JP2007136705A - フィルター装置及び液滴吐出装置 - Google Patents

フィルター装置及び液滴吐出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】フィルター装置内に残留している空気をインク送出路から流出しにくくする。
【解決手段】インク送出路30の送出路入口30Aは底部10Aの近傍に開口しているので、残留している空気Kはインク送出路30の送出路入口30Aから非常に遠い。このため、インクジェット記録ヘッドのノズルからインクを吸引するインク吸引動作などの際、第二インク室14に残留している気泡Kが送出路入口30Aからインク送出路30に入ることは殆どない。
【選択図】図4

Description

本発明は、フィルター装置及び液滴吐出装置に係り、詳細には、液体中のゴミや異物を除去するフィルター装置、及び、そのフィルター装置を通過して供給された液体を液滴吐出ヘッドのノズルから吐出する液滴吐出装置に関する。
記録ヘッドのノズルからインク滴を吐出して記録媒体に印字を行うインクジェット記録装置では、インク中に存在するゴミや異物によるノズル詰まり、あるいはインク吐出性能の低下を防止するため、記録ヘッドへのインク供給路に、インク中のゴミや異物を取り除くフィルターを設けている。
例えば、インクカートリッジのインクを、サブタンクを介して記録ヘッドに供給する構成では、サブタンク内のインク室(圧力吸収室)にフィルターを設けたものがある。(例えば、特許文献1参照)。
あるいは、サブタンク内に、インク流動方向の上流側及び下流側に位置して連通する2つのインク室を設け、下流側のインク室に形成されたインク流出口にフィルターを設けたものがある。(例えば、特許文献2参照)。
また、ノズル面に対してフィルターが平行に配置され、フィルター部のノズル面への投影された形状がノズル面よりも大きく形成された構成がある。(例えば、特許文献3参照)。
さて、一方、近年のインクジェット記録ヘッドでは、高速印字を目的として、1つの記録ヘッドに設けるノズル数を増加させる、あるいはインク噴射の繰り返し周波数を大きくする傾向にあり、また、高画質印字を目的として、噴射するインク滴を小さくするためにノズル断面積をより小さくすることが進められている。
これらのことから、上記のフィルターには、より小さいゴミや異物が除去可能で、且つ、圧力損失の小さい形状が求められており、そのため、フィルターの目の微細化、及び、フィルターの面積の大型化が進められている。ただし、フィルターの面積を大きくすると、フィルターの配置によってはインクジェット記録ヘッドが大型化してしまうため、その改善策として、フィルターを複数に分割して並列配置することにより、インクジェット記録ヘッドのサイズの大型化を抑えることが考えられている。
しかしながら、上記の構成では、フィルターの下流側の流路が複数に分岐されるため、インク中に発生した気泡が1つの流路に停留した場合、他の流路での流速が増加して、気泡が停留した流路での気泡の除去性(排出性)が悪くなり、インク吐出性能の低下を招いてしまう問題がある。
そこで、本出願人は、特願2005−068220で、フィルターを大面積化してもフィルターの下流側の流路における気泡の排出性を損なうことがないフィルター装置を提案している。
特開平9−277561号公報 特開平10−329330号公報 特開2004−122398号公報
さて、図14は、特願2005−068220の第二の実施形態(図6、図7、図8、図9、図11)のフィルターユニット(フィルター装置)を、模式的に、且つ、単純化した図である。
図14に示すように、フィルターユニット910がインクタンク(図示略)とインクジェット記録ヘッド902との間のインク流路に設けられている。インクジェット記録ヘッド902は、ノズル面904に形成されたノズル(図示略)からインク滴を記録媒体である記録用紙に吐出し、記録用紙に画像を形成する。
フィルターユニット910は、第一インク室912と第二インク室914と備えている。そして、第一インク室912と第二インク室914との間は、フィルター916で仕切られている。
第一インク室912には、インク供給路924とインク循環路926とが連通している。また、第二インク室914には、インク送出路930が連通している。そして、インクタンク(図示略)のインクがインク供給路924から供給され、インク送出路930からインクジェット記録ヘッド902に送られる。また、第一インク室912のインクは、インク循環路926からインクタンクへと循環可能となっている。
なお、第一インク室912が、特願2005−068220の外室に相当し、第二インク室914が特願2005−068220の内室に相当する。
まず、このフィルターユニット910にインクを最初に充填する際の空気の排出について説明する。
図15(a)と図15(b)に示すように、インクがインク供給路924から第一インク室924へ注入され、第一インク室912と第二インク室914とをインクが徐々に満たしていく。
