JP5560673B2 - 液体収容タンク、液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置 - Google Patents

液体収容タンク、液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は液体収容タンク、液体吐出ヘッドユニット及び画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドからインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
なお、本願において、液体吐出記録方式の「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。また、「インク」とは、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を3次元的に造形して形成された像も含まれる。
このような、画像形成装置として用いられるインクジェット記録装置におけるインク供給方式として、記録ヘッド側にサブタンクを、装置本体側にメインタンクを配置して、メインタンクからサブタンクにインクを補充供給し、サブタンクから記録ヘッドにインクを供給する方式が知られている。
このようなインク供給方式においては、メインタンクからサブタンクへインクを供給する供給チューブが設けられているものがある。これは、記録ヘッドからインクを吐出させるとき、供給チューブ間を流れるインクが、慣性力を持ったまま直接記録ヘッドへ供給されることになる。吐出するインク量の違いによって、供給チューブ間を流れるインク量が変わると、この間のインクの慣性力が変わり、記録ヘッドから吐出されるインク量や吐出速度が異なることになった。インク量の違いは、用紙に着弾し広がる面積の違いとなり、また、吐出速度の違いは用紙に着弾する位置の違いになり、いずれも印刷品質の低下を起こす原因となっている。
また、シリアル型画像形成装置においては、記録ヘッドを主走査方向に移動させるため、供給チューブ間を流れるインクやサブタンク内のインクに慣性力が発生する。記録ヘッドは主走査方向を往復運動するため、記録ヘッドには正負逆方向のインクの慣性力が絶えず伝わり、吐出するインク量や吐出速度が異なることになる。
そこで、従来のサブタンクとして、インクジェットヘッドに流入するインクの圧力変動を吸収する可撓性フィルム状部材を用いた圧力ダンパが設けられているものがある(特許文献1)。また、サブタンク内に隔壁を設けて個別室に分割し、その個別室のそれぞれに可撓性フィルム状部材を設けインクジェットヘッドへ供給するインクの圧力変動を抑えるものがある(特許文献2)。
一方、液体吐出ヘッドから吐出する液体は、一般に複数の材料を混合したものが用いられることが多い。また、このインクを吐出する液体吐出ヘッドユニットでは、この液体の多くを貯蔵するメインタンクを用いる構成が一般的である。メインタンクに貯蔵された液体が暫く放置されると液体の成分が分離し沈降するおそれがある。この沈降状態を解消する方法として、メインタンクの下方ほど水平面積が小さく形成され、さらに上部に放熱板を備え、メインタンク内の液体は、液体撹拌用回転子などの専用の部材を用いることなく、液体の自らの温度差による対流現象によって液体を撹拌するようにしたメインタンクが知られている(特許文献3)。
特許第2797191号公報 特願2009−152827号公報 特開2006−82485公報
しかしながら、特許文献1に開示の構成にあっては、タンク内の気泡を除去するために、フィルタから圧力吸収部に通じる連通路、気泡排出路、気泡排出チューブ、ダミーノズル、更にはパージ装置により気泡を吸い取るための通路が必要であり、これをインクタンクのダンパとして用いるには、構成がかなり複雑で、コストが高くなるという課題がある。
また、サブタンク内に隔壁を設けた特許文献2の開示のサブタンクにあっては、個別室に分割する隔壁部が障害となりタンク内のインクの流れが一様とならず、タンクの底面部及び、隔壁部にインクの澱みを生ずることがある。特に、近年、インクジェットプリンタとして用いられるインクとして耐光性に優れた顔料系インクが多く用いられている。この顔料系インクは、顔料、分散剤、溶剤などから構成されている。この顔料系インクが前記澱み部に長時間滞留すると、インク内の顔料粒子が溶剤と分離し、沈降現象が生じることになる。または、顔料を用いないインクであっても、前記澱み部に長時間滞留すると、インクの揮発成分などが分離し、滞留部分のインクの粘度が増粘する。このインクの増粘は、流路抵抗の増加となり、記録ヘッドへ安定的にインクを供給できず、記録ヘッドからの安定吐出に影響を与えるおそれがある。このため、サブタンク内のインクを入れ替えるために、印刷とは直接関係しないインクを定期的にサブタンクへ供給し、インク排出経路よりサブタンク内に滞留するインクを排出する専用のメンテナンス動作を行なわなければならないという課題がある。
