JP2007223383A - ステアリング装置 - Google Patents

ステアリング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007223383A
JP2007223383A JP2006044496A JP2006044496A JP2007223383A JP 2007223383 A JP2007223383 A JP 2007223383A JP 2006044496 A JP2006044496 A JP 2006044496A JP 2006044496 A JP2006044496 A JP 2006044496A JP 2007223383 A JP2007223383 A JP 2007223383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer column
column
vehicle body
contact
steering
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006044496A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4525608B2 (ja
Inventor
Seiichi Moriyama
誠一 森山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2006044496A priority Critical patent/JP4525608B2/ja
Priority to US11/909,811 priority patent/US7699344B2/en
Priority to PCT/JP2007/053102 priority patent/WO2007097340A1/ja
Publication of JP2007223383A publication Critical patent/JP2007223383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4525608B2 publication Critical patent/JP4525608B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Abstract

【課題】部品点数や組立工数の増加がなく、インナーコラムに対するアウターコラムの締付け力を向上させると共に、車体取付けブラケットに対するアウターコラムの支持剛性を向上させたステアリング装置を提供する。
【解決手段】アウターコラム1の軸心近傍の当接面16A、16Bと、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bの両方が、側板32A、32Bの内側面321A、321Bによって強く締付けられる。従って、アウターコラム1をインナーコラム2に強く締付けることができる。また、アウターコラム1の当接面16A、16Bと車体取付けブラケット3と車体6との当接面311A、311Bとの間の距離L1が、従来のステアリング装置よりも短くなる。これによって、アウターコラム1に加えられた操舵力に対し、図2の左右方向の支持剛性が特に向上する。
【選択図】図2