このとき、第一インク室912と第二インク室914とを隔てるフィルター916の下端部がインクに浸されると、毛細管力によってインクがフィルター916の上部に向かって濡れ広がる。そして、第一インク室912と第二インク室914とがインクで満たされるよりも先に、フィルター916の全面がインクで濡れた状態となる。
フィルター916の全面がインクで濡れると、第一インク室912と第二インク室914との間の、フィルター916を介した空気の出入りが妨げられる。このため、第二インク室914内の空気をインク循環路926を通して排出することができなくなる。よって、第二インク室914内の空気は排出抵抗の大きなインクジェット記録ヘッド902を通してしか排出されなくなる。
このため、図15(c)に示すように、それまで同一に保たれていた第一インク室912と第二インク室914との液面は同一でなくなり、抵抗の少ないインク循環路926から空気が排出する第一インク室912が先行してインクで満たされる。
図15(d)に示すように、第一インク室912がインクで満たされると、第二インク室914へのインクの注入が再開される。
そして、図15(e)に示すように、液面がインク送出路930の送出路入口930Aの高さにまで達すると、インク送出路930からインクが排出されインクジェット記録ヘッド902へのインク供給が開始される。
なお、このとき、インク送出路930の断面積が大きいため、インク送出路930の壁面を伝って(滝のように)、インクジェット記録ヘッド902にインクが流れ込んでいく。換言すると、メニスカスが形成されない状態で、インクジェット記録ヘッド902にインクが流れ込んでいく。
このため、図15(f)に示すように、インクジェット記録ヘッド902にインクと空気が混ざり合った状態でインクが送られる。
また、第二インク室914の天井部に多くの空気Kが残留する。そして、この空気Kはフィルター916のため、第一インク室912に移動しくいので、インク循環路926に残留しつづける。
さて、図16に示すように、なお、インク送出路930の送出路入口930Aは天井部の近傍に開口しているので、残留している空気Kは送出路入口930Aの近傍にある。
このため、インクジェット記録ヘッド902のノズルからインクを吸引するインク吸引動作などの際、矢印Y9のように流れるインクにより、残留している空気が細かな気泡となって送出路入口930Aからインク送出路930に入り、インクジェット記録ヘッド902に流入する。
そして、このように、インクジェット記録ヘッド902にインクと共に空気が流れ込むと、インクジェット記録ヘッド902の信頼性を著しく低下させてしまう。
よって、イフィルターユニットに残留している空気を流出しにくくすることが望まれている。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、フィルター装置内に残留している空気を流出しにくくすることを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載のフィルター装置は、液体が流入する供給路と、前記供給路と連通した第一液室と、前記第一液室と連通した第二液室と、前記第二液室と連通し、液体が排出する第一排出路と、前記第一液室と前記第二液室との間に設けられたフィルターと、を有し、前記第一排出路は、該第一排出路の入口と出口との間の中間部分が、前記入口と前記出口より上方にあり、該第一排出路の該入口は、前記第二液室の底部近傍に開口していることを特徴としている。
請求項1に記載のフィルター装置は、供給路から液体が第一液室に流入し、更に第二液室に流入する。このとき、液体が第一液室から第二液室へ流動する際に、第一液室と第二液室との間に設けられたフィルターを通過することで、液体中に存在するゴミ等の異物がフィルターに捕らえられ、液体中から取り除かれる。そして、第一排出路から排出される。
また、第一排出路は、第一排出路の入口と出口との間の中間部分が、入口と出口より上方にあり、更に入口は、第二液室の底部近傍に開口している。第二液室に残留した空気は上部の天井部分にあるので、残留した空気から入口が離れる。よって、第二残留室に残留した空気は第一排出路の入口から流入することが殆どない。
さて、単純に入口を下方に位置させる、つまり、中間部より入口を下方に位置させると、液体の流れが止まっている場合、フィルター装置の中の液体の液面は、この入口近傍まで下がってしまう。よって、フィルター装置中に液体が殆ど充填されていない状態に戻ってしまう。
しかし、中間部が入口より上方にあるので、液面はこの中間部の最上位置部にまでしか下がらない。よって、第一排出路の入口が下方に位置していても、フィルター装置に液体が充填されている状態を保つことができる。
請求項2に記載のフィルター装置は、請求項1に記載の構成において、前記第一液室に連通する第二排出路を備えることを特徴としている。
請求項2に記載のフィルター装置は、第一液室に第二排出路が連通している。よって、第一液室の空気を第二排路から排出できるので、第一液室の空気の残留が少なくなる。
請求項3に記載のフィルター装置は、請求項2に記載の構成において、前記第二排出路の入口は、前記第一液室の天井部、又は天井部近傍に開口していることを特徴としている。