この点、特許文献3にはメインタンク内の自らの温度差による対流現象によって液体を撹拌する構成が開示されているが、サブタンクには、液体の流入、流出、及びサブタンク内を個別室に分割するための隔壁部など液体の流れを複雑にする障害物等が多く、自然に発生する液体の対流ではサブタンク内を十分撹拌することができないという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、液体の澱み澱み部を減少し、安定的にヘッドへ液体を供給できるようにすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体収容タンクは、
液滴を吐出するヘッドに供給する液体を収容する液体収容タンクであって、
外部から供給される液体を収容する収容部と、
前記収容部の底部から立ち上がる隔壁部によって前記収容部と仕切られ、前記収容部からの液体を前記ヘッド側に供給する供給径路が設けられ、
前記収容部は、前記液体の流速の遅い領域の水平方向断面の断面積が前記液体の流速の速い領域の水平方向断面の断面積よりも小さく、
前記収容部の底面は、前記収容部と前記供給流路を仕切る隔壁部に向かって漸次立ち上がる形状である
構成とした。
本発明に係る液体収容タンクは、
液滴を吐出するヘッドに供給する液体を収容する液体収容タンクであって、
外部から供給される液体を収容する収容部と、
前記収容部の底部から立ち上がる隔壁部によって前記収容部と仕切られ、前記収容部からの液体を前記ヘッド側に供給する供給径路が設けられ、
前記収容部は、前記液体の流速の遅い領域の水平方向断面の断面積が前記液体の流速の速い領域の水平方向断面の断面積よりも小さく、
前記収容部には液体をろ過するフィルタが設けられ、前記フィルタは流れる液体の速度領域に応じて流体抵抗が異なり、
前記フィルタは前記液体の速度が遅い領域の開口の大きさが、速度が速い領域の開口の大きさよりも大きい
構成とした。
本発明に係る液体収容タンクは、
液滴を吐出するヘッドに供給する液体を収容する液体収容タンクであって、
外部から供給される液体を収容する収容部と、
前記収容部の底部から立ち上がる隔壁部によって前記収容部と仕切られ、前記収容部からの液体を前記ヘッド側に供給する供給径路が設けられ、
前記収容部は、前記液体の流速の遅い領域の水平方向断面の断面積が前記液体の流速の速い領域の水平方向断面の断面積よりも小さく、
前記収容部には液体をろ過するフィルタが設けられ、前記フィルタは流れる液体の速度領域に応じて流体抵抗が異なり、
前記フィルタは前記液体の速度が遅い領域の開口の数が、速度が速い領域の開口の数よりも多い
構成とした。
本発明に係る液体吐出ヘッドユニットは、液滴を吐出する液体吐出ヘッドと本発明に係る液体収容タンクとを備えているものである。
本発明に係る画像形成装置は、液滴を吐出する液体吐出ヘッドと本発明に係る液体収容タンク、又は本発明に係る液体吐出ヘッドユニットを備えているものである。
本発明に係る液体収容タンクによれば、液体が澱む領域が減少し、安定した液体供給を行うことができる。
本発明に係る液体吐出ヘッドユニットによれば、液体吐出ヘッドと本発明に係る液体収容タンクを備えているので、ヘッドに安定した液体供給が行なわれて、安定した滴吐出を行なうことができる。
本発明に係る画像形成装置によれば、本発明に係る液体収容タンク或いは本発明に係る液体吐出ヘッドユニットを備えているので、安定した画像形成を行なうことができる。
本発明の第1実施形態における液体吐出ヘッドユニットを含むインク供給系の説明図である。 図1のA−A線に沿う断面説明図である。 同インク供給系におけるヘッドにインクを充填する動作の説明に供するフロー図である。 同インク供給系内に混入した気泡を排出する気泡排出動作の説明に供するフロー図である。 本発明の第2実施形態の説明に供する図1のA−A線に沿う断面と同様な模式的断面説明図である。 本発明の第3実施形態におけるインク供給系の説明図である。 本発明の第4実施形態におけるインク供給系の説明図である。 図7のB−B線に沿う断面説明図である。 本発明の第5実施形態における液体吐出ヘッドユニット周辺の模式的説明図である。 図9のC−C線に沿うサブタンクの縦方向断面説明図である。 (a)は図10のD−D線に沿うサブタンクの横断面説明図、(b)は図10のE−E線に沿うサブタンクの横断面説明図、(c)は図10のF−F線に沿うサブタンクの横断面説明図である。 本発明の第6実施形態におけるインク供給系の説明図である。 図12のG−G線に沿う断面説明図である。 本発明の第7実施形態について図14及び図15を参照して説明する。なお、図14は同実施形態におけるインク供給系の説明図である。 図14のH−H線に沿う断面説明図である。 本発明に係る画像形成装置の一例の説明に供する模式的説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同実施形態における液体吐出ヘッドユニットを含むインク供給系の説明図、図2は図1のA−A線に沿う断面説明図である。
液体吐出ヘッドユニット1(以下、単に「ヘッドユニット」ともいう。)は、液滴を吐出するヘッド2と、ヘッド2に供給するインクを収容する本発明に係る液体収容タンクであるサブタンク4とを備えている。
ここで、ヘッド2は、液滴を吐出する複数のノズル11と、各ノズル11が連通する液室12と、各液室12にインクを供給する共通液室13と、共通液室13にインクを供給される供給口部(インク供給ポート)14と、共通液室13からインクを排出する排出口部(インク排出ポート)15などを備えている。
タンク(サブタンク)4は、タンクケース21内に、側面に形成された凹部によってヘッド2に供給するインクを収容するインク収容部22が形成され、インク収容部22からインクをヘッド2のインク供給ポート14に供給する供給ポート24と、ヘッド2のインク排出ポート15から排出されるインクを外部に排出する排出径路25とを有している。インク収容部22は、天面22aを中央部に向かって傾斜する傾斜面とし、この天面22aの中央部の最も高い部位22bにインク収容部22とインク排出経路25を連通する連通経路26を設けている。この連通径路26の流体抵抗は、ヘッド2のインク供給ポート14からインク排出ポート15までの流体抵抗よりも大きく形成されている。
また、タンクケース21には、インク収容部22と供給ポート24との間に、インク収容部22の底面部22cから延びる(立ち上がる)隔壁部202によって仕切られた供給流路203が設けられて、隔壁部202と天面22aとの間に両者を連通する連通路204が設けられている。
なお、サブタンク4のタンクケース21は一方が開口した(凹部を形成した)部材であり、開口部には可撓性の弾性変形可能な部材としてのフィルム部材23(図中網掛けを付して示すもの)が貼り付けられて圧力変動を吸収する構成となっている。タンクケース21は、隔壁部202により仕切られたインク収容部22と供給流路203にそれぞれの部位でインクの振動による圧力を吸収するダンパ効果を得られるようになっている。
さらには、タンクケース21の上部にはインク収容部22に外部からインクを供給するインク供給流路口部27が設けられている。
ここで、図2に示すように、タンクケース21のインク収容部22を形成する凹部の壁面21aは、ヘッド2側を底部(底面)としたとき、上方に向かって広がるように(凹部の深さが深くなるように)傾斜している。これにより、インク収容部22は、水平方向断面の断面積(以下、「水平断面積」という。)が、インク収容部22の天面22a側から底面部22cに向かって徐々に小さくなっており、底面部22cの水平断面積が最も小さくなる形状となっている。つまり、タンクケース21の上部のインク供給流路口部27からインクを供給したとき、インク収容部22の底面部22c側は隔壁部202とこれに対向する壁面との間で形成される空間のために、天面側と比べてインクの流速が遅くなるので、このインクの流速が遅くなる領域側の水平断面積をインクの流速が速い天面側の水平断面積より小さくしている。
一方、装置本体側には、サブタンク4にインクを補充供給する交換可能なメインタンク(インクカートリッジ)5が配置されている。そして、メインタンク5からインク供給経路51を通じてインク供給用ポンプ52によりサブタンク4に送液される。また、サブタンク4の排出経路25はインク戻り経路53を介してメインタンク5に接続され、インク戻り経路53には開閉弁(バルブ)54が介装されている。
また、このメインタンク5は、タンク5内のインクが外気へ長時間の露出し、乾燥または凝固することを防止するための大気開放管55が設けられている。この大気開放管55の流路は、細長い管状の形状になっており、管内の湿度はその長さに沿って変化するため、メインタンク5内のインクが外気と直接接することを防止することができるため、インクの乾燥または増粘や凝固することを防止するようになっている。
