JP6695245B2 - 断熱箱体 - Google Patents
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Description
断熱箱体に係る第一の技術として、例えば下記特許文献1には、上記のように形成した断熱箱体からなる冷却庫本体を備えた冷却庫が開示されている。
また、第二の技術として、下記特許文献2には、断熱箱体の内箱と外箱とを接続する構造が開示されている。
なお、断熱扉パッキン内のマグネットを接続枠に吸着させるには、接続枠基部の後側にマグネットを配してもよいし、基部の後側に十分な空間を確保できない場合には、接続枠基部の前面にステンレス板を貼りつけてもよい。
第一実施形態を、図1ないし図5によって説明する。本実施形態では、急速冷却庫(ブラストチラー)に適用した場合を例示する。なお、以下の説明では、図1の紙面手前左側を前、奥右側を後、奥左側を左、手前右側を右とする。
急速冷却庫1は、図1に示すように、本実施形態に係る断熱箱体10からなる貯蔵庫本体が、機械室3の上面に載置され、機械室3の底面に配された脚12によって支持されている。断熱箱体10は、前面開口のやや縦長に形成されており、この前面開口部13に、断熱扉40が、正面から見た左側縁を軸として搖動開閉可能に装着されている。
冷却ユニット30は、図2に示すように、冷却器31と2つの冷却ファン35とを組付けてユニット化したものである。冷却器31は、一定ピッチで並設された多数枚のフィンに対して、冷媒配管が蛇行しながら貫通して配管された構造であって、全体として縦長のブロック状に形成されている。2つの冷却ファン35は、ファンケース36内に取り付けられている。ファンケース36は、冷却器31側(左側)に開口した縦長の浅皿状に形成されており、皿の底面となるファンケース36の右面に開口された上下2つの吸込口の裏側(左側)に、それぞれ冷却ファン35が同心に取り付けられている。
外箱50と内箱60とを接続する接続枠80は、外箱枠部51の内周縁51Aおよび内箱枠部61の外周縁61Aの各辺に沿って延びる長尺に形成される。各辺に配される4本の接続枠80は同様の構造であるため、以下では、断熱箱体10において右側縁に沿って配される接続枠80の姿勢を基準(図3ないし図5では、下側を前、左側を左、紙面手前側を上)として説明する。
断熱箱体10を製造するにあたっては、まず、外箱50内に内箱60が充填空間Rを開けて収容され、図4に示すように、外箱フランジ部52と内箱フランジ部62とが、所定の隙間Sを空けて対向した状態に配される。
詳しくは、接続枠80の2つの傾斜片87を、外箱枠部51の内周縁51Aおよび内箱枠部61の外周縁61Aに当てつつ、嵌入部85を隙間Sから真直ぐ後方に押し込む。すると、図5に示すように、左右の誘導傾斜部87Cによって、外箱枠部51および内箱枠部61が隙間Sを拡げるように変形して、嵌入部85が充填空間R内に導かれる。さらに接続枠80が押し込まれて、左右の延出片86の延出端86Aが、外箱フランジ部52の後端縁52Aおよび内箱フランジ部62の後端縁62Aを乗り越えると、両フランジ部の後端縁52A,62Aが、延出端86Aの前側に形成された係止爪88の前面の案内傾斜部88Cに沿って内方に案内されて、変形していた両枠部51,61の復元力によって係止爪88の内側に嵌め込まれ、両フランジ部52,62が、各係止爪88と各突条89との間にそれぞれ挟持される。このとき、両フランジ部52,62が係止爪88の内側に嵌る前に止まってしまった場合には、組立作業者が外箱50と内箱60を掴んで互いに接近させるように力を加えると、接続枠80の延出片86が、支持部82との接続部を基点として撓み変形することで、両フランジ部の後端縁52A,62Aが案内傾斜部88Cに案内されて係止爪88の内側に嵌り易くなっている。
本実施形態に係る断熱箱体10では、外箱フランジ部52および内箱フランジ部62が形成されていることにより、外箱枠部51および内箱枠部61が補強されて、外箱50および内箱60の強度が向上している。一方、接続枠80には、抜け止め部86Bおよび規制部88Aが設けられ、各延出片86および係止爪88に両フランジ部52,62が係止した状態で取り付けられているため、外箱50と内箱60との間の充填空間R内が発泡ウレタン樹脂等の断熱材70で充填されず、各部材同士が断熱材70を構成する樹脂によって接着されていない状態においても、一定の強度を有して外箱50と内箱60とが接続される。よって、断熱材70が充填された後に、この断熱材70を構成する樹脂の接着力が低下したとしても、接続枠80から外箱枠部51や内箱枠部61が抜けてしまうようなことはない。外箱50と内箱60の間の充填空間Rが断熱材70で充填されると、断熱箱体10において、外箱フランジ部52および内箱フランジ部62が断熱材70に食い込んだ構造となって、両箱50,60と接続枠80とは一層強固に接続される。この結果、断熱箱体10は、優れた構造耐久性を備えたものとなっている。
なお、本実施形態に係る接続枠80では、基部81の後面に支持部82が設けられて、ここにマグネットを保持させることが難しいため、基部81の前面にステンレス製の薄板90を貼り付けることで、断熱扉40のマグネット41を接続枠80に吸着させる構成としている。
第二実施形態を、図6によって説明する。
