JP6255567B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は野菜室ダンパを備えた冷蔵庫に関するものである。
一般に冷蔵庫は、冷蔵庫本体背面の冷却室で冷気を生成し、その冷気を送風機によって冷蔵室、冷凍室、野菜室等に循環させて各室内の食品を冷却するが、その際、冷蔵室、野菜室と冷凍室への冷気循環量を調整する冷蔵室ダンパとともに、さらに野菜室への冷気循環量を制御する野菜室ダンパを設けて、野菜室を効率よく冷却できるようにしたものがある。
この野菜室ダンパは野菜室の冷気入口部分に設けられており、野菜室内の比較的温度が高い冷気が触れて結露が生じ、これが冷却室からの低温冷気によって凍結し野菜室ダンパの動作不良を引き起こす恐れがあった。
そのため従来、この種の冷蔵庫の中にはこの野菜ダンパの結露水凍結による動作不良を防止する構成を施したものが見られる(例えば、特許文献1参照)。
図18は、特許文献1に記載された冷蔵庫を示し、101は冷却室、102は冷却室101からの冷気によって冷却される野菜室、103は冷却室101から野菜室102へのダクト104中に設けた野菜室ダンパ、105は野菜室ダンパ103を覆うダンパカバーである。
この冷蔵庫では、ダンパカバー105によって野菜室102内の高温冷気が野菜室ダンパ103に触れるのを防止しており、野菜室ダンパ103に野菜室102内の高温冷気が触れて結露し凍結するのを防止している。
特開2012−32069号公報
上記特許文献1に記載された構成によると、確かに野菜室ダンパ103に野菜室102の高温冷気が結露し凍結するのを抑制することができる。しかしながら、上記野菜室ダンパ103は冷却室101よりも下方に位置しているため、除霜時に前記冷却室101内で生じた結露水の一部が冷却室内壁を流下して野菜室ダンパ103に付着し、除霜終了後の野菜室冷却時に上記野菜室ダンパ103に付着した結露水が凍結し野菜室ダンパ103の動作不良を引き起こす恐れが残っており、信頼性の面で一歩の感があった。加えて、野菜室ダンパ103を覆うダンパカバー105を別途必要とし、しかもこのダンパカバー105を野菜室102の奥の作業性の悪い部分で取り付ける工数も必要となり、コストアップを招くという課題もあった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、コストアップを抑制しつつ除霜時の結露水凍結による野菜室ダンパの動作不良をも防止した信頼性の高い冷蔵庫を提供するものである。
本発明は、上記目的を達成するため、冷却室を冷凍室の背部に設けるとともに、野菜室ダンパは前記冷蔵室ダンパの下方で、前記冷蔵室ダクトを開閉する冷蔵室ダンパ部に対して上下位置ずれして配置し、前記冷却室よりも上方の冷蔵室下部の仕切板後部に組み込んで冷却室からの冷気を前記仕切板の野菜室ダンパまで上昇させたのち野菜室に供給する構成としてある。
これにより、野菜室ダンパは野菜室から距離的かつ熱的に遠く離れた形となり、野菜室内の比較的温度の高い冷気が触れてこれが結露し凍結するのを抑制することができるとともに、野菜室ダンパは冷却室よりも上方に位置するので除霜時に発生した結露水が冷却室内壁を流下して野菜室ダンパに付着しこれが凍結することも防止でき、野菜室ダンパの結露水凍結による動作不良を防止することができる。しかも、野菜室ダンパを仕切板後部という仕切機能以外に有効活用されていない部分を利用して組み込んでいるので、野菜室はもちろん冷蔵室や冷凍室の有効内容積を低減することなく野菜室ダンパの動作不良を防止でき、かつ、野菜室内の冷気が触れるのを防止するようなダンパカバー等の別部品を必要とすることもないので、部品点数や組み立て工数を増加させてコストアップを招くこともない。
本発明は、上記構成により、冷凍室や野菜室等の有効内容積を減じることなく結露水凍結による野菜室ダンパの動作不良を防止でき、しかも部品点数や組み立て工数増によるコストアップを招くこともないので、信頼性の高い冷蔵庫を安価に提供することができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 同図1のA−A概略断面図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷気ダクト配置構成を示す説明図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室内要部を示す分解斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室ダクトおよび野菜室ダクトが貫通する仕切板の斜視図 同図5における仕切板の分解斜視図 