JP5052167B2 - 冷却庫 - Google Patents

冷却庫 Download PDF

Info

Publication number
JP5052167B2
JP5052167B2 JP2007061920A JP2007061920A JP5052167B2 JP 5052167 B2 JP5052167 B2 JP 5052167B2 JP 2007061920 A JP2007061920 A JP 2007061920A JP 2007061920 A JP2007061920 A JP 2007061920A JP 5052167 B2 JP5052167 B2 JP 5052167B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
tray
plate
bent
tray receiver
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007061920A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008134038A (ja
Inventor
慎哉 坂野
重彰 玉木
拓也 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP2007061920A priority Critical patent/JP5052167B2/ja
Publication of JP2008134038A publication Critical patent/JP2008134038A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5052167B2 publication Critical patent/JP5052167B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/068Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation characterised by the fans
    • F25D2317/0681Details thereof

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

本発明は、被冷却物をトレイに入れた状態で収納して冷却する形式の冷却庫に関する。
トレイ収納式の急速冷却庫の一例として、特許文献1に記載されたものが知られている。これは収納室の左右の側面に一対のトレイ受けを対向して設け、加熱調理後の食品を入れたホテルパン(トレイの一例)を両トレイ受けにわたって多段に収納し、収納室に向けて冷気を循環供給することで食品を急速冷却するものである。
トレイ受けは具体的には、平行に配された2本の縦枠の間に、線材の両端を同方向に屈曲してなるコ字形をなす複数本の載置部材が、それぞれ屈曲端を縦枠に対して溶接されることにより、相手のトレイ受け側に向けて張り出す姿勢で複数段にわたって固定されるとともに、上下の載置部材の屈曲部の間に線材からなる補強材をわたして溶接することで、載置部材が補強された構造となっている。そしてホテルパンは、その左右のフランジを、両トレイ受けの同じ段における載置部材の張り出し端に載せることで支持されるようになっている。
特開2002−22356公報
の種の急速冷却庫に収納するトレイとして、上記したホテルパンに代わり、ベーカリ用天板を使用したい場合がある。このベーカリ用天板は、ホテルパンと比べて幅が広く、かつ底が浅い形状である。そのため、ベーカリ用天板を上記のトレイ受けに載せようとすると、同じ段の載置部材の上方の空間に入れることになるが、同空間には補強材が張り出すように配されているため、これが邪魔になって入れることができず、結果、専用のトレイ受けを備える必要があった。
ところで、このトレイ受けを上下反対向きにしたいずれの場合にも収納室の左右側面に取り付けたいという要望があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、トレイ受けを上下反対向きにしたいずれの場合にも収納室の左右側面に取り付けることが可能な冷却庫を提供するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、冷却庫本体内に設けられた収納室の左右側面に対向して設けられ、被冷却物を入れたトレイを受けて複数段に収納するようにした一対のトレイ受けを備えた冷却庫において、前記左右側面に取り付け可能であるとともに前記トレイ受けを保持可能な取付具と、前記トレイ受けに設けられ、このトレイ受けを上下反対向きにしたいずれの場合にも前記取付具に対して掛止可能な一対の掛止部を有する取付環と、を備えるところに特徴を有する。
このような構成によれば、トレイ受けを上下反対向きにしたいずれの場合にも収納室の左右側面に取り付けることができる。
また、前記トレイ受けは、2本の縦枠の間に、前記トレイが載置される載置部材が差し渡されたものであり、前記トレイ受けを上下反対向きにして前記取付環を前記取付具に掛止することで、前記載置部材の高さ位置が変更されるものとしてもよい。
また、冷却庫本体内に設けられた収納室の左右側面に対向して設けられ、被冷却物を入れたトレイを受けて複数段に収納するようにした一対のトレイ受けを備えた冷却庫において、前記トレイ受けは、2本の縦枠の間に、線材の両端を同方向に屈曲した形状になる複数本の載置部材が、相手のトレイ受け側に向けて張り出す姿勢で複数段にわたって固定されるとともに、前記載置部材を補強する補強材が備えられた構造であり、かつ前記補強材は、前記各載置部材の上面側において相手のトレイ受けに向けて張り出さない形態で設けられているものとしてもよい。
このような構成によれば、例えば、相対的に幅狭でフランジ付きのトレイと、相対的に幅広のトレイの2種類があった場合、フランジ付きのトレイの場合は、左右のフランジをトレイ受けの載置部材の張り出し端側に載せて支持することができる。補強材は、載置部材の上方空間において張り出さない形態、言い換えると奥方に留まった形態で設けられているから、載置部材の上方空間は幅方向に邪魔するものがなく、したがって相対的に幅広のトレイは、対向した載置部材の上方の空間に入れ、底面の左右の側縁部が載置部材に載せられて支持される。
すなわち、同じトレイ受けでありながらも、形状が異なる少なくとも2種類のトレイを収納することができる。
また、前記補強材は線材をL字形に屈曲して形成され、この補強材が、前記載置部材の屈曲端を前記縦枠に固定した部分において、前記屈曲端から前記縦枠に沿うように配されて固定されているものとしてもよい。このような構成によれば、L字形をなす補強材が、載置部材の屈曲端と縦枠との固定部分において、屈曲端から縦枠に沿うように配されて固定されることで載置部材が補強され、しかも同補強材は、載置部材の上方空間において奥側に留まった状態となる。
また、前記載置部材の上面には、規制棒が両屈曲部の間にわたされて設けられているものとしてもよい。このような構成によれば、フランジ付きのトレイの場合、左右のフランジの端縁が規制棒に当たることで、横ずれが有効に防止される。相対的に幅広のトレイを入れた場合は、底面の左右の側縁部が規制棒の上に載るだけであって、同規制棒が邪魔になることはない。
また、前記載置部材の屈曲端には、この屈曲端から下向きに曲げ形成されて前記縦枠に沿うように配されて固定される取付部が設けられているものとしてもよい。このような構成によれば、トレイ受けを上下反対向きに設置した場合には、取付部が載置部材の上側に配されて、載置部材にかかる下向きの力を受け持つ状態になる。すなわち、トレイ受けを上下反対向きにしても、取付部が補強材と同様の機能を果たすから、問題なく使用することが可能となっている。
また、前記補強材のうち前記載置部材の屈曲部に沿うように配されて固定される部分は、同載置部材の上下方向の部材厚内に収まっているものとしてもよい。このような構成によれば、トレイ受けを上下反対向きにしても、補強材がトレイの載置される側に突出しないようになっている。したがって、トレイを収納する際に補強材がトレイに引っ掛かる等の邪魔にならず、トレイ受けを上下反対向きにしても問題なく使用することが可能である。
また、前記縦枠の上下両端部には、前記収納室の側面に設けられた取付具に係合可能な取付環が設けられ、この取付環の上下両端部に角部が形成されているものとしてもよい。このような構成によれば、トレイ受けを上下反対向きにした場合にも、取付環のいずれか一方の角部が取付具に嵌まった状態となり、トレイ受けはがた付きなく設置される。
また、前記載置部材のうち隣接する複数段の屈曲端同士が連結部により連結され、この複数段の載置部材は連続する1本の線材により一体に形成された一体載置部材よりなるものとしてもよい。このような構成によれば、載置部材が一段ごとに別部品とされている場合に比べて部品点数が削減される。
また、隣接する上下2段の載置部材を補強する補強材同士が繋ぎ部より繋げられ、連続する1本の線材により一体に形成された一体補強材よりなるものとしてもよい。このような構成によれば、載置部材1段ごとに別体の補強材を備える場合に比べて部品点数が削減される。
また、前記縦枠の上下両端部には、前記収納室の側面に設けられた取付具に係合可能な取付環が設けられ、この取付環は前記縦枠の上下両端部をそれぞれ折り曲げることにより形成されているものとしてもよい。このような構成によれば、取付環を縦枠と別体の部品とする場合に比べて部品点数が削減され、またそれらを縦枠に個別に固定する作業を行わなくて済む。
