JP2005291522A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Abstract


【課題】 ヒータを安定して保持し、また配設位置の自由度を拡大する。
【解決手段】 冷却器室21の底面21Aにドレンパン40が設置され、冷却器23との間に除霜用のヒータ50が設けられる。ヒータ50を保持する取付部材60が、ヒータ50の上面を覆いつつ保持するカバー61の一側において、長さ方向の両端部から一対の脚片70が突設され、他側では長さ方向の中央部に差込片80が設けられた構造である。両脚片70の突出端は、冷却器室21の奥壁21Bに樹脂ボルト73によって固定され、差込片80の差込溝83が、ドレンパン40の右側板44と支持板45とが重なった上縁部に差し込まれる。取付部材60が両持ち状に取り付けられているから、振動等を受けてもがたつくことがなくてヒータ50が安定して保持される。ヒータ50を、奥壁21Bから離して、冷却器23における冷凍室16側の下面に配することが可能となる。
【選択図】 図5

Description

本発明は、除霜用のヒータの取付構造に改良を加えた冷却貯蔵庫に関する。
例えば横型冷蔵庫では、断熱箱体からなる貯蔵庫本体の側壁を外側に膨出させることでその内部に冷却器室が形成され、この冷却器室内に装備された冷却器で生成された冷気が、庫内ファンにより庫内に循環流通されることで冷却されるようになっている。一方、除霜運転のために、冷却器の下方すなわち冷却器室の底面には、除霜水等を受けて排水するためのドレンパンが設けられるとともに、ヒータが装備されている。
このヒータには例えばガラス管ヒータが用いられ、冷却器を効率良く加熱すること、またドレンパンも加熱して落下した霜の塊を融かすことにより目詰まりを防ぐことを意図して、冷却器とドレンパンとの間に設けられる。従来、このガラス管ヒータの取付手段としては、ガラス管ヒータを保持した取付部材を、冷却器室の奥壁に固定するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
実開昭59−16971号公報
しかるに上記従来のものでは、取付部材が言わば片持ち状に取り付けられているため、例えば輸送中や、稼働中でも圧縮機等の振動を受けて、取付部材ごとがたつき、ガラス管ヒータを安定して保持できないという問題があった。また、同じく片持ち状であるために、取付部材自体の庫内側への突出長さが制限され、それに伴いガラス管ヒータの配設位置も特に庫内側に突出できる量が制限され、例えば冷却器の庫内側の面について除霜機能に劣るおそれがあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、ヒータを安定して保持し、またヒータの配設位置の自由度を拡大するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、冷却器室内に装備された冷却器の下方には除霜水等を受けて排水するためのドレンパンが設けられるとともに、冷却器とドレンパンとの間に除霜用のヒータが配された冷却貯蔵庫において、前記ヒータを保持した取付部材が前記ドレンパンの上方を横切って配されて、この取付部材の両端が前記冷却器室内の固定部位に取り付けられ、かつ少なくとも一端が前記ドレンパンの側縁に取り付けられている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記冷却器室が貯蔵庫本体の側壁を外側に膨出させた膨出部内に形成されており、前記取付部材は前記ドレンパンの上方を庫内側から前記冷却器室の奥側に向けて横切って配され、この取付部材の一端が前記ドレンパンにおける庫内側の側縁に、他端が前記冷却器室の奥壁にそれぞれ取り付けられているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記取付部材における前記ドレンパンの側縁に取り付けられる端部が、このドレンパンの側縁に対して上方からの差し込み可能な溝状に形成されているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ヒータを保持した取付部材がいわゆる両持ち状に取り付けられているから、振動等を受けても、ヒータががたつくことなく安定して保持される。併せてヒータは取付部材上の任意の位置で安定して保持でき、すなわちヒータの配設位置の自由度を拡大することができる。取付部材の少なくとも一端はドレンパンの側縁に取り付けるようにしたから、格別の取付用の部位を準備する必要が無く、またヒータの熱でドレンパンを加熱するに当たり、放熱に加えて、取付部材を介した伝熱機能が得られ、効率良く加熱することができる。
