JP5994365B2 - 液体収容タンク、液体吐出ヘッドユニット、画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は液体収容タンク、液体吐出ヘッドユニット、画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、これらの複合機等の画像形成装置として、例えばインク液滴を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)からなる記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。
画像形成装置として用いられるインクジェット記録装置におけるインク供給方式として、記録ヘッド側に液体収容タンクとしてのヘッドタンク(サブタンク、バッファタンクなども同義とする。)を、装置本体側にメインタンクを配置して、メインタンクからヘッドタンクにインクを補充供給し、ヘッドタンクから記録ヘッドにインクを供給する方式が知られている。
従来のヘッドタンクとして、例えば、ヘッドタンクの収容部は滴吐出方向に沿う方向に配設されたフィルタ部材によって上流室と下流室に分けられ、上流室の上部から液体を導入し、下流室の下部からヘッドの液体を供給するようにしたものが知られている(特許文献1)。
特開2011−148101号公報
しかしながら、上述したようにヘッドタンクの収容部の上部から液体を導入し、収容部の下部からヘッドに液体を供給するものあっては、収容部内での液体の流れに澱みが発生してフィルタ全体を有効に活用することができず、フィルタ面積が大型化するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、液体収容タンク内の澱みを低減することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る液体収容タンクは、
液滴を吐出するヘッドに供給する液体を供給する液体収容タンクであって、
タンク本体内には前記液体を収容する略矩形状の収容部が形成され、
前記収容部は前記液体をろ過するフィルタでフィルタ上流室とフィルタ下流室に分けられ、
前記タンク本体の上部に設けられた、外部から前記液体が流入する流入ポートと、
前記流入ポートから流入する前記液体を前記フィルタ上流室の下部まで導く流入経路と、
前記タンク本体の下部に設けられた、前記ヘッドに前記液体を供給する供給ポートと、 前記フィルタ下流室の上部から前記供給ポートに前記液体を導く流出経路と、を有し、
前記流入経路の前記フィルタ上流室に対する出口と前記フィルタ下流室の前記流出経路への入口は前記略矩形状収容部の対角位置に配置されており、
前記フィルタ下流室は、垂直方向で、前記収容部の下部から上部に向かって容積が大きくなる方向に傾斜した傾斜面を有する
構成とした。
本発明によれば、液体収容タンク内での液体の澱みの発生を低減することができる。
本発明の第1実施形態におけるインク供給系の説明図である。 図1のヘッドタンクの正面説明図である。 同ヘッドタンクの横断面説明図である。 本発明の第2実施形態に係るヘッドタンクの垂直方向に沿う側断面説明図である。 同じく水平方向に沿う平断面説明図である。 本発明の第3実施形態に係るヘッドタンクの斜視説明図である。 同じく水平方向に沿う平断面説明図である。 本発明の第4実施形態に係るヘッドタンクの正面説明図である。 図8のA−Aに沿う断面説明図である。 本発明の第5実施形態に係るヘッドタンクの正面説明図である。 図10のB−Bに沿う断面説明図である。 排出ポートを形成するときの金型の例の説明に供する要部拡大説明図である。 本発明に係る画像形成装置の一例の全体構成図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態について図1ないし図3を参照して説明する。図1は同実施形態におけるインク供給系の説明図、図2は図1のヘッドタンクの正面説明図、図3は同ヘッドタンクの平断面説明図である。である。
液体吐出ヘッドユニット(以下、単に「ヘッドユニット」ともいう。)1は、液滴を吐出するヘッド2と、ヘッド2に供給するインクを収容する本発明に係る液体収容タンクであるヘッドタンク(以下、単に「タンク」ともいう。)4を備えている。
ヘッドタンク4は、タンク本体であるタンクケース41内に、ヘッド2に供給する液体であるインクを収容する略矩形状の液体収容室である収容部42が形成されている。この収容部42内にはインクをろ過するフィルタ43が垂直方向に配置されて、収容部42はフィルタ上流室42Aとフィルタ下流室42Bとに分けられている。
