JP4827591B2 - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Description

本発明は、除霜水等の排水を強制蒸発させて排気する機能を備えた冷却貯蔵庫に関する。
従来、この種の排水蒸発機能を備えた冷蔵庫として、以下のようなものが知られている。これは、冷蔵庫本体の底部に設けられた機械室内に、蒸発皿がレールに沿って前面側からの出し入れ可能に設置されるとともに、このレールを跨ぐようにして設けられた支持部材の上面に、送風ファンが下向きに設けられた構造である。そして、除霜水等の庫内排水を排水通路を通して蒸発皿に溜める一方、送風ファンを駆動して送風することにより蒸発を促進し、蒸気を庫外に排気するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−172574公報
しかるに上記従来構造のものでは、送風ファンからの送風が蒸発皿の外側に結構漏れ、必ずしも効率的とは言えなかった。また、除霜水が多い等で蒸発のみでは排出し切れない場合等には、蒸発皿を外部に引き出して、貯留水を直接に排水場所に廃棄することが行われるが、その際、蒸発皿の手前側が室外に出されたところで貯留水の重み等で前下がりに傾き、言い換えると奥側が上がって送風ファンの羽根と干渉しつつ引き出され、羽根の損傷等を招くおそれもあった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、その目的は、貯留水の蒸発を効率良く行い、かつ蒸発皿を引き出すときに送風ファンと干渉することを防止するところにある。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、貯蔵庫本体に付設された機械室等の付属室には、除霜水等の排水を貯留する蒸発皿がレールに沿って出し入れ可能に設置され、このレールを跨いで設けられた支持部材の上面に送風ファンが下向きに設けられるとともに、この送風ファンの上方が、通孔が形成されたファンカバーで覆われており、前記送風ファンからの風により貯留された排水の蒸発を促進するようにした冷却貯蔵庫において、前記支持部材が前記レールにおける手前側の領域に設けられ、前記支持部材における前記蒸発皿の出し入れ方向に沿った側面には、前記送風ファンから送出された風を前記蒸発皿内の領域に向けて案内するガイドが設けられているとともに、前記ガイドは、前記蒸発皿における出し入れ方向に沿った側縁の上方に張り出して設けられ、前記蒸発皿が引き出されて前下がりに傾動した場合には、前記蒸発皿の側縁における奥側の上縁を当てて上方への移動を規制するようになっている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記ガイドは、前記支持部材の側面を切り起こして形成されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記付属室には、前記蒸発皿からの蒸気を引いて前記付属室の外部に排出する排気ファンが設けられているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
送風ファンからの送風、特に蒸発皿の外側に向かう送風がガイドで案内されることによって蒸発皿の内側の領域に向けられ、それだけ貯留された排水に対して多量の風が当てられることとなって蒸発がより促進され、すなわち貯留された排水を効率良く蒸発させて排出することができる。
また、蒸発皿がレールに沿って引き出され、室外に出たところ等で前下がり、すなわち後上がりに傾いたとしても、蒸発皿の側縁がガイドに当たることで送風ファンと干渉することが回避され、送風ファンが損傷を受けること等が防止される。
<請求項2の発明>
ガイドを別部材として設けた場合と比べると、構造が簡単となって安価に対応できる。また、ガイドを切り起こした跡にできる孔が蒸気を逃がす孔として機能し、蒸発をより促進することができる。
<請求項3の発明>
