JP2006308138A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Abstract


【課題】 凝縮器ファンを安定して取り付ける。
【解決手段】 蒸発皿100は合成樹脂製で、底面から凝縮器ファン93のモータケース95を受ける一対の取付脚120が、凝縮器ファン93の軸線を挟んで間隔を開けて対向して立てられる。取付脚120の受け面121には、モータケース95の外周面に突設した突片98が差し込まれる差込溝123が切られる。取付脚120には剛性の高い固定部材130が取り付けられ、上面板132がモータケース95を受け面121に押し付ける一方、内外の挟持板134,133の間に、取付脚120の外側壁122が挿入され、外挟持板133の挿通孔136に通したねじ135が、外側壁122の挿通溝126を通して内挟持板134のねじ孔137にねじ込まれて固定される。両外挟持板133が両取付脚120を挟むことで、取付脚120が開き変形することが防止される。
【選択図】 図16

Description

本発明は冷却貯蔵庫に関し、特に凝縮器ファンの取付構造の改良に関する。
冷蔵庫の一形式として、圧縮機、凝縮器ファン付きの凝縮器等からなる冷凍装置と、冷却器とその下方に配されたドレンパンとを収容した冷却器室と、ドレンパンからの除霜水を受けて蒸発させる蒸発皿とをベース上に並べて設置することでユニット化し、この冷却ユニットを冷蔵庫本体の天面に載置したものが知られている。
ここで、凝縮器ファンの取付部分の構造として、蒸発皿を合成樹脂製として、その底面から一対の取付脚を間隔を開けて立て、凝縮器ファンの例えばモータケースを両取付脚で受けて取り付けたものも知られている(例えば、特許文献1参照)。この取付構造は、蒸発皿を凝縮器ファンの下面に配したことでその容量を稼ぐことができ、また凝縮器ファン付近の風通しが良くなって貯留された排水の蒸発を促進できるという利点がある。
特開2004−251608公報
しかるに上記の取付構造では、蒸発皿からの熱気を受けたり、モータの発熱を受けた場合に、凝縮器ファンの重量により取付脚が開き変形し、安定して支持できないという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、凝縮器ファンを安定して取り付けるところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、貯蔵庫本体に付設された収容室内には、圧縮機、凝縮器ファン付きの凝縮器等からなる冷凍装置が設置されるとともに、除霜水等の庫内排水を溜めて蒸発させる蒸発皿が設けられた冷却貯蔵庫において、前記蒸発皿が合成樹脂製であって、この蒸発皿の底面から前記凝縮器ファンの被取付部を受ける一対の取付脚が間隔を開けて立てられるとともに、この取付脚には、前記凝縮器ファンの被取付部を上方から押さえ、かつ前記両取付脚を両側から挟持可能な金属製の固定部材が取り付けられている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記固定部材における前記両取付脚を挟持する部分が、各取付脚を挟む内外のフランジにより形成されており、外側のフランジ並びに前記取付脚に形成した挿通孔にねじを通して内側のフランジのねじ孔にねじ込むことにより固定されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記取付脚の受け面には、両取付脚が並んだ方向に沿った向きの差込溝が形成されているとともに、前記凝縮ファンの被取付部には、前記差込溝に差し込まれる差込片が突設されているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記両取付脚は、前記凝縮器ファンの軸線を挟んで対向した位置に設けられているところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記冷凍装置と前記蒸発皿とが、前記冷凍装置と循環接続された冷却器とその下方に配されたドレンパンとが収容された冷却器室とともにベース上に設置されてユニット化されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
固定部材が、凝縮器ファンの被取付部を両取付脚に向けて押さえることと併せ、両取付脚を両側から挟持して加熱された場合にも開き変形することを防ぐように機能し、もって被取付部ひいては凝縮器ファンを安定して取り付けることができる。
<請求項2の発明>
ねじを樹脂部品ではなくて、金属製の内側のフランジのねじ孔にねじ込むのであるから、ねじ込みと緩めるのを繰り返し行っても、ねじ孔のねじがへたることが少なく、強い締結力を得ることができる。
<請求項3の発明>
凝縮器ファンが、取付脚が並んだ方向と交差する方向に位置ずれすることが有効に阻止される。
<請求項4の発明>
取付脚が凝縮器ファンによる冷却用風の流れを妨げることがなく、凝縮器に効率良く冷却用風を当てることができ、凝縮効率ひいては冷却性能を向上させることができる。
<請求項5の発明>
冷凍装置と蒸発皿とが、冷却器室とともにベース上に設置されてユニット化されたものにも、適用可能である。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図24に基づいて説明する。この実施形態ではプレハブ式の冷蔵庫を例示している。
図1及び図2において、符号10は冷蔵庫本体であって、複数枚の断熱性のパネルを組み付けて前面開口の箱形に形成され、内部が貯蔵室11とされており、底面に配された脚12によって支持されているとともに、前面の出入口に左右一対の断熱扉13が観音開き式に装着されている。
