JP2004148996A - 伸縮式ステアリングコラム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減を図り、製造コストを低減化すること。
【解決手段】インナーコラム3を摺動自在に通挿したアウターコラム3に、ロックハウジング部5を形成し、このロックハウジング部5内に形成したシリンダー孔6内に、一対の駒部材7,8が摺動自在に嵌合してある。操作レバー15の揺動に対応して、これら一対の駒部材7,8を相互に近付けてインナーコラム3を押圧する一方、一対の駒部材7,8を相互に離間させてインナーコラム3への押圧を解除するロック機構を備えている。ロック機構は、第1駒部材7に形成したネジ孔9と、第2駒部材8に形成した貫通孔10と、第2駒部材8の貫通孔10を通挿して第1駒部材7のネジ孔9に螺合したネジ部20a、及び第2駒部材8の端面に当接すると共に操作レバー15の基端部を固定した頭部20bを有するネジ杆20と、を備えている。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングシャフトを通挿したステアリングコラムの全長を伸縮して、ステアリングホイールの車両前後方向位置を調整する伸縮式ステアリングコラム装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両用ステアリング装置において、運転者の体格や運転姿勢に応じて、ステアリングシャフトを通挿したステアリングコラムの全長を伸縮して、ステアリングホイールの車両前後方向位置を調整する伸縮式ステアリングコラム装置(所謂、テレスコピック式ステアリングコラム装置)がある。
【0003】
図3に、特許文献1に係る伸縮式ステアリングコラム装置を示す。アウターコラム1は、アルミニウム材のダイキャスト成形或は合成樹脂の射出成形等により、軸方向に長い管状に形成してある。このアウターコラム1は、その両側に一体成形により突出した支持ブラケット2により、ダッシュボードの下方等に支持してある。
【0004】
アウターコラム1の内側には、軸方向に長い管状に形成したインナーコラム3が軸方向に摺動自在に挿入してある。このインナーコラム3の内側には、伸縮自在なステアリングシャフト4が回転自在に支持してある。
【0005】
支持ブラケット2の下側部分には、ロックハウジング部5が一体成形により形成してある。このロックハウジング部5には、ロックハウジング部5を車幅方向に貫通するシリンダー孔6が形成してある。
【0006】
このシリンダー孔6の片半部(図3の右半部)には、第1駒部材7が摺動自在に挿入してある。第1駒部材7の中央寄りの上部には、第1傾斜面7aが形成してあり、この第1傾斜面7aは、インナーコラム3の外周面を押圧するようになっている。
【0007】
また、シリンダー孔6の他半部(図3の左半部)には、第2駒部材8が摺動自在に挿入してある。第2駒部材8の中央よりの上部には、第2傾斜面8aが形成してあり、この第2傾斜面8aは、インナーコラム3の外周面を押圧するようになっている。
【0008】
次に、これら第1及び第2駒部材7,8のロック機構は、以下のように構成してある。第1駒部材7には、雌ネジのネジ孔9が形成してある。第2駒部材8には、ネジ孔9と同心に貫通孔10が形成してある。第1駒部材7のネジ孔9と、第2駒部材9の貫通孔10とには、ネジ杆11が挿入してある。
【0009】
ネジ杆11は、一端側に、ネジ孔9に螺合する雄ネジのネジ部11aを有すると共に、他端側には、逆雄ネジの逆ネジ部11bを有している。尚、この逆ネジ部11bは、二条ネジ等、ピッチの粗いネジとしている。
【0010】
ネジ杆11の一端側で、第1駒部材7の外端面から突出した部分には、ロックナット12が螺合してある。このロックナット12は、第1駒部材7の外端面に緊締して、ネジ杆11を非回転に維持している。尚、ネジ杆11の一端部外周面には、互いに平行な1対の平坦面13が形成してある。
【0011】
