JP6578888B2 - 液体吐出装置及び中間貯留体 - Google Patents
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上記課題を解決する液体吐出装置は、ノズルから媒体に対して液体を吐出する吐出ヘッドと、液体供給源に収容される前記液体を前記吐出ヘッドに供給する液体供給路と、前記液体供給路に設けられて前記液体を貯留可能な中間貯留体と、を備えた液体吐出装置であって、前記中間貯留体は、前記液体を貯留可能な第1貯留室と、前記第1貯留室よりも上流側となる前記液体供給源側に配置されて前記液体を貯留可能な第2貯留室と、前記第1貯留室と前記第2貯留室とを連通する上側連通路と、前記上側連通路よりも下方において前記第1貯留室と前記第2貯留室とを連通する下側連通路と、を有し、前記下側連通路における前記第2貯留室側の連通口である下側第2連通口は、上方に向かって開口している。
上記液体吐出装置において、前記下側第2連通口は、前記液体供給源側から供給される前記液体が前記第2貯留室に流入する流入口よりも下方に位置し、且つ前記流入口の開口方向と異なる方向に開口していることが好ましい。
上記液体吐出装置において、前記下側連通路の流路抵抗及び前記上側連通路の流路抵抗は、前記中間貯留体の前記液体の液面が前記下側連通路における前記第1貯留室側の連通口である下側第1連通口及び前記下側第2連通口よりも上方に位置し、且つ前記上側連通路における前記第1貯留室側の連通口である上側第1連通口及び前記上側第2連通口よりも下方に位置する定常状態において前記吐出ヘッドから前記媒体に前記液体の吐出を行った場合に、前記第1貯留室の前記液面が前記フィルターに接触しないように設定されていることが好ましい。
上記課題を解決する中間貯留体は、ズルから媒体に対して液体を吐出する吐出ヘッドに液体供給源に収容される前記液体を供給する液体供給路に設けられて前記液体を貯留可能な中間貯留体であって、前記液体を貯留可能な第1貯留室と、前記第1貯留室よりも上流側となる前記液体供給源側に配置されて前記液体を貯留可能な第2貯留室と、前記第1貯留室と前記第2貯留室とを連通する上側連通路と、前記上側連通路よりも下方において前記第1貯留室と前記第2貯留室とを連通する下側連通路と、を有し、前記下側連通路における前記第2貯留室側の連通口である下側第2連通口は、上方に向かって開口している。
以下、液体吐出装置をインクジェット式プリンターに具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図2に示すように、インクジェット式プリンター1は、印刷用紙20上で往復移動するキャリッジ11と、キャリッジ11の底面側(印刷用紙20が配置されている側)に搭載された吐出ヘッド12と、キャリッジ11上に搭載された中間貯留体30とを備えている。中間貯留体30は、接続チューブ10を介してインクタンク9と接続され、且つヘッド接続チューブ52(図3参照)を介して吐出ヘッド12と接続されている。
図3及び図4に示すように、中間貯留体30は、インクを貯留可能な第1貯留室の一例としてのフィルター室34と、インクを貯留可能なインク貯留室32とを備えている。フィルター室34には、フィルター42が設けられている。この場合、フィルター室34は、フィルター42により垂直方向に沿って仕切られ、上流側空間を形成する上流側フィルター室44と下流側空間を形成する下流側フィルター室46とに分割されている。下流側フィルター室46にはインク排出口50が設けられ、インク排出口50はヘッド接続チューブ52を通じて吐出ヘッド12に接続されている。
<初期の充填状態>
図5に示すように、吐出ヘッド12側からのインク吸引により中間貯留体30内にインクが充填された直後の状態では、フィルター室34、第1連通管36、及び第2連通管38が完全にインクで満たされるが、インク貯留室32の上部と通気管40の上部にはそれぞれ空気が残っている。この空気によりダンパ効果が生じ、インクの圧力変動が抑制される。
