JPWO2004011317A1 - ステアリングコラム装置 - Google Patents
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Abstract
車体強度部材に取付けられる車体側ブラケットと、概ね筒状でありステアリングシャフトをその内部に回動自在に支持し、塑性加工により膨出形成されて車体側ブラケットに挟圧支持される一対の被挟圧膨出部を有するディスタンス部を備えたステアリングコラムとを備え、ステアリングコラムの車体側ブラケットに対する位置が所定の範囲で調整可能なステアリングコラム装置であって、ステアリングコラムには、ディスタンス部の車体側ブラケットに対する締付剛性を向上させる補強部が形成されている。
Description
本発明は、自動車用等の操舵装置を構成するステアリングコラムに係り、詳しくは、部品点数や製造コストの低減を図りつつ、ステアリングコラムの車体への支持のためのコラムディスタンス部の剛性向上等を実現する技術に関する。
自動車のステアリング装置は、不特定多数の運転者により使用(操舵)されるため、個人の体格や運転姿勢等に対応してステアリングホイールの位置を調整できることが望ましい。このような要望に答えるべく、乗用車に限らず貨物車等においても、チルト調整機構やテレスコピック調整機構を採用するものが多くなっている。
チルト調整機構は、ステアリングホイールの位置を上下方向に調整するための機構であり、ステアリングコラムを揺動自在に支持するチルトピボットと、所望の位置(揺動角度)でステアリングコラムを固定するチルト位置固定手段等からなっている。また、テレスコピック調整機構は、ステアリングホイールの位置を前後方向(ステアリングシャフトの軸方向)に調整するための機構であり、ステアリングシャフトの伸縮に供される二重管式等の伸縮部と、所望の位置(伸縮量)でステアリングシャフトを固定するテレスコ位置固定手段等からなっている。
従来、チルト位置固定手段としては、鋼管製のステアリングコラムに鋼板製のディスタンスブラケットを溶接接合し、このディスタンスブラケットを鋼板製の車体側ブラケットにより挟圧・固定するものが一般的であった。ところが、このような構成を採った場合、構成部材点数や溶接工数が多くなる他、溶接時の熱歪み等に起因する種々の不具合が避けられないため、特開平10−7003号公報等(以下、先行技術と記す)では塑性加工によりステアリングコラムを車体側ブラケットに支持するためのディスタンス部を膨出成形したものが提案されている。
図7は先行技術のステアリングコラム単体を示す斜視図であり、図8はステアリングコラム装置においてステアリングコラムの、車体側アッパブラケットに支持されるディスタンス部の縦断面図である。このステアリングコラム21は、円筒状の鋼管を素材としており、ディスタンス部29の図7,図8中下部に被挟圧部25,27が膨出成形されている。被挟圧部25,27の側面には被挟圧面51,53が形成されており、被挟圧面51,53にはチルトボルト31が嵌挿される貫通孔71が穿設されている。このステアリングコラム装置では、車体側ブラケット3の側面に配置されたチルト調整レバー35を回動させることにより、ナット33がチルトボルト31に対して螺進し、車体側ブラケット3によるステアリングコラム21の挟圧・開放が行われる。先行技術のステアリングコラム装置によれば、構成部材点数や溶接工数の削減による製造コストの低減が実現されると同時に、溶接時の熱歪み等に起因する不具合も生じなくなる。
しかしながら、上述した先行技術のステアリングコラム装置にも以下に述べる問題があった。例えば、運転者がチルトレバー35を締め付けた場合、図9に示したように、ディスタンス部29における被挟圧部25,27以外の部位(図9中の上部および下部)が撓み、操作フィーリングが非常に悪くなると共に、車体側ブラケット3によるステアリングコラム21の確実な固定が行えなくなる不具合があった。また、運転者がチルトレバー35を所定値以上の締付力で締め付けた場合、ディスタンス部29の撓みが弾性限度を超えて塑性変形する虞等もあった。そして、これらの不具合はステアリングコラムの素材に薄肉の鋼管を用いた場合に顕著となるため、ステアリング装置の重量軽減を図る上での障害ともなっていた。
チルト調整機構は、ステアリングホイールの位置を上下方向に調整するための機構であり、ステアリングコラムを揺動自在に支持するチルトピボットと、所望の位置(揺動角度)でステアリングコラムを固定するチルト位置固定手段等からなっている。また、テレスコピック調整機構は、ステアリングホイールの位置を前後方向(ステアリングシャフトの軸方向)に調整するための機構であり、ステアリングシャフトの伸縮に供される二重管式等の伸縮部と、所望の位置(伸縮量)でステアリングシャフトを固定するテレスコ位置固定手段等からなっている。
従来、チルト位置固定手段としては、鋼管製のステアリングコラムに鋼板製のディスタンスブラケットを溶接接合し、このディスタンスブラケットを鋼板製の車体側ブラケットにより挟圧・固定するものが一般的であった。ところが、このような構成を採った場合、構成部材点数や溶接工数が多くなる他、溶接時の熱歪み等に起因する種々の不具合が避けられないため、特開平10−7003号公報等(以下、先行技術と記す)では塑性加工によりステアリングコラムを車体側ブラケットに支持するためのディスタンス部を膨出成形したものが提案されている。
図7は先行技術のステアリングコラム単体を示す斜視図であり、図8はステアリングコラム装置においてステアリングコラムの、車体側アッパブラケットに支持されるディスタンス部の縦断面図である。このステアリングコラム21は、円筒状の鋼管を素材としており、ディスタンス部29の図7,図8中下部に被挟圧部25,27が膨出成形されている。被挟圧部25,27の側面には被挟圧面51,53が形成されており、被挟圧面51,53にはチルトボルト31が嵌挿される貫通孔71が穿設されている。このステアリングコラム装置では、車体側ブラケット3の側面に配置されたチルト調整レバー35を回動させることにより、ナット33がチルトボルト31に対して螺進し、車体側ブラケット3によるステアリングコラム21の挟圧・開放が行われる。先行技術のステアリングコラム装置によれば、構成部材点数や溶接工数の削減による製造コストの低減が実現されると同時に、溶接時の熱歪み等に起因する不具合も生じなくなる。