ネジ杆11の他端側で、第2駒部材8の外端面から突出した逆ネジ部11bには、調整ナット14が螺合してある。この調整ナット14に、操作レバー15の基端部が溶接等により結合固定してある。
【0012】
第1及び第2駒部材7,8同士の間には、圧縮バネ16が挟持してある。この圧縮バネ16の付勢力により、テレスコピック調整時、両駒部材7,8同士を確実に離間させるようになっている。
【0013】
このように構成した伸縮式ステアリングコラム装置では、テレスコピック締付時、操作レバー15を一方向に揺動して、調整ナット14を一方向に回転すると、調整ナット14は、非回転のネジ杆11の逆ネジ部11bに螺合してあることから、送りネジ機構の作用により、非回転のネジ杆11には、図3の左方への引張力が作用する一方、調整ナット14には、図3の右方への反力が作用する。
【0014】
その結果、非回転のネジ杆11は、引張力により図3の左方に向けて変位し、これに伴って、第1駒部材7は、図3の左方に向けて変位する一方、第2駒部材8は、調整ナット14の反力により図3の右方に向けて変位する。従って、第1駒部材7と、第2駒部材8とが相互に近付いて、両駒部材7,8の両傾斜面7a,8aによりインナーコラム3の外周面を押圧する。これにより、テレスコピック締付することができる。
【0015】
一方、テレスコピック調整時には、操作レバー15を逆方向に揺動して、調整ナット14を逆方向に回転すると、送りネジ機構の作用により、非回転のネジ杆11には、図3の右方への押圧力が作用する一方、調整ナット14には、図3の左方への反力が作用する。
【0016】
その結果、非回転のネジ杆11は、引張力により図3の右方に向けて変位し、これに伴って、第1駒部材7は、図3の右方に向けて変位する一方、第2駒部材8は、インナーコラム3の反力により図3の左方に向けて変位する。従って、第1駒部材7と、第2駒部材8とが相互に離間して、両駒部材7,8の両傾斜面7a,8aがインナーコラム3の外周面から離れる。この時、圧縮バネ16が両駒部材7,8の離間動作を助成する。これにより、テレスコピック解除して、テレスコピック調整することができる。
【0017】
【特許文献1】
実開平6−78155号公報(実用新案登録第2588338号)
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図3に示した特許文献1の伸縮式ステアリングコラムの構造では、第1及び第2駒部材7,8のロック機構は、ネジ杆11に加えて、2個のナット(ロックナット12と調整ナット14)を有していることから、部品点数が多く、製造コストの高騰を招来しているといったことがある。特に、2個のナット(ロックナット12と調整ナット14)を削減したいといった要望がある。
【0019】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、部品点数の削減を図り、製造コストを低減化した伸縮式ステアリングコラム装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明に係る伸縮式ステアリングコラム装置は、インナーコラムを摺動自在に通挿したアウターコラムに、ロックハウジング部を形成し、当該ロックハウジング部内に形成したシリンダー孔内に、一対の駒部材を摺動自在に嵌合し、操作レバーの揺動に対応して、前記一対の駒部材を相互に近付けて前記インナーコラムを押圧する一方、前記一対の駒部材を相互に離間させて前記インナーコラムへの押圧を解除するロック機構を備えた伸縮式ステアリングコラム装置において、
前記ロック機構は、
前記一対の駒部材のうち一方の第1駒部材に形成したネジ孔と、
前記一対の駒部材のうち他方の第2駒部材に形成した貫通孔と、
当該第2駒部材の貫通孔を通挿して、前記第1駒部材のネジ孔に螺合したネジ部、及び、前記第2駒部材の端面に当接すると共に、前記操作レバーの基端部を固定した頭部を有するネジ杆と、を備えていることを特徴とする。
【0021】