また、前記一体載置部材の連結部の長さ寸法は一定の寸法とされているものとしてもよい。このような構成によれば、連結部によって上下の載置部材間の間隔が一定になり、載置部材間のピッチのばらつきが抑えられる。
また、前記一体補強材は線材をU字形に屈曲して形成され、載置部材の屈曲部に沿うように固定される部分と前記縦枠に沿って配されて固定される前記繋ぎ部とからなり、前記一体補強材が前記一体載置部材間に配されるとともに前記繋ぎ部および前記連結部の長さ寸法が等しい寸法とされているものとしてもよい。このような構成によれば、載置部材のピッチを上下にわたって容易に等しくすることができる。
本発明によれば、トレイ受けを上下反対向きにしたいずれの場合にも収納室の左右側面に取り付けることが可能な冷却庫を提供することができる
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1を図1ないし図26に基づいて説明する。この実施形態では、急速冷却庫に適用した場合を例示している。
本実施形態の急速冷却庫は、図1に示すように、機械室11の上面に冷却庫本体10(以下、単に本体10という)が載置され、機械室11の底面に配された脚12によって支持されている。
本体10は前面が開口された縦長の断熱箱体からなり、同本体10の前面開口部13には、断熱扉14が、正面から見た左側縁を中心として揺動開閉可能に装着されている。
本体10は詳細には、図4に示すように、ともにステンレス鋼板からなる前面開口の外箱15内に、一回り小さい同じく前面開口の内箱16を収容して、両箱15,16の開口縁の間を合成樹脂製のジョイナ17で連結した外殻体に、発泡ウレタン樹脂等の断熱材18を発泡充填して形成されているが、特にジョイナ17の位置が、本体10の前面開口部13の表面側の口縁に来るようになっており、同ジョイナ17内にはマグネット19が埋設されている。一方、断熱扉14の庫内側の面の周縁部にはマグネットパッキン20が嵌着されており、断熱扉14が閉鎖されると、マグネットパッキン20が本体10の前面開口部13の口縁13Aのジョイナ17に当たり、マグネット同士の吸引力により吸着されて密閉されるようになっている。
ジョイナ17の位置を、本体10の前面開口部13の口縁13Aといった断熱扉14のマグネットパッキン20が当たる位置に持って来たから、庫内の冷気が外箱15に直接に当たることが回避されて、同外箱15の冷却が極力回避される。そのため、外箱15の裏面に配される結露防止用のヒータ21の容量を低く抑えることができる。
また断熱扉14は、図1に示した左開き形式の他に、右開き形式に取り付けることができる。一方、断熱扉14の開閉状態を断熱扉14に設けたマグネット23と、本体10側に設けた近接スイッチ24によって検知し、例えば後記するように、紫外線発光ランプ90の点灯・消灯や、冷却ファン35の駆動・停止を制御するようになっている。そして、上記のように断熱扉14が左右の開き形式を選択できることに対応し、図2に示すように、近接スイッチ24が本体10の前面開口部13の上縁に設けられた庇部22における幅方向の中央部から少し左側に寄った位置に設けられている一方、断熱扉14側では、上下反転した場合に、いずれも閉扉時に近接スイッチ24の直下に対応できるように、断熱扉14の上縁と下縁における点対称をなす位置に、それぞれマグネット23が貼着されている。
本体10の内部すなわち庫内では、図2及び図3に示すように、正面から見た右側の6割程度の領域が、詳しくは後記する食品の収納室26とされており、残りの左側の領域が、冷却ユニット30の設置室27となっている。
冷却ユニット30は、図5に示すように、冷却器31(蒸発器)と2個の冷却ファン35とを組み付けてユニット化したものである。
冷却器31は、一定ピッチで並設された多数枚のフィンに対して、冷媒配管32が蛇行しながら貫通して配管された構造であって、全体としては、庫内の高さよりも若干低い高さ寸法と、同庫内の奥行きの半分強の幅とを持った縦長のブロック状に形成されている。
2個の冷却ファン35は、ファンケース36内に取り付けられている。ファンケース36は、冷却器31とほぼ等しい高さ寸法と、冷却器31よりもやや広い幅寸法とを持った背面側に開口した縦長の浅皿状に形成されている。ファンケース36の正面板36Sには、上下2個の円形をなす吸込口37が開口されており、各吸込口37の裏側には、それぞれ冷却ファン35がブラケット38により同心に取り付けられている。
また、上面板36Cの背面側の端縁には、斜め上方を向いたガイド板39が形成されている。
冷却器31には、冷却器31から同冷却器31の正面側の所定領域の回りを覆うようにして、冷却器カバー40が取り付けられている。冷却器カバー40は、手前側と奥側並びに上下の4枚のカバー板40Aないし40Dを組み付けて形成されている。
手前カバー板40Aには、その背面側(図5の右側)の端縁から内方に直角曲げされた背面板41Aが設けられ、その上下両端が突出してねじ止め部42とされている。また、正面側の端縁には断面鈎形に曲げ形成された正面板43Aが形成されている。
奥カバー板40Bには、その背面側の端縁から内方に直角曲げされた背面板41Bが設けられ、その上下両端が突出してねじ止め部42とされているとともに、正面側の端縁には、断面鈎形に曲げ形成された幅広の正面板43Bが形成されている。
上カバー板40Cには、背面側の端縁における中央部から、ガイド板45が立ち上がり形成されている。
下カバー板40Dは、冷却器31の下面からその前方領域が開放できる形状となっているが、下カバー板40Dの正面側の端縁からは、L字形をなす受け板46が垂設されている。
手前カバー板40Aと奥カバー板40Bとは、それぞれ正面板43A,43Bの屈曲端と、背面板41A,41Bの端縁とが、冷却器31の手前と奥の各エンドプレート31Eの両側縁に設けられたフランジ50にねじ止めされることで、冷却器31の手前と奥の側面を覆って取り付けられる。上カバー板40Cは、冷却器31の上面に載せられつつ、手前カバー板40Aと奥カバー板40Bの上端部の間にわたされて固定される。下カバー板40Dは、冷却器31の下面の正面の端縁側に当てられつつ、手前カバー板40Aと奥カバー板40Bの下端部の間にわたされて固定される。
これにより、方形の環形をなす冷却器カバー40が、冷却器31から同冷却器31の正面側の所定領域の回りを覆って装着される。このとき、手前カバー板40Aと奥カバー板40Bの正面板43A,43Bと、上カバー板40Cの正面側の端縁と、下カバー板40Dの受け板46の縦面とは、同一の鉛直面上に来るようになっている。
また、上カバー板40Cのガイド板45の両側には、手前カバー板40Aと奥カバー板40Bにおける背面板41A,41Bの上端のねじ止め部42が、同じ高さでもって同一面上に並んで配される。
また、冷却器31の背面側には、図14に示すように、水平方向を向いた複数本のガード棒48が、上下方向に所定間隔を開けて配されている。詳細には、線材をジグザグ状に曲げ形成することによって、複数本(例えば4本)のガード棒48を連結したガード組付体49が複数個備えられるとともに、図6に示すように、冷却器31の両エンドプレート31Eの背面側のフランジ50には、ガード棒48の端部を嵌める嵌込溝51が形成されている。そして、同図に示すように、ガード組付体49ごとに各ガード棒48の両端が対応する嵌込溝51に嵌められ、上記した手前カバー板40Aと奥カバー板40Bの背面板41A,41Bの端縁が、それぞれ同フランジ50にねじ止めされることに伴って押さえられて取り付けられる。
このように組み付けられた冷却器カバー40の正面側には、ファンケース36が揺動開閉可能に取り付けられる。ファンケース36は、手前側の側面板36Aが、冷却器カバー40の手前カバー板40Aと面一となった状態で重ねられ、そのとき奥側の側面板36Bの開口縁が、奥カバー板40Bの正面板43Bの幅方向の中央部に当てられ、上下2箇所においてヒンジ53により揺動開閉可能に取り付けられている。
ファンケース36が閉じられたときには、図2,3に示すように、ファンケース36の各側面板36Aないし36Dの開口縁が、冷却器カバー40の対向した開口縁側に当たったり、重ねられたりして、開口縁同士の間が塞がれる。また上記したように、ファンケース36の手前側の側面板36Aと、冷却器カバー40における手前カバー板40Aとは面一となって閉じられ、それらの開口縁同士の間には、上下2箇所において閉鎖状態に施錠する施錠装置54が設けられている。
ファンケース36の閉鎖時には、同ファンケース36内に取り付けられた上下2個の冷却ファン35が、図2に示すように、冷却器31の直前において上下に並んで配された状態となる。また、施錠装置54を解錠すると、ファンケース36はヒンジ53を中心として図3の反時計回り方向に90度揺動して開放できるようになっている。
ここで、再度ファンケース36が閉じられるときには、自重によってファンケース36が下がる可能性があるが、図7,8に示すように、上面板36Cの背面側の端縁には斜め上方を向いたガイド板39が形成されているから、閉鎖動作の終盤に来ると、ガイド板39が、冷却器カバー40における上カバー板40Cの正面側の端縁に当たって、その傾斜に倣ってファンケース36が持ち上げられつつ、上面板36Cの背面側の端縁が上カバー板40Cの正面側の端縁に重なって乗り上げ、正規に閉鎖されるようになっている。
上記のように組み付けられた冷却ユニット30が、前方から押し込まれることにより庫内の左側の設置室27に設置されるようになっている。そのため庫内には、前後方向を向いた上下2本のレール56,57が装備されている。上部レール56は、図9に示すように、L字形をなす大小2枚のレール板58A,58Bが間隔を開け配され、庫内の左側壁10Lから所定寸法庫内側に入った位置において天井壁から垂設されており、両レール板58A,58Bの間に、下方に開口した溝部59が形成されている。