しかしながら、上述した先行技術のステアリングコラム装置にも以下に述べる問題があった。例えば、運転者がチルトレバー35を締め付けた場合、図9に示したように、ディスタンス部29における被挟圧部25,27以外の部位(図9中の上部および下部)が撓み、操作フィーリングが非常に悪くなると共に、車体側ブラケット3によるステアリングコラム21の確実な固定が行えなくなる不具合があった。また、運転者がチルトレバー35を所定値以上の締付力で締め付けた場合、ディスタンス部29の撓みが弾性限度を超えて塑性変形する虞等もあった。そして、これらの不具合はステアリングコラムの素材に薄肉の鋼管を用いた場合に顕著となるため、ステアリング装置の重量軽減を図る上での障害ともなっていた。
本発明は、上記状況に鑑みなされたもので、部品点数や製造コストの低減を図りつつ、ディスタンス部の剛性向上等を実現したステアリングコラム装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するべく、本発明では、車体強度部材に取付けられ、鉛直方向に延在する一対の対向側板部を有する車体側ブラケットと、概ね筒状でありステアリングシャフトをその内部に回動自在に支持し、塑性加工により膨出形成されて前記車体側ブラケットの前記側板部に挟圧される一対の被挟圧膨出部を有するディスタンス部を備えたステアリングコラムとを備え、前記ステアリングコラムの前記車体側ブラケットの前記側板部に対する位置が所定の範囲で調整可能な調整機構とを備えたステアリングコラム装置であって、前記ステアリングコラムには、前記ディスタンス部の前記車体側ブラケットに対する締付剛性を向上させるべく、補強部が形成されたものを提供する。
本発明のステアリングコラム装置において、前記補強部は前記被挟圧支持部の上部と下部との少なくとも一方に当該被挟圧支持部同士を連結していることが好ましい。
本発明のステアリングコラム装置において、好ましくは前記凸部が複数本の凸条から成り、前記凹部が複数木の凹条から成る。
また、本発明のステアリングコラム装置において、前記ステアリングコラムが前記車体側ブラケットに対してチルト方向またはテレスコピック方向の少なくとも一方に調整可能なことが好ましい。
また、本発明のステアリングコラム装置において、前記塑性加工はハイドロフォーム成形法が好ましい。
本発明によれば、ディスタンス部全体の剛性が向上し、被挟圧部に大きな締付力が印可されても撓みが生じ難くなる。
上記課題を解決するべく、本発明では、車体強度部材に取付けられ、鉛直方向に延在する一対の対向側板部を有する車体側ブラケットと、概ね筒状でありステアリングシャフトをその内部に回動自在に支持し、塑性加工により膨出形成されて前記車体側ブラケットの前記側板部に挟圧される一対の被挟圧膨出部を有するディスタンス部を備えたステアリングコラムとを備え、前記ステアリングコラムの前記車体側ブラケットの前記側板部に対する位置が所定の範囲で調整可能な調整機構とを備えたステアリングコラム装置であって、前記ステアリングコラムには、前記ディスタンス部の前記車体側ブラケットに対する締付剛性を向上させるべく、補強部が形成されたものを提供する。
本発明のステアリングコラム装置において、前記補強部は前記被挟圧支持部の上部と下部との少なくとも一方に当該被挟圧支持部同士を連結していることが好ましい。
本発明のステアリングコラム装置において、好ましくは前記凸部が複数本の凸条から成り、前記凹部が複数木の凹条から成る。
また、本発明のステアリングコラム装置において、前記ステアリングコラムが前記車体側ブラケットに対してチルト方向またはテレスコピック方向の少なくとも一方に調整可能なことが好ましい。
また、本発明のステアリングコラム装置において、前記塑性加工はハイドロフォーム成形法が好ましい。
本発明によれば、ディスタンス部全体の剛性が向上し、被挟圧部に大きな締付力が印可されても撓みが生じ難くなる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るステアリングコラム装置の側面図である。
図2Aは、ステアリングシャフトを省略して示す図1中の拡大A−A断面図である。
図2Bは、図1中の拡大B−B断面図である。
図3は、第1実施形態に係るアッパコラムの斜視図である。
図4は、第1実施形態に係るアッパコラムの側面図である。
図5は、本発明の第2実施形態に係るアッパコラムの斜視図である。
図6は、本発明の第3実施形態に係るアッパコラムの斜視図である。
図7は、先行技術に係るステアリングコラム単体を示す斜視図である。
図8は、先行技術に係るステアリングコラムのディスタンス部の縦断面図である。
図9は、先行技術に係るステアリングコラムのディスタンス部の変形を示した縦断面図である。
図2Aは、ステアリングシャフトを省略して示す図1中の拡大A−A断面図である。
図2Bは、図1中の拡大B−B断面図である。
図3は、第1実施形態に係るアッパコラムの斜視図である。
図4は、第1実施形態に係るアッパコラムの側面図である。
図5は、本発明の第2実施形態に係るアッパコラムの斜視図である。
図6は、本発明の第3実施形態に係るアッパコラムの斜視図である。
図7は、先行技術に係るステアリングコラム単体を示す斜視図である。
図8は、先行技術に係るステアリングコラムのディスタンス部の縦断面図である。
図9は、先行技術に係るステアリングコラムのディスタンス部の変形を示した縦断面図である。
以下、本発明に係るステアリングコラム装置の実施形態を説明する。
図1は第1実施形態に係るステアリングコラム装置の側面図であり、図2Aは図1中の拡大A−A断面図であるが、ステアリングシャフト13を省略して示している。
