JP3973358B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、下面が開放する断熱性の冷却箱内に冷却器及び冷却器用送風機を設置し、この冷却箱を、断熱箱体の天井に形成した天井部開口を塞ぐかたちで当該断熱箱体の天面に設置して成る冷却貯蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来よりこの種冷却貯蔵庫は、プレハブ低温庫(冷凍・冷蔵庫)や業務用冷却貯蔵庫であり、断熱板によって構成されるユニットベース上に圧縮機、凝縮器及び断熱性の冷却箱などにより構成される冷却ユニットを設け、断熱箱体によって構成される冷却貯蔵庫の天井面に開口が形成されており、係る開口を塞ぐ形でユニットベースが載置されている。そして、この冷却ユニットによって断熱箱体内に形成された貯蔵室内を冷却している。
【0003】
従来、冷却貯蔵庫の天井面に形成される開口の開口縁四隅には、上下に延出して形成される支柱が立設され、これら支柱の隣接する支柱の上端、即ち、一側方に位置する支柱40の上端から他方に位置する支柱の上端に渡って上部支持具がそれぞれ前後に取り付けられる。この上部支持具には、前記冷却器が取り付けられる。そして、これら支柱及び上部支持具の上方から冷却箱が被される構造とされていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、冷却箱は、開口縁に設けられる支柱及び支柱上方に渡って設けられる上部支持具によってのみ、支持されていたため、冷却箱の固定が不十分であった。冷却箱の固定を十分に行うために、支柱及び支柱支持具の板厚を増加させるなどが考えられていたが、冷却箱の支持を十分に行うことができないという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、強固に冷却箱を支持することができる冷却貯蔵庫を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の冷却貯蔵庫は、下面が開放する断熱性の冷却箱内に冷却器及び冷却器用送風機を設置し、この冷却箱を、断熱箱体の天井に形成した天井部開口を塞ぐかたちで当該断熱箱体の天面に設置して成るものであって、天井部開口の四隅に立設される支柱と、隣接する支柱の上端に渡って設けられ、冷却器を支持する上部支持具と、該上部支持具と直交する方向で隣接する支柱の下端間に渡って固定される下部取付具と、該下部取付具間に渡って取り付けられ、冷却器へのダクトを構成するダクト部材を固定するためのダクト固定具とを備え、冷却箱は、これら支柱及び上部支持具の上方から被せることを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、下面が開放する断熱性の冷却箱内に冷却器及び冷却器用送風機を設置し、この冷却箱を、断熱箱体の天井に形成した天井部開口を塞ぐかたちで当該断熱箱体の天面に設置して成るものであって、天井部開口の四隅に立設される支柱と、隣接する支柱の上端に渡って設けられ、冷却器を支持する上部支持具と、該上部支持具と直交する方向で隣接する支柱の下端間に渡って固定される下部取付具と、該下部取付具間に渡って取り付けられ、冷却器へのダクトを構成するダクト部材を固定するためのダクト固定具とを備え、冷却箱は、これら支柱及び上部支持具の上方から被せるので、支柱と、上部支持具と、下部取付具と、ダクト固定具とにより、強固に冷却箱を支持することができるようになる。これにより、特に支柱等の支持具の板厚等を増加させることなく、十分に冷却箱を支持することができるようになる。
【0008】
請求項2の発明の冷却貯蔵庫は、請求項1の発明に加えて、一方の下部取付具には、ダクト固定具の一端が係合する係合部が形成され、ダクト固定具の他端は、他方の下部取付具にネジ止めされることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明に加えて、一方の下部取付具には、ダクト固定具の一端が係合する係合部が形成され、ダクト固定具の他端は、他方の下部取付具にネジ止めされるので、下部取付具をダクト固定具に固定する際に、容易にダクト固定具の位置決めを行うことができ、組立作業性を向上させることができるようになる。