冷蔵庫本体10の天面には、冷却ユニット15が設置されている。この冷却ユニット15は大まかには、図3及び図5に示すように、ユニットベース20上における一側に、冷凍装置90が設置されているとともに、他側には断熱性の冷却器室30が設置され、冷却器室30内には、上記の冷凍装置90と冷媒配管175により循環接続された冷却器32と、冷却ファン35と、冷却器32等からの除霜水を受けるドレンパン60が収容されている。また、冷凍装置90の下面側には、上記したドレンパン60からの排水を貯留して強制的に蒸発させる蒸発皿100が配設されており、これらの上方が外装ケース150で覆われた構造となっている。
以下、個々に説明する。
ユニットベース20は金属板製であって、図4に示すように、横長の長方形の平面形状をなす浅皿を伏せたような形状に形成されており、左右の側面板21Cの下縁から取付板22が張り出し形成され、各取付板22にはそれぞれねじの挿通孔22Aが形成されて、冷蔵庫本体10の天面にねじで固定できるようになっている。
ユニットベース20における背面から見た右側の半分強の領域が、冷凍装置90等の設置スペース23Aとなっているとともに、残りの左側の領域が、冷却器室30の設置スペース23Bとなっており、この設置スペース23Bの中央部には、方形状の嵌合孔24が開口されている。
また、嵌合孔24の背面から見た右隣には、図示4個の係止孔25が前後方向に間隔を開けて形成されている。
続いて、冷却器室30並びにその内部の構造を説明する。
冷却器室30は、発泡スチロール等の発泡樹脂製の断熱材によって形成されており、図5及び図6に示すように、基部40と、その上方に被着されるカバー50とに二分割されている。
基部40は、周壁並びに底が厚く、上面に開口した方形の箱状に形成されている。ただし、図7にも示すように、冷凍装置90と隣接する側の側面では、上部の約2/3の高さ範囲において、張出部41が緩やかな山形をなして張り出し形成されている。また、基部40の外底面には、上記したユニットベース20の嵌合孔24に緊密に嵌る嵌合突部42が形成されている。
一方のカバー50は、図8にも示すように、周壁並びに天井壁が厚く、下面に開口した方形の箱状に形成されており、冷凍装置90と隣接する側の側面が、その全高にわたって、上記の基部40と同様に緩やかな山形に張り出し形成されている。
基部40の開口面には、全周にわたって突条43が形成されているとともに、カバー50の開口面には、図23にも示すように、上記の突条43が嵌る凹溝51が形成されており、突条43が凹溝51に嵌って開口面同士が密着した状態で、基部40に対してカバー50が被着されるようになっている。
基部40の内底面は、前端部(図6の右側)と後端部とがそれぞれ全幅にわたって外底面に貫通して開口され、吸込口44と吹出口45とが形成されている。吸込口44と吹出口45との間には、ドレンパン60の受け面46が形成されている。
ドレンパン60は合成樹脂製であって、図9及び図10に示すように、全周に周壁を巡らせた全体としては平面方形をなす皿状に形成されている。ただし、底板61における冷凍装置90に隣接する側でかつ後側の角(図10の右下の角)には、三角形状の突出部61Aが側方に向けて突設されており、この底板61は、図23にも示すように、上記の突出部61Aの突出端が最下部となるように、周りから同位置に向けて下り勾配となるように傾斜して形成されている。この突出部61Aの突出端には、円筒形をなす排水管62が下向きに形成されている。排水管62には、下縁に開口した縦向きのスリット62Aが入れられている。
一方、受け面46は、図6に示すように、上記したドレンパン60の底部側が緊密に嵌るように凹み形成されており、ドレンパン60の底板61の形状に倣い、平面方形で、かつ冷凍装置90に隣接する側で後側の角(図7右下の角)に、三角形状の突出部46Aが突設された形状となっており、図23に示すように、上記のドレンパン60の底板61の傾斜に倣い、突出部46Aの突出端が最下部となるように、周りから同位置に向けて下り勾配となるような傾斜面に形成されている。受け面46の突出部46Aにおける突出端側は、基部40における張出部41の頂上位置に形成されており、突出部46Aの突出端には、ドレンパン60の排水管62が挿通される挿通孔47が下向きに形成されて、張出部41の底壁41Aを貫通してその下面に開口している。
ドレンパン60の前後の周壁には、その上端位置からガード63が一体的に突設されている。両ガード63は、横長の枠64内に、前後方向を向いた複数の仕切り65を所定間隔を開けて形成した形状であって、ドレンパン60が上記した受け面46に載せられた際に、図2に示すように、基部40に設けられた吸込口44と吹出口45との上部位置にそれぞれ突出するようになっている。なお、両ガード63の付け根側の枠64の上面は、ドレンパン60側に向けて下り勾配となった傾斜面66となっている。また、吸込口44側に配されるガード63の上面には、庫内サーミスタ67(図22参照)を保持する保持部68が形成されている。