図6に示すように、長期間にわたってインクジェット式プリンター1を使用していると、接続チューブ10内に気泡54が生じることがある。その気泡54は印刷によるインクの流れに乗って、インク流入口48からインク貯留室32に流入する。この流入した気泡54はインク貯留室32の上部の空気と一体化して蓄えられるが、気泡54の流入量が増えるに連れてインク貯留室32と上流側フィルター室44の水位は低下していく。
図7に示すように、上流側フィルター室44の水位が低下した状態で吐出ヘッド12側からのインク吸引を行うと、インク貯留室32のインクは第1連通管36のみを通じて上流側フィルター室44へ流れる。このときの第1連通管36に生じる圧力損失により、インク貯留室32のインクと上流側フィルター室44のインクとの間で水頭差Hが生じる。これにより、インク貯留室32の上部に貯まっていた空気は、通気管40及び第2連通管38を通じて上流側フィルター室44に流れる。
図8に示すように、上流側フィルター室44の水位が低下していくと、やがてフィルター接液部56の面積は非常に小さくなる。すると、限られた面積にインクの流れが集中するため、局所的にインクの流れが速くなりフィルター42による大きな圧力損失が生じる。そして、この圧力損失がフィルター42のバブルポイント圧力以上になると空気がフィルター42を通過できるようになり、上流側フィルター室44の空気が下流側フィルター室46に気泡54となって排出される。この空気の排出に伴ってインク貯留室32の水位が上昇する。
図9に示すように、インク貯留室32の水位が第2連通管38の最上部と同じ高さに達すると、第2連通管38内にインクが流れ始めるため、上流側フィルター室44は急速にインクで満たされる。このとき、上流側フィルター室44内にあった空気は、通気管40を通じてインク貯留室32へ流れる。
以上の動作を経てインク貯留室32に貯まっていた空気の一部は排出され、中間貯留体30内の水位は、図10に示すように、気泡蓄積前の状態に戻る。この状態ではインク貯留室32と上流側フィルター室44とが第2連通管38により圧力損失の少ない状態で接続されている。このため、吐出ヘッド12側からのインク吸引を再度行ってもインク貯留室32のインクと上流側フィルター室44のインクとの間で水頭差は生じず、気泡排出は生じない。
図11に示すように、印刷を行う場合は、インク吸引時と異なり気泡排出は生じない。なぜなら、印刷中のインク流速によりインク貯留室32のインクと上流側フィルター室44のインクとの間で水頭差Hは生じるが、インク流速が遅いため、上流側フィルター室44の水位が下まで下がらないからである。この印刷時に気泡排出が生じない仕組みを実現するためには、第1連通管36による圧力損失が適切に調整されていなければならない。
(1)中間貯留体30は、第1連通管36が第2連通管38及び通気管40よりも重力方向の下方にあり、圧力損失により、上流側フィルター室44の重力方向の長さ以上にインク貯留室32のインクと上流側フィルター室44のインクとの水頭差を生じさせることができる。このため、インク吸引を行うと、第1連通管36による圧力損失により、インク貯留室32のインクと上流側フィルター室44のインクとの間には、上流側フィルター室44の重力方向の長さ以上の水頭差が生じる。これにより、上流側フィルター室44の水位は低下してフィルター42のほぼ全面が空気で覆われる。すると、インクの流れはフィルター42における空気で覆われていない部分に集中するため、局所的にインクの流速が高まり、中間貯留体30の圧力損失は増加する。これによって、中間貯留体30にはバブルポイント圧力以上の圧力が加わり、上流側フィルター室44の空気を下流側フィルター室46に排出することができるようになる。したがって、中間貯留体30に蓄積した気泡54を構造の複雑化を招くことなく低コストで排出可能なインクジェット式プリンター1を実現することができる。
次に、インクジェット式プリンター1の第2実施形態を図面に従って説明する。
この第2実施形態は、上記第1実施形態において中間貯留体30を図12に示す中間貯留体30aに変更したものである。したがって、第2実施形態では、同一の部材については同一の符号を使用し、第1実施形態と重複する説明は省略する。