このインク供給系においては、サブタンク4に収容されたインクは、供給ポート24を通じてヘッド2の一端部のインク供給ポート14から共通液室13の一端部から供給され、共通液室13に供給されたインクは、滴吐出に使用されない分がヘッド2の他端部のインク排出ポート15を通り、サブタンク4のインク排出経路26からインク戻り経路53を介してメインタンク5に戻る循環経路を構成する。この循環経路のインク戻り経路53とメインタンク5の間を流れるインクの流路は開閉可能な開閉弁54で止めることができる。
次に、このような循環経路を含むインク供給系において、ヘッド2にインクを充填する動作について図3に示すフロー図を参照して説明する。
まず、バルブ54を開き、インク供給経路51を通じてメインタンク5からインク供給用ポンプ52を駆動(稼動)してサブタンク4へ送液する。このインクは、サブタンク4のインク供給流路口部27からインク収容部22へ流れ込み、一部はヘッド2へ送液される。一方、サブタンク4内のインク収容部22内の空気は、インク収容部22と前記インク排出経路25とを連通する連通経路26を通して、インク排出経路25へ排出されるため、インク収容部22へのインク充填が開始される。そして、インク収容部22内のインクは、インク収容部22の天面22aの最も高い部位(位置部分)22bまで充填され、その後、連通経路26を通り、インク排出経路25まで達する。
また、ヘッド2へ送液されたインクは、インク供給ポート14を通じて共通液室13へ送液される。共通液室13へ流れ込んだインクの一部は、各ノズル11から排出される。さらに、共通液室13のインクは、インク排出ポート15を通してインク排出経路25へ流れ、上記連通経路26から流れ出たインクと合流する。このインクは、さらにインク戻り経路53へ送液されて、メインタンク5へ戻る。
ここで、インク戻り経路53内にインクが送液され、バルブ54を通過した後に、このバルブ54を閉じる。その後、インク供給用ポンプ52の圧力を調整し、ヘッド2のノズル11からインクを外部へ排出し、ノズル11内の気泡を排出する。更に、インク供給ポンプ52を開放し、インクの流れを止め、メインタンク5とヘッド2のノズル11との水頭差によって発生するインクの吐出に必要な負圧を作り出す。
その後、ここでは、図示しない弾性体、好ましくはシリコンゴム等のワイパ部材によりノズル表面をワイピングし、ノズル面11aに垂れたインクを払拭し、ノズル11のメニスカスを形成させ、インク充填を完了させる。
このようにして、ヘッド2へインクを充填させ、常にメインタンク5からサブタンク4を通じてヘッド2にインクを供給してインク吐出可能な状態とすることができる。
ヘッド2からインクを吐出させると、インクは、メインタンク5から順次、液室12へとノズル11面に発生するメニスカス保持力により供給される。その際、サブタンク4においてもインクの流入、流出がある。インク収容部22には、インク供給流路口部27からインクが流入し、連通路204を経て供給流路203へ流出する。このときのインクの主な流れとして、インク供給流路口部27から供給流路203へ向かう最短距離を通る流れが発生する。
このインク収容部22内のインク供給流路口部27から供給流路203へ向かう最短距離を通るインクの流れの流速は、ノズル11から吐出されるインクの量によって発生するインク供給ポート24とインク供給流路口部27の圧力差によって変わってくる。つまり、インクの吐出量が多い場合、この圧力差が大きくなり、インク収容部22内を流れるインクの流速は速く、インクの吐出量が少ない場合は、圧力差は小さくなり、インク収容部22内を流れるインクの流速は遅くなる。
また、インク収容部22と供給流路203とを連通する連通路は、隔壁部202をインク収容部22の底面部22cから立ち上げて供給流路203を形成しているために、インク収容部22の底面部22cを流れるインクの流速は、インク収容部22の上部に位置する天面22a側に比べて遅いものとなる。このため、ノズル11から吐出されるインク量が少ない場合には、インク収容部22の底面部22c付近のインクの流れは無くなり、澱みが発生することになる。この状態で長時間放置されると顔料インクの場合、インク内の顔料粒子が溶剤と分離し、沈降現象が生じることになる。または、顔料を用いないインクであっても前記澱み部に長時間滞留するとインクの粘度が増粘する場合がある。