【0010】
請求項3の発明の冷却貯蔵庫は、請求項1又は請求項2の発明に加えて、冷却器の吸込側に位置する下部取付具には、庫内温度を検出するための温度センサが設けられるセンサ取付部が設けられることを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明に加えて、冷却器の吸込側に位置する下部取付具には、庫内温度を検出するための温度センサが設けられるセンサ取付部が設けられるため、容易に温度センサの取付を行うことができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述する。図1は本発明の実施例のプレハブ冷蔵庫等の冷却貯蔵庫1の正面図を示している。この冷却貯蔵庫1は、断熱箱体2によって構成されており、この断熱箱体2内には、貯蔵室3が構成されいている。この断熱箱体2は隣り合うパネルとの結合部分に凸部或いは凹部を有した断熱パネル4を組み合わせて箱状に構成されている。
【0013】
また、断熱箱体2の前壁には貯蔵食品等の物品を出し入れする物品出入口及びこの物品出入口の一側を回動自在に枢支し開閉自在に閉塞すると共に、貯蔵室3を密閉化する断熱扉5が設けられている。
【0014】
そして、断熱箱体2の天壁(天井面)2Aの後部には矩形状の開口6が形成されており、この開口6を上から閉塞する形で断熱板にて構成されるユニットベース7が取り付けられる。このユニットベース7上には、図2及び図3に示す如く冷却装置Rを構成する圧縮機8、凝縮器9及び凝縮機用送風機10が設置されると共に、電装箱11及び断熱部材によって構成される冷却箱12が設置されている。尚、図1では圧縮機8、凝縮器9、凝縮器用送風機10及び電装箱11は省略している。そして、このユニットベース7には、冷却箱12が設置される位置に、前記冷却貯蔵庫の天壁2Aに形成された開口6よりも少許大きい開口16が形成されている。また、ユニットベース7の両端には、ハンドル13、13が設けられている。
【0015】
ここで、図4乃至図10を参照して、前記冷却箱12の保持構造について説明する。図4は冷却貯蔵庫上部の縦断正面図、図5は冷却箱12の保持構造の分解斜視図、図6は図5の部分拡大図、図7は同じく図5の部分拡大図、図8は冷気ダクトパネル21を含む分解斜視図、図9は冷却貯蔵庫上部の部分拡大断面図、図10は同じく冷却貯蔵庫上部の部分拡大断面図である。前記冷却貯蔵庫1の天壁2Aに形成された開口6の開口縁6Aの四隅には、図5に示す如き支柱40が立設される。この支柱40は、上下に延出して形成される板状部材であり、上下に渡って内方に略直角に折曲される。また、支柱40の下端は、外方に向けて略直角に折曲されたフランジ40Aが形成され、このフランジ40Aの端部は、更に上方に略直角に折曲された後、外方に向けて略直角に折曲される取付部40Bが形成される。
【0016】
そして、図4に示す如くこれら支柱40の隣接する支柱40の上端、即ち、本実施例では正面から見て左側に位置する支柱40の上端から右側に位置する支柱40の上端に渡って上部支持具41がそれぞれ前後に取り付けられる。この上部支持具41には、前記冷却器14が取り付けられる。
【0017】
また、前記冷却器14の下方には、該冷却器14から滴下されるドレン水を排出するためのドレンパン32が設けられ、ドレンパン32の一端は、冷却器14の側方に固定される。そして、ドレンパン32の他端は、上方に略直角に折曲された後、更に、側方に向けて折曲された送風機固定部33が形成され、前記支柱40に固定される。該送風機固定部33には、下方に冷気を吐出する冷却機用送風機15が設けられる。
【0018】
更に、冷却器14の冷媒の出口側に位置する冷媒配管14Aは、図4に示す如く斜め上方に傾斜する傾斜部14Bが形成され、この傾斜部14Bには、霜取り用の復帰温度センサ46が断面略コ字状又は筒状の取付具47にて、吸込側に位置する開口6から着脱自在に取り付けられる。これにより、特に前記ドレンパン32又は冷却器14を取り外すことなく、復帰温度センサ46の取付及びメンテナンス作業を行うことができる。
