JP2007211391A - 仮撚りテクスチャード加工機 - Google Patents

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Abstract

【課題】仮撚りゾーンにて有効な糸引張り力を糸速度とはほぼ無関係に制御する装置及び方法を提供する。
【解決手段】仮撚りテクスチャード加工機とそれぞれ1つの加工個所で合成糸をテクスチャード加工する際に、仮撚りゾーンに撚りストップ装置65、加熱装置18、冷却装置19と仮撚り装置20が配置されている形式とし、撚りストップ装置は、糸が周方向に少なくとも部分的に巻掛けられる回転可能な搬送ローラ30として構成され、該搬送ローラは駆動装置により、糸が制動されるか搬送されるように駆動され、これにより仮撚りゾーン内の糸引張り力を調節可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、請求項1及び2の上位概念として記載した、合成糸をテクスチャード加工するための仮撚テクスチャード加工機及び請求項3の上位概念として記載したテクスチャード加工方法に関する。
このような形式の仮撚りテクスチャード加工機は多数の加工個所、通常は216に及ぶ加工個所を有し、機械長手側に並べて配置されている。この場合、各加工個所は第1の送り機構と第2送り機構とを有している。第1の送り機構は糸を供給ボビンから引出し、仮撚りゾーンへ搬送する。第2の送り機構は糸を仮撚りゾーンから引出し、巻取り装置へ搬送する。この場合、糸速度と糸伸延は第2と第1の送り機構との間の回転数比により決定される。合成糸をテクスチャード加工する場合には適当に長い加熱ゾーンと適当に長い冷却ゾーンとの両方を必要とする糸速度が一般的である。仮撚り方法では達成される巻縮の質は特に、仮撚りゾーン内の個々の範囲において支配している糸引張り力に左右される。したがって例えば、良好な巻縮を達成するためには加熱ゾーンにて、安定した糸走行をまだ損わない低い糸引張り力が望まれる。他面においては、例えば冷却レールの範囲で糸引張り力を高めると結果の改善が達成されることも確認されている。したがって熱処理の間にも冷却の間にも良い結果をもたらす糸引張り力を仮撚りゾーンにおいて発生させることが有意義である。
EP0638675号明細書によれば仮撚りゾーン内に回転可能な搬送ローラとして構成された撚りストップ装置を有する仮撚りテクスチャード加工機が公知である。これによって撚りストップ装置によって糸に与えられた摩擦力により糸引張り力変化が少なくなることが達成されたが仮撚りゾーンにおける糸引張り力の絶対値は主として、第1の送り機構と第2の送り機構との間で得られる伸延比に関連する。したがって仮撚りゾーンにて糸引張り力を変えることは糸速度を変化させることでしか達成可能ではないものと思われる。
EP0638675号明細書
したがって本発明の課題は、仮撚りゾーンにて有効な糸引張り力を糸速度とはほぼ無関係に制御するかコントロールする可能性を提供することである。
本発明の別の目的は特に糸を損わない給糸の可能性、糸を損わない加工、ひいてはより高いテクスチャード加工速度を達成できるようにすることである。同様に本発明の目的は個々の加工個所が隣接する加工個所とは無関係に簡単な形式で操作可能である仮撚りテクスチャード加工機を提供することである。
本発明の課題は請求項1の特徴及び請求項3の特徴によって解決された。
本発明による仮撚りテクスチャード機並びに本発明によるテクスチャード加工法は特に、仮撚りゾーン内で糸引張り力が引出し送り機構の間並びに仮撚りゾーンの後ろに配置された送り機構の間で調節された伸延比とは無関係に変化させられる点ですぐれている。この場合には糸において生ぜしめられた仮撚りは糸において巻縮を発生させるために必要であるまで後退させられる。したがって撚りストップ装置は加熱装置の直前に配置されている。糸における糸引張り力には走行する糸と駆動された搬送ローラの周面との間の摩擦比によって影響が及ぼされる。この場合、搬送ローラは搬送ローラの周速度が糸速度よりも小さくなるように駆動することができる。これにより糸はすべり摩擦成分で搬送ローラの周面の上を案内されるようになり、仮撚りゾーンにおける糸引張り力の上昇が達成される。
搬送ローラの周速度が糸速度と等しい場合には糸引張り力がほぼ中立である糸の変向が撚りストップ装置によって行われる。仮撚りゾーンにおいては、引出し送り機構と第2の送り機構との間で調節した回転数比により得られる糸引張り力が作用する。
仮撚りゾーンにおいて低い糸引張り力レベルを発生させるためには周面の周速度が糸速度よりも大きくなるように搬送ローラを駆動することが必要である。これによって糸と搬送ローラの周面との間にはスリップが発生し、これによって糸引張り力が減少させられる。この方法の変化形態は、引出し送り機構と撚りすトップ装置との間で糸を予備的に伸延させようとする場合にも適しているものと考えられる。
糸の撚りモーメントを受容できるためには撚りストップ装置により適当な対抗モーメントが発生させられる必要がある。これは有利には、糸が搬送ローラの巻掛け範囲で搬送ローラの周面の上でジグザグ状に案内されることで達成される。この場合には各変向点において糸と搬送ローラとの間に、ほぼ糸の横力だけに抗して作用する摩擦が発生する。
搬送ローラの周面上のジグザグ状の糸走行トラックは、特に有利には、搬送ローラの周面に配置された個々の糸案内部材により実現される。こにより糸走行方向に対して横方向に任意の形を有する糸の変向が実現されるようになる。この場合、糸の最大の変向は向き合った案内縁の重なりによって決定される。変向の数は糸案内部材の相互間隔により決定される。
有利な別の構成では、糸案内部材はリングとして構成され、両方の端面から該リングを保持する、駆動された搬送ローラの上に被せ嵌められている。この場合、糸案内部材はその間に糸走行トラックを形成するか又は糸案内部材に糸走行トラックがリング内面から半径方向に突出する、側方へ設けられた適当な拡大部によって形成されるような形が与えられる。
別の有利な実施例においては、搬送ローラは2つの円板から形成されている。これらの円板は外縁部に側方へ突出する糸案内部材を有しており、ジグザグ状の糸走行トラックが糸案内部材によって形成された周面によって生じるように駆動軸の上に相互に配置されている。
糸案内部材の糸案内縁における糸の巻掛けをコントロールするためには、糸案内部材が調節可能に構成されていると特に有利である。これにより搬送ローラの周面のわずかな巻掛けですでに糸の撚りモーメントを受容するために高い摩擦モーメントが生ぜしめられる。
糸は搬送ローラに、移動可能な糸変向装置により特に保護されて給糸される。この糸変向装置は糸道に直接、搬送ローラの前又は後ろに、搬送ローラにける巻掛け角がこの変向装置によって変化可能であるように配置される。この場合、搬送ローラにおける巻掛け角は0と360゜の間で調節できる。この場合には有利には糸はきわめてわずかな巻掛けで搬送ローラに巻掛けられる。こうすると糸変向装置を動かすことにより搬送ローラにおける巻掛けは、搬送するために必要な巻掛け又は糸道に必要な巻掛けが得られるまで連続的に拡大される。
特に有利であるのは糸案内部材の糸案内縁が少なくとも1.5mmの丸味半径を有していることである。これによってジグザグ状の糸道を実現するために糸を損うことのない変向が保証される。
この場合には糸走行トラックが描くジグザグ形は搬送ローラの一方の端面又は他方の端面に向って開く少なくとも100゜角度を有している。
搬送ローラの周面が糸案内部材によって形成されている場合には、搬送ローラのコンスタントな駆動回転数で周面の周速度を変化させることができる。同様にこれにより搬送ローラの周面における巻掛け角にわずかな影響を及ぼすことができる。
本発明の撚りストップローラの寸法は比較的に大きな範囲で変化させることができる。しかし、糸の撚りモーメントを受容できるためには搬送ローラの周面の直径を少なくとも40mmにする必要があることが証明されている。
