JP3749566B2 - 貯蔵庫における天板の張設構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は本体の側方に機械室を設けた横型の貯蔵庫に関し、特に天板を張設する部分の構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、業務用の冷蔵庫として、冷蔵室を内部に設けた本体の側方に冷却ユニットを収納する機械室を設けることで背の低い横長形状に形成され、本体から機械室の上面にわたって天板を張って、その天板を調理板に使用したり他の厨房品を載せて使用する形式のものが知られている。
ところで、このような冷蔵庫では、本体については収納容量を変えるべく機種によって奥行き寸法が変更されるのに対し、機械室は標準品としての冷却ユニットが収納されるため、一定の大きさに形成されるのが一般的である。そのため図17に示すように、機械室aよりも本体bの方が奥行きが大きい段差状となることがあり、このような場合に天板cを張るには、機械室aの背面側にできた空間に、天板cの角の部分を受ける補強部材を設ける必要が生じる。
【0003】
従来この種の補強部材としては、同図に示すように、金属板によりアングルdを形成し、その一面側に側板eを張ったものが使用されていた。そして、機械室aの背面空間の天井部分においてアングルdを本体bの背面と面一に配し、アングルdの垂下辺部fを本体bの側板gに当ててねじhで止めることで固定し、その上に天板cを被せるようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら従来の補強構造では、例えば図18の矢線に示すように、天板cのアングルdで受けられた部分に上方から荷重が加わると、ねじhに過大な引張荷重が作用し、本体bの側板gは板厚が0.6mm程度と薄いために、雌ねじを切った部分iが外側に飛び出すように変形したり、さらにはアングルdが天板cともども曲がってしまうおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、天板を受ける部分での補強強度を高めることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため手段として、本発明は、貯蔵室を内部に設けた本体の側方には機械室が設けられ、前記本体と機械室の上面にわたって天板を張る場合の構造であって、前記本体の機械室側の側面における背面から所定寸法引っ込んだ位置から膨出部が外方に張り出し形成されていることにより、前記機械室の背面が本体の背面よりも段差状に引っ込んでいるものにおいて、前記機械室の背面側の空間における天井部分には、前記天板の角の部分における少なくとも背面側の端縁と機械室側面側の端縁とを受ける補強部材が設けられている構成としたところに特徴を有する。
【0006】
【発明の作用および効果】
機械室の背面空間において、天板の角の部分における背面側の端縁と機械室側面側の端縁の少なくとも2箇所を補強部材で受けるようにしたから、それだけ補強部材に加わる荷重を分散でき、補強強度を高めることができる。すなわち、変形等を招くことなく天板を安定して支持することができる効果が得られる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態を図1ないし図9によって説明する。図1ないし図4において、符号1は冷蔵庫の本体であって、前面に開口した横長の箱形に形成され、その内部に食材を貯蔵する冷蔵室2が構成されている(図4参照)。前面の開口には観音開き式の扉3が備えられており、底面の四隅に設けられた脚4によって支持されている。
【0008】
本体1の正面から見て左側部には、冷却ユニット6が取り出し可能に収納されるようになっている。詳細には、本体1における左側部の上部側には、外方に張り出すようにして、かつ本体1の前面および背面からそれぞれ所定寸法ずつ内方に引っ込むようにして直方体状の膨出部8が形成され、その内部が冷却室9となっている。この膨出部8と本体1を構成する壁面の内部には断熱材7が充填されており、外部に対する断熱性が確保されている。冷却室9の前面壁には出入口10が形成されているとともに、冷却室9の下面側には収納スペース11が構成されており、この収納スペース11と冷却室9とにより後記するように機械室12が形成されて、凝縮器23、圧縮機20、冷却器(蒸発器)27等からなる冷却ユニット6が引き出し自在に収納されるようになっている。
