JP2007245661A - 液滴吐出ヘッド、画像形成装置、および成膜装置 - Google Patents

液滴吐出ヘッド、画像形成装置、および成膜装置 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明にかかる液滴吐出ヘッド、画像形成装置、および成膜装置は、圧電素子の形状の均一性を向上させ、液体材料の吐出の精度を向上させることを目的とする。
【解決手段】本発明の液滴吐出ヘッドは、振動板10と固定板11と圧電素子12を有する。圧電素子は、第1電極18と、第2電極19と、第1電極と第2電極とに挟持された圧電体層24と、を含む。圧電素子の第1端面の少なくとも一部が振動板に接し、第1端面が第2電極の第1端部と圧電体層の第1端部とを含む。圧電素子の第2端面の少なくとも一部が固定板に接し、第2端面が第2電極の第2端部と圧電体層の第2端部とを含む。振動板と第2電極の第1端部とが接し、固定板と第2電極の第2端部との間に圧電体層の第2端部の少なくとも一部が介在する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液滴吐出ヘッド、画像形成装置、および成膜装置に関する。
インクジェット技術の工業応用化が進むにつれて、例えば、より微細な配線等を形成するために、より微小な液滴を吐出可能な液滴吐出ヘッドが求められている。吐出される液滴の微小化を実現するためには、高周波信号で駆動でき、かつ必要十分な変位量を確保することの出来るアクチュエータを用いる必要がある(例えば、特許文献1参照)。かかる要望の達成には、例えば圧電素子のd33方向の変位を利用することが有効である。
特開2003−92437号公報
特許文献1では、個別電極の固定板との接合側の部分に切り欠き部を設けることで固定板側のショートを防止しているが、導電性を有する振動板を用いた場合には、振動板側でショートが発生してしまう。また、圧電素子の一部に切り欠き部を設けると、電歪作用が働いたときの形状が不均一になるおそれがある。
そこで、本発明にかかる液滴吐出ヘッド、画像形成装置、および成膜装置は、圧電素子の形状の均一性を向上させ、液体材料の吐出の精度を向上させることを目的とする。
本発明にかかる液滴吐出ヘッドは、振動板と、固定板と、圧電素子と、を有し、前記圧電素子が、第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極とに挟持された圧電体層と、前記第1電極と前記第2電極との間に前記第1電極から延在する第1内部電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に前記第2電極から延在する第2内部電極と、を含み、前記圧電素子の第1端面の少なくとも一部が前記振動板に接し、前記第1端面が前記第1電極の第1端部と前記第2電極の第1端部と前記圧電体層の第1端部とを含み、前記圧電素子の第2端面の少なくとも一部が前記固定板に接し、前記第2端面が前記第1電極の第2端部と前記圧電体層の第2端部とを含み、前記振動板と前記第2電極の第1端部との間に前記圧電体層の第1端部の少なくとも一部が介在し、前記固定板と前記第2電極の第2端部との間に前記圧電体層の第2端部の少なくとも一部が介在し、前記圧電体層が、前記第1内部電極と前記第2内部電極とに重なる活性層と、前記第1内部電極のみに重なる第1不活性層と、前記第2内部電極のみに重なる第2不活性層と、を有し、前記第1不活性層の前記第1電極と前記活性層との間の厚みより前記第2不活性層の前記第2電極と前記活性層との間の厚みが大きいことを特徴とする。これにより、圧電素子の伸縮時の形状の均等性が向上し、それに伴い、液体材料の吐出精度を向上させることができる。
また、本発明にかかる液滴吐出ヘッドは、振動板と、固定板と、圧電素子と、を有し、前記圧電素子が、第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極とに挟持された圧電体層と、を含み、前記圧電素子の第1端面の少なくとも一部が前記振動板に接し、前記第1端面が前記第2電極の第1端部と前記圧電体層の第1端部とを含み、前記圧電素子の第2端面の少なくとも一部が前記固定板に接し、前記第2端面が前記第2電極の第2端部と前記圧電体層の第2端部とを含み、前記振動板と前記第2電極の第1端部とが接し、前記固定板と前記第2電極の第2端部との間に前記圧電体層の第2端部の少なくとも一部が介在することを特徴とするものであってもよい。これにより、圧電素子の伸縮時の形状の均等性が向上し、それに伴い、液体材料の吐出精度を向上させることができる。
また、本発明にかかる液滴吐出ヘッドは、振動板と、固定板と、圧電素子と、を有し、前記圧電素子が、第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極とに挟持された圧電体層と、を含み、前記圧電素子の第1端面の少なくとも一部が前記振動板に接し、前記第1端面が前記第1電極の第1端部と前記圧電体層の第1端部とを含み、前記圧電素子の第2端面の少なくとも一部が前記固定板に接し、前記第2端面が前記圧電体層の第2端部とを含み、前記振動板と前記第1電極の第1端部との間に前記圧電体層の第1端部の少なくとも一部が介在することを特徴とするものであってもよい。これにより、圧電素子の伸縮時の形状の均等性が向上し、それに伴い、液体材料の吐出精度を向上させることができる。