ステアリングコラム1は、車体側ブラケットである鋼板プレス成形品の固定アッパブラケット3とアルミ合金ダイカスト成形品のピボットブラケット5とを介して車体側強度メンバ7に装着されており、軸受9,11を介してアッパステアリングシャフト(以下、単にステアリングシャフトと記す)13を回動自在に支持している。
アッパブラケット3はステアリング軸の長さ方向に幅を有し、ステアリング軸の延びる方向に直交する方向、すなわち、図2Aにおいて左右方向に対称に延び、ボルト等の固定部材(図示なし)により車体強度部材7に固設される一対の車体取付部3a,3bと、アッパブラケット3の車体取付部3a,3bの内端でほぼ直角に折れ曲がりそれぞれ鉛直方向に延在する一対の側板部3c,3dを一体に形成している。
ステアリングシャフト13には、その上端にステアリングホイール(図示なし)が取り付けられる一方、下端はユニバーサルジョイントを介してロアステアリングシャフトが連結され、さらには舵取機構のラックピニオン機構へ連なっている。アッパブラケット3の側壁部3c,3dにはチルト調整孔15a,15bが形成されている。
ステアリングコラム1は、鋼管を素材とするハイドロフォーム成形品のアッパコラム21と、アッパコラム21に摺動自在に内嵌する鋼管製のロアコラム23とからなっている。アッパコラム21は概ね筒状であるが、アッパブラケット3の側板部3c,3dに対応する部位に該側板部3c,3dに圧接挟持される図2A中左右一対の被挟圧膨出部25,27および下端でこれら膨出部25,27を連接する底部28が膨出されたディスタンス部29が形成されている。膨出部25,27の平面部51,53には、アッパブラケット3の側板部3c,3dに形成された長孔15a,15bに対応してそれぞれ軸方向に延びる長孔37,37が形成されている。これら長孔15a,15bおよび長孔37,37をアジャストボルト31が貫通して設けられアジャストナット33により、ディスタンス部29は固定アッパブラケット3に後述の如く所定の締結力で挟圧・固定されている。
アジャストボルト31に螺合・固着されるナット31aとアッパブラケット3の一方の側板部3dとの間にはアジャストナット33とアジャストレバー35とが介装されている。アジャストナット33とアジャストレバー35とはアジャストナット33のほぼ円錐状突部がアジャストレバー35のほぼ円錐状凹部に嵌合してナット31aで締付けることで、互いに回転的に一体関係にあると共に、アジャストボルト31のねじ部はアジャストボルト33のねじ部に螺合している。
アジャストボルト31の頭部31bの側板部3cに接する面は略長方形断面形状となっていて、アッパブラケット3の側板部3cに形成された長孔15aに嵌入していてアジャストボルト31を回転不能にしている。
こうしてアジャストレバー35を手操作で廻すことにより側板部3c,3dによるディスタンス部29の平面部51,53へ締め付けをしたり締め付けを解除する。
このような締め付けおよび解除機構はアジャストナット33に代えて、公知のカム機構で行っても良い。
コラム膨出部25,27の平面部51,53にコラム軸と平行に延びる長孔37,37はステアリングコラムのテレスコピック位置調整用である。
一方、ピボットブラケット5は、図2Bに示すようにその水平に延びる一対の車体取付部5aがボルト等により車体側強度部材7に固設されている。ピボットブラケット5には車体取付部5aから鉛直方向に延びる一対の平行な鉛直板部5b,5cが延在している。
ロアーコラム23の下方に固設されたコラム側ロアブラケット41は、ピボットブラケット5の鉛直板部5b,5cに対応して上下に延びそれぞれ圧接される平らな板部41b,41cを一体に有している。鉛直板部5b,5cとコラム側ロアブラケットの平らな板部41b,41cには、水平方向に並んで円孔がそれぞれ形成されていて、当該円孔にはボルト43が貫通してナット45により締付けられている。
本実施の形態において、コラム側ロアブラケット41はロアーコラム23とは別体鋼板プレス成形品であり、溶接によりロアーコラム23に固定されているが、前述したディスタンス部同様液圧バルジ成形法等によりロアーコラム23を膨出させて一体に形成しても良い。ピボットブラケット5には前方に開口する略U字形状の切欠き47が形成されており、ピボットボルト43はこの切欠き47の後端側に嵌挿されている。
ステアリングコラム1は全体として、ピボットボルト43を軸に揺動可能となっており、アジャストレバー35を操作することにより、運転者はチルト調整長孔15a,15b内でアジャストボルト31が移動する範囲でステアリングホイールの上下位置(図1中、上下方向)を調整することができる。また、アッパコラム21は、ロアコラム23に対して摺動可能となっており、アジャストレバー35を操作することにより、運転者はテレスコピック調整用の長孔37内でアジャストボルト31が移動する範囲でステアリングホイールの前後位置(図1中、左右方向を調整することができる。
本実施形態のアッパコラム21では、被挟圧膨出部25,27に固定アッパブラケット3の鉛直側板部3c,3d内面に当接する前記平面部51,53が形成されると共に、図3にその斜視を示し、図4にその側面を示したように、ディスタンス部29の上下にそれぞれ3条のビード55,57が突設されている。各ビード55,57は、両被挟圧部25,27を連結するかたちで少なくとも長孔37の長さにわたって形成されていて、アッパコラムを補強している。このようなビードは所望強度に応じて、増加しても良い。
以下、本実施形態の作用を述べる。
運転者の交代等によってステアリングホイールの位置が不適切となった場合、第1実施形態のステアリングコラム装置では、運転者が先ずアジャストレバー35を時計回りに回動させて、アジャストボルト31に対してアジャストナット33を緩める。すると、アッパブラケット3を介してアッパコラム21のディスタンス部29に作用していたアジャストボルト31の軸力が消滅し、ステアリングコラム1がピボットボルト43を支点に長孔15a,15bで定まる所定量揺動可能になると同時に、アッパコラム21がロアコラム23に対して長孔37,37で定まる所定量摺動可能になる。これにより、運転者は、ステアリングコラム1をチルトあるいはテレスコ動させ、ステアリングホイールを所望の位置に調整することができる。