<請求項2の発明>
側壁を膨出して形成した冷却器室内に冷却器を装備した形式のものでは、除霜運転の際に、冷却器における庫内側の部分の方が庫内冷気の影響を受けて除霜し難い傾向にある。その点本発明によれば、ヒータを冷却器における庫内側の下面に配することが可能となり、冷却器の全域で万遍なく除霜を行うことができる。逆にヒータは、冷却器室の奥壁から離れた位置に配されることになるから、仮にヒータの発熱が過剰となる事態が生じても、冷却器室の奥壁に対する熱的影響を抑えることができる。
<請求項3の発明>
取付部材の端部をドレンパンの側縁に取り付けるに当たって、上方から差し込むだけでよいから、取付作業が簡単となる。また、取付部材の端部とドレンパンの側縁との接触面積を大きく取れるから、熱伝導機能をより向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8によって説明する。この実施形態では、横型(テーブル型)の冷凍冷蔵庫を例示している。
図1ないし図3において、符号10は冷凍冷蔵庫の本体であって、前面に開口した横長の断熱箱体により構成されている。この断熱箱体は、ステンレス鋼板製の外箱11内に、ABS樹脂等の合成樹脂製の内箱12を嵌めて、その間に発泡樹脂等の断熱材13が充填された構造である。
本体10は、底面の四隅に設けられた脚14によって支持されているとともに、その内部は、後付けされる断熱性の仕切壁15によって左右に仕切られ、左の相対的に狭い側が冷凍室16、右の広い側が冷蔵室17となっている。冷凍室16の前面の開口には揺動式の断熱扉18が、冷蔵室17の前面の開口には観音開き式の断熱扉19がそれぞれ装着されている。
本体10の正面から見た左側部には、機械室20が設けられている。機械室20は、前面が開口した箱形に形成されている。
機械室20内の上部には、詳しくは後記するように、冷凍室16と連通した断熱性の冷却器室21が張り出し形成されているとともに、その下方には、冷凍ユニット30が出し入れ可能に収納される収納スペース22が設けられている。冷却器室21には冷却器23と庫内ファン24とが装備されている。
また仕切壁15の冷蔵室17側の面には、ダクト25を張ることで別の冷却器室26が形成されている。この冷却器室26にも、冷却器23Aと庫内ファン24Aとが装備されている。
冷凍ユニット30は、圧縮機31、ファン付きの凝縮器32等を備え、基台33上に搭載されており、機械室20の収納スペース22の底板35上に載置されて収納されている。この冷凍ユニット30を共通とし、上記した各冷却器23,23Aとの間で個別に冷凍回路が構成され、それぞれ電磁開閉弁が介設されている。
続いて、冷凍室16側の冷却器室21の構造を詳細に説明する。冷却器室21は、図4に示すように、冷凍室16の左側壁16Aの上部側を外方へ膨出して形成された膨出部16B内に形成されており、したがって冷却器室21の内壁面は、合成樹脂製の内箱12の一部が真空成形により膨出形成されたものとなっている。
冷却器室21内の奥側(冷凍室16とは反対側)の上部位置には、冷却器23が天井面から吊り下げられる等により装備されている。また、冷却器室21における冷凍室16に開口した面と、その下方の側壁16Aにわたる領域には、図3に示すように、所定間隔を開けてダクト37が張られており、ダクト37の下端側に吸込口38が形成されているとともに、上端側に吹出口39が形成されて庫内ファン24が装備されている。
冷却器室21の底面21Aには、図5ないし図7に詳細に示すように、ドレンパン40が載置されている。このドレンパン40はステンレス鋼板製であって、全体としては、冷却器室21の底面21Aのほぼ全面にわたって載置される浅皿状に形成されており、前後方向においては、後部側に向けて次第に深くなるように、また左右の幅方向では、中央の帯状部41が最も深く、その両側が帯状部41に向けて下り勾配となるように形成されている。その帯状部41の後端に排水口42が開口され、排水口42には排水管43が垂設されている。