Description

本発明はステアリング装置、特に、運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングホイールのテレスコピック位置(前後方向位置)やチルト位置(傾斜角度)を調整できるステアリング装置に関する。
ステアリングホイールのテレスコピック位置やチルト位置を調整できるステアリング装置では、ステアリングホイールのテレスコピック位置やチルト位置を調整した後、その位置から動かないように、コラムを車体取付けブラケットに強固にクランプしている。
テレスコピック位置調整可能なステアリング装置で、アウターコラムをインナーコラムに締め付けるようにしたステアリング装置として、特許文献1に開示されたステアリング装置がある。特許文献1のステアリング装置は、アウターコラムにインナーコラムを強固に締め付けるために、アウターコラムの軸心からオフセットした位置を締付けている。
図7は、アウターコラムの軸心からオフセットした位置を締付けるようにした従来のステアリング装置を示す拡大縦断面図である。図7に示すように、中空円筒状のアウターコラム1内には、ステアリングシャフト4が回動可能に軸支され、ステアリングシャフト4の車体後方側(図7の紙面に直交する方向の手前側)には、図示しないステアリングホイールが取付けられている。
アウターコラム1の車体前方側(図7の紙面に直交する方向の奥側)に形成された円筒形の内周面15Bには、インナーコラム2が軸方向に摺動可能に内嵌している。アウターコラム1は、車体取付けブラケット(アッパーブラケット)3によって車体6に取付けられている。
インナーコラム2の車体前方側は、図示しないチルト中心軸を介して、車体6に枢動可能に軸支されている。車体取付けブラケット3の上部には、この車体取付けブラケット3を車体6に取付けるための左右一対のフランジ部31A、31Bが形成されている。フランジ部31A、31Bは、ボルト312A、312Bによって車体6に締め付けられ、フランジ部31A、31B上面の当接面311A、311Bが、車体6に当接して固定される。フランジ部31A、31Bには、フランジ部31A、31BからL字形に折り曲げられて、下方に延びる左右一対の側板32A、32Bが形成されている。
アウターコラム1の下方には、クランプ部11A、11Bが一体的に形成され、アウターコラム1の下面及びクランプ部11A、11Bの下面には、アウターコラム1の外周面15Aから内周面15Bに貫通したスリット13が形成されている。スリット13は、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって形成されている。
車体取付けブラケット3の側板32A、32Bの内側面321A、321Bには、クランプ部11A、11Bの側面が、テレスコピック移動可能に、かつ、チルト移動可能に挟持されている。
クランプ部11A、11Bには、アウターコラム1の軸心の下方に、アウターコラム1の軸方向に長いテレスコピック用長溝12A、12Bが形成されている。また、側板32A、32Bに形成したチルト用長溝33A、33Bと、テレスコピック用長溝12A、12Bに、締付けロッド34が、図7の右側から(アウターコラム1の軸心に直交して)挿通されている。
締付けロッド34の右側には、円盤状の頭部(締め付け部材)341が形成され、頭部341の外周には、面削ぎ部342、342が平行に形成されている。この面削ぎ部342がチルト用長溝33Bに内嵌して、車体取付けブラケット3に対して締付けロッド34を回り止めすると共に、チルト用長溝33Bに沿って締付けロッド34をチルト移動させる。
頭部341の端面343が、側板32Bの外側面322Bに当接している。締付けロッド34の左側には雄ねじ344が形成され、雄ねじ344に円筒状のナット(締め付け部材)35がねじ込まれている。ナット35の端面351が、側板32Aの外側面322Aに当接している。ナット35には、ワッシャ37、ボルト38によって、操作レバー36が固定されている。
クランプ部11A、11Bの各側面には、締付けロッド34の軸心の近傍に、当接面17A、17Bが形成されている。当接面17A、17Bは、締付けロッド34を緩めた時でも、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに軽く当接している。当接面17A、17Bは、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに当接可能である。
アウターコラム1の外周面15Aは、締付けロッド34を締め付けた時でも、側板32A、32Bの内側面321A、321Bとの間に隙間を有している。
操作レバー36を揺動すると、ナット35が回転し、締付けロッド34を介して側板32A、32Bを締付け、又は締付けを解除することができる。すなわち、操作レバー36を締付け方向に揺動すると、ナット35が回転して、ナット35の端面351が図7の右側に移動すると共に、締付けロッド34が図7の左側に移動する。
その結果、ナット35の端面351が側板32Aの外側面322Aを締め付けると共に、頭部341の端面343が側板32Bの外側面322Bを締め付ける。これによって、
側板32A、32Bの内側面321A、321Bが、締付けロッド34の軸心の近傍の当接面17A、17Bに強く押圧し、クランプ部11A、11Bをアウターコラム1の軸心に向かって変形させ、スリット13の幅を狭める。
この結果、アウターコラム1の内周面15Bが縮径して、インナーコラム2にアウターコラム1を強く締付ける。同時に、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bが、側板32A、32Bの内側面321A、321Bによって強く締付けられる。
従って、アウターコラム1の軸心を支点とし、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと内側面321A、321Bとの当接部中心を力点にして、支点と力点間の距離L2に比例したモーメントで、クランプ部11A、11Bを締め付ける。そのため、アウターコラム1をインナーコラム2に強く締付けることができる。
しかし、車体取付けブラケット3の側板32A、32Bとアウターコラム1との締付け位置が、アウターコラム1の軸心から下方に離間した、締付けロッド34の軸心近傍になる。
そのため、ステアリングホイールからアウターコラム1に操舵力が加わると、この操舵力によって車体取付けブラケット3に加わるモーメントは、フランジ部31A、31Bと車体6との当接面311A、311Bが支点になる。また、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと内側面321A、321Bとの当接部中心が力点になる。この支点と力点間の距離L1に比例したモーメントで、車体取付けブラケット3に大きな力が作用する。従って、アウターコラム1に加えられた操舵力に対し、図7の左右方向の支持剛性が弱くなる。
車体取付けブラケットの支持剛性を向上させるために、車体取付けブラケット等を補強することが考えられるが、材料費が高くなると共に、重量が増加するという問題が生じる。
また、特許文献2に開示されたステアリング装置では、車体取付けブラケットの支持剛性を向上させるために、車体取付けブラケットの内側面とアウターコラムの左右両側面との間に、合成樹脂製のスペーサを介在させている。しかしながら、特許文献2のステアリング装置では、部品点数が増加するため、部品費が高くなると共に、組立工数が増加するという問題が生じる。
特開2001−347953号公報 特開平8−207787号公報
本発明は、部品点数や組立工数の増加がなく、インナーコラムに対するアウターコラムの締付け力を向上させると共に、車体取付けブラケットに対するアウターコラムの支持剛性を向上させたステアリング装置を提供することを課題とする。
上記課題は以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明は、ステアリングホイールが装着されるステアリングシャフトを回転自在に軸支すると共に、インナーコラムに対してテレスコピック位置調整可能に外嵌するアウターコラム、車体に取付け可能で、上記アウターコラムの左右の側面を挟持する左右一対の側板を有する車体取付けブラケット、上記アウターコラムの軸心から離間して、上記車体取付けブラケットの側板及びアウターコラムに挿通された締付けロッド、上記締付けロッドの両端に形成され、上記側板の内側面を上記アウターコラムの側面に締付け、所定のテレスコピック調整位置で上記アウターコラムをインナーコラムに締め付ける締め付け部材、上記アウターコラムの左右の側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍で上記側板の内側面に当接可能な当接面、上記アウターコラムの左右の側面に形成され、上記アウターコラムの軸心近傍で上記側板の内側面に当接可能な当接面、上記アウターコラムの左右の側面に、上記締付けロッドの軸心近傍の当接面とアウターコラムの軸心近傍の当接面との間に形成され、上記各当接面よりも陥没した凹部を備えていることを特徴とするステアリング装置である。
第2番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記アウターコラム側面の当接面及び凹部は、上記アウターコラムのテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって上記アウターコラム側面に形成されていることを特徴とするステアリング装置である。
第3番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記アウターコラムは、上記車体取付けブラケットの側板にチルト位置調整可能に挟持されていることを特徴とするステアリング装置である。
第4番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記締付けロッドの軸心近傍の当接面は、上記締付けロッド両端の締め付け部材を締付けた時に、上記側板の内側面に当接することを特徴とするステアリング装置である。
第5番目の発明は、第1番目の発明のステアリング装置において、上記アウターコラムの軸心近傍の当接面は、上記締付けロッド両端の締め付け部材を締付けた時に、上記側板の内側面に当接することを特徴とするステアリング装置である。
第6番目の発明は、第1番目から第5番目までのいずれかの発明のステアリング装置において、上記アウターコラムはアルミニウムまたはマグネシウムによって一体的に成形されていることを特徴とするステアリング装置である。
第7番目の発明は、ステアリングホイールが装着されるステアリングシャフトを回転自在に軸支するコラム、車体に取付け可能で、上記コラムの左右の側面を挟持する左右一対の側板を有する車体取付けブラケット、上記コラムの軸心から離間して、上記車体取付けブラケットの側板及びコラムに挿通された締付けロッド、上記締付けロッドの両端に形成され、上記側板の内側面を上記コラムの側面に締付け、所定のチルト調整位置で上記コラムを締め付ける締め付け部材、上記コラムの左右の側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍で上記側板の内側面に当接可能な当接面、上記コラムの左右の側面に形成され、上記コラムの軸心近傍で上記側板の内側面に当接可能な当接面、上記コラムの左右の側面に、上記締付けロッドの軸心近傍の当接面とコラムの軸心近傍の当接面との間に形成され、上記各当接面よりも陥没した凹部を備えていることを特徴とするステアリング装置である。