搬送ローラの作用を高めるためには、搬送ローラが外周に平行に並べて配置された複数のジグザグ状の糸走行トラックを有していると特に有利である。この場合には1つの糸走行トラックから次の糸走行トラックへ変えることは搬送ローラに対して軸平行に配置された第2の支持ローラにより保証される。
一般的に有利であると証明されていることは、糸走行トラック、つまり搬送ローラの糸と接触する範囲並びに糸案内部材における変向個所が耐摩耗性の被覆を備えているか又は糸案内部材が適当な耐摩性の材料、例えばセラミック材料から製作されていることである。
糸においては撚りは同様にゴデットで十分に制動することができる。この場合にはゴデットが糸の横力を受容するために当接縁を有していることが必要である。
運転中には糸と接触する全ての面に多かれ少なかれ摩耗現象が生じる。この摩耗現象は糸引張り力も変化させる。さらに糸の経過もこれによって不安定になる。したがって本発明によるテクスチャード加工機が制御装置を有し、該制御装置が糸引張り力センサと搬送ローラの駆動装置と結合されていると特に有利である。これによって、測定された糸引張り力に関連して直接的に搬送ローラの駆動装置を制御することができる。制御装置に糸引張り力の目標値が与えられていると搬送ローラは糸における引張り力を継続的に調整することができる。
糸引張り力センサは加熱装置の前に配置することが有利である。この場合には加熱器において形成される伸び点ではほぼ安定した状態に保たれる。さらにこれにより、仮撚りゾーンにおいてできるだけわずかな糸張力レベルで運転されるようになる。
一般的には糸引張り力は冷却期おいては加熱期におけるよりも高く、所定のレベル以下に低下しないようにしたいので、加熱装置と冷却装置との間に配置された糸引張り力センサを有する本発明による仮撚りテクスチャード加工機は、冷却装置と加熱装置とが直線的な糸道に相前後して配置され、変向糸ガイドによる糸引張り力の増大が可能ではない場合に用いることが特に有利である。
本発明によるテクスチャード加工機の特に有利な別の構成では、糸は供給ボビンから搬送ローラで直接的に引出される。この場合には糸引張り力の他に糸速度が搬送ローラとその後ろに接続された送り機構によって決定される。
この場合、搬送ローラは有利には電気的なモータによって駆動される。これにより、各加工個所は隣接する加工個所とは無関係に調節可能である。この結果、各個所においてほぼ同じ高い糸質を生ぜしめることができる。しかしながら隣り合った搬送ローラの群を一緒に1つの駆動装置を介して駆動することもできる。この場合には搬送ローラは一貫した駆動軸によって互いに結合され、この駆動軸がモータで駆動される。
例えばDE3324243号によれば、加工個所の送り機構を1つの駆動モータで駆動することが公知である。この場合、第1の送り機構と第2の送り機構は伝動的に互いに連結されている。隣接する加工個所の送り機構はこの場合には一貫した駆動軸によって形成されている。
このような配置では糸切れが発生した場合には、送り機構において発生する巻条は、機械全体を停止させて除くか又は駆動軸が回転した状態できわめて大きな困難を伴ってしか除くことができない。さらに加工個所に新しい糸を給糸する場合には、加工に必要な高い搬送速度を有する送り機構に糸が給糸されなければならないという問題がある。
ループヤーンを製造するための空気式テクスチャード加工機の場合には、送り機構を単個駆動装置で駆動することが公知である(DE3623370号)。このような機械は仮撚りゾーンを有していないので、供給ボビンと巻取り装置との間には比較的に短い糸道が実現される。この場合には送り機構は操作員の手の届く距離に配置された、単数又は複数の駆動装置を備えたモジュールに纏められている。しかし、この場合に使用されたゴデット又はベルト送り機構は裂断した糸が除去の面倒な巻条を形成するという欠点を有している。
請求項1による本発明の構成によって得られた仮撚りテクスチャード加工機の特徴は、第1の送り機構が搬送ローラによって形成されていることである。この場合には必要な搬送速度は糸に摩擦力によって伝達される。このためには糸は搬送ローラに周方向で部分的に卷掛けられる。この場合、糸はその走行方向に対して横方向に往復して変向させられるのでジグザグ状の糸走行トラックが搬送ローラの周面に形成される。周面における前記のジグザグ状の糸走行トラックによって糸における摩擦力は、周面における糸の滑りが阻止されるまで高められる。さらにジグザグ状の糸走行トラックは、緊張された糸だけが搬送ローラの周面上にあるようにする。何故ならばこの場合には糸走行トラックの変向点における滑り抵抗が克服されなければならないからである。したがって糸が裂断されると搬送ローラの周面に、かたい巻条は形成されなくなる。糸は糸走行トラック以外で周面に巻付くので、除去は容易になる。
搬送ローラはそれぞれ互いに無関係に駆動可能であるので、各加工個所は個別に制御することができる。これによって特に有利な形式でいわゆる感応糸切れを回避することができる。この感応糸切れは、1つの加工個所における糸切れが隣接する加工個所の別の糸切れをもたらすと発生する。本発明によるテクスチャード加工機ではしたがってプロセスの高い確実性並びに最小の廃棄糸が達成される。
本発明による仮撚りテクスチャード加工機を設置する場合に床において整合誤差があっても送り機構に対する影響は見られない。
有利な実施例においては搬送ローラは連結可能にかつ/又は解離可能にそれぞれの駆動装置と結合されている。これにより、糸が搬送ローラに巻付いたときに搬送ローラを簡単な形式で加工個所から除き、新しい価値の搬送ローラと置換えることができるようになる。したがって停止時間は著しく短縮される。
搬送ローラの駆動装置は有利には電気的なモータとして構成されている。これらの電気的なモータは単個周波数変換器又はグループ周波数変換器で制御可能である。
本発明の別の構成によれば搬送ローラはそれぞれ1つの駆動ユニットによりうず電流ブレーキと組合わされて駆動される。このような配置によって駆動装置の制御費用は減少させられる。
本発明によるテクスチャード加工機の特に有利な別の実施例においては、搬送ローラは給糸装置で操作可能である。これにより機械において短い糸道が実現される。搬送ローラは機械において、操作員が補助装置を使わなければ到達できない個所に配置できる。これにより、糸をできるだけ数少ない変向部で案内し、少ない摩擦個所で糸を傷付けることなく処理することが可能になる。
EP0641877A2号によれば巻取りフレーム、プロセスフレーム及びクリールフレームから組立てられた仮撚りテクスチャード加工機が公知である。巻取りフレームとプロセスフレームとの間には、各糸を自由に手で送り機構及びその他の処理装置に給糸するための操作通路が形成されている。この構造はクリールフレームとプロセスフレームとの間に複数の変向部を有する複雑な糸道をもたらす。
請求項2による本発明の構成によっては、第1の加熱器の入口の直前に第1の送り機構を有し、加熱器と冷却装置とが一平面内に配置された仮撚りテクスチャード加工機を提供する。この配置により、糸は加熱器と冷却レールとを通過する場合にきわめてわずかな摩擦にしか晒されなくなる。送り機構により糸には規定された搬送速度が与えられる。さらに本発明によるこの配置により、加熱器の前に付加的な撚りストップ装置を使用する必要はなくなる。糸道において冷却レールの後ろ側で仮撚り器によって生ぜしめられた仮撚りは第1の送り機構までしか進行しないであろう。送り機構においては巻掛けにより発生した摩擦モーメントもしくは糸におけるクランプ作用により解撚が行われる。したがってこの撚りストップローラは仮撚りゾーンを制限する。さらに本発明による仮撚りテクスチャード加工機は構成高さが低いという点でもすぐれている。何故ならば加熱器と冷却装置とが配置されている平面は水平であるか又は水平に対し小さな傾きしか有していなくなるからである。
第1の送り機構は本発明によれば給糸装置で操作される。これにより、糸はプロセス開始にあたって操作員によって確実に給糸されるか又は糸が巻付いた場合にこれを除去することができるようになる。この場合には、給糸装置は操作通路側から操作可能であると特に有利である。これにより、プロセス開始にあたって送り機構並びに個々の処理装置へ給糸することを一人の操作員が手で実施できるようになる。