また、本発明にかかる液滴吐出ヘッドは、振動板と、固定板と、圧電素子と、を有し、前記圧電素子が、第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極とに挟持された圧電体層と、を含み、前記圧電素子の第1端面の少なくとも一部が前記振動板に接し、前記第1端面が前記第2電極の第1端部と前記圧電体層の第1端部とを含み、前記圧電素子の第2端面の少なくとも一部が前記固定板に接し、前記第2端面が前記圧電体層の第2端部とを含み、前記振動板と前記第2電極の第1端部との間に前記圧電体層の第1端部の少なくとも一部が介在することを特徴とするものであってもよい。これにより、圧電素子の伸縮時の形状の均等性が向上し、それに伴い、液体材料の吐出精度を向上させることができる。
上記の液滴吐出ヘッドは、前記圧電素子の第1端面が前記第1電極の第1端部を含み、前記振動板と前記第1電極の第1端部との間に前記圧電体層の第1端部の少なくとも一部が介在することが好ましい。これにより、圧電素子の配置の自由度を高めることができ、例えばヘッドを微細に設計することも可能となる。
また、上記の液滴吐出ヘッドは、前記圧電素子の第1端面が前記第1電極の第1端部を含み、前記第1電極の第1端部が前記振動板に接することが好ましい。これにより、圧電素子の配置の自由度を高めることができ、例えばヘッドを微細に設計することも可能となる。
また、上記の液滴吐出ヘッドは、前記圧電素子の第2端面が前記第1電極の第2端部を含み、前記固定板と前記第1電極の第2端部とが接することが好ましい。これにより、圧電素子の配置の自由度を高めることができ、例えばヘッドを微細に設計することも可能となる。
また、上記の液滴吐出ヘッドは、前記圧電素子の第2端面が前記第2電極の第2端部を含み、前記固定板と前記第2電極の第2端部との間に前記圧電体層の第2端部の少なくとも一部が介在することが好ましい。これにより、圧電素子の配置の自由度を高めることができ、例えばヘッドを微細に設計することも可能となる。
また、上記の液滴吐出ヘッドは、前記圧電素子の第2端面が前記第2電極の第2端部を含み、前記振動板と前記第1電極の第1端部とが接し、前記振動板と前記第2電極の第1端部とが接することを特徴とすることが好ましい。これにより、圧電素子の配置の自由度を高めることができ、例えばヘッドを微細に設計することも可能となる。
また、上記の液滴吐出ヘッドは、前記圧電素子の第2端面が前記第2電極の第2端部を含み、前記固定板と前記第2電極の第2端部とが接することが好ましい。これにより、圧電素子の配置の自由度を高めることができ、例えばヘッドを微細に設計することも可能となる。
また、上記の液滴吐出ヘッドは、前記固定板が導電性を有することが好ましい。これにより、圧電素子に電位を与える構造を簡素化することができ、例えばヘッドを微細に設計することも可能となる。
また、上記の液滴吐出ヘッドは、前記振動板が導電性を有することが好ましい。これにより、圧電素子に電位を与える構造を簡素化することができ、例えばヘッドを微細に設計することも可能となる。
また、上記の液滴吐出ヘッドは、前記第2電極がプリント基板に接続されることが好ましい。これにより、圧電素子に電位を与える構造を簡素化することができ、例えばヘッドを微細に設計することも可能となる。
また、上記の液滴吐出ヘッドは、前記圧電素子の第1端面の前記少なくとも一部が前記振動板の凸部に接することが好ましい。これにより、圧電素子の配置の自由度を高めることができ、例えばヘッドを微細に設計することも可能となる。
また、上記の液滴吐出ヘッドは、前記圧電素子が、前記第1電極と前記第2電極との間に前記第1電極から延在する第1内部電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に前記第2電極から延在する第2内部電極とを有し、前記圧電体層が、前記第1内部電極と前記第2内部電極とに重なる活性層と、前記第1内部電極のみに重なる第1不活性層と、前記第2内部電極のみに重なる第2不活性層と、を有し、前記第1不活性層の前記第1電極と前記活性層との間の厚みより前記第2不活性層の前記第2電極と前記活性層との間の厚みが異なることが好ましい。これにより、圧電素子の伸縮時の形状の均等性が向上し、それに伴い、液体材料の吐出精度を向上させることができる。
また、上記の液滴吐出ヘッドは、前記振動板に接続された基体を有し、前記基体に液体材料を保持する圧力室と、前記液体材料を吐出する吐出口とが形成されていることが好ましい。
また、上記の液滴吐出ヘッドは、前記振動板に接続された流路基板と、前記流路基板に接続されたノズルプレートと、を有し、前記流路基板に液体材料を保持する圧力室が形成され、前記ノズルプレートに前記液体材料を吐出する吐出口が形成されていることが好ましい。
本発明にかかる画像形成装置は、上述の液滴吐出ヘッドを有することを特徴とする。
本発明にかかる成膜装置は、上述の液滴吐出ヘッドを有することを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
尚、各図面における各部材は、各図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせて図示している。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る液滴吐出ヘッドの模式断面図である。図1に示す液滴吐出ヘッド1は、振動板10、固定板11、圧電素子12、流路基板13、ノズルプレート14、プリント基板15、フレーム17、を含んで構成される。