そして、収容部42のフィルタ上流室42Aの一つの壁面は、タンクケース41に貼り付けられた、撓むことが可能な部材であるフィルム部材44で閉じられて、圧力変動を吸収できるようにしている。
ここで、タンクケース41の上部には、外部からインクが流入する流入ポート45が設けられている。この流入ポート45には、液体供給路6を介してメインタンク5が接続され、メインタンク5から液体供給路6を介してインクが供給される。
タンクケース41内の一側部には、流入ポート45から流入するインクをフィルタ上流室42Aの下部まで導く流入経路46が設けられている。この流入経路46は、タンクケース41と一体に垂直方向(上下方向)に形成された隔壁部47によってフィルタ上流室42Aから仕切られている。
隔壁部47の下端部と収容部42の底面42aとの間にはフィルタ上流室42Aにインクを供給する出口となる開口部46aが設けられている。
また、隔壁部47の上端部と収容部42の天面42bとの間には気泡排出経路49が設けられている。
一方、タンクケース41の下部には、ヘッド2に対してインクを供給する供給ポート51が設けられている。そして、タンクケース41の他側部には、フィルタ下流室42Bの上部から供給ポート51に通じてインクを導く流出経路52が設けられている。
ここで、流入経路46の出口である開口部46aと流出経路52の入口である開口部52aとは略矩形状をなす収容部42の対角位置に配置されている。すなわち、収容部42のフィルタ上流室42Aの下部(底部)側からフィルタ上流室42Aに液体を供給し、フィルタ下流室42Bの上部側からヘッド2に液体を供給する配置としている。
また、タンクケース41の上部であってフィルタ上流室42Aの流入ポート45側と反対側には排出ポート61が設けられ、フィルタ上流室42Aの天面42bは流入ポート45側から排出ポート61側に向かって高くなる傾斜面としている。これにより、気泡は天面42bによって排出ポート61側に導かれる。
排出ポート61は、戻し経路7を介してメインタンク5に接続されている。
このように構成したので、流入ポート45から流入したインクは流入経路46を経て収容部42の最下部に導かれて開口部46aからフィルタ上流室42A内に供給され、フィルタ43を通過してフィルタ下流室42Bに至り、フィルタ下流室42Bの最上部の開口部52aから流出経路52を経て供給ポート51からヘッド2にインクが供給される。
このとき、インクの流れがフィルタ43の全域にわたって、澱み領域が発生しないので、フィルタ43を有効使用することが可能となる。
また、流入経路46内に侵入した気泡やフィルタ上流室42A内に侵入した気泡は、浮力で上昇して気泡排出経路49から天面42bで案内されて排出ポート61に至ってヘッドタンク4の外部に排出される。また、フィルタ下流室42B内に侵入した気泡は、ヘッドタンク4に対するインク加圧供給やヘッド2のノズルからの吸引動作によって、ヘッド2のノズルから排出される。
また、ここでは、フィルタ21を垂直方向(上下方向)に配置しているので、インク供給量の増加に伴うフィルタ面積拡大の必要が生じた場合でも、フィルタ43及びヘッドタンク4の垂直方向への拡大のみで対応可能であるため、ヘッドユニットを省スペースに配置することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るヘッドタンクについて図4及び図5を参照して説明する。図4は同ヘッドタンクの垂直方向に沿う側断面説明図、図5は同じく水平方向に沿う平断面説明図である。
本実施形態では、フィルタ下流室42Bは、図4に示すように、垂直方向で、収容部42の下部から上部に向かって容積が大きくなる方向に傾斜した傾斜面42cを有し、図5bに示すように、水平方向で、収容部42の流入経路46側端部から流出経路52側端部に向かって容積が大きくなる方向に傾斜した傾斜面42dを有している。
つまり、フィルタ下流室42Bは、水平方向・垂直方向で傾斜がついた傾斜面42d、42cを有し、供給ポート51へのインク流入部である流出経路52の最上部である開口部52aの位置でフィルタ下流室42Bの奥行きが最大となり、供給ポート51の内径と同程度になる構成としている。
これにより、フィルタ下流室42B内のインクの滞留を防止することができ、フィルタ43全域をより効率よく使用することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るヘッドタンクについて図6及び図7を参照して説明する。図6は同ヘッドタンクの斜視説明図、図7は同じく水平方向に沿う平断面説明図である。
