JP2016164061A - ステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】チルト調整によるアウターコラムの高さ位置の高低による締付状態で、生じる締付力のバラつきを抑制し、安定した締付剛性を維持するステアリング装置とすること。【構成】インナーパイプ8と、該インナーパイプ8を抱持する抱持本体部1と、該抱持本体部1の下部で且つ軸方向に沿って形成されるスリット部1bと、該スリット部1bの幅方向両縁箇所に形成される両締付部21によって構成されるクランプ2を有するアウターコラムAと、該アウターコラムAを挟持する固定側部41を有する固定ブラケット4と、該固定ブラケット4とアウターコラムAとを締め付ける締付具7とを備えること。アウターコラムAの両締付部21のそれぞれの外面側に形成される第1当接部31と、アウターコラムAの抱持本体部1の軸芯Pよりも上方に位置して水平直径方向に突出形成される第3当接部33とを有すること。【選択図】 図1

Description

本発明は、チルト・テレスコ機構を備えたステアリング装置において、チルト調整によるアウターコラムの高さ位置の高低による締付状態で、生じる締付力のバラつきを抑制し、安定した締付剛性を維持することができるステアリング装置に関する。
チルト・テレスコ機構を有するステアリング装置では、ステアリングシャフトを軸方向に摺動且つ固定可能に支持するアウターコラムを有し、該アウターコラムが固定ブラケットに対して上下動するタイプのものが存在する。この種のものとして、特許文献1が存在する。この特許文献(特開2007−223383号公報)の内容について、符号を括弧付けして概説する。
アウターコラム(1)の左右の側面に、アウターコラム(1)の軸芯の近傍に、当接面(16A、16B)が形成されている。当接面(16A、16B)は、締付けロッド(34)を緩めた時には、側板(32A、32B)の内側面(321A、321B)との間に若干の隙間を有し、締付けロッド(34)を締め付けた時に、側板(32A、32B)の内側面(321A、321B)に各々当接する。
また、当接面(16A、16B)は、特許文献1の図(3)に示すように、アウターコラム1の車体前方側端面(14)から車体後方側に延び、クランプ(11A、11B)に形成されたテレスコピック用長溝(12A、12B)の車体後方端を若干通り過ぎた位置まで形成されている。従って、当接面(16A、16B)は、アウターコラム(1)のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって、側板(32A、32B)の内側面(321A、321B)に当接する。
クランプ(11A、11B)の各側面には、締付けロッド(34)の軸芯の近傍に、当接面(17A、17B)が形成されている。当接面(17A、17B)は、締付けロッド(34)を緩めた時でも、側板(32A、32B)の内側面(321A、321B)に軽く当接している。当接面(17A、17B)は、アウターコラム(1)のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって、側板(32A、32B)の内側面(321A、321B)に当接可能である。
特開2007−223383号公報
特許文献1では、当接面(16A、16B)は、アウターコラム(1)の車体前方側端面14から車体後方側に延びており、また当接面(17A、17B)は、アウターコラム1のテレスコピック位置調整範囲の全長にわたって軸方向に長く延びて形成されている。このため、当接面(16A、16B)及び当接面(17A、17B)は、車体取付けブラケット(3)の側板(32A、32B)の内側面(321A、321B)と、軸方向に長い面接触となるように形成されている。
しかし、車体取付けブラケット(3)は金属板であり、締付けロッド(34)を締め付けた時に側板(32A、32B)がたわむ。当接面(16A、16B)及び当接面(17A、17B)は、側板(32A、32B)と全面が接触するわけではなく、部分接触となる。
たわむ箇所は一台一台又、締付時によって異なり、一番当接される必要のある場所つまり剛性の弱いところには、当接しない可能性がある。すると、アウターコラム(1)の軸方