振動板10は、例えばニッケル等の金属板を用いて形成される。図示のように、振動板10は、圧電素子12と接する部位が島状に分離されている。この分離された部位(凸部)の周囲には薄膜が設けられており、この薄膜を介して、振動板10の凸部とその他の部位とが一体化されている。なお、振動板10は、金属板と樹脂板との積層基板を用いて形成することもできる。
固定板11は、図1の紙面と直交する方向に延在する部材であり、例えばステンレス等の金属部材、セラミック部材、その他種々の部材を用いて形成されている。この固定板11の基本的な機能は、圧電素子12が固定され、当該圧電素子12を支持することである。よって、固定板11は、かかる機能を発揮するに足りる機械的強度を有するように、その構成部材の材料や形状等が選択される。
圧電素子12は、プリント基板(フレキシブルプリント基板)15を介して供給される駆動信号に応じて、変位する。この変位は圧電素子12と接した振動板10に伝達される。図示のように、圧電素子12は、第1電極18と、第2電極19と、第1電極18と第2電極19とに挟持された圧電体層24と、を含む。
流路基板13は、液滴吐出ヘッド1のノズル孔(吐出孔)23から吐出されるべき液体を供給する流路を構成するための基板であり、振動板10と貼り合わされている。流路基板13は、共通液室20、流路21、圧力室22、を有する。この流路基板13は、例えば結晶面方位(110)の単結晶シリコン基板に異方性エッチングを施すことによって形成される。共通液室20に充填された液体が流路21を通って圧力室22に供給される。圧力室22には、図示のように振動板10の島状部位が接している。この島状部位を介して圧電素子12の変位が圧力室22に与えられ、圧力室22の内圧が変化することにより、この圧力室22と連通するノズル孔23から微少量の液体(液滴)が吐出される。
ノズルプレート14は、図1の紙面と直交する方向に配列された複数のノズル孔23を有しており、流路基板13と貼り合わされている。各ノズル孔23は、例えば直径数μm程度の孔であり、流路基板13の圧力室22に対応付けて配置される。このノズルプレート14は、例えばガラス基板をエッチング加工することによって形成される。ノズルプレート14と流路基板13とを含んで基体16が構成される。
フレーム17は、図1の紙面と直交する方向に延在する部材であり、例えばステンレス等の金属部材、セラミック部材、その他種々の部材を用いて形成されている。このフレーム17の基本的な機能は、振動板10、固定板11、基体16(流路基板13、ノズルプレート14)、を支持し、これらを一体化させることである。よって、フレーム17は、かかる機能を発揮するに足りる機械的強度を有するように、その構成部材の材料や形状等が選択される。
図2は、上述した液滴吐出ヘッドに用いられる圧電素子の一例を示す模式断面図である。本実施形態では、d33方向に電歪作用の働く圧電素子が用いられる。ここで、dとは、圧電体に電圧をかけたときの変形のし易さを表す係数(圧電係数)である。そして、d33方向とは、電極面に垂直な方向(圧電体層24の厚み方向)に電界を与えたときに、同方向(圧電体層24の厚み方向)へ変形を生じることを表す。図示のように、圧電素子12は、上記の第1電極18と第2電極19との間に第1電極18から延在する複数の第1内部電極30と、第1電極18と第2電極19との間に第2電極19から延在する複数の第2内部電極31と、を含む。複数の第1内部電極30は、圧電体層24の内部に、相互に間隔を空けて櫛歯状に配置されている。同様に、複数の第2内部電極31は、圧電体層24の内部に、相互に間隔を空けて櫛歯状に配置されている。そして、各第1内部電極30と各第2内部電極31とは、図示のように1つずつ互い違いに配置されている。これにより、第1電極18と第2電極19の間に電圧を印加することにより、各第1内部電極30と各第2内部電極31の並び方向(図示の上下方向)に平行な電界を発生させることができる。
図2に示すように、圧電体層24は、第1内部電極30と第2内部電極31とに重なる活性層27と、第1内部電極30のみに重なる第1不活性層28と、第2内部電極31のみに重なる第2不活性層29と、を有する。また、第1電極18の第1端部32と、圧電体層24の第1端部25と、第2電極19の第1端部34と、は同一面に並べて配置されている。この面が圧電素子12の第1端面36となる。同様に、第1電極18の第2端部33と、圧電体層24の第2端部26と、第2電極19の第2端部35と、は同一面に並べて配置されている。この面が圧電素子12の第2端面37となる。
次に、振動板10、固定板11、圧電素子12の相互の位置関係について、図3に示す部分的な模式断面図を参照しながら説明する。
図3(A)は、固定板が絶縁体かつ振動板が導電体の場合における振動板、固定板及び圧電素子についての模式断面図である。この例では、圧電素子12の第1端面36の少なくとも一部が振動板10と接している。具体的には、第1端面36のうち、第1電極18の第1端部32と、圧電体層24の第1端部25と、が振動板10と接しており、第2電極19の第1端部34は振動板10と接していない。図示の例では、振動板10と第2電極19の第1端部34との間に圧電体層24の第1端部25の一部が介在するように、振動板10と圧電素子12とが相対的に配置されている。なお、第2電極19と振動板10とが接触しない限り、圧電体層24の第1端部25の略全部が振動板10と接していてもよい。固定板は絶縁体であり、第1電極18と第2電極19とを短絡させるおそれがない。
