JP6428301B2 - 液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 - Google Patents

液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置 Download PDF

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Description

本発明は液体吐出ヘッド、液体吐出ユニット、液体を吐出する装置に関する。
液体を吐出する液体吐出ヘッド(液滴吐出ヘッド)として、ヘッドとフレキシブル配線部材とをコネクタを介して着脱可能に接続するものがある。
例えば、液体噴射ヘッド本体の圧力発生素子に駆動信号を供給するための配線部材と、配線部材の一端部に設けられて当該配線部材が接続され且つ液体噴射ヘッド本体の第1コネクタ部と着脱自在な第2コネクタ部を有するコネクタ部材とを具備し、コネクタ部材は、配線部材との接続部には当該配線部材の接続端部を挿入して接続する配線部材コネクタが設けられたベース部材と、配線部材コネクタ部を覆うようにベース部材に固定される保持部材とを具備し、配線部材コネクタに挿入された配線部材が保持部材により折り曲げられた状態で保持されている構成としたものが知られている(特許文献1)。
特開2010−228110号公報
ところで、液体吐出ヘッドのヘッド本体部と、外部からヘッド本体部の圧力発生手段を駆動するための信号を伝達するフレキシブル配線部材とをコネクタによって着脱可能に接続することで、液体吐出ヘッドの交換や取付けを容易に行うことができる。
このとき、ヘッド本体部側のコネクタ(ヘッド側コネクタ)と、フレキシブル配線部材に接続された配線部材側コネクタが露出したままであると、飛散などした液体がコネクタ部に付着すると、ショートなどの不具合が発生して、動作不良を生じることになる。
そこで、特許文献1に開示されているように、ヘッド本体の第1コネクタ部及びコネクタ部材の第2コネクタ部をベース部材によって覆い、ベース部材を介して第2コネクタ部と接続された配線部材コネクタを別途設けて、配線部材コネクタ部に配線部材を接続することが行われる。
しかしながら、このような構成にあっては、配線部材を接続する配線部材コネクタ部とは別に、ヘッド本体側コネクタに装着する第2コネクタ部が必要になり、構成が複雑になるという課題がある。また、配線部材側コネクタに配線部材を伝って液体が侵入するおそれがあり、信頼性が十分でないという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、簡単な構成で信頼性を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の請求項1に係る液体吐出ヘッドは、
フレキシブル配線部材が着脱可能に接続されるヘッド側コネクタを有し、
前記ヘッド側コネクタはカバー部材の開口部に露出して配置され、
前記カバー部材の前記開口部を覆うキャップ部材が着脱可能に取付けられ、
前記キャップ部材には、液体吐出方向を下向きにしたときに、前記カバー部材の前記開口部よりも下側に位置する下端部を有し、
前記フレキシブル配線部材は、前記ヘッド側コネクタに接続した状態で、前記キャップ部材と前記カバー部材との間を通って前記カバー部材の外側に引き出され、前記カバー部材の前記開口部よりも下側に位置する前記キャップ部材の下端部側で折り曲げられ、前記キャップ部材の外側で上方向に這い回される
構成とした。
本発明によれば、簡単な構成で信頼性を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドのキャップ部材を外した状態の外観斜視説明図である。 同じくノズル面側から見た外観斜視説明図である。 同じく側面説明図である。 同じく平面説明図である。 同じく図4のA−A線に沿う断面説明図である。 同じくフレキシブル配線部材を接続するときの説明に供する側面説明図である。 同液体吐出ヘッドのキャップ部材を装着した状態の外観斜視説明図である。 同じく側面説明図である。 同じく図8のB−B線に沿う断面説明図である。 同じくフレキシブル配線部材を接続したときの要部拡大断面説明図である。 同じく作用説明に供する要部拡大断面説明図である。 本発明の第2実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部拡大断面説明図である。 本発明の第3実施形態に係る液体吐出ヘッドの要部拡大断面説明図である。 本発明に係る液体吐出ユニットを備える本発明に係る液体を吐出する装置の一例の機構部の側面説明図である。 同機構部の要部平面説明図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態に係る液体吐出ヘッドについて図1ないし図10を参照して説明する。図1は同液体吐出ヘッドのキャップ部材を外した状態の外観斜視説明図、図2は同じくノズル面側から見た外観斜視説明図、図3は同じく側面説明図、図4は同じく平面説明図、図5は同じく図4のA−A線に沿う断面説明図である。図6は同じくフレキシブル配線部材を接続するときの説明に供する側面説明図、図7は同液体吐出ヘッドのキャップ部材を装着した状態の外観斜視説明図、図8は同じく側面説明図、図9は同じく図8のB−B線に沿う断面説明図である。図10は同じくフレキシブル配線部材を接続したときの要部拡大断面説明図である。
