締結バンド70を着脱するのに、各締結バンド70の前後2箇所の計4箇所でねじの取付け取外し作業を要したが、この関連技術では、締結バンド80の後縁81Cを弾性変形させつつ上部ケース50の抜き差しができ、端的には、各締結バンド80の前側の計2箇所のみでねじの取付け取外し作業が済むことで、時間短縮が図られる。また、締結バンド80の前後両縁81B,81Cがアングル材から平板に変わったことで、締結バンド80自体が軽量となり、ひいては冷却ユニット15の軽量化が図られる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態とは逆に、突条が上部ケースの分割面に、シール溝が下部ケースの分割面に設けられていても良い。
)さらに分割面は、突条またはシール溝が形成されていない平面であっても良く、そのようなものも本発明の技術範囲に含まれる。
)結束バンドの形状は上記実施形態に例示したものに限らず、要は上下のケースを上下方向に締結できるようになっていればよい。また両分割面の間に相応のシール性が確保できれば、締結バンドは必ずしも装備しなくても良い。
)本発明は、冷却器室が冷凍装置とは別に取り付けられるもの、すなわちユニット化されていないものにも同様に適用可能である。
本発明の一実施形態に係る冷蔵庫の外観斜視図 冷却ユニットの正面側から見た分解斜視図 その斜め側方から見た分解斜視図 冷却器室の斜め前方から見た斜視図 その斜め後方から見た斜視図 下部ケースの斜視図 上部ケースの斜視図 その裏返した斜視図 冷却器室の側面図 結束バンドの斜視図 冷却ユニットの斜視図 上部ケースを外す動作を示す側面図 関連技術に係る冷却ユニットの分解斜視図 その上部ケースを外す動作を示す斜視図
符号の説明
10…冷蔵庫本体(貯蔵庫本体) 10A…(冷蔵庫本体10の)天面 15…冷却ユニット 16…ユニットベース 30…冷却器室 31…下部ケース 37…分割面 37A,37C…水平面 37B…傾斜面 38…突条 50…上部ケース 55…分割面 55A,55C…水平面 55B…傾斜面 56…シール溝

Claims (3)

  1. 貯蔵庫本体の天面には、冷却器を収容した断熱材からなる冷却器室が設置されたものにおいて、
    前記冷却器室が下部ケースとその上面に被着される上部ケースとに二分割され、かつ両ケースの分割面が、奥側に設けられた高い水平面と、この高い水平面から手前側に向けて下り勾配となった傾斜面と、この傾斜面の手前側に設けられた低い水平面と、を有し、
    前記下部ケースの奥行きの半分よりも広い範囲が前記低い水平面とされ、
    前記下部ケースの底壁には、前記低い水平面に近い高さ位置に受け面が形成され、
    前記受け面に、前記冷却器および冷却ファンが設置されていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記下部ケースと前記上部ケースの各分割面のいずれか一方には突条が、他方にはこの突条が緊密に嵌合されるシール溝が形成され
    さらに、前記下部ケースと前記上部ケースとは、締結バンドによって締結されることを特徴とする請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記低い水平面には、凹部が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却貯蔵庫。
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