JP3911419B2 - 冷凍装置の取付架台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圧縮機、凝縮器等からなる冷凍装置を搭載して冷却貯蔵庫等の壁面に取り付けることに用いる冷凍装置の取付架台に関する。
【0002】
【従来の技術】
業務用の冷蔵庫では、圧縮機、凝縮器等の冷凍装置をユニット化して冷蔵庫本体に装備する方法が採られている。より具体的には、冷蔵庫本体の天井部分に冷却器が収容される冷却器室が形成されるとともに、その天井壁に形成された開口部を塞ぐようにして、冷凍装置を載置してユニット化した断熱性の取付架台が装着され、冷凍装置と冷却器とが取付架台を貫通した冷媒配管で循環接続された構造となっている。
【0003】
上記の取付架台は、下面開放の浅い箱状をなす外装板の下面に内装板を嵌め、両板の間に発泡ウレタン樹脂等の断熱材を発泡充填して形成されており、そのため、製造時において外装板と内装板との継ぎ目で発泡漏れが生じるのを防ぐ手当を施す必要がある。
一方、取付架台を装着した状態では、冷却器室内と外部との断熱性をより高めるために、取付架台と開口部の口縁との間に断熱用のパッキンを介装することが望ましいという事情がある。
【0004】
そのため従来では、外装板と内装板との端縁同士を所定間隔を開けて対向させることで、取付架台の下面の周縁に沿って取付溝を形成し、この取付溝にパッキンを嵌着した構造が提案されている。この構造によれば、取付架台を装着した場合には、パッキンが開口部の口縁に弾縮して押し付けられることで、冷却器室内を外部から断熱する機能が発揮されるとともに、取付架台の製造時には、パッキンが発泡漏れを防ぐことに併せて機能するというものである。
なお、このような断熱パッキンを発泡漏れの防止手段に兼用した取付架台は、例えば特許第2936046号に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記従来のものでは、パッキンの装着構造が、方形断面をなすパッキンが取付溝内に嵌められ、せいぜい抜け止め用に一部が引っ掛けられただけの構造であったため、例えば外装板と内装板との間に組み付けの誤差等があると、パッキンの回りに隙間ができ、特に製造時においてウレタン発泡の漏れが完全に防ぎ切れないおそれがあり、さらなる改良が切望されていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、製造時において断熱材の漏れをより確実に防止するところにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、外装板と内装板との間に断熱材を充填した構造になり、圧縮機、凝縮器等からなる冷凍装置を搭載して冷却貯蔵庫等の天井壁に形成された開口部を塞ぐようにして装着される取付架台であって、前記外装板と内装板との継ぎ目部分には、外装板と内装板との端縁同士を所定間隔を開けて対向させることで取付溝が周設されて、この取付溝内にパッキンが嵌着可能とされ、このパッキンにおける前記取付溝の両側面とそれぞれ対向する二面には、取付溝の側面に密着するひれ部が突設されているとともに、前記パッキンはその一部が前記取付溝から突出し、前記開口部の口縁に弾縮して押し付け可能であり、かつ、前記内装板の底板には、前記パッキンにおける前記取付溝から突出した部分の内方を遮る突条部が突設されており、さらに、前記パッキンにおける前記開口部の口縁に押し付けられる部分の互いに対向した壁のうちの一方の壁の内面には突条が設けられ、前記パッキンが前記開口部の口縁に弾縮して押し付けられると前記突条が他方の壁の内面に当接することにより、庫内外に沿った方向に複数の空気室が区画形成されるようになっている構成としたところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
パッキンが取付溝に嵌められると、その両面のひれ部が弾性変形しつつ取付溝の両側面に密着する。仮に外装板と内装板との間に取付誤差があったとしても、ひれ部でその誤差が吸収されて外装板と内装板との継ぎ目部分が密閉される。これにより、両板間に注入された断熱材の漏れが確実に防がれる。また、取付架台が装着された際、パッキンが弾縮されて開口部の口縁に押し付けられ、庫内外間の断熱効果が得られる。このとき、パッキンの内方が突条部で遮られて、冷気がパッキンに直接に当たることが避けられる。
