JP4632605B2 - 冷却ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷却器と、この冷却器と熱交換した冷気を吐出口から吐出するための送風機とを備えて成る冷却ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種冷却ユニットが適用される冷蔵庫は、例えばプレハブ低温庫(冷凍・冷蔵庫)や業務用冷却貯蔵庫であり、庫内天壁に冷却器を配置し、送風機によって天井部から庫内に強制的に冷気を対流させる構造とされている。
【0003】
係る冷却ユニットは、外装ケース内に取り付けられたファンケースの上方に位置してファンケースに冷却器用送風機を固定しており、この冷却器用送風機の前方に冷却器が配設されている。また、この外装ケース前面には、吐出口が形成されており、この吐出口には、ダンパが吐出口上縁に前方に回動自在に枢支され、吐出口を閉塞するように吊下されている。そして、冷却器用送風機が運転されることにより、外装ケース下面から外装ケース内に吸い込んだ冷気を冷却器を介して吐出口に吐出し、冷蔵庫内を冷却していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の冷却ユニットでは、上述の如く前記冷却器用送風機は、ファンケースにより、ファンケース上方に固定されていたため、庫内側から冷却器用送風機のメンテナンス作業を行うことは著しく困難であった。また、冷却器用送風機を運転することにより、ファンケースが振動し、係る振動により振動音が生じ、騒音となる問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、送風機の取り付け構造の強度を向上させると共に、振動音の発生を未然に回避することができる冷却ユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷却ユニットは、冷却器と、この冷却器と熱交換した冷気を吐出口から吐出するための複数の送風機とを備えて成るものであって、冷却器の管板に連設される左右の管板補強材と、当該左右の管板補強材の上部に渡って取り付けられた送風機取付板と、送風機間に位置する仕切用の管板補強材とを備え、当該仕切用の管板補強材上端の送風機取付板が通過する位置に切欠を形成すると共に、各送風機を送風機取付板に取り付けたことを特徴とする。
【0007】
本発明の冷却ユニットによれば、冷却器と、この冷却器と熱交換した冷気を吐出口から吐出するための複数の送風機とを備えて成るものであって、冷却器の管板に連設される左右の管板補強材と、当該左右の管板補強材の上部に渡って取り付けられた送風機取付板と、送風機間に位置する仕切用の管板補強材と、送風機間に位置する仕切用の管板補強材とを備え、仕切用の管板補強材上端の送風機取付板が通過する位置に切欠を形成すると共に、各送風機を送風機取付板に取り付けたので、送風機の取付構造の強度を向上させることができ、安定して送風機を固定することができるようになる。これにより、送風機の運転により生じる振動音などを著しく抑制することができるようになる。
【0008】
特に、仕切用の管板補強材には送風機取付板が通過する位置に切欠を形成したので、これら左右の管板補強材と仕切用の管板補強材とにより区画された空間の圧力を均一に保つことができるようになる。
【0009】
これにより、複数の送風機から吐出される冷気の整流を行うことができ、冷却器を通過する冷気を均一化することができるようになる。
【0010】
請求項2の発明の冷却ユニットは、上記発明に加えて、送風機は放熱板を介して送風機取付板に取り付けられていることを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明の冷却ユニットによれば、上記発明に加えて、送風機は放熱板を介して送風機取付板に取り付けられているので、放熱板を着脱することによっり送風機の着脱を行うことを可能とし、送風機のメンテナンス作業性を向上させることができるようになる。
【0012】
請求項3の発明の冷却ユニットは、請求項2の発明に加えて、放熱板は送風機取付板よりも熱伝導性の高い材料にて構成されていることを特徴とする。
【0013】
請求項3の発明の冷却ユニットによれば、請求項2の発明に加えて、放熱板は送風機取付板よりも熱伝導性の高い材料にて構成されているので、送風機の温度上昇を軽減することができ、送風機自体の耐久性を向上させることができるようになる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述する。図1は本発明を適用した冷却貯蔵庫Rの縦断側面図、図2は本発明を適用した冷却ユニット1の斜視図、図3は冷却ユニット1の縦断側面図、図4は冷却ユニット1の透視正面図をそれぞれ示している。
【0015】