向における剛性の差が大きくなり、締付剛性が弱くなる可能性がある。また、当接面(16A、16B)及び当接面(17A、17B)は軸方向に長く形成され、側板(32A、32B)のたわみにより当接しない箇所にも加工が施してあるため、加工面が多く、コストがかかる。また重量も増加する。
本発明の目的(解決しようとする技術的課題)は、チルト・テレスコ機構を備えたステアリング装置において、チルト調整によるアウターコラムの高さ位置の高低による締付状態で、生じる締付力のバラつきを抑制し、安定した締付剛性を維持することができるステアリング装置を提供することにある。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく、鋭意、研究を重ねた結果、請求項1の発明を、インナーパイプと、該インナーパイプを抱持する抱持本体部と、該抱持本体部の下部で且つ軸方向に沿って形成されるスリット部と、該スリット部の幅方向両縁箇所に形成される両締付部によって構成されるクランプを有するアウターコラムと、該アウターコラムを挟持する固定側部を有する固定ブラケットと、該固定ブラケットと前記アウターコラムとを締め付ける締付具とを備え、前記アウターコラムの両前記締付部のそれぞれの外面側に形成される第1当接部と、前記アウターコラムの前記抱持本体部の軸芯よりも上方に位置して水平直径方向に突出形成される第3当接部とを有するステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項2の発明を、請求項1において、前記第3当接部は、軸方向に沿って所定間隔をおいて少なくとも2個形成されてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明を、請求項2において、後方側の前記第3当接部は、前方側の前記第3当接部よりも、当接面が大きいステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項4の発明を、請求項1,2又は3の何れか1項の記載において、前記両締付部の上方で且つ前記第3当接部の下方には、前記抱持本体部の上下方向に亘って形成される第2当接部を有し、前記第3当接部と前記第2当接部の先端面は、前記抱持本体部の水平直径方向において同一面上に位置され、前記第1当接部は、前記第3当接部及び前記第2当接部の水平直径方向の先端面を越えない位置としてなるステアリング装置としてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項5の発明を、請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記第3当接部は、円筒突起状に形成されてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項6の発明を、請求項4又は5において、前記第2当接部は、軸方向に沿って所定間隔をおいて2つに分離されてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項7の発明を、請求項4,5又は6の何れか1項の記載において、前記第2当接部は下部が軸方向に沿って延在形成されてなるステアリング装置としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明では、アウターコラムの両締付部のそれぞれの外面側に形成される第1当接部と、前記アウターコラムの抱持本体部の軸芯よりも上方に位置して水平直径方向に突出形成される第3当接部とを有する構成としたことにより、チルト・テレスコ調整を完了して、固定ブラケットとアウターコラムとを締付具によって締め付けたときに、固定ブラケットの固定側部と、アウターコラムとの当接状態のバラツキを防止し、締付剛性を保持するものである。これによって、締付具によるアウターコラムの両締付部によるインナーパイプに対する安定した締付剛性を維持できる。