そこで、このサブタンク4においては、前述したように、インク収容部22の水平断面積を、インク収容部22の天面22aから底面部22cに向かって徐々に小さくし、底面部22cの水平断面積が最も小さくなっている形状としている。これにより、最も流速が遅かったインク収容部22の底面部22cでもインクの流れが生じ、インクの澱みが解消されることになる。つまり、通常のインク吐出においても、インク収容部22内のインクの澱みが解消されるため、インク澱み解消のための専用のメンテナンス動作をする必要がなくなる。
次に、インク供給系内に混入した気泡を排出する気泡排出動作について図4に示すフロー図を参照して説明する。
印刷などにより使用されたインクを補給するために行うメインタンク5の交換時やノズル11等から、何らかの原因で各インク流路及びインク収容部22に気泡が混入し、ノズル11からの滴吐出に支障が生じた場合、これを解消するための気泡排出動作を行う。
まず、供給用ポンプ52を駆動させてサブタンク4へ送液させ、直ちにバルブ54を開く。これにより、インクは、インク供給流路口部27からインク収容部22へ流入し、インク供給路51内に気泡が混入していた場合には、この気泡はインク収容部22内へ流れ込み、該インク収容部22上部へ溜まることになる。さらに、インクの送液によりインク収容部22内は加圧され、インク収容部22の上部へ溜まった気泡は連通経路26からインク排出経路25へ排出される。また、インク収容部22からヘッド2へもインクが送液され、共通液室13内に気泡が混入していた場合には、該気泡は、インク排出経路25へ排出される。このインク排出経路25で合流したインクは、さらにインク戻り経路53に送られてメインタンク5に戻される。
そして、バルブ54の下流部に混入した全気泡が送液された後、このバルブ54を閉じる。その後、インク供給用ポンプ52の圧力を調整し、ノズル11からインクを外部へ排出し、ノズル11内の気泡を排出する。更に、インク供給ポンプ52を開放し、インクの流れを止め、メインタンク5とヘッド2のノズル11との水頭差によって発生するインクの吐出に必要な負圧を作り出す。その後、図示しないワイパ部材によりノズル面11aをワイピングし、ノズル面に垂れたインクを払拭し、ノズル11のメニスカスを形成させ、インク充填を完了させる。
このようにして、各インク流路及びインク収容部22に混入した気泡を排出することができ、インク滴吐出の回復を行うことができるようになる。
また、サブタンク4の上部にはインク収容部22内のインク量が所定量以下になったことを検知するための2本の検知電極29a、29bを装着している。この検知電極29a、29bの先端には、図示しない検知信号を入力する制御部を備え、液量検知センサを構成している。この検知電極29a、29bが何れもインクに浸されている状態と少なくとも一方がインクに浸されていない状態とで検知電極29a、29b間の導通状態が変化することによってインクが所定量以下になったことを検知することができるものである。
この液量検知センサを用いることにより、インク収容部22内に気泡が溜まった状態を検知できる他、インク充填時、インク収容部22内が空の状態からインクが充填された状態や、インク収容部22内に気泡が溜まっている状態から気泡が排出されたことを確実に検出することができるようになる。
そして、前述した図3又は図4で説明した充填動作、気泡排出動作のシーケンスにおいて、バルブ54を開いてからバルブ54へインク通過する間を所定の時間を基に制御を行っていたが、この液量検知センサを用いることにより、インク収容部22内のインクが充填されてから気泡がバルブ54を通過するまでの短い時間で制御を行えばよく、インクの充填性や気泡排出によるインク吐出の回復性の信頼性を上げることができる。
上記、気泡排出動作は、インク収容部22上部に気泡が溜まった場合に不定期的に行う保守作業である。この動作を行うときにも、上記のとおり、図2に示すようにインク収容部22の水平断面積を、インク収容部22の天面22aから底面に向かって徐々に小さくし、底面の水平断面積が最も小さくなっている形状とすることで、インク収容部22の底面部22cでもインクの流れが生じ、インクの澱みが解消されることになる。つまり、通常の気泡排出動作の保守作業においても、インク収容部22内のインクの澱みが解消されるため、インク澱み解消のための専用のメンテナンス動作をする必要がなくなり、このメンテナンスのために用いた印刷とは直接関係しないインクを使用せずにすむためトータルの印刷コストを下げることができる。
このように、液体収容タンクによれば、収容部は、液体の流速の遅い領域の水平方向断面の断面積が液体の流速の速い領域の水平方向断面の断面積よりも小さい構成とすることで、液体が澱む領域が減少し、安定した液体供給を行なうことができる。
