JP5940832B2 - 冷却庫 - Google Patents
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Description
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、冷却器の端部の洗浄も良好にできるようにするところにある。
(1)前記冷却器カバーの手前側の面を構成する前記カバー板には、複数の前記通孔が縦横に整列して全面に亘って形成されている。
冷却器を通過する前の庫内空気が冷却器カバーの手前側の面から流出することを極力防止しつつ、冷却器における手前側の端部を全面に亘って良好に洗浄することができる。
冷却カバーの正面側から洗浄水を掛けた際に、奥側のカバー板の屈曲部に開口されたスリットを通って洗浄水が冷却器における奥側の端部にも掛けられ、その奥側の端部が洗浄される。
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図16に基づいて説明する。この実施形態では、急速冷却庫に適用した場合を例示している。
本実施形態の急速冷却庫は低背縦型であって、図1ないし図4に示すように、機械室90の上面に冷却庫本体10(以下、本体10)が載置され、機械室90の底面に配された脚11によって支持されている。
本体10は前面が開口されたやや横長の断熱箱体からなり、同本体10の前面開口部12には、断熱扉13が、正面から見た左側縁を中心として揺動開閉可能に装着されている。本体10の内部すなわち庫内では、図2に示すように、正面から見た右側の6割程度の領域が、食品の収納室15とされ、残りの左側の領域が、冷却ユニット20の設置室16となっている。
冷却器21は、庫内の奥行方向に長いブロック状に形成されている。冷却器21には、同冷却器21の上面並びに手前側と奥側の面を覆うようにして、冷却器カバー25が取り付けられており、3枚のカバー板26,27,29を組み付けて概ね門形に形成されている。
奥カバー板27は、冷却器21の奥面を間隔を開けて覆うように機能し、全体としては、手前カバー板26よりも幅広でかつ深いコ字形断面に形成され、正面側(収納室15に対向する側)の端縁から内方に直角曲げされた正面板27Aが、冷却器21よりも収納室15側に突出した形態で配される。この正面板27Aの手前の端縁には、L形をなす補助板28が取り付けられ、この補助板28の手前側を向いた先端部28Aが、冷却器21における正面の奥縁に沿って当てられるようになっている。
上カバー板29は、冷却器21の上面を覆って装着され、その正面側の端縁から鈎形をなして立ち上がるようにして取付板30が形成され、同取付板30が、設置室16の天井壁16Cにねじ止めされるようになっている。
このファンケース35が、上記した冷却器カバー25の正面側に揺動開閉可能に取り付けられるようになっている。ファンケース35は、手前側の側面板35Bが、冷却器カバー25の手前カバー板26と面一となった状態で重ねられ、そのとき奥側の側面板35Cが、冷却器カバー25の奥カバー板27の正面板27Aに設けられた補助板28の基端部28Bに重ねられるようになっている。
ファンケース35の奥側の側面板35Cと、冷却器カバー25の奥カバー板27の正面板27Aとが突き合った隅部には、上下2箇所においてヒンジ38が設けられている。
ファンケース35の閉鎖時には、同ファンケース35内に取り付けられた冷却ファン22が、冷却器21の正面中央部の直前に位置し、施錠装置39を解錠すると、ファンケース35はヒンジ38を中心として図5の反時計回り方向に90度揺動して開放できるようになっている。
ここで冷却器カバー25は、手前カバー板26では、収納室15側の側縁に屈曲形成された屈曲板26Aが、冷却器21における正面の手前側の縁部を覆い、また奥カバー板27では、L字形をなす補助板28が、冷却器21の正面の奥縁を覆うようにして配され、それぞれその裏面を、除霜ヒータや、冷却器21の温度を検知する除霜サーミスタの取付面として使用しており、すなわち冷却器21を正面から(収納室15側から)水洗いする場合に、手前側と奥側の端部が屈曲板26Aや補助板28で遮られて水が当たり難い構造となっている。
一方、冷却器カバー25の正面(収納室15と対向した面)の下縁部には、風向板63が奥行方向のほぼ全長に亘って取り付けられている。この風向板63は、図12に示すように、垂直板64の下縁部が正面視で右側に直角曲げされたのち、その突出端側がさらに下側と左側とに二度曲げされることで、ドレンパン70の右側のフランジ72を受ける右レール部61Rが形成されている。風向板63の垂直板64が、冷却器21ケースの正面の下縁部における所定高さ位置にねじ止めされて固定されると、右レール部61Rは、上記したスペーサ板50の左レール部61Lと、同じ高さ位置において所定間隔を開けて対向して配されるようになっている。