中間貯留体30は、基本的な動作が第1実施形態の中間貯留体30と同じであるため、ここでは第1実施形態の中間貯留体30との相違が大きい<空気排出動作2>に絞って説明する。
図12に示すように、インク吸引を行うと上流側フィルター室44aの水位は低下していき、フィルター接液部56aの面積は非常に小さくなる。限られた面積にインクの流れが集中するため、局所的にインクの流れが速くなり、フィルター42aには大きな圧力損失が生じる。圧力損失がフィルター42aのバブルポイント圧力以上になると空気がフィルター42aを通過できるようになるので、上流側フィルター室44aの空気が下流側フィルター室46aに気泡54として排出される。この気泡54の排出に伴ってインク貯留室32aの水位は上昇していく。
以上詳述した第2実施形態によれば、上記(1)〜(5)の効果に加えて、次のような効果が発揮される。
(第3実施形態)
次に、インクジェット式プリンター1の第3実施形態を第1実施形態と異なる点を中心に図面に従って説明し、第1実施形態と共通する点の説明は省略する。なお、第3実施形態は、上記第1実施形態において中間貯留体30を図13〜図15に示す中間貯留体60に変更したものである。
フィルター61としては、例えば、金網や樹脂製の網等の網目状体、多孔質体や、微細な貫通孔を穿設した金属板を用いることができる。網目状体の具体的な例としては、金属メッシュフィルターや金属繊維が挙げられ、例えば、ステンレス(SUS)の細線をフェルト状にしたもの、あるいは、圧縮焼結させた金属焼結フィルターや、エレクトロフォーミング金属フィルター、電子線加工金属フィルター、レーザービーム加工金属フィルターなどを用いることができる。
<初期の充填状態>
図16に示すように、排出部18(図2参照)による吐出ヘッド12側からのインク吸引により中間貯留体60内にインクが充填された直後の状態では、下流側空間70及び下側連通路66が完全にインクで満たされる。この場合、中間貯留体60のインクの水位(液面)が下側連通路66における下側第1連通口66b及び下側第2連通口66aよりも上方に位置し、且つ上側連通路65における上側第1連通口65b及び上側第2連通口65aよりも下方に位置する状態である定常状態になっている。この状態では、第1貯留室63の上部、第2貯留室64の上部、及び上側連通路65にはそれぞれ空気が残っている。この空気によりダンパ効果が生じ、インクの圧力変動が抑制される。
図17に示すように、長期間にわたってインクジェット式プリンター1が使用されずに放置されると、接続チューブ10内に大気が進入して気泡54が生じることがある。この気泡54は、インクとともに接続管67及び連通流路68を経由して流入口68aから第2貯留室64に流入する。この流入した気泡54は第1貯留室63の上部の空気及び第2貯留室64の上部の空気と一体化して蓄えられるが、気泡54の流入量が増えるに連れて第1貯留室63のインクの水位及び第2貯留室64のインクの水位は低下する。
図18に示すように、特別排出動作(長時間クリーニング)を実行するべく排出部18(図2参照)によってノズル12aからインクを吸引すると、第2貯留室64のインクは下側連通路66のみを通じて上流側空間71(第1貯留室63)へ流れる。このときの下側連通路66に生じる圧力損失により、上流側空間71のインクと第2貯留室64のインクとの間で水頭差Hが生じる。すなわち、上流側空間71のインクの水位が低下する。これにより、第2貯留室64の上部に貯まっていた空気は、上側連通路65を通じて上流側空間71に流れる。
図19に示すように、引き続き排出部18(図2参照)によってノズル12aからインクを吸引すると、上流側空間71(第1貯留室63)のインクの水位は、徐々に低下し、やがてフィルター61の下端部まで低下する。したがって、排出部18は、特別排出動作の実行により、定常状態においてインクをノズル12aから吸引して排出させることで、上流側空間71(第1貯留室63)のインクの水位(液面)をフィルター61に接触させることが可能になっている。
はじめに、Pを気泡発生時の圧力(バブルポイント圧力)、γをインクの表面張力、ρをインク密度、θを濡れ角、Dをフィルター61の孔径とする。