本発明が適用される冷却ユニット1は、例えばプレハブ冷凍・冷蔵庫などの冷却貯蔵庫Rに設置される。この冷却貯蔵庫Rは、断熱箱体3によって構成されており、この断熱箱体3内には、貯蔵室2が構成されている。この断熱箱体3は隣り合うパネルとの結合部分に凸部或いは凹部を有した断熱パネル4を組み合わせて箱状に構成されている。
【0016】
また、断熱箱体3の前壁には貯蔵食品等の物品を出し入れする物品出入口及びこの物品出入口の一側を回動自在に枢支し開閉自在に閉塞すると共に、貯蔵室2を密閉化する断熱扉5が設けられている。
【0017】
前記冷却ユニット1は、例えば断熱箱体3の貯蔵室2側の天井面3Aに設置されており、前面にダンパ6を形成した外装ケース7内に、図示しない別置きの室外機内に配設される圧縮機や凝縮器などによって構成される冷却装置と周知の冷凍サイクルを構成する冷却器8と、ダンパ6側である冷却器8に冷気を吐出する冷却用送風機9とを有している。尚、冷却器8は、ダンパ6側に配設されると共に、冷却器用送風機9は、冷却器8の側方であって冷却ユニット1の後部に配設されているものとする。図中において、14は、前記冷却器用送風機9下方に設けられたファンケースである。
【0018】
そして、この冷却器8の下方には、板状部材の外周縁を上部に略直角に折曲することにより上面に開口を有するドレンパン16が後方、即ちダンパ6とは反対側の冷却器用送風機9側に低く傾斜して設けられている。このドレンパン16の後壁には、図示しない排水孔が形成され、係る排水孔には図3及び図4に示す如きドレンパイプ17が取り付けられている。また、このドレンパン16の下面には、ドレンパン16上に貯留されたドレン水の蒸発を促進するためのホットガスパイプ19が設けられている。
【0019】
一方、図2及び図3に示す如く前記外装ケース7は例えばアルミニウムなどの板状部材により、両側面と下面及び前面に開口を有する本体10と、この本体10の下面開口を開閉自在に閉塞するフレームカバー11と、本体10の両側面をそれぞれ閉塞する側板12、12とから構成される。尚、外装ケース7の前面に形成される開口は、前記冷却器用送風機9から吐出された冷気を吐出するための吐出口6Aとされる。
【0020】
尚、図2における12Bは、冷却ユニット1を貯蔵室2天面に固定する図示しないねじ部材を保持するための保持部12Bである。また、前記側板12は、左右対称に形成されており、両側の側板12を共通の部材として構成されているものとする。これにより、側板12の部品点数を削減することができ、コストの削減を図ることができる。
【0021】
ここで、この外装ケース7の側板12の取付構造について図5乃至図8を参照して説明する。図5は外装ケース7の内方から見た斜視図、図6は側板12を分解した状態の外装ケース7の斜視図、図7は外装ケース7上部の部分断面図、図8は外装ケース7の下角隅部の斜視図を示している。
【0022】
前記外装ケース7を構成するフレームカバー11は、後方が少許上方に向けて傾斜する後面部11Cを形成する折曲部11Aと、前方が少許上方に向けて傾斜する前面部11Dを形成する折曲部11Bが形成されており、後面部11Cには、冷気吸込口13が形成されている。また、このフレームカバー11の左右縁には、上方に起立したフランジ20が形成されている。ここで、前記折曲部11A及び11Bが形成されている部分に対応する箇所には、フランジ20が形成されておらず、折曲部11A及び11Bに対応する箇所の左右縁は、切欠21が形成されている。
【0023】
そして、このフレームカバー11は、本体10の下面開口後端に設けられたヒンジ部材10Aにより、フレームカバー11の後面部11Cの後端を中心として回動可能とされ、下方に開放可能とされている。
【0024】
一方、側板12、12は、外周が内方に折曲したフランジ22が形成されており、側板12の下部に形成されたフランジ22の端部には、前記フレームカバー11の切欠21が形成された部分に対応した位置に、切欠21と略きっちり係合する突起23が形成されている。
【0025】
また、この側板12の先端、即ち、上部に形成されたフランジ22のフレームカバー11側の端部には、フレームカバー11側に突出した横向きの係合爪24が例えば両側方に形成されている。この係合爪24は、図7に示す如く先端に行くほど低く形成されていると共に、この係合爪24の先端には、上向きの係合部25が形成されている。尚、この係合部25の上端は側板12上面と面一若しくはそれより低い位置となるように形成されているものとする。
【0026】
他方、前記本体10の両側部には、図7に示す如く前記側板12の係合爪24が形成された位置に対応する位置に外方、即ち側板12側に開口した挿入孔26が形成されている。更に、この挿入孔26の奥部には、前記係合爪24の係合部25が係合する位置に対応して上面に開口する係合孔27が形成されている。この係合孔27の外側縁部は本体10上面よりも低く形成されているものとする。尚、図2において係合孔27は、図示しないものとする。
【0027】