上記したドレンパン60の底板61上には、その前側のほぼ2/3の領域に冷却器32が、後側の残りの領域に冷却ファン35がそれぞれ設置されるようになっている。冷却器32の設置スペース側には、冷却器32の下面の四つ角を嵌めて支持する4個の支持台70が形成されている。各支持台70は、斜辺を内側に向けた直角三角形断面であって、高さをそれぞれ異ならせることにより、上面の載置面71が同一水平面上に位置するようになっており、各載置面71の直交した縁辺からは、L字形の側壁72が立てられている。また、前後の支持台70の中間位置には、冷却器32の底面における前後方向の中間位置を受ける支持板74が左右方向に延びて形成され、この支持板74の上端も、各支持台70の載置面71と同一水平面上に来るようになっている。この支持板74は、循環冷気が、冷却器32の下方のスペースを通らないようにし、確実に冷却器32を通過させるように機能する。
上記したカバー50は、基部40に対して正規に被着された場合に、その天井面が冷却器32の上面を押圧可能となっている。また同天井面からは、図8及び図23に示すように、左右一対のガイド壁52A,52Bが、後記する冷却ファン35の後面板36の横幅寸法に匹敵する所定間隔を開けて垂設されており、図22に示すように、両ガイド壁52A,52Bの前面が、冷却器32の後面における左右の側縁に当てられている。なお、両ガイド壁52A,52Bの下面は、図23に示すように、ドレンパン60の上面の位置まで達しており、特に右側のガイド壁52Aの下面は、排水管62の設けられた突出部61Aの上面を塞いでいる。
冷却ファン35はファンモータからなり、図6,図11に示すように、後面板36の前面の中心にモータで回転駆動されるファン37が設けられ、その回りがシュラウド38で覆われているとともに、後面板36の前面の四隅から脚39が立てられた形状である。前面板が除去されていることで、簡易な構造となっている。
一方、ドレンパン60における冷却ファン35の設置スペースには、冷却ファン35の下部を上方から差し込んで支持する差込部80が形成されている。詳細には、図9及び図10に示すように、ドレンパン60の後壁から挟持板81が立ち上がって形成され、幅方向の中央部の上縁側に、一定深さの切り欠き82が形成されている。この挟持板81の内側には、支持台83が底板61から立ち上がって形成され、その上面には、所定幅の受け面84が上記した切り欠き82の底縁と面一に形成されているとともに、その受け面84の左右両端部には、前方に延出した延出部が形成され、延出端側が一段上がった段差面85となっている。この段差面85の周縁には、挟持板81側に開口するようにして周壁86が立ち上がり形成され、差込溝87が形成されている。
したがって冷却ファン35は、その後面板36の下縁が受け面84に載せられると、下側の2本の脚39が差込溝87にほぼ緊密に嵌って段差面85で受けられ、併せて冷却ファン35の後面板36における下側の脚39を突設した部分が、挟持板81と差込溝87の前面との間で挟持されることによって、前後左右にずれ止めされて支持されるようになっている。結果、冷却ファン35は、ドレンパン60の内側の領域に支持されることにもなる。
またカバー50側では、上記した両ガイド壁52A,52Bの対向面における付け根の前側の隅部に肉盛部54が形成されているとともに、ガイド壁52A,52Bの後方における左右の壁面では、図8に示すように、上端に向けて次第に内方に傾斜した傾斜壁55が形成されており、この傾斜壁55の側面と、上記した肉盛部54との間に、冷却ファン35の後面板36における上側の左右両角が嵌まる嵌合溝56が形成されている。詳細には、傾斜壁55の側面と肉盛部54の対向面との間に、後面板36の後面と脚39の先端とが挟まれるようになっている。
なお、基部40における張出部41の周壁には、その頂上よりも少し手前の位置に、冷媒配管175を上方から嵌めて逃がす逃がし溝48が切り込み形成されているとともに、カバー50の対向する周壁側からは、逃がし溝48に進入して閉じる閉鎖板58が突設されている。
次に、冷凍装置90等の設置構造を説明する。大まかには、図19及び図20に示すように、ユニットベース20上の右側の設置スペース23Aでは、冷却器室30と隣接する側において蒸発皿100が設置される。蒸発皿100は、詳しくは後記するが、前側(図19の上側)が幅広で右側に張り出し、後側が幅狭に形成されている。そして、ユニットベース20の設置スペース23Aにおける後側で蒸発皿100から外れた位置には、圧縮機99が設置されるようになっている。一方、蒸発皿100の前側の幅広部101Aには、凝縮器91と凝縮器ファン93とが前後に並んで取り付けられている。さらに、凝縮器91と凝縮器ファン93の隣のスペースには、電装箱180が取り付けられるようになっている(図22参照)。
蒸発皿100は合成樹脂製であって、図13ないし図15に示すように、周縁に周壁を巡らせた上面開放の皿状であり、背面から見た左側面の下縁には、上記したユニットベース20の係止孔25に係止する4個の係止爪102が対応して形成されている。また、前側の幅広部101Aにおける右側面の前端と、幅狭部101Bの同右側面の後端寄りの位置には、ユニットベース20に対してねじ止めされる取付板103が突設されている。幅広部101Aの外底面には、左右方向を向いた複数の収容溝104が間隔を開けて形成され、ホットガスを流通させるためのホットガス管105(図16参照)が嵌められてジグザグ状に配管されている。また、幅狭部101Bにおける右側縁の後部位置から後縁にわたって平面L型の上げ底部106が形成され、その隅の部分から後方に向けてオーバフロー溝107が突設されている。
凝縮器91の取付構造としては、蒸発皿100の前面壁109Aが、幅広で下面開放の中空状に形成され、その前面壁109Aの上面に、左右一対の差込溝110が形成されているとともに、その手前側の位置には、左右一対の支持柱111が底面から立てられ、その上端部に弾性係止爪112が形成されている。一方凝縮器91側では、図16に示すように、左右のエンドプレート92の下端部が内側に曲げられており、両屈曲板92Aの前端部が差込溝110に手前側から差し込まれるとともに、両屈曲板92Aの後端部が支持柱111に載せられて、弾性係止爪112で係止されることにより取り付けられるようになっている。