下部レール57は、図10に示すように、全体としては階段状に形成され、庫内の左側壁10Lにおける下部位置に取り付けられており、上側の水平部分が載置板61となって、同載置板61の内方突出端が、上記した上部レール56の溝部59のほぼ直下位置まで突出している。また、同載置板61の先端から垂下した部分は被取付板62とされ、下側の短寸の水平部分が、ドレンパン68の受け板63とされている。
一方、図12に示すように(一部図5を参照)、冷却器カバー40における上カバー板40Cの背面側(図12の左側)の端縁には、上記したように、ガイド板45と、その両側に手前カバー板40Aと奥カバー板40Bのねじ止め部42が立ち上がって設けられている。また、冷却器31の背面の下縁位置には、図13に示すように、摺動板65が背面側に突出して形成されているとともに、取付板66が垂下して形成されている。
冷却ユニット30は、図12に示すように、上面のガイド板45、ねじ止め部42を上部レール56の溝部59に差し込む一方、図13に示すように、背面下端の取付板66を、下部レール57の被取付板62に当てつつ摺動板65を載置板61に載せ、図11に示すように、上下のレール56,57に沿って前方から庫内の奥に向けて押し込まれる。
図3並びに図14に示すように、冷却ユニット30が、庫内の奥行きのほぼ中央位置まで押し込まれたところで、上部側では、図12に示すように、ガイド板45の手前と奥のねじ止め部42が、上部レール56を構成する大きい方のレール板58Aに対してねじ67で固定される。また下部側では、図13に示すように、取付板66の手前と奥の両端が、下部レール57における被取付板62に同じくねじ67で固定される。これにより、冷却ユニット30が定位置に設置される。また、冷却器31に出し入れされる冷媒配管32が、機械室11内に装備された冷凍装置と循環接続され、冷凍回路が構成される。
上記のように冷却ユニット30が設置された状態では、冷却ユニット30が庫内の底壁10Xから浮いた状態で支持されるとともに、同冷却ユニット30の手前側の側面、奥側の側面、及び背面と、それらと対向する断熱扉14、庫内の奥壁10Y、及び同左側壁10Lとの間に、所定幅(冷却器31の厚さの半分強)のスペースが形成されるようになっている。なお、冷却ユニット30の下面側には、下部レール57の受け板63と、冷却器カバー40の受け板46とによって、除霜水を受けるドレンパン68(図2参照)を出し入れ可能に収容するドレンパン収容部69が形成されている。
上記した庫内右側の収納室26には、トレイTが複数段(図示最大12段)にわたり、前方から出し入れされて収納可能となっている。そのため、図14及び図15に示すように、収納室26の左右の側面となる冷却ユニット30におけるファンケース36の正面板36Sと、庫内の右側壁10Rとには、一対のトレイ受け70が対向して取り付けられるようになっている。
なお本実施形態では、トレイTとして、図15及び図16に示すように、ホテルパンTaと、ベーカリ用天板Tbの2種類を使用できるようになっている。ホテルパンTaは、底が比較的深く、上縁にフランジが設けられた形状である。一方ベーカリ用天板Tbは、ホテルパンTaに比べて幅、奥行とも大きく、その代わり底が浅い形状である。
トレイ受け70の構造は、図17に示すようであって、各構成部品は、ステンレス鋼線等の線材を素材としている。縦長の長方形をなす枠体71を有し、両縦枠72の間に、載置棒73が一定のピッチで複数段(図示12段)にわたって差し渡されている。載置棒73は、両端を同方向に直角曲げした平面コ字形をなし、屈曲部74の先端からは下向きに取付部75が曲げ形成され、各載置棒73は、取付部75が縦枠72の前面に当てられて溶接により固定されている。
またL字形をなす補強材77が備えられ、同補強材77は、載置棒73の両端を縦枠72に固定した部分において、屈曲部74から縦枠72の内側に沿うように当てられて同じく溶接により固定されている。この構造で特筆すべきは、補強材77が、載置棒73の上方において手前側(両トレイ受け70が対向する側)に張り出しておらず、奥に留まっているところにある。
載置棒73の上面には、その突出端から所定寸法奥に入った位置において、細い規制棒78が両屈曲部74の間にわたされて固定されている。さらに、枠体71における上側の両隅と、下側の両隅から所定寸法上がった位置の都合4箇所には、やや縦長の六角形をなす取付環79が固定されている。
冷却ユニット30におけるファンケース36の正面板36Sと、庫内の右側壁10Rとには、それぞれ対応する4箇所に、取付具81が取り付けられている。この取付具81は、図18に示すように、ねじ棒における軸部の途中にフランジ83を設けることで、同フランジ83と頭部82との間に、掛止溝84が周設された形状である。各取付具81は、ファンケース36の正面板36S側では、バーリング部に切られた雌ねじ部にねじ込まれて取り付けられ、一方、庫内の右側壁10Rでは、内箱16を貫通して裏側に配されたねじ板にねじ込まれることで取り付けられている。
各トレイ受け70は、四隅の取付環79を対応する取付具81の掛止溝84に掛止することにより、図15及び図16に示すように、収納室26の左右の側面に対向した形態で着脱可能に取り付けられるようになっている。
そしてホテルパンTaについては、同図の上段側に示すように、左右のフランジを同じ段で対向した載置棒73における規制棒78よりも先の部分に載せつつ、前方から出し入れされて収納される。
一方、ベーカリ用天板Tbは、同図の下段側に示すように、底面の左右の側縁部を、同じ段で対向した載置棒73の上面(規制棒78を含む)の奥までの領域に載せつつ、同じく前方から出し入れされて収納されるようになっている。
収納室26の天井面26Aには、紫外線発光ランプ90を備えた殺菌装置85が設けられている。殺菌装置85の構造を図19ないし図22によって説明する。
収納室26の天井面26Aには、奥行方向に長い長方形状をなす取付孔86が凹み形成されており、同取付孔86内には、ランプ収納ケース87が取り付けられている。このケース87は、取付孔86の奥行よりも少し短い奥行と、取付孔86の横幅の半分強の横幅と、取付孔86の深さ(高さ)の半分程度の深さとを持った上面開口の箱形に形成されている。
紫外線発光ランプ90(以下、単にランプ90という)は、ガラス管91内に発光部92が挿入された直管タイプであって、同ランプ90が2本左右方向に並んで、ケース87内の若干奥寄りの位置に配されている。より詳細には、各ランプ90は、ケース87の底板87Aから立てられたブラケット89に基端側を接続することで、手前から奥に延びた片持ち状に支持され、ランプ90の断面の半分強の部分が、ケース87の上縁よりも上に突出している。
ケース87の底板87Aには、幅方向のほぼ中央部でかつ奥側に寄った位置に、奥行方向に長い長方形をなす窓孔94が開口されており、上記のように取り付けられた2本のランプ90のうちの、先端に寄った位置から基端よりも所定寸法手前までの位置を下方に開放可能となっている。この窓孔94には、前後方向を向いた複数のガード棒95が装備されている。
また、ケース87における正面から見た右側板87Bは、上縁が上方に延ばされたのち右側に直角曲げされることで、取付板96が形成されている。
このようにランプ90を収納したケース87が、取付孔86内における右端寄りの位置に入れられ、取付孔86の天井面に当てられたケース87の取付板96を、長さ方向に間隔を開けた図示3箇所をねじ97で止めることによって固定されている。このとき、ケース87の底板87Aは、取付孔86の開口面と面一の位置に来る。言い換えると、ケース87は、収納室26の天井面26Aから張り出すことなく装着されている。
一方、上記したケース87の窓孔94を開閉するスライド扉100が設けられている。スライド扉100は、ケース87の奥行よりも若干長い奥行と、ケース87の横幅よりも少し小さい横幅とを持った閉鎖板101を備えており、同閉鎖板101の手前と奥の端縁から、ケース87の深さよりも少し大きい高さの側板102が立ち上がり形成されている。スライド扉100は、両側板102がケース87の手前と奥の側板87Bの外側に重なるようして嵌められ、スライド扉100の両側板102の両上縁には、ケース87の対応する側板87Bの上縁に掛止可能な被掛止部103が直角曲げして形成されている。
また、スライド扉100の各側板102には、ほぼ全長にわたって水平方向のガイド溝105が形成されている一方、ケース87の側板87Bにおける正面から見た左端寄りの位置の内側から、ねじ棒108が挿通されて上記のガイド溝105に貫通され、取付孔86の手前側と奥側の側面にそれぞれねじ込まれている。
そして、スライド扉100は、両ねじ棒108を対応するガイド溝105に摺動させつつ、図19及び図21に示す開放位置と、図20及び図22に示す閉鎖位置との間で左右方向にスライド可能とされている。開放位置では、ねじ棒108がガイド溝105の右端に達し、併せてスライド扉100の左端が取付孔86の左側面に当たるようになっていて、ケース87の窓孔94は全開される。
一方、閉鎖位置では、ねじ棒108がガイド溝105の左端に達し、併せてスライド扉100の右端が取付孔86の右側面の少し手前に至り、閉鎖板101が窓孔94を全閉するようになっている。
また、両ガイド溝105の左右両端には、上記したねじ棒108が嵌り込む位置決め凹部106が、上向きに切り欠き形成されている。