同図6における仕切板の要部を拡大して示す分解斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室ダクトの正面図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室ダクトの分解斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室ダンパと野菜室ダンパの位置関係を示す説明図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室ダクトの風路説明図 同実施の形態1における冷蔵庫の野菜室の内部を示す側断面図 同実施の形態1における野菜室を正面から見た断面図 同実施の形態1における野菜室の仕切板と野菜収納ケースとの関係を示す拡大断面図 同実施の形態1における野菜室の風路形成体の斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の制御ブロック図 同実施の形態1における冷蔵庫の制御フロー図 従来の冷蔵庫の断面図
第1の発明は、上部より冷蔵室、冷凍室、野菜室を配置した冷蔵庫本体と、前記冷蔵室、冷凍室、野菜室に供給する冷気を生成する冷却室と、前記冷却室からの冷気を前記野菜室、冷蔵室へと案内する野菜室ダクトおよび冷蔵室ダクトと、前記野菜室ダクトおよび冷蔵室ダクトに設けた野菜室ダンパ及び冷蔵室ダンパとを備えた冷蔵庫であって、前記冷却室は冷凍室の背部に設けるとともに、前記野菜室ダンパは前記冷蔵室ダンパの下方で、前記冷蔵室ダクトを開閉する冷蔵室ダンパ部に対して上下位置ずれして配置し、前記冷却室よりも上部となる前記冷蔵室下部の仕切板後部に組み込んで冷却室からの冷気を前記仕切板の野菜室ダンパまで上昇させたのち野菜室に供給する構成としてある。
これにより、野菜室ダンパは野菜室から距離的かつ熱的に遠く離れた形となり、野菜室内の比較的温度の高い冷気が触れてこれが結露し凍結するのを抑制することができるとともに、野菜室ダンパは冷却室よりも上方に位置するので除霜時に発生した結露水が冷却室内壁を流下して野菜室ダンパに付着しこれが凍結することも防止でき、野菜室ダンパの結露水凍結による動作不良を防止することができる。しかも、野菜室ダンパを仕切板後部という仕切機能以外に有効活用されていない部分を利用して組み込んでいるので、野菜室はもちろん冷蔵室や冷凍室の有効内容積を低減することなく野菜室ダンパの動作不良を防止でき、かつ、野菜室内の冷気が触れるのを防止するようなダンパカバー等の別部品を必要とすることもないので、部品点数や組み立て工数を増加させてコストアップを招くこともない。
第2の発明は、第1の発明において、冷蔵室ダクトは冷却室から冷蔵室に向けて上向きに形成するとともに、野菜室ダクトは前記冷蔵室ダクトの仕切板貫通部分から分岐して野菜室に向け下向きに形成し、かつ、野菜室ダンパは前記野菜室ダクトの分岐部に組み込んだ構成としてある。
これにより、冷蔵室ダクトと野菜室ダクトとの分岐部及び各ダクト通路部を仕切板後部に集中させて仕切板単独状態でこれらの構成を形成することができ、生産性を向上させてコストダウンを図ることができる。
第3の発明は、第1または第2の発明において、仕切板の後部に分岐ユニットを組み込み、この分岐ユニットに冷蔵室ダクト部と当該冷蔵室ダクト部から分岐した野菜室ダクト部とを形成するとともに、前記野菜室ダクト部に野菜室ダンパを組み込んだ構成としてある。
これにより、分岐ユニットを仕切板に組み込むだけで複雑な分岐部構成及びダクト通路部構成が形成できることになり、生産性のさらなる向上が図れ、一段のコストダウンを図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図、図2は同図1のA−A概略断面図、図3は同実施の形態1における冷蔵庫の冷気ダクト配置構成を示す説明図、図4は同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室内要部を示す分解斜視図、図5は同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室ダクトおよび野菜室ダクトが貫通する仕切板の斜視図、図6は同図5における仕切板の分解斜視図、図7は同図6における仕切板の要部を拡大して示す分解斜視図、図8は同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室ダクトの正面図、図9は同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室ダクトの分解斜視図、図10は同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室ダンパと野菜室ダンパの位置関係を示す説明図、図11は同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室ダクトの風路説明図、図12は同実施の形態1における冷蔵庫の野菜室の内部を示す側断面図、図13は同実施の形態1における野菜室を正面から見た断面図、図14は同実施の形態1における野菜室の仕切板と野菜収納ケースとの関係を示す拡大断面図、図15は同実施の形態1における野菜室の風路形成体の斜視図、図16は同実施の形態1における冷蔵庫の制御ブロック図、図17は同実施の形態1における冷蔵庫の制御フロー図である。