蒸発皿からの蒸気は、排気ファンで引かれて速やかに室外に排出される。これによっても、蒸発皿からの蒸発が促進される。
<実施形態>
以下、本発明の一実施形態を図1ないし図6によって説明する。この実施形態では、冷蔵ショーケースに適用した場合を例示している。
本実施形態の冷蔵ショーケースは、図1及び図2に示すように、縦長のケース本体10の下面側に、背の低い機械室11が設けられた構造であって、機械室11の下面に取り付けられた脚12によって支持されている。ケース本体10は前面開口の断熱箱体により形成され、内部が貯蔵室14とされており、その前面開口には、一対のガラス扉15が観音開き式の開閉可能に装着されている。
機械室11は、底面枠17の左右両側縁から側面パネル18を立てることによって形成されている。機械室11の背面開口11Bには、背面ダクト20が張られている。背面ダクト20は横長の浅皿状をなし、背面開口11Bの全面とケース本体10の背面の下部位置を覆うように装着されており、背面板には、その下部側を除いたほぼ全域にわたり、多数のスリットを整列して開口してなる背部排気口21Aが形成され、また上面板にも、同じくスリットを並べて切った上部排気口21Bが形成されている。
機械室11の前面開口11Aには、同じように横長の浅皿状をなす前面パネル23が装着されている。前面パネル23は、その下縁部の左右両端部が、前面開口11Aにおける下縁の左右両端部に突設されたヒンジ部24(図6参照)に差し込まれて、上縁側が揺動開閉可能に支持されているとともに、同上縁部の裏面の左右両端部に設けられたキャッチ(図示せず)が、前面開口11Aにおける上縁の左右両端部に突設されたストライカ25と弾性的に嵌合することによって、起立した閉鎖姿勢に保持されるようになっている。したがって、前面パネル23は、図3の矢線Xに示すように、上縁を手前側に引いてキャッチとストライカ25との嵌合を外しつつ斜めに開放したのち、持ち上げてヒンジ部24から抜くことによって、機械室11の前面開口11Aから外してこれを開放することができる(図6参照)。
機械室11内には、正面から見た左側に寄った位置に、図示はしないが、圧縮機、空冷式の凝縮器等からなる冷凍装置が設置されている。前面パネル23における冷凍装置(凝縮器)の設置位置の前方に対応する位置には、凝縮器を冷却する外気を吸引するための吸気口27が形成されている。
貯蔵室14の天井部には、エアダクトを兼ねたドレンパン30が張設されて、その上方に冷却器室31が形成されている。ドレンパン30の底面は、奥縁(図2の右側)に向けて下り勾配となるように形成されている。冷却器室31の底面における手前側の位置には吸込口32が設けられているとともに、奥面側には吹出口33が形成されている。
冷却器室31内には、奥側に冷却器35(蒸発器)と、吸込口32に臨んで庫内ファン36が装備されている。冷却器35は、機械室11内に設置された冷凍装置と冷媒配管で循環接続され、周知の冷凍サイクルを構成している。そして、冷凍装置(圧縮機)を運転しつつ庫内ファン36を駆動すると、貯蔵室14の室内空気が庫内ファン36によって吸込口32から冷却器室31内に吸引され、その空気が冷却器35を流通する間に熱交換によって冷気が生成され、その冷気が吹出口33から貯蔵室14の奥面に沿うようにして吹き出され、貯蔵室14内に冷気が循環供給されて冷却されるようになっている。
一方、冷却器35等に付着した霜を除去するために、適宜に除霜運転が行われる。そのため、冷却器35には除霜ヒータ38が備えられるとともに、ケース本体10の背面壁10Aには縦向きに排水通路40が形成されている。排水通路40は、その上端がドレンパン30の排水管30Aと接続されているとともに、下端の排水口41が、機械室11の奥側の天井面から下方に突出している。この排水口41には、排水ホース42が接続されている。
除霜運転は、除霜ヒータ38に通電して冷却器35を加熱することで行われ、除霜水はドレンパン30で受けられたのち排水通路40、排水ホース42を流下し、機械室11内に設置された蒸発ユニット50の蒸発皿51で受けられるようになっている。