最後に、機械室11の構造について説明する。機械室11の前面には、図1に示すように、吸気口111を備えたフロントパネル110が着脱可能に装備されている。機械室11の内部には、上記したように、収納室26に装備された冷却器31と接続される冷凍装置が設置され、前端側に空冷式の凝縮器113が配され、その後方に、共に図示しないが凝縮器ファンと圧縮機とが順次に設置されている。このうち上記した凝縮器113は、後記するクリーニングパン125ともども、機械室11内に出し入れ可能に設置されるようになっている。
そのため、図23ないし図26に示すように、機械室11の底面上には、移動台120が出し入れ可能に装備される。この移動台120は例えば、機械室11のほぼ間口一杯の幅と、所定の奥行を持った浅皿を伏せたような形状になる載置台121を備えるとともに、同載置台121の奥縁の左右両端からガイドフレーム122を突出させた構造である。なお、載置台121の前面における左右両端の下部には、引き出し操作のための操作孔123が切り欠き形成されている。
凝縮器113は、多数枚のフィンを並設してなる本体部114が、全体として横長のブロック状に形成されていて、両エンドプレート115の下端が延出されたのち外側に屈曲されることで、取付脚115Aが形成されている。
凝縮器113は、載置台121の前縁に沿った位置で、かつ右側縁に寄った位置において、載置台121上に載せられ、取付脚115Aをねじ116で止めることによって固定される。このとき、凝縮器113の本体部114の下面は載置台121から浮いた状態にあり、また本体部114の上面は、機械室11の天井面に近い位置に達する。
また、凝縮器113の下面側には、同凝縮器113を洗浄した後の洗浄排水を受けるクリーニングパン125が装備されている。このクリーニングパン125は、凝縮器113の両取付脚115Aの間にほぼ緊密に嵌る横幅と、凝縮器113の本体部114の厚さよりも所定量大きい奥行を持った方形の浅皿状に形成されている。なお、クリーニングパン125の前縁は、厚肉のフレーム126とされている。
このクリーニングパン125が、凝縮器113の本体部114の下方空間である両取付脚115Aの間に入れられて、前縁のフレーム126が載置台121の前縁に整合され、その状態でフレーム126の複数箇所をねじ止めすることで載置台121に対して固定される。このとき、クリーニングパン125の前縁のフレーム126と、後面壁とは、それぞれ凝縮器113の本体部114の前面と後面から突出し、特に前縁のフレーム126と、凝縮器113の本体部114の前面との間には、所定の間隙が確保されるようになっている。
なお、クリーニングパン125の底板には、適宜位置に排水口127が開口されており、載置台121にも同排水口127と整合して開口部128が形成されている。
凝縮器113の前面には、エアフィルタ130が着脱可能に装着されるようになっている。エアフィルタ130は合成樹脂製の枠体131内にフィルタメッシュ132が張られた形状であり、全体としては、凝縮器113の正面形状にほぼ等しい横長の長方形状に形成されている。枠体131のうち下枠134は、図25に示すように、他の辺の枠に比べて倍程度の幅を有しており、下枠134の前面における幅方向の中央部(中央高さ)には、把手135が突出形成されている。
エアフィルタ130の装着構造については、図25に示すように、凝縮器113の本体部114の上面に上面板138が被着され、この上面板138の前縁が、載置台121の前縁位置まで延出されてその延出端が下向きに屈曲されることにより、同屈曲部139と本体部114の前面上端部の間に、エアフィルタ130の上枠136が差し込まれる下を向いた幅広の差込溝140が形成されている。一方、下部側については、クリーニングパン125の前縁のフレーム126と、凝縮器113の本体部114の前面下端部との間に形成された間隙により、エアフィルタ130の下枠134が落とし込み可能とされる差込部141が形成されている。
そして、エアフィルタ130は、把手135を持って上枠136が少し奥側に傾いた姿勢とされて、図25に示すように、上枠136が上側の差込溝140に差し込まれ、続いて上枠136をさらに差し込みつつエアフィルタ130を鉛直姿勢に向きを変え、下枠134が差込部141の上方に整合したところで、図26に示すように、自重等によって下枠134の下部側を差込部141に落とし込む。これによりエアフィルタ130が凝縮器113の前面を覆って装着された状態となる。
続いて、本実施形態の作用を説明する。当該急速冷却庫は、加熱調理後の食品を短時間で冷却することに用いられる。
調理後の食品はトレイTに入れられ、同トレイTは、左右のトレイ受け70の同じ段の載置棒73で受けられつつ、最大12段にわたって収納室26内に収納される。トレイTがホテルパンTaの場合は、図15,16の上の段に示すように、左右のフランジが、同じ段で対向した両載置棒73における規制棒78よりも先の部分で受けられて支持される。フランジが規制棒78に当たることで横方向のがたつきが規制される。トレイTがベーカリ用天板Tbの場合は、同図の下の段に示すように、底面の左右の側縁部が、同じ段で対向した載置棒73(規制棒78を含む)の上面の奥までの領域に載せられて支持される。
トレイTの収納が完了したら、図20及び図22に示すように、殺菌装置85のスライド扉100を閉じ、続いて断熱扉14を閉じる。係る状態で冷却運転がなされ、すなわち冷凍装置(圧縮機)と冷却ファン35とが運転されると、図3の矢線に示すように、収納室26の空気がファンケース36の吸込口37を通って冷却ユニット30内に吸引されて冷却器31を通過する間に冷気が生成され、冷却ユニット30の背面側に吹き出された冷気が、庫内の左側壁10Lに当たって手前と奥に分かれて同冷却ユニット30の手前側と奥側の側面に回り込んだのち、収納室26に送り込まれるといった循環流を生じ、これによりトレイTに入れられた食品が急速冷却される。
この間、凝縮器113の後方に配された凝縮器ファンが併せて駆動されることにより、機械室11のフロントパネル110の吸気口111から外気が吸い込まれ、エアフィルタ130を通して凝縮器113を通過することにより凝縮器113が冷却され、冷却に供したあとの排熱は、機械室11の後面や、側面の後部に設けられた排気口112を通して外部に排出される。
所定時間が経過したら冷却運転が停止され、断熱扉14を開いたのち、トレイTが庫外に出される。トレイTが出されたら、図19及び図21に示すように、殺菌装置85のスライド扉100を開き、続いて断熱扉14を閉じて、次に冷却運転が行われるまで待機する。
この間、紫外線発生ランプ90からの紫外線が窓孔94を通して収納室26に向けて照射され、収納室26に浮遊したり壁面に付着した雑菌が有効に殺菌される。
本体10内を清掃する場合は、以下のようにして行う。まず、両トレイ受け70を外して庫外に出したのち、冷却ユニット30の施錠装置54を外して、ファンケース36を奥壁10Yに向けて開く。そうすると、冷却器31並びに冷却ファン35が庫内に開放された状態となるから、ホースで水を掛けて洗浄するといったことが行える。
また、収納室26の壁面はもちろんのこと、設置室27では、左側壁10L、奥壁10Y及び底壁10Xのいずれも、冷却ユニット30との間にスペースが確保されているから、手を入れて拭き掃除を行うことができる。結果、庫内の全壁面を綺麗に掃除することができる。
冷却ユニット30をメンテナンスする場合、簡単なものであれば、冷却ユニット30を庫内に留めたまま、上記のようにファンケース36を開くことで対応できる。高度なメンテナンスを行う場合は、冷媒配管やリード線の接続を外すとともに、レール56,57に固定していたねじ67を外せば、そのまま冷却ユニット30をレール56,57に沿って庫外引き出すことができるから、庫外の広いスペースを利用して十分なメンテナンス作業が行える。
また、凝縮器113を洗浄する場合は、機械室11のフロントパネル110を外したのち、移動台120を手前に引いて、図24に示すように、凝縮器113をクリーニングパン125とともに機械室11の前面に引き出す。エアフィルタ130は、取付時とは逆の要領で外すとともに、クリーニングパン125の排水口127の下方に対応した設置面上に、別のドレンパンが置かれる。そして凝縮器113に洗浄水を掛けると、洗浄したあとの洗浄排水は一旦クリーニングパン125に溜められたのち、排水口127を通ってドレンパンに排出される。エアフィルタ130は別途水洗い等を行えばよい。エアフィルタ130、凝縮器113とも乾いたら、エアフィルタ130を装着したのち、移動台120を押し込んで、凝縮器113をクリーニングパン125ともども機械室11内に戻す。
もちろん、凝縮器113を機械室11内に留めたままエアフィルタ130のみを外し、洗浄等に供することも可能である。
以上のように本実施形態のトレイ受け70は、平行に配された2本の縦枠72の間に、コ字形の載置棒73を複数段にわたって固定した形式のものにあって、各載置棒73を補強するのに、L字形の補強材77を用いて、同補強材77を載置棒73の上方において手前側(両トレイ受け70が対向する側)に張り出さない形態で配している。言い換えると、補強材77が奥方に留まった形態で設けられているから、載置棒73の上方空間は幅方向に邪魔するものがない。
そのため、ホテルパンTaについては、左右のフランジを同じ段で対向した載置棒73における規制棒78よりも先の部分に載せつつ、前方から出し入れして収納でき、一方、ベーカリ用天板Tbは、底面の左右の側縁部を、同じ段で対向した載置棒73の上面(規制棒78を含む)の奥までの領域に載せつつ、同じく前方から出し入れして収納することができる。