また、パッキン内部において、庫内外方向に沿って複数段に空気断熱されることで、断熱効果がさらに高められる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図12に基づいて説明する。この実施形態では、業務用の冷蔵庫を例示している。
図1ないし図3において、符号10は断熱箱体からなる冷蔵庫本体であって、その上面には、四隅にフレーム11が立てられることで機械室12が構成されている。
冷蔵庫本体10の天井壁13の中央部には方形の開口部14が形成され、この開口部14の上面を塞ぐようにして、後記する冷凍装置60を載置した取付架台20が設置されている。一方、開口部14の前方側(図2の左側)における下側の口縁の位置から、奥壁15に向かって、冷却ダクトを兼ねたドレンパン16が下り勾配で張設されており、取付架台20との間に冷却器室17が構成されている。
【0010】
続いて、取付架台20の構造並びに製造工程を詳細に説明する。取付架台20は断熱性であって、大まかには、外装板21と、内装板22と、両板21,22間に充填された断熱材23とから構成されている(図10参照)。
外装板21は金属板製であって、図4及び図5にも示すように、開口部14よりも一回り大きい方形の浅い箱を伏せたような形状に形成されており、その上面には、圧縮機61、凝縮器62等の取付凹部25が形成されているとともに、正面から見た右側縁側に、リード線73を挿通するための円形の挿通孔26Aと、冷媒配管66を挿通するための長円形の挿通孔26Bとが前後に並んで形成されている。上面の中心には、内装板22との固定用のねじの取付孔27が形成されている。
外装板21における4面の各側板29の内面には、その下縁からほぼ1/3高さ上がった位置に、位置決め溝30が叩き出しにより形成されているとともに、左右の側板29の下縁からは、取付板31が外方に直角曲げされて形成されている。
【0011】
内装板22は合成樹脂材により一体成形されており、全体としては、周縁にフランジ33を設けた方形の浅皿状に形成され、取付架台20の下面を構成すべく、フランジ33を上記の位置決め溝30に合わせつつ、外装板21の下面の開口に緊密に嵌合可能とされている。
内装板22の底板35は傾斜状に形成されている。詳細には、図6にも示すように、前後方向の中心よりも少し前方の位置を頂点として、前後両側に緩やかな下り勾配となった断面山形に形成されている。後側の傾斜面36Aでは、裾の部分で一旦登り、その後側に急勾配の断面山形をなす下向きの突条部37が全幅にわたって形成され、一方、前側の傾斜面36Bでは、裾の部分が水平に形成され、その前側に急勾配の断面山形をなす下向きの突条部37が同じく全幅にわたって形成されている。両突条部37とも、その突出端が底板35の周縁部38よりも下方に突出しており、後記するように取付架台20が開口部14の上面に設置された場合に、両突条部37が開口部14の前後の口縁の内側に嵌まるようになっている。
【0012】
内装板22のフランジ33の上面には、その四つ角の位置と、各辺の中央位置との合計8箇所に、先細りの柱状をなすスペーサ40が立てられているとともに、底板35の中心にも、やや太めで同じく先細りとなった別のスペーサ41が立てられている。これらのスペーサ40,41は、その突出端が同一高さに来るように形成され、内装板22が外装板21の下面の開口に嵌合された場合に、各スペーサ40,41の突出端が外装板21の上面の裏側に突き当たることで、両板21,22間に所定のスペースが確保されるようなっている。なお、底板35の中心から立てられたスペーサ41は、外装板21の上面におけるねじの取付孔27の形成位置に当てられ、その突出端面に、取付孔27と整合するねじの下孔42が切られている。
【0013】