以上の構成により、外装ケース7の取付構造について説明する。先ず、本体10の下面開口にフレームカバー11をヒンジ部材10Aにより回動可能に取り付ける。そして、この本体10及びフレームカバー11の両側面に前記側板12、12をそれぞれ取り付ける。ここで、側板12は、前記フレームカバー11の切欠21に側板12に形成された突起23を図8に示す如く挿入する。その後、側板12の先端に形成された係合爪24を本体10の挿入孔26に挿入する。挿入孔26に挿入された係合爪24を本体10の奥部に押し込み、係合爪24の先端に形成された係合部25を本体10の上面に形成された係合孔27と合致させる。
【0028】
これにより、側板12は、上述の如く先端に形成された係合爪24を本体10に形成された挿入孔26に挿入し、係合爪24の係合部25を本体10の上面に形成された係合孔27と係合させるのみで、容易に本体10に固定することができるようになる。
【0029】
また、上述の如く側板12の係合爪24は、先端に行くほど低くなり、係合部25の上端は側板12上面と面一若しくはそれより低い位置となると共に、本体10の係合孔27の外側縁部は本体10上面よりも低くされているので、係合爪24の係合部25と係合孔27との係合を確実に行うことができるようになる。また、本体10と側板12とが係合された状態で、側板12の係合部25が本体10の係合孔27から上方に突出しないため、外観の向上を図ることができるようになる。
【0030】
また更に、側板12の下端に形成される突起23は、フレームカバー11のフランジ20が形成されていない切欠21からフレームカバー11の折曲部11A及び11B上に進入するため、側板12を確実にフレームカバー11と係合させることができるようになる。また、係る側板12の突起23により、フレームカバー11のフランジ20が形成されていない切欠21部分から外装ケース7内の冷気が外部に漏出する不都合を未然に回避することができるようになると共に、フレームカバー11の切欠21部分が外部に露出されないため、外観の向上を図ることができるようになる。
【0031】
次に、図9を参照して冷却ユニット1の外装ケース7内に配設された冷却器8及びこの冷却器8のドレン水排水機構について説明する。この冷却器8は外装ケース7のダンパ6側に設けられ、冷媒パイプ8Aを複数回屈曲させることにより形成されている。そして、冷却器8を構成する冷媒パイプ8Aは、冷却運転時には冷却器8上方が冷凍サイクルの上流側となり、除霜運転時には冷却器8下方は冷凍サイクルの上流側となる。これは、所謂リバースホットガスとなっている。
【0032】
一方、この冷却器8の下端部には、図11に示す如き仕切板30が前記ドレンパン16の上側に位置して、複数、本実施例では2本のクリップ32により取り付けられている。この仕切板30は、板状の鋼板製材料により構成されており、本実施例では、仕切板30の長手方向に渡って、上面から下面に渡って貫通して形成される複数のドレン水通過部としての透孔31が形成されている。また、この仕切板30の前端及び後端には、クリップ32が位置する切欠33が複数、本実施例では2箇所ずつ形成されている。
【0033】
ここで、仕切板30に形成されたドレン水通過部は、透孔31により構成されているため、生産性を向上させることができると共に、仕切板30上に落下した氷塊をドレンパン16上に落下することを未然に回避することができる。
【0034】
尚、この仕切板30の前後寸法は、前記ドレンパン16の前後寸法よりも小さく形成されており、クリップ32により冷却器8下端部に取り付けられた際に、仕切板30の前後端部とドレンパン16の前端及び後端との間に隙間Sが形成されるものとする。
【0035】
前記クリップ32は、例えば金属製の棒状部材により構成されており、係る棒状部材の両端にはそれぞれ前記冷却器8の両側の下端部を構成する冷媒パイプ8Aに沿って上方に屈曲形成されている。更に、このクリップ32の端部は、前記冷媒パイプ8Aの外方に位置する外周部に沿って湾曲形状とされた保持部32Aが形成されている。
【0036】
以上の構成により、冷却器8下端部に仕切板30を取り付ける際には、まず、仕切板30を冷却器8の最下部の冷媒パイプ8Aに当接させた後、クリップ32を仕切板30の切欠33に沿って取り付ける。これにより、クリップ32の位置決めを容易に行うことができ、仕切板30の取り付け作業性を向上させることができるようになる。
【0037】
そして、このクリップ32の保持部32Aをそれぞれ冷却器8の両側下端部の冷媒パイプ8Aに係合させることにより仕切板30を冷却器8下端部に固定する。
【0038】
これにより、冷却器8の除霜運転により冷却器8から生じたドレン水は、冷却器8下端部に取り付けられた仕切板30に受容された後、この仕切板30に形成されたドレン水の通過部としての透孔31及び前後端に形成された隙間Sを通過することによりドレンパン16上に円滑に受容される。そして、ドレンパン16上に受容されたドレン水は、前記ドレンパイプ17より外部に排水されると共に、前記ホットガスパイプ19には、図示しない圧縮機から吐出されたホットガスが流されることにより、ドレンパン16上のドレン水を加熱することができる。