本発明のステアリング装置では、アウターコラムの左右の側面に、締付けロッドの軸心近傍で車体取付けブラケットの側板の内側面に当接可能な当接面と、アウターコラムの軸心近傍で車体取付けブラケットの側板の内側面に当接可能な当接面と、上記当接面の間に各当接面よりも陥没した凹部を備えている。
従って、部品点数や組立工数の増加がなく、インナーコラムに対するアウターコラムの締付け力を向上させると共に、車体取付けブラケットに対するアウターコラムの支持剛性を向上させることが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例1から実施例4を説明する。
図1は本発明の実施例1のステアリング装置を示す全体正面図である。図2(1)は図1のA−A拡大断面図、図2(2)は図2(1)のP矢視図である。図3は図1のアウターコラム単体を示す部品図である。
中空円筒状のアウターコラム1内には、車体後方側(図1の右側)にステアリングホイール41を取付けたステアリングシャフト4が回動可能に軸支されている。アウターコラム1は、アルミニウム合金、マグネシウム合金等の溶融金属を、金型の中に圧力を加えて圧入する、ダイカスト鋳造法により一体的に成形されている。
アウターコラム1の車体前方側(図1の左側)に形成された円筒形の内周面15B(図2(1)参照)には、インナーコラム2が軸方向に摺動可能(テレスコピック位置調整可能)に内嵌している。アウターコラム1は、車体取付けブラケット(アッパーブラケット)3によって車体6に取付けられている。図1では、インナーコラム2が車体前方側に配置され、アウターコラム1が車体後方側に配置されているが、インナーコラム2を車体後方側に配置し、アウターコラム1を車体前方側に配置してもよい。
インナーコラム2の車体前方側には、電動パワーステアリング装置5が取付けられている。この電動パワーステアリング装置5と一体的に形成されたブラケット51が、車体6に固定された車体取付けブラケット(ロアーブラケット)61に、チルト中心軸62を介して枢動可能に軸支されている。電動パワーステアリング装置5は、ステアリングシャフト4の操舵トルクを検出し、この操舵トルクに比例した補助操舵力を出力軸52に付与している。
図2(1)に示すように、車体取付けブラケット3の上部には、この車体取付けブラケット3を車体6に取付けるための左右一対のフランジ部31A、31Bが形成されている。フランジ部31A、31Bは、ボルト312A、312Bによって車体6に締め付けられ、フランジ部31A、31B上面の当接面311A、311Bが、車体6に当接して固定される。フランジ部31A、31Bには、フランジ部31A、31BからL字形に折り曲げられて、下方に延びる左右一対の側板32A、32Bが形成されている。
側板32A、32Bの内側面321A、321Bには、アウターコラム1の側面、及び、アウターコラム1から下方に一体的に形成したクランプ部11A、11Bの側面が、テレスコピック移動可能に、かつ、チルト移動可能に挟持されている。
アウターコラム1の下面及びクランプ部11A、11Bの下面には、アウターコラム1の外周面15Aから内周面15Bに貫通したスリット13が形成されている。スリット13の車体前方側端部(図3の左側)は、アウターコラム1の車体前方側端面14に開放され、スリット13の車体後方側端部(図3の右側)は、アウターコラム1の軸方向長さの略中間位置まで延び、半円弧状の閉鎖端部131が形成されている。
クランプ部11A、11Bには、アウターコラム1の軸心の下方に、アウターコラム1の軸方向に長いテレスコピック用長溝12A、12Bが形成されている。また、側板32A、32Bに形成したチルト用長溝33A、33Bと、テレスコピック用長溝12A、12Bに、締付けロッド34が、図2の右側から(アウターコラム1の軸心に直交して)挿通されている。
図2(1)、(2)に示すように、締付けロッド34の右側には、円盤状の頭部(締め付け部材)341が形成され、頭部341の外周には、面削ぎ部342、342が平行に形成されている。この面削ぎ部342がチルト用長溝33Bに内嵌して、車体取付けブラケット3に対して締付けロッド34を回り止めすると共に、チルト用長溝33Bに沿って締付けロッド34をチルト移動させる。
頭部341の端面343が側板32Bの外側面322Bに当接している。締付けロッド34の左側には雄ねじ344が形成され、雄ねじ344に円筒状のナット(締め付け部材)35がねじ込まれている。ナット35の端面351が側板32Aの外側面322Aに当接している。ナット35には、ワッシャ37、ボルト38によって操作レバー36が固定されている。
アウターコラム1の左右の側面には、アウターコラム1の軸心の近傍(図1に示すように、ステアリング装置を側方から見た時に、アウターコラム1の軸心の近傍に)に、当接面16A、16Bが形成されている。当接面16A、16Bは、締付けロッド34を緩めた時には、側板32A、32Bの内側面321A、321Bとの間に若干の隙間を有し、締付けロッド34を締め付けた時に、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに各々当接可能である。
また、当接面16A、16Bは、図3に示すように、アウターコラム1の車体前方側端面14から車体後方側に延び、テレスコピック用長溝12A、12Bの車体後方端を若干通り過ぎた位置まで形成されている。従って、当接面16A、16Bは、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに当接可能である。
また、クランプ部11A、11Bの各側面には、締付けロッド34の軸心の近傍に、当接面17A、17Bが形成されている。当接面17A、17Bは、締付けロッド34を緩めた時でも、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに軽く当接していてもよい。図2の右側方から見た時に、締付けロッド34の頭部341の端面343と当接面17Bとが重なっている。また、図2の左側方から見た時に、ナット35の端面351と当接面17Aとが重なっている。
また、当接面17A、17Bは、図3に示すように、アウターコラム1の車体前方側端面14から車体後方側に延び、テレスコピック用長溝12A、12Bの車体後方端を若干通り過ぎた位置まで形成されている。従って、当接面17A、17Bは、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに当接可能である。
さらに、アウターコラム1の左右の側面からクランプ部11A、11Bの左右の側面にかけて、凹部18A、18Bが形成されている。凹部18A、18Bは、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと、アウターコラム1の軸心近傍の当接面16A、16Bとの間に形成され、当接面17A、17B、16A、16Bよりも陥没して形成されている。この凹部18A、18Bは、図3に示すように、アウターコラム1の車体前方側端面14から、車体後方側に延び、テレスコピック用長溝12A、12Bの車体後方端を若干通り過ぎた位置まで形成されている。
操作レバー36を揺動すると、ナット35が回転し、締付けロッド34を介して側板32A、32Bを締付け、又は、締付けを解除することができる。すなわち、操作レバー36を締付け方向に揺動すると、ナット35が回転して、ナット35の端面351が図2の右側に移動すると共に、締付けロッド34が図2の左側に移動する。
その結果、ナット35の端面351が側板32Aの外側面322Aを締め付けると共に、頭部341の端面343が側板32Bの外側面322Bを締め付ける。これによって、側板32A、32Bの内側面321A、321Bが、締付けロッド34の軸心の近傍の当接面17A、17Bを強く押圧し、クランプ部11A、11Bをアウターコラム1の軸心に向かって変形させ、スリット13の幅を狭める。
さらに、操作レバー36を締付け方向に揺動すると、側板32A、32Bがアウターコラム1の軸心に向かってさらに変形する。上記したように、アウターコラム1の左右の側面からクランプ部11A、11Bの左右の側面にかけて、凹部18A、18Bが形成されている。従って、側板32A、32Bの内側面321A、321Bが、アウターコラム1の軸心の近傍の当接面16A、16Bに当接して、内側面321A、321Bを軸心近傍の当接面16A、16Bに強く押圧すると共に、アウターコラム1をアウターコラム1の軸心に向かってさらに変形させる。
この結果、アウターコラム1の内周面15Bが縮径して、インナーコラム2にアウターコラム1を強く締付ける。同時に、アウターコラム1の軸心近傍の当接面16A、16Bと、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bの両方が、側板32A、32Bの内側面321A、321Bによって強く締付けられる。
従って、アウターコラム1の軸心を支点とし、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと内側面321A、321Bとの当接部中心を力点にして、支点と力点間の距離L2に比例したモーメントで、クランプ部11A、11Bを締め付ける。そのため、アウターコラム1をインナーコラム2に強く締付けることができる。
また、アウターコラム1の軸心近傍の当接面16A、16Bも、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに強く締付けられる。従って、アウターコラム1の当接面16A、16Bと内側面321A、321Bとの当接部中心と、車体取付けブラケット3のフランジ部31A、31Bと車体6との当接面311A、311Bとの間の距離L1が、従来のステアリング装置よりも短くなる。
これによって、ステアリングホイール41からアウターコラム1に操舵力が加わると、この操舵力によって車体取付けブラケット3に加わるモーメントは、フランジ部31A、31Bと車体6との当接面311A、311Bが支点になる。また、アウターコラム1の軸心近傍の当接面16A、16Bと内側面321A、321Bとの当接部中心が力点になる。この、支点と力点間の距離L1に比例したモーメントが、車体取付けブラケット3に作用する。従って、アウターコラム1に加えられた操舵力に対し、図2の左右方向の支持剛性が特に向上する。
次に本発明の実施例2を説明する。図4は本発明の実施例2のステアリング装置を示す拡大断面図であり、図1のA−A拡大断面図相当である。以下の説明では、実施例1と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、実施例1と同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例2は、実施例1の変形例であって、締付けロッド34を、アウターコラム1の軸心と車体6との間に配置した例である。すなわち図4に示すように、車体取付けブラケット3の側板32A、32Bの内側面321A、321Bには、アウターコラム1から上方に一体的に形成したクランプ部11A、11Bの側面、及び、アウターコラム1の側面が、テレスコピック移動可能に、かつ、チルト移動可能に挟持されている。