ステアリングホイールの位置調整を終えると、運転者は、アジャストレバー35を反時計回りに回動させて、アジャストボルト31に対してアジャストナット33を締め付ける。すると、アジャストボルト31に所定の軸力が発生し、固定アッパブラケット3の内面がディスタンス部29の被挟圧平面部51,53に圧接し、アッパブラケット3に対してアッパコラム21(すなわち、ステアリングホイール)が所望の位置で固定される。
この際、本実施形態ではディスタンス部29の上下に被挟圧膨出部25,27を連結するビード55,57が設けられているため、ディスタンス部29の剛性が前述した先行技術のものに較べて遙かに高くなっている。これにより、固定アッパブラケット3によるアッパコラム21の支持が確実に行われるようになり、走行時におけるステアリングシャフト13やステアリングホイールの振動が抑制される他、車両衝突時におけるアッパコラム21等の意図しない移動も起こり難くなった。また、アジャストレバー35を強い締付力で締め付けられることでアジャストボルト31に過大な軸力が発生しても、ディスタンス部29に弾性変形や塑性変形が生じ難くなり、長期間に亘って安定した締め付けが行える。
図5は本発明の第2実施形態のアッパコラムを示す斜視図であり,図6は本発明の第3実施形態のアッパコラムを示す斜視図である。これら実施形態も上述した第1実施形態と略同様の構成を採っているが、第2実施形態ではビードに代えてコラム内側に凹んだ3条の溝61がディスタンス部29に設けられ、第3実施形態では広幅でR形帯状の凸部63がディスタンス部29に設けられている。これら溝61や凸部63も第1実施形態と同様に少なくとも長孔37の長さにわたって被挟圧膨出部25,27を連結するかたちで形成されており、その作用も第1実施形態と同様である。
本発明の態様は上記実施形態に限られるものではない。例えば、被挟圧膨出部を連結する凸部や凹部の断面形状大きさ又は本数、ピッチ等は設計上の理由等により適宜設定可能であるし、被挟圧膨出部の上側あるいは下側又は底部に設けるようにしても良い。凸部と凹部とは、適宜組み合わせても良い。ビードの断面形状は略三角形状や略四角形状、R形状などでもよく、またステアリングコラムの材料は鋼管やアルミなどでもよい。また、ステアリングコラムの塑性加工にあたっては、ハイドロフォーム法以外の例えば爆発バルジ成形法、ゴムバルジ成形法、プレス成形法を採用してもよい。また、上記実施形態はチルト・テレスコピック式のステアリングコラム装置に本発明を適用したものであるが、チルト機構のみあるいはテレスコピック機構のみを備えたステアリングコラム装置に適用してもよい。ステアリングコラムはアッパコラムとロアコラムとが別体のものについて例示したが、アッパコラムとロアコラムとは一体に成形されたものでも良い。また、ディスタンス部のみならず、ロアブラケットも一体に成形されても良い。その他、ステアリングコラム装置の具体的構造や各構成部材の素材や形状等についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
以上述べたように、本発明のステアリングコラム装置によれば、車体側ブラケットに挟圧支持されるコラムディスタンス部全体の剛性が向上し、被挟圧部に大きな締付力が印可されても撓みが生じ難くなり、車体側ブラケットによるステアリングコラムの支持が確実に行われるようになり、走行時におけるステアリングシャフトやステアリングホイールの振動が抑制される他、車両衝突時におけるステアリングコラム等の意図しない移動も起こり難くなる。
図1は第1実施形態に係るステアリングコラム装置の側面図であり、図2Aは図1中の拡大A−A断面図であるが、ステアリングシャフト13を省略して示している。
ステアリングコラム1は、車体側ブラケットである鋼板プレス成形品の固定アッパブラケット3とアルミ合金ダイカスト成形品のピボットブラケット5とを介して車体側強度メンバ7に装着されており、軸受9,11を介してアッパステアリングシャフト(以下、単にステアリングシャフトと記す)13を回動自在に支持している。
アッパブラケット3はステアリング軸の長さ方向に幅を有し、ステアリング軸の延びる方向に直交する方向、すなわち、図2Aにおいて左右方向に対称に延び、ボルト等の固定部材(図示なし)により車体強度部材7に固設される一対の車体取付部3a,3bと、アッパブラケット3の車体取付部3a,3bの内端でほぼ直角に折れ曲がりそれぞれ鉛直方向に延在する一対の側板部3c,3dを一体に形成している。
ステアリングシャフト13には、その上端にステアリングホイール(図示なし)が取り付けられる一方、下端はユニバーサルジョイントを介してロアステアリングシャフトが連結され、さらには舵取機構のラックピニオン機構へ連なっている。アッパブラケット3の側壁部3c,3dにはチルト調整孔15a,15bが形成されている。
ステアリングコラム1は、鋼管を素材とするハイドロフォーム成形品のアッパコラム21と、アッパコラム21に摺動自在に内嵌する鋼管製のロアコラム23とからなっている。アッパコラム21は概ね筒状であるが、アッパブラケット3の側板部3c,3dに対応する部位に該側板部3c,3dに圧接挟持される図2A中左右一対の被挟圧膨出部25,27および下端でこれら膨出部25,27を連接する底部28が膨出されたディスタンス部29が形成されている。膨出部25,27の平面部51,53には、アッパブラケット3の側板部3c,3dに形成された長孔15a,15bに対応してそれぞれ軸方向に延びる長孔37,37が形成されている。これら長孔15a,15bおよび長孔37,37をアジャストボルト31が貫通して設けられアジャストナット33により、ディスタンス部29は固定アッパブラケット3に後述の如く所定の締結力で挟圧・固定されている。
アジャストボルト31に螺合・固着されるナット31aとアッパブラケット3の一方の側板部3dとの間にはアジャストナット33とアジャストレバー35とが介装されている。アジャストナット33とアジャストレバー35とはアジャストナット33のほぼ円錐状突部がアジャストレバー35のほぼ円錐状凹部に嵌合してナット31aで締付けることで、互いに回転的に一体関係にあると共に、アジャストボルト31のねじ部はアジャストボルト33のねじ部に螺合している。