図1〜図11において、本実施の形態に係る冷蔵庫は、前方を開口した冷蔵庫本体1を備え、この冷蔵庫本体1は金属製の外箱2と、硬質樹脂製の内箱3と、前記外箱2および内箱3の間に発泡充填された発泡断熱材4とから構成されており、仕切板によって複数の貯蔵室が形成されている。また、前記冷蔵庫本体1の各貯蔵室は冷蔵庫本体1と同様の断熱構成を採用した回動式或いは引出し式の扉5、6、7で開閉自在となっている。
冷蔵庫本体1内に形成された貯蔵室は、最上部の冷蔵室8と、冷蔵室8の下に設けられた温度帯切り替え可能な切替室9と、切替室9の横に設けられた製氷室10と、切替室9および製氷室10と最下部の野菜室11との間に設けられた冷凍室12で構成されている。そして、前記冷蔵室8にはその下部にパーシャル室8aが形成されている。
冷凍室12の背面には冷却室14があり、冷気を生成する冷却器15と、冷気を各室に供給する冷気送風ファン16とを有し、冷却器15下方にはさらに除霜手段17が設置されている。
冷却器15は、圧縮機18と、コンデンサ(図示せず)と、放熱用の放熱パイプ(図示せず)と、キャピラリーチューブ(図示せず)とを環状に接続してなる冷凍サイクルを構成しており、圧縮機18によって圧縮された冷媒の循環によって冷却を行う。
冷却室14によって生成した冷気は、前記冷却室14を形成する区画壁20に設けた冷凍冷気供給口21と冷凍室ダンパ22を介して冷凍室12及び製氷室10とその横の切替室9に供給されるとともに、図3に示す冷蔵室ダクト23及び冷蔵室ダクト23の途中から分岐した野菜室ダクト24を介して冷蔵室8及び野菜室11に供給される。
冷蔵室ダクト23は、冷却室14から冷蔵室8に向けて上向きに形成され、冷蔵室8と製氷室10及びその横の切替室9との間を仕切る仕切板25を貫通して冷蔵室8背面に延設されるとともに、仕切板25貫通部分で野菜室ダクト24が分岐されている。そして、さらに冷蔵室ダクト23には前記冷蔵室8のパーシャル室8aと対向する部分にパーシャル室用冷気吹出し口23aが形成されている。
また、野菜室ダクト24は前記分岐部から野菜室11に向け下向きに形成され、冷凍室12背面の冷却室14横を通って野菜室11の背面に開口24aしている。
冷蔵室ダクト23と野菜室ダクト24の分岐は図7に示す分岐ユニット26によって行われている。この分岐ユニット26は、冷蔵室ダクト部27と野菜室ダクト部28ならびに冷蔵室戻りダクト部29を有し、前記野菜室ダクト部28内に野菜室ダンパ30を組み込んでその上方から蓋体31を装着し野菜室ダクト部28を閉塞してユニット化してある。
このユニット化した状態の分岐ユニット26は、図6に示すように前記仕切板25の下板32と上板33との間に挟み込んで下板32と上板33との間に発泡断熱材を充填発泡させ仕切板25の後部に一体化してある。
分岐ユニット26に設けた冷蔵室ダクト部27は、その上端開口部分に冷蔵室ダンパ34を介して冷蔵室背面の冷蔵室ダクト23に接続するとともに、冷蔵室戻りダクト部29は図3に示す冷凍室12背面の野菜室ダクト24横に設けた冷蔵室戻りダクト35に接続してあり、冷却室14で生成された冷気が冷蔵室ダンパ34、冷蔵室ダクト23、冷蔵室8、冷蔵室戻りダクト35を介して循環するようになっている。
上記冷蔵室ダンパ34は図9、図10に示すように冷蔵室ダンパ部34aの横にパーシ
ャル室用冷気吹出し口23aを開閉するパーシャル室ダンパ部34bを設けたツインダンパとなっており、パーシャル室8aへの冷気をこのパーシャル室ダンパ部34bで開閉制御するようになっている。そして、上記ツインダンパ式の冷蔵室ダンパ34は冷蔵庫本体の冷蔵室背面壁との間に冷蔵室ダクト23を形成するダクト内板231と前記冷蔵室背面壁との間に挟持されており、冷蔵室ダンパ部34aは冷蔵室ダクト23を、そしてパーシャル室ダンパ部34bはパーシャル室用冷気吹出し口23aを開閉するようになっている。図9中、232は前記ダクト内板231の冷蔵室8側を覆うダクト飾り板である。
なお図示はしないが、前記冷蔵室ダンパ34はダクト内板231と冷蔵室背面壁との間に挟持するにあたってその外周を断熱材で覆って断熱処理してある。
一方、前記分岐ユニット26に設けた野菜室ダクト部28は図3に示す下向きの野菜室ダクト24に接続し、冷却室14で生成された冷気が前記冷蔵室ダクト23の上向き部分から分岐し野菜室ダンパ30を介して下向きの野菜室ダクト24下部より野菜室11に供給されるようになっている。