内装板22の底板35の上面には、図6に示すように、正面から見た右側縁側において、リード線73を挿通するための断面円形の挿通筒44Aと、冷媒配管66を挿通するための断面長円形の挿通筒44Bとが前後に並んで形成されている。これらの挿通筒44A,44Bは、上記のように内装板22が正規位置に嵌められた場合に、外装板21におけるリード線73と冷媒配管66の挿通孔26A,26Bと整合するようになっている。ただし、図12に参照して示すように、リード線73の挿通筒44Aの内径寸法aの方が同挿通孔26Aの径寸法Aよりも小さく、また、冷媒配管66の挿通筒44Bの内径寸法bの方が同挿通孔26Bの径寸法Bよりも小さくなるように設定され、それぞれ挿通筒44A,44Bの内側の口縁が、対応する挿通孔26A,26Bの口縁よりも内方に所定量t突出するようになっている。
また、底板35の後側の傾斜面36Aにおける左右の側縁には、冷却器65の取付用のナット46がインサート成形により埋設されている。
【0014】
外装板21と内装板22との継ぎ目部分となる取付架台20の下面側の角部には、パッキン50が装着されるようになっている。そのため、上記のように外装板21の下面開口に内装板22が嵌合されることに伴い、図9に詳細に示すように、外装板21の側板29における位置決め溝30よりも下の部分と、内装板22の側板39との間に、所定幅を有する取付溝48が方形の環状をなして形成されるようになっている。この取付溝48から内装板22の底板35の周縁部38の領域にわたって、パッキン50が装着されるようになっている。
【0015】
パッキン50は、図6に示すように、真直な4本のパッキン50からなり、45度に切断された端部同士を突き合わせつつ、全体として方形の環状に配されるようになっている。このパッキン50は、図8に詳細に示すように、断面が略L字形に形成され、上記した取付溝48に嵌着される縦部51と、内装板22の底板35の周縁部38と開口部14の上側の口縁との間で挟まれる横部52とから構成されている。
【0016】
縦部51は、縦長の方形断面の中空状に形成されており、その左右の側壁の外面には、ひれ部53が2枚ずつ形成されている。ひれ部53は、側壁の上縁とほぼ中央高さ位置とから斜め下方に突出して形成され、成形状態では、左右で対をなす両ひれ部53の突出端の間の寸法が、上記の取付溝48の幅よりも所定量大きくなるように設定されている。
一方の横部52は、扁平な断面形状の中空状をなし、ただし下壁は、下方に向けて円弧状に膨出している。また、上壁の内面には、4本の突条55が間隔を開けて形成されている。
【0017】
取付架台20は、以下のような手順で製造される。まず、外装板21について、冷凍装置60の取り付け用の取付孔等の隙間に最小限の目張りを行う。そして、外装板21の下面の開口に内装板22が挿入され、フランジ33が位置決め溝30に嵌まり、また全スペーサ40,41が外装板21の上面の裏に突き当たることで正規位置に嵌合された状態となる。このとき、中心のスペーサ41がねじの取付孔27と整合するから、取付孔27にタッピングねじを通して下孔42にねじ込むことで、両板21,22の中心部分が固定される。また、リード線73と冷媒配管66の挿通筒44A,44Bの突出端面が、外装板21における対応する挿通孔26A,26Bの裏側の口縁に当てられる。
【0018】
一方、外装板21の側板29と内装板22の側板39との間に取付溝48が形成されるから、パッキン50の縦部51が取付溝48に挿入される。縦部51は、図9に示すように、ひれ部53を弾性変形させつつ取付溝48の天井(フランジ33の下面)に当たるまで押し込まれ、パッキン50の装着が完了する。このとき、パッキン50の横部52の上壁が、内装板22の底板35の周縁部38に当てられる。これにより図7に示すように、断熱材23が充填される前の取付架台20の外殻20Aが組み付けられた状態となる。
【0019】
このように取付架台20の外殻20Aが形成されたら、発泡治具(図示せず)にセットされ、図9に示すように、外装板21の側板29に開口された注入口57に注入ノズルNが差し込まれて、両板21,22の間に形成されたスペースに発泡ウレタン樹脂からなる断熱材23が注入され、発泡して充填される。これにより、図10に示すように取付架台20が完成される。