請求項3に記載のフィルター装置は、第二排出路の入口が第一液室の天井部、又は天井部近傍に開口している。空気は第二液室の天井部近傍に残留するので、第二排出路の入口から空気が排出されやすい。
請求項4に記載のフィルター装置は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記第一排出路は、全体が逆U字形状をしていることを特徴としている。
請求項4に記載のフィルター装置は、第一排出路を全体が逆U字形状にすることで、容易に、入口と出口との間の中間部分が入口より上方にある構成にできる。
請求項5に記載のフィルター装置は、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の構成において、前記供給路の出口は、前記第一液室の底部近傍に開口していることを特徴としている。
請求項5に記載のフィルター装置は、供給路の出口が第一液室の底部近傍に開口しているので、液体が第一液室の底部から徐々に充填されていく。よって、残留する空気が少なくなる。
請求項6に記載のフィルター装置は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の構成において、前記第一排出路の断面積を、3mm以上、12mm以下、とすることを特徴としている。
請求項6に記載のフィルター装置は、第一排出路の断面積を、3mm以上、12mm以下、としたので、第一排出路を流れる液体は、メニスカスを保持したまま流れる。よて、第一排出路を流れる液体に空気が混入しない。
請求項7に記載のフィルター装置は、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の構成において、前記第一排出路の中間部の最上位置部は、前記第二液室の天井部より高いことを特徴としている。
請求項7に記載のフィルター装置は、第一排出路の中間部の最上位置部が第二液室の天井部より高いので、液体の流れが止まっているときも、液面が下がることなく第二液室は液体で充填されている。
請求項8に記載のフィルター装置は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の構成において、前記第二液室は、前記第一液室の内側に設けられていることを特徴としている。
請求項8に記載のフィルター装置は、第一液室によって第二液室の外側面を囲う構成とすることにより、外側面の面積が大きくされるため、この外側面に沿って設けるフィルターの面積を大きくすることができる。
請求項9に記載のフィルター装置は、請求項8に記載の構成において、前記第一液室が前記第二液室の外側面を囲うように設けられ、前記フィルターは前記外側面に沿って設けられていることを特徴としている。
請求項9に記載のフィルター装置は、第一液室によって第二液室の外側面を囲う構成とすることにより、外側面の面積をより大きくできる。よって、この外側面に沿って設けるフィルターの面積もより大きくすることができる。
請求項10に記載のフィルター装置は、請求項9に記載の構成において、前記第二液室及び前記フィルターは円筒状とされ、この円筒状のフィルターの略軸心位置に前記第一排出路が配置されていることを特徴としている。
請求項10に記載のフィルター装置は、第二液室及びフィルターを円筒状とし、このフィルターの略軸心位置に流出路を配置することにより、フィルターを通過して第二液室に流れ込み、第一排出路に向かうインクの流速がいずれの方向でも同じになる。これにより、インク流動時に生じる淀み部が少なくなり、気泡排出性が良好になる。また、このような円筒のフィルターであれば、例えば外側面を多角形面としフィルターを多角形筒状とする場合等に比べ、フィルターの形状が簡素となり製造が容易となる。
請求項11に記載のフィルター装置は、請求項8に記載の構成において、前記第一液室が前記第二液室を挟むように設けられ、前記フィルターは第一液室と第二液室の境界面に設けられていることを特徴としている。
請求項11に記載のフィルター装置は、第一液室によって第二液室を挟む構成とすることにより、第一液室と第二液室の境界面の面積をより大きくできるので、この境界面に設けるフィルターの面積もより大きくすることができる。
請求項12に記載の液滴吐出装置は、被吐出物に向けてノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、前記液滴吐出ヘッドに供給される液体が貯留された液体貯留部と、前記液滴吐出ヘッドと前記液体貯留部との間に設けられた請求項1から請求項11のいずれか1項記載のフィルター装置と、を有することを特徴としている。
請求項12に記載の液滴吐出装置は、残留した空気が流出しにくい請求項1から請求項11のいずれか1項記載のフィルター装置を備えているので、液滴吐出性能の低下が防止されている。
請求項13に記載の液滴吐出装置は、請求項12に記載の構成において、前記フィルターが、前記液滴吐出ヘッドの前記ノズルが形成されたノズル面に対して略直交する向きに配置されていることを特徴とする請求項12に記載の液滴吐出装置。