次に、本発明の第2実施形態について図5を参照して説明する。図5は、図1のA−A線に沿う断面と同様な模式的断面説明図である。
ここでは、インク収容部22の底面部22cと壁面21aとの接続部分21bを曲面形状としている(曲率を持たせている。)。これにより、角部が無くなり、インクの流れがスムーズになり、インクの澱みを解消する効果がより向上する。また、インク収容部22の底面部22cの水平断面積が最も小さい断面形状とする単純な形状は、液体吐出ヘッドユニット1のコストを下げることができる。
次に、本発明の第3実施形態について図6を参照して説明する。なお、図6は同実施形態におけるインク供給系の説明図である。
ここでは、インク収容部22と供給流路203を仕切る隔壁部202の収容部22側の底面部22cとの連続部分21cは曲率をもった形状としている。さらに、インク収容部22の底面部22cはこの曲率をもった隔壁202の連続部分21cに連続するように傾斜を持たせた形状としている。つまり、インク収容部22の底面部22cは隔壁部202と対向する壁面側が漸次隔壁部202側に向かった高くなるように傾斜した傾斜面としている。
これにより、インク収容部22の底面部22c付近のインク供給路203に向かうインクの流れに対して隔壁202が障害となって流速が低下することが低減され、インク収容部22内のインクの流れがスムーズになり、更にインクの澱みを解消することができる。
なお、上記インク収容部22内のインクの流れの速度は、数値解析による液体の流れのシミュレーションによって知ることができるが、実際のタンクケース21を使っても知ることができる。先ず、図3に示すインク充填シーケンスによってインクを充填した後、メインタンク5に、この充填したインクと同じ密度、同じ粘度の異色のインクを入れた後、図4に示す気泡排出シーケンスもしくは、実際にノズル11からインクを吐出させる。これにより、メインタンクより異色のインクがインク収容部22に供給され、このインク収容部22内の色が徐々に変わってくることが分かる。インク収容部22内のインクの流れが最も速い部分が、最も速く色が置き換わり、最も遅い部分が最も遅く置き換わるので、インク収容部22内のインクの流れの速度を知ることができる。このとき、ダンパ部材23は、透明のフィルム部材を用いると、インク収容部22内のインクの置き換わりを詳しく観察することができる。
次に、本発明の第4実施形態について図7及び図8を参照して説明する。なお、図7は同実施形態におけるインク供給系の説明図、図8は図7のB−B線に沿う断面説明図である。
ここでは、前記第1実施形態のインク収容部22の縦断面方向(壁面21aに沿う方向)にインクの不純物を濾過するフィルタ207を設けている。また、インク収容部22の水平断面積は、前記第1実施形態と同様に、インク収容部22の天面22aから底面部22cに向かって徐々に小さくなっており、底面部22cの水平断面積が最も小さくなっている。
インクは、インク供給流路口部27からインク収容部22内に流入し、フィルタ207を通過し、供給流路203からヘッド2へ供給される。
ここでも、ヘッド2からインクを吐出させると、インクは、インク供給流路口部27から順次流入し、供給流路203からヘッド2へ供給されるが、インク収容部22の水平断面積が、インク収容部22の天面22aから底面部22cに向かって徐々に小さくなり、底面部22cの水平断面積が最も小さくなっている形状としているため、最も流速が遅かったインク収容部の底面部22c付近でも流速が生じ、インク収容部22内にフィルタ207を設けた構成であってもインクの澱みが解消される。
次に、本発明の第5実施形態について図9ないし図11を参照して説明する。なお、図9は同実施形態における液体吐出ヘッドユニット周辺の模式的説明図、図10は図9のC−C線に沿うサブタンクの縦方向断面説明図、図11(a)は図10のD−D線に沿うサブタンクの横断面説明図、(b)は図10のE−E線に沿うサブタンクの横断面説明図、(c)は図10のF−F線に沿うサブタンクの横断面説明図である。
ここでは、インク収容部22内において、図11に示すように、インクの流速が最も速いインク供給流路口部27付近は、縦方向及び横方向共に水平断面積を大きくし、インクの流速が最も遅くなる底面部22c付近は、縦方向及び横方向共に水平断面積を小さくしている。このように、インクの流速に応じて三次元的に水平断面積を変えることで、より効果的にインク収容部22内のインクの澱みを解消することができるようになる。
次に、本発明の第6実施形態について図12及び図13を参照して説明する。なお、図12は同実施形態におけるインク供給系の説明図、図13は図12のG−G線に沿う断面説明図である。