請求項2の発明では、前記第3当接部は、軸方向に沿って所定間隔をおいて少なくとも2個形成される構成としたことにより、アウターコラムの垂直直径方向の上方位置における固定ブラケットによる支持をより一層安定化させることができる。請求項3の発明では、前記第3当接部は、前方側の前記第3当接部よりも、当接面が大きい構成としたことにより、締付具による通常の締付状態では、後方側の第3当接部と、固定ブラケットの固定側部との接触面積が大きくなり、アウターコラムの後方側つまり、ステアリングホィール装着側の締付状態を強固なものとし安定した状態にできる。
請求項4の発明では、チルト・テレスコ調整を完了して、固定ブラケットとアウターコラムとを締付具によって締め付けたときに、固定ブラケットの固定側部と、アウターコラムとの当接状態のバラツキを防止し、当接が均一に行われるようにしたものである。アウターコラムに第1当接部乃至第3当接部を、アウターコラムの垂直方向(上下方向)に適宜の間隔をおいて設け、第3当接部と第2当接部とは共に水平方向線において同一面とし、第1当接部は、第3当接部,第2当接部を越えない位置としたものである。
これによって、第1当接部,第2当接部,第3当接部のそれぞれの当接面と、固定ブラケットの固定側部とが、チルト調整により中段,上段,下段の何れに位置していても、確実に当接することができる。このように、固定ブラケットと締付具による締付時において、特に固定側部における剛性が低くなりがちな箇所、つまり変形が起こり易い箇所に第1当接部乃至第3当接部が形成されており、当接されるべき箇所或いはその付近に当接させることができる。これによって、第1乃至第3当接部と固定側部との当接状態をチルト調整によって何れの位置にあっても、常時一定の当接状態を維持し、締付具による締付圧のバラつきを抑制し、安定した締付剛性を維持できる。
また、固定ブラケットと第1乃至第3当接部とが部分的な当接状態を生じることで、固定ブラケットの固定側部に発生するたわみ量が減少し、剛性を向上させることができる。また、アウターコラムと固定ブラケットの両方において剛性の弱い箇所を部分的に押圧しあうことで、無駄な加工面を増やすことなく性能を向上でき、加工費の削減を行うことができる。また、第1乃至第3当接部によって、当接箇所が固定ブラケットの固定側部の上下方向、軸方向ともに部分的に複数存在するため、何れのチルト位置であってもアウターコラムAへの保持力を保つことができ、ステアリングコラムの剛性を向上させる。特に、剛性が低くなりがちなチルト下段位置においては、第3当接部が固定ブラケットの固定側部の上下方向略中間位置に当接することで剛性の低下を防止し、チルト位置保持力が向上する。
請求項5の発明では、第3当接部は、円筒突起状に形成される構成としたことにより、固定ブラケットの固定側部との当接が略点接触となり、確実なる当接状態にすることができる。請求項6の発明では、第2当接部は、軸方向に沿って所定間隔をおいて2つに分離される構成としたことにより、固定ブラケットの固定側部との接触を確実にすることができる。請求項7の発明では、前記第2当接部は下部が軸方向に沿って延在形成されてなる構成としたことにより、第2当接部が上下方向に延びる形状であるため、固定ブラケットの固定側部との先端面積を大きくすることができ、締付剛性が弱くなる箇所においても固定側部と第2当接部が上下方向で当接し、締付剛性が安定する。
(A)は本発明における第1実施形態における側面図、(B)は(A)の(α)部の一部断面にした拡大図、(C)は(B)の(β)部におけるアウターコラムの拡大側面図、(D)は(A)のY1−Y1矢視拡大断面図、(E)は(C)のY2−Y2矢視図である。 (A)は第1実施形態における図1(C)のY3−Y3矢視断面図、(B)は図1(C)のX1−X1矢視図、(C)は図1(C)のX2−X2矢視図である。 (A)は第1実施形態におけるチルト中間位置における第1当接部乃至第3当接部と固定ブラケットの固定側部との接触状態を示す要部側面図、(B)は第1実施形態におけるチルト上段位置における第1当接部乃至第3当接部と固定ブラケットの固定側部との接触状態を示す要部側面図、(C)は第1実施形態におけるチルト下段位置における第1当接部乃至第3当接部と固定ブラケットの固定側部との接触状態を示す要部側面図である。 (A)は第1実施形態における短い長円に形成された二つの第3当接部を有する実施形態のアウターコラムの要部側面図、(B)は長い長円に形成された一つの第3当接部を有する実施形態のアウターコラムの要部側面図である。 