【0009】
収納スペース11において、本体1の側面の下縁には浅皿状をなす受け板13の一側縁が固定されている。また、膨出部8の側面の下縁における前後両端部からは、一対の支持フレーム14がブラケット14aを介して垂下して取り付けられ、各支持フレーム14の下端に受け板13のもう一方の側縁が固定され、これにより受け板13の支持がなされている。この受け板13上には、冷却ユニット6の基板15が載置可能とされている。
【0010】
この基板15は左右両側縁が折曲げられた伏コ字形に形成されているとともに、その手前側の端縁には、板材を上面が開口した溝状に形成してなる把手17が設けられている。この把手17は、冷却ユニット6を引き出し操作する場合に使用される。この把手17の奥側の側板17aは、上記した収納スペース11に設けられた受け板13の前縁から立ち上がって形成されたねじ受け片18に当接可能である。ねじ受け片18にはねじ孔51が形成されているとともに、把手17の奥側の側板17aには、ねじ52の挿通孔53が対応して形成されており、また把手17の手前側の側板17bには、ねじ52の挿入を許容する逃がし用の切欠き54が形成されている。
すなわち冷却ユニット6の基板15は、収納スペース11に配された受け板13上に前方から押し込まれ、把手17の奥側の側板17aが受け板13のねじ受け片18に突き当たることで押し込みが停止され、ねじ52を切欠き54から挿通孔53を通してねじ受け片18のねじ孔51に螺合して締め付けることによって、基板15が所定位置で固定されるようになっている。
【0011】
冷却ユニット6は、収納スペース11に収められる部分と、冷却室9内に収められる部分とに分かれ、これらが上記の基板15上において上下に積み上げ状に配置されている。収納スペース11に収められる部分として、奥側に圧縮機20、その手前側にモータ22で駆動される凝縮器ファン21、最も手前側に凝縮器23がそれぞれ配置されている。また凝縮器23の上面には、上記した冷却室9の出入口10を閉塞するための冷却室蓋25がL型ブラケット26を介して固定されている。冷却室蓋25の裏面側には、冷却室9に対して出し入れ可能な冷却器27がブラケット28を介して取り付けられている。この冷却器27はケーシング27a内に収容されて設けられ、図4に示すように、ケーシング27aの底面と、冷蔵室2側の面における上部が開放されていて、それぞれ空気の取入口29と、空気の吹出口30とされており、その空気の吹出口30の前面には庫内ファン31が取り付けられている。
【0012】
図3に示すように、圧縮機20の出口と凝縮器23の入り口とが配管33で接続され、凝縮器23の出口と冷却器27の入り口とが配管34で接続され、また冷却器27の出口と圧縮機20の入り口とが配管35で接続され、これにより冷却サイクルが構成されている。上記の配管のうち、冷却器27に出し入れされる配管34,35は途中で一緒になって断熱材チューブで被包されており、冷却室蓋25の左側の端縁部分から側方に引き出されている。両配管34,35の冷却室蓋25から引き出される部分は、半円形をなす押さえ具37で固定される一方、冷却室9の出入口10の側縁には、上記の押さえ具37が嵌合される凹部38が形成されている。
【0013】
冷却室9の前面壁における出入口10の周縁には、上記の凹部38を含めて断熱パッキン39が貼着されている。また前面壁の上下両縁からは一対の取付ボルト41が突設される一方、冷却室蓋25には取付ボルト41の挿通孔42が設けられている。冷却室蓋25の前面側には、電装箱43が取り付けられている。
そして冷却ユニット6は、既述のように基板15が受け板13の上に押し込まれるとともに、冷却器27が出入口10を通して冷却室9内に挿入される。押し込みの途中で、取付ボルト41が冷却室蓋25の挿通孔42に挿通され、所定位置まで押し込まれると、配管の押さえ具37が凹部38に嵌まりつつ、冷却室蓋25が断熱パッキン39を介して冷却室9の前面壁に当接し、冷却室蓋25を貫通した取付ボルト41の突出端にナット(図示せず)を螺合して締め付けると、冷却室蓋25が冷却室9の出入口10を気密に閉鎖する。また、基板15は既述した要領で受け板13に固定され、これにより冷却器27が冷却室9内に収容され、一方圧縮機20、凝縮器ファン21および凝縮器23が収納スペース11に収納されることとなる。
【0014】