液体吐出ヘッド1は、ノズル11から液体を吐出するヘッド本体部10を備えている。
ヘッド本体部10は、複数のノズル11が配列されたノズル面12を有し、ノズル面12の周縁部はノズルカバー13にて覆われている。また、ノズル11が通じる個別液室に液体を供給する共通液室15を形成する共通液室部材16を備える。また、各個別液室の液体を加圧する圧力発生手段を含む駆動素子部18を有している。駆動素子部18の圧力発生手段は例えば圧電型アクチュエータやサーマル型アクチュエータで構成される。
そして、共通液室部材16には、共通液室15に外部から液体を供給する供給経路部材20が連結されている。供給経路部材20には、外部の液体供給源に接続される液体供給口部21と、液体供給口部21と共通液室15を通じる供給経路22を有している。
ここで、2種類の液体を吐出可能とするために2つの液体供給口部21が設けられている。液体供給口部21に装置本体側の液体供給源に接続された供給チューブを接続して共通液室15に外部から液体を供給する。
液体供給口部21の外周面は取り付けられた供給チューブが抜けないよう返しが設けられている。供給された液体は、ヘッド内部の供給経路22から共通液室15に供給され、共通液室15から個別液室に供給される。
圧力発生手段を駆動することで2つのノズル列のノズル11から液体が吐出される。ここでは、2つのノズル列のノズル11からそれぞれの液体供給口部21から供給された液体を吐出することが可能である。
なお、ヘッド本体部10を装置本体のキャリッジやヘッド保持部材に固定するときには、共通液室部材16に設けられたフランジ部16aを押し付けて締結具などで固定する。
また、供給経路部材20の外周などを覆うカバー部材30を備えている。
カバー部材30は、液体吐出ヘッド1の取り付けや交換時に供給チューブを抜き差しするとき、供給チューブ内部の液体が飛散しても、ヘッド本体部10の内部に液体が侵入しないようにヘッド本体部10を覆っているものである。
この液体吐出ヘッド1を液体吐出方向が下方向になる姿勢(以下の説明における「上」、「下」はこの姿勢を前提とする。)にしたとき、カバー部材30の上部には、開口部31が設けられ、開口部31にヘッド側コネクタ41が露出して配置されている。
ヘッド側コネクタ41は、図9に示すように、コネクタ基板42の上端部付近に配置され、コネクタ基板42を通じて駆動素子部18と電気的に接続されている。コネクタ基板42は供給経路部材20に保持されている。これにより、例えば液体吐出ヘッド1をキャリッジに搭載した場合、キャリッジ移動時にコネクタ基板42が外れることがない。
ヘッド本体部10のヘッド側コネクタ41には、装置本体側の駆動回路などに接続されるフレキシブル配線部材80が着脱可能に接続される。これにより、液体吐出ヘッド1と装置本体側の駆動回路とが接続される。なお、フレキシブル配線部材80は、液体吐出ヘッド1が搭載されるキャリッジ上の中継基板に接続されるものでもよい。
この場合、ヘッド側コネクタ41は、ノズル11の2つのノズル列に対応して、短手方向(ノズル配列方向と交差する方向)の2か所に設けられている。
このように、フレキシブル配線部材80がヘッド側コネクタ41に着脱可能に接続されることで、組み立てが容易になり、また装置内部構成のレイアウト自由度が向上する。
この場合、ヘッド側コネクタ41は、図6及び図9に示すように、フレキシブル配線部材80が液体吐出方向に沿う上方向から接続される姿勢でコネクタ基板42に取付けられている。
これにより、液体吐出ヘッド1が装置本体側に取り付けられた後においてもフレキシブル配線部材80をヘッド側コネクタ41に挿入し易くなる。
また、フレキシブル配線部材を着脱可能な構成とすることで、装置のラインナップ毎にフレキシブル配線部材の長さが異なっても同じ液体吐出ヘッドを用いることが可能となり、フレキシブル配線部材とヘッド本体部とが着脱不可能な構成と比較して汎用性のあるヘッドとすることができる。
そして、カバー部材30には開口部31を覆うキャップ部材50が着脱可能に取り付けられている。キャップ部材50は、液体吐出ヘッド1の取り付け、交換時に液体がヘッド側コネクタ41に付着しないように開口部31を覆う部材である。