このように、本発明によれば、テレスコピック締付時、操作レバーの基端部は、ネジ杆の頭部に固定してあることから、操作レバーを一方向に揺動すると、ネジ杆は、一方向に回転する。ネジ杆のネジ部は、第1駒部材のネジ孔に螺合してあることから、送りネジ機構の作用により、ネジ杆の回転に伴って、第1駒部材には、第2駒部材に近付く方向に引張力が作用する一方、ネジ杆の頭部には、第2駒部材を第1駒部材に向けて押圧する方向に反力が作用する。
【0022】
その結果、第1駒部材と、ネジ杆の頭部により押圧された第2駒部材とは、相互に近付いて、インナーコラムの外周面を押圧する。これにより、テレスコピック締付することができる。
【0023】
一方、テレスコピック調整時、操作レバーの基端部は、ネジ杆の頭部に固定してあることから、操作レバーを逆方向に揺動すると、ネジ杆は、逆方向に回転する。ネジ杆のネジ部は、第1駒部材のネジ孔に螺合してあることから、送りネジ機構の作用により、ネジ杆の回転に伴って、第1駒部材には、第2駒部材から離れる方向に引張力が作用する一方、ネジ杆の頭部には、第2駒部材への押圧を解除する方向に反力が作用する。
【0024】
その結果、第1駒部材と、ネジ杆の頭部による押圧を解除された第2駒部材とは、相互に離間して、インナーコラムの外周面から離れる。これにより、テレスコピック解除して、テレスコピック調整することができる。
【0025】
従って、従来の構造に比べて、2個のナットを削減することができ、部品点数の削減を図り、製造コストを低減化することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る伸縮式ステアリングコラム装置を図面を参照しつつ説明する。
【0027】
図1は、本発明の実施の形態に係る伸縮式ステアリングコラム装置の側面図である。図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。
【0028】
図1及び図2に示すように、アウターコラム1は、アルミニウム材のダイキャスト成形或は合成樹脂の射出成形等により、軸方向に長い管状に形成してある。このアウターコラム1は、その両側に一体成形により突出した支持ブラケット2により、ダッシュボードの下方等に支持してある。
【0029】
アウターコラム1の内側には、軸方向に長い管状に形成したインナーコラム3が軸方向に摺動自在に挿入してある。このインナーコラム3の内側には、伸縮自在なステアリングシャフト4が回転自在に支持してある。
【0030】
図2に示すように、支持ブラケット2の下側部分には、ロックハウジング部5が一体成形により形成してある。このロックハウジング部5には、ロックハウジング部5を車幅方向に貫通するシリンダー孔6が形成してある。
【0031】
このシリンダー孔6の片半部(図2の右半部)には、第1駒部材7が摺動自在に挿入してある。第1駒部材7の中央寄りの上部には、第1傾斜面7aが形成してあり、この第1傾斜面7aは、インナーコラム3の外周面を押圧するようになっている。
【0032】
また、シリンダー孔6の他半部(図2の左半部)には、第2駒部材8が摺動自在に挿入してある。第2駒部材8の中央よりの上部には、第2傾斜面8aが形成してあり、この第2傾斜面8aは、インナーコラム3の外周面を押圧するようになっている。
【0033】
なお、シリンダー孔6と駒部材7,8は、その断面が円形であるが、シリンダー孔6は、その断面が四角形、三角形等の非円形に形成してあると共に、一対の駒部材7,8も、これに対応して、その断面が四角形、三角形頭の非円形に形成してあってもよい。また、第1及び第2傾斜面7a,8aは、平面でもよく、インナーコラム3の外周面に対応した曲面形状であってもよい。
【0034】
次に、これら第1及び第2駒部材7,8のロック機構は、以下のように構成してある。
【0035】
第1駒部材7には、雌ネジのネジ孔9が形成してある。第2駒部材8には、ネジ孔9と同心に貫通孔10が形成してある。第1駒部材7のネジ孔9と、第2駒部材9の貫通孔10とには、ネジ杆20が挿入してある。
