JP4177153B2 - 冷凍ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷蔵庫や冷凍庫などに取り付けられる冷凍ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、凝縮器と、この凝縮器の風下側に配置されるファンモータと、このファンモータの風下側に配置される圧縮機等が載置されるユニット台板が設けられた冷凍ユニットについて種々提案されている。
例えば、開口部を形成した断熱箱体の天壁に、取付けボルトにて着脱自在に取付けられた冷凍装置用のユニット台板において、前記ユニット台板は、全周端部に内方に窪んだ段部を形成し、ユニット台板を前記天壁に設置して前記開口部を閉塞した状態で、前記ユニット台板の段部と前記天壁にて外向きに開口した凹所を画成し、前記天壁には、前記ユニット台板を貫通して前記凹所内を通過する前記取付けボルトの取付け孔を形成した構造のユニット台板が設けられた第1の冷凍ユニットがある(例えば、特許文献1参照。)。
また、断熱箱体の天壁に形成した開口部に着脱可能に取り付けられた冷凍装置用ユニット台板において、外板と、内板と、両板に相対向して穿設した透孔と、両透孔間に渡って取り付けられた成形断熱材と、前記両板及び成形断熱材によって画成される空間に前記両透孔から外方に突出する突起部と、両突起部内において開口した前記外板及び内板外面側を通過する貫通孔部とを具備した構造のユニット台板が設けられた第2の冷凍ユニットがある(例えば、特許文献2参照。)。
また、取付貫通孔が形成された断熱箱体の壁部に、着脱自在に取付けられた冷凍ユニットのユニット台板において、前記ユニット台板が、端部に切欠部を形成された断熱材部と、その断熱材部の表面に設けられた外パネルと、その断熱材部の裏面に設けられた薄膜上の耐水シート部とから成り、上記断熱部の端部に形成された切欠部と上記壁部との間に空間を形成するように上記ユニット台板が取り付けられ、上記外パネルには、前記断熱部の端部に形成された切欠部に対応する位置に、凹部が形成された構造のユニット台板が設けられた第3の冷凍ユニットがある(例えば、特許文献3参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平3−1152369号公報(第2頁上段右欄第12行目〜同頁下段左欄第17行目、第3図及び第4図)
【特許文献2】
特開平5−126457号公報(段落(0010)〜(0015)、図1〜図7)
【特許文献3】
特開昭63−46363号公報(第4頁上段左欄第20行目〜同頁上段右欄第10行目、第4頁下段左欄第7行目〜同欄第18行目、第2図〜第4図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記第1の冷凍ユニットにおいては、ユニット台板の発泡充填後、該ユニット台板に取付けボルトの取付け孔を形成する必要があるため、組み立て作業が煩雑で工数が多くなり作業効率が低下するという問題がある。また、このユニット台板の全周端部には、内方に窪んだ段部を形成する必要があるため、金属製の外壁部材の曲げ加工が多く、工数アップ及び製造コストアップになるという問題がある。また、ユニット台板の全周に渡って段部が形成されるため、このユニット台板の全周の外周部下面に埃や油などが溜まりやすくなり、不衛生になるという問題がある。
また、上記第2の冷凍ユニットにおいては、ユニット台板の組立時に、外板と内板との相対向した透孔間に成形断熱材を取り付ける必要があるため、組立作業工数が多くなると共に煩雑になり、また、部品点数が増加して製造コストアップになるという問題がある。また、このユニット台板の全周端部には、内方に窪んだ段部を形成する必要があるため、金属製の外壁部材の曲げ加工が多く、工数アップ及び製造コストアップになるという問題がある。また、ユニット台板の全周に渡って段部が形成されるため、このユニット台板の全周の外周部下面に埃や油などが溜まりやすくなり、不衛生になるという問題がある。