本実施形態では、上記第2実施形態に係るヘッドタンク4と同じ構成の4つのタンク部4A〜4Dを4色分一体のタンクケース411によって形成し、4つの収容部42を対称配置している。
このように構成することで、1ヘッドで多種類・多色のインクを吐出させる場合でも、4枚のフィルタ43を垂直に配置していることにより、ヘッドユニット1の省スペース化が可能となる。また、ヘッドタンク4の成形方法としてモールドを選択した場合、単純な金型構成で成形可能となる。
なお、ここでは、4種類のインクを使用する場合を例にしているが、図6で横方向に収容部42を増加させることにより、さらに多くの種類の液滴吐出に対応することもできる。
次に、本発明の第4実施形態に係るヘッドタンクについて図8及び図9を参照して説明する。図8は同ヘッドタンクの正面説明図、図9は図8のA−Aに沿う断面説明図である。
本実施形態では、フィルタ上流室42Aの天面42bの排出ポート61側の一部を、フィルム部材44側から排出ポート61側に向けて傾斜する傾斜面62としている。
このように構成することで、気泡をフィルム部材44と天面42bとで作られる空間63に滞留させることなく、排出ポート61から排出することができる。
なお、ヘッドタンク4の排出ポート61をフィルタ上流室42Aと同様に開口させ、フィルム部材44により密閉し、天面42bの一部がない構成することでも、同様に、気泡排出性を向上させることができる。
ただし、このようにすると、排出ポート61の外周はタンクケース41とフィルム部材44で形成されてしまうため、排出ポート61に接続する経路と排出ポート61との接続部をシールすることが困難になる。
そこで、本実施形態のように、排出ポート61の外周はタンクケース41のみで形成し、剛性を有する構成とすることにより、Oリング等のシール部材の押し付けも可能となるため、排出ポート61に接続する経路と排出ポート61との接続部をシールすることが容易になる。
次に、本発明の第5実施形態に係るヘッドタンクについて図10ないし図12を参照して説明する。図10は同ヘッドタンクの正面説明図、図11は図10のB−Bに沿う断面説明図、図12は排出ポートを形成するときの金型の例の説明に供する要部拡大説明図である。
本実施形態では、排出ポート61をタンクケース41のフィルタ上流室42A側からフィルタ下流室42B側へ向かう方向に傾斜させて形成している。
このように構成することで、上述したように、排出ポート61の外周がタンクケース41で形成され、剛性を有するとともに、フィルタ上流室42Aに気泡を滞留させることなく、排出ポート61から排出することができる。
また、タンクケース41を樹脂にて形成する場合、前記第4実施形態の場合には、アンダーカット部の処理に内側へのスライド金型構成が必要となり、収容部42の形状やフィルタ43の貼り付け位置に制約が生じる可能性がある。
これに対し、本実施形態の構成によれば、図12に示すように、金型72と金型73を同図の矢印方向へ移動させることで形成可能であるため、収容部42及びフィルタ43の貼り付け位置等に影響を及ぼすことが無い。
次に、本発明に係る液体吐出ヘッドユニットを備える本発明に係る画像形成装置の一例について図13を参照して説明する。図13は同画像形成装置の全体構成図である。
この画像形成装置は、装置本体110内に、被記録媒体である用紙100に液滴を吐出して画像を形成する画像形成手段である画像形成部102と、用紙100を搬送する搬送手段である用紙搬送部103と、画像形成部102よりも用紙搬送方向上流側で用紙100に処理液401を塗布する処理液塗布装置104を備え、装置本体110の側方に画像が形成された用紙100を排出する排紙トレイ107を、装置本体110の下側に用紙100を収容する給紙カセット201を含む給紙部200を備えている。
ここで、画像形成部102は、ガイドロッド121及び図示しないガイドステーで各色のヘッドを主走査方向に配列させたキャリッジ123を主走査方向(紙面垂直方向)に移動可能に保持し、図示しない主走査モータで駆動プーリと従動プーリ間に架け渡したタイミングベルトを介して主走査方向に移動走査する。
そして、このキャリッジ123上に、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色の液滴を吐出する本発明に係る液体吐出ヘッドユニットからなる記録ヘッド124を搭載し、キャリッジ123を主走査方向に移動させ、搬送手段である用紙搬送部103によって用紙100を主走査方向と直交する用紙搬送方向(副走査方向)に送りながら記録ヘッド124から液滴を吐出させて画像形成を行うシャトル型としている。
なお、各色のヘッドを副走査方向に配列させたライン型ヘッドを用いることもできる。 また、ヘッドの配列方向、各色の配列順序、ヘッドのノズル列方向については例示した構成に限定されるものではない。