アウターコラム1の上面及びクランプ部11A、11Bの上面には、アウターコラム1の外周面15Aから内周面15Bに貫通したスリット13が形成されている。
クランプ部11A、11Bには、アウターコラム1の軸心の上方に、アウターコラム1の軸方向に長いテレスコピック用長溝12A、12Bが形成されている。また、側板32A、32Bに形成したチルト用長溝33A、33Bと、テレスコピック用長溝12A、12Bに、締付けロッド34が、図4の右側から(アウターコラム1の軸心に直交して)挿通されている。
締付けロッド34の右側には、円盤状の頭部(締め付け部材)341が形成され、頭部341の外周には、面削ぎ部342、342が平行に形成されている。この面削ぎ部342がチルト用長溝33Bに内嵌して、車体取付けブラケット3に対して締付けロッド34を回り止めすると共に、チルト用長溝33Bに沿って締付けロッド34をチルト移動させる。
頭部341の端面343が側板32Bの外側面322Bに当接している。締付けロッド34の左側には雄ねじ344が形成され、雄ねじ344に円筒状のナット(締め付け部材)35がねじ込まれている。ナット35の端面351が側板32Aの外側面322Aに当接している。ナット35には、ワッシャ37、ボルト38によって操作レバー36が固定されている。
アウターコラム1の左右の側面には、アウターコラム1の軸心の近傍に、当接面16A、16Bが形成されている。当接面16A、16Bは、締付けロッド34を緩めた時には、側板32A、32Bの内側面321A、321Bとの間に若干の隙間を有し、締付けロッド34を締め付けた時に、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに各々当接可能である。図4の左右の側方から見た時に、アウターコラム1の軸心と当接面16A、16Bとが重なっている。
また、当接面16A、16Bは、実施例1と同様に、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに当接可能である。
また、クランプ部11A、11Bの各側面には、締付けロッド34の軸心の近傍に、当接面17A、17Bが形成されている。当接面17A、17Bは、締付けロッド34を緩めた時でも、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに軽く当接している。図4の右側方から見た時に、締付けロッド34の頭部341の端面343と当接面17Bとが重なっている。また、図4の左側方から見た時に、ナット35の端面351と当接面17Aとが重なっている。
また、当接面17A、17Bは、実施例1と同様に、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに当接可能である。
さらに、アウターコラム1の左右の側面からクランプ部11A、11Bの左右の側面にかけて、凹部18A、18Bが形成されている。凹部18A、18Bは、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと、アウターコラム1の軸心近傍の当接面16A、16Bとの間に形成され、当接面17A、17B、16A、16Bよりも陥没して形成されている。この凹部18A、18Bは、実施例1と同様に、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって形成されている。
操作レバー36を揺動すると、ナット35が回転し、締付けロッド34を介して側板32A、32Bを締付け、又は締付けを解除することができる。すなわち、操作レバー36を締付け方向に揺動すると、ナット35が回転して、ナット35の端面351が図4の右側に移動すると共に、締付けロッド34が図4の左側に移動する。
その結果、ナット35の端面351が側板32Aの外側面322Aを締め付けると共に、頭部341の端面343が側板32Bの外側面322Bを締め付ける。これによって、
側板32A、32Bの内側面321A、321Bが、締付けロッド34の軸心の近傍の当接面17A、17Bを強く押圧し、クランプ部11A、11Bをアウターコラム1の軸心に向かって変形させ、スリット13の幅を狭める。
さらに、操作レバー36を締付け方向に揺動すると、側板32A、32Bがアウターコラム1の軸心に向かってさらに変形する。上記したように、アウターコラム1の左右の側面からクランプ部11A、11Bの左右の側面にかけて、凹部18A、18Bが形成されている。従って、側板32A、32Bの内側面321A、321Bが、アウターコラム1の軸心の近傍の当接面16A、16Bに当接して、内側面321A、321Bを軸心近傍の当接面16A、16Bに強く押圧すると共に、アウターコラム1をアウターコラム1の軸心に向かってさらに変形させる。
この結果、アウターコラム1の内周面15Bが縮径して、インナーコラム2にアウターコラム1を強く締付ける。同時に、アウターコラム1の軸心近傍の当接面16A、16Bと、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bの両方が、側板32A、32Bの内側面321A、321Bによって強く締付けられる。
従って、アウターコラム1の軸心を支点とし、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと内側面321A、321Bとの当接部中心を力点にして、支点と力点間の距離L2に比例したモーメントで、クランプ部11A、11Bを締め付ける。そのため、アウターコラム1をインナーコラム2に強く締付けることができる。
また、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bが、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに強く締付けられる。従って、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと内側面321A、321Bとの当接部中心と、車体取付けブラケット3のフランジ部31A、31Bと車体6との当接面311A、311Bとの間の距離L1が、従来のステアリング装置よりも短くなる。
これによって、ステアリングホイール41からアウターコラム1に操舵力が加わると、この操舵力によって車体取付けブラケット3に加わるモーメントは、フランジ部31A、31Bと車体6との当接面311A、311Bが支点になる。また、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと内側面321A、321Bとの当接部中心が力点になる。この、支点と力点間の距離L1に比例したモーメントが、車体取付けブラケット3に作用する。従って、アウターコラム1に加えられた操舵力に対し、図4の左右方向の支持剛性が特に向上する。
次に本発明の実施例3を説明する。図5は本発明の実施例3のステアリング装置を示す拡大断面図であり、図1のA−A拡大断面図相当である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、上記実施例と同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例1ではアウターコラム1とクランプ部11A、11Bがダイカスト鋳造法により一体的に成形されている。実施例2は、クランプ部11A、11Bをアウターコラム1とは別体で成形した例である。
図5に示すように、アウターコラム1は円筒形状の鋼管で成形されており、別体で成形された板金製でコの字形のクランプ部19が、アウターコラム1の下面に溶接によって取り付けられている。
車体取付けブラケット3の側板32A、32Bの内側面321A、321Bには、アウターコラム1の側面、及び、アウターコラム1の下面に溶接したクランプ部19の側面が、テレスコピック移動可能に、かつ、チルト移動可能に挟持されている。
アウターコラム1の下面には、アウターコラム1の外周面15Aから内周面15Bに貫通したスリット13が形成されている。クランプ部19には、アウターコラム1の軸心の下方に、アウターコラム1の軸方向に長いテレスコピック用長溝12A、12Bが形成されている。また、側板32A、32Bに形成したチルト用長溝33A、33Bと、テレスコピック用長溝12A、12Bに、締付けロッド34が、図5の右側から(アウターコラム1の軸心に直交して)挿通されている。
図5に示すように、締付けロッド34の右側には、円盤状の頭部(締め付け部材)341が形成され、頭部341の外周には、面削ぎ部342、342が平行に形成されている。この面削ぎ部342がチルト用長溝33Bに内嵌して、車体取付けブラケット3に対して締付けロッド34を回り止めすると共に、チルト用長溝33Bに沿って締付けロッド34をチルト移動させる。
頭部341の端面343が側板32Bの外側面322Bに当接している。締付けロッド34の左側には雄ねじ344が形成され、雄ねじ344に円筒状のナット(締め付け部材)35がねじ込まれている。ナット35の端面351が側板32Aの外側面322Aに当接している。ナット35には、ワッシャ37、ボルト38によって操作レバー36が固定されている。
締付けロッド34を締め付けると、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに、アウターコラム1の円筒形状の外周面15Aの左右の当接面16A、16Bが各々当接可能である。また、締付けロッド34を緩めた時には、当接面16A、16Bは、側板32A、32Bの内側面321A、321Bとの間に若干の隙間(0.1ミリ〜0.2ミリ)を有するように形成されている。当接面16A、16Bは、アウターコラム1の軸心を通り、図5の左右方向に延びる水平線と、アウターコラム1の外周面15Aとの交点上にある。
この当接面16A、16Bは、実施例1と同様に、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに当接可能である。
また、クランプ部19の左右の側面には、締付けロッド34の軸心の近傍に、当接面17A、17Bが形成されている。当接面17A、17Bは、締付けロッド34を緩めた時でも、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに軽く当接している。
この当接面17A、17Bは、締付けロッド34の軸心の近傍に凹部(図5で見て)を形成しており、締付けロッド34の軸心の上下二箇所で、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに当接する。当接面17A、17Bに凹部を設けず、平面にしてもよい。
この当接面17A、17Bは、実施例1と同様に、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに当接可能である。