図21に示すように、排出部18(図2参照)によるノズル12aからのインク吸引が終了すると、上流側空間71からの下流側空間70への気泡54(空気)の排出は直ちに止まるが、下側連通路66にはインクが流れ続けて第1貯留室63のインクの水位と第2貯留室64のインクの水位とが同じ高さになる。このとき、蓄積されていた気泡54は既に排出されているため、中間貯留体60のインクの水位(液面)は定常状態と同じ高さに戻る。これにより、特別排出動作が完了する。
図22に示すように、排出動作(通常クリーニング)を実行するべく排出部18(図2参照)によってノズル12aからインクを吸引すると、排出動作は特別排出動作に比べてノズル12aからの吸引時間が短いので、上流側空間71(第1貯留室63)のインクの水位がフィルター61まで下がらない。
図23に示すように、定常状態で印刷を行う場合には、上流側空間71の気泡54がフィルター61を通過して下流側空間70に排出されることがない。なぜなら、印刷中のインク流速により第2貯留室64のインクと上流側空間71(第1貯留室63)のインクとの間で水頭差Hは生じるが、インク流速が排出動作に比べて遅いため、上流側空間71のインクの水位がフィルター61まで下がらないからである。
(7)中間貯留体60において、下側第2連通口66aは、上側第2連通口65aよりも小さい。このため、流入口68aから第2貯留室64に流入した気泡54が下側第2連通口66aから下側連通路66に流入することを抑制できる。したがって、吐出ヘッド12に気泡54が進入することを抑制できる。
次に、インクジェット式プリンター1の第4実施形態を第3実施形態と異なる点を中心に図面に従って説明し、第3実施形態と共通する点の説明は省略する。なお、第4実施形態は、図24に示すように、上記第3実施形態における中間貯留体60と吐出ヘッド12との間にインクの圧力を調整する圧力調整弁80を設け、インクタンク9の代わりに液体供給源の一例としてインクカートリッジ81を採用し、インクカートリッジ81のインクが吐出ヘッド12側に加圧供給されるように構成したものである。
(14)インクジェット式プリンター1は、中間貯留体60と吐出ヘッド12との間にインクの圧力を調整する圧力調整弁80を備えているため、インクカートリッジ81のインクを供給ポンプ84によって吐出ヘッド12側へ加圧供給することができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・図25に示すように、第4実施形態において、インクカートリッジ81の代わりに液体供給源の一例としてインク容器100を用いてもよい。この場合、インク容器100は、インク注入口101を有しており、インク注入口101からインクを注入することで内部にインクを補充できるようになっている。なお、インク容器100へのインクの補充後、インク注入口101は蓋(図示略)によって閉塞される。
・第3実施形態において、特別排出動作(長時間クリーニング)は、排出部18によるノズル12aからのインクの吸引力が、排出動作(通常クリーニング)のときよりも強くなるようにしてもよい。つまり、特別排出動作は、排出動作よりも単位時間当りのインクの吸引量が多くなるようにしてもよい。
・上記各実施形態において、インクジェット式プリンター1は、印刷用紙20の幅全体と対応した長尺状の固定された液滴吐出部を備える、いわゆるラインヘッドタイプに変更してもよい。この場合の液滴吐出部は、ノズルが形成された複数の単位ヘッド部を並列配置することによって印刷範囲が印刷用紙20の幅全体に亘るようにしてもよいし、単一の長尺ヘッドに印刷用紙20の幅全体に亘るように多数のノズルを配置することによって、印刷範囲が印刷用紙20の幅全体に亘るようにしてもよい。
Claims (8)
- ノズルから媒体に対して液体を吐出する吐出ヘッドと、
液体供給源に収容される前記液体を前記吐出ヘッドに供給する液体供給路と、
前記液体供給路に設けられて前記液体を貯留可能な中間貯留体と、
を備えた液体吐出装置であって、
前記中間貯留体は、
前記液体を貯留可能な第1貯留室と、
前記第1貯留室よりも上流側となる前記液体供給源側に配置されて前記液体を貯留可能な第2貯留室と、