なお、上記冷蔵室戻りダクト35及び野菜室ダクト24は、冷蔵庫の中心より右側に配置され、かつ、野菜室11の背部の下方部に設けた開口24aも、冷蔵庫の中心より右側に配置されている。
次に、野菜室11について詳細に説明する。
図12〜図15において、野菜室11は、図12に示すように、冷凍室12との間を区切る断熱性の仕切板36と冷蔵庫本体1の低壁面1aとの間に形成されていて、その底部は奥側に向かって上昇する階段状に形成されており、野菜室扉を引出すことによって引き出される野菜収納容器37およびフルーツ・小物容器38が備えられている。
また、野菜室11の天井面となる仕切板36の下面には図14に示すように着脱自在な風路形成体40が取り付けてあって野菜室戻り風路41が形成されており、この野菜室戻り風路41の後部は冷却室14の下部に開口していて、野菜室11を冷却した後の冷気が冷却室14に戻るように構成されている。
野菜収納容器37は図12に示すように前方収納空間37aと一段上がった後方収納空間37bとが区画されて設けられている。そして、野菜収納容器37にはその後部上方開口部分にフルーツ・小物容器38が載置してあり、野菜収納容器37の前方収納空間37aの上方は開口面42となっている。
野菜収納容器37の前方収納空間37aには、大型のペットボトル(例えば、2Lのペットボトル)などの高さが高い対象物が収容され、野菜収納容器37の後方収納空間37bには野菜が収容される。また、この野菜収納容器37は、図12、図13に示すように、その前壁に冷気が通流する通気孔37cを備えており、この通気孔37cから野菜収納容器37の前方収納空間37aに冷気が流れてペットボトルなどを冷却する。
フルーツ・小物容器38は、野菜収納容器37の上部後方開口にスライドかつ着脱自在に載置され、野菜室11の後方収納空間37b上方に位置して、フルーツ・小物野菜が収容されるものである。
風路形成体40は、熱伝導性を有する材料、例えば、樹脂であるポリプロピレン(PP)で成型されており、図15に示すように、その前面部43には、複数の冷気吸込み開口44が設けられている。この冷気吸込み開口44は、野菜室11内を冷却した冷気が冷却
器15に戻るために通過する野菜室戻り風路41の入口となる開口である。
また、上記風路形成体40は、冷蔵庫の左右方向の左側に配置され、かつ、風路形成体40の幅方向(図13の左右方向)の寸法は、野菜室11の左右方向の略1/2となるように設定されている。また、冷気吸込み開口44は、子供の指が入らない程度の大きさの例えば縦長の楕円形状の開口で、風路形成体40の幅方向のほぼ全域にわたって形成されている。これにより、野菜室11の背部下方の右側に設けた野菜室ダクト24の開口24aと、野菜室11の前部の上方部左側に設けた風路形成体40の冷気吸込み開口44とは、野菜室内において、図13に示すように対角線上の位置に配置されることとなり、野菜室11の左右方向にほぼ均一に冷気がいきわたり、野菜室11を効率よく冷却可能としている。
さらに、風路形成体40には図15に示すようにその側面部45に複数の予備開口部45aが設けられている。この予備開口部45aは、フルーツ・小物容器38に収納したフルーツ・小物野菜等で冷気吸込み開口44が閉塞された場合の予備の開口である。この予備開口部45aは、冷蔵庫を正面から見て、風路形成体40の左側の側面部に形成され、野菜室11の内方で野菜収納容器37の側面よりも外方に配置されている。
また、風路形成体40の前面、すなわち冷気吸込み開口44が形成されている前面部43は、図14に示すように前方ほど上部に位置するように傾斜させてあり、この傾斜面となっている前面部43に設けられた前記冷気吸込み開口44の野菜室戻り風路41内側にサーミスタ等からなる野菜室温度検知手段46が取り付けてある。
野菜室温度検知手段46は図14に示すように収納状態となっている野菜収納容器37上部のフルーツ・小物容器38の手前側開口端38aより若干前方側に位置するように設けてあり、風路形成体40の前面部43に設けられている冷気吸込み開口44から野菜収納容器37の前方収納空間37aに臨むようになっている。また、野菜室温度検知手段46を設けた前面部43の冷気吸込み開口44も、野菜室温度検知手段46と同様、フルーツ・小物容器38の手前側開口端38aよりさらに前方側であって、野菜収納容器37の前方収納空間37a上方に位置している。
さらに、前記野菜室温度検知手段46は、前面部43に設けた冷気吸込み開口44の特に上部位置に対応させて配置してある。そして、前記野菜室温度検知手段46は、図15に示すようにそのリード線47の端部に設けた端子部48を仕切板36から引き出されたコネクタ49に接続することによって電気的結線が行われている。