続いて、凝縮器ファン93の取付構造を説明する。凝縮器ファン93はファンモータからなり、モータを収容したモータケース95の前端側に、モータの回転軸と駆動連結されたファン96が回転可能に装着された構造である。なお、このファン96は実際には、筒部の回りに複数枚の羽根を等角度間隔で設けた構造であるが、図面では、概略的に環形状に形成されている。モータケース95の外周面には、前端寄りの位置にフランジ97が形成され、このフランジ97の外周縁には、3枚の突片98が等角度間隔を開けて突設されている。
一方、蒸発皿100の幅広部101Aにおける凝縮器91の取付位置の後方位置には、左右一対の取付脚120が、所定間隔を開けて対向するようにして底面から立ち上がり形成されている。この取付脚120は、扁平な中空の角柱状に形成され、上記したモータケース95の長さに匹敵する横幅寸法を有し、その上端は、設置された凝縮器91のほぼ中央高さ位置に達している。両取付脚120の上面には、モータケース95を受ける受け面121が形成されており、この受け面121は、図15に示すように、モータケース95の外周面に整合するように、円形の一部をなす曲面状に形成されている。また、各取付脚120の前側に寄った位置には、モータケース95のフランジ97の突片98が差し込まれる差込溝123が、厚さ方向に沿って上縁から所定深さ切り込み形成されている。
また、モータケース95を取付脚120に固定するための固定部材130が備えられている。この固定部材130は、亜鉛鋼板等の金属板をプレス加工して形成され、モータケース95におけるフランジ97から後方の部分に被せられるようになっている。固定部材130はより詳細には、図16に示すように、モータケース95の後面に当てられる逆T字形をなす後面板131の上縁から、同モータケース95の上面に当てられるT字形をなす上面板132が、前方に直角曲げされている。後面板131の下端部の左右両端からは、取付脚120における外側の側壁122(以下、外側壁122という)の外面に当てられる外挟持板133が、それぞれ前方に直角曲げして形成されているとともに、上面板132の前端部の左右両端からは、上記の外側壁122の内面に沿って入れられる内挟持板134が、下向きに直角曲げして形成されている。したがって、内挟持板134の下端部と、外挟持板133とが、外側壁122の中央高さより少し上の部分を内外から挟んで対向するようになっている。
なお、取付脚120の外側壁122の外面には、固定部材130の外挟持板133の下縁を当てて受ける縦向きのリブ125が形成されている。そして、固定部材130の一方(背面から見た右側)の外挟持板133には、図18に示すように、ねじ135の挿通孔136が開口されているとともに、対向した内挟持板134の対応位置には、上記のねじ135がねじ込まれるねじ孔137が切られている。また、外側壁122におけるリブ125の形成位置の上方には、ねじ135の挿通溝126が形成されている。
蒸発皿100の前後両面には把手部140A,140Bが形成されている。後側の把手部140Bは、図13に示すように、後面壁109Bにおける背面から見たオーバフロー溝107よりも左側の領域において、上げ底部106の外底面と面一となる位置から下側が切除されることによって、下面が開口した方形の孔として形成されている。後面壁109Bは、若干厚肉に形成されていて、上面から左右の側面にわたって、所定深さの差込溝141が形成されている。左右の差込溝141における一方の面(後方を向いた面)には、圧潰可能な突部142が形成されている。
また、後面壁109Bにおける左右両端部の下縁では、外表面側の所定厚さ部分が下方に延出されて位置決め片144が形成されており、後記するように、ユニットベース20の後面板21Bに係止可能となっている。
一方、前側では、図15及び図24に示すように、前面壁109Aにおける前面板145が、幅方向の中央部において、上記した後側と同じように切除されることで、下面が開口した方形の孔が形成され、これにより把手部140Aが形成されている。前側の把手部140Aでは、その表面側における上縁から左右の側縁にわたって、門形の枠板146が間隔を開けて形成されることにより、後側と同様に、上面から左右の側面にわたって、所定深さの差込溝141が形成されているとともに、左右の差込溝141における一方の面(前方を向いた面)には、圧潰可能な突部(図示せず)が形成されている。
また、枠板146の左右の垂下端からは、位置決め片147が下方に延出形成され、ユニットベース20の前面板21Aに係止可能となっている。
外装ケース150は金属板製であって、全体としては、ユニットベース20の上方を覆ってその外周にすっぽりと嵌る下面開放の箱形に形成され、図3に示すように、第1ケース151と第2ケース152とから構成されている。
第1ケース151は、後面板153と、その上縁から連設された上面板154とを備えており、後面板153の左右両側縁と、上面板154の前縁並びに左右両側縁とには、内向きに直角曲げされたフランジ155が形成されている。後面板153には、背面から見た右側の領域に、排熱の排気口156が形成されている。また、後面板153の下縁における幅方向の中央部には、窓孔157が下縁に開口して切り欠き形成され、その窓孔157の上縁並びに左右両側縁が、上記した後側の把手部140Bにおける表面側の上縁から左右の側縁にわたって設けられた差込溝141に、上方から差し込み可能となっている。なお、窓孔157の上縁の右端には、オーバフロー溝107の付け根部分を嵌めて逃がす逃がし溝157Aが切り欠き形成されている。