また、圧電素子12の第2端面37に含まれる第1電極18の第2端部33、第2電極19の第2端部35、圧電体層24の第2端部26のすべてが固定板11と接することができる。なお、少なくとも圧電体層24の第2端部26が固定板11と接するようにしてもよく、圧電体層24の第2端部26と、第1電極18の第2端部33と、が固定板11に接するようにしてもよく、圧電体層24の第2端部26と、第2電極19の第2端部35と、が固定板11に接するようにしてもよい。
これにより、第1電極18が導電体である振動板10と導通し、振動板10を利用して電位を与えることができる。そして、一方の第2電極19には、例えば図1のようにプリント基板15を接続することで電位を与えることができる。このとき、構造上、第2電極19が振動板10と導通しないので、第1電極18との短絡を防ぐことができる。
特に、圧電素子12を安定的に固定させるには、第1電極18の第2端部33が固定板11に接しており、固定板11と第2電極19の第2端部35との間に圧電体層24の第2端部26の一部が介在するように、固定板11と圧電素子12とが相対的に配置されていることが好ましい。これによれば、圧電素子12の第1端面36が振動板10に接する面積と、第2端面37が固定板11に接する面積とが略等しくなり、また、圧電素子12を挟持する振動板10の部分と固定板11の部分とが線対称の位置にあるため、圧電素子12を安定して固定することができる。
図3(B)は、固定板が導電体かつ振動板が導電体の場合における振動板、固定板及び圧電素子についての模式断面図である。この例では、圧電素子12の第1端面36の少なくとも一部が振動板10と接している。具体的には、第1端面36のうち、第2電極19の第1端部34と、圧電体層24の第1端部25と、が振動板10と接しており、第1電極18の第1端部32は振動板10と接していない。図示の例では、振動板10と第1電極18の第1端部32との間に圧電体層24の第1端部25の一部が介在するように、振動板10と圧電素子12とが相対的に配置されている。また、図3(B)においては、圧電素子12の第2端面37の少なくとも一部が固定板11と接している。具体的には、図示の例では、第2端面37に含まれる第1電極18の第2端部33、圧電体層24の第2端部26が固定板11と接している。また、固定板11と第2電極19の第2端部35との間に圧電体層24の第2端部26の一部が介在するように、固定板11と圧電素子12とが相対的に配置されている。この構成によれば、第1電極18と第2電極19とが振動板10または固定板11を介して短絡することがないため、第1電極18には固定板11を利用して、第2電極19には振動板10を利用して、それぞれ電位を与えることができる。
なお、図3(B)に示す振動板10、固定板11及び圧電素子12の相互の位置関係を反転させてもよい。具体的には、圧電素子12の第1端面36については、第1電極18の第1端部32と、圧電体層24の第1端部25と、が振動板10と接し、第2電極19の第1端部34は振動板10と接しないように配置する。そして、圧電素子12の第2端面37については、第2電極19の第2端部35、圧電体層24の第2端部26が固定板11と接し、第1電極18の第2端部33は固定板11と接しないように配置する。第1電極18と第2電極19とが振動板10または固定板11を介して短絡しなければよい。
図3(C)は、固定板が導電体かつ振動板が導電体の場合における振動板、固定板及び圧電素子についての他の例の模式断面図である。この例では、圧電素子12の第1端面36のうち、第1電極18の第1端部32と、圧電体層24の第1端部25と、が振動板10と接しており、第2電極19の第1端部34は振動板10と接していない。図示の例では、振動板10と第2電極19の第1端部34との間に圧電体層24の第1端部25の一部が介在するように、振動板10と圧電素子12とが相対的に配置されている。また、図3(C)においては、圧電素子12の第2端面37に含まれる第1電極18の第2端部33、圧電体層24の第2端部26が固定板11と接している。また、固定板11と第2電極19の第2端部35との間に圧電体層24の第2端部26の一部が介在するように、固定板11と圧電素子12とが相対的に配置されている。これによれば、圧電素子12の第1端面36が振動板10に接する面積と、第2端面37が固定板11に接する面積とが略等しくなり、また、圧電素子12を挟持する振動板10の部分と固定板11の部分とが線対称の位置にあるため、圧電素子12を安定して固定することができる。なお、固定という観点からすれば、少なくとも圧電体層24の第2端部26が固定板11と接するようにしてもよい。
なお、図3(C)に示す振動板10、固定板11及び圧電素子12の相互の位置関係を反転させてもよい。具体的には、圧電素子12の第1端面36については、第2電極19の第1端部34と、圧電体層24の第1端部25と、が振動板10と接し、第1電極18の第1端部32は振動板10と接しないように配置する。そして、圧電素子12の第2端面37については、第2電極19の第2端部35、圧電体層24の第2端部26が固定板11と接し、第1電極18の第2端部33は固定板11と接しないように配置する。