この場合、給糸装置は2つの区分から成っていることもできる。1つの区分においては給糸装置は鉛直に走行して例えば糸を操作位置から給糸に必要な作業高さにもたらすことができる。第2の区分においては給糸装置は水平に走行可能であり、したがって例えば糸をボビンクリールの上側に配置された変向ローラに供給することができる。次いで糸は搬送ローラに向って導かれる。
仮撚りテクスチャード加工機の有利な別の構成は、操作通路とテクスチャード加工糸ボビンを取去るためのドッファ通路とが互いに離されているという利点を有している。これにより、完成したボビンは操作員を邪魔することなく随時、除去装置により取り去ることができるようになる。さらに糸はクリールフレームから短い距離で直接的に加熱器入口に導かれるようになる。この場合には糸は有利な形式で1つの変向ローラだけを介して案内される。
特に有利な実施例では、第1の送り機構は給糸装置の高さ調節可能な給糸アームに固定的に結合されている。これによって第1の送り機構は1つの操作位置と1つの運転位置との間で往復調節することができるようになる。操作員の手が届く操作位置においては、糸は手で第1の送り機構に給糸される。次いで送り機構は給糸アームによってテクスチャード加工運転に必要な運転位置にもたらされる。この場合には、給糸装置は例えばDE2530125号により公知であるように糸を同時に第1の加熱器に給糸することができると有利である。
本発明による仮撚りテクスチャード加工機の別の構成によれば搬送ローラは給糸装置の高さ調節可能な給糸アームと固定的に結合されておりかつ高さ調節可能な給糸アームで操作位置と運転位置との間で調節される。これによって糸はプロセス開始にあたって1人の操作員で給糸することが達成され、給糸の確実性が高められる。さらに搬送ローラに糸が巻付いた場合に、操作位置において搬送ローラを交換すること又は残糸を除去することが補助手段なしで操作員により実施できるようになる。
本発明の特に有利な別の構成によれば、各加工個所の高い融通性が得られる。これにより1つの加工個所の送り機構を個別に調節できるようになる。さらに巻取り装置の前で糸切れが発生した場合に、巻付いた糸を送り機構から容易に除くことができるようになる。
この場合、搬送ローラの駆動装置は制御装置により互いに結合されているので、1つの加工個所の送り機構の搬送速度は糸の伸延に必要な回転数比に調節されたままに保たれる。さらにこれによって送り機構の間で任意の回転数比を実現することもできる。
制御装置は糸引張り力センサと結合されている。この糸引張り力センサは仮撚りゾーン内に配置されている。これによりプロセスに必要な糸引張り力には搬送ローラで影響を及ぼすことができる。これは、長い運転時間の経過後の、糸案内部分における摩耗現象に基づき、プロセスに必要な糸引張り力が許容されないレベルまで上昇した場合に特に有利である。又、糸切れに際しても搬送ローラを有利な形式で停止させることもこの場合には可能である。
さらに本発明の別の構成によれば1つの加工個所の制御装置は機械制御ユニットと結合されている。これによって、機械制御ニットを介して送り機構の回転数を集団的に変化させることができる。この配置は、例えば加工個所において糸速度を上昇させたい場合に有利である。このためには機械制御装置で加工個所の集団的な調節が行われる。しかしながら送り機構を給糸速度から運転速度に切換えるために機械制御装置に時間関数を与えておくことも可能である。この時間関数は送り機構の速度を不都合な糸緊張ピークが発生しないように切換え制御する。
本発明による特に有利な別の構成では、1つの加工個所の制御装置はエネルギ緩衝器と結合されている。このエネルギ緩衝器は電流が欠落した場合に、加工個所内の駆動装置をコントロールして制動する。これにより、電流が欠落した場合にプロセスのコントロールされない中断が糸切れをもたらすことが回避される。
プロセス開始にあたって給糸する場合に糸に糸張力ピークが発生しないようにするためには1つの加工個所の搬送ローラが給糸に際してほぼ同じ搬送速度を有していることが特に有利である。これにより確実な給糸が行われる。
搬送ローラにおける糸ガイドは、糸において糸引張り力の著しい上昇を発生させることなく、搬送ローラにおいて180゜よりも大きい巻掛け角が実現可能であるように構成することができる。糸はこのような搬送ローラにより糸引張り力がほぼ中立した状態で変向され得るようになる。これは特にコンパクトな機械構造を実現するために有利である。これにより機械コンポーネントを個々のモジュールに纏めることが可能になる。
本発明の特に有利な別の構成では第2の送り機構のうしろに第2の加熱器と搬送ローラとして構成された第3の送り機構とが設けられている。これによって仮撚り装置は特にポリエステル糸をテクスチャード加工するのに適するようになる。この場合には糸の熱処理は第2の加熱器にて行われる。この場合、糸引張り力は加熱器の前と後ろの搬送ローラの回転数比に関連する。
この場合には前記セット加熱器はプロセスフレーム内に配置されている。糸を巻取り装置に搬送する第3の送り機構は巻取りフレームに配置されている。
仮撚りテクスチャード加工機の別の有利な実施例は1つの加工個所の各装置のために単個駆動装置を有している。これにより糸加工と機械配置とに関し高い融通性が達成される。巻取り装置においては綾振り装置と摩擦ローラとが単個駆動装置、有利には周波数変換器で制御された電気的なモータにより駆動される。同様に仮撚り器も電気的な単個駆動装置を備えている。
巻取り装置の単個駆動装置を備えている場合には、摩擦ローラの駆動装置が軸方向に摩擦ローラ内に統合されている実施例が特に有利である。これにより特にコンパクトな巻取りユニットが得られる。
通常の形式で糸は巻取り装置に導かれる前にプレパレーション被覆される。このようなプロジェクション装置は有利にはローラプレパレーション装置として構成される。この場合にはプロジェクション媒体浴からプロジェクション媒体はローラで糸へ搬送される。加工個所の融通性を高めるためには、このローラがローラモータで駆動されるようになっていると特に有利である。この場合、ローラモータは隣接する加工個所とは無関係に駆動される。
本発明による特に有利な実施例においては搬送ローラの前で糸道に糸ブレーキが配置されている。この場合、糸ブレーキは規定された予備緊張力が発生させられるように調節できる。糸ブレーキは有利には、糸が部分的に巻掛けられる複数の糸ガイドによって実現できる。この場合、巻掛けを変化させるために糸ガイドの1つは調節可能に構成される。
本発明による仮撚りテクスチャード加工機並びに本発明の方法は、特にテクスチャード加工された糸の製造に高い融通性をもたらす点ですぐれている。細い番手のポリアミド糸もきわめて大きな番手のポリエステル糸も、仮撚りゾーンにおける糸引張り力を適当に調節することで加工することができる。
請求項56に記載した方法は特に、高い糸走行速度で糸を供給するのに適している。この場合には高い糸張力ピークを回避するために、送り機構の給糸速度を補償することができる。これにより第1の送り機構並びに第2の送り機構を同じ速度で運転することができる。
送り機構を給糸速度から運転速度に切換えることは有利には所定の時間関数後に行われる。この場合には送り機構を集団で調節することができる。しかしながら送り機構を制御するための時間関数は、隣り合う送り機構の速度差により規定される伸延比が、運転速度に達してはじめて得られるようにすることが望まれる。これにより糸が各装置に供給されたあとで機械を始動させた場合に発生する不都合な糸張力ピークは回避される。
本発明による仮撚りテクスチャード加工機は複式機械としても有利な形式で構成することもできる。この場合には2つの機械半部はプロセスフレームが直接向き合うように相互に設置される。これによって仮撚り器並びに第2の送り機構のための電気的な駆動コンポーネントは共通の駆動キャビネットに纏めることができるようになる。
