JP5988132B2 - 板状部材の製造方法、液滴吐出ヘッドの製造方法及び画像形成装置の製造方法 - Google Patents
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Description
図1は本インクジェット記録装置の構成例を示す概略斜視図である。本インクジェット記録装置100の内部にはキャリッジ101が設けられ、キャリッジ101がガイドロッド102に沿って左右に移動可能に構成されている。キャリッジ101はベルト103と繋がっており、ベルト103はモータ104に繋がっている。モータ104が回転することによりベルト103が左右に動き、同時にキャリッジ101を左右に移動させる。キャリッジ101には図示しないノズルが多数、複数列に渡って備わっているインクジェットヘッド105が具備されており、このインクジェットヘッド105に本実施形態が適用され、小型化及び低コスト化が成されている。インクジェットヘッド105はキャリッジ101の移動と共に左右に移動する。更に、本インクジェット記録装置100には記録媒体106を支えるプラテン107と紙送りローラ108が設けられている。プラテン107で記録媒体106を支えられながら、モータ109により紙送りローラ108を動かすことで記録媒体106を搬送方向に搬送する。キャリッジ101を左に移動させながらインクジェットヘッド105からインク滴を記録媒体106に対して、図示しない制御装置から送られて来る画像データに従って吐出させる。記録媒体106を前方に所望の距離だけ移動させた後、キャリッジ101を今度は右に移動させる。そして、インクジェットヘッド105からインク滴を記録媒体106に対して、図示しない制御装置から送られて来る画像データに従って吐出される。これらの動作を繰り返すことにより記録媒体上の一面に所望の画像を形成することができる。キャリッジ101は、画像形成を行わない際にはメンテナンス装置110の上で待機している。ここではインクジェットヘッド105からインクを吸引して吐出しなくなったノズルを回復させたり、インクジェットヘッド105をキャップしてノズルを封止してインクが乾燥してノズルから吐出しなくなるのを防いだりすることが可能となっている。このように、本実施形態に係るインクジェット記録装置は、後述する本実施形態の低コストなインクジェットヘッドを備えているので、安価なインクジェット記録装置を提供することができる。
(態様A)
一辺に切欠き305を有する四角形の板状部材301を基板上に複数面付けし、該基板に面付けされた板状部材301を基板から個片に切り分ける板状部材の製造方法において、切欠き305を形成する一辺が重なるように互いに向い合わせて板状部材301が配置され、かつ、基板の面上における切欠き305を形成する一辺を向かい合わせた方向を列方向とし、該列方向に対して直交する方向を行方向としたとき、切欠き305が形成される板状部材301に対して行方向から隣り合っている板状部材301については、切欠き305が形成される板状部材301の切欠き305から行方向に延びた仮想線上に切欠き305が形成されないように、基板への板状部材301の面付けを行い、板状部材301を個片に切り分ける切削線304を付し、板状部材301の切欠き305を形成する一辺に沿って付された切削線304の一部を含む部分に、切欠き305を形成する開口線303を付し、基板の開口線303に囲まれた部分を加工して切欠きを形成し、切削線304に沿って板状部材301を基板から個片に切り分ける。それにより、切欠きが形成される板状部材の切欠きから行方向に延びた仮想線上に切欠きが形成された基板に比べて、切欠きのない基板の部分を増やせて強度が高められ、割れ難くなる。よって、板状部材のコストを下げることができる。
(態様B)
(態様A)において、行方向において互いに隣り合う板状部材の切欠きが、列方向に所定量互いにずれるように基板への板状部材の面付けを行う。これによれば、上記実施形態の別の変形例について説明したように、板状部材の切欠きと、その板状部材に対し隣りの列の切欠きとを列方向に所定量離れさせることで、隣り合わないようになる。高密度に面付けを行っても切欠きを向い合わせて面付けしただけの場合に比べ、共通液室形成板状部材が面付けされた基板が割れにくくハンドリングがし易いため歩留まりを高くすることができ、製造コストが安価となる。
(態様C)
(態様A)又は(態様B)において、基板がシリコンウェハである。これによれば、上記実施形態について説明したように、個別液室形成板状部材をシリコンとすることでドライエッチングや異方性ウェットエッチングなどの工法により精度の高い加工を行うことが可能である。
(態様D)
(態様A)又は(態様B)において、基板がセラミックである。これによれば、上記実施形態について説明したように、割れ易いセラミックでも割れにくくハンドリングがし易いため、安価な液滴吐出ヘッドを提供できる。
(態様E)
(態様A)又は(態様B)において、基板がガラスである。これによれば、上記実施形態について説明したように、割れ易いガラスでも割れにくくハンドリングがし易いため、安価な液滴吐出ヘッドを提供できる。
(態様F)
切欠きが一端に設けられた板状部材を含む複数の板状部材を積層した液滴吐出ヘッドの製造方法において、(態様A)〜(態様E)のいずれかに記載の板状部材の製造方法で板状部材を製造する工程と、該工程により製造された前記板状部材を含む複数の板状部材を積層する工程とを有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、基板1枚あたりから、液滴吐出ヘッドを構成する例えば共通液室形成板状部材204としての板状部材を複数製造し、その板状部材を含む複数の板状部材を用いて液滴吐出ヘッドを製造することで液滴吐出ヘッドのコストを下げることができる。