【0036】
ネジ杆20は、一端側(図2の右側)に、ネジ孔9に螺合する雄ネジのネジ部20aを有している。尚、このネジ部20aは、二条ネジ等、ピッチの粗いネジとしている。
【0037】
ネジ杆20の頭部20bには、操作レバー15の基端部が固定してある。具体的には、頭部20bに、セレーションが形成してあり、操作レバー15の基端部を嵌合した後、頭部20bの外縁が加締めてある。
【0038】
また、頭部20bへの操作レバー15の基端部の固定方法は、上記の図示例以外に、以下のようなものであってもよい。
(a)頭部20bに、セレーションが形成してあり、頭部20bに、操作レバー15の基端部が圧入してある。
(b)操作レバー15の基端部に、丸孔が形成してあり、頭部20bに、操作レバー15の基端部が圧入してある。
(c)操作レバー15の基端部に、丸孔が形成してあり、頭部20bに操作レバー15の基端部を嵌合した後、頭部20bの外縁が加締めてある。
(d)頭部20bに、操作レバー15の基端部が溶接してある。
【0039】
さらに、ネジ杆20の頭部20bは、第2駒部材8の端面に当接する座部20cを有している。
【0040】
第1及び第2駒部材7,8同士の間には、圧縮バネ16が挟持してある。この圧縮バネ16の付勢力により、テレスコピック調整時、両駒部材7,8同士を確実に離間させるようになっている。なお、圧縮バネ16は、必要に応じて設ければよく、必ずしも必須ではない。
【0041】
このように構成した伸縮式ステアリングコラム装置では、テレスコピック締付時、操作レバー15の基端部は、ネジ杆20の頭部20bに固定してあることから、操作レバー15を一方向に揺動すると、ネジ杆20は、一方向に回転する。ネジ杆20のネジ部20aは、第1駒部材7のネジ孔9に螺合してあることから、送りネジ機構の作用により、ネジ杆20の回転に伴って、第1駒部材7には、第2駒部材8に近付く方向(図2の左方)に引張力が作用する一方、ネジ杆20の頭部20b(座部20c)には、第2駒部材8を第1駒部材7に向けて押圧する方向(図2の右方)に反力が作用する。
【0042】
その結果、第1駒部材7は、引張力により図2の左方に向けて変位する一方、第2駒部材8は、ネジ杆20の頭部20b(座部20c)からの反力(押圧力)により図2の右方に向けて変位する。従って、第1駒部材7と、第2駒部材8とが相互に近付いて、両駒部材7,8の両傾斜面7a,8aによりインナーコラム3の外周面を押圧する。これにより、テレスコピック締付することができる。
【0043】
一方、テレスコピック調整時、操作レバー15の基端部は、ネジ杆20の頭部20bに固定してあることから、操作レバー15を逆方向に揺動すると、ネジ杆20は、逆方向に回転する。ネジ杆20のネジ部20aは、第1駒部材7のネジ孔9に螺合してあることから、送りネジ機構の作用により、ネジ杆20の回転に伴って、第1駒部材7には、第2駒部材8から離れる方向(図2の左方)に引張力が作用する一方、ネジ杆20の頭部20b(座部20c)には、第2駒部材8への押圧を解除する方向(図2の右方)に反力が作用する。
【0044】
その結果、第1駒部材7は、図2の右方に向けて変位する一方、第2駒部材8は、図2の左方に向けて変位する。従って、第1駒部材7と、第2駒部材8とが相互に離間して、両駒部材7,8の両傾斜面7a,8aがインナーコラム3の外周面から離れる。この時、圧縮バネ16が両駒部材7,8の離間動作を助成する。これにより、テレスコピック解除して、テレスコピック調整することができる。
【0045】
また、テレスコピック操作時、ネジ杆20を回転するように構成しているため、従来のように、ネジ杆11(図3)を非回転に維持するためのロックナット12(図3)を必要としない。
【0046】
さらに、ネジ杆20に頭部20bを形成して、頭部20bに操作レバー15を固定していると共に、送りネジ機構の作用として、ネジ杆20を回転するように構成しているため、従来の調整ナット14(図3)を必要としない。