キャップ部材50は、図3に示すように、カバー部材30に設けられたキャップ引っ掛かり部33にキャップ部材50の爪が引っ掛かることで、スナップフィット構造でカバー部材30に取り付けられる。
そして、キャップ部材50の内面とカバー部材30の開口部31の外面との間には、フレキシブル配線部材80を上下方向(鉛直方向の意味ではなく、上から下又は下から上の意味)に通す隙間60が設けられている。
ここでは、図10に示すように、キャップ部材50の内面側に斜めの切欠部61を形成し、カバー部材30の開口部31の外面側にキャップ部材50の切欠部61と対向して切欠部62を形成している。これらのキャップ部材50の切欠部61とカバー部材30の切欠部62との間で隙間60が形成されている。なお、キャップ部材50の内面側及びカバー部材30の開口部31の外面側の対向部分のいずれか一方に切欠部(斜めである必要はない)を設けることでもよい。
このとき、隙間60の部分で、キャップ部材50の下端部50aは、カバー部材30の上端30a(開口部31の開口端)よりも下側に位置する。
なお、隙間60を設けないで、キャップ部材50が変形することで、フレキシブル配線部材80がキャップ部材50の内面側とカバー部材30の開口部31の外側面との間を通る構成とすることもできる。
また、ヘッド側コネクタ41は、カバー部材30の開口部31から上端30aよりも上方に突き出して設けられている。
また、キャップ部材50の上面にはフレキシブル配線部材80を掛かり止めるクリップ部55が設けられている。クリップ部55は、フレキシブル配線部材80の幅方向の端部を係り止める。
次に、この液体吐出ヘッド1のヘッド本体部10へのフレキシブル配線部材80の接続及び這回し構成について図11も参照して説明する。
ヘッド本体部10からキャップ部材50を取り外した状態で、図6で説明したように、フレキシブル配線部材80はヘッド側コネクタ41に上方から挿入される。
そして、キャップ部材50を取付けた状態では、フレキシブル配線部材80は、キャップ部材50の内側に位置する第1折り返し部81で下向きに折り返され、キャップ部材50とカバー部材30との隙間60を通ってカバー部材30の外側に引き出される。
カバー部材30の外側に引き出されたフレキシブル配線部材80は、カバー部材30の開口部31よりも下側に位置するキャップ部材50の下端部50aより下側の第2折り返し部82にてほぼV字型となるように上方に向けて再び折り返される。
このとき、第2折り返し部82は、ヘッド側コネクタ41、カバー部材30の開口部31、キャップ部材50の下端部30aよりも下側(図9、図10の姿勢で重力方向下側)に位置する。
第2折り返し部82にて折り返されたフレキシブル配線部材80は、第2折り返し部82よりも重力方向上方に這い回され、装置本体側の駆動回路の接続部や中継基板に接続される。
この場合、キャップ部材50のクリップ部55でフレキシブル配線部材80を挟み込んで係り止めることで、液体吐出ヘッド1をキャリッジに搭載したとき、キャリッジの駆動時の応力によりフレキシブル配線部材80がばたついて断線する等の不具合を確実に防ぐことができる。
そして、図11に示すように、フレキシブル配線部材80に液体300が付着した場合、液体300は第2折り返し部82まで垂れながら移動する。このとき、第2折り返し部82はヘッド側コネクタ41、及び装置本体側駆動回路との接続部よりも、重力方向(上下方向)で下側に位置するため、液体300がヘッド側コネクタ41及び装置本体側駆動回路との接続部に移動することはなく、そのまま下方に垂れる。
また、キャップ部材50の下端部50aはカバー部材30の開口部31よりも重力方向で下側に位置しているので、フレキシブル配線部材80やキャップ部材50に付着した液体300が隙間60から開口部31などのヘッド本体部10に侵入することもない。
このようにして、封止部材等を設けないでも、また、コネクタを増やすことなく、簡単な構成で液体の侵入を防止して信頼性を向上することができる。
次に、本発明の第2実施形態について図12を参照して説明する。図12は同実施形態の説明に供する要部断面説明図である。
本実施形態では、前記第1実施形態におけるキャップ部材50のクリップ部55を備えてないで、フレキシブル配線部材80は第2折り返し部82で折り返してそのまま上方向に這い回している。
また、本実施形態では、ヘッド本体部10とフレキシブル配線部材80とで液体吐出ヘッド1を構成している。
次に、本発明の第3実施形態について図13を参照して説明する。図13は同実施形態の説明に供する要部断面説明図である。