ここでは、インク収容部22は、図13に示すように、前記各実施形態と異なり、矩形状の凹部で形成し、インク収容部22内に垂直断面方向(凹部底面に沿う方向)にインクに含まれる異物をろ過するためのフィルタ207を配置し、フィルタ207で仕切られた一方の室22f側にインク供給流路口部27を設け、他方の室22g側にインク収容部22から供給流路203への連通路204を設けている。
フィルタ20には、図12にも示すように、除去する異物よりも小さく、異なる大きさの穴220a、220bが多数形成されている。ここで、インクの流速が遅くなるインク収容部22の底面部22c側の穴220aの開口径を、インクの流速が速くなるインク収容部22の天面22a側の穴220bの開口径よりも大きく形成している。
これにより、最も流速が遅かったインク収容部22の底面部22cでも十分なインクの流れが生じて、インクがフィルタ20を通過しやすくなるため、インクの澱みが解消されることになる。つまり、通常のインク吐出においてもインク収容部22内のインクの澱みが解消されるため、インク澱み解消のための専用のメンテナンス動作をする必要がなくなる。
なお、ここでは、フィルタの穴径を2種類とした例で説明したが、3種類以上にすることもできる。
次に、本発明の第7実施形態について図14及び図15を参照して説明する。なお、図14は同実施形態におけるインク供給系の説明図、図15は図14のH−H線に沿う断面説明図である。
ここでは、上記第7実施形態のフィルタ207に設ける穴220の個数を異ならせ、インク収容部22の底面部22c側を天面22a側よりも多くしている。これにより、最も流速が遅かったインク収容部22の底面部22cでも十分なインクの流れが生じて、インクがフィルタ20を通過しやすくなるため、インクの澱みが解消されることになる。
つまり、インク収容部22のインクの流れの流速が遅い領域のフィルタの開口率を大きくし、流速が速い領域のフィルタの開口率を相対的に小さくすることで、インクの流れの流速が遅い領域でもインクの流れに十分な流速を生じさせることができ、インクの澱みが解消されることになる。
これらの実施形態では、フィルタ20が単層の板状のものに穴を開けたものを例として図示しているが、フィルタ20は、例えば、焼結によって空隙を形成したのもや、繊維を織りたたんで空隙を形成したものなどがあるが、前者については、何層かを貼り合わせるとき、部分的に貼り合せる枚数を変えて、また、部分的に空隙の大きさを変えたものを貼り合わせたりして、後者については、部分的に織り方を変えて、インク収容部22内の流速の分布に合わせて開口率を調整して、フィルタ20を均一にインクが通過するようにすることが可能であり、インク収容部22内のインクの流れがスムーズになり、更にインクの澱みを解消する効果が得られる。
次に、上記各実施形態で説明したインク供給系を備える画像形成装置の一例について図16を参照して説明する。
この画像形成装置は、上記液体吐出ヘッドユニット1からなる記録ヘッド101を、キャリッジ103に搭載して、左右の側板100A、100B間に横架した主ガイドロッド104と図示しない副ガイド部材とで摺動自在に支持している。この記録ヘッド101は、タイミングベルト105を介して主走査モータ106によって主走査方向に移動走査される。一方、被記録媒体107は記録ヘッド101のノズル面108と対向し、記録ヘッド101の移動方向と直交する方向に搬送ローラ109によって搬送され、記録ヘッド101から画像に応じて吐出されるインク滴が付着されて画像が形成される。
記録ヘッド101へのインクの供給は、メインタンク5や大気開放管55等が納められたメインタンクユニット102からインク供給ポンプ52を経由してフレキシブルなインク供給径路51によってなされる。また、記録ヘッド101にはノズルから吐出又は排出されなかったインクをインク戻し径路53を通じてメインタンクユニット102に戻される。
また、記録領域外に設けられたキャップ部材111は、複数のノズル11を有するノズル面108キャッピングする弾性体、好ましくはシリコンゴム等からなる。非記録時には、記録ヘッド101がキャップ部材111の上方まで移動し、キャップ部材111が図示していないキャップ移動機構によって移動してノズル面108をキャッピングする。このキャップ部材111内には、インク吸引の際の吸引容易化、キャップ内雰囲気湿潤化等のため、インク吸収シート112が設けられている。
