JP7206138B2 - 液体吐出ヘッド及び液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、液体吐出ヘッド及び液体吐出装置に関する。
各種のインクジェット記録装置等の液体吐出装置に用いられるインクジェットヘッド等の液体吐出ヘッドにおいて、フレキシブルケーブルにより外部機器と電気的に接続される液体吐出ヘッドが考案されている。フレキシブルケーブルは、一端側が液体吐出ヘッドのケース内に納められた回路基板にコネクタを介して接続される。フレキシブルケーブルの他端側は、例えばインクジェットヘッドのハウジングの外部に引き出され、外部機器に接続される。あるいは、フレキシブルケーブルの他端側が、外部接続用のインターフェースコネクタを有するインターフェース基板に、ケーブルコネクタを介して接続される構成も知られている。インターフェース基板のインターフェースコネクタはハウジングの外側に配され、外部接続用のケーブルに接続される。
特開2016-60153号公報
本発明が解決しようとする課題は、液体吐出ヘッド内へのインクの浸入を防止することができる、液体吐出ヘッド及び液体吐出装置を提供することである。
一形態にかかるインクジェットヘッドは、液体を吐出するノズルと、アクチュエータと、を備える液体吐出部と、前記アクチュエータに接続される回路基板と、前記回路基板を収容するハウジングと、前記回路基板に接続されるとともに前記ハウジングの外部に露出する外部コネクタを有するインターフェース基板と、前記外部コネクタを覆うコネクタキャップと、を備える。前記コネクタキャップは前記外部コネクタが収容される収容穴を有する。前記ハウジングは前記外部コネクタが配されるコネクタ口を有する。前記外部コネクタは前記コネクタ口から前記ハウジングの外側に至り、前記コネクタ口と前記外部コネクタとの間には前記コネクタキャップの前記収容穴の縁部が配置される間隙が形成される。
第1実施形態にかかるインクジェットヘッドの構成を示す斜視図。 同インクジェットヘッドの一部の構成を示す斜視図。 同インクジェットヘッドを用いたインクジェット記録装置の構成を示す説明図。 他の実施形態にかかるインクジェットヘッドの一部の構成を示す斜視図。 同インクジェットヘッドの一部の構成を示す斜視図。 同インクジェットヘッドの一部の構成を示す断面図。
以下に、第1実施形態に係る液体吐出ヘッドであるインクジェットヘッド1及び液体吐出装置としてのインクジェット記録装置100について、図1乃至図3を参照して説明する。図1は、第1実施形態にかかるインクジェットヘッド1の構成を示す正面図である。図2はインクジェットヘッド1の一部の構成を拡大して示す斜視図である。図3は、インクジェット記録装置100の構成を示す説明図である。各図において説明のため、適宜構成を拡大、縮小または省略して示している。なお、本実施形態においてインクジェットヘッド1及びインクジェット記録装置100のインクの吐出方向が下向きとなる姿勢で配置された例を示すが、これに限られるものではなく装置の姿勢や各部の配置に応じて変更可能である。
図1及び図2に示すように、インクジェットヘッド1は、液体吐出部10と、ハウジング20と、基板ユニット30と、インターフェース基板40と、を備える。
液体吐出部10は、基板ユニット30の下方に配されている。液体吐出部10は、アクチュエータ11と、複数のノズルを有するノズルプレート12と、を備える。アクチュエータ11は、例えば各ノズルに連通する複数の圧力室と、複数の圧力室に連通する共通室と、複数の圧力室を駆動する駆動素子と、駆動素子に接続される電極と、を備える。駆動素子は例えば圧電素子を有する。ノズルプレート12は複数のノズルを有する。
液体吐出部10には、供給管13aや回収管13bなどの複数の流路管が接続されている。供給管13a及び回収管13bは例えば図1等において下側に配される一端が液体吐出部10の共通室に連通し、ハウジング20の内部を通って液体吐出部10とハウジング20の外部とを接続するインク流路を形成するとともに、図中上側の端部にインクポート14を有する。インクポート14はコネクタ口23eと隣接する位置に配される。インクポート14にはインクジェット記録装置100の接続流路135が接続され、インク流路は接続流路135を介して供給タンク132等の液体収容部に接続される。
ハウジング20は、矩形の筺状に構成される。例えば本実施形態において、ハウジング20は、基板ユニット30の前後にそれぞれ配される一対の矩形の第1壁20aと、基板ユニット30の両側部にそれぞれ配される一対の側壁20cと、インターフェース基板40を備える上壁20dと、を有する。ハウジング20の下部に液体吐出部10が設けられ、ハウジング20とアクチュエータ11によって密閉された空間の内部に、基板ユニット30が収容される。