冷却器室21の底面21Aは、その奥側の領域(正面から見た左側)において、ドレンパン40の底面形状にほぼ倣った形状に形成されており、冷凍室16寄りの領域(正面から見た右側)では、後部側に向けて下り勾配で、かつ型抜きの関係等により冷凍室16側に向けても僅かな下り勾配に形成されている。
そのため、ドレンパン40における正面から見た右側板44の外面には、同じくステンレス鋼板製の支持板45が重ねられ、スポット溶接等で固定されている。ここで、右側板44の上縁は、他の側板の上縁の位置よりも少し上方に突出している。支持板45の上縁はドレンパン40の右側板44の上縁と揃えられ、一方、支持板45の下縁は、右側板44の下縁よりも突出し、その下方突出縁はドレンパン40の帯状部41の勾配にほぼ倣うように、後方に向けて下り勾配となっている。なお、ドレンパン40の左側板46の上縁からは、前後方向のほぼ中央部の広い領域において、所定高さの保護板47が一体的に形成されている。
したがってドレンパン40は、その底面の正面から見た左側の部分を冷却器室21の底面21Aにおける奥側(左側)に載せ、また、支持板45の下縁を、冷却器室21の底面21Aにおける冷凍室16側(右側)の端部に載せることによって、上面開口を水平とした姿勢で載置されている。これによりドレンパン40は、冷却器23の下方で、冷却器23よりも一回り大きい領域にわたって設置された状態とされる。
排水管43は、冷却器室21の底壁を貫通して収納スペース22に突出し、そこにドレンホース(図示せず)が接続されて、所定の排水箇所に導かれるようになっている。なお保護板47は、冷却器室21の奥壁21Bの所定領域に当たってこれを覆うように機能する。
冷却器23とドレンパン40との間には、ガラス管ヒータ50が設けられている。ガラス管ヒータ50は、図7に示すように、耐熱ガラスからなるガラス管51内に発熱線52が通され、ガラス管51の両端にキャップ53が被着された構造である。
一方、ガラス管ヒータ50の取付部材60が備えられる。この取付部材60は、図8に示すように、いずれも金属板からなるカバー61と、一対の脚片70と、差込片80とから構成されている。
カバー61は、基本的には、ガラス管ヒータ50の上方を覆ってガラス管51に除霜水が滴下するのを防止するように機能し、伏コ字形断面で、ガラス管ヒータ50のほぼ全長に匹敵する長さを有している。ただしカバー61の上面は、図5に示すように、冷却器室21の奥側に向けて下り勾配となるように形成されている。
カバー61の前面板62は、長さ方向の中央部において、ガラス管ヒータ50の全長よりも若干短い領域に形成されており、この前面板62の両端部には、接合板63が下方に延びて形成されている。
両接合板63の外側の端縁からは、保持板65が冷凍室16側(図8の手前側)に向けて直角曲げされて形成されている。言い換えると両保持板65は、ガラス管ヒータ50の全長よりも若干短い寸法の間隔を開けて、対向して設けられており、各保持板65には、ガラス管ヒータ50のキャップ53をほぼ緊密に通す保持孔66が開口されている。各保持孔66の口縁には、キャップ53の外周の突起54を逃がす一対の逃がし凹部67が切り欠き形成されている。
また、カバー61の前面板62における長さ方向の中央部には、ガラス管ヒータ50のガラス管51に匹敵する長さ領域に横長の窓孔68が形成されており、この窓孔68の下縁から、外側の斜め上方を向いたガイド板69が切り起こしによって形成されている。
脚片70は、図5に示すように、冷却器室21の奥壁21Bから、冷却器23の冷凍室16側の面よりも少し手前の位置に至る長さを有している。各脚片70における冷凍室16側の端部には、互いに突き合うように内側に直角曲げされた接合板71が形成されている。これらの接合板71は、上記したカバー61の接合板63と接合可能となっている。一方、各脚片70の奥壁21B側の端部には、外側に直角曲げされた取付板72が形成され、その取付板72の上部には、樹脂ボルト73(図5参照)の挿通孔74が開口されている。また、脚片70の上縁には、ほぼ全長にわたって、内側で斜め下方を向いた傾斜部75が形成されている。
差込片80は、略々縦長の帯状に形成されており、カバー61の上面に係止可能な斜め姿勢をなす係止部81の後縁から、所定長さの垂下部82が形成されており、この垂下部82の下縁が、比較的広い間隔を開けて外側の上方に向けてヘアピン状に折り返され、さらにその上縁が狭い間隔を開けて下方に向けてヘアピン状に折り返されている。したがって、垂下部82の下端の外面側には、下方に開口した所定深さの差込溝83が形成され、この差込溝83は、上記したドレンパン40の右側板44と支持板45とが重なった部分がほぼ緊密に差し込み可能な溝幅を有している。