【0039】
ここで、前記冷却器8の除霜運転は、冷却器8に高温冷媒を冷却器8下方から流通させることにより行うため、最も高い温度の冷媒を冷却器8の最下部に流通させることができ、冷却器8の最下部の冷媒パイプ8Aに当接して取り付けられた仕切板30は、最初に加熱されることとなり、冷却器8から仕切板30上に落下した氷塊を円滑に融解させることができるようになる。そのため、係る氷塊によるドレン水通過部としての透孔31の閉塞を未然に回避することができるようになる。
【0040】
また、仕切板30は、ドレンパン16の上側に位置して冷却器8下端部に取り付けられているため、前記冷却器用送風機9から吐出された冷気が冷却器8の下方に流出し、冷却器8を通過する冷気の流量が減少することを未然に回避することができるようになる。そのため、冷却器用送風機9から吐出された冷気が冷却器8を効果的に通過することができるようになり、冷却ユニット1の冷却効果を向上させることができるようになる。
【0041】
更に、ドレンパン16の上側に位置する仕切板30の存在により、ドレン水が貯留されるドレンパン16に直接冷気が吹き付けられない構成となり、ドレンパン16の後方への傾斜角度を確保しつつ、冷気の吹き付けによるドレン水の外部への漏出を未然に防止することができるようになる。これにより、外部にドレン水が漏出することによる冷却ユニット1設置箇所の床面の汚染を未然に防止することができ、快適に冷却ユニット1を使用することができるようになる。
【0042】
図12及び図13は他の実施例としての仕切板34を示した図である。係る実施例における仕切板34は、長手方向に渡って並設された複数、係る実施例では2枚の仕切部材35、35により構成されており、これら仕切部材35は、間隔36を存することによりドレン水の通過部を構成して冷却器8下端部に配設されている。尚、係る仕切板34も、上記実施例と同様にクリップ32を固定するための切欠33が形成されており、クリップ32により冷却器8下端部に取り付けられている。
【0043】
これにより、上記実施例に加えて仕切部材35の使用枚数を変更することにより、複数種類の大きさを有する冷却ユニットに対応することができるようになり、部品種類の削減を図ることができるようになる。
【0044】
尚、上記仕切板30及び34において、ドレン水の通過部としての透孔31及び間隔36を構成する透孔31縁部及び仕切部材35の外縁部は、下方に向けて徐々に低く傾斜する傾斜面が形成されていてもよいものとする。これにより、より一層仕切板30又は34に受容されたドレン水を円滑にドレンパン16上に排水することができるようになる。
【0045】
次に、前記冷却器8のカバー40、41について図14乃至図16を参照して説明する。図14は本実施例における冷却器8の右側面図、図15は本実施例における冷却器8の左側面図、図16は冷却ユニット1の部分縦断正面図を示している。本実施例における冷却ユニット1は、断熱箱体3の天井面3Aを貫通した複数の固定用ボルト43により取り付けられている。そして、この冷却ユニット1の上記外装ケース7内に配設される冷却器8を構成する冷媒パイプ8Aは弁装置としての膨張弁42に接続されており、本実施例においてこの膨張弁42は、図14に示す如く冷却器8の右側面に位置している。
【0046】
そして、上記ドレンパン16の冷気流通方向、即ち、この冷却器8の左右側面には、前記ドレンパン16の上端から上方に渡って、右カバー40及び左カバー41がそれぞれ立設されている。尚、ドレンパン16とこれら右カバー40及び左カバー41との間には、これらの当接部分をシールするシール部材45が取り付けられているものとする。これら右カバー40及び左カバー41は、例えば鋼板製の板状部材により設けられており、冷却器8と前記外装カバー7との間に設けられている。そして、膨張弁42が配設されている冷却器8の右側面に立設された右カバー40は、図14に示す如く膨張弁42の外側に位置してその上端は膨張弁42の上端よりも低い位置にまで形成されており、この右カバー40の上端には、冷却器8側に略直角に折曲されたフランジ40Aが形成されている。
【0047】
他方、断熱箱体3の天井面3Aを貫通した固定用ボルト43が設けられている冷却器8の左側面に立設された左カバー41は、図15に示す如く冷却器8上方からの前記固定用ボルト43を回避する逃げ部44が形成されていると共に、この左カバー41の上端には、冷却器8側に略直角に折曲されたフランジ41Aが形成されている。
【0048】
以上の構成により、ドレンパン16の上方においてドレンパン16の冷気流通方向における左右には、それぞれ右カバー40及び左カバー41が立設されているため、ドレンパン16の左右からドレン水が外部に漏出することを未然に回避することができるようになる。特に、前記冷却器用送風機9によりドレンパン16上に風圧が加えられ、係る風圧によりドレン水がドレンパン16の高さよりも高くなった場合であっても、係る左右の右カバー40及び左カバー41によりドレン水の漏出を著しく抑制することができるようになる。