また、上記第3の冷凍ユニットにおいては、ユニット台板の金属製外パネルの切欠部には、手を切らないように保護部材を取り付ける必要があるため、組立作業工数が多くなると共に煩雑になり、また、部品点数が増加して製造コストアップになるという問題がある。また、ユニット台板の外パネルの切欠部に対向する部分以外に保護部材を取り付けない場合は、冷凍ユニットの着脱作業時に該外パネルの外周端面部で手を切傷する虞があるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、内壁部材と外壁部材との間に成形断熱材などのスペーサを配置する必要が無くなると共に、ユニット台板に発泡材充填後、取付けボルトの取付け孔を形成する必要が無くなり、ユニット台板の組立作業効率の向上及び部品点数の削減化を図ることができ、引いては冷凍ユニットの製造コストの削減化を図ることができる冷凍ユニットを提供することを目的とする。また、冷凍ユニットの着脱時に、該冷凍ユニットを容易に動かすことができると共に、安全性の向上を図ることができる冷凍ユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
【0007】
【0008】
前記目的を達成するために、請求項に係る冷凍ユニットは、凝縮器と圧縮機等が載置されるユニット台板を備え、断熱箱体の天壁に形成される開口部に着脱可能に載設される冷凍ユニットにおいて、前記ユニット台板は、樹脂成形により形成されて上方に開口される略箱体状の内壁部材と、金属板により形成されて前記内壁部材の全周上端面部に平板部の内側面が当接される略箱体状の外壁部材と、を備え、前記内壁部材は、左右又は前後の相対向する側面部の所定箇所に、外側底面部から所定高さ寸法を有して内側方向に窪んだ所定幅寸法の凹部と、前記凹部の外側上端縁部から前記外壁部材の外側方向に延出される延出部と、を有し、前記外壁部材は、少なくとも前記凹部に対向する側面部分が前記延出部の上側まで切り欠かれていることを特徴とする。
【0009】
このような特徴を有する請求項に係る冷凍ユニットでは、冷凍ユニットを構成するユニット台板の略箱体状の内壁部材を樹脂成形により形成し、左右又は前後の相対向する側面部の所定箇所に、外側底面部から所定高さ寸法を有して内側方向に窪んだ所定幅寸法の凹部を設け、該凹部の外側上端縁部から外壁部材の外側方向に延出される延出部を設けることにより、冷凍ユニットの着脱時に、この凹部に手を掛けて該冷凍ユニットを容易に動かすことができると共に、該凹部の外側上端縁部の延出部によって金属板で形成される外壁部材の下端部に手が当たるのを防止でき、安全性の向上を図ることができる。また、外壁部材の側面下端部に保護部材などを設ける必要が無いため、ユニット台板の組立作業効率の向上及び部品点数の削減化を図ることができ、引いては冷凍ユニットの製造コストの削減化を図ることができる。
【0010】
更に、請求項に係る冷凍ユニットは、凝縮器と圧縮機等が載置されるユニット台板を備え、断熱箱体の天壁に形成される開口部に着脱可能に載設される冷凍ユニットにおいて、前記ユニット台板は、樹脂成形により形成されて上方に開口される略箱体状の内壁部材と、金属板により形成されて前記内壁部材の全周上端面部に平板部の内側面が当接される略箱体状の外壁部材と、を備え、前記内壁部材は、側面部のほぼ全周に渡って外側底面部から所定高さの位置に、前記外壁部材の外側方向に延出される延出部を有し、前記外壁部材は、側面部分の下端部がほぼ全周に渡って前記延出部の上側の高さまで垂下されていることを特徴とする。
【0011】