【0019】
また、上部支持具41と直交する方向で隣接する支柱40の下端、即ち、本実施例では正面から見て前側に位置する支柱40の下端から後側に位置する支柱40の下端に渡って下部取付具42がそれぞれ左右に取り付けられる(図5参照)。この下部取付具42の前部及び後部には、対向する下部取付具42に渡ってダクト固定具43が取り付けられる(図8参照)。
【0020】
ダクト固定具43の中央部の上面には、冷却箱12内を冷気吸込側と冷気吐出側とに区画するための仕切板28が下部取付具42と平行に設けられる。このダクト固定具43の下面には、仕切板28の下端から吸込側に延出する吸込側仕切板50が同じく下部取付具42と平行に形成され、この吸込側仕切板50の端部には、外側下方に傾斜した傾斜板29が形成される。
【0021】
ここで、図6及び図7を参照して、ダクト固定具43の取付構造について説明する。一方の下部取付具42の前部には、ダクト固定具43を係合するための係合スリット42Aが上下に複数、本実施例では2つ形成されると共に、他方の下部取付具42の前部には、それぞれダクト固定具43をネジ止めにより固定するためのネジ孔42Bが上下に複数、本実施例では2つ形成される。また、同じく一方の下部取付具42の後部には、それぞれダクト固定具43をネジ止めにより固定するためのネジ孔42Bが上下に複数、本実施例では2つ形成されると共に、他方の下部取付具42の後部には、ダクト固定具43を係合するための係合スリット42Aが上下に複数、本実施例では2つ形成される。
【0022】
他方、ダクト固定具43の端部は、それぞれ上方に向けて折曲された傾斜部43Aが形成されると共に、傾斜部43Aの上端は、外方に向けて水平に折曲された係合部43Bが形成されている。また、傾斜部43Aの上部には、前記下部取付具42とネジ止めにより固定するためのネジ孔43Cが形成される。
【0023】
これにより、下部取付具42にダクト固定具43を取り付ける場合には、ダクト固定具43の一端を一方の下部取付具42の係合スリット42Aに挿入した後、ダクト固定具43の他端に形成されるネジ孔43Cを他方の下部取付具42に形成されるネジ孔42Bと合致させ、ネジ止めにより固定する。これにより、ダクト固定具43を下部取付具42に容易に取り付けることができるようになり、組立作業性を向上させることができるようになる。また、ネジ止めにより強固に固定することができるようになる。
【0024】
また、下部取付具42には、上述の如く上下に複数の係合スリット42A及びネジ孔42Bが形成されているため、断熱箱体2を構成する断熱パネルの厚さ寸法によってダクト固定具43の位置を変更することができるようになる。このため、ダクト固定具43に固定される詳細は後述する冷気ダクトパネル21の位置を仕様に応じて容易に決定することができると共に、冷気漏れによる不都合を未然に回避することができるようになる。
【0025】
上述の構造により冷却箱12の保持構造が構成され、図4に示す如く支柱40及び上部支持具41の上方より前記冷却箱12を被せることにより、冷却箱12が保持されると共に、冷却箱12の下面開口は、貯蔵室3内と連通される。また、冷却箱12の開口縁には、ユニットベース7の開口16縁に取り付けるための切欠が形成されており、冷却箱12は、ユニットベース7の開口縁16Aに略きっちりと嵌め込むまれる。そして、冷却箱12の上辺、下辺及び側辺をそれぞれ支柱40と、上部支持具41と、下部取付具42と、ダクト固定具43とにより、支持することができるようになり、冷却箱12を強固に固定することができるようになる。そのため、特に支柱40等の支持具の板厚等を増加させることなく、十分に冷却箱12を支持することができるようになる。
【0026】
また、前記冷却器14側に位置する前記下部取付具42には、図5に示す如き上方に突出されるセンサ取付部44が形成されている。このセンサ取付部44には、貯蔵室3内の温度と近似される冷却箱12内の温度を検出する温度センサ45が取り付けられる。そのため、温度センサ45によって検出される温度は、貯蔵室3内の温度として庫内の温度制御の際に参酌される。
【0027】