本発明の第1実施形態におけるアウターコラムにおいて間材物が装着されず垂直方向線に対して第1当接部と第2当接部と第3当接部のそれぞれの先端面との距離を等しく形成した実施形態の縦断面図である。 (A)は第2実施形態におけるアウターコラムの拡大側面図、(B)は(A)のY4−Y4矢視断面図、(C)は第2実施形態におけるチルト上段位置における第1当接部と第3当接部と固定ブラケットの固定側部との接触状態を示す要部側面図、(D)は第2実施形態におけるチルト下段位置における第1当接部と第3当接部と固定ブラケットの固定側部との接触状態を示す要部側面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。ここで、説明中において方向を示す文言として、前方側と、後方側とが存在する。この前方側及び後方側については、本発明におけるステアリング装置を自動車に装着した状態で、自動車の前後方向を基準としたものである。具体的には、ステアリング装置の各構成部材において、自動車の前輪側を前方側とし、ハンドル(ステアリングホィール)側を後方側とする。また、ステアリング装置の前後方向を軸方向と称することもある。
本発明では、第1実施形態及び第2実施形態が存在する。まず、第1実施形態におけるステアリング装置は、図1(A),(B),(D)に示すように、チルト・テレスコ機構を具備したものであり、主に、アウターコラムAと、固定ブラケット4と、締付具7と、インナーパイプ8等から構成される。インナーパイプ8は、その内部にステアリング装置を構成するステアリングシャフトが周方向に回転自在に装着され、後端側にステアリングホィール(ハンドル)が装着される。
アウターコラムAは、抱持本体部1と、クランプ2とからなる〔図1(C),図2参照〕。前記抱持本体部1は、内部を中空形状とした略円筒状に形成され、具体的にはその内部は中空形状に形成された抱持内周部1aを有している。前記抱持本体部1の垂直直径方向の下部側には、スリット部1bが形成されている〔図1(E),図2(B)参照〕。
スリット部1bは、前記抱持本体部1の軸方向の前方側から後方側に沿って、略U字形状に形成された空隙部分である〔図2(B)参照〕。スリット部1bの幅方向両側で対向する縁部分が相互に近接することによって、前記抱持内周部1aが縮まって、その内径が小さくなり、前記抱持本体部1内に収納装着されたインナーパイプ8を締め付けてロック(固定)することができる。
前記抱持本体部1の下部で且つスリット部1b箇所の幅方向両端付近からクランプ2が一体形成されている。クランプ2は、左右対称の締付部21,21によって構成されたものである。それぞれには、締付具7のボルト軸71が挿通される締付孔22,22が形成されている。両締付部21,21は、前記スリット部1bの幅方向両側端の位置に略平行状態に対向するようにして前記抱持本体部1と一体的に形成されている。また、アウターコラムAは、アルミダイカスト製である。
固定ブラケット4は、幅方向両側に形成された固定側部41,41と取付頂部42とから構成されている〔図1(A),(D)参照〕。両固定側部41,41には、略上下方向又は縦方向に長孔としたチルト用長孔43,43が形成されている。締付具7は、ボルト軸71とロックレバー部72と締付カム73とナット74とから構成されている。前記締付具7は、ロックレバー部72及び締付カム73と共にナット74によって装着される〔図1(D)参照〕。アウターコラムAと、固定ブラケット4の両固定側部41,41との間には摩擦板等の間材物5が備えられることもある〔図1(D)参照〕。
本発明におけるステアリング装置の構成は、前記アウターコラムAの抱持内周部1aにインナーパイプ8が抱持状態で装着される。該インナーパイプ8の所定位置にはストッパブラケット81が溶接等の固着手段にて固着されている。該ストッパブラケット81は、アウターコラムAのスリット部1b内に配置される。ストッパブラケット81は、テレスコ調整時において、テレスコ調整範囲を決定する役目をなす。