このような特徴を有する請求項に係る冷凍ユニットでは、金属板で形成される外壁部材の側面下端部に保護部材などを設ける必要が無いため、ユニット台板の組立作業効率の向上及び部品点数の削減化を図ることができ、引いては冷凍ユニットの製造コストの削減化を図ることができる。また、冷凍ユニットの着脱時に、延出部に指を掛けて該冷凍ユニットを容易に動かすことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る冷凍ユニットについて、具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係る冷凍ユニットの概略構成について図1に基づき説明する。
図1は本実施形態に係る冷凍ユニットの概略構成を示す要部側面図である。
【0013】
図1に示すように、冷凍ユニット1は、冷蔵庫本体2の上面に4隅の各ボルト18により取り付けられている。また、この冷蔵庫本体2は前面に開口部を有する箱状をなしており、その開口部には不図示の断熱扉が開閉可能に取り付けられている。また、冷蔵庫本体2の上面には開口部3が形成され、冷凍ユニット1を構成する後述の断熱パネルより構成されるユニット台板4によって閉塞されている。
この冷凍ユニット1は、ユニット台板4の上に配置される凝縮器5、この凝縮器5の風下側に配置されるファンモータ6、更にこのファンモータ6の風下側でユニット台板4の上に配置される圧縮機7、凝縮器5の前面部の空気入口側面に配置されるフィルタ8等から構成されている。また、ファンモータ6は、ブラケット部材9の背面部に取り付けられている。
【0014】
また、このユニット台板4の下面には冷却ユニット11が配設されている。この冷却ユニット11は、ユニット台板4の下面に取り付けられる冷却器12などから構成されている。また、この冷却器12の下面は、送風ファン13が固設されたドレンパン14により覆われている。また、ドレンパン14の底面は、後ろ下がりに庫内に取り付けられ、排水口15はドレンホース16を介して冷蔵庫本体2の後ろ側断熱壁内に埋設される排水管17に接続されている。
【0015】
そして、上記構成により圧縮機7が運転されると圧縮機7から吐出された高温高圧のガス冷媒は凝縮器5に流入し、そこで放熱して凝縮する。凝縮器5で凝縮した冷媒はドライヤー10により水分を除去されて不図示のキャピラリチューブ等により減圧後、冷却器12に流入し、そこで蒸発して冷却作用を発揮する。そして、送風ファン13を回転させることにより、庫内の空気が冷却ユニット11内に吸気され、冷却器12により冷却されて、ドレンパン14の後ろ側の不図示の排気孔等から庫内に排気され、冷気が冷蔵庫本体2内で循環する。また、冷却ユニット11が駆動されると、冷蔵庫本体2内の水分が冷却器12に集められ、冷却器12に着霜して冷却効率が低下してしまうこととなる。そこで、冷却ユニット11では、一定時間毎に霜取り動作が行われる。かかる霜取り動作を介して、冷却器12に着霜した霜が溶かされ、水滴になってドレンパン14上に落下する。このようにドレンパン14上に落下した霜は、排水口15及びドレンホース16を介して排水管17に排出される。
一方、ファンモータ6が運転されると凝縮器5側から空気が吸い込まれ、外気がフィルタ8を介して凝縮器5内を流れ、この凝縮器5を空冷した後、ファンモータ6を経て圧縮機7に至り、圧縮機7も空冷して冷蔵庫本体2の後部に排気される。また、ファンモータ6により吸引された外気中の塵埃や油などはフィルタ8に付着するため、凝縮器5の目詰まりは防止される。
【0016】
次に、ユニット台板4の概略構成について図2乃至図10に基づいて説明する。
図2乃至図7に示すように、ユニット台板4は、ABS樹脂等の射出成形等によって形成された上方に開口される略箱体状(本実施形態では、厚さ寸法が約2mm〜3mmである。)の内壁部材21と、この内壁部材21の上側に被せられて、該内壁部材21の全周上端面部に平板部23の内側面が当接される薄いステンレス板や鋼板等(本実施形態では、厚さ寸法が約1mm〜2mmである。)によって形成された下方に開口される略箱体状の外壁部材22とから構成されている。また、この内壁部材21と外壁部材22とによって画成される空間にはウレタン発泡材等の断熱材25が発泡充填されている。