請求項13に記載の液滴吐出装置は、フィルターをノズル面に対して略直交する向きに配置することにより、フィルターが大面積化してもノズル面への投影面積は大きくならない。
以上説明したように、本発明のフィルター装置は、上記構成としたので、フィルター装置内の空気が流出しにくい。また、このフィルター装置を備える本発明の液滴吐出装置は上記構成としたので、液滴吐出性能の低下を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例を詳細に説明する。
図1に示すように、インクジェット記録装置01は、フィルターユニット10がインクタンク(図示略)とインクジェット記録ヘッド02との間のインク流路に設けられている。インクジェット記録ヘッド02は、ノズル面04に形成されたノズル(図示略)からインク滴(図では点線の矢印で表している)を記録媒体である記録用紙Pに吐出し、記録用紙Pに画像を形成する。
フィルターユニット10は、第一インク室12と第二インク室14とを備えている。そして、第一インク室12と第二インク室14との間は、フィルター16で仕切られている。
このフィルター16は、底部10Aと天井部10Bまでの間を上下に仕切っている。よって、フィルター16は、インクジェット記録ヘッド02のノズルが形成されたノズル面04に対して略直交する向きに配置された構成となっている。このためフィルター16を大面積化してもノズル面904への投影面積は大きくならない。
また、フィルター16は、下部フィルター18と上部フィルター20とからなり、その間には仕切部22が設けられている。なお、仕切部22は、天井部10Bから若干下方に位置している。
第一インク室12には、インク供給路24とインク循環路26とが連通されている。また、第二インク室14には、インク送出路30が連通している。そして、インクタンク(図示略)のインクがインク供給路24から供給され、第一インク室12、フィルター16、第二インク室14を通過したのち、インク送出路30からインクジェット記録ヘッド02にインクが送られる。また、第一インク室12のインクは、インク循環路26からインクタンクへと循環可能となっている。
インク供給路24の供給路出口24Bは、底部10Aの上方近傍に開口している。また、インク供給路24とフィルター16との間の底部10Aから整流板36が立設している。この整流板36の上部36Aは、インク供給路24の供給路出口24Bより上方にまで延びている。また、天井部10Bに、インク循環路26の循環路入口26Aが開口している
インク送出路30は全体が逆U字形状をしている。インク送出路30の送出路入口30Aは、底部10Aの上方近傍に開口している。また、インク送出路30の断面積は、3mm以上、12mm以下である。
天井部10Bは、第二インク室14から第一インク室12方向に向かって上昇する傾斜面になっており、その最も高い位置にインク循環路26の循環路入口26Aが開口している。
更に、インク送出路30の凸状の頂点部分30Cの高さ(インク送出路30の最上位置)は、インク循環路26の循環路入口26Aより高い。
よって、図2に示すように、高い方から順に、(1)インク送出路30の凸状の頂点部分30C>(2)インク循環路26の循環路入口26A>(3)上部フィルター20の下端部20Aとなり、大きく離れて、(4)整流板36の上部36A>(5)インク供給路24の供給路出口24B=インク送出路30の送出路入口30Aとなる。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
まず、このフィルターユニット10にインクを最初に充填する際(初期充填)の気泡の排出について説明する。
図3(a)と図3(b)とに示すように、インクがインク供給路24からフィルターユニット10の第一インク室12へ注入され、第一インク室12と第二インク室14とをインクが徐々に満たしていく。
このとき、第一インク室12と第二インク室14とを隔てるフィルター16の下端部がインクに浸されると、毛細管力によってインクがフィルター上部に向かって濡れ広がる。しかし、フィルター16は上部フィルター20と下部フィルター18とからなり、その間には仕切部22が設けられている。よって、下部フィルター18はインクで濡れるが、仕切部22でインクの濡れ広がりが止まるため、上部フィルター20は濡れない状態で保たれる。そのため、上部フィルター20を介して第一インク室12と第二インク室14との間で空気が出入りできる。よって、第二インク室14内の空気は、第一インク室12を介してインク循環路26から排出する。
したがって、図3(c)に示すように、第一インク室12と第二インク室14とは、同一液面を保った状態で徐々に満たされていく。また、インク送出路30の内部も第一インク室12及び第二インク室14と略同一液面を保った状態でインクが満たされていく。なお、空気の排出抵抗はインク循環路26よりインクジェット記録ヘッド02(図1参照)につながるインク送出路30の方が大きい。インク送出路30内の空気はインクジェット記録ヘッド02を通して抜けるため、第一インク室12及び第二インク室14よりも多少液面は低くなる。