締付具7のボルト軸71が、両固定側部41,41のチルト用長孔43,43と、アウターコラムAの締付孔22,22に挿通され、ロックレバー部72と締付カム73とナット74とによって、ロック及びロック解除可能に装着される。アウターコラムAのクランプ2を構成する締付部21,21は、抱持本体部1と一体に形成される。締付部21は、側面より見て略方形状に形成されている。
前記アウターコラムAは、第1当接部31,第2当接部32及び第3当接部33を有している。まず、前記第1当接部31は、締付部21の外側面に形成される〔図1(C),(E),図2(A)等参照〕。具体的には、第1当接部31は、締付部21の外側面を構成する幅方向における先端面31aとなり、該先端面31aは、前記抱持本体部1の抱持内周部1aの水平直径方向に対して直交する面となる。
前記抱持内周部1aの水平直径方向とは、抱持内周部1aの軸芯Pを水平方向に通過する水平線に沿う方向であり、これを水平方向線Lhと称する。つまり、先端面31aは、水平方向線Lhに対して直角面である。締付部21には、締付孔22が形成されている。アウターコラムAのクランプ2が固定ブラケット4の両固定側部41,41によって挟持されるときには、前記第1当接部31は、前記固定側部41の内側面に当接する。アウターコラムAと固定ブラケット4との間に間材物5が装着される場合には、前記第1当接部31は、前記間材物5を介して前記固定側部41の内側面に当接する。
第2当接部32は、アウターコラムAの抱持本体部1の外周から膨出状に形成された部位である。第2当接部32の先端は先端面32aであり、該先端面32aは、抱持内周部1aの軸芯Pを通過する水平方向線Lhに対して直交する平坦面に形成される。また、第2当接部32は、抱持内周部1aの軸芯Pを通過する軸芯線Lpを上下方向に跨いで形成される。つまり、第2当接部32は、抱持本体部1の幅方向両側面の垂直方向中間に位置して形成される。
また、第2当接部32は、抱持本体部1の下方側で軸方向に沿って形成されている。また、第2当接部32は、少なくとも1個又は複数個形成される。以下、第2当接部32が抱持本体部1の下方側で軸方向に沿って、所定の間隔をおいて2個形成された実施形態を説明する。
第2当接部32は、車体前方側のものを前方側第2当接部32fと称し、車体後方側のものを後方側第2当接部32rと称する。前方側第2当接部32fと後方側第2当接部32rとによって、略V字形状に形成されている。前方側第2当接部32fと後方側第2当接部32rとの軸方向距離は、適宜設定されるものである。具体的には、アウターコラムAが固定ブラケット4によって適正に支持された状態で、固定側部41によって、前方側第2当接部32fと後方側第2当接部32rとが同時に全部又は一部が覆われることができる間隔である。
前方側第2当接部32fの下方で且つ軸方向前方側に延びる延設部32cが形成され、後方側第2当接部32rの下方で且つ軸方向後方側に延びる延設部32dが形成される〔図1(C)参照〕。延設部32c及び延設部32dは、アウターコラムAの軸芯線Lpより下方に形成され、前記第1当接部31よりも上方に形成される〔図1(C)参照〕。
前方側第2当接部32fの延設部32c及び後方側第2当接部32rの延設部32dは、両方とも形成されないこともある。また、延設部32c,延設部32dは、いずれか一方のみが形成され他方が形成されないこともある。
第3当接部33は、アウターコラムAの抱持内周部1aの軸芯Pから水平方向線Lhに沿って外方に向かって突出する突起部状として形成されたものである。突起部状とした第3当接部33は、抱持内周部1aの軸芯Pより上方に形成される。突起状とした第3当接部33は、具体的には略円筒形状であり、先端面33aは、水平直径に対して直交する面となる円形状の平坦面である。
第3当接部33は、抱持本体部1の軸方向に沿って1個又は2個形成される。本実施例では第3当接部を軸方向沿って2個形成した実施形態を説明する。第3当接部33の車体前方側のものを前方側第3当接部33fと称し、車体後方側のものを後方側第3当接部33rと称する。前方側第3当接部33fと後方側第3当接部33rとは、軸芯線Lpからの高さ位置が同じ位置に形成されている。前方側第3当接部33fと後方側第3当接部33rとの軸方向の間隔は、適宜設定される。