なお、垂下部82の両側縁には補強用に側板84が形成されている。
取付部材60は、以下のようにして組み付けられる。図8に示すように、カバー61の一側に一対の脚片70が配され、各脚片70の接合板71は、カバー61の対応する接合板63の外側の領域に当てられて、スポット溶接等により固定される。それとともに、カバー61の他側に差込片80が配され、その係止部81がカバー61の上面における長さ方向の中央部に載せられて係止され、同じくスポット溶接等により固定される。
これにより、ガラス管ヒータ50の保持板65を備えたカバー61に対して、その一側における長さ方向の両端部から一対の脚片70が突設され、他側における長さ方向の中央部に差込片80が設けられた取付部材60が形成される。この組付状態では、図5に示すように、差込片80の垂下部82の下縁が保持板65の下縁よりも下方に突出し、差込溝83の溝底(天井面)は、保持板65の下縁から所定寸法上方に位置する設定となっている。
冷凍室16側の冷却器室21において、ドレンパン40並びにガラス管ヒータ50は、以下のようにして装備される。まずドレンパン40は、既述したとおりに、底面の左側の部分と支持板45の下縁とを、冷却器室21の底面21Aに載せることで、上面開口を水平とした姿勢で載置される。排水管43は、冷却器室21の底壁を貫通して収納スペース22に突出される。
また、ドレンパン40の保護板47が、冷却器室21の奥壁21Bの所定領域を覆う。この覆われた領域は、後記するように正規位置に配されたガラス管ヒータ50の奥側に対応する領域であって、ガラス管ヒータ50の熱から保護される。また、冷却器室21の奥壁21Bにおける保護板47で覆われた領域の前後の位置が、取付部材60の一対の脚片70の取付面86となっており、各取付面86には、前記した樹脂ボルト73の挿通孔が開口されるとともに、その裏面側に樹脂ボルト73が螺合される樹脂ナット87が固設されている。
一方、ガラス管ヒータ50は、取付部材60に予め保持される。そのためには、図7に示すように、ガラス管ヒータ50が、キャップ53の突起54を逃がし凹部67に合わせつつ、一方の保持板65の外側から通され、図6に参照して示すように、両キャップ53の突起54が両保持板65の内側に達したところで、突起54が逃がし凹部67から外れるようにガラス管ヒータ50を軸線回りに回動させることで、ガラス管ヒータ50は両保持板65の間に差し渡された状態で、抜け止めされて保持される。
このようにガラス管ヒータ50を保持した取付部材60が、ドレンパン40の上面に入れられ、両脚片70の取付板72を冷却器室21の奥壁21Bに当て、奥壁21Bに沿って滑らせつつ下降させて、差込片80の差込溝83を、ドレンパン40の右側板44と支持板45の重なり合った上縁部に向けて差し込む。このとき、右側板44と支持板45の重なり合った上縁部にアルミ箔テープを被せて貼っておくと、差込溝83をよりスムーズに差し込むことができる。
続いて、両脚片70の取付板72の挿通孔74を対応する取付面86の樹脂ナット87に合わせ、樹脂ボルト73を樹脂ナット87に螺合して締め付けて固定する。
これによりガラス管ヒータ50は、冷却器23における冷凍室16側の面のほぼ下方に位置して配される。また、カバー61の前面板62に形成された窓孔68は、ガラス管ヒータ50の軸線位置に対して、奥側のやや上方で開口した状態となる。
なお、冷蔵室17側の冷却器室26では、詳しい説明は省略するが、除霜用として、冷却器23Aの下面に適宜のヒータ89が取り付けられるとともに、その下方にドレンパンが配備される。
本実施形態は上記のような構造であって、冷却運転中では、冷凍室16と冷蔵室17において、それぞれ庫内サーミスタ(図示せず)で庫内温度が検知され、庫内温度が個別に設定された設定温度よりも高くなると、対応する冷却器23,23Aに冷媒が供給されるとともに庫内ファン24,24Aが駆動されることで庫内が冷却され、一方庫内温度が設定温度よりも低くなると、冷却器23,23Aへの冷媒の供給が停止するとともに庫内ファン24,24Aが停止することで冷却動作が停止され、その繰り返しによって、各室16,17内がほぼ設定温度に維持される。