アジャストボルト31の頭部31bの側板部3cに接する面は略長方形断面形状となっていて、アッパブラケット3の側板部3cに形成された長孔15aに嵌入していてアジャストボルト31を回転不能にしている。
こうしてアジャストレバー35を手操作で廻すことにより側板部3c,3dによるディスタンス部29の平面部51,53へ締め付けをしたり締め付けを解除する。
このような締め付けおよび解除機構はアジャストナット33に代えて、公知のカム機構で行っても良い。
コラム膨出部25,27の平面部51,53にコラム軸と平行に延びる長孔37,37はステアリングコラムのテレスコピック位置調整用である。
一方、ピボットブラケット5は、図2Bに示すようにその水平に延びる一対の車体取付部5aがボルト等により車体側強度部材7に固設されている。ピボットブラケット5には車体取付部5aから鉛直方向に延びる一対の平行な鉛直板部5b,5cが延在している。
ロアーコラム23の下方に固設されたコラム側ロアブラケット41は、ピボットブラケット5の鉛直板部5b,5cに対応して上下に延びそれぞれ圧接される平らな板部41b,41cを一体に有している。鉛直板部5b,5cとコラム側ロアブラケットの平らな板部41b,41cには、水平方向に並んで円孔がそれぞれ形成されていて、当該円孔にはボルト43が貫通してナット45により締付けられている。
本実施の形態において、コラム側ロアブラケット41はロアーコラム23とは別体鋼板プレス成形品であり、溶接によりロアーコラム23に固定されているが、前述したディスタンス部同様液圧バルジ成形法等によりロアーコラム23を膨出させて一体に形成しても良い。ピボットブラケット5には前方に開口する略U字形状の切欠き47が形成されており、ピボットボルト43はこの切欠き47の後端側に嵌挿されている。
ステアリングコラム1は全体として、ピボットボルト43を軸に揺動可能となっており、アジャストレバー35を操作することにより、運転者はチルト調整長孔15a,15b内でアジャストボルト31が移動する範囲でステアリングホイールの上下位置(図1中、上下方向)を調整することができる。また、アッパコラム21は、ロアコラム23に対して摺動可能となっており、アジャストレバー35を操作することにより、運転者はテレスコピック調整用の長孔37内でアジャストボルト31が移動する範囲でステアリングホイールの前後位置(図1中、左右方向を調整することができる。
本実施形態のアッパコラム21では、被挟圧膨出部25,27に固定アッパブラケット3の鉛直側板部3c,3d内面に当接する前記平面部51,53が形成されると共に、図3にその斜視を示し、図4にその側面を示したように、ディスタンス部29の上下にそれぞれ3条のビード55,57が突設されている。各ビード55,57は、両被挟圧部25,27を連結するかたちで少なくとも長孔37の長さにわたって形成されていて、アッパコラムを補強している。このようなビードは所望強度に応じて、増加しても良い。
以下、本実施形態の作用を述べる。
運転者の交代等によってステアリングホイールの位置が不適切となった場合、第1実施形態のステアリングコラム装置では、運転者が先ずアジャストレバー35を時計回りに回動させて、アジャストボルト31に対してアジャストナット33を緩める。すると、アッパブラケット3を介してアッパコラム21のディスタンス部29に作用していたアジャストボルト31の軸力が消滅し、ステアリングコラム1がピボットボルト43を支点に長孔15a,15bで定まる所定量揺動可能になると同時に、アッパコラム21がロアコラム23に対して長孔37,37で定まる所定量摺動可能になる。これにより、運転者は、ステアリングコラム1をチルトあるいはテレスコ動させ、ステアリングホイールを所望の位置に調整することができる。
ステアリングホイールの位置調整を終えると、運転者は、アジャストレバー35を反時計回りに回動させて、アジャストボルト31に対してアジャストナット33を締め付ける。すると、アジャストボルト31に所定の軸力が発生し、固定アッパブラケット3の内面がディスタンス部29の被挟圧平面部51,53に圧接し、アッパブラケット3に対してアッパコラム21(すなわち、ステアリングホイール)が所望の位置で固定される。
この際、本実施形態ではディスタンス部29の上下に被挟圧膨出部25,27を連結するビード55,57が設けられているため、ディスタンス部29の剛性が前述した先行技術のものに較べて遙かに高くなっている。これにより、固定アッパブラケット3によるアッパコラム21の支持が確実に行われるようになり、走行時におけるステアリングシャフト13やステアリングホイールの振動が抑制される他、車両衝突時におけるアッパコラム21等の意図しない移動も起こり難くなった。また、アジャストレバー35を強い締付力で締め付けられることでアジャストボルト31に過大な軸力が発生しても、ディスタンス部29に弾性変形や塑性変形が生じ難くなり、長期間に亘って安定した締め付けが行える。
図5は本発明の第2実施形態のアッパコラムを示す斜視図であり,図6は本発明の第3実施形態のアッパコラムを示す斜視図である。これら実施形態も上述した第1実施形態と略同様の構成を採っているが、第2実施形態ではビードに代えてコラム内側に凹んだ3条の溝61がディスタンス部29に設けられ、第3実施形態では広幅でR形帯状の凸部63がディスタンス部29に設けられている。これら溝61や凸部63も第1実施形態と同様に少なくとも長孔37の長さにわたって被挟圧膨出部25,27を連結するかたちで形成されており、その作用も第1実施形態と同様である。