第二実施形態に係る断熱箱体210は、接続枠280の支持部282および嵌入部285の形状が、第一実施形態に係る接続枠80の支持部82および嵌入部85とは異なっている。以下では、第一実施形態と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する(第三実施形態以下の説明においても同様とする)。また、図3ないし図5と同様、図6でも、下側を前、左側を左、紙面手前側を上とする(図7ないし図8でも同様とする)。
また、各傾斜片287の最も外側に位置する傾斜端287Aの前面には、直角三角形状に張り出す係止爪288が設けられ、この係止爪288と、各支持部282において外側に位置する屈曲部282Aの外面との間に、外箱フランジ部52および内箱フランジ部62が挟持されるようになっている。これにより、係止爪288の内面が両フランジ部52,62の対向面の裏面側に配されて、これらが互いに離隔する方向への移動を規制する規制部288Aとして機能する。本実施形態では、外側の屈曲部282Aにより、両フランジ部52,62が互いに接近する方向への移動も規制される。また、係止爪288の基端部が両フランジ部の後端縁52A,62Aの後側に配されて、抜け止め部288Bとして機能するようになっている。
詳しくは、外箱枠部51の内周縁51Aおよび内箱枠部61の外周縁61Aに誘導傾斜部287Cを押し当てながら、嵌入部285を隙間Sから真直ぐ後方に押し込むと、外箱枠部51および内箱枠部61が隙間Sを拡げる方向に変形されるだけではなく、嵌入部285も変形する。具体的には、両支持部282が内側に傾動することによって傾斜片287同士が接近する方向に移動するとともに、誘導傾斜部287Cが前方に押圧されることで、傾斜端287Aが前方に移動しつつ互いに接近する方向に弾性変形する。また、両フランジ部の後端縁52A,62Aは、左右の傾斜片287の傾斜端287Aが外箱フランジ部52の後端縁52Aおよび内箱フランジ部62の後端縁62Aを乗り越えると、案内傾斜部288Cに案内されて係止爪288の内側に嵌め込まれるのであるが、途中で止まってしまった場合、組立作業者が外箱50および内箱60を掴んで互いに接近させるように力を加えると、傾斜片287が撓み変形するだけでなく、支持部282が伸長することで傾斜片287とともに係止爪288が後方に移動し、両フランジ部の後端縁52A,62Aが係止爪288の内側に嵌り易くなっている。
第三実施形態を、図7によって説明する。第三実施形態に係る断熱箱体310は、第一実施形態に係る接続枠80とは異なる構造の接続枠380を備えている。
第四実施形態を、図8によって説明する。第四実施形態に係る断熱箱体410は、第一実施形態に係る接続枠80とは異なる構造の接続枠480を備えている。
本明細書によって開示される技術は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も技術的範囲に含まれる。
13…前面開口部
13A…口縁
40…断熱扉
50…外箱
51…外箱枠部
51A…内周縁
52…外箱フランジ部
52A…後端縁
60…内箱
61…内箱枠部
61A…外周縁
62…内箱フランジ部
62A…後端縁
70…断熱材
80…接続枠(ジョイナ)
81…基部
82…支持部
85…嵌入部
86…延出片
86A…延出端
86B…抜け止め部
87…傾斜片
87C…誘導傾斜部
88…係止爪
88A…規制部
88C…案内傾斜部
R…充填空間
S…隙間
Claims (1)
- 前面開口の箱形に形成された外箱と、
前記外箱よりも小さい前面開口の箱形に形成され、断熱材が充填される充填空間を空けて前記外箱内に配された内箱と、
前記外箱と前記内箱とを前面開口の縁に沿って接続する接続枠と、を備え、
前記外箱は、その開口縁から内方に延設されて前記充填空間の前側に配された外箱枠部と、当該外箱枠部の内周縁から後方へ曲げ形成された外箱フランジ部と、を有し、
前記内箱は、その開口縁から前記外箱枠部に向けて延設されて前記充填空間の前側に配された内箱枠部と、当該内箱枠部の外周縁から後方へ曲げ形成されて前記外箱フランジ部に隙間を空けて対向配置された内箱フランジ部と、を有し、
前記接続枠は、前記外箱枠部の前面から前記内箱枠部の前面に亘って当接する基部と、前記充填空間内に嵌入される嵌入部と、を有し、
前記嵌入部には、前記外箱フランジ部の後端縁および前記内箱フランジ部の後端縁の後側に配されて当該嵌入部の前方向への移動を規制する抜け止め部と、前記外箱フランジ部および前記内箱フランジ部の各対向面の裏面側に配されて前記外箱フランジ部および前記内箱フランジ部の互いに離隔する方向への移動を規制する規制部と、が設けられ、
前記嵌入部は、前記外箱および前記内箱の前方から、前記隙間を通じて前記充填空間内に押込み可能に構成されており、
前記嵌入部には、前記外箱フランジ部および前記内箱フランジ部の少なくとも一方と前後方向に重畳する位置に、前記隙間側に向けて傾斜しつつ後方に突出して、前記嵌入部が押込まれるときに前記外箱枠部または前記内箱枠部を押圧変形させて前記隙間を拡げつつ前記嵌入部を後方に誘導する誘導傾斜部が設けられるとともに、当該誘導傾斜部の前端縁よりも前側でかつ前記隙間の左右中心線寄りの位置に、前記規制部が設けられている、断熱箱体。
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