図3(D)は、固定板が導電体かつ振動板が導電体の場合における振動板、固定板及び圧電素子についての他の例の模式断面図である。この例では、圧電素子12の第1端面36のうち、圧電体層24の第1端部25のみが振動板10と接しており、第1電極18の第1端部32及び第2電極19の第1端部34は振動板10と接していない。図示の例では、固定板11と第2電極19の第2端部35との間に圧電体層24の第2端部26の一部が介在するように、固定板11と圧電素子12とが相対的に配置されている。また、図3(D)においては、圧電素子12の第2端面37に含まれる第1電極18の第2端部33、圧電体層24の第2端部26が固定板11と接している。これによれば、第1電極18には固定板11を利用して電位を与えることができ、第2電極19には、例えば図1で示したプリント基板15を利用して電位を与えることができる。
なお、少なくとも圧電体層24の第2端部26が固定板11と接するようにしてもよく、第2電極19の第2端部35と圧電体層24の第2端部26が固定板11と接するようにしてもよい。
図3(E)は、固定板が導電体かつ振動板が絶縁体の場合における振動板、固定板及び圧電素子についての模式断面図である。この例では、圧電素子12の第1端面36の全て、すなわち、圧電体層24の第1端部25、第1電極18の第1端部32及び第2電極19の第1端部34が振動板10と接している。図示の例では、固定板11と第2電極19の第2端部35との間に圧電体層24の第2端部26の一部が介在するように、固定板11と圧電素子12とが相対的に配置されている。また、図3(E)においては、圧電素子12の第2端面37に含まれる第1電極18の第2端部33、圧電体層24の第2端部26が固定板11と接している。これにより、第1電極18と第2電極19とが固定板11を介して短絡することがなくなる。
なお、振動板10は絶縁体であるため、第1電極18の第1端部32、または第2電極19の第2端部34と接していなくてもよい。特に、振動板10と第1電極18の第1端部32および圧電体層24の第1端部25とが接し、振動板10と第2電極19の第2端部34との間に圧電体層24の第1端部25の一部が介在することが好ましい。これによれば、圧電素子12の固定状態を安定させることができる。なお、少なくとも圧電体層24の第2端部26が固定板11と接するようにしてもよく、第2電極19の第2端部35と圧電体層24の第2端部26が固定板11と接するようにしてもよい。
図4は、圧電素子の配置に応じて第1不活性層の厚みと第2不活性層の厚みとが異なることを示す模式断面図である。ここで、圧電素子12と振動板10及び固定板11との位置関係は、上記した図3(A)に示した態様となっているが、他の態様も採用できる。図4(A)に示す比較例の圧電素子12では、圧電素子12の第1不活性層28の厚み(第1電極18と活性層27との間の厚み)と第2不活性層29の厚み(第2電極19と活性層27との間の厚み)が等しく構成されている。この場合には、図中の右側に示すように、圧電体層24の変形状態は均一になりにくい。これに対して、図4(B)に示す本実施形態の圧電素子12では、圧電素子12の第1不活性層28の厚み(第1電極18と活性層27との間の厚み)より、第2不活性層29の厚み(第2電極19と活性層27との間の厚み)が大きく構成されている。この場合には、図中の右側に示すように、圧電体層24の変形状態が均一になりやすい。
以上の本実施形態によれば、圧電素子の伸縮時の形状の均等性が向上し、それに伴い、液体材料の吐出精度を向上させることができる。
(第2の実施形態)
図5は、液滴吐出装置のひとつの形態である、成膜装置を示す概略斜視図である。
図5に示すように本実施形態の成膜装置50は、機能液を液滴として吐出して基板W上に機能液からなる膜を形成するものである。そして基板Wが載置されるステージ54と、載置された基板Wに機能液を液滴として吐出する複数の液滴吐出ヘッドを有するヘッドユニット51とを備えている。
また成膜装置50は、ヘッドユニット51を副走査方向(X方向)に駆動するためのX方向ガイド軸52と、X方向ガイド軸52を回転させるX方向駆動モータ53とを備えている。また、ステージ54を主走査方向(Y方向)にガイドするためのY方向ガイド軸55と、Y方向ガイド軸55に係合して回転するY方向駆動モータ56とを備えている。そしてX方向ガイド軸52とY方向ガイド軸55とが上部に配設された基台57を備え、その基台57の下部には、制御装置58を備えている。
さらに、ヘッドユニット51の複数の液滴吐出ヘッドをクリーニング(回復処理)するためのクリーニング機構59および吐出された機能液を加熱し溶媒を蒸発・乾燥させるためのヒータ66とを備えている。またクリーニング機構59にもY方向駆動モータ61が備えられている。
ヘッドユニット51は、機能液をノズル(吐出口)から吐出して基板Wに塗布する複数の液滴吐出ヘッドを備えている。そして、これら複数の液滴吐出ヘッドにより、制御装置58から供給される吐出電圧に応じて個別に機能液を吐出できるようになっている。
X方向駆動モータ53は、これに限定されるものではないが例えばステッピングモータ等であり、制御装置58からX軸方向の駆動パルス信号が供給されると、X方向ガイド軸52を回転させ、X方向ガイド軸52に係合したヘッドユニット51をX方向に移動させる。