図3(d)に示すように、インクの液面が仕切部22を越え、上部フィルター20の下端に達すると、毛細管力によってインクが上部フィルター20の上部に向かって濡れ広がり、第一インク室12及び第二インク室14がインクで満たされるよりも先に、上部フィルター20の全面がインクで濡れた状態となる。そして、このとき初めて、第一インク室12と第二インク室14との間の空気の流れが遮断されることになる。
しかし、図3(e)に示すように、このとき既に第二インク室14には十分インクが満たされており、第二インク室14内に残存する空気Kの量は非常に少ない(図3(e)と図15(e)とを比較参照)。
図3(f)に示すように、第一インク室12及び第二インク室14がインクで満たされると、インク送出路30からインクジェット記録ヘッド02へのインク供給が開始される。このとき、インク送出路30の断面積を、3mm以上、12mm以下としているので、インクのメニスカスMが保たれたまま送られる。そのため、インクジェット記録ヘッド02には殆ど空気が混入しない状態でインクが注入される。(図3(e)、(f)、(g)と図15(e)、(f)とを比較参照)。更に、図3(g)、図3(h)に示すように、僅かな量の空気Kしか残留しない。
次に、充填後のインクの流れについて説明する。
図4に示すように、インク送出路30の送出路入口30Aは底部10Aの近傍に開口しているので、残留している空気Kはインク送出路30の送出路入口30Aから非常に遠い。このため、インクジェット記録ヘッド02のノズルからインクを吸引するインク吸引動作などの際、第二インク室14に残留している気泡Kが送出路入口30Aからインク送出路30に入ることは殆どない。
このように、フィルターユニット10に残留する空気が非常に少なくなっているうえ、インクジェット記録ヘッド02にインクと共に空気(気泡)が流出することが非常に少なくなっている。したがって、フィルターユニット10に残留する空気が流出し、インクジェット記録ヘッド02に流入することにより、信頼性を低下させてしまうことがない。
また、フィルター16のできるだけ広い領域を通過して第一インク室12から第二インク室14へとインクが送られる方が良い。よって、本実施形態では、矢印Yで示すように、整流板36によってインクの流れに上昇流を生じさせることで、インク供給路24の供給路出口24Bから底部10Aに沿ってインク送出路30の送出路入口30Aに流れることを防止し、フィルター16のできるだけ広い領域を通過して第一インク室12から第二インク室14へとインクが送られるようになっている。
さて、図5は、インクジェット記録ヘッド02(液滴吐出ヘッド)用のフィルターユニット(フィルター装置)に求められる各種条件をまとめた一覧表である。なお、図中のFUはフィルターユニットの略号であり、JSはインクジェット記録ヘッドの略号である。
この表から判るように、従来のフィルターユニットは、これらの各種条件のうち、一部の条件に対して十分に満足することができていなかった。これに対し、本実施形態のフィルターユニット10は、これらの条件を全て十分に満足することができ、その結果、インクジェット記録ヘッド02の信頼性やメンテナンス性を大幅に改善することが可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されない。
例えば、図6に示すように、上部と下部とに分かれていない従来のフィルター916を用いた第一変形例のフィルターユニット810であっても良い。
なお、このような構成は、第一インク室12と第二インク室14とを隔てるフィルター916の下端部がインクに浸されると、毛細管力によってインクがフィルター916の上部に向かって濡れ広がり、第一インク室12と第二インク室14とがインクで満たされるよりも先にフィルター916の全面がインクで濡れた状態となる。フィルター916の全面がインクで濡れると、第一インク室12と第二インク室14との間の、フィルター16を介した空気の出入りが妨げられる。このため、第二インク室14内の空気はインク循環路26を通して排出することができなくなる。よって、第二インク室14内の空気は排出抵抗の大きなインクジェット記録ヘッド02を通してしか排出されなくなる。
よって、抵抗の少ないインク循環路26から空気が排出する第一インク室12が先行してインクで満たされる。そして、第一インク室12がインクで満たされた後、第二インク室14がインクで満たされる。したがって、上記実施形態のフィルターユニット10よりも、第二インク室14に残る空気の量が増える。
しかし、前述したように、インク送出路30の送出路入口30Aは底部10Aの近傍に開口しているので、残留している空気Kは、インク送出路30の送出路入口30Aから非常に遠い。よって、インクジェット記録ヘッド02のノズルからインクを吸引するインク吸引動作などの際、第二インク室14に残留している空気Kが送出路入口30Aからインク送出路30に入ることは殆どない。(図4を参考)