本実施形態では、フレキシブル配線部材80には、ヘッド側コネクタ41との接続部に、ヘッド側コネクタ41に嵌め込む配線部材側コネクタ85を設けたものである。なお、フレキシブル配線部材80としてFPCを使用した場合には、一般的にZIFコネクタによる接続が行われる。
これにより、フレキシブル配線部材80の着脱を容易に行うことができる。
次に、本発明に係る液体吐出ユニットを備える本発明に係る液体を吐出する装置の一例について図14及び図15を参照して説明する。図14は同装置の機構部の側面説明図、図15は同機構部の要部平面説明図である。
この液体を吐出する装置は、シリアル型画像形成装置である。左右の側板421A、421Bに横架したガイド部材である主従のガイドロッド431、432でキャリッジ433を主走査方向(矢印方向)に往復移動可能に保持している。
このキャリッジ433には、本発明に係る液体吐出ヘッド434と液体吐出ヘッド434に液体を供給するヘッドタンク(サブタンクも同義)435とを一体にした2つの本発明に係る液体吐出ユニット430(430A、430B)を搭載している。液体吐出ヘッド434は、複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向にし、液体吐出方向を下方に向けて装着されている。
ここで、液体吐出ヘッド434は2つのノズル列を有する。そして、一方の液体吐出ユニット430Aの液体吐出ヘッド434の一方のノズル列はブラック(K)の液体を、他方のノズル列はシアン(C)の液体を吐出する。
また、他方の液体吐出ユニット430Bの液体吐出ヘッド434の一方のノズル列はマゼンタ(M)の液体を、他方のノズル列はイエロー(Y)の液体を吐出する。
なお、ここでは2つの液体吐出ヘッドを使用して4色の液体を吐出する構成としているが、1つの液体吐出ヘッドに4つのノズル列を配置して、1個の液体吐出ヘッドから4色の各色を吐出させることもできる。
また、液体吐出ユニット430A、430Bにおける「一体化」は、液体吐出ヘッド434とヘッドタンク435とが直接、あるいは、フィルタ部材などを介して相互に締結部材や接着などで固定されていること、あるいは、チューブなどで相互に接続されていることなどを意味する。
装置本体側のカートリッジホルダ404には、各色の液体カートリッジであるメインタンク410(410k、410c、201m、210y)が着脱自在に装着される。そして、各液体吐出ユニット430A、430Bのヘッドタンク435には各色の供給チューブ436を介して、送液ポンプを含む送液ユニット424によって各色のメインタンク410から各色の液体が送液される。
一方、給紙トレイ402の用紙積載部(圧板)441上に積載した用紙442を給紙するための給紙部として、用紙積載部441から用紙442を1枚ずつ分離給送する半月コロ(給紙コロ)443及び給紙コロ443に対向する分離パッド444を備えている。
そして、給送された用紙442を搬送及び案内するガイド445、カウンタローラ446、搬送ガイド部材447、先端加圧コロ449を有する押さえ部材448を備えている。さらに、搬送された用紙442を吸着して液体吐出ユニット430の液体吐出ヘッド434に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト451を備えている。
ここで、搬送ベルト451は、無端状ベルトであり、搬送ローラ452とテンションローラ453との間に掛け渡されて、ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。また、ここでは、搬送ベルト451として帯電手段である帯電ローラ456で帯電される静電搬送ベルトを使用している。ただし、搬送ベルト451としてはエアー吸引で吸着する搬送ベルトでもよい。また、搬送手段としては、搬送ベルトを使用しないで、2つのローラによって搬送するものでもよい。
搬送ベルト451を掛け回したテンションローラ453の下流側には、搬送ベルト451から用紙442を分離するための分離爪461と、排紙ローラ462及び排紙コロ463とを備え、排紙ローラ462の下方に排紙トレイ403を備えている。
また、装置本体の背面部には両面ユニット471が着脱自在に装着されている。この両面ユニット471は搬送ベルト451の逆方向回転で戻される用紙442を取り込んで反転させて、再度、カウンタローラ446と搬送ベルト451との間に給紙する。また、この両面ユニット471の上面は手差しトレイ472としている。
さらに、キャリッジ433の走査方向一方側の非印字領域には、液体吐出ユニット430A、430Bの液体吐出ヘッド434のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構481を配置している。