図16は本実施の形態の冷蔵庫における制御ブロック図を示し、50は冷蔵室温度検知手段、51は冷凍室温度検知手段で、野菜室温度検知手段46と同様サーミスタで形成してあり、それぞれ冷蔵室8、冷凍室12の適所に設置されている。52は制御部で、マイクロコンピュータ等によって構成してあり、前記冷蔵室温度検知手段50、冷凍室温度検知手段51及び野菜室温度検知手段46からの出力に基づき冷蔵室ダンパ34、冷凍室ダンパ22及び野菜室ダンパ30を制御するとともに、あらかじめ組み込まれた制御ソフトに基づき圧縮機18と冷気送風ファン16を駆動して各室を設定温度に制御する。
以上のように構成された本実施の形態における冷蔵庫について、次に、冷気の流れを中心にその動作を説明する。
食品の出し入れ等により冷蔵室8、冷凍室12、野菜室11のいずれかが設定温度より高くなると、後に詳述するが、圧縮機18と冷気送風ファン16が駆動し、冷却器15で生成された冷気が、冷気送風ファン16により、冷蔵室ダクト23、冷凍冷気供給口21
、野菜室ダクト24に供給される。
設定温度以上となっている貯蔵室が、例えば冷蔵室8であれば、冷蔵室ダンパ34が開き、冷却室14からの冷気が冷蔵室ダクト23を介して冷蔵室8に供給され、冷蔵室8を冷却した後、冷蔵室戻りダクト35を介して冷却室14に吸い込まれ、再び冷却器15で冷却されて冷蔵室8に供給される循環を繰り返して冷却を行う。
そして、設定温度以上となっていた冷蔵室8あるいは野菜室11、冷凍室12が設定温度以下まで冷却されれば圧縮機18と冷気送風ファン16が停止し、冷却運転を終える。
次に上記野菜室11を冷却する冷気の流れをさらに詳細に説明する。
図3に示すように、冷却室14で生成された冷気は、まず、冷蔵室ダクト23の下部より上昇して野菜室ダンパ30より野菜室ダクト24内に分岐する。野菜室ダクト24内に分岐した冷気は野菜室ダクト24内を下向きに流れ下部の開口24aから野菜室11へと供給される。
野菜室11に供給された冷気は、図12に示すように、野菜収納容器37の後方を通って、風路W1のように野菜収納容器37の下方に流れる。そして、冷気は、野菜室11内方で野菜収納容器37の下方の後方から前方に流れる。さらに、冷気は、野菜室11内方で野菜収納容器37の前方の下方から上方に流れる。このように冷気が流れることで、野菜収納容器37に収容されている野菜やペットボトルを冷却する。
そして、この野菜収納容器37の前方の上方に流れてきた冷気は、風路W1のように、野菜収納容器37前壁の通気孔37cを通って、前方収納空間37aに流入する。これにより、流入した冷気が、野菜収納容器37の前部の前方収納空間37aに収容されるペットボトルPを、さらに冷却する。
そして、この冷気は、風路W2のように、前方収納空間37aの上方に配置される風路形成体40の冷気吸込み開口44に向かって流れる。このため、野菜収納容器37の後部の後方収納空間37bに収容されている野菜へは、この冷気が流れにくい。つまり、収容されている野菜が冷却されすぎることがない。
そして、冷気は、風路W2のように、冷気吸込み開口44を通過し、風路形成体40の野菜室戻り風路41を通って、冷却器15に戻る。
以上のようにして野菜室11の冷却が行われるが、この冷蔵庫では、上記野菜室ダンパ30が前記冷却室14よりも上方の冷蔵室8下部の仕切板25の後部に組み込まれていて、野菜室11から距離的かつ熱的に遠く離れた形となっているから、野菜室ダンパ30を野菜室11に設けた場合のような野菜室11内の比較的温度の高い冷気が野菜室ダンパ30に触れるようなことが抑制される。したがって、野菜室ダンパ30に野菜室11内の高温冷気が結露し付着して凍結し、これによって野菜室ダンパ30が動作不良を起こすようなことが未然に防止される。
また、野菜室ダンパ30は冷却室14よりも上方に位置しているので、除霜時に前記冷却室14内で結露水が発生してこれが冷却室内壁を流下するようなことがあっても、この結露水が野菜室ダンパ30に付着し、凍結することもなくなる。したがって、除霜時の結露水付着とこれの凍結による野菜室ダンパ30の動作不良も確実に防止することができる。
しかも上記野菜室ダンパ30は仕切板後部という仕切機能以外に有効活用されていない部分を利用して組み込んでいるので、野菜室ダンパ30の存在によって野菜室11の有効内容積を減じたり、冷凍室12の有効内容積を減じたりすることもなく、それぞれ各室を広く維持しつつ結露水凍結による野菜室ダンパ30の動作不良を防止することができる。加えて野菜室11内の冷気が野菜室ダンパ30に触れるのを防止するようなダンパカバー等の別部品を別途設ける必要もなく、部品点数及び組み立て工数の増加によるコストアップを招くこともない。