本発明の機械は高いテクスチャード加工速度で、糸を傷めないテクスチャード加工を可能にする。クリールフレームとプロセスフレームとの間でほぼ直線的に延びる糸道(この場合糸は巻取りフレームの上を張設される)に基づき、機械の低い構成高さが実現される。この低い構成高さにも拘らず仮撚りテクスチャード加工機は太いポリエステル糸の高い速度にも適する加熱及び冷却区間を備えている。
次に若干の実施例を添付図面を用いて詳細に説明する。
図1及び図2は仮撚りゾーンに糸引張り力調整装置を有する本発明による仮撚りテクスチャード加工機を示した概略図。
図3は仮撚りテクスチャード加工機の別の実施例の概略図。
図4から図6までは搬送ローラとして構成された撚りストップ装置を示した図。
図7と図8は撚りストップローラの別の実施例を示した図。
図9は本発明による仮撚りテクスチャード加工機の別の実施例の概略図。
図10は複式機械の概略図。
図11は本発明の仮撚りテクスチャード機の別の実施例の概略図。
図12と図13は単個駆動装置を有する本発明による仮撚りテクスチャード加工機の別の実施例を示した図。
図14は図11のテクスチャード加工機の機械制御装置の別の実施例を示した図。
図15は糸変向装置の送り機構を示した図。
図16は送り機構を駆動するための駆動装置の別の実施例を示した図。
図17は本発明による仮撚りテクスチャード機の別の実施例を示した図。
本発明による仮撚り装置の以下の実施例では同じ機能を有する構成部分には同一の関連符号が付けられている。
図1から図3までの仮撚りテクスチャード加工機には以下の記述が該当する。相違については説明するにあたって特別に記述してある。
仮撚りテクスチャード加工機は長手方向に多数の加工個所を有している(図面においては図平面は横平面である)。この場合には加工個所あたりそれぞれ1本の糸が加工される。巻取り装置は3つの加工個所の幅を占めるので、機械フレーム9にはそれぞれ3つの巻取り個所が柱状に相上下して配置されている。これに相応して同様に3つの供給ボビン7が相上下してボビンクリール1に配置されている。
各加工個所は合成糸4が巻かれた1つの供給ボビン7を有している。糸4はヘッド糸ガイド12を介して所定の張力で第1の送り機構13により引出される。次いで糸4は変向ローラ11を介して撚りストップ装置65に向かって変向されかつ細長く延びた加熱装置18を通過する。この場合に糸は所定の温度に加熱される。加熱器は高温加熱器として構成され、加熱表面温度は300℃を越えている。このような加熱器は例えばEP0412429号により公知である。したがってこれについてはこの文献を参照されたい。
加熱装置18の後ろには冷却装置19がある。この冷却装置19は細長く延びた冷却レールとして構成されている。加熱装置18と冷却装置19との間では糸は変向ローラ11を介して案内されているので、加熱装置11と冷却装置19とは互いにV字形に配置されている。
しかしながら本発明のテクスチャード加工機は、このような配置に制限されるのではなく、加熱装置と冷却装置との間には他の配属関係、例えばあとで記述したように直線的な糸道を成す配属関係を与えておくこともできる。
冷却装置9のうしろには概略的に示された仮撚り器20がある。この仮撚り器20は、例えばEP0744480号に記載されているような摩擦円板装置として構成されていることができる。
仮撚り器20に続いては第2の別の送り機構21が配置され、この送り機構21は糸4を加熱装置18と冷却装置19との両方を通して引っ張る。糸走行方向で見て第2の送り機構21のうしろにはセット加熱器22がある。このセット加熱器22は湾曲した加熱管として構成しておくことができる。加熱管は加熱外套によって取囲まれ、外から蒸気で所定温度に加熱される。しかし、セット加熱器22は第1の加熱装置18同様、高温加熱器として構成されていることもできる。
この場合、糸4は別の第3の送り機構23でセット加熱器から引出されかつ巻取り装置9に送られる。巻取り装置9において、糸4は巻取りボビン25に巻取られる。巻取りボビン25は摩擦ローラ24で駆動される。摩擦ローラ24の前には綾振り装置があり、この綾振り装置で糸は巻取りボビン25の上で往復案内されかつ巻取りボビン25は綾巻きボビンとして巻き上げられる。
送り機構13,21,23は別個に、方法の要求に相応して、互いに決まった比率を有する異なった搬送速度で駆動される。この駆動は公知の形式で一貫した駆動軸で行なうことができる。この場合には3つの送り機構グループ13,21,23の駆動軸は互いに、例えば変速歯車伝動装置によって固定的に連結されている。
図1から図3までの実施例においては、撚りストップ装置65はそれぞれ搬送ローラ30として構成されている。この搬送ローラ30には糸が部分的に巻掛けられている。糸4は、あとで詳しく述べるように、ジグザク状の糸走行トラックに沿って搬送ローラ30の周面上で案内されている。搬送ローラ30は駆動装置46に連結されている。
図1の実施例では撚りストップローラ30の駆動装置46は制御装置49と結合されている。撚りストップローラ30と加熱装置18との間には糸引張り力センサ63が糸道に配置されている。糸引張り力センサ63は制御装置49と結合されている。図1に示された実施例では糸4は送り機構13で供給ボビン7から引出されかつ仮撚りゾーンへ搬送される。仮撚りは糸4に仮撚り装置20で与えられる。このようにして与えられた仮撚りは糸走行方向とは反対に撚りストップローラ30まで後退する。これによって糸は仮撚りされた状態で加熱装置18と冷却装置19とを通って案内される。糸は撚られた状態で加熱装置18において伸延されかつ固定される。この結果、糸に撚りが強く記憶されかつ良好な巻縮効果が与えられる。糸引張り力センサ63により糸引張り力は加熱装置18の入口の直前にて測定される。この測定値は制御装置49に与えられ、制御装置49は目標値との間の差を確認すると、撚りストップローラの駆動モータ46を適当に制御し、所望の糸引張り力が調節される。この配置によってきわめて低い糸引張り力のもとで行なわれるプロセスを実施することができるようになる。糸は第2の送り機構21で仮撚りゾーンから引出され、次いで後処理ゾーンへ、例えば糸を収縮摩擦処理するためにセット加熱器22へ送られる。この場合にはセット加熱器の入口に付加的な走り機構を接続し、仮撚りゾーンにおける搬送速度調節とは無関係に、後処理ゾーンにおける搬送速度の調節(後加速)が可能になっていることも有利である。第2の送り機構とセット加熱器の前の付加的な送り機構との間で糸道には、より良い収縮処理のためにフィラメントを開くためにタングルノズルが配置されている。熱処理のあとで糸は巻取り装置9の綾巻きボビン25の上に巻取られる。
図2の本発明によるテクスチャード加工機の実施例には、仮撚りゾーンにおける糸引張り力測定の別の可能性が開示してある。この場合には糸引張り力センサ63は加熱装置18と冷却装置19との間に配置されている。この変化実施例は糸を冷却するために所定の糸引張り力を調節したい場合に特に有利である。
図3の実施例は撚りストップローラ30が糸4を供給ボビン7から直接的に引出す有利な実施形態を示している。この場合には撚りストップ装置は第1の送り機構13として作用する。仮撚りゾーンにおける糸速度は搬送ローラ30と第2の送り機構21との搬送速度によって調節される。搬送ローラ30における摩擦力を生ぜしめるために所定の初期力を得るためにはヘッド糸ガイド12と搬送ローラ30との間に糸ブレーキ50が配置されている。この実施例は特に構造と方法経過とが簡単になる点ですぐれている。