次に、蒸発ユニット50について説明する。蒸発ユニット50は、図1に示すように、機械室11内における幅方向の中央部から少し右側に寄った位置に設置されており、大まかには、蒸発皿51が前面からの出し入れ可能に設けられるとともに、蒸発皿51に向けて送風する送風ファン60が装備されている。
蒸発皿51は、ステンレス鋼板等の金属板製であって、図4にも示すように、やや深めで、奥行方向に細長い角皿状に形成されている。蒸発皿51の奥行は、機械室11の奥行の2/3程度である。蒸発皿51の前面の上縁には、手前と下方とに二度直角曲げされた鈎型をなす把手52が形成されている。
蒸発皿51は、レール55上を摺動可能となっている。レール55は、亜鉛鋼板等の金属板製であって、蒸発皿51よりも奥行が所定量長く、若干幅広をなす前面開口の浅皿状に形成されている。また図3に示すように、レール55の外底面における前縁から所定寸法奥へ入った位置には、アングル56が全幅にわたって取り付けられている。
そしてレール55は、同図に示すように、底板57の前縁が、機械室11の底面枠17における前縁枠17Aに上面から当てられて、左右両端部がねじ44で止められるとともに、アングル56が、底面枠17における前縁から少し入った位置に配された横枠17Bに前面から当てられ、同じく左右両端部がねじ45で止められるようになっている。なお、底板57を止めるねじ44は、皿ねじ等を用いることにより、頭部が底板57の上方に突出しないようにすることが望ましい。
上記のように取り付けられることにより、レール55は、機械室11の底面枠17の前縁から奥側に向けて延出するようにして設置される。このレール55内に蒸発皿51が載置され、底板57上を摺動しつつ出し入れ可能となっている。蒸発皿51の押し込みは、その背面板53がレール55の背面板58に当たることで停止され、このとき蒸発皿51の把手52が、レール55の前縁から少し奥に入った箇所、言い換える機械室11の前面開口11Aから少し内部に入った箇所に位置するようになっている。
レール55の手前側の位置における上方には、送風ファン60が装備されている。送風ファン60は、モータを内蔵したケーシング61から突出されたモータの出力軸62に複数枚の羽根63が装着されたものであって、ブラケット65に予め取り付けられるようになっている。ブラケット65は、奥行方向に細長い水平板66の奥端から、縦板67を立ち上げたL型に形成され、モータのケーシング61が、ブラケット65の水平板66における長さ方向の中央部に載せられて取り付けられ、出力軸62が同水平板66を貫通して羽根63が水平板66の下面側に配されている。
送風ファン60は、支持部材70に取り付けられるようになっている。支持部材70は、亜鉛鋼板等の金属板により形成されており、上記したレール55の手前側に寄った位置において、レール55並びに同レール55に収容された蒸発皿51を跨いで取り付けられるようになっている。
支持部材70は詳細には、若干奥行方向に長い長方形をなす上面板71の左右の側縁から、脚板72A,72Bが下向きに直角曲げされて形成されている。上面板71の中央部には、送風ファン60の羽根63を挿通可能な正方形の窓孔73が開口されている。また、上面板71の前縁からは、垂下長が脚板72A,72Bの半分程度の取付板74が、直角曲げされて形成されている。
支持部材70は、レール55の手前側の所定領域において、左右の脚板72A,72Bの下端部が、レール55の左右の側板59を外側から挟むようにして装着され、各脚板72A,72Bの下端部における前後両端がねじ46で止められることにより、レール55の手前側の所定領域を跨ぐようにして取り付けられる。
この支持部材70には、ブラケット65ごと送風ファン60が支持される。送風ファン60を取り付けたブラケット65は、その水平板66が、支持部材70の上面板71の幅方向の中央部において、窓孔73の前後の口縁間に渡され、ねじ47で止められて固定される。送風ファン60の羽根63は、図5に示すように、窓孔73を通って上面板71の下面側に突出した状態となる。