第2ケース152は、前面板160と、その左右の側縁から連設された左右の側面板161とからなり、上記第1ケース151の上方から嵌められるようになっており、前面板160の上縁と、左右の側面板161の上縁並びに後縁とには、それぞれ内向きに直角曲げされたフランジ162,163が形成されている。なお、左側の側面板161の後縁のフランジ163は、ほぼ上半分のみに形成されている。
前面板160における背面から見て少し右側に寄った位置、すなわち設置された凝縮器91の直前の位置には、外気を吸引する吸気口165が形成されている。また、この吸気口165の下側には、窓孔166が下縁に開口して切り欠き形成され、その窓孔166の上縁並びに左右両側縁が、上記した前側の把手部140Aにおける表面側の上縁から左右の側縁にわたって設けられた差込溝141に、上方から差し込み可能となっている。
第1ケース151と第2ケース152との締結用として、図3に示すように、第2ケース152の後面側の両フランジ163の上下両端部にねじ170の挿通孔167が設けられる一方、第1ケース151の後面板153における左右の側縁部の対応位置に、同ねじ170が螺合されるねじ孔158、または挿通孔159が形成されている。
外装ケース150とユニットベース20との締結用として、第1ケース151の後面側における左側縁下端にねじ170の挿通孔159が形成されるとともに、ユニットベース20の後面板21Bの左右両端部にねじ孔27が切られている。また、第2ケース152の前面板160における下縁部の左右両端と、左側の側面板161の下縁部の前後両端部と、右側の側面板161の前端部とには、それぞれねじ170の挿通孔168が開口されているとともに、ユニットベース20の前面板21Aと左右の側面板21Cとの対応位置に、ねじ孔27が切られている。
続いて、冷却ユニット15の組み付けの手順の一例を説明する。
初めに図12に示すように、ユニットベース20に対して蒸発皿100が取り付けられる。蒸発皿100は、幅広部101Aの外底面に設けられた収容溝104に予めホットガス管105がジグザグ状に配管される。この状態から、左側面の係止爪102が、ユニットベース20の係止孔25に差し込まれるとともに(図23参照)、前後の周壁109A,109Bの下縁から突設された位置決め片147,144で、前面板21Aと後面板21Bを挟みつつユニットベース20上に載せられ、取付板103がユニットベース20のねじ孔26に位置合わせされる。そして、取付板103をねじ26Aで止めることにより、蒸発皿100がユニットベース20上の定位置に固定される。
次に、蒸発皿100の幅狭部101Bの側方のスペースに、圧縮機99が取り付けられる。また、蒸発皿100の前端部に、既述した要領で凝縮器91が取り付けられる。簡単に繰り返すと、左右のエンドプレート92の屈曲板92Aの前縁側が差込溝110に手前側から差し込まれるとともに、両屈曲板92Aの後端部が支持柱111に載せられて、弾性係止爪112により弾性的に係止されて取り付けられる。それとともに、冷媒配管175の一部が配管される。
続いて、冷却器室30の基部40が取り付けられる。基部40には、その受け面46にドレンパン60が予め嵌め込まれる。それに伴い、ドレンパン60の排水管62が、基部40の受け面46の突出部46Aに形成された挿通孔47に上方から嵌入され、張出部41の底壁41Aの下面に突出する(図23参照)。また前後のガード63は、吸込口44と吹出口45との上部位置にそれぞれ突出する。
この状態から基部40は、張出部41を背面から見た右側に向けた姿勢とされ、その外底面に形成された嵌合突部42が、ユニットベース20に形成された嵌合孔24に緊密に嵌められて、所定位置に載せられる。
このとき、図19及び図23に示すように、基部40の張出部41の底壁41Aが、蒸発皿100における左側の側縁部の上に被った状態となり、併せて挿通孔47並びに排水管62は蒸発皿100の左側壁109Cの内側に入り、排水管62の下端が底面の直ぐ上の位置まで達するようになっている。
次に、ドレンパン60の底板61における前側のスペースに冷却器32が設置される。冷却器32は、その下面の四つ角が支持台70の上端に嵌められて支持される。
この状態から、圧縮機99、凝縮器91、ドライヤ172、キャピラリチューブ173及び冷却器32が冷媒配管175によって循環接続され、冷凍回路が構成される。なお、ホットガス管105も冷凍回路に組み込まれる。また、冷媒配管175のうち冷却器32に対して出し入れされる冷媒配管175は、揃って断熱チューブ176内に挿通され、その断熱チューブ176が、基部40の張出部41に形成された逃がし溝48に嵌められる。
続いて、冷却ファン35が設置される。それには、図6に示すように、冷却ファン35は、冷却器32の後方において、その後面板36を、ドレンパン60の後縁に設けられた挟持板81の内側に沿うようにして上方から差し込まれ、後面板36の下縁が受け面84に載せられると、図2及び図11に示すように、下側の2本の脚39が差込溝87にほぼ緊密に嵌って段差面85で受けられる。すなわち、冷却ファン35の後面板36における下側の脚39を突設した部分が、挟持板81と差込溝87の前面との間で挟持されることによって、前後左右にずれ止めされて支持される。その結果、冷却ファン35は、図19に示すように、その全体がドレンパン60の後縁よりも内側に入った状態とされる。