上壁20dには、ハウジング20内から供給管13aや回収管13bが引き出される円形の貫通孔である複数の管引出口23dと、インターフェース基板40の外部コネクタ41が導出される複数のコネクタ口23eが形成されている。
基板ユニット30は、ハウジング20の内部空間に立設された矩形の板状の回路基板31と、回路基板31の一端側に接続されたフレキシブルケーブル32と、を備える。
回路基板31は、液体吐出部10の上部に立設されている。回路基板31にはドライブIC等の各種の電子部品34が搭載されている。例えば回路基板31はフレキシブル基板35を介して液体吐出部10に接続される。回路基板31の上側の端縁近傍の所定箇所に、フレキシブルケーブル32が接続されるコネクタベース31aが搭載されている。
フレキシブルケーブル32は、所定の幅を有する帯状に構成され、長手方向に沿って配される複数の配線を有している。フレキシブルケーブル32は両端にケーブルコネクタ32a,32bを有している。
フレキシブルケーブル32は、一端側に配されるケーブルコネクタ32aが、回路基板31のコネクタベース31aに挿入されて係合することで、回路基板31に接続される。フレキシブルケーブル32は、他端側に配されるケーブルコネクタ32bがインターフェース基板40のコネクタベース43に接続されている。
インターフェース基板40は、所定の配線が形成された回路基板であり、ハウジング20の内側に配置される。例えば本実施形態において、インターフェース基板40は、上壁20dよりも小さい矩形状に構成され、上壁20dの下側に配置される。インターフェース基板40の一方の主面には、例えば外部接続用の2つの外部コネクタ41が設けられ、他方の主面にはフレキシブルケーブル32に接続されるコネクタベース43が設けられている。
各外部コネクタ41は、コネクタ口23eから外部に露出する。具体的には外部コネクタ41は、ハウジング20の外側に突出している。外部コネクタ41には外部接続用のハーネスが接続される。外部コネクタ41は、供給管13a及び回収管13bが配される壁面と同じ壁面である上壁20dに、配置されている。例えば外部コネクタ41は、供給管13a,回収管13bに隣接して配置されている。各外部コネクタ41には、コネクタキャップ51が設けられる。外部コネクタ41は、コネクタ口23e内に配され、コネクタ口23eの縁部との間に所定幅の間隙23hを形成している。
コネクタキャップ51は、合成樹脂材やゴム材により、一方が開口する筺状に形成されている。コネクタキャップ51は、外部コネクタ41よりも僅かに大きく一面が開口する筺状に構成されている。コネクタキャップ51は、外部コネクタ41が配される収容穴51aを有している。コネクタキャップ51の収容穴51aの開口縁(縁部)51bは、コネクタ口23eと外部コネクタ41との間の間隙23hと同様の矩形の形状に形成され、間隙23hと同程度の厚さを有している。コネクタキャップ51は、外部コネクタ41からハーネスを取り外して外部インターフェースの接続を外した際に、外部コネクタ41に装着されると、収容穴51aに外部コネクタ41が配されるとともに、コネクタ口23eと外部コネクタ41との間の間隙23hにコネクタキャップ51の開口縁が配置される。コネクタキャップ51の開口縁51bは、コネクタ口23e及び外部コネクタ41の少なくともいずれかと嵌合する。例えばコネクタキャップ51は、外部コネクタ41を覆うことで、外部コネクタ41にインク等が付着することを防止する。またコネクタキャップ51は、開口縁51bがコネクタ口23e及び外部コネクタ41に嵌合し、ハウジング20の間隙23hを塞ぐことで、ハウジング20内にインクが浸入するのを防止する。コネクタキャップ51は、数滴のインクが付着しても、インクがインクジェットヘッド1の内部へ染み込まない程度の耐インク性を有する。
コネクタキャップ51は、ハウジング20に係合可能に構成されている。具体的には、例えばコネクタキャップ51に係合爪が一体に形成され、ハウジングの外面に当該係合爪が係合する係合部として例えば係合穴が形成されていることにより、コネクタキャップ51がハウジング20に保持される。
以上のように構成されたインクジェットヘッド1は、例えば回路基板31に搭載されたドライブICにより駆動電圧を印加することで、アクチュエータ11が駆動され、ノズルから液滴を吐出させる。
インクジェットヘッド1は、例えば図3に示されるインクジェット記録装置100に設けられる。インクジェットヘッド1は、インクジェット記録装置100に設けられた液体収容部としての供給タンク132に接続され、供給タンク132との間でインクを循環させる循環型のヘッドである。インクジェットヘッド1は例えば液体吐出部10のノズルが下方に向く姿勢で配置される。