送風ファン60の上方は、ファンカバー80で覆われるようになっている。ファンカバー80は、同様に亜鉛鋼板等の金属板製であって、支持部材70の上面板71とほぼ同じ大きさの長方形の上面板81を有し、同上面板81の前縁から、垂下長の大きい前面板82が下方に直角曲げされて形成されているとともに、上面板81の後縁から、背の低い取付板83が立ち上がり形成されている。また、上面板81の左右の側縁からは、前面板82の約半分の垂下長を持った側板84が下向きに形成されている。上面板81と左右の側板84にわたり、多数のスリットを並べて開口してなる通孔85が形成されている。
このファンカバー80は、前面板82の下端部が支持部材70の取付板74の外側に重ねられ、幅方向の両端部がねじ48で止められるとともに、後縁の取付板83が、上記したブラケット65の縦板67の上端部の内側に重ねられて、ねじ49で止められており、これにより、ファンカバー80が送風ファン60の上方を覆って取り付けられている。
上記のように、レール55に対して送風ファン60が支持部材70を介して取り付けられるとともに、支持部材70にファンカバー80が被せられ、さらにレール55内に蒸発皿51が収容された状態において、蒸発ユニット50として取り扱われる。
なお、機械室11における蒸発ユニット50の設置位置の後方位置、詳細には、背面開口11Bの少し手前の天井部において、蒸気排出用の排気ファン87が設けられている。排気ファン87は、軸線が後方の斜め上方に傾いた姿勢を取り、例えば横方向に2個並んで配されている。
さてこの実施形態では、上記した蒸発ユニット50における送風ファン60の支持部材70に、送風ファン60からの風を蒸発皿51の内部領域に向けて案内するガイド板75が設けられている。
詳細には、図3ないし図5に示すように、支持部材70の正面から見た左側の脚板72Aには、前後両端部に寄った位置、言い換えると、送風ファン60の羽根63の前縁、後縁とほぼ対応する位置において、下縁から約2/3高さにわたって縦向きの切り込みが入れられている。そして両切り込みの間の領域における下側の約2/3が切除され、残った上部の約1/3の高さの板面が、内側に向けて45度程度の角度で叩き出されることによってガイド板75が形成されている。
言い換えると、支持部材70の左側の脚板72Aには、羽根63の側方に対応する位置において、同羽根63の直径にほぼ匹敵する長さと、脚板72Aの約2/3の高さを持った開口77が下縁に開放して形成され、その開口77の上縁の全長から、ガイド板75が内側に向けて先下がりの斜め姿勢で突出形成されている。
ガイド板75は、図5に示すように、送風ファン60の羽根63と干渉しないように、羽根63よりも下方位置に設けられている。また、ガイド板75は、レール55内に収容された蒸発皿51における左側板54の上縁よりも、所定間隔を開けた上方に配されているが、ガイド板75の突出端は、左側板54の上縁よりも内側に突出している。したがって、蒸発皿51が上方に移動した場合に、左側板54の上縁がガイド板75に当たることで、それ以上の上方への移動が規制されるようになっている。
本実施形態は上記のような構造であって、続いてその作用を説明する。
蒸発ユニット50は、一部既述したように、機械室11内の中央幅位置から少し右側に寄った位置に設置され、図3に示すように、レール55の底板57の前縁が機械室11の底面枠17の前縁枠17Aに、外底面のアングル56が底面枠17の横枠17Bにそれぞれねじ44,45で止められ、同ユニット50が、底面枠17の前縁から奥行の中間よりも少し奥まで延びた状態で固定される。蒸発皿51はレール55の奥まで押し込まれる。
これにより、蒸発皿51における手前側のほぼ半分の領域の上方に、送風ファン60が下向きに配設され、また蒸発皿51の奥側のほぼ半分の領域が、上方に開放した状態となる。一方、機械室11の奥側の天井面から下方に突出した排水口41には、排水ホース42が接続され、図示しない支持手段で支持されつつ排気ファン87と干渉しない経路で配管され、その先端部が、蒸発皿51における上方に開放した奥側の領域の直上位置に望んでいる。この状態で、機械室11の前面パネル23が閉じられる。