更に、図7に示すように、インク循環路26が無い第二変形例のフィルターユニット710であっても良い。この場合は、第一インク室12の空気の排出は、インク供給路724から行われる。
つぎに、本発明の実施例について説明する。
(第一実施例)
図8に示すように、第一実施例のフィルターユニット110は、全体が扁平の略台形箱形状をしている。フィルターユニット110は各構成部材が一体的に組み付けられてユニット化されている。そして、ユニット化された状態で、インクジェット記録装置に搭載されたインクジェット記録ヘッドとインクカートリッジとの間のインク流路に接続されて使用される。
図9にも示すように、フィルターユニット110は、ケース本体150、2枚の側板部材172、及び2枚のフィルター116により構成されている。
ケース本体150は、両側面が開口し内部が空洞となっている。ケース本体150の上面における左部及び右部はそれぞれ略水平面となっており、左部よりも右部が少し高くなっている。そして、これらの左部と右部の間には、左側から右側へ向けて上り傾斜した傾斜面となっている。
ケース本体150の内部には、天井部150Bと正面内壁面部150Cから所定の間隔を持った隔壁152が形成されている。この隔壁152の幅は、ケース本体150の幅より狭い。そして、この隔壁152にフィルター116が貼り付けられる。よって、2枚のフィルター116は対向して略平行に配置される。そして、ケース本体150の両側面に側板部材172が貼り付けられる。なお、図9は、一方側のみフィルター116と側板部材172が貼り付けられた状態である。
このような構成をしているので、図10にも示すように、フィルター116で挟まれた内室114が形成され、更に内室の外側に外室112が形成される。つまり、内室114が外室112で挟まれた構成となる。また、フィルター116は、内室114と外室112の境界面に設けられる構成となる。なお、外室112が上記実施形態で説明した第一インク室12に相当し、内室114が第二インク室14に相当する。(図1参照)。
なお、フィルター116は、上部フィルター120及び下部フィルター118と、それらを仕切る仕切部122とで構成されている。
隔壁152の正面部分と正面内壁面部150Cとの間に隔壁154が設けられている。この隔壁154は天井部150Bから垂下し、下端は底部150Aと間に隙間が生じるように形成されている。また、この隔壁154の幅は、ケース本体150の幅と同じである。そして、この隔壁154と正面内壁面部150Cとの間の空間がインク供給路124であり、供給路出口124Bは下端と底部15Aと間の隙間である。
更に、隔壁152と隔壁154との間に整流板136が設けられている。この整流板136は、底部150Aから立設し、上端は供給路出口124Bより上方に位置する。
ケース本体150の上面左部には、円筒状の筒部160が突出している。この筒部160は、インク供給路124に連通している。
ケース本体70の上面右部にも、円筒状の筒部162が突設されている。この筒部162は天井部150Bに開口している。そして、この筒部162がインク循環路126であり、天井部150Bの開口が循環路入口126Aである。
内室114の略中央付近には、パイプを逆U字に曲げた形状のインク送出路130が配置されている。インク送出路130の一方の端部である送出路入口130Aは、底部150Aより若干上方に開口している。インク送出路130の他方の端部は、底部150Aを貫通して突き出て、インクジェット記録ヘッド(図示略)に接続されている。更に、インク送出路130の凸部は天井部150Bを貫通し突き出ている。よって、インク送出路130の凸状の頂点部分130Cの高さ(インク送出路130の最上位置)は、インク循環路126の循環路入口126Aより高い。
なお、インク供給路124、インク循環路126、インク送出路130は断面積4.9mm(インク送出路130は内径2.5mmの円管路)となっており、ここを流れるインクは、メニスカスが安定して維持されるようになっている。
つぎに、実施形態と重複するが、フィルターユニット110のインクの流れを説明する。
インクタンク(図示略)のインクが筒部160からインク供給路124に送られる。インクがインク供給路124の供給路出口124Bから出る。整流板136によって上方に流れに変えられる。(図10(A)の矢印Y1を参照)。そして、内室114と外室112とをインクで満たしていく。このとき、内室114と外室112とを隔てるフィルター116の下端部がインクに浸されると、毛細管力によってインクがフィルター上部に向かって濡れ広がる。しかし、フィルター116は上部フィルター120と下部フィルター118とからなり、その間には仕切部122が設けられている。よって、下部フィルター118はインクで濡れるが、仕切部22でインクの濡れ広がりが止まるため、上部フィルター120は濡れない状態で保たれる。そのため、上部フィルター120を介して内室114と外室112との間で空気が出入りできる。よって、内室114内の空気は、外室112を介してインク循環路126から排出する。(実施形態の図3(a)と図3(b)とに相当)。