ここで、外装板21と内装板22との継ぎ目となる部分では、それぞれの側板29,39の間に取付溝48が形成され、パッキン50の縦部51が取付溝48に入れられてその天井に密着して押し付けられるとともに、両面の2枚ずつのひれ部53が取付溝48の側面に弾性的に密着しているから、断熱材23が発泡する間に継ぎ目から漏れが生じることが防止される。
また、外装板21に開口されたリード線73と冷媒配管66の挿通孔26A,26Bについても、それぞれの裏側の口縁に、比較的厚肉の挿通筒44A,44Bの端面が当てられていることで、同様に発泡漏れが生じ難い。
【0020】
上記のように取付架台20が製造されたら、その上面に冷凍装置60が載置され、例えば、奥側のほぼ中央部に圧縮機61が、正面から見た左側の前端位置に凝縮器62とその後方に凝縮器ファン63が取り付けられる。このように、冷凍装置60を載置した取付架台20が、所定の向きで開口部14を塞ぐようにしてその上面に載置され、外装板21に設けられた取付板31を開口部14の上側の口縁に当ててねじ止めすることで固定される。
【0021】
このとき、図11に示すように、パッキン50の横部52が、内装板22の底板35の周縁部38と、開口部14の上側の口縁との間で全周にわたって弾縮され、取付架台20と上記したドレンパン16との間に、外気とは断熱された冷却器室17が構成される。このとき、横部52では、上壁の内面に設けられた4本の突条55が、対向した下壁の内面に当接し、冷却器室17内から庫外に向かう方向に沿って、互いに隔絶された5個の空気室56が形成されるようになっている。
また、取付架台20を取り付けることに伴って、内装板22に設けた前後の突条部37が開口部14内に嵌まり、これらの両突条部37が、図2に示すように、ドレンパン16の受け範囲内に収まるようになっている。
【0022】
一方、取付架台20の内装板22の底板35における後側の傾斜面36Aには、取付ナット46を利用して、冷却器65が吊り下げ状に取り付けられるようになっている。したがって、上記のように取付架台20を設置することに伴い、冷却器室17内には、図2に示すように、冷却器65が斜め姿勢を取ってドレンパン16から若干浮いた状態で収容される。この冷却器65と、取付架台20上の冷凍装置60とが、挿通筒44B、挿通孔26Bに通した冷媒配管66によって循環接続され、周知の冷凍サイクルが構成される。
また、ドレンパン16の上部側には、複数の通孔69が開口された吸込部68が設けられて、この吸込部68の上面にベルマウス72が一体成形されており、その中に、モータ71により駆動される冷却ファン70が装備される。モータ71のリード線73は、挿通筒44A、挿通孔26Aを通して機械室12側に引き出される。
【0023】
ここで、図12に示すように、合成樹脂製の挿通筒44A,44Bの突出端の内側の口縁が、金属製の外装板21に形成された挿通孔26A,26Bの口縁よりも内方に突出した状態となっているから、リード線73や冷媒配管66が挿通孔26A,26Bの口縁に擦って傷が付くおそれがない。
なお、取付架台20が設置された場合、開口部14の口縁に載った周縁部分に重量が掛かるが、この周縁部分ではスペーサ40が外装板21のつっかいとして作用し、すなわち取付架台20の増強に有効に機能している。
【0024】
本実施形態の冷蔵庫は、冷却運転時において、圧縮機61と冷却ファン70とが駆動されると、図2の矢線に示すように、冷蔵室10A内の空気が、吸込部68から冷却器室17内に吸引され、冷却器65を通過する間に熱交換されて冷気が生成され、この冷気が吐出口75から冷蔵室10A内に吹き出されるといったように循環されることで、冷蔵室10A内が冷却される。
ここで、冷却器室17内と庫外との間に介在するパッキン50の横部52では、図11に示すように、互いに隔絶された5個の空気室56により空気断熱が図られることで、パッキン50自体の断熱性能が向上し、もって冷却効率が高められる。
また、パッキン50の内方が取付架台20の内装板22に突設された突条部37で遮られて、冷気がパッキン50に直接に当たることが避けられ、併せて上記のようにパッキン50内を熱が伝わり難くなっているから、パッキン50の縦部51の外表面が冷却され難く、同外表面や、さらには外装板21の側板29の外表面に結露が発生することが防がれる。
【0025】