キャリッジ123上の各記録ヘッド124を構成するヘッドタンク4には、前述したように、装置本体110の前面から着脱自在に装着されるメインタンク5から所要の色の液体が供給される。
なお、記録ヘッド124のヘッド2としては、圧電型アクチュエータ、サーマル型アクチュエータ、静電型アクチュエータなどを圧力発生手段として使用するものなどを用いることができるが、液滴吐出手段においてはこれらに限定されるものではない。
用紙搬送部103は、下方から給紙された用紙100を吸着して画像形成部102に対向させて搬送するための無端状の搬送ベルト131を備えている。
搬送ベルト131は、駆動ローラである搬送ローラ132と、搬送ローラ132と画像領域の平面を確保している搬送ローラ133と、搬送ローラ133よりも用紙搬送方向下流側に配置された分離ローラ134との間に掛け回されている。分離ローラ134は、搬送ベルト131に吸着されている画像が形成される用紙100を曲率分離で分離するローラである。
また、搬送ベルト131の表面を帯電させるために、高圧電源(AC、DC或いはACとDCの重畳バイアス供給部)から交番電圧や直流電圧である高電圧が印加される帯電手段である帯電ローラ139と、搬送ベルト131を画像形成部102に対向する領域でガイドするガイド部材140と、用紙100を搬送ローラ132に対向する位置で搬送ベルト131に押し付ける押さえコロ(加圧コロ)138とを備えている。
給紙部200は、装置本体110の前面側から抜き差し可能で、多数枚の用紙100を積載して収納する給紙カセット201と、給紙カセット201内の用紙100を1枚ずつ分離して送り出すためのピックアップローラ202と搬送ローラ対203を備えている。
また、装置本体110の側面には、用紙100を手差しで使用するストレート手差しトレイ105と、ストレート手差しトレイ105から1枚ずつ用紙100を給紙するためのピックアップローラ141と搬送ローラ対142を備えている。
処理液塗布装置104は、処理液401を収容した変形可能な例えばPETフィルムを袋状にした図示しない処理液容器と、この図示しない処理液容器から供給された処理液401を圧送する図示しないポンプと、処理液401を被記録媒体である用紙100に塗布する塗布部410などを備えている。図示しない処理液容器内の処理液401は図示しないポンプによって吸上げられ、図示しない供給経路を通じて塗布部410内の液室402へと供給され、塗布の準備がなされる。
塗布部410は、用紙100を搬送する搬送ローラ434と、搬送ローラ434に対向して用紙100に処理液401を塗布する塗布ローラ432と、塗布ローラ432に処理液401を供給して液膜を薄くするスクイーズローラ433を有している。
これらのローラは、搬送ローラ434に塗布ローラ432が接し、塗布ローラ432にスクイーズローラ433が接して配置されている。そして、スクイーズローラ433と塗布ローラ432とによって供給された処理液401の液膜層が形成されて、塗布ローラ432の回転によって搬送ローラ434側に移送され、用紙100に塗布される。
なお、ここで処理液401は、用紙100の表面に塗布することで用紙100の表面を改質する改質材である。例えば、処理液401は、予め用紙100にムラなく塗布しておくことで、インクの水分を速やかに用紙100に浸透させると共に色成分を増粘させ、更には乾燥も早めることによって滲み(フェザリング、ブリーディング等)や裏抜けを防止し、生産性(単位時間当たりの画像出力枚数)をあげることを可能にする定着剤(セット剤)である。
この処理液401は、組成的には、例えば界面活性剤(アニオン系、カチオン系、ノニオン系のいずれか、若しくはこれらを2種類以上混合させたもの)に対して、水分の浸透を促進するセルロース類(ヒドロキシプロピルセルロース等)とタルク微粉体の様な基剤を加えた溶液等を挙げることができる。更に微粒子を含有することもできる。
給紙カセット201に収容された用紙100はピックアップローラ202で1枚ずつ分離給紙されて搬送ローラ対204によってローラ対205に送られ、ローラ対205から所定のタイミングで搬送路300を介して処理液塗布装置104に送られ、処理液塗布装置104で処理液401が塗布される。
そして、処理液401が塗布された用紙100は、ローラ対145を経て印字搬送路経路305へ搬送される。搬送路305では、交番電界または直流電界が形成された搬送ベルト131上に送り込まれて、用紙100が吸着保持される。