以下、インクジェットヘッド1を有するインクジェット記録装置100について、図3を参照して説明する。インクジェット記録装置100は、筐体111と、媒体供給部112と、画像形成部113と、媒体排出部114と、支持装置である搬送装置115と、制御部116を有する制御基板と、を備える。
インクジェット記録装置100は、媒体供給部112から画像形成部113を通って媒体排出部114に至る所定の搬送路A1に沿って、吐出対象物である記録媒体として例えば用紙Pを搬送しながらインク等の液体を吐出することで、用紙Pに画像形成処理を行うインクジェットプリンタである。
媒体供給部112は複数の給紙カセット112aを備える。媒体排出部114は、排紙トレイ114aを備える。画像形成部113は、用紙を支持する支持部117と、支持部117の上方に対向配置された複数のヘッドユニット130と、を備える。支持部117は、画像形成を行う所定領域にループ状に備えられる搬送ベルト118と、搬送ベルト118を裏側から支持する支持プレート119と、搬送ベルト118の裏側に備えられた複数のベルトローラ120と、を備える。
ヘッドユニット130は、複数のインクジェットヘッドであるインクジェットヘッド1と、各インクジェットヘッド1上にそれぞれ搭載された液体タンクとしての複数の供給タンク132と、インクジェットヘッド1と供給タンク132とを接続する接続流路135と、循環部である循環ポンプ134と、を備える。ヘッドユニット130は、液体を循環させる循環型のヘッドユニットである。
本実施形態において、インクジェットヘッド1としてシアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの4色のインクジェットヘッド1と、これらの各色のインクをそれぞれ収容する供給タンク132として、供給タンク132を備える。供給タンク132は接続流路135によってインクジェットヘッド1に接続される。接続流路135は、供給チューブ135aと、回収チューブ135bと、を備える。供給チューブ135aは、インクチューブであり、インクジェットヘッド1の供給管13aに接続される供給流路を構成する。回収チューブ135bは、インクチューブであり、インクジェットヘッド1の回収管13bに接続される回収流路を構成する。
また、供給タンク132には、図示しないポンプなどの負圧制御装置が連結されている。そして、インクジェットヘッド1と供給タンク132との水頭値に対応して、負圧制御装置により供給タンク132内を負圧制御することで、インクジェットヘッド1の各ノズルに供給されたインクを所定形状のメニスカスに形成させている。
循環ポンプ134は、例えば圧電ポンプで構成される送液ポンプである。循環ポンプ134は、配線により制御部116に接続され、CPU(Central Processing Unit)116aの制御によって制御可能に構成されている。循環ポンプ134は、インクジェットヘッド1と供給タンク132を含む循環流路で液体を循環させる。
搬送装置115は、媒体供給部112の給紙カセット112aから画像形成部113を通って媒体排出部114の排紙トレイ114aに至る搬送路A1に沿って、用紙Pを搬送する。搬送装置115は、搬送路A1に沿って配置される複数のガイドプレート対121a~121hと、複数の搬送用ローラ122a~122hと、を備えている。搬送装置115は、用紙Pをインクジェットヘッド1に相対移動可能に支持する。
制御部116は、プロセッサの一例としてのCPU116aと、各種のプログラムなどを記憶するROM(Read Only Memory)と、各種の可変データや画像データなどを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、外部からのデータの入力及び外部へのデータの出力をするインターフェース部と、を備える。制御部116は、制御基板に搭載され、外部コネクタ41を介して回路基板31に接続される。
インクジェットヘッド1及びインクジェット記録装置100において、ノズルから液体を吐出する駆動時には、制御部116は、アクチュエータ11の駆動素子に駆動電圧を印加し、アクチュエータ11を動作させて、ノズルからインク滴を吐出させる。
以上のように構成されたインクジェットヘッド1において、インクは、図3に示す供給タンク132から、供給チューブ135a及び供給管13aを通って液体吐出部10の圧力室へ至り、圧力室に対向配置されたノズルから吐出される。一方、インクは、圧力室から回収管13b及び回収チューブ135bを通って供給タンク132に回収され、循環する。