さらに、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと、アウターコラム1の当接面16A、16Bとの間に、凹部18A、18Bが形成されている。凹部18A、18Bは、当接面17A、17B、16A、16Bよりも陥没して形成されている。
凹部18A、18Bは、アウターコラム1の当接面16A、16Bより下方の外周面15Aと、クランプ部19上端の傾斜部19A、19B、及び、側板32A、32Bの内側面321A、321Bで囲まれた空間で構成されている。この凹部18A、18Bは、実施例1と同様に、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって形成されている。
操作レバー36を締付け方向に揺動すると、側板32A、32Bの内側面321A、321Bが、締付けロッド34の軸心の近傍の当接面17A、17Bを強く押圧し、クランプ部19をアウターコラム1の軸心に向かって変形させ、スリット13の幅を狭める。
さらに、操作レバー36を締付け方向に揺動すると、側板32A、32Bがアウターコラム1の軸心に向かってさらに変形する。上記したように、アウターコラム1の当接面16A、16Bより下方の外周面15Aと、クランプ部19上端の傾斜部19A、19Bにかけて、凹部18A、18Bが形成されている。従って、側板32A、32Bの内側面321A、321Bは、アウターコラム1の側面の当接面16A、16Bに当接して、内側面321A、321Bを当接面16A、16Bに強く押圧すると共に、アウターコラム1をアウターコラム1の軸心に向かってさらに変形させる。
この結果、アウターコラム1の内周面15Bが縮径して、インナーコラム2にアウターコラム1を強く締付ける。同時に、アウターコラム1の側面の当接面16A、16Bと、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bの両方が、側板32A、32Bの内側面321A、321Bによって強く締付けられる。
従って、アウターコラム1の軸心を通る当接面16A、16Bを支点とし、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと内側面321A、321Bとの当接部中心を力点にして、支点と力点間の距離L2に比例したモーメントで、クランプ部19を締め付ける。そのため、アウターコラム1をインナーコラム2に強く締付けることができる。
また、アウターコラム1の軸心を通る当接面16A、16Bも、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに強く締付けられる。従って、アウターコラム1の当接面16A、16Bと内側面321A、321Bとの当接部中心と、車体取付けブラケット3のフランジ部31A、31Bと車体6との当接面311A、311Bとの間の距離L1が、従来のステアリング装置よりも短くなる。
これによって、ステアリングホイール41からアウターコラム1に操舵力が加わると、この操舵力によって車体取付けブラケット3に加わるモーメントは、フランジ部31A、31Bと車体6との当接面311A、311Bが支点になる。また、アウターコラム1の軸心近傍の当接面16A、16Bと内側面321A、321Bとの当接部中心が力点になる。この、支点と力点間の距離L1に比例したモーメントが、車体取付けブラケット3に作用する。従って、アウターコラム1に加えられた操舵力に対し、図5の左右方向の支持剛性が特に向上する。
次に本発明の実施例4を説明する。図6は本発明の実施例4のステアリング装置を示す拡大断面図であり、図1のA−A拡大断面図相当である。以下の説明では、上記実施例と異なる構造部分についてのみ説明し、重複する説明は省略する。また、上記実施例と同一部品には同一番号を付して説明する。
実施例4は実施例3の変形例であり、実施例3と同様に、クランプ部19をアウターコラム1とは別体で成形している。実施例3との相違点は、締付けロッド34を緩めた時に、クランプ部19の左右の側面の当接面17A、17Bと、側板32A、32Bの内側面321A、321Bとの間に、隙間が形成されるようにした例である。
図6に示すように、実施例4は実施例3と同様に、アウターコラム1は円筒形状の鋼管で成形されており、別体で成形された板金製でコの字形のクランプ部19が、アウターコラム1の下面に溶接によって取り付けられている。
車体取付けブラケット3の側板32A、32Bの内側面321A、321Bには、アウターコラム1の側面、及び、アウターコラム1の下面に溶接したクランプ部19の側面が、テレスコピック移動可能に、かつ、チルト移動可能に挟持されている。
締付けロッド34を締め付けると、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに、アウターコラム1の円筒形状の外周面15Aの左右の当接面16A、16Bが強く押圧される。実施例4は実施例3とは逆に、当接面16A、16Bは、締付けロッド34を緩めた時でも、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに軽く当接している。当接面16A、16Bは、アウターコラム1の軸心を通り、図6の左右方向に延びる水平線と、アウターコラム1の外周面15Aとの交点上にある。
この当接面16A、16Bは、実施例3と同様に、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに当接可能である。
また、クランプ部19の左右の側面には、締付けロッド34の軸心の近傍に、当接面17A、17Bが形成されている。締付けロッド34を緩めた時に、当接面17A、17Bと側板32A、32Bの内側面321A、321Bとの間に、若干の隙間(0.1ミリ〜0.2ミリ)を有するように形成されている。
この当接面17A、17Bは、実施例3と同様に、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに当接可能である。
さらに、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと、アウターコラム1の当接面16A、16Bとの間に、凹部18A、18Bが形成されている。凹部18A、18Bは、当接面17A、17B、16A、16Bよりも陥没して形成されている。
凹部18A、18Bは、アウターコラム1の当接面16A、16Bより下方の外周面15Aと、クランプ部19上端の傾斜部19A、19B、及び、側板32A、32Bの内側面321A、321Bで囲まれた空間で構成されている。この凹部18A、18Bは、実施例3と同様に、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって形成されている。
操作レバー36を締付け方向に揺動すると、側板32A、32Bの内側面321A、321Bが、アウターコラム1の側面の当接面16A、16Bを強く押圧して、アウターコラム1をアウターコラム1の軸心に向かって変形させる。
さらに、操作レバー36を締付け方向に揺動すると、側板32A、32Bがアウターコラム1の軸心に向かってさらに変形する。上記したように、アウターコラム1の当接面16A、16Bより下方の外周面15Aと、クランプ部19上端の傾斜部19A、19Bにかけて、凹部18A、18Bが形成されている。従って、側板32A、32Bの内側面321A、321Bは、締付けロッド34の軸心の近傍の当接面17A、17Bに当接し、クランプ部19をアウターコラム1の軸心に向かって変形させ、スリット13の幅を狭めると共に、アウターコラム1をアウターコラム1の軸心に向かってさらに変形させる。
この結果、アウターコラム1の内周面15Bが縮径して、インナーコラム2にアウターコラム1を強く締付ける。同時に、アウターコラム1の側面の当接面16A、16Bと、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bの両方が、側板32A、32Bの内側面321A、321Bによって強く締付けられる。
従って、アウターコラム1の軸心を通る当接面16A、16Bを支点とし、締付けロッド34の軸心近傍の当接面17A、17Bと内側面321A、321Bとの当接部中心を力点にして、支点と力点間の距離L2に比例したモーメントで、クランプ部19を締め付ける。そのため、アウターコラム1をインナーコラム2に強く締付けることができる。
また、アウターコラム1の軸心を通る当接面16A、16Bも、側板32A、32Bの内側面321A、321Bに強く締付けられる。従って、アウターコラム1の当接面16A、16Bと内側面321A、321Bとの当接部中心と、車体取付けブラケット3のフランジ部31A、31Bと車体6との当接面311A、311Bとの間の距離L1が、従来のステアリング装置よりも短くなる。
これによって、ステアリングホイール41からアウターコラム1に操舵力が加わると、この操舵力によって車体取付けブラケット3に加わるモーメントは、フランジ部31A、31Bと車体6との当接面311A、311Bが支点になる。また、アウターコラム1の軸心近傍の当接面16A、16Bと内側面321A、321Bとの当接部中心が力点になる。この、支点と力点間の距離L1に比例したモーメントが、車体取付けブラケット3に作用する。従って、アウターコラム1に加えられた操舵力に対し、図6の左右方向の支持剛性が特に向上する。
上記した実施例においては、テレスコピック位置調整及びチルト位置調整の両方が可能なステアリング装置に適用した実施例を示したが、テレスコピック位置だけが調整可能なステアリング装置に適用してもよい。また、アウターコラムとインナーコラムが伸縮せず(テレスコピック位置調整せず)、チルト位置調整のみが可能なステアリング装置に適用してもよい。
本発明の実施例1のステアリング装置を示す全体正面図である。 (1)は図1のA−A拡大断面図、(2)は図2(1)のP矢視図である。 図1のアウターコラム単体を示す部品図である。 本発明の実施例2のステアリング装置を示す拡大断面図であり、図1のA−A拡大断面図相当である。 本発明の実施例3のステアリング装置を示す拡大断面図であり、図1のA−A拡大断面図相当である。 本発明の実施例4のステアリング装置を示す拡大断面図であり、図1のA−A拡大断面図相当である。 従来のステアリング装置を示す拡大縦断面図である。
符号の説明
1 アウターコラム
11A、11B クランプ部
12A、12B テレスコピック用長溝
13 スリット
131 閉鎖端部
14 車体前方側端面
15A 外周面
15B 内周面
16A、16B 当接面
17A、17B 当接面
18A、18B 凹部
19 クランプ部
19A、19B 傾斜部
2 インナーコラム
3 車体取付けブラケット(アッパーブラケット)
31A、31B フランジ部
311A、311B 当接面
312A、312B ボルト
32A、32B 側板
321A、321B 内側面
322A、322B 外側面
33A、33B チルト用長溝
34 締付けロッド
341 頭部
342 面削ぎ部
343 端面
344 雄ねじ
35 ナット
351 端面
36 操作レバー
37 ワッシャ
38 ボルト
4 ステアリングシャフト
41 ステアリングホイール
5 電動パワーステアリング装置
51 ブラケット
52 出力軸
6 車体
61 車体取付けブラケット(ロアーブラケット)
62 チルト中心軸