(態様G)
(態様F)において、前記板状部材を用いて共通液室形成板状部材を形成する工程と、個別液室形成板状部材に配された内部配線と外部配線とを接続するための接続端子を前記個別液室形成板状部材に設ける工程と、前記接続端子に接続された前記外部配線を前記個別液室形成板状部材上に積層された前記共通液室形成板状部材の一端に設けられている切欠きから引き出す工程とを有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、一端に切欠きが形成されている共通液室形成板状部材204を安価に製造できるので液滴吐出ヘッドを低コストに製造することができる。
(態様H)
記録液を記録媒体上に吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドを搭載する画像形成装置を製造する方法において、(態様F)又は(態様G)の液滴吐出ヘッドの製造方法で前記液滴吐出ヘッドを製造する工程と、該工程により製造された前記液滴吐出ヘッドを前記画像形成装置に搭載させる工程とを有する。これによれば、上記実施形態について説明したように、低コストに製造した液滴吐出ヘッドを搭載することで画像形成装置であるインクジェット記録装置を低コストに製造することができる。
101 キャリッジ
102 ガイドロッド
103 ベルト
104 モータ
105 インクジェットヘッド
106 記録媒体
107 プラテン
108 紙送りローラ
109 モータ
110 メンテナンス装置
201 ノズル板状部材
202 ノズル孔
203 個別液室形成板状部材
204 共通液室形成板状部材
205 個別液室
206 インク供給口
207 駆動IC
208 接続端子
209 共通液室
210 フレーム部材
211 インク供給口
212 内部配線
213 外部配線
214 切欠き
215 引き出し口
301 共通液室形成板状部材
302 開口部
303 開口線
304 切削線
305 切欠き
306 開口部
307 切欠き
308 開口部
309 切削部材
401 基板
402 共通液室形成板状部材
403 切削線
404 開口部
Claims (8)
- 一辺に切欠きを有する四角形の板状部材を基板上に複数面付けし、該基板に面付けされた前記板状部材を前記基板から個片に切り分ける板状部材の製造方法において、
前記切欠きを形成する一辺が重なるように互いに向い合わせて前記板状部材が配置され、かつ、前記基板の面上における前記切欠きを形成する一辺を向かい合わせた方向を列方向とし、該列方向に対して直交する方向を行方向としたとき、前記切欠きが形成される前記板状部材に対して前記行方向から隣り合っている前記板状部材については、前記切欠きが形成される前記板状部材の前記切欠きから前記行方向に延びた仮想線上に前記切欠きが形成されないように、前記基板への前記板状部材の面付けを行い、
前記板状部材を個片に切り分ける切削線を付し、
前記板状部材の前記切欠きを形成する一辺に沿って付された前記切削線の一部を含む部分に、前記切欠きを形成する開口線を付し、
前記基板の前記開口線に囲まれた部分を加工して前記切欠きを形成し、前記切削線に沿って前記板状部材を前記基板から個片に切り分けることを特徴とする板状部材の製造方法。 - 請求項1記載の板状部材の製造方法において、
前記行方向において互いに隣り合う前記板状部材の前記切欠きが、前記列方向に所定量互いにずれるように前記基板への前記板状部材の面付けを行うことを特徴とする板状部材の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の板状部材の製造方法において、
前記基板がシリコンウェハであることを特徴とする板状部材の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の板状部材の製造方法において、
前記基板がセラミックであることを特徴とする板状部材の製造方法。 - 請求項1又は2に記載の板状部材の製造方法において、
前記基板がガラスであることを特徴とする板状部材の製造方法。 - 切欠きが一端に設けられた板状部材を含む複数の板状部材を積層した液滴吐出ヘッドの製造方法において、
請求項1〜5のいずれかに記載の板状部材の製造方法で板状部材を製造する工程と、該工程により製造された前記板状部材を含む複数の板状部材を積層する工程とを有することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。 - 請求項6記載の液滴吐出ヘッドの製造方法において、
前記板状部材を用いて共通液室形成板状部材を形成する工程と、個別液室形成板状部材に配された内部配線と外部配線とを接続するための接続端子を前記個別液室形成板状部材に設ける工程と、前記接続端子に接続された前記外部配線を前記個別液室形成板状部材上に積層された前記共通液室形成板状部材の一端に設けられている切欠きから引き出す工程とを有することを特徴とする液滴吐出ヘッドの製造方法。 - 記録液を記録媒体上に吐出するノズルを有する液滴吐出ヘッドを搭載する画像形成装置を製造する方法において、
請求項6又は7に記載の液滴吐出ヘッドの製造方法で前記液滴吐出ヘッドを製造する工程と、該工程により製造された前記液滴吐出ヘッドを前記画像形成装置に搭載させる工程とを有することを特徴とする画像形成装置の製造方法。
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