一方庫内では、図4に示すように、冷却室9と冷蔵室2の間において冷気の案内板45が設けられている。この案内板45は、庫内ファン31の下方位置から冷蔵室2の天井面の少し下方位置に向けて斜め前方に延出されて設けられている。その案内板45の下面からは、冷蔵室2の底面の少し上方位置まで垂下された帰還用板46が設けられ、この帰還用板46と、冷蔵室2と収納スペース11とを仕切る本体1の側壁1aの間には所定のスペースが設けられ、その間に冷却器27の取入口29に達する帰還路47が構成されている。
したがって、冷却ユニット6が駆動されると、図4の矢線に示すように、冷蔵室2内の空気が帰還路47を通って冷却器27の下面側の取入口29から吸引され、冷気に変換されたのち、庫内ファン31から案内板45の上面を通って冷蔵室2の天井面側に吹き出され、すなわち冷蔵室2に冷気が循環供給されるようになっている。
【0015】
冷却ユニット6の収納部分は、パネルで覆われることによって上記した機械室12が構成され、また本体1と機械室12にわたる上面には、天板56が張られるようになっている。この部分の構造を図5ないし図9により説明する。図5に示すように、本体1から膨出部8にわたって設けられた上面板61は、前面側の端縁が突出されてコ字形断面に曲成され、天板56を嵌めるための嵌込み部62が形成されている。
【0016】
膨出部8の背面側の天井部分には第1補強部材64が取り付けられている。この第1補強部材64は、金属板を曲げ加工することで下面開放の偏平な方形状の箱形に形成され、図6にも示すように、本体1と膨出部8の間の段差状となった角の部分に嵌まるようにして、上面板61と面一に配される。この第1補強部材64の正面から見た右側の側板64a(図5では奥側)には、ねじ66の挿通孔65が2個開口されている。そして、この第1補強部材64は、図8にも示すように、側板64aの挿通孔65に通したねじ66を本体1の側板1bに設けたねじ孔67に螺合して締め付けることで固定されるようになっている。
【0017】
また、第1補強部材64の左側面から膨出部8の上端の左側面にわたっては、第2補強部材69が上面板61並びに第1補強部材64と面一に取り付けられるようになっている。この第2補強部材69は、同じく金属板を曲げ加工することによって、細長い下面開放の箱形に形成されている。第1補強部材64の左側(図5の手前側)の側板64b、並びに膨出部8の側板8aには、それぞれ2個ずつのねじ孔71が形成されている。一方、第2補強部材69の正面から見た右側の側板69a(図8,9参照)には、上記のねじ孔71と対応してねじ66の挿通孔72が形成されているとともに、左側の側板69bには、ねじ66の頭部を挿通可能とする逃がし孔73が、挿通孔72と対応して開口されている。そして第2補強部材69は、図8,9にも示すように、各逃がし孔73を通して挿通孔72にねじ66を挿通し、対応するねじ孔71に螺合して締め付けることで固定されている。なお、第2補強部材69が上記のように取り付けられると、その前端部が膨出部8の前面壁よりも手前側に所定寸法突出する。また第2補強部材69の前面板は、後記するマグネットキャッチ91を取り付けるための取付板75となっている。
【0018】
膨出部8ならびに収納スペース11の側方を覆うようにしてサイドパネル77が張られる。このサイドパネル77は、上端部が内方に引っ込むように段付き状とされることで、第2補強部材69に対する取付部78が形成されている。サイドパネル77は、第2補強部材69から支持フレーム14の外側に当てられるようにして張られ、下端側の所定箇所を受け板13の側板ならびに支持フレーム14にねじ止めすることで固定される。このように固定されたサイドパネル77は、その前縁が本体1の前面と略一致する位置まで突出し、その前縁には直角曲げされたフランジ79が形成されている。なお、膨出部8とサイドパネル77の間のスペースの奥方は、サイドパネル77の奥縁側を直角曲げして形成したパネル80で覆われるとともに(図6参照)、収納スペース11の奥方にはリヤパネル81が張られる。
【0019】
また膨出部8の手前側の天井面には、天板嵌込み板83が、その一部を本体1の上面板61と第2補強部材69上に重ねてねじ止めして取り付けられる。天板嵌込み板83の前端には、コ字形断面に曲成された嵌込み部84が本体1側の嵌込み部62と一列に整合するようにして形成されている。これにより前面が開口された機械室12が構成される。機械室12の前面にはフロントパネル85がヒンジ86を介して開閉可能に装着され、その揺動端が上記したサイドパネル77の前縁のフランジ79に当接されることで閉鎖されるようになっている。