図4から図6までには、例えば図1から図3までの本発明による仮撚りテクスチャード加工機の実施例で使用される撚りストップローラもしくは搬送ローラの第1実施例が示されている。撚りストップローラは周面にジグザグ状の糸走行トラック31を有する搬送ローラ30から成っている。ジグザグ状の糸走行トラック31は搬送ローラ周面36に複数の糸ガイド37,38が交互に周方向で等しい相互間隔で被せ嵌めることで形成されている(図5)。糸ガイド37はその案内縁39で搬送ローラ15の端面40に配属されている。糸ガイド38は案内縁45で反対側の端面41に配属されている。隣り合った糸ガイドの案内縁39と45は中心平面43に対してずらされてオーバラップするように配置されているので、案内縁に巻掛けられた糸は搬送ローラ15の周面でジグザグ状の経過をとる。図5に示されているように隣り合った糸ガイドの案内縁39,45には、供給された糸4がキャッチされる切欠き44が形成されかつ糸が各案内縁39又は45に沿って周面36へ滑り落ちるような形が与えられている。したがって糸ガイド37,38に何度も巻掛けられることにより糸の撚りモーメントを吸収する摩擦力が生ぜしめられる。搬送ローラ30は駆動軸29と固定的に連結されている。この駆動軸29は駆動装置(図示せず)により駆動される。糸における糸引張り力は糸4と周面36との間の滑りもしくは付着摩擦によりかつ糸4と糸ガイド部材37と38との間の滑りもしくは付着摩擦によってコントロールされる。糸引張り力をコントロールする別のパラメータとしては搬送ローラ30における糸入口と糸出口との間の巻掛け角が用いられている。糸ガイド部材37,38は有利にはセラミック材料から成っている。
搬送ローラは駆動軸42の端部に差嵌められている。この場合には搬送ローラ30は形状接続的な差込み結合で駆動軸42と連結されている。搬送ローラ30と駆動軸42との間の差込み結合は安全リング47で確保されている。これによって搬送ローラ30の交換はわずかな費用で行うことができる。
ここで付言しておくが、本発明による送り機構において搬送のために必要な摩擦力は糸のクランプによっても生ぜしめることができる。
同様に糸ガイド部材37と38とを交互に配置することは不規則に行うこともできる。例えば搬送ローラの部分範囲における巻掛けを1つの円板の2つの連続して配置されたガイド部材によりガイド部材あたり半分に分けることができる。
搬送ローラ30の構成は、1つプロセス段階にて作用させなければならない糸引張り力が確実に伝達され、糸4と搬送ローラ30との間のスリップが回避され、加工個所と加工個所との間で、良好な生産結果の前提として同じ送り状態が得られるように行われる。これは特に糸走行トラック31が、幾何学的に一義的に規定された直径上を延び、これによって送り機構の間に正確に再現可能な速度及び伸延状態が得られるようになっていることによっても達成される。この場合、パラメータとしては、ローラ直径、ローラ周面における糸ガイドの数、ひいてはピッチ、ローラ幅及び案内面の選ばれた材料によってかつ糸道における搬送ローラの配置によって、糸入口と糸出口との間の巻掛け角が変化させられることができる。糸材料(番手、残留伸延)に関連して糸送り速度並びに糸入口張力が個別に各加工個所において調節できる。この調節の可能性は特に、プロセス開始にあたって糸を給糸する場合に、糸における糸張力ピークを回避するためにも有利である。
図7には撚りストップローラの別の実施例が示されている。この場合には撚りストップローラは駆動軸71に互いに同軸的に固定された2つの円板72,73により形成されている。これらの円板は互いに向合った側において外縁に糸案内部材37,38を有している。糸案内部材37はそれぞれ1つの案内縁39を有し、該案内縁39は周方向に延びる案内面69で終っている。ずらされて向合った糸案内部材38は糸案内縁45を有し、この糸案内縁45も周方向に延びる案内面75で終っている。案内面69と75は1つの直径上に位置し、糸のための環状の支持面を形成する。糸案内部材37は案内28を介して円板72と連結されている。糸案内部材38は同様に案内74を介して円板73と連結されている。したがって糸案内部材を半径方向に調節することにより、案内面69,75によって形成された糸の支持面の直径を変化させることが可能である。さらに円板72,73は互いに接近可能であるので、糸案内縁39,45は多かれ少なかれ重なる。これにより糸案内部材37と38とにおける糸の巻掛けを増大させることが達成される。したがって変化可能な回転速度の他に糸の糸引張り力をコントロールするために撚りストップ装置のために他のパラメータが与えられるようになる。
図8には撚りストップローラの別の実施例が示されている。この場合には、糸案内部材37は互いに環状のリングにより結合されている。糸案内部材38も同様に環状のリングによって連結されている。この場合、両方のリング状の糸案内部材は突出する案内縁39と45で互いにずらされて、相互に係合しあうように配置されている。これにより糸が滑り込む切欠44が形成されている。案内縁39,45で変向することにより糸にはジグザグな糸走行トラックに強制される。この場合、糸は円周面上の案内面69に支持される。案内縁39,45における糸の巻掛けはこの場合には調節装置68により糸案内部材38を軸方向で移動させることで変化させられる。糸案内部材38は案内67を介して搬送ローラ30と結合されている。搬送ローラ30はこの場合にも駆動軸71に差嵌められている。搬送ローラ30と駆動軸71との間の結合を確実にするためには安全リング47が駆動軸71の軸端に取付けられている。
図9と図10の仮撚りテクスチャード加工機の実施例には以下の記述が当嵌まる。
仮撚りテクスチャード加工機はクリールフレーム2とプロセスフレーム3と巻取りフレーム1とから成っている。プロセスフレーム3と巻取りフレーム1との間には操作通路5が形成されている。巻取りフレーム1の、操作通路5とは反対側においてクリールフレーム2は巻取りフレーム1に対して間隔をおいて配置されている。巻取りフレーム1とクリールフレーム2との間にはドッファ通路が形成されている。
仮撚りテクスチャード加工機は長手方向(図面においては図平面が横平面と同じ)に多数の加工個所を有している。これらの加工個所においては加工個所あたりそれぞれ1本の糸が加工される。巻取り装置は3つの加工個所の幅を占めている。したがって3つの巻取り装置9(これについてはあとで触れる)が柱状に相上下して巻取りフレーム1に配置されている。
各加工個所は熱可塑性の合成糸4が巻かれている1つの供給ボビンを有している。糸4はヘッド糸ガイド12と変向ローラ11又は糸ガイドとを介して所定の張力がかけられて第1の送り機構13により引出される。図9と図10の実施例においては糸はクリールフレーム2と第1の送り機構13との間で管案内なしで案内されている。しかしながらこの場合にも糸を供給ボビンから操作通路に搬送するために管案内を使用することもできる。
第1の送り機構13の前の糸道には糸切断器14が配置されている。この糸切断器14により、プロセス経過において、第1の送り機構13と巻取り装置との間にトラブルが発生すると糸を切り詰めることができる。
第1の送り機構はこの場合には搬送ローラ30として構成されている。この搬送ローラ30は周面にジグザグ状の糸走行溝31を有している。これについては以後図3から図6までについての記述で説明することにする。この場合には搬送ローラ30は同時に撚りストップローラとして使用され、仮撚り器20により糸に生ぜしめられた撚りをストップする。各加工個所にはそれぞれ1つの搬送ローラ30が配属されている。搬送ローラ30は電気的な単個駆動装置(図示せず)によって駆動される。搬送ローラ30並びに駆動装置は保持体15を介して給糸アーム16と結合されている。この場合、給糸アームには、同様に糸道において搬送ローラ30の前に配置された糸切断器14が固定されている。給糸アーム16は往復台32と結合されている。往復台32はリニア駆動装置により案内33に沿って運転位置34(図9に図示)と運転位置35との間で動かされる。これにより糸はプロセス開始にあたって操作員により手動で搬送ローラ30に給糸することができるようになる。次いで搬送ローラ30は給糸装置17で運転位置34に移動させられる。
しかしながらこの場合には、例えば搬送ローラのグループを駆動する駆動装置を機械フレームに不動に固定しておくことも可能である。この構成では搬送ローラはそれぞれの運転位置で駆動装置に連結されることになるものと考えられる。
さらに、第1の送り機構の糸搬送手段、例えば送り軸又はゴデットによって構成することもできる。
糸走行方向で見て第1の送り機構13の後ろには、第1の細長く延びた加熱器18がある。この加熱器18を通って糸4は走行し、所定の温度に加熱される。この加熱器は加熱表面温度が300℃を越える高温加熱器として構成されていることができる。