本発明の態様は上記実施形態に限られるものではない。例えば、被挟圧膨出部を連結する凸部や凹部の断面形状大きさ又は本数、ピッチ等は設計上の理由等により適宜設定可能であるし、被挟圧膨出部の上側あるいは下側又は底部に設けるようにしても良い。凸部と凹部とは、適宜組み合わせても良い。ビードの断面形状は略三角形状や略四角形状、R形状などでもよく、またステアリングコラムの材料は鋼管やアルミなどでもよい。また、ステアリングコラムの塑性加工にあたっては、ハイドロフォーム法以外の例えば爆発バルジ成形法、ゴムバルジ成形法、プレス成形法を採用してもよい。また、上記実施形態はチルト・テレスコピック式のステアリングコラム装置に本発明を適用したものであるが、チルト機構のみあるいはテレスコピック機構のみを備えたステアリングコラム装置に適用してもよい。ステアリングコラムはアッパコラムとロアコラムとが別体のものについて例示したが、アッパコラムとロアコラムとは一体に成形されたものでも良い。また、ディスタンス部のみならず、ロアブラケットも一体に成形されても良い。その他、ステアリングコラム装置の具体的構造や各構成部材の素材や形状等についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
以上述べたように、本発明のステアリングコラム装置によれば、車体側ブラケットに挟圧支持されるコラムディスタンス部全体の剛性が向上し、被挟圧部に大きな締付力が印可されても撓みが生じ難くなり、車体側ブラケットによるステアリングコラムの支持が確実に行われるようになり、走行時におけるステアリングシャフトやステアリングホイールの振動が抑制される他、車両衝突時におけるステアリングコラム等の意図しない移動も起こり難くなる。
本発明は、自動車用等の操舵装置を構成するステアリングコラムに係り、詳しくは、部品点数や製造コストの低減を図りつつ、ステアリングコラムの車体への支持のためのコラムディスタンス部の剛性向上等を実現する技術に関する。
自動車のステアリング装置は、不特定多数の運転者により使用(操舵)されるため、個人の体格や運転姿勢等に対応してステアリングホイールの位置を調整できることが望ましい。このような要望に答えるべく、乗用車に限らず貨物車等においても、チルト調整機構やテレスコピック調整機構を採用するものが多くなっている。
チルト調整機構は、ステアリングホイールの位置を上下方向に調整するための機構であり、ステアリングコラムを揺動自在に支持するチルトピボットと、所望の位置(揺動角度)でステアリングコラムを固定するチルト位置固定手段等からなっている。また、テレスコピック調整機構は、ステアリングホイールの位置を前後方向(ステアリングシャフトの軸方向)に調整するための機構であり、ステアリングシャフトの伸縮に供される二重管式等の伸縮部と、所望の位置(伸縮量)でステアリングシャフトを固定するテレスコ位置固定手段等からなっている。
従来、チルト位置固定手段としては、鋼管製のステアリングコラムに鋼板製のディスタンスブラケットを溶接接合し、このディスタンスブラケットを鋼板製の車体側ブラケットにより挟圧・固定するものが一般的であった。ところが、このような構成を採った場合、構成部材点数や溶接工数が多くなる他、溶接時の熱歪み等に起因する種々の不具合が避けられないため、特開平10−7003号公報等(以下、先行技術と記す)では塑性加工によりステアリングコラムを車体側ブラケットに支持するためのディスタンス部を膨出成形したものが提案されている。
図7は先行技術のステアリングコラム単体を示す斜視図であり、図8はステアリングコラム装置においてステアリングコラムの、車体側アッパブラケットに支持されるディスタンス部の縦断面図である。このステアリングコラム21は、円筒状の鋼管を素材としており、ディスタンス部29の図7,図8中下部に被挟圧部25,27が膨出成形されている。被挟圧部25,27の側面には被挟圧面51,53が形成されており、被挟圧面51,53にはチルトボルト31が嵌挿される貫通孔71が穿設されている。このステアリングコラム装置では、車体側ブラケット3の側面に配置されたチルト調整レバー35を回動させることにより、ナット33がチルトボルト31に対して螺進し、車体側ブラケット3によるステアリングコラム21の挟圧・開放が行われる。先行技術のステアリングコラム装置によれば、構成部材点数や溶接工数の削減による製造コストの低減が実現されると同時に、溶接時の熱歪み等に起因する不具合も生じなくなる。
しかしながら、上述した先行技術のステアリングコラム装置にも以下に述べる問題があった。例えば、運転者がチルトレバー35を締め付けた場合、図9に示したように、ディスタンス部29における被挟圧部25,27以外の部位(図9中の上部および下部)が撓み、操作フィーリングが非常に悪くなると共に、車体側ブラケット3によるステアリングコラム21の確実な固定が行えなくなる不具合があった。また、運転者がチルトレバー35を所定値以上の締付力で締め付けた場合、ディスタンス部29の撓みが弾性限度を超えて塑性変形する虞等もあった。そして、これらの不具合はステアリングコラムの素材に薄肉の鋼管を用いた場合に顕著となるため、ステアリング装置の重量軽減を図る上での障害ともなっていた。
本発明は、上記状況に鑑みなされたもので、部品点数や製造コストの低減を図りつつ、ディスタンス部の剛性向上等を実現したステアリングコラム装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するべく、本発明では、車体強度部材に取付けられ、鉛直方向に延在する一対の対向側板部を有する車体側ブラケットと、概ね筒状でありステアリングシャフトをその内部に回動自在に支持し、塑性加工により膨出形成されて前記車体側ブラケットの前記側板部に挟圧される一対の被挟圧膨出部を有するディスタンス部を備えたステアリングコラムとを備え、前記ステアリングコラムの前記車体側ブラケットの前記側板部に対する位置が所定の範囲で調整可能な調整機構とを備えたステアリングコラム装置であって、前記ステアリングコラムには、前記ディスタンス部の前記車体側ブラケットに対する締付剛性を向上させるべく、補強部が形成されたものを提供する。
本発明のステアリングコラム装置において、前記補強部は前記被挟圧支持部の上部と下部との少なくとも一方に当該被挟圧支持部同士を連結していることが好ましい。
本発明のステアリングコラム装置において、前記補強部は前記被挟圧支持部の上部と下部との少なくとも一方に当該被挟圧支持部同士を連結していることが好ましい。