すなわち、同じトレイ受け70でありながらも、ホテルパンTaとベーカリ用天板Tbといった形状が異なる2種類のトレイTを収納することに共用することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2に係る急速冷却庫を図27〜図30によって説明する。
本実施形態の急速冷却庫は、トレイ受け200の形状が異なる点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態に係る急速冷却庫のトレイ受け200は、実施形態1と同様、ステンレス鋼線等の線材を素材とし、縦長の長方形をなす枠体201の両縦枠202の間に、一定のピッチで載置棒203を複数段(図示12段)差し渡してなるものである。載置棒203は、両端を同方向に直角曲げした平面コ字形をなし、その屈曲端から先は下向きに曲げ形成されている。詳しくは、載置棒203は、枠体201の短手方向に延びる差渡部203Aと、この差渡部203Aの両端から同方向に直角曲げした屈曲部203Bと、屈曲部203Bの先端から下向きに曲げ形成された取付部203Cとからなるものである。各載置棒203の両取付部203Cは、それぞれ縦枠202の前面(相手のトレイ受け200と対向する側の面)に沿うように配されて溶接により固定されている。
トレイ受け200には、載置棒203を補強する補強材204が備えられている。補強材204は載置棒203の両端部に配され、載置棒203の屈曲部203Bに沿うように配されて溶接により固定される水平部204Aと、載置棒203の屈曲部203Bの屈曲端から縦枠202に沿うように配されて溶接により固定される垂直部204BとからなるL字形をなしている。この補強材204の垂直部204Bと載置棒203の取付部203Cとは、ほぼ等しい長さ寸法とされている。そして、トレイ受け200が、載置棒203の上側に補強材204が配される向きで使用されると、載置棒203にかかる下向きの力が補強材204によって受け持たれるようになっている。なお、補強材204は、縦枠202と屈曲部203Bとの内側に配されている。
補強材204は、縦枠202および載置棒203と同径(等しい断面形状)の線材を素材としてなり、補強材204の垂直部204Bは縦枠202に対して前後方向(相手のトレイ受け200と対向方向)に張り出すことなく縦枠202の部材厚内に収まり、水平部204Aは載置棒203(屈曲部203B)に対して上下方向に張り出すことなく載置棒203の部材厚内に収まっている。
枠体201における上側の両隅および下側の両隅、すなわち両縦枠202の上下両端部には、収納室26の側面に設けられた取付具81に係合可能な取付環205が溶接により固定されている。各取付環205は、枠体201よりも若干細い線材を素材とし、上下両端部に角部205Aが形成されたやや縦長の六角形状をなしている。取付環205は全て等しい形状とされ、形状の異なる部材の数がいたずらに増えないようにされている。
そして、一対のトレイ受け200は、取付環205を取付具81の掛止溝84に掛止することにより、収納室26の側面に対向した形態で着脱可能に取り付けられている(図28および図24を参照)。このとき一対のトレイ受け200の載置棒203の張り出し端間(差渡部203A間)の間隔は、ホテルパンTaをトレイ受け200に載せたときに、そのホテルパンTaの側面との間に所定のクリアランスが設けられる設定とされている。このクリアランスは、ホテルパンTaのフランジの張出し寸法よりも小さくされており、クリアランス内でホテルパンTaの位置がずれても、ホテルパンTaが落下することのないようになっている。言い換えると、ホテルパンTaの左右方向(両トレイ受け200の対向方向)の位置のずれは、載置棒203の張出端(差渡部203A)とホテルパンTaの側面との当接により規制されるようになっている。
以上のように本実施形態においては、載置棒203の屈曲端には、下向きに曲げ形成されて縦枠202に沿うように配されて固定される取付部203Cが設けられているから、図30に示すように、トレイ受け200を上下反対向き(補強材204が載置棒203の下側に配される向き)に設置した場合には、取付部203Cが載置棒203の上側に配されて、載置棒203にかかる下向きの力を受け持つ状態になる。すなわち、トレイ受け200を上下反対向きにしても、取付部203Cが補強材204と同様の機能を果たすから、トレイ受け200を左右逆に取り付けた場合だけでなく、上下逆に取り付けた場合にも問題なく使用することが可能となっている。
また、補強材204の水平部204A(載置棒203の屈曲部203Bに沿うように配されて固定される部分)は、載置棒203の上下方向の部材厚内に収まっているから、トレイ受け200を上下反対向きにしても、補強材204がホテルパンTaのフランジまたはベーカリ用天板Tbの載置される側に突出しないようになっている。したがって、ホテルパンTaまたはベーカリ用天板Tbを出し入れする際に、補強材204がそれらに引っ掛かる等してその収納もしくは取り出し作業の邪魔になることはなく、トレイ受け200を上下逆に取り付けても問題なく使用することが可能である。
さらに、縦枠202の上下両端部には、収納室26の側面に設けられた取付具81に係合可能な取付環205が設けられ、この取付環205の上下両端部に角部205Aが形成されている。これにより、トレイ受け200を上下反対向きにした場合にも、取付環205のいずれか一方の角部205Aに取付具81のねじ棒が嵌まった状態となるから、トレイ受け200はがた付きなく設置される。
なお、取付環205は縦長の形状をなしているので、取付具81との間の上下方向のクリアランスが大きく、取付具81への取り付け作業を容易に行えるようになっている。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3に係る急速冷却庫を図31および図32によって説明する。
本実施形態の急速冷却庫は、トレイ受け300の形状が異なる点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同様の構成には同一符号を付して重複する説明を省略する。
本実施形態に係る急速冷却庫のトレイ受け300は、実施形態1と同様、ステンレス鋼線等の線材を素材とし、一対の縦枠301の間に、2段分の載置棒(以降、載置部303と称する)を、連続する1本の線材により一体に形成してなる一体載置部302が差し渡されてなるものである。
載置部303は、一対の縦枠301間に延びる差渡部303Aと、この差渡部303Aの両端からそれぞれ同方向に直角曲げした屈曲部303Bとからなり、一体載置部302は、上下2段の載置部303をその差し渡し方向両端のうち一端において連結してなるものである。この2段の載置部303を連結する連結部304は、上側に配される載置部303の屈曲部303Bと、下側に配される載置部303の屈曲部303Bとの屈曲端同士を連結している。そして、一体載置部302の他端においては、上段の屈曲部303Bの屈曲端から取付部305が下向きに曲げ形成され、下段の屈曲部303Bの屈曲端からは取付部305が上向きに曲げ形成されている。この上下取付部305と連結部304とが縦枠301の前面(相手のトレイ受け300と対向する側の面)に沿うように配されて溶接により固定されている。
また、トレイ受け300には、上下2段の載置部303を補強する補強材を、連続する1本の線材により一体に形成してなる一体補強材306が備えられている。
一体補強材306は、上下の一体載置部302間に配されるようになっており、上側の一体載置部302の下段の屈曲部303Bと、下側の一体載置部302の上段の屈曲部303Bとに沿うように配される上下一対の水平部306Aと、この水平部306A間を繋ぐ繋ぎ部306BとからなるU字形をなしている。上下水平部306Aは、それぞれ上下屈曲部303Bに溶接により固定され、繋ぎ部306Bは、縦枠301に沿って配されて溶接により固定される。この繋ぎ部306Bの長さ寸法は、一体載置部302の連結部304の長さ寸法と等しい長さ寸法とされている。なお、一体補強材306は、縦枠301と一体載置部302の上下屈曲部303Bの内側に配されている。
一体補強材306は、縦枠301および一体載置部302と同径(等しい断面形状)の線材を素材としてなり、一体補強材306の繋ぎ部306Bは縦枠301に対して前後方向(相手のトレイ受け300と対向方向)に張り出すことなく縦枠301の部材厚内に収まり、水平部306Aは一体載置部302の上下屈曲部303Bに対してそれぞれ上下方向に張り出すことなくその部材厚内に収まっている。
両縦枠301の上下両端部には、収納室26の側面に設けられた取付具81に係合可能な取付環307が設けられている。この取付環307は縦枠301の上下両端部をそれぞれ折り曲げることにより形成されている。取付環307は、縦枠301の上端および下端をそれぞれ半円弧状をなすように屈曲して形成された円弧部307Aと、この円弧部307Aから縦枠301と略平行方向に真っ直ぐ延びる直線部307Bと、この直線部307Bから縦枠301側へ略直角方向に屈曲されてなる閉じ部307Cとからなり、全体として縦長の形状をなしている。そして、トレイ受け300を取付具81に掛止すると、取付具81のねじ棒が円弧部307Aのちょうど真中に配されるので、トレイ受け300が幅方向(一対の縦枠301の対向方向)にがた付いたり傾いたりしないようになっている。
また、取付環307は縦長の形状をなしているので、取付具81への取り付け作業を容易に行うことができるとともに、閉じ部307Cによって取付具81から簡単に外れてしまうことが防止されている。