【0049】
また、上述の如く右カバー40の上端は膨張弁42の上端よりも低い位置にまで形成されていると共に、左カバー41の上端は固定用ボルト43を回避する逃げ部44が形成されているため、これら右カバー40と左カバー41と冷却器8との間は上部において開放することとなる。これにより、ドレンパン16の左右から漏出する冷気の圧力が異常に高まることによる冷気の噴流の発生を未然に回避することができるようになる。
【0050】
更に、右カバー40の上端は膨張弁42の上端よりも低い位置にまで形成されているため、膨張弁42の状況を右カバー40を取り付けた状態で容易に視認することができるようになると共に、右カバー40を取り外すことなく容易にメンテナンス作業を行うことができるようになる。
【0051】
そして、左カバー41の上端は固定用ボルト43を回避する逃げ部44が形成されているため、固定用ボルト43の着脱を容易に行うことができるようになると共に、左カバー41全体を比較的上方にまで形成することができるようになり、より一層ドレン水の漏出を防止することができるようになる。
【0052】
また、これら右カバー40及び左カバー41の上端には、冷却器8側に折曲されたフランジ40A及び41Aを形成したので、当該フランジ40A及び41Aにより、カバー40、41の上方にまで迫り上がってきたドレン水を干渉することができ、これによってもドレン水の漏出を回避することができるようになる。
【0053】
次に、図17及び図18を参照してダンパ6及び風向板15について説明する。前記外装ケース7の前面開口には、前述の如く吐出口6Aが形成されており、冷却器8の前側下部に位置して、吐出口6Aの下縁部を構成する冷却器前板55が設けられている。この冷却器前板55は、後方に向けて少許低く形成されているものとする。そして、この冷却器8の前面に位置して、前述した如きダンパ6が設けられている。このダンパ6は、外装ケース7の前面開口に形成された吐出口6Aの上部を中心として前方に回動自在に枢支され、吐出口6Aを閉塞するように吊下されている。
【0054】
そして、この冷却器8とダンパ6との間に位置して吐出口6Aの下部、即ち、冷却器8の下部前方には、風向板15が設けられている。この風向板15は、例えば金属材料の板状部材により構成されており、冷却器8の長手方向に対して長手に設けられている。
【0055】
そして、この風向板15は、例えば中央に曲げ部53を折曲形成することにより、下部から上方に向けて徐々に高く傾斜する第1の風向部51と、この第1の風向部51の上端から係る第1の風向部51よりも上方に向けて高く、徐々に起立しながら傾斜する第2の風向部52が形成されている。また、これら第1の風向部51及び第2の風向部52の左右両端には、上方に略直角に起立したフランジ50がそれぞれ形成されている。
【0056】
また、この風向板15の下端、即ち第1の風向部51の下端部には、垂直方向に折曲された垂直部54が形成されている。そのため、風向板15自体の強度を向上させることができるようになり、風向板15が長手方向に延在して形成された場合であっても、冷気の吐出による影響により風向板15が変形することを未然に回避することができ、均一な冷気の流れを実現することができるようになる。
【0057】
尚、この垂直部54の下端部が前記冷却器前板55と水滴が通過可能な間隔を存して近接するように風向板15が取り付けられるものとする。そのため、冷却器8の除霜運転などにより生じるドレン水が冷却器用送風機9から吐出される冷気に影響されてダンパ6側に進入することを未然に回避することができるようになる。また、この冷却器前板55は、後方に向けて少許低く形成されていると共に、風向板15と冷却器前板55との間に水滴が通過可能な間隔が形成されているため、冷却器前板55前部などに生じた結露水を後方下部に設けられたドレンパン16に円滑に導くことができるようになる。
【0058】
以上の構成により、図示しない圧縮機及び冷却器用送風機9が運転されると、冷却器用送風機9により吸込口13から外装ケース7内に吸い込まれた冷気は、冷却器8を通過して、風向板15に向かって水平方向に吐出される。風向板15に水平方向に吐出された冷気は、風向板15の第1の風向部51及び第2の風向部52により徐々に上方へ指向され、ダンパ6を押し開く方向に吐出される。
【0059】
これにより、格別に冷却器用送風機9の配設台数を増加することなく、冷却器用送風機9から吐出された冷気は風向板15によって効果的にダンパ6を押し開いた状態で安定して維持することができるようになる。そのため、冷却器用送風機9から吐出される冷気が一様に成らずにダンパ6が上下に移動し、騒音を生じることを未然に回避することができるようになる。
【0060】