なおフロントパネル85の下部側には、複数の外気の吸気口87が全面にわたって開口されているとともに、上部側における冷却室9とサイドパネル77の間の空間と対応する部分には排気口88が形成され、リヤパネル81並びにサイドパネル77にも排気口88が形成されている。したがって冷却運転中には、凝縮器ファン21の駆動によって外気がフロントパネル85の吸気口87から収納スペース11内に吸引され、凝縮器23を冷却して熱交換された暖排気が上記した各排気口88から外部に排気可能とされている。
【0020】
上記した天板56は、本体1と機械室12並びに機械室12の背面空間の上方に張られるべく平面長方形に形成されており、その前縁にはコ字形部90が形成されているとともに、左右並びに背面の端縁には下向きのフランジ56aが形成されている。この天板56は、前縁のコ字形部90が本体1と天板嵌込み板83の嵌込み部62,84にわたって嵌められるとともに、左側のフランジ56aはサイドパネル77の取付部78の外側に、右側のフランジ56aは本体1の右側面の外側に、さらに背面側のフランジ56aは、本体1の背面と第1および第2の補強部材64,69の外側にそれぞれ嵌められる。そして、各フランジ56aをねじ止めすることによって固定される。例えば左側のフランジ56aは、サイドパネル77の取付部78を第2補強部材69に対してねじで共締めすることによって固定される。
【0021】
なお、上記した第2補強部材69の前端に設けられた取付板75には、天板56よりも下方に突出した部分において上部マグネットキャッチ91が設けられ、吸着面がサイドパネル77のフランジ79と同一面に来るようにして取り付けられる。また図3に示すように、冷却ユニット6の基板15に設けられた把手17における手前側の側板17bには、下部マグネットキャッチ91が取り付けられ、冷却ユニット6が機械室12内の正規位置に収納されたところで、吸着面がフランジ79と同一面に来る設定となっている。したがって、冷却ユニット6を機械室12内に収納したのちフロントパネル85を閉じると、フロントパネル85の揺動端がサイドパネル77のフランジ79に密着状に当接されて閉鎖され、それとともに上下の端縁の揺動端に近い部分が、上下のマグネットキャッチ91によりそれぞれ磁気吸着されて、閉鎖状態に保持される。
【0022】
本実施形態は上記のような構造であって、天板56を張る部分の構造において、膨出部8の背面空間の天井部分には方形の第1補強部材64が、また第1補強部材64から膨出部8の側面にわたって細長い第2補強部材69がそれぞれ取り付けられ、機械室12の背面空間において、天板56の角の部分を第1と第2の補強部材64,69で全面的に受けるようにしたから、それだけ補強部材64,69に加わる荷重を分散でき、補強強度を高めることができる。よって、変形等を招くことなく天板56を安定して支持することが可能となる。
【0023】
なお、本体1の奥行き寸法が変更となって膨出部8との段差寸法が変わった場合には、それに対応した寸法の補強部材64,69を製造すればよく、補強部材自体は金属板をプレス成形することで製造できるから、簡単にかつ安価に対応することができる。また、補強部材64,69は天板56ですっぽりと覆われるから、外観もすっきりとまとめられる。
【0024】
<他の実施形態>
続いて、図10ないし図16によって補強部材の配設構造に変更を加えた他の実施形態を説明する。
第2実施形態ないし第5実施形態は、従来技術で説明したものと同様のアングル状の補強部材を利用したものである。
図10に示す第2実施形態は、膨出部8の背面空間の天井部分において、従来と同様のアングル状の補強部材101が本体1の背面と面一に固定されるとともに、膨出部8の背面と補強部材101との間の左端側に、細長い下面開放の箱形をなす補強部材102(第1実施形態に示した第2補強部材69を短寸としたもの)が配置されて、膨出部8にねじ止められて固定されている。
図11に示す第3実施形態は、第2実施形態の構造に加え、アングル状の補強部材101と、細長い補強部材102同士がさらにねじ103により固定されている。
【0025】
図12に示す第4実施形態は、アングル状の補強部材101aが短寸に形成される一方、細長い補強部材102aが上記よりも少し長く形成されており、その補強部材102aが、アングル状の補強部材101aの左端面から膨出部8の背面の左端に向けてわたされて、補強部材101aと膨出部8にそれぞれねじ103で止められて固定されている。