以上のように本実施形態においては、2段分の載置部303が連結部304により連結され、連続する1本の線材により一体に形成された一体載置部302よりなるから、載置部303が一段ごとに別部品とされている場合に比べて部品点数が削減される。
また、隣接する上下2段の載置部303を補強する補強材同士が繋ぎ部306Bにより繋げられ、連続する1本の線材により一体に形成された一体補強材306とされているから、載置棒1段ごとに一対ずつ別体の補強材を備える場合に比べて部品点数が半減する。
さらに、取付環307は縦枠301の上下両端部をそれぞれ折り曲げることにより形成されているから、取付環307を縦枠301と別体の部品とする場合に比べて部品点数が削減されるとともに、それらを縦枠301に個別に固定する作業を行わなくて済むようになっている。
このように、トレイ受け300の各構成部品に様々な工夫を施すことにより、全体の部品点数が大幅に削減されている。
そして、一体載置部302の連結部304の長さ寸法は一定の寸法とされているから、この連結部304によって上下載置部303の間隔が一定になり、もって載置部303間のピッチのばらつきが抑えられる。
さらに、一体載置部302間に配される一体補強材306の繋ぎ部306Bが、一体載置部302の連結部304の長さ寸法と等しい寸法とされているから、トレイ受け300の上下にわたって容易に載置部303間のピッチを同ピッチに揃えることができる。
なお、トレイ受け300を上下いずれの向きに設置しても、一体載置部302の一端側では連結部304または一体補強材306のいずれか一方が、他端側では取付部305または一体補強材306のいずれか一方が載置部303の上側に配されて、載置部303にかかる下向きの力を受け持つ状態になる。したがって、トレイ受け300を左右逆に取り付けた場合だけでなく、上下逆に取り付けた場合にも、問題なく使用することが可能となっている。
<関連技術>
次に、関連技術に係る急速冷却庫を図33〜図35によって説明する。
この急速冷却庫は、実施形態2の急速冷却庫の収納室26の奥面に、ホテルパンTaおよびベーカリ用天板Tbを共に定位置に収容可能とするストッパ部400が設けられたものである。なお、実施形態2と同様の構成には、同一符号を付して重複する説明を省略する。
ストッパ部400は上下方向に細長い形状をなし、その高さ寸法は、収納室26の下面からトレイ受け200の上端位置に至る寸法とされている。このストッパ部400の奥行き寸法は、ストッパ部400の手前側の面(以降、当接面401と称する)にホテルパンTaの側面が当接したときに、ホテルパンTaが収納室26の奥行き方向のほぼ中央位置に配される寸法に設定されている(図35参照)。
そして、ストッパ部400の当接面401には、トレイ受け200の載置棒203の高さに対応する高さ位置に差込溝402が形成されている。差込溝402は、ストッパ部400の幅方向(一対のトレイ受け200の対向方向)にわたって形成され、その両端部は開放されている。差込溝402の奥行き寸法は、その奥端までベーカリ用天板Tbが差し込まれたときに、ベーカリ用天板Tbが収納室26の奥行き方向のほぼ中央位置に配される寸法に設定されている(図35参照)。なお、差込溝402にはホテルパンTaのフランジも差し込み可能となっており、ホテルパンTaは、そのフランジが差込溝402に差し込まれて、側面が当接面401に当接した状態で定位置に収容されるようになっている。
以上のように関連技術においては、ストッパ部400が収納室26の奥面に設けられることにより、ホテルパンTaについては、そのフランジが差込溝402に差し込まれて側面がストッパ部400の当接面401に当接するまで、またベーカリ用天板Tbについては、その奥端が差込溝402の奥端に達するまで押し込むことにより、ホテルパンTaおよびベーカリ用天板Tbはいずれも収納室26の奥行き方向ほぼ中央位置に収納されるようになっている。したがって、ホテルパンTaおよびベーカリ用天板Tbを収納室26に押し込む際の感覚に頼ることなく、これらを確実に所定の位置(中央位置)に収納することができる。そして、ホテルパンTaおよびベーカリ用天板Tbが所定の位置に収納されることにより、その冷却が効率よく行われるようになっている。
また、収納室26の奥面にストッパ部400が設けられているので、ホテルパンTaもしくはベーカリ用天板Tbがその奥面に当たって傷が付いてしまうことが防止されている。
なお、ストッパ部400は、一対のトレイ受け200間のうち冷却ユニット30側に配されるトレイ受け200とは反対側のトレイ受け200側に寄った位置に配されている。これにより、ストッパ部400が、冷却ユニット30から収納室26に送り込まれる冷気の循環流の邪魔をすることがなく、冷却効率の低下を招くことはない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)補強材の形状は、上記実施形態に例示したL字形に限らず、例えば同L字形の水平部の先端をさらに延ばして内方に曲げ、載置棒の両端における屈曲された隅部の内面にまで沿わせることができようにする等、要は載置棒の上面に奥から張り出さない形状であれば、任意の形状に形成できる。
(2)枠体については、上下の横枠は除去して、縦枠だけのものであってもよい。
(3)ホテルパンの横ずれは、左右の側面が載置棒に当たることである程度規制できるから、規制棒は除去してもよい。
(4)トレイとしては、上記実施形態に例示したホテルパンとベーカリ用天板に限らず、他の2種類のトレイを受けることに共用できるようにすることも可能であり、また形状が異なる3種類以上のトレイに共用できるようにすることも可能である。
(5)本発明は、上記実施形態に例示した急速冷却庫に限らず、被冷却物をトレイに入れた状態で収納して冷却する形式の冷却庫全般に広く適用することができる。
(6)実施形態2および実施形態3では、補強材204(一体補強材306)はそれぞれ縦枠202(301)と屈曲部203B(303B)との内側に配されているが、これらは外側に配されていてもよい。
(7)実施形態2および実施形態3では、いずれも規制棒が設けられていないが、規制棒を設けたとしてもトレイ受け300を上下反対向きに設置して問題なく使用することができる。このとき、規制棒を、載置棒の上面のみ、下面のみ、もしくは上下両面に設けるようにしてもよい。
(8)実施形態2および実施形態3では、補強材204(一体補強材306)は、載置棒203(一体載置部302)と同径の線材を素材としているが、補強材(一体補強材)が載置棒(一体載置部)に対して上下方向に張り出すことなくその部材厚内に収まっていれば同径でなくてもよく、所定の強度が得られるのであればより細い線材を使用するようにしてもよい。
(9)実施形態3では、一体載置部302は、上下2段の載置部303を連結してなるものであるが、これに限らず、例えば3段以上の載置部を連結してなるものであってもよい。
(10)実施形態3では、トレイ受け300は、2段分の載置部303を連結してなる一体載置部302と、2段分の載置部303の補強となる一体補強材306とを共に備えて大幅な部品点数の削減がなされているが、これに限らず、例えば、一体補強材のみ、または一体載置部のみを備え、他の部材は1段ごとに別体とされたものであってもよい。
(11)実施形態3では、取付環307は縦枠301の上下両端部をそれぞれ折り曲げることにより形成されてその分部品点数が削減されているが、これに限らず、部品点数が増加するけれども取付環と縦枠とが別部品とされていてもよい。
(12)実施形態3では、一体補強材306の繋ぎ部306Bが一体載置部302の連結部304の長さ寸法と等しい寸法とされ、載置部303間のピッチを上下にわたって同ピッチに揃えるようにされているが、これに限らず、連結部と繋ぎ部との長さ寸法を異なる寸法に設定し、1段飛びにピッチが異なるようにしてもよい。
本発明の実施形態1に係る急速冷却庫の開扉状態の斜視図 庫内構造を示す正面図 同平断面図 本体の前面開口部の口縁付近の構造を示す断面図 冷却ユニットの分解斜視図 冷却ユニットの背面側の構造を示す部分背面図 冷却ユニットの閉鎖部分の構造を示す断面図 ファンケースの支持部分の構造を示す部分斜視図 上部レールの取付部分の正面図 下部レールの取付部分の正面図 冷却ユニットの出し入れ途中の状態を示す斜視図 冷却ユニットの上部側の固定構造を示す正面図 冷却ユニットの下部側の固定構造を示す正面図 庫内構造を示す一部切欠斜視図 2種類のトレイの収納構造を示す正面図 同斜視図 トレイ受けの斜視図 取付具と取付環を示す拡大斜視図 殺菌装置における開扉状態の底面図 閉扉状態の同図 殺菌装置の開扉状態の側断面図 閉扉状態の同図 フロントパネルを外した機械室の正面図 凝縮器を前方に引き出した状態を示す斜視図 エアフィルタの装着動作を示す断面図 装着完了後の断面図 実施形態2に係るトレイ受けの斜視図 庫内構造を示す正面図 2種類のトレイの収納構造を示す正面図 トレイ受けが上下反対に設置されている状態を示す正面図 実施形態3に係るトレイ受けの斜視図 トレイ受けの分解斜視図 関連技術に係る2種類のトレイの収納構造を示す正面図 庫内構造を示す平断面図 2種類のトレイおよびストッパ部の一部切欠側断面図
符号の説明
10…冷却庫本体 26…収納室 70,200,300…トレイ受け 71,201…枠体 72,202,301…縦枠 73,203,303…載置棒(載置部材) 74,203B,303B…屈曲部 75,203C,305…取付部 77,204…補強材 78…規制棒 79,205,307…取付環 81…取付具 205A…角部 302…一体載置部材 304…連結部 306…一体補強材 306B…繋ぎ部 T…トレイ Ta…ホテルパン Tb…ベーカリ用天板