【0017】
ここで、外壁部材22の概略構成について図8に基づいて説明する。
図8に示すように、外壁部材22の平面視略四角形の平板部23の周囲(4辺)には内側に垂直に折曲された側壁26が形成されている。この側壁26は、後述のように内壁部材21に被せた際に、下端部が内壁部材21の後述の側壁部32の外側方向に延出される延出部33に当接しない高さ寸法に形成されている(図7、図9参照)。
また、平板部23には、4隅に各ボルト18が挿通される各貫通孔38が穿設されている。また、圧縮機7が取り付けられる位置には、4カ所に各圧縮機取付用貫通孔27が穿設され、この各圧縮機取付用貫通孔27の内側端面には各ナット27Aが溶接等により固着されている。また、平板部23の該各圧縮機取付用貫通孔27の外側方向(図8(A)中、左側方向)の位置には、不図示の断熱材チューブに被覆された冷媒配管が挿通される前後方向(図8(A)中、上下方向)に略楕円形の配管貫通孔28が穿設されている。また、平板部23の略中央部には、内壁部材21の上側に外壁部材22を被せた後に、発泡材を充填するための略円形の発泡注入孔29が穿設されている。また、この発泡注入孔29の右側方向の位置に、送風ファン13や不図示の除霜用ヒータ等の配線が挿通される略円形のリード線挿通孔30が穿設されている。また、平板部23には、その他の部品を取り付けるための各貫通孔が穿設されている。
また、内壁部材21の各溝部36に対向する側壁26の部分には、上側方向に切り欠かれる各切欠部26A(図2参照)が形成されている。これにより、この切欠部26Aを持って外壁部材22を内壁部材21に被せた後、該外壁部材22の着脱及び位置調整を容易に行うことができる。
【0018】
次に、内壁部材21の概略構成について図9及び図10に基づいて説明する。
図9及び図10に示すように、内壁部材21の平面視略四角形の平板部31の周囲(4辺)には上方に略垂直に所定高さ延出される側壁部32が形成されている。この側壁部32の全周上端面部は、ほぼ水平な同一平面上に位置するように形成されている。また、この側壁部32の外側面の左右方向及び前後方向の長さ寸法は、外壁部材22の側壁26の内側面の各方向の長さ寸法よりも少し小さくなるように形成され(本実施形態では、約1mm〜2mm程度短くなるように形成されている。)、該内壁部材21の上側に外壁部材22を被せることができるように形成されている。また、この側壁部32の外側面の上下方向略中央部には、外側方向に所定寸法(本実施形態では、約2mm〜3mm程度である。)突出される延出部33がほぼ全周に渡って設けられている。
また、この内壁部材21の左右の各側壁部32の前後方向略中央部には、手を差し込んで持つことができるように、延出部33の基端部下面から内側方向に窪んだ各凹部35が、前後方向に所定幅で形成されている。この凹部35は、図7に示すように、手を掛けやすいように天井部が左右水平方向から内側上向き方向に所定角度θ(本実施形態では、約30度である。)だけ傾斜している。
また、この内壁部材21の前後の各側壁部32には、外壁部材22の着脱及び位置調整をするために、それぞれ左右の2カ所に上下方向全高さに渡って所定幅で内側方向に窪む各溝部36が形成されている。
【0019】
また、この内壁部材21の平板部31の内側四隅部には、外壁部材21の平板部23の各四隅に穿設される各貫通孔38に対向する位置に、該貫通孔38の内径とほぼ同じ内径の貫通孔が上下方向に連通される水平断面略円環状の各固定用ボス部40が立設されている。また、各固定用ボス部40の上端面は、側壁部32の上端面とほぼ同じ高さになるように形成されている。この各固定用ボス部40には、後述のように各ボルト18が挿通され、ユニット台板4が冷蔵庫本体2の開口部3に固定される。