これにより、冷却器14の影響を受けない温度を検知することができる温度センサ45を容易に取り付けることができるようになり、組み立て作業の効率を向上させることができるようになる。
【0028】
一方、貯蔵室3側の断熱箱体2の天壁2Aには、図11に示す如き冷気ダクトパネル21が設けられている。この冷気ダクトパネル21は外形寸法が前記天壁2Aに形成された開口6よりも一回り大きい寸法とされる矩形状を呈しており、上面は前記冷却箱12内と連通するために上方に開放されている。そして、この冷気ダクトパネル21の外縁部を形成する三辺には、冷気吐出口22、23、24がそれぞれ形成されていると共に、残りの外縁部を形成する一辺には、冷気吸込口25が形成されている。更に、この冷気ダクトパネル21は、下面中央部には、四隅が所定曲率で湾曲した矩形状を呈する中央部冷気吸込口26が形成されており、これにより、冷気ダクトパネル21の下面は下面フランジ部27とされる。
【0029】
また、冷気ダクトパネル21の下面フランジ部27の四隅部には、冷却器14の吸込側に連通する隅部冷気吸込口51が本実施例では複数形成されている。
【0030】
これらの冷気吐出口22、23、24及び冷気吸込口25の上縁は、冷気ダクトパネル21が前記開口6よりも一回り大きい寸法に形成されていることから、それぞれ開口6よりも外側に位置して設けられている。また、この冷気ダクトパネル21は、下面フランジ部27から上端にかけて外方に向けて上昇する立上辺27Aが形成されており、それぞれの冷気吐出口22、23、24及び冷気吸込口25は、少許斜め下方に向けて又は、斜め下方から冷気の吐出・吸込を行なわれる。
【0031】
また、冷気吐出口22、23、24及び冷気吸込口25の下縁に位置する立上辺27Aは、該立上辺27Aの上端から内方に向かう内向辺27Bが形成されている。これにより、立上辺27Aと内向辺27Bとの間に隅角部27Cが形成される。
【0032】
ここで、図12を参照して冷気ダクトパネル21の内部構造を説明する。図12は冷却貯蔵庫1上部の正面図を示している。冷気ダクトパネル21の上部には、冷気ダクトパネル21内を上下に区画するダクト部材としての仕切板37が設けられている。尚、この仕切板37の下面には、図18に示す如く、発砲断熱材により構成される断熱シート58が貼付される。仕切板37には、前記ダクト固定具43に化粧ネジ59により固定するためのネジ孔60が例えば四隅に形成されている。
【0033】
このとき、仕切板37のネジ孔60に位置する断熱シート58には、ネジ孔60よりも大きい寸法のネジ孔61が形成されている。そして、このネジ孔61には、該ネジ孔61の内径と略きっちりの寸法の板状ゴム部材62が挿入される。この板状ゴム部材62には、前記仕切板37に形成されるネジ孔60よりも少許大きい寸法のネジ孔63が形成される。
【0034】
これにより、仕切板37をダクト固定具43に取り付ける際に、ネジ孔60とネジ孔63を容易に合致させることができ、取付作業の効率を向上させることができる。
【0035】
また、化粧ネジ59を締め付けた際に、板状ゴム部材62を使用しない場合は、断熱シート58が変形する不都合が生じるが、板状ゴム部材62を取り付けることにより、断熱シート58の変形を未然に回避することができる。更にまた、板状ゴム部材62を取り付けることにより、断熱シート58のネジ孔61から冷却箱12内が露出されることを未然に回避することができるようになる。
【0036】
また、この仕切板37の外縁には、下方に傾斜する傾斜部37Aが形成され、この傾斜部37Aの端部は前記冷気吐出口22、23、24及び冷気吸込口25の下端、即ち、下面フランジ部27の内向辺27Bにネジ止めにより固定される。また、吸込側に位置する傾斜部37Aには、図8に示す如く冷却箱12の吸込側と連通するための開口37Bが形成される。そして、この開口37Bの下縁には、上方に直立した案内板37Cが一体に形成される。また、図14に示す如く、中央側に位置する開口37Bの縁部には、下方に渡って突出した後、更に吸込側に向かって折曲されるフィルタ保持部37Dが形成される。
【0037】