Claims (7)

  1. ステアリングホイールが装着されるステアリングシャフトを回転自在に軸支すると共に、インナーコラムに対してテレスコピック位置調整可能に外嵌するアウターコラム、
    車体に取付け可能で、上記アウターコラムの左右の側面を挟持する左右一対の側板を有する車体取付けブラケット、
    上記アウターコラムの軸心から離間して、上記車体取付けブラケットの側板及びアウターコラムに挿通された締付けロッド、
    上記締付けロッドの両端に形成され、上記側板の内側面を上記アウターコラムの側面に締付け、所定のテレスコピック調整位置で上記アウターコラムをインナーコラムに締め付ける締め付け部材、
    上記アウターコラムの左右の側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍で上記側板の内側面に当接可能な当接面、
    上記アウターコラムの左右の側面に形成され、上記アウターコラムの軸心近傍で上記側板の内側面に当接可能な当接面、
    上記アウターコラムの左右の側面に、上記締付けロッドの軸心近傍の当接面とアウターコラムの軸心近傍の当接面との間に形成され、上記各当接面よりも陥没した凹部を備えていること
    を特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記アウターコラム側面の当接面及び凹部は、上記アウターコラムのテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって上記アウターコラム側面に形成されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記アウターコラムは、上記車体取付けブラケットの側板にチルト位置調整可能に挟持されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  4. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記締付けロッドの軸心近傍の当接面は、上記締付けロッド両端の締め付け部材を締付けた時に、上記側板の内側面に当接すること
    を特徴とするステアリング装置。
  5. 請求項1に記載されたステアリング装置において、
    上記アウターコラムの軸心近傍の当接面は、上記締付けロッド両端の締め付け部材を締付けた時に、上記側板の内側面に当接すること
    を特徴とするステアリング装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載されたステアリング装置において、
    上記アウターコラムはアルミニウムまたはマグネシウムによって一体的に成形されていること
    を特徴とするステアリング装置。
  7. ステアリングホイールが装着されるステアリングシャフトを回転自在に軸支するコラム、
    車体に取付け可能で、上記コラムの左右の側面を挟持する左右一対の側板を有する車体取付けブラケット、
    上記コラムの軸心から離間して、上記車体取付けブラケットの側板及びコラムに挿通された締付けロッド、
    上記締付けロッドの両端に形成され、上記側板の内側面を上記コラムの側面に締付け、所定のチルト調整位置で上記コラムを締め付ける締め付け部材、
    上記コラムの左右の側面に形成され、上記締付けロッドの軸心近傍で上記側板の内側面に当接可能な当接面、
    上記コラムの左右の側面に形成され、上記コラムの軸心近傍で上記側板の内側面に当接可能な当接面、
    上記コラムの左右の側面に、上記締付けロッドの軸心近傍の当接面とコラムの軸心近傍の当接面との間に形成され、上記各当接面よりも陥没した凹部を備えていること
    を特徴とするステアリング装置。
JP2006044496A 2006-02-21 2006-02-21 ステアリング装置 Active JP4525608B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006044496A JP4525608B2 (ja) 2006-02-21 2006-02-21 ステアリング装置
US11/909,811 US7699344B2 (en) 2006-02-21 2007-02-20 Steering device
PCT/JP2007/053102 WO2007097340A1 (ja) 2006-02-21 2007-02-20 ステアリング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006044496A JP4525608B2 (ja) 2006-02-21 2006-02-21 ステアリング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007223383A true JP2007223383A (ja) 2007-09-06
JP4525608B2 JP4525608B2 (ja) 2010-08-18

