JPH03233277A - 蒸発器の取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明は冷蔵庫等の貯蔵庫内上部に蒸発器を取り付ける
取付装置の改良に関する。

従来の技術 天壁に開口を有し少なくとも一側面に物品出し入れ口を
有する断熱箱と、前記開口を覆って前記開口の上方に蒸
発器と送風装置を収納する収納室を形成するように前記
天壁上に設置した断熱壁を有する貯蔵庫を提供するらの
として、■実公昭５９−２６２１２号公報及び■実開昭
６２−８０１８５号公報がある。

■にあっては、天壁に形成した凸部にコ字形の取付金具
を固定し、蒸発器を支持する支持体に設けた案内具を取
付金具の挿入溝及び案内溝に挿入案内することで、蒸発
器の凸部内への固定を行うものである。■にあっては、
コ字状の断熱壁に蒸発器の両端を嵌合したうえで、断熱
壁を天壁上に固定するものである。

発明が解決しようとする課題 前記技術■においては、支持体の案内具を挿入溝及び案
内溝に挿入案内させるにあたり、取付金具に対して蒸発
器を水平移動させる必要があり、このため凸部における
蒸発器収納空間としては蒸発器を水平移動できるだけの
余裕が必要であり、収納空間が大きくなる危惧があっｔ
こ、また凸部を構成する壁の庫内面に取付金具を固定す
る作業は非常に行いにくく作業性が悪い問題があった。

方、前記技術■にあっては、コ字状の断熱壁に蒸発器を
嵌合するしのであることから、蒸発器への配管作業及び
点検が行いに＜＜、蒸発器の両端からの除霜水が断熱壁
の壁面を伝って降下し、除霜水受皿にて受けることがで
きずに庫内に落下することがあった。

そこで本発明は、蒸発器の固定作業を簡略化するとと６
に、除霜水を確実に受けることができるようにした蒸発
器の取付装置を提供するものである。

［発明の構成〕 課題を解決するための手段 本発明は上述の課題に鑑みて為されたものであり、天壁
に開口を有し少なくとも一側面に物品出し入れ口を有す
る断熱箱と、開口を覆って前記開口の上方に蒸発器と送
風装置を収納する収納室を形成するように天壁上に設置
した断熱壁を有する貯蔵庫を提供するものであり、蒸発
器を開口の下方から挿入して開口の周縁部分に固定する
固定金具を備え、この固定金具には、蒸発器の直下に除
霜水を受ける除霜水受皿が固定され、さらに除霜水受皿
の一側を空気吸込口、他側を冷気吹畠口としたしのであ
る。

作用 蒸発器を支持する固定金具に除霜水受皿をも支持させた
ことで、固定金具は蒸発器及び除霜水受皿の両者の固定
部材を兼用するとともに、蒸発器周囲の固定装置が簡略
化され、しかもその取付作業は天壁に形成した開口の下
方から上方へ向けた挿入作業の後に行うものであること
から、断熱壁により構成される収納空間が縮小され、蒸
発器の取付作業能率を向上できる。

実施例 以下本発明の実施例を図面に基づき説明する。

１は冷蔵庫やショーケースその他の用途に使用できる貯
蔵庫であって、金属製内箱２と金属製外箱３との間に形
成される空間４に硬質ポリウレタン等の発泡断熱材５を
発泡充填した断熱箱本体６に、ヒンジ等の枢支部材７に
て回動可能に枢支され本体６の前面及び後面にそれぞれ
形成された物品出し入れ口８．９をそれぞれ開閉する透
明扉ＩＯ，１１を有する。

金属製内箱２と外箱３は、本体６の物品出し入れ口８．
９周縁部において、相互間に隙間を存して対向するフラ
ンジ１３．１４をそれぞれ形成しており、内箱のフラン
ジ１３と外箱のフランジ１４間にわたり物品出し入れ口
８及び９を巡るように前記内箱２のフランジ１３と外箱
３のフランジ１４とにそれぞれビス等固定部材にて固定
される合成樹脂製のバッキングホルダーと、このバッキ
ングホルダーに取りつけられて扉１０．１１の閉止状態
にて各扉の裏面に密着するマグネット入りのバッキング
（これはガスケットということもある）とを設けである
。尚、扉として複層透明ガラスを有した断熱構成のもの
を使用しているが、断熱材を充填した不透明な扉であっ
てもよい。

２１は本体６の天壁に形成した開口であり、後述する蒸
発器２４及び送風装置２５の取り付は用並びに空気循環
用の窓として作用する。２２はこの間口２１を覆うとと
６に蒸発器２４及び送風装置２５を収納する収納室２３
を形成するように、天壁上に設置した断熱壁であり、−
面に開口２１よりも若干大きな間口を有した箱形のもの
を使用している。

２６は送風装置２５の固定を行うとともに送風装置２５
からの風を満遍無く蒸発器２４に吹き付けるための送風
ガイドを兼用した送風カバーであり、蒸発器２４に固定
しである。２７は蒸発器２４からの除霜水を受ける除霜
水受皿で、適所に排水口２７Ｂを形成している。２８は
蒸発器２４の下端部を支持するとともに、蒸発器２４の
直下に除霜水受皿２７を支持する固定金具である。２９
は一端を排水口２７Ｂに接続し他端を支持部材３１に摺
動自在に支持される排水皿３０まで延設した排水管で、
３３は本体６の上面に設置され圧縮機３４や凝縮器３５
並びに断熱壁２２や電装部品を収納する機械室で、４０
は本体６内に設けた物品載置棚である。