前記第1貯留室と前記第2貯留室とを連通する上側連通路と、
前記上側連通路よりも下方において前記第1貯留室と前記第2貯留室とを連通する下側連通路と、
を有し、
前記下側連通路における前記第2貯留室側の連通口である下側第2連通口は、上方に向かって開口していることを特徴とする液体吐出装置。 - ノズルから媒体に対して液体を吐出する吐出ヘッドと、
液体供給源に収容される前記液体を前記吐出ヘッドに供給する液体供給路と、
前記液体供給路に設けられて前記液体を貯留可能な中間貯留体と、
を備えた液体吐出装置であって、
前記中間貯留体は、
前記液体を貯留可能な第1貯留室と、
前記第1貯留室よりも上流側となる前記液体供給源側に配置されて前記液体を貯留可能な第2貯留室と、
前記第1貯留室と前記第2貯留室とを連通する上側連通路と、
前記上側連通路よりも下方において前記第1貯留室と前記第2貯留室とを連通する下側連通路と、
を有し、
前記下側連通路は、該下側連通路における前記第2貯留室側の連通口である下側第2連通口よりも低い位置に延びる上流側経路と、前記上流側経路の下流側から上方に延びる下流側経路と、を有していることを特徴とする液体吐出装置。 - 前記第1貯留室には、前記第1貯留室を前記吐出ヘッド側となる下流側空間と前記第2貯留室側となる上流側空間とに区画し、且つ前記液体が通過可能な孔を有したフィルターが設けられ、
前記下側第2連通口は、前記フィルターよりも上方に位置していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体吐出装置。 - 前記下側第2連通口は、前記液体供給源側から供給される前記液体が前記第2貯留室に流入する流入口よりも下方に位置し、且つ前記流入口の開口方向と異なる方向に開口していることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の液体吐出装置。
- ノズルから媒体に対して液体を吐出する吐出ヘッドに液体供給源に収容される前記液体を供給する液体供給路に設けられて前記液体を貯留可能な中間貯留体であって、
前記液体を貯留可能な第1貯留室と、
前記第1貯留室よりも上流側となる前記液体供給源側に配置されて前記液体を貯留可能な第2貯留室と、
前記第1貯留室と前記第2貯留室とを連通する上側連通路と、
前記上側連通路よりも下方において前記第1貯留室と前記第2貯留室とを連通する下側連通路と、
を有し、
前記下側連通路における前記第2貯留室側の連通口である下側第2連通口は、上方に向かって開口していることを特徴とする中間貯留体。 - ノズルから媒体に対して液体を吐出する吐出ヘッドに液体供給源に収容される前記液体を供給する液体供給路に設けられて前記液体を貯留可能な中間貯留体であって、
前記液体を貯留可能な第1貯留室と、
前記第1貯留室よりも上流側となる前記液体供給源側に配置されて前記液体を貯留可能な第2貯留室と、
前記第1貯留室と前記第2貯留室とを連通する上側連通路と、
前記上側連通路よりも下方において前記第1貯留室と前記第2貯留室とを連通する下側連通路と、
を有し、
前記下側連通路は、該下側連通路における前記第2貯留室側の連通口である下側第2連通口よりも低い位置に延びる上流側経路と、前記上流側経路の下流側から上方に延びる下流側経路と、を有していることを特徴とする
中間貯留体。 - 前記第1貯留室には、前記第1貯留室を前記吐出ヘッド側となる下流側空間と前記第2貯留室側となる上流側空間とに区画し、且つ前記液体が通過可能な孔を有したフィルターが設けられ、
前記下側第2連通口は、前記フィルターよりも上方に位置していることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の中間貯留体。 - 前記下側第2連通口は、前記液体供給源側から供給される前記液体が前記第2貯留室に流入する流入口よりも下方に位置し、且つ前記流入口の開口方向と異なる方向に開口していることを特徴とする請求項5〜請求項7のうちいずれか一項に記載の中間貯留体。
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