同様にY方向駆動モータ56、61は、これに限定されるものではないが例えばステッピングモータ等であり、制御装置58からY軸方向の駆動パルス信号が供給されると、Y方向ガイド軸55に係合して回転し、Y方向駆動モータ56、61を備えたステージ54およびクリーニング機構59をY軸方向に移動させる。
クリーニング機構59は、液滴吐出ヘッドをクリーニングする際には、ヘッドユニット51を臨む位置に移動し、液滴吐出ヘッドのノズル面に密着して不要な機能液を吸引するキャッピング、機能液等が付着したノズル面を拭き取るワイピング、液滴吐出ヘッドの全ノズルから機能液の吐出を行う予備吐出あるいは不要となった機能液を受けて排出させる処理を行う。
ヒータ66は、これに限定されるものではないが例えばランプアニールにより基板Wを熱処理する手段であり、基板W上に吐出された機能液の蒸発・乾燥を行うとともに膜に変換するための熱処理を行うようになっている。このヒータ66の電源の投入及び遮断も制御装置58によって制御される。
液滴吐出装置50の塗布動作は、制御装置58から所定の駆動パルス信号をX方向駆動モータ53およびY方向駆動モータ56とに送り、ヘッドユニット51を副走査方向(X方向)に、ステージ54を主走査方向(Y方向)に相対移動させる。そして、この相対移動の間に制御装置58から吐出電圧を供給し、ヘッドユニット51から基板Wの所定の領域に機能液を液滴として吐出し塗布を行う。
ヘッドユニット51から吐出される液滴の吐出量は、制御装置58から供給される吐出電圧の大きさによって調整することができる。
なお、本発明の液滴吐出装置は、ここで挙げた成膜装置のほか、例えばインクジェットプリンタなどの画像形成装置であってもよい。
図6は、液滴吐出装置のひとつの形態である、画像形成装置を示す概略斜視図である。
特に、本発明の画像形成装置を、紙等に印刷する一般的なプリンタに適用した場合の概略構成図である。なお、以下の説明では、図6のZ方向上側を「上部」、Z方向下側を「下部」という。
インクジェットプリンタ80は、装置本体82を備えたもので、上部後方に記録用紙を設置するトレイ821を有し、下部前方に記録用紙を排出する排出口822を有しており、上部面には、操作パネル87を有している。
装置本体82の内部には、主に、往復動するヘッドユニット83を備えた印刷装置84と、記録用紙を1枚ずつ印刷装置84に送り込む給紙装置85と、印刷装置84および給紙装置85を制御する制御部86とが設けられている。
制御部86の制御により、給紙装置85は、記録用紙を一枚ずつ間欠送りするようになっている。間欠送りされる記録用紙は、ヘッドユニット83の下部近傍を通過する。このとき、ヘッドユニット83が記録用紙の送り方向とほぼ直交する方向に往復移動し、記録用紙への印刷を行うようになっている。すなわち、ヘッドユニット83の往復動と、記録用紙の間欠送りとが、印刷における主走査および副走査となり、インクジェット方式の印刷が行なわれるようになっている。
印刷装置84は、ヘッドユニット83と、ヘッドユニット83の駆動源となるキャリッジモータ841と、キャリッジモータ841の回転を受けて、ヘッドユニット83を往復動させる往復動機構842とを備えたものである。ヘッドユニット83は、その下部に、多数のノズルを備えるインクジェットヘッド81と、このインクジェットヘッド81にインクを供給するインクカートリッジ831と、インクジェットヘッド81およびインクカートリッジ831を搭載したキャリッジ832とを有したものである。
往復動機構842は、その両端がフレーム(図示せず)に支持されたキャリッジガイド軸844と、キャリッジガイド軸844と平行に延びて走行動作するタイミングベルト843とを有している。そして、キャリッジ832は、キャリッジガイド軸844に往復動自在に支持されるとともに、タイミングベルト843の一部に固定されたものである。キャリッジモータ841の作動により、プーリを介してタイミングベルト843を正逆走行させると、キャリッジガイド軸844に案内されて、ヘッドユニット83が往復動する。そして、この往復動の際に、インクジェットヘッド81から適宜インクが吐出され、記録用紙への印刷が行われるようになっている。
給紙装置85は、その駆動源となる給紙モータ851と、給紙モータ851の作動により軸周りに回転する給紙ローラ852とを有したものである。
給紙ローラ852は、記録用紙の送り経路を挟んで上下に対向する従動ローラ852aと、駆動ローラ852bとで構成されたものであり、駆動ローラ852bは、給紙モータ851に連結されたものである。このような構成によって給紙ローラ852は、トレイ821に設置した多数枚の記録用紙を、印刷装置84に向かって1枚ずつ送り込めるようになっている。なお、トレイ821に代えて、記録用紙を収容する給紙カセットを着脱自在に装着し得るような構成としてもよい。
制御部86は、例えばパーソナルコンピュータやディジタルカメラ等のホストコンピュータから入力された印刷データに基づいて、印刷装置84や給紙装置85等を駆動することにより印刷動作の制御を行うものである。
(その他の実施形態)
なお、本発明は上述した各実施形態の内容に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実施が可能である。例えば、上記実施形態の液滴吐出ヘッドでは、凸部を有する振動板を採用し、圧電素子の第1端面の少なくとも一部が振動板の凸部に接するようにしていたが、凸部を有しない振動板を採用することもできる。