Family

ID=38545600

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006044496A Active JP4525608B2 (ja) 2006-02-21 2006-02-21 ステアリング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4525608B2 (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201339A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Nsk Ltd ステアリングコラム装置
JP2009096453A (ja) * 2007-09-26 2009-05-07 Nsk Ltd 車両用ステアリングコラムの支持構造
JP2009137309A (ja) * 2007-11-13 2009-06-25 Nsk Ltd ステアリング装置
JP2010052725A (ja) * 2008-07-31 2010-03-11 Fuji Kiko Co Ltd ステアリングコラム装置
JP2010149709A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Fuji Kiko Co Ltd ステアリングコラム装置
JP2010215098A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Jtekt Corp 車両用操舵装置
JP2010234907A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Yamada Seisakusho Co Ltd ステアリング装置
JP2010254234A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Nsk Ltd ステアリング装置
EP2353966A2 (en) 2010-02-02 2011-08-10 FUJI KIKO Co., Ltd. Steering column device
KR101101615B1 (ko) 2008-02-13 2012-01-02 주식회사 만도 자동차의 조향장치
JP2013010490A (ja) * 2011-06-03 2013-01-17 Nsk Ltd ステアリング装置
WO2013015254A1 (ja) * 2011-07-26 2013-01-31 日本精工株式会社 ステアリングコラムとその製造方法、およびこのステアリングコラムを用いたステアリング装置
WO2013015257A1 (ja) * 2011-07-26 2013-01-31 日本精工株式会社 ステアリングコラムとその製造方法、およびこのステアリングコラムを用いたステアリング装置
WO2013054821A1 (ja) 2011-10-11 2013-04-18 日本精工株式会社 ステアリングコラムおよびその製造方法
US8596160B2 (en) 2007-11-13 2013-12-03 Nsk Ltd. Steering apparatus
JP2014076805A (ja) * 2011-12-02 2014-05-01 Nsk Ltd ステアリングコラム装置
WO2014163112A1 (ja) 2013-04-03 2014-10-09 日本精工株式会社 テレスコピックステアリング装置およびアウタコラム
WO2014163113A1 (ja) 2013-04-03 2014-10-09 日本精工株式会社 テレスコピックステアリング装置用アウタコラム
DE102016202917A1 (de) 2015-02-27 2016-09-01 Yamada Manufacturing Co., Ltd. Lenkeinrichtung
JP2016164061A (ja) * 2015-02-27 2016-09-08 株式会社山田製作所 ステアリング装置
EP3239018A1 (en) 2016-04-28 2017-11-01 Jtekt Corporation Steering system
CN107531267A (zh) * 2015-05-19 2018-01-02 日本精工株式会社 转向装置
US10093340B2 (en) 2015-05-19 2018-10-09 Nsk Ltd. Steering device

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08207787A (ja) * 1995-02-03 1996-08-13 Nippon Seiko Kk ステアリングコラムの支持装置
JPH11301492A (ja) * 1998-04-15 1999-11-02 Koyo Seiko Co Ltd 舵取装置
JP2001347953A (ja) * 2000-02-15 2001-12-18 Nsk Ltd 車両用ステアリング装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08207787A (ja) * 1995-02-03 1996-08-13 Nippon Seiko Kk ステアリングコラムの支持装置
JPH11301492A (ja) * 1998-04-15 1999-11-02 Koyo Seiko Co Ltd 舵取装置
JP2001347953A (ja) * 2000-02-15 2001-12-18 Nsk Ltd 車両用ステアリング装置