具体的には、アウターコラムAが固定ブラケット4によって適正に支持された状態で、固定側部41によって、前方側第3当接部33fと後方側第3当接部33rとが同時に全部又は一部が覆われることができる間隔である。第3当接部33(前方側第3当接部33f及び後方側第3当接部33r)は、第2当接部32及び第3当接部33と比較して先端面の面積が小さくなっている。
第3当接部33の別の実施形態として、先端面33aが長円形状に形成された実施形態が存在する〔図4(B),(C)参照〕。この実施形態では、軸方向に短い長円形状とした場合には、抱持本体部1の軸方向に沿って2個形成される〔図4(B)参照〕。また、軸方向に長い長円形状とした場合には抱持本体部1の軸方向に沿って1個形成される〔図4(C)参照〕。
前記第1当接部31の幅方向における先端の先端面31aと、前記第2当接部32の幅方向における先端の先端面32a及び前記第3当接部33の幅方向における先端の先端面33aとは、水平直径方向に直交する面において同一面上に位置する。具体的には、軸芯Pを垂直方向に通過する垂直方向線Lvに対して第1当接部31の先端面31aとの距離S1と、前記垂直方向線LVに対して第2当接部32の先端面32aとの距離S2と、前記垂直方向線LVに対して第3当接部33の先端面33aとの距離S3は等しく(略等しくも含む)形成される。
つまり
Figure 2016164061
である(図5参照)。
また、前記第1当接部31と固定ブラケット4の間に、摩擦板等の間材物5が装着される場合には、第1当接部31の先端の先端面31aは、前記第2当接部32の先端面32a及び前記第3当接部33の先端面33aよりもアウターコラムAの内方側つまり軸芯P側に位置するように形成される。
具体的には、軸芯Pを垂直方向に通過する垂直方向線Lvに対して第2当接部32の先端面32aとの距離S2と、前記垂直方向線Lvに対して第3当接部33の先端面33aとの距離S3は略等しくなるように形成される。
つまり
Figure 2016164061
である。
また、軸芯Pを垂直方向に通過する垂直方向線Lvに対して第1当接部31の先端面31aとの距離S1は、距離S2及び距雛S3よりも短い。
つまり、
Figure 2016164061
である。
前記第1当接部31と固定ブラケット4の間に摩擦板等の間材物5が装着されることで、軸芯Pを垂直方向に通過する垂直方向線Lvに対して第1当接部31の先端面31aとの距離S1に間材物5の幅方向寸法を足した距離は、前記距離S2及び前記距離S3と略等しくなるように形成される。
つまり、
Figure 2016164061
である。
図3は、チルト調整完了後のレバー締付状態で、固定ブラケット4に対するアウターコラムAの位置関係を示す。この位置関係は、固定ブラケット4に対してアウターコラムAが中段,上段、下段の3つの位置について、第1当接部31乃至第3当接部33と固定側部41との当接状態を示したものである。
チルト調整によって、アウターコラムAが固定ブラケット4に対して中段の位置つまり、中立の位置では、アウターコラムAは、固定ブラケット4に対して水平状である〔図3(A)参照〕。なお、固定ブラケット4に対しアウターコラムAは水平状であっても、固定ブラケット4は、その後方側つまりハンドル装着側が上方に向かって傾斜しているので、アウターコラムAは、後方側が上方となるように傾斜している。
次に、チルト調整によってアウターコラムAが固定ブラケット4に対して上段位置では、アウターコラムAの後方側が最上位置となる〔図3(B)参照〕。このとき第1当接部31,第2当接部32及び第3当接部33と固定側部41との当接箇所は、中段の位置よりも上方に移動するが、全て当接状態を維持することができる。
次に、チルト調整によってアウターコラムAが固定ブラケット4に対して下段位置では、アウターコラムAの位置が下に下がる〔図3(C)参照〕。しかし、アウターコラムAに第3当接部33を有していることで、チルト下段位置であっても、第3当接部33が固定側部41の略中間箇所に当接することができる。このときにも第1当接部31,第2当接部32及び第3当接部33と固定側部41との当接箇所は、中段の位置よりも下方に移動するが、全て当接状態を維持することができる。