また、本実施例における風向板15は、曲げ部53を形成することにより、第1の風向部51及び第2の風向部52を形成するため、風向板15を安価に形成することができるようになる。また、傾斜の角度が異なる第1の風向部51及び第2の風向部52により段階的に冷気の向きを上方へ指向させるため、冷却器用送風機9から水平方向に吐出される冷気を段階的に上昇させることができ、冷気の損失を減少させることができるようになる。これにより、効率的にダンパ6の開閉状態維持と冷気の吐出を行うことができるようになる。
【0061】
また、風向板15の他の実施例としての風向板56について図19を参照して説明する。尚、図中において上述と同一の符号が付されているものは、同一又は同様の効果を奏するものであるものとする。係る風向板56は、前記風向板15の構成とほぼ同様のものであり、この風向板56の曲げ部53には、冷気が通過可能な透孔57が形成されている。
【0062】
これにより、風向板56に向かって水平方向に吐出された冷気は、前述の如く風向板56の第1の風向部51及び第2の風向部52により徐々に上方へ指向され、ダンパ6を押し開く方向に吐出される。ここで、本実施例における風向板56は、曲げ部53に冷気が通過可能な透孔57が形成されているため、上方に指向される冷気の流れの一部を透孔57から水平方向に吐出することができ、ダンパ6の開き始めの風圧を高めることができるようになる。これにより、円滑にダンパ6の開放を行うことができるようになる。また、上記実施例と同様に風向板56の下端部には、垂直部54が形成されているため、風向板56自体の強度を向上させることができるようになり、風向板56が長手方向に延在して形成された場合であっても、冷気の吐出による影響により風向板及び透孔57が変形することを未然に回避することができ、均一な冷気の流れを実現することができるようになる。
【0063】
尚、上記風向板15及び56共に、曲げ部53を形成することにより、段階的に冷気を上方に指向させているが、これ以外に、風向板15及び56全体を湾曲形成することにより、冷気の向きを上方へ指向させても良いものとする。
【0064】
また更に、他の実施例としての風向板58について図20を参照して説明する。尚、図中において上述と同一の符号が付されているものは、同一又は同様の効果を奏するものであるものとする。本実施例における風向板58は複数、本実施例では2つの平板状案内板59、60により構成されており、上側に位置する案内板59ほど起立した向きに取り付けられているものとする。そして、この平板状案内板59、60は、間隔61を存して設けられている。尚、これら案内板59、60の左右両端には、上方に略直角に起立したフランジ63がそれぞれ形成されている。
【0065】
また、下側に位置する案内板60の下端部には、垂直方向に折曲された垂直部64が形成されている。そのため、案内板60自体の強度を向上させることができるようになり、案内板60が長手方向に延在して形成された場合であっても、冷気の吐出による影響により案内板60が変形することを未然に回避することができ、均一な冷気の流れを実現することができるようになる。
【0066】
尚、この垂直部64においても、係る垂直部64が下端部が前記冷却器前板55と水滴が通過可能な間隔を存して近接するように案内板60が取り付けられるものとする。そのため、冷却器8の除霜運転などにより生じるドレン水が冷却器用送風機9から吐出される冷気に影響されてダンパ6側に進入することを未然に回避することができるようになる。また、この冷却器前板55は、後方に向けて少許低く形成されていると共に、風向板15と冷却器前板55との間に水滴が通過可能な間隔が形成されているため、冷却器前板55前部などに生じた結露水を後方下部に設けられたドレンパン16に円滑に導くことができるようになる。
【0067】
これにより、風向板58に向かって水平方向に吐出された冷気は、前述の如く風向板58の下側の案内板60及び上側の案内板59により徐々に上方へ指向され、ダンパ6を押し開く方向に吐出される。ここで、本実施例における案内板59と60との間には、間隔61が形成されているため、上方に指向される冷気の流れの一部を間隔61から水平方向に吐出することができ、ダンパ6の開き始めの風圧を高めることができるようになる。これにより、円滑にダンパ6の開放を行うことができるようになる。
【0068】
また更に、もう一つの他の実施例としての風向板65について図21を参照して説明する。尚、図中において上述と同一の符号が付されているものは、同一又は同様の効果を奏するものであるものとする。本実施例における風向板65は複数、本実施例では2つの平板状案内板66、67により構成されており、係る実施例においても上側に位置する案内板66ほど起立した向きに取り付けられているものとする。そして、この案内板66、67は、間隔68を存して設けられている。尚、これら案内板66、67の左右両端には、上方に略直角に起立したフランジ69がそれぞれ形成されている。また、下側に位置する案内板67の下端部には、上述と同様の垂直部64が形成されているものとする。