次に、基部40の上方にカバー50が被せられる。カバー50は、左右のガイド壁52A,52Bの前面を冷却器32の後面に沿わせ、かつ両ガイド壁52A,52Bの間に冷却ファン35の後面板36の左右両側面を挟むようにして被せられ、終盤では基部40の突条43がカバー50の凹溝51に嵌り、周壁の対向面同士が突き当たったところでカバー50の押し込みが停止される。このようにカバー50が正規位置まで被せられると、図2に示すように、カバー50の天井面で冷却器32の上面が押し付けられるとともに、冷却ファン35の後面板36における脚39を含んだ上側の左右両角部が嵌合溝56に嵌められ、前後左右に移動規制された状態で天井面から押し付けられる。また、断熱チューブ176を挿通した逃がし溝48に閉鎖板58が進入し、上部側が閉鎖される。
このようにカバー50が被着されたら、基部40とカバー50との合わせ目にテープ(図示せず)が貼られてシールされる。
続いて、凝縮器ファン93が取り付けられる。それには、図16に示すように、フランジ97に設けた突片98の1枚が真上を向いた姿勢にし、斜め下を向いた左右の突片98を差込溝123に上方から差し込みつつ、モータケース95を両取付脚120の受け面121にわたって載せる。そののち、固定部材130が、後面板131をモータケース95の後面に沿わせ、また内外の挟持板134,133の間に取付脚120の外側壁122を挟むようにして上方から差し込まれ、上面板132がモータケース95の上面に当たったところで、差し込みが停止される。
この状態から、一方(図18の右側)の外挟持板133の挿通孔136に外側からねじ135を通すと、ねじ135は外側壁122の挿通溝126を通して内挟持板134のねじ孔137に螺合されるから、引き続いてねじ込む。
これにより、モータケース95すなわち凝縮器ファン93が、取付脚120に対して上方への外れ止めがなされて取り付けられる。また、特に両取付脚120の外側壁122が、金属製の固定部材130における両側の外挟持板133で挟み付けられた状態にあるから、両取付脚120の開き止めがなされる。さらに外挟持板133は、合成樹脂製の取付脚120に直接にねじ止めするのではなく、取付脚120の挿通溝126を貫通してその内側に配された金属製の内挟持板134のねじ孔137にねじ込むようにしたから、メンテナンス等においてねじの締め付けと緩めることを繰り返し行っても、ねじ山がへたるおそれが少なく、長期にわたって強い締結力を得ることができる。さらに、モータケース95の外周面から突設された突片98を、差込溝123に差し込んだことで、モータケース95すなわち凝縮器ファン93の軸線方向へのがたつきが防止できる。
そののち、図22に示すように、凝縮器91の上面から、凝縮器ファン93の上面並びに側面を覆うようにして、風向板を兼ねた凝縮器カバー178が装着される。
また、ユニットベース20上における凝縮器91と凝縮器ファン93の設置位置の側方に、電装箱180が取り付けられる。
このように、ユニットベース20に対して冷凍装置90や冷却器室30を組み付ける工程において、ユニットベース20を持って作業場所を移動する場合がある。その場合、ユニットベース20には蒸発皿100が最初に取り付けられ、この蒸発皿100の前後両面には把手部140A,140Bが形成されているから、その把手部140A,140Bに手を入れることでユニットベース20を持って簡単に移動させることができる。
最後に、外装ケース150が装着される。図3の状態から、まず第1ケース151が被せられる。そのとき後面板153の下縁に開口された窓孔157の孔縁が、逃がし溝157Aにオーバフロー溝107の付け根を嵌めて逃がしつつ、また突部142を潰しつつ後側の把手部140Bの回りの差込溝141に上方から圧入される。
次に、第2ケース152が被せられ、後縁の左右のフランジ163が、後面板153の左右の側縁の外側に重なり、また上面のフランジ162が、上面板154の前縁から左右の側縁にわたって重なって載る。そのとき同じように、前面板160の下縁に開口された窓孔166の孔縁が、突部を潰しつつ前側の把手部140Aの回りの差込溝141に上方から圧入される。
このように第1ケース151と第2ケース152とが被せられたら、後面側では、左側のフランジ163の2個の挿通孔167にそれぞれねじ170を通して、後面板153の左側縁における上側の2個のねじ孔158にねじ込むとともに、一番下の挿通孔159に通したねじ170は、ユニットベース20の後面板21Bの左端部のねじ孔27にねじ込まれる。また右側のフランジ163では、上側の挿通孔167に通したねじ170が、後面板36の右側縁における上側のねじ孔158にねじ込まれる一方、下側の挿通孔167に通したねじ170は、後面板153の挿通孔159をさらに通って、ユニットベース20の後面板21Bの右端部のねじ孔27にねじ込まれ、すなわち共締めされる。
それに加え、左右の側面板161と、前面板160の下縁部の挿通孔168にそれぞれねじ170が通され、ユニットベース20の両側面板21C及び前面板21Aの対応位置に形成されたねじ孔27にねじ込まれる。
以上により、第1ケース151と第2ケース152同士と、ユニットベース20との締結が完了し、すなわち冷却ユニット15の組み付けが完了する。この状態では、前面板160の吸気口165が凝縮器91の直前に位置し、また後面板153の排気口156が、圧縮機99から蒸発皿100の幅狭部101Bにわたる領域の後方に位置するところとなる。また、側面板161の窓孔182には、電装箱180の操作部が臨んだ状態となる。