また、外壁部材21の平板部23に穿設されている配管貫通孔28に対向する平板部31の位置には、この配管貫通孔28よりも少し小さい貫通孔が上下方向に連通されると共に、外周面がこの配管貫通孔28よりも少し外側方向に大きくなるように形成される水平断面略楕円形の冷媒配管貫通部42が立設されている(図5参照)。また、この冷媒配管貫通部42の上端面は、側壁部32の上端面とほぼ同じ高さになるように形成されている(図5参照)。また、この冷媒配管貫通部42の上端面内側周縁部には、配管貫通孔28に挿通されて所定高さ(本実施形態では、約3mmである。)突出するように立設される水平断面略楕円形の突起部42Aが設けられている。
【0020】
また、外壁部材21の平板部23に穿設されているリード線挿通孔30に対向する平板部31の位置には、このリード線挿通孔30よりも少し小さい貫通孔が上下方向に連通されると共に、外周面がこのリード線挿通孔30よりも少し外側方向に大きくなるように形成される水平断面略円環状のリード線貫通部43が立設されている(図5参照)。また、このリード線貫通部43の上端面は、側壁部32の上端面とほぼ同じ高さになるように形成されている(図5参照)。
また、平板部31の所定箇所には冷却器12等を下面側にネジ止めするための各ネジ止め用ボス45が立設されている。各ネジ止め用ボス45の高さ寸法は、側壁部32の上端面よりも低い高さ寸法になるように形成されると共に、該ネジ止め用ボス45の上端面部は閉塞され、内側に雌ねじ部が形成されている。これにより、各ネジ止め用ボス部45の上端部が外壁部材22に当接するのを防止することができると共に、ユニット台板4の下面部に冷却器12等をネジ止めすることができる。
【0021】
次に、このユニット台板4の組み立てについて図2乃至図7に基づいて説明する。
図2乃至図7に示すように、外壁部材22の各圧縮機取付用貫通孔27などを撥水性のテープ等で塞いで目張り後、該外壁部材22の配管貫通孔28に、内壁部材21の冷媒配管用貫通部42の突起部42Aを挿通しつつ、該外壁部材22を内壁部材21に被せる。この際には、図7に示すように、外壁部材22の側壁26の下端面と、内壁部材21の側壁部32に形成される延出部33との間に所定間隔の隙間が形成され(本実施形態では、隙間の間隔は、約0.5mm〜1.5mm程度である。)、該内壁部材21の側壁部32の上端面部と、外壁部材22の平板部23の内側面の外周縁部全周とが確実に接触する。このため、側壁部32の肉厚により当該接触面積を大きくすることができ、発泡充填時の発泡材の漏れを防止することができる。
そして、各切欠部26を持って該外壁部材22のリード線挿通孔30と、内壁部材21のリード線貫通部43との位置合わせをする。また、該外壁部材22の各貫通孔38と内壁部材21の各固定用ボス部40の上端面との位置合わせを行う。これにより、外壁部材22の平板部23のリード線挿通孔30と各貫通孔38の下面周縁部全周と、内壁部材21のリード線貫通部43及び各固定用ボス部40の上端面部とが接触する。このため、外壁部材22の平板部23のリード線挿通孔30と各貫通孔38の下面周縁部全周が、内壁部材21のリード線貫通部43及び各固定用ボス部40の上端面部によって塞がれる。
その後、この内壁部材21と外壁部材22を当接させた状態で発泡治具に収納し、外壁部材22の発泡注入孔29を介してウレタン発泡材を注入して発泡充填する。これにより、内壁部材21と、外壁部材22と、内壁部材21の平板部31に立設される各固定用ボス部40、冷媒配管用貫通部42、リード線貫通部43とによって画成される空間に断熱材25が発泡充填される。
【0022】
ここで、配管貫通孔28、リード線挿通孔30、各貫通孔38、各固定用ボス部40の内側下端部、冷媒配管用貫通部42の内側下端部、リード線貫通部43の内側下端部は、透孔として機能する。各固定用ボス部40、冷媒配管用貫通部42、リード線貫通部43は、筒部材として機能する。