Claims (2)

  1. 冷却庫本体内に設けられた収納室の左右側面に対向して設けられ、被冷却物を入れたトレイを受けて複数段に収納するようにした一対のトレイ受けを備えた冷却庫において、
    前記左右側面に取り付け可能であるとともに前記トレイ受けを保持可能な取付具と、
    前記トレイ受けに設けられ、このトレイ受けを上下反対向きにしたいずれの場合にも前記取付具に対して掛止可能な一対の掛止部を有する取付環と、を備える冷却庫。
  2. 前記トレイ受けは、2本の縦枠の間に、前記トレイが載置される載置部材が差し渡されたものであり、
    前記トレイ受けを上下反対向きにして前記取付環を前記取付具に掛止することで、前記載置部材の高さ位置が変更される請求項1に記載の冷却庫。
JP2007061920A 2006-10-24 2007-03-12 冷却庫 Active JP5052167B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007061920A JP5052167B2 (ja) 2006-10-24 2007-03-12 冷却庫

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006289204 2006-10-24
JP2006289204 2006-10-24
JP2007061920A JP5052167B2 (ja) 2006-10-24 2007-03-12 冷却庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008134038A JP2008134038A (ja) 2008-06-12
JP5052167B2 true JP5052167B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=39559003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007061920A Active JP5052167B2 (ja) 2006-10-24 2007-03-12 冷却庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5052167B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4852064B2 (ja) * 2008-04-09 2012-01-11 オリオン機械株式会社 保存庫用ラック装置
JP2014222114A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 大和冷機工業株式会社 トレイ受け
JP2016161249A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 ホシザキ株式会社 収納庫のトレイ受け構造
JP6695245B2 (ja) * 2016-09-21 2020-05-20 ホシザキ株式会社 断熱箱体
CN110406802A (zh) * 2019-08-05 2019-11-05 中国医学科学院北京协和医院 一种糊剂的分装装置和分装方法
JP7426798B2 (ja) * 2019-10-11 2024-02-02 ホシザキ株式会社 冷却貯蔵庫
CN113304535B (zh) * 2021-05-26 2022-05-13 中国原子能科学研究院 用于铅铋冷却反应堆净化装置的过滤组件