【0069】
また、係る実施例における下側の案内板67の上部は、上側に位置する案内板66の下部よりもダンパ6側に延在して形成されているものとする。
【0070】
これにより、風向板65に向かって水平方向に吐出された冷気は、前述の如く風向板65の下側の案内板67及び上側の案内板66により徐々に上方へ指向され、ダンパ6を押し開く方向に吐出される。ここで、本実施例における案内板66と67との間には、間隔68が形成されていると共に、下側の案内板67の上部は、上側に位置する案内板66の下部よりもダンパ6側に延在して形成されているので、下側に位置する案内板67に沿って吐出される冷気を円滑に案内板66、67間の間隔68に吐出することができ、より一層ダンパ6の開き始めの風圧を高めることができ、円滑にダンパ6を開くことができるようになる。
【0071】
次に、図22乃至図25を参照して、他の実施例としての冷却ユニット70の冷却器用送風機71、72について説明する。上記実施例では冷却ユニット1に配設される冷却器用送風機9は1台であったが、本実施例では冷却器用送風機71、72は2台である冷却ユニット70について説明する。尚、図中において上述と同一の符号が付されているものは、同一又は同様の効果を奏するものであるものとする。
【0072】
冷却ユニット70では、外装ケース7の前部に冷却器8が配設されると共に、冷却器8の後方に下面に冷気吸込口74を形成したファンケース73が設けられ、係るファンケース73の上方に図22に示す如く前面から見て隣接して左右に冷却器用送風機71、72が並設されている。
【0073】
ここで、図23はファンケース73上方の構造を説明する構造説明図である。このファンケース73の左右側端部には、冷却器8の管板、即ち、冷却器8を構成する冷媒パイプ8Aの両側部を保持する図示しない板状部材に連設される左右の管板補強材76、77が立設されている。また、この管板補強材76、77の間であって、冷却器用送風機71、72の間には、冷却器用送風機71側と冷却器用送風機72側とを仕切る仕切用の管板補強材78が立設されている。
【0074】
そして、これら管板補強材76、77、78の上部において、左右の管板補強材76、77に渡って送風機取付板79が架設されている。尚、送風機取付板79が位置する仕切用の管板補強材78上端には、送風機取付板79の外周寸法よりも大きい切欠80が形成されているものとする。
【0075】
ここで、送風機取付板79は、例えば鋼板製材料にて構成された板状部材であり、この送風機取付板79の前記冷却器用送風機71及び72が取り付けられる位置に対応する位置には、後述する複数の取付ネジ81を回避するためのネジ孔82が複数形成されていると共に、送風機取付用の固定孔83が複数形成されている。
【0076】
一方、前記冷却器用送風機71、72は、上部に送風機用モータ71A及び72Aを備えており、この送風機用モータ71A及び72A上面には、送風機取付板79よりも熱伝導性の高い材料にて構成される放熱板84が前記取付ネジ81にて取り付けられる。また、この放熱板84の例えば四隅には、前記固定孔83と合致するネジ孔85が形成されている。
【0077】
以上の構成により、冷却器用送風機71及び72は、放熱板84をそれぞれ取り付けた後、送風機取付板79の下方から放熱板84のネジ孔85と送風機取付板79の固定孔83とを合致させ、ネジ86にて固定する。このとき、放熱板84と冷却器用送風機71又は72とを固定した取付ネジ81は、送風機取付板79に形成されたネジ孔82内に回避されるものとする。
【0078】
これにより、冷却器用送風機71及び72は、冷却器8の管板に連設される左右の管板補強材76、77と、これら管板補強材76、77に渡って取り付けられた送風機取付板79に取り付けるため、冷却器用送風機71及び72の取付構造の強度を向上させることができ、安定して冷却器用送風機71及び72を固定することができるようになる。これにより、冷却器用送風機71及び72の運転により生じる振動音などを著しく抑制することができるようになる。
【0079】
また、冷却器用送風機71及び72は、放熱板84を介して冷却器取付板79に取り付けられるため、放熱板84を冷却器取付板79から着脱することで、容易に冷却器用送風機71及び72の着脱を可能とし、冷却器用送風機71及び72のメンテナンス作業性を向上させることができるようになる。
【0080】
更に、前記放熱板84は、送風機取付板79よりも熱伝導性の高い材料にて構成されているため、冷却器用送風機71及び72の温度上昇を軽減することができ、送風機71及び72自体の耐久性を向上させることができるようになる。
【0081】
また、本発明の冷却ユニット70は、冷却器用送風機71と72との間に仕切用の管板補強材78が設けられていると共に、この管板補強材78の上端には、切欠80が形成されているため、特に、一方の左右の管板補強材76と、仕切用の管板補強材78との間に図示しない電送ボックスなどが配設させるために、冷却器用送風機71と72側の空間の大きさが異なる場合であっても、これら左右の管板補強材76、77と仕切用の管板補強材78とにより区画された空間の圧力を均一に保つことができるようになる。