第1の実施形態に係る液滴吐出ヘッドの模式断面図である。 液滴吐出ヘッドに用いられる圧電素子の一例を示す模式断面図である。 振動板、固定板、圧電素子の相互の位置関係について示す部分的な模式断面図である。 圧電素子の配置に応じて第1不活性層の厚みと第2不活性層の厚みとが異なることを示す模式断面図である。 液滴吐出装置のひとつの形態である、成膜装置を示す概略斜視図である。 液滴吐出装置のひとつの形態である、画像形成装置を示す概略斜視図である。
符号の説明
1…液滴吐出ヘッド、10…振動板、11…固定板、12…圧電素子、13…流路基板、14…ノズルプレート、16…基体、17…フレーム、18…第1電極、19…第2電極、20…共通液室、21…流路、22…圧力室、23…ノズル孔、24…圧電体層、25…圧電体層の第1端部、26…圧電体層の第2端部、27…活性層、28…第1不活性層、29…第2不活性層、30…第1内部電極、31…第2内部電極、32…第1電極の第1端部、33…第1電極の第2端部、34…第2電極の第1端部、35…第2電極の第2端部、36…圧電素子の第1端面、37…圧電素子の第2端面

Claims (19)

  1. 振動板と、
    固定板と、
    圧電素子と、を有し、
    前記圧電素子が、第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極とに挟持された圧電体層と、前記第1電極と前記第2電極との間に前記第1電極から延在する第1内部電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に前記第2電極から延在する第2内部電極と、を含み、
    前記圧電素子の第1端面の少なくとも一部が前記振動板に接し、前記第1端面が前記第1電極の第1端部と前記第2電極の第1端部と前記圧電体層の第1端部とを含み、
    前記圧電素子の第2端面の少なくとも一部が前記固定板に接し、前記第2端面が前記第1電極の第2端部と前記圧電体層の第2端部とを含み、
    前記振動板と前記第2電極の第1端部との間に前記圧電体層の第1端部の少なくとも一部が介在し、前記固定板と前記第2電極の第2端部との間に前記圧電体層の第2端部の少なくとも一部が介在し、
    前記圧電体層が、前記第1内部電極と前記第2内部電極とに重なる活性層と、前記第1内部電極のみに重なる第1不活性層と、前記第2内部電極のみに重なる第2不活性層と、を有し、前記第1不活性層の前記第1電極と前記活性層との間の厚みより前記第2不活性層の前記第2電極と前記活性層との間の厚みが大きいことを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  2. 振動板と、
    固定板と、
    圧電素子と、を有し、
    前記圧電素子が、第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極とに挟持された圧電体層と、を含み、
    前記圧電素子の第1端面の少なくとも一部が前記振動板に接し、前記第1端面が前記第2電極の第1端部と前記圧電体層の第1端部とを含み、
    前記圧電素子の第2端面の少なくとも一部が前記固定板に接し、前記第2端面が前記第2電極の第2端部と前記圧電体層の第2端部とを含み、
    前記振動板と前記第2電極の第1端部とが接し、
    前記固定板と前記第2電極の第2端部との間に前記圧電体層の第2端部の少なくとも一部が介在することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  3. 振動板と、
    固定板と、
    圧電素子と、を有し、
    前記圧電素子が、第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極とに挟持された圧電体層と、を含み、
    前記圧電素子の第1端面の少なくとも一部が前記振動板に接し、前記第1端面が前記第1電極の第1端部と前記圧電体層の第1端部とを含み、
    前記圧電素子の第2端面の少なくとも一部が前記固定板に接し、前記第2端面が前記圧電体層の第2端部とを含み、
    前記振動板と前記第1電極の第1端部との間に前記圧電体層の第1端部の少なくとも一部が介在することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  4. 振動板と、
    固定板と、
    圧電素子と、を有し、
    前記圧電素子が、第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極とに挟持された圧電体層と、を含み、
    前記圧電素子の第1端面の少なくとも一部が前記振動板に接し、前記第1端面が前記第2電極の第1端部と前記圧電体層の第1端部とを含み、
    前記圧電素子の第2端面の少なくとも一部が前記固定板に接し、前記第2端面が前記圧電体層の第2端部とを含み、