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2977953A (en) * 1957-10-07 1961-04-04 Dowdy J Y Miller Portable grill
JPS4610918Y1 (ja) * 1966-08-15 1971-04-16
JPS5012655U (ja) * 1973-05-30 1975-02-08
JPS52159377U (ja) * 1976-05-27 1977-12-03
JPS5317974U (ja) * 1976-07-26 1978-02-15
JPS6039730Y2 (ja) * 1981-09-11 1985-11-28 三洋電機株式会社 製氷装置
JPS5997665U (ja) * 1982-12-20 1984-07-02 株式会社東芝 シヨ−ケ−スの陳列棚構造
JPS6274316A (ja) * 1985-09-28 1987-04-06 株式会社ライム 陳列棚
US5263595B1 (en) * 1991-10-10 1995-10-31 Metro Ind Inc Modular rack system for use with removable pans
JPH08322652A (ja) * 1995-03-27 1996-12-10 Horizumi Mokkosho:Kk 収納体の構成材取付部の加工方法および収納体の構成材取付装置,収納体の構成材取付用係止部材
JP3510134B2 (ja) * 1998-03-26 2004-03-22 ホシザキ電機株式会社 貯蔵庫
JP2002022356A (ja) * 2000-07-04 2002-01-23 Fukushima Industries Corp 冷蔵庫
JP3862709B2 (ja) * 2004-03-29 2006-12-27 株式会社ノヴァ 陳列台

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008134038A (ja) 2008-06-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5052167B2 (ja) 冷却庫
JP2005291523A (ja) 冷却貯蔵庫
JP4726761B2 (ja) 冷却庫
JP2008106978A (ja) 冷却庫の殺菌装置
JP2007024348A (ja) 冷却貯蔵庫
JP5175512B2 (ja) ショーケース
JP5118924B2 (ja) ショーケース
CN110686437B (zh) 冰箱
JP5441431B2 (ja) 冷却庫
JP2008106979A (ja) 冷却庫
JP5919514B2 (ja) ショーケース
JP2008224121A (ja) 冷却庫の殺菌装置
JP2001248952A (ja) 冷却貯蔵庫
JP2005172268A (ja) 冷却貯蔵庫
JP2005114178A (ja) ショーケース
JP3942454B2 (ja) 冷却庫
JP2009192114A (ja) 冷却庫
JP4208280B2 (ja) 貯蔵庫
JP2011058760A (ja) 冷蔵庫
JP5952585B2 (ja) 冷却庫
JP5940832B2 (ja) 冷却庫
JP2007051852A (ja) 恒温庫
JP6055693B2 (ja) 貯蔵庫
JP2014157000A (ja) 貯蔵庫
KR20210063725A (ko) 냉장고

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091111

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091111

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120724

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5052167

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150803

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350