そして、フィルタ54を冷気吸込ダクト21下方からフィルタ保持部37D及び案内板37Cに着脱自在に保持する。これにより、フィルタ54を冷却箱12の吸込側に位置する開口37Bに取り付けることができるようになり、庫内を循環する冷気を衛生的に保つことができるようになる。
【0038】
また、フィルタ54は、仕切板37の開口37B縁部に一体に形成される案内板37Cにより固定を行うことができる。そのため、特別な取付具を必要とすることなく、部品点数の削減を行うことができるようになる。
【0039】
更に、案内板37C下方には、図10に示す如く前記冷気吸込口25及び隅部冷気吸込口51から流入した冷気を前記冷却器14の吸込側に案内する保持板52が設けられている。この保持板52は、前記下部取付具42と平行に延在する板状部材であり、一端には、前記傾斜部37Aと平行に形成される取付面52Aが形成され、この取付面52Aの上端から内側下方に傾斜する本体52Bが形成される。そして、この本体52Bの端部は、内側上方に傾斜する係合部52Cが形成される。
【0040】
そして、保持板52と対向する位置の仕切板37の傾斜部37Aには、図9に示す如く後述する隠蔽板30の隠蔽板固定具53が取り付けられる。この隠蔽板固定具53は、保持板52と同様に前記下部取付具42と平行に延在する板状部材であり、一端が、前記傾斜部37Aと平行に形成される取付面53Aが形成され、この取付面53Aの上端から内側下方に傾斜する本体53Bが形成される。そして、この本体53Bの端部は、外側下方に傾斜する傾斜面53Cが形成される。尚、傾斜面53Cには、予め化粧ネジ55が取り付けられているものとする。
【0041】
一方、冷気ダクトパネル21の下部、即ち仕切板37と冷気ダクトパネル21の下面フランジ部27との間には、前記中央部冷気吸込口26の上方に位置して隠蔽板30が設けられる。この隠蔽板30は、四隅が所定曲率で湾曲した矩形状を呈する中央部冷気吸込口26の最大幅より小さく、隣り合う湾曲部の隣接する終端間の寸法よりも大きい幅の矩形状に形成される。
【0042】
これにより、容易に中央部冷気吸込口26から隠蔽板30を取り付けることができると共に、中央部冷気吸込口26を十分に被覆することができるため、冷気ダクトパネル21内が下方から見える不都合を回避することができ、外観の向上を図ることができるようになる。
【0043】
ここで、隠蔽板30の形状について図13を参照して説明する。図13は隠蔽板30の斜視図である。隠蔽板30は、板状部材により形成されており、外周縁は上方に略直角に折曲したフランジ30Aが形成される。一方の側方に位置するフランジ30Aには、冷気ダクトパネル21に取り付けるための係支部として係支孔30Bが2カ所に形成される。また、係る係支孔30Bが形成される側方と対向する側方には、切欠30Cが形成され、この切欠30Cの下端から外側下方に傾斜する傾斜部30Dが形成される。この傾斜部30Dには、外縁から内方に切り込まれ、ネジに着脱可能に係合するための切欠30Eが形成される。また、この傾斜部30Dは、前記仕切板37の傾斜面37Aに取り付けられる隠蔽板固定具53の傾斜面53Cと合致できる角度に形成されているものとする。
【0044】
以上の構成により、図14乃至図17を参照して隠蔽板30の取付方法について説明する。先ずはじめに、隠蔽板30の係支孔30Bが形成されている側を冷気ダクトパネル21の中央部冷気吸込口26下方から挿入し、隠蔽板30に形成される係支孔30B、30Bに仕切板37に取り付けられる保持板52の係合部53Cを挿入し係合させる(図15)。その後、隠蔽板30の傾斜部30Dが形成されている側方を係支孔30Bに係合部53Cを係合させたまま、上方に移動させる(図16)。そして、前記隠蔽板固定具53に予め螺着される化粧ネジ55の上方から隠蔽板30の傾斜部30Dに形成される切欠30Eを挿入することにより、隠蔽板の取付けられる(図17)。これにより、容易に隠蔽板30を仕切板37に固定することができるようになる。
【0045】
また、この隠蔽板固定具53の傾斜面53C及び隠蔽板30の傾斜部30Dは、それぞれ外側下方に傾斜して形成されているため、傾斜面53Cに螺着された化粧ネジ55に隠蔽板30の切欠30Eを挿入することにより、隠蔽板30の自重にて隠蔽板30の切欠30Eが前記化粧ネジ55に係合され、化粧ネジ55がゆるんだ状態であっても、隠蔽板30が落下することを未然に防止することができるようになる。