この維持回復機構481には、液体吐出ヘッド434のノズル面をキャピングするための各キャップ482a、482bを備えている。また、維持回復機構481は、ノズル面をワイピングするためのブレード部材483を備えている。また、維持回復機構481は、増粘した液体を排出するために画像形成に寄与しない液体を吐出させる空吐出を行うときの液体を受ける空吐出受け484などを備えている。
また、キャリッジ433の走査方向他方側の非印字領域には、画像形成中などに空吐出を行うときの液体を受ける空吐出受け488を配置している。この空吐出受け488には液体吐出ヘッド434のノズル列方向に沿った開口部489などを備えている。
この画像形成装置においては、給紙トレイ402から用紙442が1枚ずつ分離給紙され、略鉛直上方に給紙された用紙442はガイド445で案内され、搬送ベルト451とカウンタローラ446との間に挟まれて搬送される。更に、用紙442は、先端を搬送ガイド437で案内されて先端加圧コロ449で搬送ベルト451に押し付けられ、略90°搬送方向を転換される。
そして、帯電した搬送ベルト451上に用紙442が給送されると、用紙442が搬送ベルト451に吸着され、搬送ベルト451の周回移動によって用紙442が副走査方向に搬送される。
そこで、キャリッジ433を移動させながら画像信号に応じて液体吐出ユニット430A、430Bの液体吐出ヘッド434を駆動することにより、停止している用紙442に液体を吐出して1行分の画像を記録する。そして、用紙442を所定量搬送後、次の行の画像形成を行う。記録終了信号又は用紙442の後端が記録領域に到達した信号を受けることにより、記録動作を終了して、用紙442を排紙トレイ403に排紙する。
このように、この画像形成装置では、本発明に係る液体吐出ヘッド又は液体吐出ヘッドユニットを備えるので、高画質画像を安定して形成することができる。
本願において、「液体を吐出する装置」とは、液体が付着可能なものに対して液体を吐出することが可能な装置である。
この「液体を吐出する装置」には、液体を吐出する部分だけでなく、液体が付着するもの給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置と称される装置などを含むことができる。
また、「液体を吐出する装置」には、従前の記録装置、印刷装置、画像形成装置、液滴吐出装置、液体吐出装置、処理液塗布装置、立体造形装置などと称される装置そのものが含まれる。
また、「液体を吐出する装置」は、液体が付着可能なものに付着した液体によって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、それ自体意味を持たないパターン等を形成するもの、3次元像を造形するものも含まれる。
なお、上記「液体が付着するもの」とは液体が一時的にでも付着可能なものを意味する。そして、「液体が付着するもの」の用語に代えて、用紙、媒体、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙、粉体層(粉末層)などの代替用語を使用するとき、当該代替用語は、特に限定しない限り、すべての液体が付着するものを含む意味であるものとする。
また、「液体が付着するもの」の材質は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックスなど液体が一時的でも付着可能であればよい。
また、「液体」は、インク、処理液、DNA試料、レジスト、パターン材料、結着剤なども含まれる。
また、「液体を吐出する装置」には、特に限定しない限り、液体吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、液体吐出ヘッドを移動させないライン型装置のいずれも含まれる。
また、「液体吐出ユニット」とは、液体を吐出させる部分を一体化したものを意味する。例えば、「液体吐出ユニット」は、ヘッドタンク、キャリッジ、供給機構、維持機構、主走査移動機構の構成を任意に液体吐出ヘッドと組み合わせたものなどが含まれる。
例えば、「液体吐出ユニット」は、上記実施形態で説明した液体吐出ヘッドとヘッドタンクを一体化したもの、液体吐出ヘッドとキャリッジを一体化したもの、液体吐出ヘッド、ヘッドタンク及びキャリッジを一体化したものが含まれる。
また、これらの液体吐出ユニットにフィルタユニット(前述したフィルタ部材と分配流路を形成したもの)を追加したものが含まれる。
また、液体吐出ヘッドと維持機構を一体化したもの、液体吐出ヘッドと維持機構と主走査移動機構を一体化したもの、液体吐出ヘッド、主走査移動機構、供給機構を一体化したものなども含まれる。
上記主走査移動機構は、キャリッジ、キャリッジを案内するガイド部材、あるいは、これらに駆動源、キャリッジの移動機構を組み合わせて構成される。供給機構は、メインタンクを装着する装填部、チューブと、ヘッドタンクなどで構成される。維持機構は、キャップ、ワイパ部材、キャップに通じる吸引ポンプなどの吸引手段、空吐出受けのいずれか2以上を組み合わせたものである。