加熱器18の後ろには冷却レール19がある。この場合には加熱器18と冷却レール19は1平面内で相前後して、ほぼ直線的な糸道が得られるように配置されている。冷却レール19の後ろには概略的に示された仮撚り器20がある。
仮撚り器20に続いて、第2の別の送り機構21が、糸4を加熱器18と冷却レール19との両方を通して引張るために働いている。糸走行方向で見て第2の送り機構21の後ろには第2の加熱器22(セット加熱器)がある。このセット加熱器は湾曲した加熱管として構成されていることができる。この加熱管は加熱外套により取囲まれており、外部から蒸気で所定の温度に加熱される。セット加熱器22は第1の加熱器18と同じように高温加熱器として構成されていることができる。
第2の加熱器22には、糸走行方向で見て、補償管29が、EP0595086号により公知であるように、継目なく接続されている。これにより、糸4は加熱器22の周囲の空気を補償管29内へ搬送するようになる。加熱管22と補償管29との間の屈曲部には糸ガイド28がある。
補償管29の出口端部には別の第3の送り機構23がある。この送り機構23の前又は後ろには、プレパレーション装置(図示せず)がある。このプレパレーション装置は糸4を巻取り装置9に走入する前に修復する。巻取り装置9においては糸は巻取りボビン25の上へ巻取られる。この巻取りボビン25は摩擦ローラ24により周面において駆動される。摩擦ローラ24の前には綾振り装置26がある。この綾振り装置26により糸4は巻取りボビン25の上で往復移動させられかつ綾巻きボビンとして巻上げられる。
本発明による仮撚りテクスチャード加工機においては、第2の加熱器22の下側に補償管29に代えてまず糸ガイド28の代りに第3の送り機構23を配置し、ついでタングルノズルを設け、その後に別の送り機構を設けることもできる。これによって、処理された糸を調節可能な糸引張り力で、タングルノズル内で空気を吹付けることでうず巻かせかつフィラメントを互いに混合させることが可能になる。
補償管29の上にはプラットホーム27があり、このプラットホーム27は操作通路5として役立つ。操作通路5はプロセスフレーム3と巻取りフレーム1との間に形成されている。操作通路5の上側には冷却レール19が配置されている。この冷却レール19は主としてプロセスフレーム3の上に支えられている。プロセスフレームにおいては糸道に相応して仮撚り器20、第2の送り機構21及び第2の加熱器22が配置されている。したがってこのプロセスフレームは、プロセスフレームには糸処理に用いられる機械部分だけが存在するという特徴を有している。
巻取りフレーム1においてはその上方範囲に、しかも操作通路5とは反対側に、第1の送り機構13が第1の加熱器18の入口の直前に配置されている。第1の加熱器18はこの場合にも巻取りフレーム1に支えられている。糸道に相応して巻取りフレームの下端においては第3の送り機構23が巻取りフレーム1に固定されている。さらに巻取り装置9が巻取りフレーム3に配置されている。
巻取り装置9は巻取り装置において満管の巻取りボビン25が形成されると満管のボビンを受容するために役立つボビンストッカ8を有している。満管のボビン25を取出すためにはスピンドル保持体が旋回させられかつ満管のボビンが転動路の上に置かれる。この転動路はボビンストッカ8の1部である。転動路の上で満管ボビン25は搬出されるまで待機する。したがってボビンストッカ8の転動路はドッファ通路6に隣接しかつ操作通路5の反対側で巻取りフレーム1に配置されている。ドッファ通路6は巻取りフレーム1に沿って延在しかつクリールフレーム2と巻取りフレーム1との間に形成されている。ドッファ通路6はボビンストッカ8の上に待機している満管のボビンを受取るために役立つ。さらに各巻取り装置9には巻管供給装置10が配属されている。これについての詳細は省略する。これは複数の空の巻管が中間ストックされる巻管ストッカである。スピンドル保持体の上に巻取り装置9が満管のボビンを形成し、満管のボビンがボビンストッカの上に置かれると、それぞれ1つの空の巻管がスピンドル保持体に供給されかつその上に固定される。
本発明による仮撚りテスクチャード加工機におけるフレーム部分は、糸が供給ボビンから巻取り装置まで数字6の形の糸道を描くように位置している。この場合には糸はクリールフレームから直線的に巻取りフレーム1の上の一平面内をプロセスフレーム3に向って案内される。この場合、第1の送り機構13は、糸が大きな変向を伴うことなくクリールフレーム2における変向ローラ11からプロセスフレーム3における仮撚り装置20に向って案内されるように糸道に組込まれている。このように糸の損傷がきわめて少なくなるように糸が案内されることにより、1,200m/minの大きさのテクスチャード加工速度で運転することができるようになる。
第1の送り機構13とヘッド糸ガイド12との間に配置された変向ローラ11は糸ガイドによって置換えることもできる。
この仮撚りテクスチャード加工機の特別な利点はプロセスフレーム3が機械の外側に配置されていることである。これによって、図10に示したように、有利な形式で複式機を形成することができる。この場合には機械半分のプロセスフレームは直接並べて配置されるので、仮撚り器の電気的な駆動コンポーネントと送り機構はプロセスフレームに配置された中央スイッチボックスに統合されている。第2の機械半分は第1の機械半分に鏡像対称的に配置されている。
図11に示された仮撚りテクスチャード加工機は、その構造において図9に示された仮撚りテクスチャード加工機にきわめて似ているので、ここでは図9についての記述を参照されたい。
図11の仮撚りテクスチャード加工機では送り機構13,21,23はそれぞれ1つの搬送ローラ30として構成され、該搬送ローラ30は図4から図6までの先の説明で記述したように周面にジグザグ状の糸走行溝31を有している。1つの加工個所には搬送ローラ30,30.1,30.2及び30.3が配属されている。搬送ローラ30はそれぞれ電気的な単個駆動装置46で駆動されている。
搬送ローラ30.1並びに駆動装置46.1は保持体15を介して給糸アーム16と結合されている。給糸アームにはこの場合にも、糸道において搬送ローラ30.1の前に配置された糸切断器14が固定されている。給糸アーム16は往復台32と結合されている。往復台32はリニア駆動装置によって案内33に沿って、運転位置34(図11に図示)と運転位置35との間で動かされる。これにより糸はプロセス開始にあたって操作員により手動で搬送ローラ30.1に給糸されることができる。次いで搬送ローラ30.1は給糸装置17で運転位置34へ移動させられる。
しかしながらこの場合には駆動装置46.1を機械フレームに定位置に固定することも可能である。この場合には搬送ローラ30.1はそれぞれの運転位置で駆動装置と連結可能である。
加工個所の融通性をさらに高めるためには、巻取り装置9と仮撚り装置20との両方を隣接する加工個所と無関係に駆動することができる。このためには巻取り装置9は2つの駆動装置を有している。第1の駆動装置は摩擦ローラ24を駆動するために用いられる。この駆動装置は有利には摩擦ローラの軸内に統合された軸モータによって形成される。第2の駆動装置は綾振り装置26を駆動するために用いられる。この駆動装置は糸ガイドをベルト伝動装置を用いて往復運動させるステップモータであることができる。この配置によって送り機構の個別の調節可能性を使用してテクスチャード加工機において種々異なる糸を製造することができる。
図12には概略的に本発明による仮撚りテクスチャード加工機の別の実施例が示されている。この場合には機械の単個コンポーネントは図11に示された機械と同じである。この限りにおいては図11の実施例の記述を参照されたい。図12に示された実施例でのコンポーネントの配置では加熱装置18と冷却レール19の間の糸の経過は屈曲させられる。機械を通る糸の搬送は送り機構13,21,23によって行われる。この場合には糸4は第1の送り機構13により供給ボビン7から引出される。供給ボビン7と第1の送り機構13との間には最小の糸引張り力を形成するために糸ブレーキ50が配置されている。