このキャップ部材111には、底面に2本のチューブ113、114が連結され、チューブ113は大気開放弁115を介して大気に連通される。チューブ114は吸引ポンプ116に接続され、キャップ部材111でノズル面108をキャッピングし、大気開放弁115を閉じた状態で、吸引ポンプ116を駆動してキャップ部材111内に負圧を発生させることで、記録ヘッド101のノズルからインクを吸引し、大気開放弁115を開放することでキャップ部材111内の空間117に溜まったインクを廃液タンク118に排出する。また、キャップ部材111は、大気開放弁115を閉じた状態でノズル面108に接触させ保持することで、記録ヘッド101のノズルの乾燥を防止する。
さらに、図示していないワイパ移動機構によってワイパーブレード(ワイパ部材)119を記録ヘッド101のノズル面108に接触する高さまで移動させ、記録ヘッド101を主走査方向に移動させてワイパーブレード119によりノズル面108に付着したインクや塵埃を払拭し、ノズル面108のメニスカスの生成やクリーニングを行うことができる。
なお、上記実施形態では本発明をプリンタ構成の画像形成装置に適用した例で説明したが、これに限るものではなく、前述したように、例えば、プリンタ/ファックス/コピア複合機などの画像形成装置に適用することができ、また、狭義のインク以外の液体や定着処理液などを用いる画像形成装置にも適用することができる。
1 液体吐出ヘッドユニット
2 ヘッド
4 サブタンク
5 メインタンク
11 ノズル
13 共通液室
14 供給ポート
15 排出ポート
21 タンクケース
22 インク収容部
23 ダンパ部材(フィルム部材)
24 供給ポート
25 インク排出経路
26 連通経路
101 記録ヘッド(液体吐出ヘッドユニット)
202 隔壁部
203 供給流路
207 フィルタ

Claims (6)

  1. 液滴を吐出するヘッドに供給する液体を収容する液体収容タンクであって、
    外部から供給される液体を収容する収容部と、
    前記収容部の底部から立ち上がる隔壁部によって前記収容部と仕切られ、前記収容部からの液体を前記ヘッド側に供給する供給径路が設けられ、
    前記収容部は、前記液体の流速の遅い領域の水平方向断面の断面積が前記液体の流速の速い領域の水平方向断面の断面積よりも小さく、
    前記収容部の底面は、前記収容部と前記供給流路を仕切る隔壁部に向かって漸次立ち上がる形状である
    ことを特徴とする液体収容タンク。
  2. 前記収容部の底面から立ち上がる壁面が上方に向かって広がるように傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の液体収容タンク。
  3. 液滴を吐出するヘッドに供給する液体を収容する液体収容タンクであって、
    外部から供給される液体を収容する収容部と、
    前記収容部の底部から立ち上がる隔壁部によって前記収容部と仕切られ、前記収容部からの液体を前記ヘッド側に供給する供給径路が設けられ、
    前記収容部は、前記液体の流速の遅い領域の水平方向断面の断面積が前記液体の流速の速い領域の水平方向断面の断面積よりも小さく、
    前記収容部には液体をろ過するフィルタが設けられ、前記フィルタは流れる液体の速度領域に応じて流体抵抗が異なり、
    前記フィルタは前記液体の速度が遅い領域の開口の大きさが、速度が速い領域の開口の大きさよりも大きい
    ことを特徴とする液体収容タンク。
  4. 液滴を吐出するヘッドに供給する液体を収容する液体収容タンクであって、
    外部から供給される液体を収容する収容部と、
    前記収容部の底部から立ち上がる隔壁部によって前記収容部と仕切られ、前記収容部からの液体を前記ヘッド側に供給する供給径路が設けられ、
    前記収容部は、前記液体の流速の遅い領域の水平方向断面の断面積が前記液体の流速の速い領域の水平方向断面の断面積よりも小さく、
    前記収容部には液体をろ過するフィルタが設けられ、前記フィルタは流れる液体の速度領域に応じて流体抵抗が異なり、
    前記フィルタは前記液体の速度が遅い領域の開口の数が、速度が速い領域の開口の数よりも多い
    ことを特徴とする液体収容タンク。
  5. 液滴を吐出する液体吐出ヘッドと前記請求項1ないしのいずれかに記載の液体収容タンクとを備えていることを特徴とする液体吐出ヘッドユニット。
  6. 液滴を吐出する液体吐出ヘッドと請求項1ないしのいずれかに記載の液体収容タンク、又は請求項に記載の液体吐出ヘッドユニットを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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