【0023】
従って、冷凍ユニット1を構成するユニット台板4を、ABS樹脂などの樹脂成形により形成される略箱体状の内壁部材21の上端面部全周に、ステンレス鋼板などにより形成される略箱体状の外壁部材22の平板部23の内側面を当接させると共に、内壁部材21の平板部31に立設される各固定用ボス部40、冷媒配管用貫通部42、リード線貫通部43の上端面部を、外壁部材22の各貫通孔38、配管貫通孔28、リード線挿通孔30の下端面周縁部に当接させて、この両壁部材21、22と各固定用ボス部40、冷媒配管用貫通部42、リード線貫通部43とによって画成される空間に断熱材25を充填して構成することにより、両壁部材21、22間に成形断熱材などのスペーサを配置する必要が無くなると共に、各ボルト18の取付け孔などを断熱材充填後、形成する必要が無くなり、ユニット台板4の組立作業効率の向上及び部品点数の削減化を図ることができ、引いては冷凍ユニット1の製造コストの削減化を図ることができる。
また、冷媒配管用貫通部42の上端部の内側周縁部から外壁部材22の外側方向に突出されて、外壁部材22の配管貫通孔28に挿入される突起部42Aを設けることによって、この冷媒配管用貫通部42内に挿通される冷媒配管が、外壁部材22の配管貫通孔28の周縁部に接触して損傷することを確実に防止することができる。また、リード線貫通部43の上端部内径は、外壁部材22のリード線挿通孔30の内径よりも小さくなるように形成されているため、このリード線貫通部43に挿通される送風ファン13などの配線が、外壁部材22のリード線挿通孔30の周縁部に接触して損傷することを確実に防止することができる。
【0024】
また、冷凍ユニット1を構成するユニット台板4の略箱体状の内壁部材21をABS樹脂などの樹脂成形により形成し、左右方向の相対向する側壁部32の前後方向の中央部に所定幅の凹部35を設け、該凹部35の外側上端縁部から外壁部材22の外側方向に延出される延出部33を設けることにより、冷凍ユニット1の着脱時に、この凹部35に手を掛けて該冷凍ユニット1を容易に動かすことができると共に、この凹部35の外側上端縁部の延出部33により外壁部材22の側壁26の下端部に手が当たるのを防止でき、安全性の向上を図ることができる。また、外壁部材22の側壁26の凹部35に対向する部分の下端部に保護部材などを設ける必要が無いため、ユニット台板4の組立作業効率の向上及び部品点数の削減化を図ることができ、引いては冷凍ユニット1の製造コストの削減化を図ることができる。また、凹部35は、左右の相対向する側壁部32の所定箇所に設けられるため、ユニット台板4の全周の外周部下面に埃や油などが溜まることを防止でき、冷凍ユニット1周囲を衛生的に保つことができる。
更に、ユニット台板4の側面部の任意の箇所を持っても、内壁部材21の側壁部32のほぼ全周に渡って設けられる延出部33によって、外壁部材22の側壁26の下端部に手が接触するのを防止でき、安全性の更なる向上を図ることができる。
【0025】
尚、本発明は前記実施形態に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0026】
【発明の効果】
【0027】
以上詳細に説明した通り、請求項に係る冷凍ユニットでは、冷凍ユニットを構成するユニット台板の略箱体状の内壁部材を樹脂成形により形成し、左右又は前後の相対向する側面部の所定箇所に、外側底面部から所定高さ寸法を有して内側方向に窪んだ所定幅寸法の凹部を設け、該凹部の外側上端縁部から外壁部材の外側方向に延出される延出部を設けることにより、冷凍ユニットの着脱時に、この凹部に手を掛けて該冷凍ユニットを容易に動かすことができると共に、該凹部の外側上端縁部の延出部によって金属板で形成される外壁部材の下端部に手が当たるのを防止でき、安全性の向上を図ることができる冷凍ユニットを提供することができる。また、外壁部材の側面下端部に保護部材などを設ける必要が無いため、ユニット台板の組立作業効率の向上及び部品点数の削減化を図ることができ、引いては冷凍ユニットの製造コストの削減化を図ることができる。