詳細には、所定間隔を開けて配される左右一対の縦棒81を備えており、各縦棒81の上下両端には、やや縦長の六角形をなす取付環82が形成されている。両縦棒81の間には、載置棒83が一定のピッチで5段にわたって差し渡されている。
各載置棒83は基本的には、両端を同方向に直角曲げした平面コ字形をなし、屈曲部84の先端から上向きまたは下向きに取付部85が曲げ形成されている。より詳細には、線材を方形の枠状に形成したものの両端を直角曲げすることで、2本の載置棒83を一体的に備えたものが2組と、単に線材の両端を曲げ加工したものが1本備えられている。いずれにしても、各載置棒83は両縦棒81の間に渡され、両端の取付部85が縦棒81の外面に当てられて溶接により固定されている。
ここで、図14に示すように、上側の取付環82は、最上段の載置棒83の上方に突出した位置にあり、一方、下側の取付環82は、最下段の載置棒83よりも上方に入り込んだ位置にあり、すなわち当該トレイ受け80は、上下方向には非対称形状となっている。
上記のようにトレイ受け80は上下非対称に形成されていて、トレイTとしてベーカリ用天板Taを適用する場合と、ホテルパンTbを適用する場合とで、上下反転させて使い分けるようになっている。
なお、トレイ受け80を上下任意の向きで装着して、ベーカリ用天板TaとホテルパンTbとを混在させた形態で収納することも可能である。
調理後の食品はトレイTに入れられ、同トレイTは、左右のトレイ受け80の同じ段の載置棒83で受けられつつ、最大5段にわたって収納室15内に収納される。トレイTの収納が完了したら、断熱扉13を閉じる。係る状態で冷却運転がなされ、すなわち冷凍装置93(圧縮機95)と冷却ファン22とが運転されると、図4の矢線に示すように、収納室15の空気がファンケース35の吸込口36Aを通って冷却ユニット20内に吸引されて冷却器21を通過する間に冷気が生成され、冷却ユニット20の背面側に吹き出された冷気が、庫内の左側壁16Bに当たって手前と奥に分かれて同冷却ユニット20の手前側と奥側の側面に回り込んだのち、収納室15に送り込まれるといった循環流を生じ、これによりトレイTに入れられた食品が急速冷却される。
所定時間が経過したら冷却運転が停止され、断熱扉13を開いたのち、トレイTが庫外に出される。
そのため、手前カバー板26に向けて手前側から水を掛ければ、通孔40を通って水が冷却器21における手前側の端部にも掛けられ、また、補助板28に向けて収納室15側から水を掛ければ、スリット42を通って冷却器21における奥側の端部にも掛けられる。結果、冷却器21における手前側と奥側の両端部についても、十分に水洗いすることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)手前カバー板に形成される通孔の形状は上記実施形態に例示した形状に限らず、丸孔等の適宜形状に形成でき、また、同通孔は必ずしも全面に亘って形成されていなくてもよい。
(2)奥カバー板に設けられた補助板に形成されるスリットは、同補助板の強度等を考慮して複数に分割されていてもよい。
(3)奥カバー板側のスリットはこれを割愛してもよく、そのようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
(5)本発明は上記実施形態に例示した急速冷却庫に限らず、庫内の左右一側に被冷却物の収納室が設けられる一方、他側に同収納室と対向するように冷却ユニットが設けられた冷却庫全般に広く適用することができる。
Claims (2)
- 前面開口の断熱箱体からなり前記前面開口に開閉扉を装着してなる冷却庫本体の内部には、間口方向の一側に被冷却物を収納する収納室が設けられるとともに、他側に設けられた設置室には、前記収納室と対面する方向の前後に亘って冷却ファンと冷却器とが収容された冷却ユニットが設置され、前記冷却ファンの駆動に伴い、前記収納室の空気が前記冷却ユニットの正面から吸い込まれて前記冷却器と熱交換することで冷気が生成され、その冷気が前記冷却ユニットの背面から吹き出されたのち前記収納室に循環供給されるものであって、
前記冷却ユニットが、前記冷却器の上面並びに手前側と奥側の3周面を覆うようにカバー板を配してなる冷却器カバーの前記収納室側の面に、前記冷却ファンを収容したファンケースが奥縁側を中心とした開閉可能に装着され、
かつ前記冷却器カバーの手前側の面を構成するカバー板には、洗浄水を通すことに機能する通孔が開口されており、
前記冷却器カバーの奥側の面を構成するカバー板の前記収納室側の側縁には、前記冷却器の正面の奥縁を覆う屈曲部が形成され、同屈曲部には、洗浄水を通すことに機能する縦長のスリットが開口されていることを特徴とする冷却庫。 - 前記冷却器カバーの手前側の面を構成する前記カバー板には、複数の前記通孔が縦横に整列して全面に亘って形成されていることを特徴とする請求項1記載の冷却庫。
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