除霜運転に切り替わると、冷凍ユニット30並びに庫内ファン24の運転が停止され、冷凍室16側の冷却器室21では、ガラス管ヒータ50に通電されて発熱する。このガラス管ヒータ50の発熱は、図5に示すように、カバー61の窓孔68を通り、またガイド板69で案内されつつ、主に冷却器23の下面における冷凍室16側の端部寄りの位置を指向して当てられ、冷却器23が加熱される。これにより、冷却器23等に付着した霜が融かされ、除霜水としてドレンパン40に滴下して排水口42から排出される。取付部材60に降り懸かった除霜水は、カバー61の上面の傾斜や、脚片70の傾斜部75に倣ってドレンパン40の内部に導かれる。
また、ガラス管ヒータ50の下方への放熱を受けてドレンパン40も加熱される。さらに取付部材60の主にカバー61や差込片80も加熱され、その熱は差込片80と右側板44との接触を介してこれもドレンパン40に伝達され、ドレンパン40の昇温が助勢される。
すなわち、冷凍室16側の冷却器23では着霜が厚くなることが予想され、霜が塊となって落下することがあり得るが、ドレンパン40も加熱されることで落下した霜の塊も融かされて水となり、目詰まりすることなく排水口42からスムーズに排出される。
また、取付部材60の脚片70を合成樹脂製の奥壁21Bに取り付ける部分では、樹脂ボルト73を用いて固定しているから、取付部材60の熱が奥壁21Bに伝わることが極力抑えられる。
除霜運転中、冷却器23に取り付けられた除霜サーミスタ(図示せず)によって冷却器23の温度が検知され、検知温度が所定以上に達したら着霜が無くなったと擬制されて、ガラス管ヒータ50への通電が停止され、すなわち除霜運転が停止され、所定の水切り時間を経たのち冷却運転が再開される。
なお冷蔵室17側でも、除霜運転中はヒータ89に通電されて冷却器23Aが加熱されることで除霜され、除霜水はドレンパンで受けられたのち庫外へ排出される。
本実施形態によれば、以下のような利点を得ることができる。
ガラス管ヒータ50を保持した取付部材60が、一側では脚片70が冷却器室21の奥壁21Bに取り付けられ、他側では差込片80がドレンパン40の右側板44に取り付けられて、いわゆる両持ち状に取り付けられているから、輸送中や、あるいは稼働時の冷却運転中に圧縮機31等の振動を受けた場合にも、取付部材60ががたつくことがなく、ひいてはガラス管ヒータ50が安定して保持される。しかも、一対の脚片70と差込片80とで三点支持した状態であるから、少ない取付箇所でも安定して取り付けることができる。
取付部材60の一方の取付端部である差込片80は、ドレンパン40の右側板44に取り付けるようにしたから、格別の取付用の部位を準備する必要が無く、また、ガラス管ヒータ50の熱でドレンパン40を加熱するに当たり、放熱に加えて、取付部材60を介した伝熱機能が得られ、効率良く加熱することができる。
さらに、差込片80の取り付けに当たっては、差込片80の差込溝83をドレンパン40の右側板44と支持板45との重なり合った部分に上方から差し込むだけでよいから、取付作業が簡単となる。また、差込片80とドレンパン40の右側板44との接触面積を大きく取れるから、熱伝導機能がより向上される。
本実施形態のように、冷凍室16の側壁を膨出して形成した冷却器室21内に冷却器23を装備した形式のものでは、除霜運転の際に、冷却器23における冷凍室16側の部分の方が庫内冷気の影響を受けて除霜し難い傾向にある。その点、この実施形態では、上記のように取付部材60が両持ち状に取り付けられていることから、ガラス管ヒータ50を冷却器23における冷凍室16側の下面に配することが可能となり、その結果、冷却器23の全域で万遍なく除霜を行うことができる。
また、冷却器室21の奥壁21Bを含む内壁面は合成樹脂材により形成されているから、過剰な加熱は避けることが望ましい。本実施形態では、ガラス管ヒータ50は、逆に冷却器室21の奥壁21Bから大きく離れた位置に配されることになるから、仮に保護用の温度ヒューズやサーモスタットの故障等でガラス管ヒータ50の発熱が過剰となる事態が生じても、奥壁21Bに対する熱的影響を小さく抑えることができる。
<実施形態2>
図9は、本発明の実施形態2を示す。この実施形態2では、プレハブ式冷蔵庫に適用した場合を例示している。プレハブ式冷蔵庫では、冷蔵庫本体90の上面に、ドーム状をなす断熱カバー91を被せることで、庫内と連通した冷却器室92が形成されており、この冷却器室92の天井側に冷却器93が装備される一方、その下方においてドレンパン94が、本体90の天井部の残された断熱壁90A上に載せられて設置されている。