また本実施の形態では、前記冷蔵室ダクト23は冷却室14から冷蔵室8に向けて上向きに形成するとともに、野菜室ダクト24は前記冷蔵室ダクト23の仕切板貫通部分から分岐して野菜室11に向け下向きに形成し、かつ、野菜室ダンパ30は前記野菜室ダクト24の分岐部に組み込んだ構成としてあるから、冷蔵室ダクト23と野菜室ダクト24との分岐部及び、冷蔵室ダクト部27、野菜室ダクト部28、冷蔵室戻りダクト部29の各ダクト通路部を仕切板後部に集中させて、これらの複雑な構成を仕切板単独状態で形成することができ、生産性を向上させることができる。また、上記構成によって、仕切板後部の分岐および通路構成の異なるものを複数準備しておき、この複数の仕切板25を取り換えることによって異なるタイプの冷蔵庫を生産することもでき、生産コストの低減を図って大幅なコストダウンを実現することができる。
さらに、上記仕切板25は、冷蔵室ダクト部27と当該冷蔵室ダクト部27から分岐した野菜室ダクト部28とを有するとともに、前記野菜室ダクト部28に野菜室ダンパ30を組み込んだ分岐ユニット26を組み込む構成としてあるから、分岐ユニット26を仕切板25に組み込むだけで複雑な分岐部構成及びダクト通路部構成が形成できることになり、生産性のさらなる向上が図れ、一段のコストダウンが実現できる。
一方、前記冷蔵室ダクト23後部に組み込んだ冷蔵室ダンパ34及び前記仕切板25後部に組み込んだ野菜室ダンパ30は、そのうちの一方の冷蔵室ダンパ34は分岐ユニット26の冷蔵室ダクト部27の上端開口部の上方に載置し、他方の野菜室ダンパ30は野菜室ダクト部28内に組み込んで図11に示すように上下に位置ずれした状態としてあるから、冷蔵室ダンパ部34aとパーシャル室ダンパ部34bのツインダンパを有する大型の冷蔵室ダンパ34と野菜室ダンパ30の三つのダンパを、各通路面積を減じることなく設置することができる。
すなわち、冷蔵室ダンパ34を構成する冷蔵室ダンパ部34aとパーシャル室ダンパ部34bそして野菜室ダンパ30の三つのダンパを同一平面上に設置するとその横幅が大きくなる。そのため、設置場所が仕切板横幅寸法内の限られた範囲内となると、各ダンパの通路面積を減じる必要が生じる。しかしながら、この実施の形態では冷蔵室ダンパ部34aとパーシャル室ダンパ部34bとを有する冷蔵室ダンパ34と野菜室ダンパ30とは上下位置ずれさせて設けてあるから、その一部分をオーバーラップさせることができる。この実施の形態では図11に示すようにパーシャル室ダンパ部34bと野菜室ダンパ30をオーバーラップさせている。したがって、このオーバーラップさせた分をダンパ通路面積として確保でき、ダンパ通路面積を減じることなく限られた範囲内に三つのダンパを設置することができる。これにより、ダンパ通路部での通路抵抗の増加による冷気供給量の低下を防止でき、三つのダンパを仕切板25後部に集中配置して構成の合理化を図りつつも良好な冷却性能を維持することができる。
また、冷蔵室ダンパ34を仕切板25後部の上面に設置したことによって冷蔵室ダンパ34のパーシャル室ダンパ部34bは仕切板25直上のパーシャル室8aと対向するようになり、パーシャル室ダンパ部34bからパーシャル室8aまでの通路長さを減じてその通路抵抗を減少させることができる。したがってパーシャル室8aへ冷気を効率よく供給
することができるようになってパーシャル室8aの冷却性能を向上させることができる。
また、冷蔵室ダンパ34がパーシャル室8a及び比較的温度の高い冷蔵室8の下部と対向する部分に位置することになるため、冷蔵室ダンパ34の温度も比較的高いものとなって結露による凍結障害が懸念されるが、この実施の形態では上記冷蔵室ダンパ34の外周を他の部分よりも厚い断熱材で断熱しているので、このような凍結障害も未然に防止することができる。なお、この結露水凍結障害防止をより確実なものとするため前記冷蔵室ダンパ34に凍結防止ヒータ(図示せず)を設けてもよいものである。
最後に上記野菜室11を冷却する冷気の制御について、本実施の形態における制御を図17を用いて説明しておく。
この実施の形態では、まず冷蔵室8の温度が設定温度以上になっているか否かをステップ71で検出し、設定温度以上になっているとステップ72で圧縮機18と冷気送風ファン16を駆動し、かつ、ステップ73で冷蔵室ダンパ34とともに野菜室ダンパ30も開く。
これにより、冷却室14で生成された冷気は冷蔵室8とともに野菜室11にも供給され、冷蔵室8及び野菜室11を冷却する。
そして、ステップ74で野菜室11の温度が野菜室11の設定温度以下になるか否かを判断し、設定温度以下になるまで上記冷却動作を繰り返し、設定以下になればステップ75に移行して野菜室ダンパ30を閉じ野菜室11の冷却を停止する。
この時、冷却室14からの冷気は野菜室11とともに冷蔵室にも流れているので、野菜室11に供給される冷気は少ないものとなる。したがって、野菜室温度が設定温度に達したことを野菜室温度検知手段46で検知して野菜室ダンパ30を閉じた時に野菜室11に流れ込んでいる冷気の量は少なくでき、野菜室11内に過剰な冷気が入り込んで野菜等を過冷することを防止できる。