Cited By (42)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008201339A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Nsk Ltd ステアリングコラム装置
JP2009096453A (ja) * 2007-09-26 2009-05-07 Nsk Ltd 車両用ステアリングコラムの支持構造
JP2009137309A (ja) * 2007-11-13 2009-06-25 Nsk Ltd ステアリング装置
US8596160B2 (en) 2007-11-13 2013-12-03 Nsk Ltd. Steering apparatus
US9327683B2 (en) 2007-11-13 2016-05-03 Nsk Ltd. Steering apparatus
KR101101615B1 (ko) 2008-02-13 2012-01-02 주식회사 만도 자동차의 조향장치
JP2010052725A (ja) * 2008-07-31 2010-03-11 Fuji Kiko Co Ltd ステアリングコラム装置
JP2010149709A (ja) * 2008-12-25 2010-07-08 Fuji Kiko Co Ltd ステアリングコラム装置
JP2010215098A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Jtekt Corp 車両用操舵装置
JP2010234907A (ja) * 2009-03-30 2010-10-21 Yamada Seisakusho Co Ltd ステアリング装置
JP2010254234A (ja) * 2009-04-28 2010-11-11 Nsk Ltd ステアリング装置
JP2011157015A (ja) * 2010-02-02 2011-08-18 Fuji Kiko Co Ltd ステアリングコラム装置
EP2353966A2 (en) 2010-02-02 2011-08-10 FUJI KIKO Co., Ltd. Steering column device
US8678435B2 (en) 2010-02-02 2014-03-25 Fuji Kiko Co., Ltd. Steering column device
JP2013010490A (ja) * 2011-06-03 2013-01-17 Nsk Ltd ステアリング装置
WO2013015254A1 (ja) * 2011-07-26 2013-01-31 日本精工株式会社 ステアリングコラムとその製造方法、およびこのステアリングコラムを用いたステアリング装置
US9403210B2 (en) 2011-07-26 2016-08-02 Nsk Ltd. Steering column and manufacturing method thereof, and steering apparatus using this steering column
WO2013015257A1 (ja) * 2011-07-26 2013-01-31 日本精工株式会社 ステアリングコラムとその製造方法、およびこのステアリングコラムを用いたステアリング装置
JP2014139076A (ja) * 2011-07-26 2014-07-31 Nsk Ltd テレスコピック機構付ステアリングコラム用アウタコラム
JPWO2013015254A1 (ja) * 2011-07-26 2015-02-23 日本精工株式会社 ステアリングコラムの製造方法
EP2740647A4 (en) * 2011-07-26 2015-04-29 Nsk Ltd STEERING COLUMN AND METHOD FOR THE PRODUCTION THEREOF AND STEERING DEVICE WITH THIS STEERING COLUMN
JP5609982B2 (ja) * 2011-07-26 2014-10-22 日本精工株式会社 ステアリングコラムの製造方法
JPWO2013015257A1 (ja) * 2011-07-26 2015-02-23 日本精工株式会社 ステアリングコラムの製造方法
JP5609983B2 (ja) * 2011-07-26 2014-10-22 日本精工株式会社 ステアリングコラムの製造方法
US9321102B2 (en) 2011-10-11 2016-04-26 Nsk Ltd. Steering column and manufacturing method thereof
JP5609988B2 (ja) * 2011-10-11 2014-10-22 日本精工株式会社 ステアリングコラムの製造方法
JPWO2013054821A1 (ja) * 2011-10-11 2015-03-30 日本精工株式会社 ステアリングコラムの製造方法
WO2013054821A1 (ja) 2011-10-11 2013-04-18 日本精工株式会社 ステアリングコラムおよびその製造方法
JP2014076805A (ja) * 2011-12-02 2014-05-01 Nsk Ltd ステアリングコラム装置
WO2014163113A1 (ja) 2013-04-03 2014-10-09 日本精工株式会社 テレスコピックステアリング装置用アウタコラム
US9145161B2 (en) 2013-04-03 2015-09-29 Nsk Ltd. Outer column for telescopic steering apparatus
US9180902B2 (en) 2013-04-03 2015-11-10 Nsk Ltd. Telescopic steering apparatus and outer column
WO2014163112A1 (ja) 2013-04-03 2014-10-09 日本精工株式会社 テレスコピックステアリング装置およびアウタコラム
DE102016202917A1 (de) 2015-02-27 2016-09-01 Yamada Manufacturing Co., Ltd. Lenkeinrichtung
JP2016164061A (ja) * 2015-02-27 2016-09-08 株式会社山田製作所 ステアリング装置
US9963164B2 (en) 2015-02-27 2018-05-08 Yamada Manufacturing Co., Ltd. Steering device
CN107531267A (zh) * 2015-05-19 2018-01-02 日本精工株式会社 转向装置
US10059363B2 (en) 2015-05-19 2018-08-28 Nsk Ltd. Steering device
US10093340B2 (en) 2015-05-19 2018-10-09 Nsk Ltd. Steering device
EP3239018A1 (en) 2016-04-28 2017-11-01 Jtekt Corporation Steering system
JP2017197141A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 株式会社ジェイテクト ステアリング装置
US9956984B2 (en) 2016-04-28 2018-05-01 Jtekt Corporation Steering system

Also Published As

Publication number Publication date
JP4525608B2 (ja) 2010-08-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4525608B2 (ja) ステアリング装置
US7699344B2 (en) Steering device
JP5788829B2 (ja) ステアリング装置
JP5167633B2 (ja) ステアリング装置
JP7160159B2 (ja) ステアリング装置用支持ブラケット及びステアリング装置
JP5309605B2 (ja) ステアリング装置
JP2012232728A (ja) ステアリング装置
JP6447622B2 (ja) テレスコピックステアリング装置用アウタコラム及びテレスコピックステアリング装置
US8984983B2 (en) Steering column assembly for a motor vehicle
JPWO2004011317A1 (ja) ステアリングコラム装置
JP2000118415A (ja) ステアリングコラム
JP5228454B2 (ja) 車両用ステアリング装置
US20060156854A1 (en) Vehicle position adjustment type steering column device
JP5176668B2 (ja) ステアリング装置
JP5098686B2 (ja) ステアリング装置
JP5970992B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
US11292567B2 (en) Steering load adjustment device for outboard motor
JP2006117120A (ja) ステアリング装置
JP5522293B2 (ja) ステアリング装置
JP2004148996A (ja) 伸縮式ステアリングコラム装置
JP4335578B2 (ja) 車両用位置調整式ステアリングコラム装置
JP5966700B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP5970989B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP6668619B2 (ja) テレスコピック式ステアリングコラム装置
JP2005343331A (ja) 車両用ステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100524

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4525608

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130611

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140611

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250