冷蔵ショーケースの稼働中において除霜運転が行われると、冷却器35等からの除霜水(排水)がドレンパン30で受けられたのち、ショーケース本体10の背面壁10Aの排水通路40を通り、さらにその下端に接続された排水ホース42を通って蒸発皿51内に注入され、蒸発皿51内の全体にわたって溜められる。
それとともに送風ファン60並びに排気ファン87が駆動される。送風ファン60の駆動に伴い、図5に示すように、蒸発皿51に溜められた貯留水Wに向けて送風ファン60から風が下向きに当てられ、これにより貯留水Wの蒸発が促される。蒸気は、主に蒸発皿51の奥側の領域から立ち上る。また、一部の蒸気は、ガイド板75の下方の開口77を通ってユニット50の左側に排出される。
ここで、送風ファン60から下向きに風が吹き付けられる場合、図5に示すように、例えば正面から見た右端では、風が蒸発皿51の外部に漏れることが懸念されるが、左側では、蒸発皿51の外部に漏れようとした風が、ガイド板75で受けられたのち、それに沿うようにして蒸発皿51の内側に向けられ、貯留水Wに吹き付けられる。すなわち、ガイド板75で導かれる分、貯留水Wに吹き付けられる風量が増し、それだけ効率良く蒸発を促すことができる。
上記したように、蒸気は、一部を側方に排出しつつ主に蒸発皿51の奥側の領域から立ち上るが、その奥側で排気ファン87が駆動されているから、図3の矢線に示すように、蒸気は排気ファン87側に吸引されたのち後方に吹き出され、背面ダクト20に設けられた背部排気口21Aや、上部排気口21Bから機外に排気される。
なお、冷蔵ショーケースの背面が壁にべた当たりされて設置された場合は、背面ダクト20の背部排気口21Aが塞がれるが、上部排気口21Bが設けられていることで、確実に排気できる。
除霜運転が停止してから所定時間が経過したら、排水の蒸発並びに蒸気の排出がほぼ終わったと見なされて、送風ファン60並びに排気ファン87の駆動が停止される。
また、除霜水が多い等で蒸発のみでは排出し切れない場合には、蒸発皿51を外部に引き出して、貯留水Wを直接に排水場所に廃棄することが行われ、また蒸発皿51内を掃除する場合も、同様に外部に引き出される。
それには、図3の矢線Xに示すように、機械室11の前面パネル23の上縁を手前側に引いてキャッチとストライカ25との嵌合を外しつつ斜めに開放し、そののち持ち上げてヒンジ部24から抜くことによって、図6に示すように前面パネル23が外される。
この状態から、把手52に手を掛けて、蒸発皿51をレール55上を摺動させつつ手前側に引き出すのであるが、このとき図6に示すように、蒸発皿51の手前側が室外に出されたところで、自重により、また特に貯留水Wが残っている場合にはその重みも加わって前下がりに傾き、言い換えると奥側が上がった斜め姿勢となるおそれがある。このように奥側が上がるように傾動したとしても、蒸発皿51の左側板54の上縁が、その上方に突出しているガイド板75の下面(裏面)に当たることにより、蒸発皿51が送風ファン60の羽根63と干渉する手前で傾動が規制される。その結果、蒸発皿51が送風ファン60の羽根63と干渉しつつ引き出される事態が回避される。
以上のように本実施形態によれば、送風ファン60を支持した支持部材70にガイド板75を設けて、送風ファン60からの送風、特に蒸発皿51の外側に向かう送風をガイド板75で案内して蒸発皿51の内側の領域に向けるようにしたから、それだけ貯留水Wに対して多量の風が当てられることとなって蒸発がより促進され、すなわち貯留水Wを効率良く蒸発させて排出することができる。
また、蒸発皿51がレール55に沿って引き出され、室外に出たところ等で前下がり、すなわち後上がりに傾いたとしても、蒸発皿51の左側板54の上縁がガイド板75に当たることで送風ファン60と干渉することが回避され、送風ファン60が損傷を受けること等が防止される。