【0047】
以上から、従来の構造に比べて、2個のナットを削減することができ、部品点数の削減を図り、製造コストを低減化することができる。
【0048】
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。例えば、上述した実施の形態では、テレスコピック式ステアリングコラムについて説明したが、チルト・テレスコピック式ステアリングコラムにも、本発明を適用することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、テレスコピック締付時、操作レバーの基端部は、ネジ杆の頭部に固定してあることから、操作レバーを一方向に揺動すると、ネジ杆は、一方向に回転する。ネジ杆のネジ部は、第1駒部材のネジ孔に螺合してあることから、送りネジ機構の作用により、ネジ杆の回転に伴って、第1駒部材には、第2駒部材に近付く方向に引張力が作用する一方、ネジ杆の頭部には、第2駒部材を第1駒部材に向けて押圧する方向に反力が作用する。
【0050】
その結果、第1駒部材と、ネジ杆の頭部により押圧された第2駒部材とは、相互に近付いて、インナーコラムの外周面を押圧する。これにより、テレスコピック締付することができる。
【0051】
一方、テレスコピック調整時、操作レバーの基端部は、ネジ杆の頭部に固定してあることから、操作レバーを逆方向に揺動すると、ネジ杆は、逆方向に回転する。ネジ杆のネジ部は、第1駒部材のネジ孔に螺合してあることから、送りネジ機構の作用により、ネジ杆の回転に伴って、第1駒部材には、第2駒部材から離れる方向に引張力が作用する一方、ネジ杆の頭部には、第2駒部材への押圧を解除する方向に反力が作用する。
【0052】
その結果、第1駒部材と、ネジ杆の頭部による押圧を解除された第2駒部材とは、相互に離間して、インナーコラムの外周面から離れる。これにより、テレスコピック解除して、テレスコピック調整することができる。
【0053】
従って、従来の構造に比べて、2個のナットを削減することができ、部品点数の削減を図り、製造コストを低減化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る伸縮式ステアリングコラム装置の側面図である。
【図2】図1のII−II線に沿った断面図である。
【図3】特許文献1に係る伸縮式ステアリングコラム装置の断面図である。
【符号の説明】
1 アウターコラム
2 支持ブラケット
3 インナーコラム
4 ステアリングシャフト
5 ロックハウジング部
6 シリンダー孔
7 第1駒部材
7a 第1傾斜面
8 第2駒部材
8a 第2傾斜面
9 ネジ孔
10 貫通孔
11ネジ杆
11a ネジ部
11b 逆ネジ部
13 平坦面
15 操作レバー
16 圧縮バネ
20 ネジ杆
20a ネジ部
20b 頭部
20c 座部

Claims (1)

  1. インナーコラムを摺動自在に通挿したアウターコラムに、ロックハウジング部を形成し、当該ロックハウジング部内に形成したシリンダー孔内に、一対の駒部材を摺動自在に嵌合し、操作レバーの揺動に対応して、前記一対の駒部材を相互に近付けて前記インナーコラムを押圧する一方、前記一対の駒部材を相互に離間させて前記インナーコラムへの押圧を解除するロック機構を備えた伸縮式ステアリングコラム装置において、
    前記ロック機構は、
    前記一対の駒部材のうち一方の第1駒部材に形成したネジ孔と、
    前記一対の駒部材のうち他方の第2駒部材に形成した貫通孔と、
    当該第2駒部材の貫通孔を通挿して、前記第1駒部材のネジ孔に螺合したネジ部、及び、前記第2駒部材の端面に当接すると共に、前記操作レバーの基端部を固定した頭部を有するネジ杆と、を備えていることを特徴とする伸縮式ステアリングコラム装置。
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