さらに、前面板160と後面板153のそれぞれの下縁における幅方向の中央部には、それぞれ把手部140A,140Bが設けられた状態となる。
上記した冷却ユニット15は、冷蔵庫本体10の天面に設置される。例えば冷却ユニット15は、両把手部140A,140Bに手を掛けて持ち上げられ、図2に示すように、冷却器室30の下面開口が、冷蔵庫本体10の天井壁10Aに形成された開口部14と対応する位置に合わされて設置される。冷却ユニット15を持ち上げた際に、把手部140A,140Bに作用する負荷は、ユニットベース20に固定された外装ケース150の窓孔166,157の孔縁で受けられるから、この把手部140A,140Bを設けた蒸発皿100の締結部分等に過大な負荷が作用することが避けられる。所定位置に設置された冷却ユニット15は、ユニットベース20の左右両取付板22を天面にねじ止めすることにより固定される。
冷却運転は、冷凍装置90(圧縮機99、凝縮器ファン93)と、冷却ファン35とが駆動されることで行われ、図2に示すように、庫内空気が吸込口44から冷却器室30内に吸い込まれて、冷却器32を通過する間に熱交換により冷気が生成され、その冷気が吹出口45から貯蔵室11に吹き出されるといった循環供給が行われることで、貯蔵室11内が冷却される。この間、吸込口44側のガード63に装備された庫内サーミスタ67によって庫内温度が検知され、その検知温度が予め定められた設定温度よりも高いか低いかによって、冷凍装置90と冷却ファン35のオンオフが制御され、これにより貯蔵室11内がほぼ設定温度に維持される。
なお冷却運転中には、上記のように凝縮器ファン93が駆動されることに伴い、外装ケース150の前面板160の吸気口165から冷却用風としての外気が吸引され、凝縮器91を冷却することで冷媒を凝縮し、冷却に供された後の排熱は、後面板153の排気口156から排出されるようになっている。
ここで凝縮器ファン93は、その軸線を挟んで間隔を開けて対向した一対の取付脚120により支持されているため、いわゆる風通しを良くして効率良く冷却でき、凝縮能力が高められる。
また、互いに間隔を開けた取付脚120でモータケース95が支持された構造であると、取付脚120がモータの発熱や周囲温度によって加熱された状態で、凝縮器ファン93の重量が加わるために、取付脚120が開き変形するおそれがあるが、この実施形態では、剛性の高い固定部材130における両外挟持板133によって両取付脚120が挟まれているから、取付脚120が開き変形することが防止される。
また、適宜の時間間隔を開けて除霜運転が行われる。ここでは、冷凍回路に設けられた切換弁の操作等により、圧縮機99から吐出されたホットガスがホットガス管105を通って冷却器32に循環供給され、冷却器32が加熱されることで付着した霜が融かされ、除霜水はその下方に配されたドレンパン60上に滴下する。滴下した除霜水は、底板61の傾斜に倣って最下部である突出部61Aに向けてスムーズに流下し、同突出部61Aに設けられた排水管62を通って、冷却器室30に隣接して設けられた蒸発皿100内に排水される。
なお、冷却ファン35の例えば後面板36やシュラウド38等にも着霜する可能性があり、除霜運転時に併せて霜が融かされるが、冷却ファン35全体がドレンパン60の内側に入った状態で設けられているから、冷却ファン35からの除霜水もすべてドレンパン60で受けられ、同様に排水管62から蒸発皿100に排水される。
さらに、除霜運転時に生成された除霜水が、冷却器室30内に設けられた配線を伝う等によりドレンパン60の外側に滴下し、ドレンパン60と基部40の受け面46との間に浸入するおそれがある。しかしながら、仮にこのような浸水があったとしても、同浸水は、受け面46の傾斜に倣って、最下部である突出部46Aに向けて滞ることなく流下し、同突出部46Aに設けられた挿通孔47を通って、同じく蒸発皿100内に滴下される。
このように、蒸発皿100には逐次除霜水が貯留されるが、その一方で蒸発皿100の外底面にはホットガス管105が配管されているから、ホットガスの熱で貯留された除霜水が加熱されて強制蒸発される。この間、凝縮器ファン93を駆動させると、外気が蒸発皿100の上面を通過することから、さらに蒸発が促されるとともに、蒸発皿100から立ち上った蒸気は、外気の流れを受けて後面板153の排気口156から排出されるところとなる。
また、メンテナンス等において、冷却ユニット15を降ろす場合は、ユニットベース20の取付板22を固定していたねじを外せば、両把手部140A,140Bに手を掛けつつ冷却ユニット15を降ろすことができる。
なお、外装ケース150のみを外し、ユニットベース20上に冷却器室30や冷凍装置90が剥き出しで載置されたものを、冷蔵庫本体10の天面上に残してメンテナンス等を行う場合もあり、そのときやはり、残したものも降ろす必要が生じることもある。そのとき、蒸発皿100に把手部140A,140Bが設けられているのであるから、ユニットベース20の取付板22を固定したねじを外せば、いちいち外装ケース150を嵌めなおさなくても、両把手部140A,140Bに手を掛けつつ、ユニットベース20上に冷却器室30や冷凍装置90が剥き出しで載置されたものを降ろすことができる。
以上説明したように本実施形態によれば、凝縮器ファン93を凝縮器91の後面側に配する部分の構造において、凝縮器ファン93は、その軸線を挟んで間隔を開けて対向した一対の取付脚120にモータケース95を支持させるようにしたから、いわゆる風通しを良くして効率良く冷却でき、凝縮能力を高めることができる。