本発明のステアリングコラム装置において、好ましくは前記補強部が複数本の凸条又は複数本の凹条から成る。
また、本発明のステアリングコラム装置において、前記ステアリングコラムが前記車体側ブラケットに対してチルト方向またはテレスコピック方向の少なくとも一方に調整可能なことが好ましい。
また、本発明のステアリングコラム装置において、前記塑性加工はハイドロフォーム成形法が好ましい。
本発明によれば、ディスタンス部全体の剛性が向上し、被挟圧部に大きな締付力が印可されても撓みが生じ難くなる。
以下、本発明に係るステアリングコラム装置の実施形態を説明する。
図1は第1実施形態に係るステアリングコラム装置の側面図であり、図2Aは図1中の拡大A−A断面図であるが、ステアリングシャフト13を省略して示している。
ステアリングコラム1は、車体側ブラケットである鋼板プレス成形品の固定アッパブラケット3とアルミ合金ダイカスト成形品のピボットブラケット5とを介して車体側強度メンバ7に装着されており、軸受9,11を介してアッパステアリングシャフト(以下、単にステアリングシャフトと記す)13を回動自在に支持している。
アッパブラケット3はステアリング軸の長さ方向に幅を有し、ステアリング軸の延びる方向に直交する方向、すなわち、図2Aにおいて左右方向に対称に延び、ボルト等の固定部材(図示なし)により車体強度部材7に固設される一対の車体取付部3a,3bと、アッパブラケット3の車体取付部3a,3bの内端でほぼ直角に折れ曲がりそれぞれ鉛直方向に延在する一対の側板部3c,3dを一体に形成している。
ステアリングシャフト13には、その上端にステアリングホイール(図示なし)が取り付けられる一方、下端はユニバーサルジョイントを介してロアステアリングシャフトが連結され、さらには舵取機構のラックピニオン機構へ連なっている。アッパブラケット3の側壁部3c,3dにはチルト調整孔15a,15bが形成されている。
ステアリングコラム1は、鋼管を素材とするハイドロフォーム成形品のアッパコラム21と、アッパコラム21に摺動自在に内嵌する鋼管製のロアコラム23とからなっている。アッパコラム21は概ね筒状であるが、アッパブラケット3の側板部3c,3dに対応する部位に該側板部3c,3dに圧接挟持される図2A中左右一対の被挟圧膨出部25,27および下端でこれら膨出部25,27を連接する底部28が膨出されたディスタンス部29が形成されている。膨出部25,27の平面部51,53には、アッパブラケット3の側板部3c,3dに形成された長孔15a,15bに対応してそれぞれ軸方向に延びる長孔37,37が形成されている。これら長孔15a,15bおよび長孔37,37をアジャストボルト31が貫通して設けられアジャストナット33により、ディスタンス部29は固定アッパブラケット3に後述の如く所定の締結力で挟圧・固定されている。
アジャストボルト31に螺合・固着されるナット31aとアッパブラケット3の一方の側板部3dとの間にはアジャストナット33とアジャストレバー35とが介装されている。アジャストナット33とアジャストレバー35とはアジャストナット33のほぼ円錐状突部がアジャストレバー35のほぼ円錐状凹部に嵌合してナット31aで締付けることで、互いに回転的に一体関係にあると共に、アジャストボルト31のねじ部はアジャストボルト33のねじ部に螺合している。
アジャストボルト31の頭部31bの側板部3cに接する面は略長方形断面形状となっていて、アッパブラケット3の側板部3cに形成された長孔15aに嵌入していてアジャストボルト31を回転不能にしている。
こうしてアジャストレバー35を手操作で廻すことにより側板部3c,3dによるディスタンス部29の平面部51,53へ締め付けをしたり締め付けを解除する。
このような締め付けおよび解除機構はアジャストナット33に代えて、公知のカム機構で行っても良い。
コラム膨出部25,27の平面部51,53にコラム軸と平行に延びる長孔37,37はステアリングコラムのテレスコピック位置調整用である。
一方、ピボットブラケット5は、図2Bに示すようにその水平に延びる一対の車体取付部5aがボルト等により車体側強度部材7に固設されている。ピボットブラケット5には車体取付部5aから鉛直方向に延びる一対の平行な鉛直板部5b,5cが延在している。
ロア−コラム23の下方に固設されたコラム側ロアブラケット41は、ピボットブラケット5の鉛直板部5b,5cに対応して上下に延びそれぞれ圧接される平らな板部41b,41cを一体に有している。鉛直板部5b,5cとコラム側ロアブラケットの平らな板部41b,41cには、水平方向に並んで円孔がそれぞれ形成されていて、当該円孔にはボルト43が貫通してナット45により締付けられている。
本実施の形態において、コラム側ロアブラケット41はロア−コラム23とは別体鋼板プレス成形品であり、溶接によりロア−コラム23に固定されているが、前述したディスタンス部同様液圧バルジ成形法等によりロア−コラム23を膨出させて一体に形成しても良い。ピボットブラケット5には前方に開口する略U字形状の切欠き47が形成されており、ピボットボルト43はこの切欠き47の後端側に嵌挿されている。
ステアリングコラム1は全体として、ピボットボルト43を軸に揺動可能となっており、アジャストレバー35を操作することにより、運転者はチルト調整長孔15a,15b内でアジャストボルト31が移動する範囲でステアリングホイールの上下位置(図1中、上下方向)を調整することができる。また、アッパコラム21は、ロアコラム23に対して摺動可能となっており、アジャストレバー35を操作することにより、運転者はテレスコピック調整用の長孔37内でアジャストボルト31が移動する範囲でステアリングホイールの前後位置(図1中、左右方向を調整することができる。
本実施形態のアッパコラム21では、被挟圧膨出部25,27に固定アッパブラケット3の鉛直側板部3c,3d内面に当接する前記平面部51,53が形成されると共に、図3にその斜視を示し、図4にその側面を示したように、ディスタンス部29の上下にそれぞれ3条のビード55,57が突設されている。各ビード55,57は、両被挟圧部25,27を連結するかたちで少なくとも長孔37の長さにわたって形成されていて、アッパコラムを補強している。このようなビードは所望強度に応じて、増加しても良い。