送り機構13,21,23は同様に、ローラ周面にジグザグ状の糸走行トラックを有するそれぞれ1つの搬送ローラによって形成されている。この場合には搬送ローラ30の前及び/又は後ろには搬送ローラにおける巻掛け度を固定するために変向ローラ11が配置されている。各搬送ローラ30は電気的なモータ46で駆動される。この場合、1つの加工個所の電気的なモータ46は制御装置49と結合されている。この制御装置49によって駆動装置46には搬送ローラ30のそのつど目標搬送速度が与えられる。したがって搬送ローラ30.1と30.2との間で得られる伸延比はほぼ一定に保たれる。
しかしながら糸速度の他に搬送ローラ30を糸引張り力に関連して制御することもできる。このためには糸引張り力センサが仮撚りゾーンに又は仮撚りゾーンの後ろに配置されていることができる。この糸引張り力センサはその信号を制御装置49に与える。
第3の送り機構23の前にはプレパレーション装置が配置されている。この場合、プレパレーション装置はプレパレーションローラ51から成っている。プレパレーションローラ51はローラモータ52によって駆動される。プレパレーションローラ51は糸4がプレパレーションローラの表面に対する接触を成すように配置されている。プレパレーションローラ51の下側には槽53が固定され、この槽53はプレパレーション媒体で充されている。プレパレーションローラ51を回転することにより槽53からローラの表面においてプレパレーション媒体が連行されかつ糸4と接触させられる。この配置は加工個所の糸が隣接する加工個所の糸に影響を及ぼすことなく個別に準備されるという利点を有する。
図13には仮撚りテクスチャード加工機の別の実施例が示されている。フレーム部分の配置並びにコンポーネントはほぼ図11の実施例に相応しているので図11についての記述を参照されたい。
図13の仮撚りテクスチャード加工機の実施例では第2の加熱器22と第1の加熱装置18とが1つの加熱モジュールに纏められている。このためには糸4は仮撚り装置を通過したあとで送り機構21において360゜変向されている。この場合には糸4は付加的な送り機構48により第2の送り機構21から引出されかつ第2の加熱器22に搬送される。熱後処理に必要糸と引張り力は送り機構48と第3の送り機構48と第3の送り機構23との間で生ぜしめられる。したがって糸4は上から巻取り装置9に走入する。
送る機構13,21,48及び23は搬送ローラ31.1から30.4までにより形成されている。各搬送ローラ30.1から30.4はくどうそうち46.1から46.4と結合されている。モータ46の制御はこの場合にも中央制御装置(図示せず)によって行われる。
図14には図11の仮撚りテクスチャード加工機の制御構想の別の実施例が示されている。この配置では機械の長手方向に隣接した加工個所あたりの第1の送り機構が13.1,13.2及び13.3が示されている。送り機構13.1,13.2及び13.3はそれぞれ駆動装置46で駆動される。各駆動装置46には1つの制御装置49が配属されている。これにより送り機構の各々を個別に制御することができる。制御装置49.1,19.2及び49.3は中央の機械制御ユニット54と結合されている。したがって機械制御ユニット54は送り機構13.1,13.2及び13.3の個別制御に直接的に干渉することができる。この結果、送り機構の集団的な調節が可能である。このような配置は電流が欠落した場合に送り機構のコントロールされた制動を行うためにも特に適している。このためには機械制御装置54と連結されたエネルギ緩衝器が各糸送り機構に対し作動させられており、コントロールされた制動が可能にされている。エネルギ緩衝器は送り機構に配属された制御装置49と結合されている。
糸を給糸したあとで送り機構を給糸速度から必要な運転速度に切換えるためには制御装置には時間数があらかじめ与えられ、これで送り機構の各々が制御される。特に仮撚りゾーンにおける糸の伸延を決定する、第1の送り機構と第2の送り機構との間の回転数比は、加工個所の内部で最終的な運転速度が達成される直前にはじめて調節される。この場合、時間関数は回転速度を直線的に又は累進的に又は逓減的に変化させることができる。
仮撚りテクスチャード加工機の制御構想の、図14に示された実施例においては個々の制御装置49.1,49.2及び49.3は唯一の制御装置に纏めることができる。このような配置は、送り機構の集団的な調節しか必要でない場合に使用される。
特に図11に示された仮撚りテクスチャード加工機において、第1の送り機構に糸を損傷させることなく給糸するためには、例えば図15に示すように、送り機構に糸巻掛け装置55が配属されている。この場合糸巻き掛け装置55は旋回軸58に旋回可能に支承された旋回アーム56から成っている。旋回軸58はテクスチャード加工機の機械フレームに固定されている。旋回アーム56の反対側の自由端部には糸ガイド57が取付けられている。糸ガイド57は旋回アーム56の旋回運動により糸走行平面を貫くことができる。この場合には旋回アーム56の位置に応じて糸4は糸ガイド57に巻掛けられ、旋回アームの位置に関連して調節される巻掛け角でローラ30に巻掛けられる。ローラ30における巻掛け角は伝達しようとする押圧力の高さに影響を及ぼすので、この糸変向装置では糸4における糸張力にも影響を及ぼすことができる。この場合、旋回アーム56は制御装置と糸張力測定器と共に調整回路に接続されている駆動装置と結合されていることができる。このような調整によって運転に必要なあらゆる糸張力が直接的に、ローラ30における巻掛け角の大きさによって調節されるようになる。
図16には搬送ローラ30の駆動装置の別の実施例が示されている。このためには搬送ローラ30は軸60の上に固定されている。軸60は一方の自由端部にて、機械フレームにおける軸受62に支承されている。反対側の自由端部において軸60は駆動装置59と連結されている。この場合、駆動装置59は空気力で運転されたタービンにより形成されている。搬送ローラ30と駆動装置59との間の軸部分において、うず電流ブレーキ61が軸60に作用している。これにより簡単な形式で搬送ローラの周速度を制御することができる。この場合、駆動装置59は軸60をコンスタントな駆動モーメントで駆動する。いまや搬送ローラの周速度は駆動軸60を多かれ少なかれ制動することで制御される。
図17においては、本発明による仮撚りテクスチャード加工機の別の実施例が示されている。この場合には部分自動式の仮撚りテクスチャード加工機の機械半部が示されている。両方の機械半部は鏡像対称的に配置されているので、図17には複式機械の半分だけが示されて、以後これについて説明する。
機械は、先に図9に関連して記述したように、クリールフレーム2、巻取りフレーム1及びプロセスフレーム3を有している。クリールフレーム2には複数の供給ボビン7が階層的に相上下して配置されている。クリールフレーム2と巻取りフレーム1との間には操作/ドッファ通路5が形成されている。機械フレームの上側には一平面内に第1の送り機構13、加熱装置18及び冷却装置19が配置されている。仮撚り器20と第2の送り機構21はプロセスフレーム3に支持されている。このプロセスフレーム3は巻取りフレームの、クリールフレームとは反対側に配置されている。巻取りフレーム1とプロセスフレーム3は互いに直接的に接合されている。プロセスフレームにおいては第2の加熱器22が第2の送り機構21の下側に配置されている。巻取りフレーム1は巻取り装置9を受容するために役立つ。この場合にも複数の巻取り装置が階層的に相上下して配置されている。各巻取り装置においては糸は糸ボビン25として巻上げられる。糸ボビン25は摩擦ローラ24によって駆動されるスピンドルの上に配置されている。糸ボビンの前には糸道に綾振り装置26が配置されている。
この配置では、第1の送り機構13は搬送ローラ30によって形成されている。搬送ローラ30は駆動装置(図示せず)と一緒に、高さ調節可能な往復台2に固定されている。往復台32は案内33に沿って運転位置35と運転位置34との間で動かされる。