ここで、取付脚120には剛性の高い固定部材130が取り付けられ、上面板132がモータケース95を受け面121に押し付ける一方で、両外挟持板133が両取付脚120を挟むことによって、取付脚120が開き変形することが防止される。もってモータケース95すなわち凝縮器ファン93が安定して取り付けられる。
また、固定部材130を取付脚120にねじ止めする部分の構造において、固定部材130の内外の挟持板134,133の間に、取付脚120の外側壁122が挿入され、外挟持板133の挿通孔136に通したねじ135が、外側壁122の挿通溝126を通して内挟持板134のねじ孔137にねじ込まれるようになっている。
すなわちねじ135を、樹脂部品ではなくて金属製の内挟持板134に形成されたねじ孔137にねじ込むのであるから、ねじ込みと緩めるのを繰り返し行っても、ねじ孔137のねじがへたることが少なく、長期間にわたって強い締結力を得ることができる。
さらに、モータケース95の外周面に突片98を形成して、これを取付脚120の厚さ方向に沿って切った差込溝123に差し込むようにしたから、凝縮器ファン93が、取付脚120が並んだ方向と交差する方向に位置ずれすることが有効に阻止される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、固定部材を取付脚にねじ止めする場合、一方の側のみでねじ止めしたが、冷却ユニットの組み付けの手順の関係で、両取付脚の外側にねじ止め操作用のスペースが開いていれば、両側でねじ止めをする構造としてもよい。
(2)本発明は、冷凍装置と蒸発皿とが、冷却器室とは別に取り付けられるもの、すなわちユニット化されていないものにも同様に適用可能である。
(3)設置場所についても冷蔵庫本体の天面に限らず、例えば横型冷蔵庫のように本体の側方に機械室が設けられ、その機械室の底面に冷凍装置と蒸発皿が配設されるものにも同様に適用することができる。
(4)また、一対の取付脚は、凝縮器ファンの軸線方向に間隔を開けて設けられていてもよく、そのようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の一実施形態に係る冷蔵庫の正面図 冷却器室の縦断面図 冷却ユニットの分解斜視図 ユニットベースの斜視図 冷却器室の分解斜視図 同分解断面図 冷却器室の基部の平面図 カバーの下面側から見た斜視図 ドレンパンの斜視図 同平面図 ドレンパンに冷却器と冷却ファンを支持した状態の斜視図 ユニットベースに蒸発皿を取り付けた状態の斜視図 蒸発皿の斜視図 同平面図 同正面図 凝縮器ファンの取付構造を示す分解斜視図 蒸発皿に凝縮器と凝縮器ファンとが取り付けられた状態の斜視図 取付脚に固定部材が装着された部分の拡大平断面図 冷却器室のカバーが被着される前の冷却ユニットの平面図 外装ケースが装着される前の冷却ユニットの外観斜視図 冷却ユニットの外観斜視図 同一部切欠平面図 同縦断面図 同一部切欠側面図
符号の説明
10…冷蔵庫本体(貯蔵庫本体) 15…冷却ユニット(収容室) 20…ユニットベース(ベース) 30…冷却器室 32…冷却器 60…ドレンパン 90…冷凍装置 91…凝縮器 93…凝縮器ファン 95…モータケース(被取付部) 98…突片(差込片) 99…圧縮機 100…蒸発皿 120…取付脚 121…受け面 122…外側壁 123…差込溝 126…挿通溝 130…固定部材 132…上面板 133…外挟持板(フランジ) 134…内挟持板(フランジ) 135…ねじ 136…挿通孔 137…ねじ孔

Claims (5)

  1. 貯蔵庫本体に付設された収容室内には、圧縮機、凝縮器ファン付きの凝縮器等からなる冷凍装置が設置されるとともに、除霜水等の庫内排水を溜めて蒸発させる蒸発皿が設けられた冷却貯蔵庫において、
    前記蒸発皿が合成樹脂製であって、この蒸発皿の底面から前記凝縮器ファンの被取付部を受ける一対の取付脚が間隔を開けて立てられるとともに、この取付脚には、前記凝縮器ファンの被取付部を上方から押さえ、かつ前記両取付脚を両側から挟持可能な金属製の固定部材が取り付けられていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記固定部材における前記両取付脚を挟持する部分が、各取付脚を挟む内外のフランジにより形成されており、外側のフランジ並びに前記取付脚に形成した挿通孔にねじを通して内側のフランジのねじ孔にねじ込むことにより固定されていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記取付脚の受け面には、両取付脚が並んだ方向に沿った向きの差込溝が形成されているとともに、前記凝縮ファンの被取付部には、前記差込溝に差し込まれる差込片が突設されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷却貯蔵庫。
  4. 前記両取付脚は、前記凝縮器ファンの軸線を挟んで対向した位置に設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の冷却貯蔵庫。
  5. 前記冷凍装置と前記蒸発皿とが、前記冷凍装置と循環接続された冷却器とその下方に配されたドレンパンとが収容された冷却器室とともにベース上に設置されてユニット化されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の冷却貯蔵庫。
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