    前記振動板と前記第2電極の第1端部との間に前記圧電体層の第1端部の少なくとも一部が介在することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  5. 請求項4に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記圧電素子の第1端面が前記第1電極の第1端部を含み、前記振動板と前記第1電極の第1端部との間に前記圧電体層の第1端部の少なくとも一部が介在することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  6. 請求項2または4に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記圧電素子の第1端面が前記第1電極の第1端部を含み、前記第1電極の第1端部が前記振動板に接することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記圧電素子の第2端面が前記第1電極の第2端部を含み、前記固定板と前記第1電極の第2端部とが接することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  8. 請求項3ないし7のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記圧電素子の第2端面が前記第2電極の第2端部を含み、前記固定板と前記第2電極の第2端部との間に前記圧電体層の第2端部の少なくとも一部が介在することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  9. 請求項2に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記圧電素子の第2端面が前記第2電極の第2端部を含み、前記振動板と前記第2電極の第1端部とが接することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  10. 請求項4に記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記圧電素子の第2端面が前記第2電極の第2端部を含み、前記固定板と前記第2電極の第2端部とが接することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  11. 請求項2ないし9のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記固定板が導電性を有することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  12. 請求項3ないし8、および10のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記振動板が導電性を有することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  13. 請求項1ないし8、10、および12のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記第2電極がプリント基板に接続されることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  14. 請求項1ないし13のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記圧電素子の第1端面の前記少なくとも一部が前記振動板の凸部に接することを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  15. 請求項2ないし14のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記圧電素子が、前記第1電極と前記第2電極との間に前記第1電極から延在する第1内部電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に前記第2電極から延在する第2内部電極とを有し、
    前記圧電体層が、前記第1内部電極と前記第2内部電極とに重なる活性層と、前記第1内部電極のみに重なる第1不活性層と、前記第2内部電極のみに重なる第2不活性層と、を有し、
    前記第1不活性層の前記第1電極と前記活性層との間の厚みより前記第2不活性層の前記第2電極と前記活性層との間の厚みが異なることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  16. 請求項1ないし15のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記振動板に接続された基体を有し、
    前記基体に液体材料を保持する圧力室と、前記液体材料を吐出する吐出口とが形成されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  17. 請求項1ないし15のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドにおいて、
    前記振動板に接続された流路基板と、
    前記流路基板に接続されたノズルプレートと、を有し、
    前記流路基板に液体材料を保持する圧力室が形成され、前記ノズルプレートに前記液体材料を吐出する吐出口が形成されていることを特徴とする液滴吐出ヘッド。
  18. 請求項1ないし17のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドを有することを特徴とする画像形成装置。
  19. 請求項1ないし17のいずれかに記載の液滴吐出ヘッドを有することを特徴とする成膜装置。
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