したがって、内室114と外室112は、同一液面を保った状態で徐々に満たされていく。また、インク送出路130の内部も内室114及び外室112と略同一液面を保った状態でインクが満たされていく。(実施形態の図3(c)に相当)。
インクの液面が仕切部122を越え、上部フィルター120の下端に達すると、毛細管力によってインクが上部フィルター120の上部に向かって濡れ広がり、内室114及び外室112がインクで満たされるよりも先に、上部フィルター120の全面がインクで濡れた状態となる。そして、このとき初めて、内室114と外室112との間の空気の流れが遮断されることになる。(実施形態の図3(d)に相当)。
しかし、このとき既に内室114には十分インクが満たされており、内室114に残存する空気の量は非常に少ない(実施形態の図3(e)に相当)。
外室112及び内室114がインクで満たされると、インク送出路130からインクジェット記録ヘッドへのインク供給が開始される。このとき、インク送出路130の断面積を、4.9mm(内径2.5mm)としているので、インクのメニスカスが保たれたまま送られる。そのため、インクジェット記録ヘッドには殆ど空気が混入しない状態でインクが注入される。(実施形態の図3(f)に相当)。更に、内室114には僅かしか空気が残留しない。(実施形態の図3(g)、図3(h)に相当)。
また、インク送出路130の送出路入口130Aは底部150Aの近傍に開口している。よって、内室114の天井部150B近傍に残留している空気はインク送出路130の送出路入口130Aから非常に遠い。このため、インクジェット記録ヘッドのノズルからインクを吸引するインク吸引動作などの際、残留している空気が送出路入口130Aからインク送出路130に入ることは殆どない。
また、外室112によって内室114の挟み込む構成とすることにより、フィルター116の面積を大きくすることができる。
(第二実施例)
図11に示すように、第二実施例のフィルターユニット210は、全体が円筒形状となっている。また、第一実施例と同様に、フィルターユニット210は各構成部材が一体的に組み付けられてユニット化されている。そして、ユニット化された状態で、インクジェット記録装置に搭載されたインクジェット記録ヘッドとインクカートリッジとの間のインク流路に接続されて使用される。
図12と図13とに示すように、フィルターユニット210は、蓋部材270、ケース本体部250、フィルター216からなっている。
蓋部材270は、下面が円形に開口し内部が空洞の円筒状である。蓋部材270の上部には、筒部260と筒部262とが突設されている。筒部260は、内部に延びており、この筒部260がインク供給路224であり、開口が供給路出口224Bである。また、筒部262がインク循環路226であり、天井部270Bの開口が循環路入口226Aである。
ケース本体部250は、円盤状の底部250Aを備えている。底部250Aには、側面に縦長の四角形状の開口252が複数形成された円筒部254が設けられている。なお、この円筒部254の上部は、蓋部材270の天井部270Bより低い。
円筒部254の中には、パイプが逆U字に曲げた形状のインク送出路230が配置されている。インク送出路230の一方の端部である送出路入口230Aは、底部250Aより若干上方に開口している。インク送出路230の他方の端部は、底部250Aを貫通して突き出し、インクジェット記録ヘッド(図示略)に接続されている。また、円筒部250の外側には、同心円状に整流板236が底部250Aから立設している。
そして、円筒部254の周囲にフィルター216を貼り付けた後、蓋部材270をケース本体部250に被せて接合する。
このように組み立てると、円筒部254の内部の内室214が、円筒部254と蓋部材270との間の外室212の中にある構成となる。なお、内室214が実施形態の第二インク室14に相当し、外室212が実施形態の第一インク室12に相当する。
なお、内室214と外室212とを隔てるフィルター216は、上部フィルター220及び下部フィルター218と、それらを仕切る仕切部222とで構成されている。
インクの流れは、実施形態、第一実施例で説明と重複するので、省略する。
なお、このような構成としたので、図13(A)の矢印Y5で示すように、インク供給路224のインクは整流板236によって上方の流れを発生させると共に、図13(B)のY6で示すように、外室212の全周に渡ってインクが流れる。また、矢印Y7で示すように、開口252からフィルター216を通過して内室214にインクが流れる。
また、円筒形状であるので、外室212からフィルター216を通過して内室214に流れ込み、インク送出路230に向かうインクの流速がいずれの方向でも同じになる。これにより、インク流動時に生じる淀み部が少なくなり、空気の排出性が良好になる。
なお、本発明は上記実施形態及び実施例に限定されない。
例えば、フィルター装置は、インクジェット記録装置に限らず、半導体等のパターン形成のために液滴を吐出するパターン形成装置等の他の液滴吐出装置にも適用することができる。