このような冷却器室92内に取付部材95を介してガラス管ヒータ50を設ける場合は、上記実施形態1と違って、ドレンパン94の回りに冷却器室92の側壁が無いから、取付部材95は以下のような形状に形成される。すなわち取付部材95は、ガラス管ヒータ50の上面を覆いつつ保持するカバー96の両側面から脚片97が突設された形状であって、両脚片97の突出端が、ドレンパン94の対向する両側板94Aにねじ98で固定されている。
この実施形態2でも、ガラス管ヒータ50を保持した取付部材95が、ドレンパン94に対していわゆる両持ち状に取り付けられているから、振動等を受けても、ガラス管ヒータ50ががたつくことなく安定して保持される。また、脚片97の長さを両側で変える等によって、ガラス管ヒータ50は取付部材95上の任意の位置で安定して保持でき、すなわちガラス管ヒータ50の配設位置の自由度を広げることができる。さらに、取付部材95の両脚片97をドレンパン94の側板94Aに取り付けるようにしたから、格別の取付用の部位を準備する必要が無く、またガラス管ヒータ50の熱でドレンパン94を加熱するに当たり、放熱に加えて、取付部材95を介した伝熱機能が得られ、効率良く加熱することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)実施形態1において、脚片と差込片とは、カバーの両側に分かれて設けられている限り、それぞれの本数、配置個所及び形状等は、適宜に変更可能である。
(2)同実施形態1において、取付部材における冷凍室側の端部の取付構造は、差込形式に代えてねじ止めとしてもよく、差し込みとねじ止めとを併用してもよい。
(3)逆に実施形態2において、脚片をドレンパンの側板に取り付ける部分を差し込み形式としてもよい。
(4)本発明は、上記実施形態に例示した横型冷凍冷蔵庫、プレハブ冷蔵庫に限らず、縦型冷蔵庫、冷蔵ショーケース等、要は除霜用のヒータ並びにドレンパンを備えた冷却貯蔵庫全般に広く適用することができる。
本発明の実施形態1に係る冷凍冷蔵庫の外観斜視図 機械室内の構造を示す斜視図 正面から見た断面図 冷却器室内の構造を示す断面図 冷却器室底部の構造を示す断面図 同側面図 ガラス管ヒータの配設部分の構造を示す分解斜視図 取付部材の分解斜視図 実施形態2に係るプレハブ冷蔵庫の冷却器室内の構造を示す断面図
符号の説明
10…本体 16…冷凍室 16B…膨出部 21…冷却器室 21A…(冷却器室21の)底面 21B…(冷却器室21の)奥壁 23…冷却器 40…ドレンパン 44…(ドレンパン40の)右側板 45…支持板 50…ガラス管ヒータ(ヒータ) 60…取付部材 61…カバー 65…保持板 70…脚片 73…樹脂ボルト 80…差込片 83…差込溝 92…冷却器室 93…冷却器 94…ドレンパン 95…取付部材 96…カバー 97…脚片 98…ねじ

Claims (3)

  1. 冷却器室内に装備された冷却器の下方には除霜水等を受けて排水するためのドレンパンが設けられるとともに、冷却器とドレンパンとの間に除霜用のヒータが配された冷却貯蔵庫において、
    前記ヒータを保持した取付部材が前記ドレンパンの上方を横切って配されて、この取付部材の両端が前記冷却器室内の固定部位に取り付けられ、かつ少なくとも一端が前記ドレンパンの側縁に取り付けられていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記冷却器室が貯蔵庫本体の側壁を外側に膨出させた膨出部内に形成されており、前記取付部材は前記ドレンパンの上方を庫内側から前記冷却器室の奥側に向けて横切って配され、この取付部材の一端が前記ドレンパンにおける庫内側の側縁に、他端が前記冷却器室の奥壁にそれぞれ取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記取付部材における前記ドレンパンの側縁に取り付けられる端部が、このドレンパンの側縁に対して上方からの差し込み可能な溝状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷却貯蔵庫。
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