この配置では糸4は直線的な糸道を成してクリールフレーム1のヘッド糸ガイド12から搬送ローラ30に導かれかつそこから機械の仮撚りゾーンに達する。仮撚りゾーンは仮撚り装置20と搬送ローラ30とにより制限されている。仮撚りゾーン内には加熱装置18と冷却装置19とが一平面内に配置されている。冷却装置19の出口から、仮撚りされた糸は変向ローラ11を介して仮撚り装置20に達する。第2の送り機構21は糸を仮撚りゾーンから、後ろに接続された第2の加熱器22へ導く。そこから糸は第3の送り機構23を介して巻取り装置9に達する。巻取り装置9において糸は糸ボビン25に巻上げられる。ボビンが巻終ると、ドッファを用いて仮撚りテクスチャード加工機においてボビン交換が実施される。このためには複数の操作装置がドッファに配置されている。これらの操作装置は空気力で運転されるようになっていると有利である。ボビン交換を行う場合にはドッファは操作/ドッファ通路5に走入するので、操作装置で各巻取り装置9におけるボビン交換を同時に行うことができる。このためには先ず糸が束ねられ、切断されかつ吸引される。満管ボビンはロック解除されかつ取出される。次いで各巻取り装置においては、空の巻管が挿入される。糸は巻取るために給糸される。すべての動作はドッファの操作装置で実施される。巻取り装置においては新しい巻取り過程が開始される。
この部分自動式の仮撚りテクスチャード加工機においても特に保護された糸加工が実現される。第1の送り機構を加熱装置18の加熱入口のすぐ前にかつクリールフレームの上側に配置することで変向個所の少ない糸道が実現される。
仮撚りゾーンに糸引張り力調整装置を有する本発明による仮撚りテクスチャード加工機を示した概略図。 仮撚りゾーンに糸引張り力調整装置を有する本発明による仮撚りテクスチャード加工機を示した概略図。 仮撚りテクスチャード加工機の別の実施例の概略図。 搬送ローラとして構成された撚りストップ装置を示した図。 搬送ローラとして構成された撚りストップ装置を示した図。 搬送ローラとして構成された撚りストップ装置を示した図。 撚りストップローラの別の実施例を示した図。 撚りストップローラの別の実施例を示した図。 本発明による仮撚りテクスチャード加工機の別の実施例の概略図。 複式機械の概略図。 本発明の仮撚りテクスチャード機の別の実施例の概略図。 単個駆動装置を有する本発明による仮撚りテクスチャード加工機の別の実施例を示した図。 単個駆動装置を有する本発明による仮撚りテクスチャード加工機の別の実施例を示した図。 図11のテクスチャード加工機の機械制御装置の別の実施例を示した図。 糸変向装置の送り機構を示した図。 送り機構を駆動するための駆動装置の別の実施例を示した図。 本発明による仮撚りテクスチャード機の別の実施例を示した図。
符号の説明
1 巻取りフレーム
2 クリールフレーム
3 プロセスフレーム
4 糸
5 操作通路
6 ドッファ通路
7 供給ボビン
8 ボビンストッカ
9 巻取装置
10 巻管供給装置
11 変向ローラ
12 ヘッド糸ガイド
13 第1の送り機構
14 糸切断器
15 保持体
16 給糸アーム
17 給糸装置
18 加熱装置
19 冷却装置
20 仮撚り器
21 第2の送り機構
22 セット加熱器
23 第3の送り機構
24 摩擦ローラ
25 巻取りボビン
26 綾振り装置
27 プラットホーム
28 糸ガイド
29 補償管
30 搬送ローラ
31 糸走行トラック
32 往復台
33 ガイド
34 運転位置
35 運転位置
36 周面
37 糸ガイド
38 糸ガイド
39 案内縁
40 端面
41 端面
42 駆動軸
43 中心平面
44 切欠き
45 案内縁
46 駆動装置
47 安全リング
48 送り機構
49 制御装置
50 糸ブレーキ
51 プレパレーションローラ
52 ローラモータ
53 槽
54 機械制御ユニット
55 糸変向装置
56 旋回アーム
57 糸ガイド
58 旋回軸
59 駆動装置
60 軸
61 うず電流ブレーキ
62 軸受
63 糸張力センサ
65 撚りストップ装置
66 ボビンレバー
67 ガイド
68 ガイド調節装置
69 案内面
70 ガイド
71 駆動軸
72 円板
73 円板
74 ガイド
75 案内面

Claims (11)

  1. サーモプラスト性の糸をテクスチャード加工するための仮撚りテクスチャード加工機であって、多数の加工個所を有し、該加工個所が供給ボビン(7)、第1の送り機構(13)、細長く延びた第1の加熱装置(18)、細長く延びた冷却レール(19)、仮撚り器(20)、第2の送り機構(21)並びに巻取り装置(9)を有している形式のものにおいて、第1の送り機構(13)が糸(4)が周方向に部分巻掛けされる、周面に少なくとも1つのジグザグ状の糸走行トラック(31)を有する搬送ローラ(30)により形成されており、1つの加工個所の各搬送ローラ(30)が該加工個所の第2の送り機構(21)に関連してかつ隣接する加工個所の隣接する搬送ローラに関連して駆動可能であることを特徴とする、仮撚りテクスチャード加工機。
  2. サーモプラスト性の糸をテクスチャード加工するための仮撚りテクスチャード加工機であって、供給ボビン(7)、第1の送り機構(13)、細長く延びた第1の加熱装置(18)、細長く延びた冷却レール(9)、仮撚り器(20)、第2の送り機構(21)並びに巻取り装置(9)を有するそれぞれ1つの加工個所で多数の糸がテクスチャード加工されるようになっており、第1の送り機構(13)と第1の加熱装置(18)とが巻取りフレーム(1)に支えられており、冷却レール(9)が巻取りフレーム(1)とプロセスフレーム(3)との間に形成された操作通路(5)の上側に配置されている形式のものにおいて、第1の送り機構(13)、第1の加熱装置(18)、冷却レール(19)が一平面内に、直線的な糸道を実現するために相前後して配置されており、第1の送り機構(13)が巻取りフレーム(1)の、操作通路(5)とは反対側に配置されておりかつ給糸装置(17)で作動可能であることを特徴とする、仮撚りテクスチャード加工機。
  3. 糸を供給ボビンから引出し、第1の加熱装置で熱処理し、冷却装置で冷却した後仮撚り装置を通して仮撚りして合成糸をテクスチャード加工する方法であって、糸における仮撚りが仮撚りゾーン内で撚りストップ装置まで後退させられ、糸が送り機構を用いて仮撚りゾーンから引出されかつ巻取り装置に搬送される形式のものにおいて、糸引張り力が仮撚りゾーン内で撚りストップ装置により仮撚りゾーン内で調節することを特徴とする、合成糸をテクスチャード加工する方法。
  4. 仮撚りゾーンにおける糸の引張り力が仮撚りゾーンの前の糸引張り力よりも大きいか小さいか又は該糸引張り力と同じである、請求項3記載の方法。
  5. 糸引張り力が駆動された搬送ローラによって制御可能である、請求項3又は4記載の方法。
  6. 搬送ローラの駆動装置が駆動制御装置と結合されており、該駆動制御装置が糸引張り力センサの出力信号に関連して駆動を制御し、仮撚りゾーン内の糸引張り力をほぼコンスタントに保つ、請求項5記載の方法。
  7. 仮撚りゾーンにおける糸速度を駆動された搬送ローラと仮撚りゾーンの後ろに接続された送り機構とによって決定する、請求項5又は6記載の方法。
  8. 仮撚りテクスチャード加工機の1つの加工個所に糸を給糸する方法において、加工個所の送り機構をそれぞれ単個駆動装置によって制御しかつ糸を送り機構の給糸速度で加工個所に給糸することを特徴とする、仮撚りテクスチャード加工機の加工個所に糸を給糸する方法。
  9. 第1の送り機構の給糸速度が第2の送り機構の給糸速度の給糸速度と同じである、請求項8記載の方法。
  10. 給糸速度から運転速度への切換を所定の時間関数のあとで行う、請求項9記載の方法。
  11. 送り機構を制御するための時間関数が、隣り合った送り機構の速度差によって規定された伸延比が運転速度の達成ではじめて調節されるように与えられる、請求項10記載の方法。
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