本発明の実施形態に係るフィルターユニットの構成を模式的に示すと共に、このフィルターユニットを使用したインクジェット記録装置の要部を模式的に示す図である。 本発明の実施形態に係るフィルターユニットの構造を模式的に示す図である。 図1のフィルターユニットにインクを充填する際の様子を、(a)から(h)へと順番に示した図である。 インクが充填された図1のフィルターユニットでのインクの流れを示す図である。 図1のフィルターユニットと従来のフィルターユニットとの各種条件での性能を比較した表である。 本発明の実施形態に係るフィルターユニットの第一の変形例を示す図である。 本発明の実施形態に係るフィルターユニットの第二の変形例を示す図である。 第一実施例のフィルターユニットの外観を示す斜視図である。 図8のフィルターユニットの分解状態を示す分解斜視図である。 図8のフィルターユニットの断面を示し、(A)は(B)のA−A断面図、(B)は(A)のB−B断面図である。 第二実施例のフィルターユニットの外観を示す斜視図である。 図11のフィルターユニットの分解状態を示す分解斜視図である。 図11のフィルターユニットの断面を示し、(A)は(B)のA−A断面図、(B)は(A)のB−B断面図である。 従来のフィルターユニットの構造を模式的に示す図である。 図14の従来のフィルターユニットにインクを充填する際の様子を、(a)から(h)へと順番に示した図である。 インクが充填された図14の従来のフィルターユニットでのインクの流れを示す図である。
符号の説明
01 インクジェット記録装置(液滴吐出装置)
02 インクジェット記録ヘッド(液滴吐出ヘッド)
10 フィルターユニット(フィルター装置)
10A 底部
10B 天井部
12 第一液室
14 第二液室
16 フィルター
24 インク供給路(供給路)
26 インク循環路(第二排出路)
30 インク送出路(第一排出路)

Claims (13)

  1. 液体が流入する供給路と、
    前記供給路と連通した第一液室と、
    前記第一液室と連通した第二液室と、
    前記第二液室と連通し、液体が排出する第一排出路と、
    前記第一液室と前記第二液室との間に設けられたフィルターと、
    を有し、
    前記第一排出路は、該第一排出路の入口と出口との間の中間部分が、前記入口と前記出口より上方にあり、該第一排出路の該入口は、前記第二液室の底部近傍に開口していることを特徴とするフィルター装置。
  2. 前記第一液室に連通する第二排出路を備えることを特徴とする請求項1に記載のフィルター装置。
  3. 前記第二排出路の入口は、前記第一液室の天井部、又は天井部近傍に開口していることを特徴とする請求項2に記載のフィルター装置。
  4. 前記第一排出路は、全体が逆U字形状をしていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のフィルター装置。
  5. 前記供給路の出口は、前記第一液室の底部近傍に開口していることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のフィルター装置。
  6. 前記第一排出路の断面積を、3mm以上、12mm以下、とすることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のフィルター装置。
  7. 前記第一排出路の中間部の最上位置部は、前記第二液室の天井部より高いことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のフィルター装置。
  8. 前記第二液室は、前記第一液室の内側に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のフィルター装置
  9. 前記第一液室が前記第二液室の外側面を囲うように設けられ、前記フィルターは前記外側面に沿って設けられていることを特徴とする請求項8に記載のフィルター装置。
  10. 前記第二液室及び前記フィルターは円筒状とされ、この円筒状のフィルターの略軸心位置に前記第一排出路が配置されていることを特徴とする請求項9に記載のフィルター装置。
  11. 前記第一液室が前記第二液室を挟むように設けられ、前記フィルターは第一液室と第二液室の境界面に設けられていることを特徴とする請求項8に記載のフィルター装置。
  12. 被吐出物に向けてノズルから液滴を吐出する液滴吐出ヘッドと、
    前記液滴吐出ヘッドに供給される液体が貯留された液体貯留部と、
    前記液滴吐出ヘッドと前記液体貯留部との間に設けられた請求項1から請求項11のいずれか1項記載のフィルター装置と、
    を有することを特徴とする液滴吐出装置。
  13. 前記フィルターが、前記液滴吐出ヘッドの前記ノズルが形成されたノズル面に対して略直交する向きに配置されていることを特徴とする請求項12に記載の液滴吐出装置。
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