さらに、「液体吐出ユニット」には、前記実施形態で説明した機構部から液体が付着するものを搬送する機構を除いた部分で構成されるものを含む。
また、「液体吐出ヘッド」は、使用する圧力発生手段が限定されるものではない。例えば、上記実施形態で説明した圧電アクチュエータ以外にも、発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いるサーマルアクチュエータ、振動板と対向電極からなる静電アクチュエータなどを使用するものでもよい。
また、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
1 液体吐出ヘッド
10 ヘッド本体部
11 ノズル
16 共通液室部材
18 駆動素子部
20 供給経路部材
30 カバー部材
31 開口部
41 ヘッド側コネクタ
42 コネクタ基板
80 フレキシブル配線部材
50 キャップ部材
60 隙間
61 切欠部
85 配線部材側コネクタ
430 液体吐出ユニット
434 液体吐出ヘッド

Claims (9)

  1. フレキシブル配線部材が着脱可能に接続されるヘッド側コネクタを有し、
    前記ヘッド側コネクタはカバー部材の開口部に露出して配置され、
    前記カバー部材の前記開口部を覆うキャップ部材が着脱可能に取付けられ、
    前記キャップ部材には、液体吐出方向を下向きにしたときに、前記カバー部材の前記開口部よりも下側に位置する下端部を有し、
    前記フレキシブル配線部材は、前記ヘッド側コネクタに接続した状態で、前記キャップ部材と前記カバー部材との間を通って前記カバー部材の外側に引き出され、前記カバー部材の前記開口部よりも下側に位置する前記キャップ部材の下端部側で折り曲げられ、前記キャップ部材の外側で上方向に這い回される
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記キャップ部材の内面と前記カバー部材の前記開口部の外面との対向部分には、前記開口部よりも下方向に引き出される前記フレキシブル配線部材が通る隙間が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記キャップ部材の内面側及び前記カバー部材の開口部の外面側の少なくとも一方には前記隙間を形成する切欠部が設けられている
    ことを特徴とする請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記ヘッド側コネクタには、前記フレキシブル配線部材が液体吐出方向に沿う方向から挿入される
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記ヘッド側コネクタは、前記カバー部材の前記開口部よりも上方に突き出して配置されている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記キャップ部材には、前記キャップの外側で上方向に這い回された前記フレキシブル配線部材を係り止めるクリップ部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  7. 液体を吐出するノズルを有するヘッド本体部と、
    前記ヘッド本体部に接続されたフレキシブル配線部材と、を備え、
    前記ヘッド本体部は、
    前記フレキシブル配線部材が着脱可能に接続されるヘッド側コネクタを有し、
    前記ヘッド側コネクタはカバー部材の開口部に露出して配置され、
    前記カバー部材には前記開口部を覆うキャップ部材が取り付けられ、
    前記キャップ部材には、液体吐出方向を下向きにしたときに、前記カバー部材の前記開口部よりも下側に位置する下端部を有し、
    前記フレキシブル配線部材は、前記キャップ部材と前記カバー部材との間を通って前記カバー部材の外側に引き出され、前記カバー部材の前記開口部よりも下側に位置する前記キャップ部材の下端部側で折り曲げられ、前記キャップ部材の外側で上方向に這い回される
    ことを特徴とする液体吐出ヘッド。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の液体吐出ヘッドを備えていることを特徴とする液体吐出ユニット。
  9. 請求項1ないし7のいずれかに記載の液体吐出ヘッド、又は、請求項8に記載の液体吐出ユニットを備えていることを特徴とする液体を吐出する装置。
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