【0046】
以上の構成により、冷気ダクトパネル21を天壁2Aに形成された開口6取り付ける際には、仕切板37に形成されるネジ孔56と、ダクト固定具43に予め形成される図示しないネジ孔を合致させ、ネジ止めにより固定する。
【0047】
ここで、開口6下縁に当接する冷気ダクトパネル21の下面フランジ部27の上端には、断面略L字状の冷気案内板57が設けられる。このとき、冷気案内板57は、図9及び図10に示される如く天壁2Aと少許隙間を形成して取り付けられるため、少許冷気を外部に漏出され、係る冷気案内板57近傍の空気の流通を図ることができるようになる。そのため、冷気案内板57近傍の結露発生を防止することができる。また、この冷気案内板57は、予め冷気ダクトパネル21内部に設けられる取付板58にネジ59により固定される。このとき、ネジ59を被覆するためのネジ保護具60が冷気案内板57の上端及び取付板58の上端に取り付けられている。また、このネジ保護具60及び冷気案内板57により、冷気吐出口22、23、24及び冷気吸込口25を流通する冷気を整流することができるようになる。
【0048】
尚、前記ダクト固定具43の係合部43B及びネジ孔43Cの取付箇所を天壁2Aの厚さに応じて前記下部取付具42の係合スリット42A及びネジ孔42Bの位置を変更することにより、冷気ダクトパネル21の位置を容易に決定することができるようになる。
【0049】
以上の構成により、前記冷却装置Rが運転されると冷却器14によって冷却された冷気は、送風機15によって仕切板37の傾斜部37Aに沿って降下し、冷気吐出口22、23、24から吐出される。
【0050】
これにより、冷却器14と熱交換した冷気は冷気吐出口22、23、24から断熱箱体2の天壁2Aに沿って吐出されるので、図11に示す如く多方向に冷気を吐出することができ、貯蔵室3内の温度を均一にすることができる。
【0051】
また、貯蔵室3内を循環した冷気は、冷気ダクトパネル21の後端に形成された冷気吸込口25、冷気ダクトパネル21の下面に形成された中央部冷気吸込口26及び隅部冷気吸込口51から冷却箱12内に帰還される。このとき、冷気吸込口25から吸い込まれた冷気は、傾斜部37A及び仕切板37に沿って冷却箱12内に帰還される。また、中央部冷気吸込口26から吸い込まれた冷気は、隠蔽板30と下面フランジ部26の間から侵入した後、隠蔽板30の上面及び仕切板37の下面に沿って冷却箱12内に帰還される。
【0052】
そして、隅部冷気吸込口51から吸い込まれた冷気は、中央部冷気吸込口26から吸い込まれた冷気と合流し、冷却箱12内に帰還される。このとき、冷気ダクトパネル21の下面フランジ部27の隅部は、積極的に通風が行われるため、特に、外縁部冷気吐出口22、23、24近傍の隅部における霜付き又は結露の発生を未然に回避することができるようになる。
【0053】
また、隅部冷気吸込口51は、吸込口であるため、比較的温度の高い冷気を隅部から吸い込むことができ、隅部自体の温度を結露し難い温度とすることにより、より一層結露の発生を防止することができるようになる。また、冷気吸込口が外縁部冷気吸込口25に加えて補助的に隅部冷気吸込口51にも形成されることにより、冷気取り入れ口が拡大され、冷却効率を向上させることができるようになる。
【0054】
更にまた、冷気ダクトパネル21は、隅部冷気吸込口51が形成される面より外側に向けて上昇する立上辺27Aと、この立上辺27Aの上端から内方に向かう内向辺27Bとを有し、立上辺27Aと内向辺27Bとの間に隅角部を形成したので、隅角部に空気が滞留されることにより、空気層が形成され、隅部冷気吸込口51近傍の冷気ダクトパネル21に結露が発生することを未然に防止することができるようになる。
【0055】
【発明の効果】