図13に示す第5実施形態は、第2実施形態と同じアングル状の補強部材101が取り付けられるとともに、その補強部材101の左端面から膨出部8の左側面にわたって、第1実施形態の第2補強部材69と同様の長尺の細長い補強部材102bが当てられて、ねじ103により固定されている。
第2実施形態ないし第5実施形態では、膨出部8(機械室12)の背面空間において、天板56の角の部分における少なくとも背面側の端縁と機械室12側の端縁の2箇所を補強部材で受けられるようになっているから、補強強度が高められる。
【0026】
第6実施形態ないし第8実施形態は、第1実施形態の第1補強部材64と同様の、下面開放の偏平な方形状をなす箱形の補強部材を使用している点で共通している。
図14に示す第6実施形態は、第1実施形態に示した第1補強部材64と同じ補強部材104が、膨出部8の背面空間の天井部に配設され、右側板と前面板とが、それぞれ本体1の左側面と膨出部8の背面とにねじ103で止められて固定されている。
図15に示す第7実施形態は、アングル状の補強部材101が取り付けられる一方、その補強部材101と膨出部8の背面との間に、第6実施形態よりも奥行き寸法の短い方形状の補強部材104aが嵌められ、アングル状の補強部材101、本体1の左側面および膨出部8の背面の3面にねじ103で固定されている。
図16に示す第8実施形態は、膨出部8の背面の天井部分に方形状の補強部材104が固定され、その補強部材104の左側面から膨出部8の側面にわたって細長い補強部材102bが固定されていることは、前記第1実施形態と同様であるが、さらに補強部材104の前面板が膨出部8の背面にねじ103で固定されている。
これらの第6実施形態ないし第8実施形態では、機械室12の背面空間と対応する天板56の角の部分が全面的に受けられ、同様に補強強度を高めることができる。
【0027】
なお、本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)本発明は冷蔵庫に限らず、本体の側方に温度制御ユニットを収納する機械室を設けた横長の貯蔵庫であって、その上面に調理板に使用する等の天板が張られている貯蔵庫全般に広く適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の正面図である。
【図2】 その側面図である。
【図3】 冷却ユニットを収納する前の状態の斜視図である。
【図4】 冷蔵庫の内部を示す断面図である。
【図5】 機械室の分解斜視図である。
【図6】 天板を取り付けた機械室部分の一部切欠斜視図である。
【図7】 冷蔵庫の一部切欠平面図である。
【図8】 図7のA−A線断面図である。
【図9】 図7のB−B線断面図である。
【図10】 本発明の第2実施形態に係る補強部材の配設構造を示す平面図である。
【図11】 第3実施形態の補強部材の配設構造を示す平面図である。
【図12】 第4実施形態の補強部材の配設構造を示す平面図である。
【図13】 第5実施形態の補強部材の配設構造を示す平面図である。
【図14】 第6実施形態の補強部材の配設構造を示す平面図である。
【図15】 第7実施形態の補強部材の配設構造を示す平面図である。
【図16】 第8実施形態の補強部材の配設構造を示す平面図である。
【図17】 従来例の斜視図である。
【図18】 その補強部材の取付部分の断面図である。
【符号の説明】
1…本体 2…冷蔵室 6…冷却ユニット 8…膨出部 9…冷却室 11…収納スペース 12…機械室 56…天板 64…第1補強部材 66…ねじ 69…第2補強部材 101…補強部材 101a…補強部材 102…補強部材 102a…補強部材 102b…補強部材 103…ねじ 104…補強部材 104a…補強部材
Claims (1)
- 貯蔵室を内部に設けた本体の側方には機械室が設けられ、前記本体と機械室の上面にわたって天板を張る場合の構造であって、前記本体の機械室側の側面における背面から所定寸法引っ込んだ位置から膨出部が外方に張り出し形成されていることにより、前記機械室の背面が本体の背面よりも段差状に引っ込んでいるものにおいて、
前記機械室の背面側の空間における天井部分には、前記天板の角の部分における少なくとも背面側の端縁と機械室側面側の端縁とを受ける補強部材が設けられていることを特徴とする貯蔵庫における天板の張設構造。
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