画像形成開始位置に移動された用紙100に対し、キャリッジ123を移動させながら画像信号に基づいて記録ヘッド124を駆動することにより、停止している用紙100に液滴を吐出して1行分を記録し、1行分の記録が終了すると、用紙100を1行分送り、次の行の記録を行うというように、用紙100を間歇的に搬送して、用紙100に画像を順次形成する。記録終了信号又は用紙100の後端が記録領域の終了位置に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了する。
これにより、画像が形成された用紙100は、搬送ベルト131の周回移動で搬送されて、分離ローラ134で曲率分離されて、排紙ローラ対143により記録面を上にして排紙トレイ107に排紙される。
このように、この画像形成装置においては、本発明に係る液体吐出ヘッドユニットないしヘッドタンク(液体収容タンク)を備えているので、安定した画像形成を行うことができる。
なお、本願において、「用紙」とは材質を紙に限定するものではなく、OHP、布、ガラス、基板などを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などと称されるものを含む。また、画像形成、記録、印字、印写、印刷はいずれも同義語とする。
また、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「インク」とは、特に限定しない限り、インクと称されるものに限らず、記録液、定着処理液、液体などと称されるものなど、画像形成を行うことができるすべての液体の総称として用い、例えば、DNA試料、レジスト、パターン材料、樹脂なども含まれる。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
1 液体吐出ヘッドユニット
2 ヘッド
4 ヘッドタンク
5 メインタンク
41 タンクケース
42 収容部
42A フィルタ上流室
42B フィルタ下流室
43 フィルタ
44 フィルム部材
45 流入ポート
46 流入経路
51 供給ポート
52 流出経路
61 排出ポート
124 記録ヘッド(液体吐出ヘッドユニット)

Claims (4)

  1. 液滴を吐出するヘッドに供給する液体を供給する液体収容タンクであって、
    タンク本体内には前記液体を収容する略矩形状の収容部が形成され、
    前記収容部は前記液体をろ過するフィルタでフィルタ上流室とフィルタ下流室に分けられ、
    前記タンク本体の上部に設けられた、外部から前記液体が流入する流入ポートと、
    前記流入ポートから流入する前記液体を前記フィルタ上流室の下部まで導く流入経路と、
    前記タンク本体の下部に設けられた、前記ヘッドに前記液体を供給する供給ポートと、 前記フィルタ下流室の上部から前記供給ポートに前記液体を導く流出経路と、を有し、
    前記流入経路の前記フィルタ上流室に対する出口と前記フィルタ下流室の前記流出経路への入口は前記略矩形状収容部の対角位置に配置されており、
    前記フィルタ下流室は、垂直方向で、前記収容部の下部から上部に向かって容積が大きくなる方向に傾斜した傾斜面を有する
    ことを特徴とする液体収容タンク。
  2. 液滴を吐出するヘッドに供給する液体を供給する液体収容タンクであって、
    タンク本体内には前記液体を収容する略矩形状の収容部が形成され、
    前記収容部は前記液体をろ過するフィルタでフィルタ上流室とフィルタ下流室に分けられ、
    前記タンク本体の上部に設けられた、外部から前記液体が流入する流入ポートと、
    前記流入ポートから流入する前記液体を前記フィルタ上流室の下部まで導く流入経路と、
    前記タンク本体の下部に設けられた、前記ヘッドに前記液体を供給する供給ポートと、 前記フィルタ下流室の上部から前記供給ポートに前記液体を導く流出経路と、を有し、
    前記流入経路の前記フィルタ上流室に対する出口と前記フィルタ下流室の前記流出経路への入口は前記略矩形状の収容部の対角位置に配置されており、
    前記フィルタ下流室は、水平方向で、前記収容部の前記流入経路側端部から前記流出経路側端部に向かって容積が大きくなる方向に傾斜した傾斜面を有する
    ことを特徴とする液体収容タンク。
  3. 液滴を吐出するヘッドと前記ヘッドに供給する液体を収容する請求項1又は2に記載の液体収容タンクを一体化したことを特徴とする液体吐出ヘッドユニット。
  4. 請求項1又は2に記載の液体収容タンク又は請求項に記載の液体吐出ヘッドユニットを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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