インクジェットヘッド1をインクジェット記録装置100に接続する際には、まずインクチューブで構成される供給チューブ135a及び回収チューブ135bをインクポート14に接続し、インクを供給タンク132からインクジェットヘッド1側に供給した後に、外部コネクタ41からコネクタキャップ51を外し、外部コネクタ41にハーネスを接続する。一方、インクジェット記録装置100との接続を外す際には、まず外部コネクタ41に接続されているハーネスを外してコネクタキャップ51を装着した後に、インクポート14から供給チューブ135a、回収チューブ135bを外す手順で作業を行う。
以上説明したように、本実施形態にかかるインクジェットヘッド1及びインクジェット記録装置100は、外部コネクタ41から、ハウジング20内にインクが浸入することを防止できる。例えば、インクジェットヘッドにおいてインク吐出の際に発生するミストがインクジェットヘッド内のヘッド駆動用の回路基板に付着してしまうと故障の原因となる。また、外部コネクタがインクポートに隣接して配置されている構成では、インクポートに接続されるインクチューブの取り外しの際にインクが飛散し、コネクタやハーネスを伝ってコネクタ部からヘッド内部へインクが浸入する可能性がある。これに対し、本実施形態にかかるインクジェットヘッド1はコネクタキャップ51を装着することでハーネスが接続されていない状態で外部コネクタ41にインク等が飛散してもインクが外部コネクタ41やハウジング20内に浸入することを防ぐことができる。また、インクジェットヘッド1において、コネクタキャップ51は、ハウジング20の間隙23hに嵌合して密閉することで、よりインクが浸入する可能性を低減できる。また、コネクタキャップ51を合成樹脂材やゴム材により形成することにより、間隙23hを密閉でき、インクの浸入防止効果を向上できる。さらに、コネクタキャップ51はハウジング20に保持される構成としたことにより、コネクタキャップ51の紛失を防止できる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
例えば上記実施形態においては、インターフェース基板40がハウジング20内に配置される例を示したが、これに限られるものではない。例えばインターフェース基板40がハウジング20の外側に配置され、ハウジング20とインターフェース基板40との間が接着剤などにより封止されている構成であってもよい。この場合にも、インターフェース基板40の外部コネクタ41をコネクタキャップ51で覆うことにより、外部コネクタ41からインクがインクジェットヘッド1内に浸入するのを防止できる。
また、例えばハウジング20にコネクタキャップ51を保持する保持機構は上記実施形態で例示する係合爪に限られるものではない。例えばチェーン機構やその他のロック機構により、ハウジング20にコネクタキャップ51を保持する構成でもよい。
図4及び図5は、他の実施形態にかかるインクジェットヘッド1のコネクタキャップ151の構成を示す斜視図であり、図6は断面図である。本実施形態においては、コネクタキャップ151はキャップバンド153によってハウジング20に保持される。また、コネクタキャップ151にキャップバンド153及び係合羽根152が設けられるとともに、コネクタ口23eに切欠部が形成されている。この他の構成については上記第1実施と同様に構成されているため、共通する説明を省略する。
図4乃至図6に示すように、本実施形態においてインクジェットヘッド1は、外部コネクタ41及び、当該外部コネクタ41に装着されるコネクタキャップ151を備える。ハウジング20の上壁20dに形成されたコネクタ口23eは、矩形状の開口であって、長手方向の両端部に切欠部23iを有する。切欠部23iはコネクタ口23eの長手方向の両端部は、端縁の一部が長手方向に突出する凸状に構成されている。ハウジング20のコネクタ口23eの近傍には、コネクタキャップ151を保持するキャップバンド153が連結される保持部24が設けられている。保持部24は、例えばハウジング20に締結されたボルト状部材であり、キャップバンド153の一端を保持する。
外部コネクタ41は、上記第1実施形態にかかる外部コネクタ41と同様に、ハウジング20内に配されたインターフェース基板40の一方の主面に設けられている。外部コネクタ41は、コネクタ口23e内に配され、コネクタ口23eの縁部との間に所定幅の間隙23hを形成している。本実施形態における外部コネクタ41は、コネクタ口23eによって外部に露出しているが、外部コネクタ41の位置は、コネクタ口23e内において、ハウジング20の外面よりも内側に位置している。言い換えると、外部コネクタ41は、ハウジング20の外方に突出していない。各外部コネクタ41には、コネクタキャップ151が設けられる。
コネクタキャップ151は、合成樹脂材やゴム材により構成されている。コネクタキャップ151は、一方が開口する筺状に形成されるキャップ体151cと、キャップ体151cの長手方向である第1方向の両端部に設けられた一対の係合羽根152と、キャップバンド153と、を備える。