これによって締付剛性が向上する。また、第2当接部32と第3当接部33は、アウターコラムAの軸方向において、車体前方側から前方側第2当接部32f,前方側第3当接部33f,後方側第2当接部32r,後方側第3当接部33rと交互に形成されている。さらに第3当接部33の形成箇所は、あらかじめチルト下段位置の場合で、剛性が弱くなる箇所に形成されている。このように、狙った目標位置に当接することで、締付時の剛性が向上する。
また、第2当接部32は上下方向に延びる形状であり、前記固定側部41と上下方向に亘って当接することで締付保持力が安定する。さらに第2当接部32において、前方側第2当接部32f及び後方側第2当接部32rに、それぞれ軸方向に延設部32c及び延設部32dが形成されたものでは、固定側部41との接触面積が増加し、剛性が向上する。
以上のように、チルト調整後のレバー締付状態で、剛性が低くなりがちな箇所に第1当接部31、第2当接部32、第3当接部33が形成されており、当接させたいところを狙って固定ブラケット4と当接させることで、チルト調整位置による剛性のバラつきを抑制し、安定した締付保持力を維持できる。また、固定ブラケット4とアウターコラムAとが第1当接部31、第2当接部32、第3当接部33を介して部分的に当接することで両固定側部41,41のたわみ量が減少し、剛性を向上することができる。
さらに、第1当接部31、第2当接部32、第3当接部33によって部分的に当接することで、アウターコラムAの加工面を増やすことなく、加工費の削減を行うことができる。第1当接部31、第2当接部32、第3当接部33の当接面は、アウターコラムAの上下方向、軸方向ともに部分的に複数あるため、どのチルト調整位置でも締付保持力を保つことができ、スデアリングコラム全体の剛性を向上することができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。この第2実施形態では、図6(A),(B)に示すように、アウターコラムAは、第1当接部31と第3当接部33を有するものであり、第2当接部32は設けられない。アウターコラムAのその他の構成は、前述した第1実施形態のアウターコラムAと略同等である。
第1当接部31は、締付部21の外側面に形成される〔図6(A),(B)等参照〕。第1当接部31の構成は、第1実施形態と略同様である。また、第3当接部33は、アウターコラムAの抱持本体部1の抱持内周部1aの軸芯Pよりも上方に位置し、水平直径方向に突出形成される。第3当接部33は、第1実施形態と略同様に、抱持本体部1の軸方向に沿って1個又は複数個形成される。
第2実施形態において、第3当接部33を軸方向沿って2個形成した場合では、第1実施形態における第3当接部33を2個形成した場合の構成と略同様である。そして、第1実施形態と同様に、前方側に位置する前方側第3当接部33fと、後方側に位置する後方側第3当接部33rとは、軸芯線Lpからの高さ位置が略同じ位置に形成されている〔図6(A)参照〕。前方側第3当接部33fと後方側第3当接部33rとの軸方向の間隔は、適宜設定される。
具体的な例として、前方側第3当接部33fと後方側第3当接部33rとが、それぞれの先端面33aの形状及び面積の大きさが異なるものとした構成について説明する。前方側第3当接部33fと後方側第3当接部33rについて、前方側第3当接部33fの先端面33aの形状を円形状とし、後方側第3当接部33rの先端面33aの形状を略正方形等の方形状としている〔図6(A)参照〕。そして、後方側の第3当接部33である後方側第3当接部33rの当接面33aは、前方側の第3当接部33である前方側第3当接部33fの当接面33aよりも大きくすることがある〔図6(A)参照〕。
このように、後方側第3当接部33rを前方側第3当接部33fよりも、当接面33aを大きい構成としたことにより、締付具による通常の締付状態では、後方側の第3当接部と、固定ブラケットの固定側部との接触面積が大きくなり、アウターコラムの後方側つまり、ステアリングホィール装着側の締付状態を強固なものとし安定した状態にできる。
第1当接部31の先端面31aと、第3当接部33の先端面33aにおける、水平直径方向に直交する面の位置において、以下の二つの場合が存在し、第1当接部31の先端面31aと、第3当接部33の先端面33aとが同一面上に位置する場合と、第1当接部31の先端面31aよりも第3当接部33の先端面33aが外方に突出する場合である。