なお除霜運転は、冷却器65に装備されたヒータ(図示せず)で加熱することによって行われ、冷却器65等からの除霜水は、ドレンパン16に滴下して受けられたのち、奥壁15に設けられた排水路76から機外に排出される。また、取付架台20の下面である内装板22に付着した結露水や除霜水等の水分は、底板35の傾斜に倣って流下しつつ突条部37からドレンパン16上に滴下し、同様に庫外に排出される。なお、前側の突条部37からの水分は、冷却ファン70のベルマウス72の前方位置に滴下するが、このベルマウス72は通孔69の開口された吸込部68の上面を覆うようにして一体成形されているから、滴下した水分は通孔69から零れることなく、ドレンパン16上を流下する。
【0026】
以上説明したように本実施形態の取付架台20では、外装板21と内装板22との継ぎ目となる部分において、それぞれの側板29,39の間に取付溝48が形成され、その取付溝48にパッキン50の縦部51が嵌着されてシールされる。特に、縦部51の両面にはひれ部53が設けられ、そのひれ部53が弾性変形しつつ取付溝48の両側面に密着する構造となっているから、仮に外装板21と内装板22との間に取付誤差等があったとしても、ひれ部53でその誤差が吸収されて外装板21と内装板22との継ぎ目部分が確実に密閉される。これにより、両板21,22間に注入された断熱材23の発泡漏れを確実に防ぐことができる。
また、取付溝48に挿入される縦部51が中空状に形成されて弾性変形しやすくなっているから、縦部51を取付溝48に挿入する作業、すなわちパッキン50の装着作業を能率良く行うことができる。
【0027】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)パッキンの縦部に形成したひれ部の数や形状は、上記実施形態に例示したものに限らず、適宜に選定し得るものである
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る機械室の概略平面図
【図2】 機械室付近の縦断面図
【図3】 その分解縦断面図
【図4】 取付架台の平面図
【図5】 図4のX−X線で切断した拡大分解断面図
【図6】 内装板とパッキンの一部切欠斜視図
【図7】 取付架台の外殻の断面図
【図8】 パッキンの拡大横断面図
【図9】 パッキンの装着部分の拡大断面図
【図10】 取付架台の断面図
【図11】 取付架台の設置状態における部分断面図
【図12】 取付架台におけるリード線と冷媒配管の挿通部分を示す部分断面図
【符号の説明】
10…冷蔵庫本体 13…天井壁 14…開口部 20…取付架台 20A…外殻 21…外装板 22…内装板 23…断熱材 29…(外装板21の)側板 39…(内装板22の)側板 48…取付溝 50…パッキン 51…縦部52…横部 53…ひれ部 55…突条 56…空気室 60…冷凍装置 61…圧縮機 62…凝縮器

Claims (1)

  1. 外装板と内装板との間に断熱材を充填した構造になり、圧縮機、凝縮器等からなる冷凍装置を搭載して冷却貯蔵庫等の天井壁に形成された開口部を塞ぐようにして装着される取付架台であって、
    前記外装板と内装板との継ぎ目部分には、外装板と内装板との端縁同士を所定間隔を開けて対向させることで取付溝が周設されて、この取付溝内にパッキンが嵌着可能とされ、このパッキンにおける前記取付溝の両側面とそれぞれ対向する二面には、取付溝の側面に密着するひれ部が突設されているとともに、前記パッキンはその一部が前記取付溝から突出し、前記開口部の口縁に弾縮して押し付け可能であり、かつ、前記内装板の底板には、前記パッキンにおける前記取付溝から突出した部分の内方を遮る突条部が突設されており、
    さらに、前記パッキンにおける前記開口部の口縁に押し付けられる部分の互いに対向した壁のうちの一方の壁の内面には突条が設けられ、前記パッキンが前記開口部の口縁に弾縮して押し付けられると前記突条が他方の壁の内面に当接することにより、庫内外に沿った方向に複数の空気室が区画形成されるようになっていることを特徴とする冷凍装置の取付架台。
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