以下、本実施形態の作用を述べる。
運転者の交代等によってステアリングホイールの位置が不適切となった場合、第1実施形態のステアリングコラム装置では、運転者が先ずアジャストレバー35を時計回りに回動させて、アジャストボルト31に対してアジャストナット33を緩める。すると、アッパブラケット3を介してアッパコラム21のディスタンス部29に作用していたアジャストボルト31の軸力が消滅し、ステアリングコラム1がピボットボルト43を支点に長孔15a,15bで定まる所定量揺動可能になると同時に、アッパコラム21がロアコラム23に対して長孔37,37で定まる所定量摺動可能になる。これにより、運転者は、ステアリングコラム1をチルトあるいはテレスコ動させ、ステアリングホイールを所望の位置に調整することができる。
ステアリングホイールの位置調整を終えると、運転者は、アジャストレバー35を反時計回りに回動させて、アジャストボルト31に対してアジャストナット33を締め付ける。すると、アジャストボルト31に所定の軸力が発生し、固定アッパブラケット3の内面がディスタンス部29の被挟圧平面部51,53に圧接し、アッパブラケット3に対してアッパコラム21(すなわち、ステアリングホイール)が所望の位置で固定される。
この際、本実施形態ではディスタンス部29の上下に被挟圧膨出部25,27を連結するビード55,57が設けられているため、ディスタンス部29の剛性が前述した先行技術のものに較べて遙かに高くなっている。これにより、固定アッパブラケット3によるアッパコラム21の支持が確実に行われるようになり、走行時におけるステアリングシャフト13やステアリングホイールの振動が抑制される他、車両衝突時におけるアッパコラム21等の意図しない移動も起こり難くなった。また、アジャストレバー35を強い締付力で締め付けられることでアジャストボルト31に過大な軸力が発生しても、ディスタンス部29に弾性変形や塑性変形が生じ難くなり、長期間に亘って安定した締め付けが行える。
図5は本発明の第2実施形態のアッパコラムを示す斜視図であり,図6は本発明の第3実施形態のアッパコラムを示す斜視図である。これら実施形態も上述した第1実施形態と略同様の構成を採っているが、第2実施形態ではビードに代えてコラム内側に凹んだ3条の溝61がディスタンス部29に設けられ、第3実施形態では広幅でR形帯状の凸部63がディスタンス部29に設けられている。これら溝61や凸部63も第1実施形態と同様に少なくとも長孔37の長さにわたって被挟圧膨出部25,27を連結するかたちで形成されており、その作用も第1実施形態と同様である。
本発明の態様は上記実施形態に限られるものではない。例えば、被挟圧膨出部を連結する凸部や凹部の断面形状大きさ又は本数、ピッチ等は設計上の理由等により適宜設定可能であるし、被挟圧膨出部の上側あるいは下側又は底部に設けるようにしても良い。凸部と凹部とは、適宜組み合わせても良い。ビードの断面形状は略三角形状や略四角形状、R形状などでもよく、またステアリングコラムの材料は鋼管やアルミなどでもよい。また、ステアリングコラムの塑性加工にあたっては、ハイドロフォーム法以外の例えば爆発バルジ成形法、ゴムバルジ成形法、プレス成形法を採用してもよい。また、上記実施形態はチルト・テレスコピック式のステアリングコラム装置に本発明を適用したものであるが、チルト機構のみあるいはテレスコピック機構のみを備えたステアリングコラム装置に適用してもよい。ステアリングコラムはアッパコラムとロアコラムとが別体のものについて例示したが、アッパコラムとロアコラムとは一体に成形されたものでも良い。また、ディスタンス部のみならず、ロアブラケットも一体に成形されても良い。その他、ステアリングコラム装置の具体的構造や各構成部材の素材や形状等についても、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
以上述べたように、本発明のステアリングコラム装置によれば、車体側ブラケットに挟圧支持されるコラムディスタンス部全体の剛性が向上し、被挟圧部に大きな締付力が印可されても撓みが生じ難くなり、車体側ブラケットによるステアリングコラムの支持が確実に行われるようになり、走行時におけるステアリングシャフトやステアリングホイールの振動が抑制される他、車両衝突時におけるステアリングコラム等の意図しない移動も起こり難くなる。
Claims (5)
- 車体強度部材に取付けられ、鉛直方向に延在する一対の対向側板部を有する車体側ブラケットと、概ね筒状でありステアリングシャフトをその内部に回動自在に支持し、塑性加工により膨出形成されて前記車体側ブラケットの前記側板部に挟圧支持される一対の被挟圧膨出部を有するディスタンス部
を備えたステアリングコラムとを備え、
前記ステアリングコラムの前記車体側ブラケットの前記側板部に対する位置が所定の範囲で調整可能な調整機構とを備えたステアリングコラム装置であって、
前記ステアリングコラムには、前記ディスタンス部の前記側板部に対する締付剛性を向上させる補強部が形成されたことを特徴とするステアリングコラム装置。 - 前記補強部は、前記被挟圧部の上部と下部との少なくとも一方に当該被挟圧部同士を連結して形成されていることを特徴とする請求項1記載のステアリングコラム装置。
- 前記凸部は複数本の凸条から成り、前記凹部は複数本の凹条から成ることを特徴とする、請求項1または2記載のステアリングコラム装置。
- 前記ステアリングコラムが前記車体側ブラケットに対してチルト方向またはテレスコピック方向の少なくとも一方に調整可能なことを特徴とする、請求項1または2記載のステアリングコラム装置。
- 記塑性加工がハイドロフォーム成形法によることを特徴とする、請求項1または2に記載のステアリングコラム装置。
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