以上詳述した如く本発明によれば、下面が開放する断熱性の冷却箱内に冷却器及び冷却器用送風機を設置し、この冷却箱を、断熱箱体の天井に形成した天井部開口を塞ぐかたちで当該断熱箱体の天面に設置して成るものであって、天井部開口の四隅に立設される支柱と、隣接する支柱の上端に渡って設けられ、冷却器を支持する上部支持具と、該上部支持具と直交する方向で隣接する支柱の下端間に渡って固定される下部取付具と、該下部取付具間に渡って取り付けられ、冷却器へのダクトを構成するダクト部材を固定するためのダクト固定具とを備え、冷却箱は、これら支柱及び上部支持具の上方から被せるので、支柱と、上部支持具と、下部取付具と、ダクト固定具とにより、強固に冷却箱を支持することができるようになる。これにより、特に支柱等の支持具の板厚等を増加させることなく、十分に冷却箱を支持することができるようになる。
【0056】
請求項2の発明によれば、請求項1の発明に加えて、一方の下部取付具には、ダクト固定具の一端が係合する係合部が形成され、ダクト固定具の他端は、他方の下部取付具にネジ止めされるので、下部取付具をダクト固定具に固定する際に、容易にダクト固定具の位置決めを行うことができ、組立作業性を向上させることができるようになる。
【0057】
請求項3の発明によれば、請求項1又は請求項2の発明に加えて、冷却器の吸込側に位置する下部取付具には、庫内温度を検出するための温度センサが設けられるセンサ取付部が設けられるため、容易に温度センサの取付を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷却貯蔵庫の正面図である。
【図2】冷却装置の斜視図である。
【図3】冷却装置の平面図である。
【図4】冷却貯蔵庫上部の縦断正面図である。
【図5】冷却箱の保持構造の分解斜視図である。
【図6】図5の部分拡大図である。
【図7】同じく図5の部分拡大図である。
【図8】冷気ダクトパネルを含む分解斜視図である。
【図9】冷却貯蔵庫上部の部分拡大断面図である。
【図10】同じく冷却貯蔵庫上部の部分拡大断面図である。
【図11】冷気ダクトパネルの底面図である。
【図12】冷却貯蔵庫上部の縦断背面図である。
【図13】隠蔽板の斜視図である。
【図14】隠蔽板の取付を説明する冷却貯蔵庫上部の縦断正面図である。
【図15】隠蔽板の取付を説明する冷気ダクトパネルの斜視図である。
【図16】隠蔽板の取付を説明する冷気ダクトパネルの斜視図である。
【図17】隠蔽板の取付を説明する冷気ダクトパネルの斜視図である。
【図18】仕切板の断面図である。
【符号の説明】
R 冷却装置
1 冷却貯蔵庫
2 断熱箱体
2A 天壁
3 貯蔵室
6 開口
12 冷却箱
14 冷却器
15 冷却器用送風機
21 冷気ダクトパネル
32 ドレンパン
33 送風機固定部
40 支柱
40A フランジ
40B 取付部
41 上部支持具
42 下部取付具
42A 係合スリット
42B ネジ孔
43 ダクト固定具
43A 傾斜部
43B 係合部
43C ネジ孔
44 センサ取付部
45 温度センサ
46 復帰温度センサ
47 取付具

Claims (3)

  1. 下面が開放する断熱性の冷却箱内に冷却器及び冷却器用送風機を設置し、この冷却箱を、断熱箱体の天井に形成した天井部開口を塞ぐかたちで当該断熱箱体の天面に設置して成る冷却貯蔵庫において、
    前記天井部開口の四隅に立設される支柱と、隣接する前記支柱の上端に渡って設けられ、前記冷却器を支持する上部支持具と、該上部支持具と直交する方向で隣接する前記支柱の下端間に渡って固定される下部取付具と、該下部取付具間に渡って取り付けられ、前記冷却器へのダクトを構成するダクト部材を固定するためのダクト固定具とを備え、
    前記冷却箱は、これら支柱及び上部支持具の上方から被せることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記一方の下部取付具には、前記ダクト固定具の一端が係合する係合部が形成され、前記ダクト固定具の他端は、前記他方の下部取付具にネジ止めされることを特徴とする請求項1の冷却貯蔵庫。
  3. 冷却器の吸込側に位置する前記下部取付具には、庫内温度を検出するための温度センサが設けられるセンサ取付部が設けられることを特徴とする請求項1又は請求項2の冷却貯蔵庫。
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