つまり、前記垂直方向線Lvに対して、第1当接部31の先端面31aとの距離S1と、第3当接部33の先端面33aとの距離S3の関係は以下のようになる。
Figure 2016164061
また、前記第1当接部31と固定ブラケット4の間に摩擦板等の間材物5が装着されることで、軸芯Pを垂直方向に通過する垂直方向線Lvに対して第1当接部31の先端面31aとの距離S1に間材物5の幅方向寸法を足した距離は、前記距離S3と略等しくなるように形成される。
図6(C),(D)は、チルト調整完了後のレバー締付状態で、固定ブラケット4に対するアウターコラムAの位置関係を示す。この位置関係は、固定ブラケット4に対してアウターコラムAが上段、下段の2つの位置について、第1当接部3及び第3当接部33と固定側部41との当接状態を示したものである。
チルト調整によって、アウターコラムAが固定ブラケット4に対して上段位置では、アウターコラムAの後方側が最上位置となる〔図6(C)参照〕。このとき第1当接部31,第3当接部33と固定側部41との当接箇所は、中段の位置よりも上方に移動するが、全て当接状態を維持することができる。
次に、チルト調整によってアウターコラムAが固定ブラケット4に対して下段位置では、アウターコラムAの位置が下に下がる〔図6(D)参照〕。このとき第1当接部31及び第3当接部33と固定側部41との当接箇所は、中段の位置よりも下方に移動するが、全て当接状態を維持することができる。このように、後方側第3当接部33rの当接面が前方側第3当接部33fより大きいため、ステアリングホィール装着側の締付状態を強固にすることができ、ガタツキを抑えることができる。これによってステアリングコラムの締付剛性が向上する。
A…アウターコラム、1…抱持本体部、1b…スリット部、2…クランプ、
21…締付部、31…第1当接部、32…第2当接部、33…第3当接部、
4…固定ブラケット、41…固定側部、7…締付具、8…インナーパイプ。

Claims (7)

  1. インナーパイプと、該インナーパイプを抱持する抱持本体部と、該抱持本体部の下部で且つ軸方向に沿って形成されるスリット部と、該スリット部の幅方向両縁箇所に形成される両締付部によって構成されるクランプを有するアウターコラムと、該アウターコラムを挟持する固定側部を有する固定ブラケットと、該固定ブラケットと前記アウターコラムとを締め付ける締付具とを備え、前記アウターコラムの両前記締付部のそれぞれの外面側に形成される第1当接部と、前記アウターコラムの前記抱持本体部の軸芯よりも上方に位置して水平直径方向に突出形成される第3当接部とを有することを特徴とするステアリング装置。
  2. 請求項1において、前記第3当接部は、軸方向に沿って所定間隔をおいて少なくとも2個形成されてなることを特徴とするステアリング装置。
  3. 請求項2において、後方側の前記第3当接部は、前方側の前記第3当接部よりも、当接面が大きいことを特徴とするステアリング装置。
  4. 請求項1,2又は3の何れか1項の記載において、前記両締付部の上方で且つ前記第3当接部の下方には、前記抱持本体部の上下方向に亘って形成される第2当接部を有し、前記第3当接部と前記第2当接部の先端面は、前記抱持本体部の水平直径方向において同一面上に位置され、前記第1当接部は、前記第3当接部及び前記第2当接部の水平直径方向の先端面を越えない位置としてなることを特徴とするステアリング装置。
  5. 請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記第3当接部は、円筒突起状に形成されてなることを特徴とするステアリング装置。
  6. 請求項4又は5において、前記第2当接部は、軸方向に沿って所定間隔をおいて2つに分離されてなることを特徴とするステアリング装置。
  7. 請求項4,5又は6の何れか1項の記載において、前記第2当接部は下部が軸方向に沿って延在形成されてなることを特徴とするステアリング装置。
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