【0028】
更に、請求項に係る冷凍ユニットでは、金属板で形成される外壁部材の側面下端部に保護部材などを設ける必要が無いため、ユニット台板の組立作業効率の向上及び部品点数の削減化を図ることができ、引いては冷凍ユニットの製造コストの削減化を図ることができる。また、冷凍ユニットの着脱時に、延出部に指を掛けて該冷凍ユニットを容易に動かすことができる冷凍ユニットを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態に係る冷凍ユニットの概略構成を示す要部側面図である。
【図2】 本実施形態に係る冷凍ユニットのユニット台板の概略構成を示す平面図である。
【図3】 本実施形態に係る冷凍ユニットのユニット台板の概略構成を示す正面図である。
【図4】 本実施形態に係る冷凍ユニットのユニット台板の概略構成を示す右側面図である。
【図5】 図2のA−A矢視の概略断面図である。
【図6】 図2のB−B矢視の概略断面図である。
【図7】 図6のC部分の要部拡大図である。
【図8】 本実施形態に係る冷凍ユニットのユニット台板のステンレス鋼板等により形成される外壁部材の概略構成を示す図で、(A)は平面図、(B)は一部切欠右側面図である。
【図9】 本実施形態に係る冷凍ユニットのユニット台板の樹脂成形により形成される内壁部材の概略構成を示す図で、(A)は平面図、(B)は右側面図である。
【図10】 図9のD−D矢視の概略断面図である。
【符号の説明】
1 冷凍ユニット
2 冷蔵庫本体
4 ユニット台板
5 凝縮器
6 ファンモータ
7 圧縮機
12 冷却器
13 送風ファン
21 内壁部材
22 外壁部材
23、31 平板部
25 断熱材
26 側壁
27 圧縮機取付用貫通孔
28 配管貫通孔
29 発泡注入孔
30 リード線挿通孔
32 側壁部
33 延出部
35 凹部
38 貫通孔
40 固定用ボス部
42 冷媒配管用貫通部
42A 突起部
43 リード線貫通部
45 ネジ止め用ボス

Claims (2)

  1. 凝縮器と圧縮機等が載置されるユニット台板を備え、断熱箱体の天壁に形成される開口部に着脱可能に載設される冷凍ユニットにおいて、
    前記ユニット台板は、樹脂成形により形成されて上方に開口される略箱体状の内壁部材と、
    金属板により形成されて前記内壁部材の全周上端面部に平板部の内側面が当接される略箱体状の外壁部材と、を備え、
    前記内壁部材は、左右又は前後の相対向する側面部の所定箇所に、外側底面部から所定高さ寸法を有して内側方向に窪んだ所定幅寸法の凹部と、
    前記凹部の外側上端縁部から前記外壁部材の外側方向に延出される延出部と、を有し、 前記外壁部材は、少なくとも前記凹部に対向する側面部分が前記延出部の上側まで切り欠かれていることを特徴とする冷凍ユニット。
  2. 凝縮器と圧縮機等が載置されるユニット台板を備え、断熱箱体の天壁に形成される開口部に着脱可能に載設される冷凍ユニットにおいて、
    前記ユニット台板は、樹脂成形により形成されて上方に開口される略箱体状の内壁部材と、
    金属板により形成されて前記内壁部材の全周上端面部に平板部の内側面が当接される略箱体状の外壁部材と、を備え、
    前記内壁部材は、側面部のほぼ全周に渡って外側底面部から所定高さの位置に、前記外壁部材の外側方向に延出される延出部を有し、
    前記外壁部材は、側面部分の下端部がほぼ全周に渡って前記延出部の上側の高さまで垂下されていることを特徴とする冷凍ユニット。
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