また、前記冷蔵室8の温度が設定温度以上となって冷蔵室8、野菜室11の冷却を開始する時、野菜室温度が野菜室設定温度以下であって冷却の必要がないときには、野菜室温度検知手段46がこれを検知し野菜室ダンパ30を閉じて野菜室11の冷却を停止するので、野菜室11を冷やしすぎることもない。
次に上記した如く野菜室11の冷却を停止した後、冷却を続けている冷蔵室8も冷蔵室設定温度に達すると、ステップ76でこれを検知し、ステップ77に移行して冷蔵室ダンパ34も閉じ冷却運転を停止する。
また、冷却開始のステップ71で冷蔵室8の温度が設定温度以下の場合、ステップ78に移行し、野菜室11が所定時間所定温度以上になっていないかを確認し、なっていればステップ79で圧縮機18と冷気送風ファン16を駆動するとともに、ステップ80で野菜室ダンパ30を開き、野菜室11を強制的に冷却する。したがって、野菜室ダンパ30を冷蔵室温度で開くようにした場合に懸念される野菜等の劣化問題を解消し安心感のある冷却が可能となる。
すなわち、例えば、野菜等の出し入れを行い、冷蔵室8の食品出し入れを長く行わなかったような場合、冷蔵室8は冷蔵室設定温度以下に維持されているのに野菜室11だけが比較的高い温度になってこれが長時間続き、野菜等が劣化する等の問題が発生する可能性がある。
しかしながら、本実施の形態の冷蔵庫では野菜室11の温度が所定温度以上、例えば15℃以上であって、これが所定時間以上、例えば20分以上続けば、野菜室を単独で強制的に冷却するようになるので、高温雰囲気下に長時間保存されて野菜等が劣化する問題を未然に防止することができる。
なお、この野菜室11を単独で強制冷却させるときの冷却開始温度及び冷却時間は、野菜室の容量や想定される野菜等の収納量に応じて適宜設定すればよく、これを適切に設定することによって野菜室単独冷却時に懸念される過剰冷気による過冷却も極小化することができる。
また、本実施の形態で示した冷蔵庫は、野菜室11内に収納した野菜等を冷やしすぎることなくペットボトル等を効率よく冷却できる利点がある。すなわち、本実施の形態における野菜室戻り風路41は仕切板36の下面に設けて冷却室14の下部に開口する構成としてあるから、野菜室冷却のための冷気の流れを停止しているときに、冷却室14内の冷気が図12の風路W3で示すように、風路形成体40の野菜室戻り風路41を通って逆流してくることがある。
このように、冷気が風路形成体40を通って逆流してきた場合、この実施の形態の冷蔵庫では風路W3の冷気は野菜収納容器37の前方収納空間37aに向けて流入するようになる。したがって、前方収納空間37aが冷気によって冷却されるようになり、野菜収納容器37の前部の前方収納空間37aに収容されるペットボトルPを効率よく冷却することができる。
また、風路形成体40から逆流してくる冷気は、野菜収納容器37の前部の前方収納空間37aに向けて流れるので、野菜収納容器37の後部の後方収納空間37bに収容される野菜が冷却されすぎることもない。
さらにまた、この風路形成体40は、樹脂であるポリプロピレンなど熱伝導性を有するもので構成されていることから、風路形成体40を通って冷気送風ファン16の運転時に冷却器15へ戻る冷気や冷気送風ファン16の停止時に冷却器15から逆流してくる冷気は、風路形成体40を介して、輻射により、野菜収納容器37の後方収納空間37bに収容される野菜や、フルーツ・小物容器38に収容されるフルーツ・小物野菜に対して、冷気を入れることなく、冷却し過ぎない程度に、所定の冷却をすることができ、さらに効果的な冷却が可能となる。
また、前記野菜室温度検知手段46は、既述したように野菜室戻り風路41の冷気吸込み開口44に設けるとともに、当該冷気吸込み開口44を介して野菜収納容器37の前方収納空間37aに面するように設けてあるから、野菜室11に野菜或いはペットボトル等が収納された際、これらの食品から輻射される温度を冷気吸込み開口44より感度よく検知することができ、素早く冷却を開始させることができる。
加えて、上記野菜室温度検知手段46は冷気吸込み開口44の野菜室戻り風路41内に配置してあるから、野菜収納容器37の周囲を流れて野菜等を冷却した後の冷却室へと吸い込まれる冷気の温度も検知することになる。したがって、輻射熱が届きにくい野菜収納容器37の後ろ下部の奥まった部分に収納された野菜の温度を含め野菜室全体の温度を正確に検知することもできる。
また、上記野菜室温度検知手段46を設けた冷気吸込み開口44は野菜室戻り風路41を構成する風路形成体40の前方端、すなわち、野菜室11の手前側開口寄り部分に設け