【0082】
これにより、冷却器用送風機71及び72から吐出される冷気の整流を行うことができ、冷却器8を通過する冷気を均一化することができるようになる。
【0083】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、冷却器と、この冷却器と熱交換した冷気を吐出口から吐出するための複数の送風機とを備えて成るものであって、冷却器の管板に連設される左右の管板補強材と、当該左右の管板補強材の上部に渡って取り付けられた送風機取付板と、送風機間に位置する仕切用の管板補強材と、送風機間に位置する仕切用の管板補強材とを備え、仕切用の管板補強材に送風機取付板が通過する位置に切欠を形成すると共に、各送風機を送風機取付板に取り付けたので、送風機の取付構造の強度を向上させることができ、安定して送風機を固定することができるようになる。これにより、送風機の運転により生じる振動音などを著しく抑制することができるようになる。
【0084】
特に、仕切用の管板補強材には送風機取付板が通過する位置に切欠を形成したので、これら左右の管板補強材と仕切用の管板補強材とにより区画された空間の圧力を均一に保つことができるようになる。
【0085】
これにより、複数の送風機から吐出される冷気の整流を行うことができ、冷却器を通過する冷気を均一化することができるようになる。
【0086】
請求項2の発明の冷却ユニットによれば、上記発明に加えて、送風機は放熱板を介して送風機取付板に取り付けられているので、放熱板を着脱することによっり送風機の着脱を行うことを可能とし、送風機のメンテナンス作業性を向上させることができるようになる。
【0087】
請求項3の発明の冷却ユニットによれば、請求項2の発明に加えて、放熱板は送風機取付板よりも熱伝導性の高い材料にて構成されているので、送風機の温度上昇を軽減することができ、送風機自体の耐久性を向上させることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した冷却貯蔵庫の縦断側面図である。
【図2】 本発明を適用した冷却ユニットの斜視図である。
【図3】 冷却ユニットの縦断側面図である。
【図4】 冷却ユニットの透視正面図である。
【図5】 外装ケースの内方から見た斜視図である。
【図6】 側板を分解した状態の外装ケースの斜視図である。
【図7】 外装ケース上部の部分断面図である。
【図8】 外装ケースの下角隅部の斜視図である。
【図9】 冷却ユニットの側断面図である。
【図10】 冷却ユニットの部分側断面図である。
【図11】 仕切板の斜視図である。
【図12】 他の実施例としての冷却ユニットの部分側断面図である。
【図13】 他の実施例としての仕切板の斜視図である。
【図14】 冷却器の右側面図である。
【図15】 冷却器の左側面図である。
【図16】 冷却ユニットの部分縦断正面図である。
【図17】 冷却ユニットの部分側断面図である。
【図18】 図17の部分拡大図である。
【図19】 他の実施例としての冷却ユニットの部分拡大側断面図である。
【図20】 他の実施例としての冷却ユニットの部分拡大側断面図である。
【図21】 もう一つの他の実施例としての冷却ユニットの部分拡大側断面図である。
【図22】 他の実施例としての冷却ユニットの透視正面図である。
【図23】 図22のファンケース上方の構造説明図である。
【図24】 図23の送風機取付板を切り欠いた状態の構造説明図である。
【図25】 冷却器用送風機の取付構造を説明する側断面図である。
【符号の説明】
R 冷却貯蔵庫
1、70 冷却ユニット
8 冷却器
9、71、72 冷却用送風機
16 ドレンパン
73 ファンケース
74 冷気吸込口
76、77 管板補強材
78 仕切用管板補強材
79 送風機取付板
80 切欠
81、86 取付ネジ
82、85 ネジ孔
83 固定孔
84 放熱板
Claims (3)
- 冷却器と、該冷却器と熱交換した冷気を吐出口から吐出するための複数の送風機とを備えて成る冷却ユニットにおいて、
前記冷却器の管板に連設される左右の管板補強材と、
該左右の管板補強材の上部に渡って取り付けられた送風機取付板と、
前記送風機間に位置する仕切用の管板補強材とを備え、
当該仕切用の管板補強材上端の前記送風機取付板が通過する位置に切欠を形成すると共に、
前記各送風機を前記送風機取付板に取り付けたことを特徴とする冷却ユニット。 - 前記送風機は放熱板を介して前記送風機取付板に取り付けられていることを特徴とする請求項1の冷却ユニット。
- 前記放熱板は前記送風機取付板よりも熱伝導性の高い材料にて構成されていることを特徴とする請求項2の冷却ユニット。
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