固定金具２８は、天壁の開口周縁部分に下方から当接し
て孔４５にてビス等の固定部材４７により固定される固
定部４１と、固定部４１から上方に延び除霜水受皿２７
をビス等の固定部材４８により支持固定する第１支持部
４２と、この第１支持部４２かろ水平に延び蒸発器２４
の下端部を孔４６にてビス等の固定部材４９により支持
する第１支持部４３とを有する。

蒸発器２４は、プレートフィン形熱交換器を使用し、両
端に位置する管板５０と、アルミニウムからなり管板５
０に平行な複数のフィン５１と、両管板５０及び各フィ
ン５１を貫通するとともに蛇行配管された冷媒管５２と
、この冷媒管５２における入口管５３及び出口管（図示
せず）とからなる。そして、Ｃの蒸発器２４の下端部即
ち両管板５０の下部は最も下方まで延設されている。

次に、開口２１への蒸発器２４及び除霜水受皿２７の固
定について簡単に説明すると、（１）送風カバー２６に
て送風装置２５を蒸発器２４に取り付けた状態で、第４
図に示すような除霜水受皿２７を支持させた状態の固定
金具２８の第２支持部４３に、蒸発器２４の下端部をビ
ス等の固定部材４９により支持固定して、蒸発器ユニッ
トとなす。

（２）そしてこの蒸発器ユニットを断熱箱本体６の天壁
に形成した開口２１の下方から、固定金具２８が下部に
位置する状態でユニットが開口２１の上方に突出するよ
うに開口２１に挿入して、固定金具２８の固定部４１を
開口周縁部分にビス等の固定部材４７により固定する。

このとき、除霜水受皿２７の一側すなわち送風装置側と
開口縁部との間に空気吸込口６１が形成され、除霜水受
皿２７の他側すなわち蒸発器側と開口縁部との間に冷気
吹出口６０が形成される。

（３）この後、蒸発器２４０人口管５３及び出口管をそ
れぞれ凝縮器３５及び圧縮機３４に接続し、蒸発器ユニ
ットを覆うとともに開口２１を閉塞するように、断熱壁
２２を天壁上に設置固定し、機械室カバー（図示せず）
を取り付けて、天壁上部に機械室３３を形成する。

以上のような構成によれば、蒸発器２４を支持する固定
金具２８に除霜水受皿２７をも支持させたことで、固定
金具２８は蒸発器２４及び除霜水受皿２７の両者の固定
部材を兼用するとともに、蒸発器２４周囲の固定装置が
簡略化され、しかもその取付作業は天壁に形成した開口
２１の下方から上方へ向けた挿入作業の後に行うもので
あることから、断熱壁２２により構成される収納室２３
を蒸発器ユニットを収納できるだけの小さなものとする
ことができ、断熱壁２２を小型化することができる。さ
らに、固定金具２８に蒸発器２４及び除霜水受皿２７を
固定した状態で、開口周縁部分に固定するようにしてい
るため、従来に比べて蒸発器２４の取付作業能率を向上
できる。

また、除霜水受皿２７と開口周縁とで空気吸込口６１及
び冷気吹出口６０を形成することから、それぞれを形成
する部品を省略できる。

〔発明の効果〕

以上詳述したように本発明によれば、蒸発器を支持する
固定金具に除霜水受皿をも支持させたことで、固定金具
は蒸発器及び除霜水受皿の両者の固定部材を兼用すると
ともに、蒸発器周囲の固定装置が簡略化され、しかもそ
の取付作業は天壁に形成した開口の下方から上方へ向け
た挿入作業の後に行うものであることから、断熱壁によ
り構成される収納室を蒸発器ユニットを収納できるだけ
の小さなものとすることができ、断熱壁を小型化するこ
とができる。さらに、固定金具に蒸発器及び除霜水受皿
を固定した状態で、開口周縁部分に固定するようにして
いるため、従来に比べて蒸発器の取付作業能率を向上で
きる。

また、除霜水受皿と開口周縁とで空気吸込口及び冷気吹
出口を形成することから、それぞれを形成する部品を省
略できる。

【図面の簡単な説明】

各図は本発明の貯蔵庫の一実施例を示し、第１図及び第
２図はそれぞれ第３図のＡ−Ａ線及びＢ−Ｂ線に沿った
断面図、第３図は貯蔵庫をショーケースに使用した場合
の外観斜視図、第４図は固定金具に除霜水受皿を取りつ
けた状態の斜視図、第５図は蒸発器を固定した状態の開
口周縁部における一部切り欠きの要部拡大図、第６図は
内外両箱の一部切り欠きの斜視図である。 １・・貯蔵庫、　６−断熱箱本体、　８．９・・物品出
し入れ口、　２１　・開口、　２２　・断熱壁、２３　
・収納室、　２４・・蒸発器、　２５−・送風装置、　
２７・−除霜水受皿、　２８　固定金具、６０・・冷気
吹出口、　６１・空気吸込口。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、天壁に開口を有し少なくとも一側面に物品出し入れ
   口を有する断熱箱と、前記開口を覆って前記開口の上方
   に蒸発器と送風装置を収納する収納室を形成するように
   前記天壁上に設置した断熱壁を有する貯蔵庫において、
   前記蒸発器を前記開口の下方から挿入して前記開口の周
   縁部分に固定する固定金具を備え、前記固定金具には、
   前記蒸発器の直下に除霜水を受ける除霜水受皿が固定さ
   れ、この除霜水受皿の一側を空気吸込口、他側を冷気吹
   出口としたことを特徴とする蒸発器の取付装置。