、かつ、この冷気吸込み開口44に野菜室11の温度を検知する野菜室温度検知手段46を配置しているので、野菜室温度検知手段46の取り付け作業は容易に行え、しかも野菜室温度検知手段46を風路形成体40が保護することになるのでセンサカバー等を必要とせず、構成の簡素化も図れる。
以上、本発明に係る冷蔵庫について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、本実施の形態では、冷蔵庫本体1に冷蔵室8、冷凍室12、野菜室11とともに切替室9と製氷室10を備えたものを例示して説明したが、これらはなくてもよいものである。
また、野菜室11の冷却制御に当たって、前記実施の形態では、野菜室11の冷却開始を冷蔵室8の冷却開始に連動させて行わせる(野菜室ダンパ30を冷蔵室ダンパ34に連動させて開く)ことにより冷気を冷蔵室8とで分配して野菜室11の過冷を防止するようにしたものを例示したが、これは冷凍室12の冷却開始と連動させて(野菜室ダンパ30を冷凍室ダンパ22に連動させて開く)冷凍室12とで分配させるようにしてもよいものであり、野菜室以外の貯蔵室であればどのような貯蔵室と分配させるようにしてもよいものである。また、野菜室11の冷却開始を冷蔵室8の冷却開始温度で行わせる(冷蔵室温度検知手段50の出力により野菜室ダンパ30と冷蔵室ダンパ34を開く)ようにしたが、これは野菜室11の温度に基づいて冷却開始させるようにしこれに連動して野菜室以外の貯蔵室の冷却を開始させる(野菜室温度検知手段46からの出力により野菜室ダンパ30と冷蔵室ダンパ34を開く)ようにしてもよいものであり、野菜室温度に基づいて冷却を開始させることにより野菜室11を無駄なくより効率的に冷却することができるようになる。
本発明は、冷蔵室や野菜室等の有効内容積を減じることなく結露水凍結による野菜室ダンパの動作不良を防止でき、しかも部品点数や組み立て工数増によるコストアップを招くこともないので、信頼性の高い冷蔵庫を安価に提供することができる。よって、家庭用および業務用など様々な種類および大きさの間冷式の冷蔵庫に広く適用可能である。
1 冷蔵庫本体
1a 低壁面
2 外箱
3 内箱
4 発泡断熱材
5、6、7 扉
8 冷蔵室
8a パーシャル室
9 切替室
10 製氷室
11 野菜室
12 冷凍室
14 冷却室
15 冷却器
16 冷気送風ファン
17 除霜手段
18 圧縮機
20 区画壁
21 冷凍冷気供給口
22 冷凍室ダンパ
22b 冷凍冷気戻り口
23 冷蔵室ダクト
23a パーシャル室用冷気吹出し口
231 ダクト内板
232 ダクト飾り板
24 野菜室ダクト
24a 開口
25、36 仕切板
26 分岐ユニット
27 冷蔵室ダクト部
28 野菜室ダクト部
29 冷蔵室戻りダクト部
30 野菜室ダンパ
31 蓋体
32 下板
33 上板
34 冷蔵室ダンパ
34a 冷蔵室ダンパ部
34b パーシャル室ダンパ部
35 冷蔵室戻りダクト
37 野菜収納容器
37a 前方収納空間
37b 後方収納空間
37c 通気孔
38 フルーツ・小物容器
38a 手前側開口端
40 風路形成体
41 野菜室戻り風路
42 開口面
43 前面部
44 冷気吸込み開口
45 側面部
45a 予備開口部
46 野菜室温度検知手段
47 リード線
48 端子部
49 コネクタ
50 冷蔵室温度検知手段
51 冷凍室温度検知手段
52 制御部

Claims (3)

  1. 上部より冷蔵室、冷凍室、野菜室を配置した冷蔵庫本体と、前記冷蔵室、冷凍室、野菜室に供給する冷気を生成する冷却室と、前記冷却室からの冷気を前記野菜室、冷蔵室へと案内する野菜室ダクトおよび冷蔵室ダクトと、前記野菜室ダクトおよび冷蔵室ダクトに設けた野菜室ダンパ及び冷蔵室ダンパとを備えた冷蔵庫であって、前記冷却室は前記冷凍室の背部に設けるとともに、前記野菜室ダンパは前記冷蔵室ダンパの下方で、前記冷蔵室ダクトを開閉する冷蔵室ダンパ部に対して上下位置ずれして配置し、前記冷却室よりも上部となる前記冷蔵室下部の仕切板後部に組み込んで冷却室からの冷気を前記仕切板の野菜室ダンパまで上昇させたのち野菜室に供給する構成とした冷蔵庫。
  2. 冷蔵室ダクトは冷却室から冷蔵室に向けて上向きに形成するとともに、野菜室ダクトは前記冷蔵室ダクトの仕切板貫通部分から分岐して野菜室に向け下向きに形成し、かつ、野菜室ダンパは前記野菜室ダクトの分岐部に組み込んだことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 仕切板の後部に分岐ユニットを組み込み、この分岐ユニットに冷蔵室ダクト部と当該冷蔵室ダクト部から分岐した野菜室ダクト部とを形成するとともに、前記野菜室ダクト部に野菜室ダンパを組み込んだことを特徴とする請求項1または2記載の冷蔵庫。
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