ガイド板75は、支持部材70の左側の脚板72Aから切り起こすといった簡単な加工形態で形成できるから、安価に対応できる。また、ガイド板75の切り起こし跡等によってできた開口77が、蒸気を逃がす孔として機能し、蒸発をより促進することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、送風ファン等の荷重を受けた場合の強度を考慮して、支持部材の左側の脚板のみにガイド板を設けたが、強度が十分に確保されれば右側の脚板にも対称にガイド板を設けるようにしてもよく、それにより送風ファンの風をさらに効率良く貯留水に当てることができる。
(2)ガイド板は、支持部材とは別部材として備えて、後付けするようにしてもよい。
(3)蒸発皿は、機械室の前面に限らず、他の側面から出し入れできるようになっていてもよい。
(4)蒸発ユニットの設置場所は必ずしも機械室に限らず、例えば備品の収納室等のケース本体に付設された他の付属室であってもよい。
(5)レール等に蒸発用ヒータを設けてもよく、これにより貯留水が加熱されることで、さらに蒸発を促進することができる。
(6)除霜の形態は、冷却器を除霜ヒータで加熱することに限らず、ホットガスを流通するようにしてもよい。
(7)蒸気の機外への排出がスムーズに行われる構造となっていれば、排気ファンを設けることは必ずしも必要としない。
(8)本発明は、上記実施形態に例示した冷蔵ショーケースに限らず、冷蔵庫、冷凍冷蔵庫等の排水の蒸発機能を備えた冷却貯蔵庫全般に広く適用することができる。
(9)除霜水を蒸発皿に導く排水ホースは、軟質合成樹脂からなる柔軟性に富んだものでも、あるいは硬質塩化ビニル等の硬質合成樹脂からなるパイプであってもよく、硬質パイプの場合は、軟質ホースを配管する場合と違って、格別の支持手段は必要としない。
本発明の一実施形態に係る冷蔵ショーケースの一部切欠正面図 その一部切欠側面図 蒸発ユニットの設置構造を示す機械室の側断面図 蒸発ユニットの分解斜視図 その正面から見た概略断面図 蒸発皿を引き出した状態を示す側断面図
符号の説明
10…ケース本体(貯蔵庫本体) 11…機械室(付属室) 20…背面ダクト 21A,21B…排気口 50…蒸発ユニット 51…蒸発皿 54…(蒸発皿51の)左側板 55…レール 60…送風ファン 63…羽根 70…支持部材 72A…脚板 75…ガイド板(ガイド) 77…開口 87…排気ファン W…貯留水

Claims (3)

  1. 貯蔵庫本体に付設された機械室等の付属室には、除霜水等の排水を貯留する蒸発皿がレールに沿って出し入れ可能に設置され
    のレールを跨いで設けられた支持部材の上面に送風ファンが下向きに設けられるとともに、この送風ファンの上方が、通孔が形成されたファンカバーで覆われており、前記送風ファンからの風により貯留された排水の蒸発を促進するようにした冷却貯蔵庫において、
    前記支持部材が前記レールにおける手前側の領域に設けられ、
    前記支持部材における前記蒸発皿の出し入れ方向に沿った側面には、前記送風ファンから送出された風を前記蒸発皿内の領域に向けて案内するガイドが設けられているとともに、
    前記ガイドは、前記蒸発皿における出し入れ方向に沿った側縁の上方に張り出して設けられ、前記蒸発皿が引き出されて前下がりに傾動した場合には、前記蒸発皿の側縁における奥側の上縁を当てて上方への移動を規制するようになっていることを特徴とする冷却貯蔵庫。
  2. 前記ガイドは、前記支持部材の側面を切り起こして形成されていることを特徴とする請求項1記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記付属室には、前記蒸発皿からの蒸気を引いて前記付属室の外部に排出する排気ファンが設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の冷却貯蔵庫。
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