キャップ体151cは底壁と周壁を有し、外部コネクタ41よりも僅かに大きく一面が開口する筺状に構成されている。コネクタキャップ151は、外部コネクタ41が配される収容穴151aを有している。コネクタキャップ151の収容穴151aの開口縁(縁部)151bは、コネクタ口23eと外部コネクタ41との間の間隙23hと同様の矩形の形状に形成され、間隙23hと同程度の厚さを有している。
一対の係合羽根152は、上壁20d上に重なる板状の第1係合片152aと、第1係合片152aの図中下方に配置されるとともに第1係合片152aに直交する板状の第2係合片152bと、を一体に有し、例えば断面形状がT字状に構成されている。コネクタキャップ151の長手方向において、第1係合片152aは第2係合片152bよりも僅かに長く、第1係合片152aの端面は、第2係合片152bの端面よりもコネクタキャップの長手方向に突出している。すなわち、凸状の切欠部23iに第2係合片152bが挿入されると、その第2係合片152b上の第1係合片152aが切欠部23iの周囲のハウジング20の上壁20dの上面に重ねて配置される。
キャップバンド153は、例えばゴム材から紐状に構成され、伸縮可能に構成されている。キャップバンド153の一端が係合羽根152に連結されている。キャップバンド153の他端は例えば環状に構成され、ハウジング20に形成された保持部24に締結されている。キャップバンド153によって、コネクタキャップ151がハウジング20に保持される。
本実施形態において、外部コネクタ41からハーネスを取り外して外部インターフェースの接続を外した際に、コネクタキャップ151が外部コネクタ41に装着されると、収容穴151aに外部コネクタ41が配されるとともに、コネクタ口23eと外部コネクタ41との間の間隙23hにコネクタキャップ151の開口縁151bが配置される。このとき、コネクタ口23eの切欠部23iに係合羽根152の第2係合片152bが挿入されるとともに、ハウジング20の切欠部23i付近の面に第1係合片152aが重ねて配置される。コネクタキャップ51の開口縁51bは、コネクタ口23e及び外部コネクタ41の少なくともいずれかと嵌合する。この他の構成は上記第1実施形態にかかる外部コネクタ41、コネクタキャップ151と同様に構成されている。また、キャップバンド153はゴム材で伸縮可能に構成されているため、外部コネクタ41の高さや位置の調整が可能である。
本実施形態において、コネクタキャップ151はキャップバンド153によりハウジング20に保持されるため、コネクタキャップ151を外部コネクタ41から取り外した状態でも紛失防止が可能である。なお、本実施形態において一例としてキャップバンド153を固定する保持部24を設けた例を示したが、例えばキャップバンド153は供給管13aや回収管13b、あるいは冷却水用の管部材など、既存の部材に取付けて固定してもよい。
また、吐出する液体は印字用のインクに限られるものではなく、例えばプリント配線基板の配線パターンを形成するための導電性粒子を含む液体を吐出する装置等であっても良い。
インクジェットヘッドは、上記のように圧電素子を用いて駆動する構造の他、例えば静電気で振動板を変形してインク滴を吐出する構造、あるいはヒータ等の熱エネルギーを利用してノズルからインク滴を吐出する構造等でもよい。
また、上記実施形態において、インクジェットヘッドは、インクジェット記録装置等のインクジェット記録装置に用いられる例を示したが、これに限られるものではなく、例えば3Dプリンタ、産業用の製造機械、医療用途にも用いることが可能であり、小型軽量化及び低コスト化が可能である。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1]
液体を吐出するノズルと、アクチュエータと、を備える液体吐出部と、
前記アクチュエータに接続される回路基板と、
前記回路基板を収容するハウジングと、
前記回路基板に接続されるとともに前記ハウジングの外部に露出する外部コネクタを有するインターフェース基板と、
前記外部コネクタを覆うコネクタキャップと、
を備える、液体吐出ヘッド。
[2]
前記コネクタキャップは前記外部コネクタが収容される収容穴を有し、
前記インターフェース基板は前記ハウジングの内部に配され、
前記ハウジングは前記外部コネクタが配されるコネクタ口を有し、
前記外部コネクタは前記コネクタ口から前記ハウジングの外側に至り、
前記コネクタ口と前記外部コネクタとの間には前記コネクタキャップの前記収容穴の縁部が配置される間隙が形成された[1]に記載の液体吐出ヘッド。
[3]
前記ハウジングの内部を通って前記液体吐出部と前記ハウジングの外部とを接続するインク流路を形成するとともに、前記コネクタ口と隣接する位置にインクポートを備える流路管を備える[2]に記載の液体吐出ヘッド。
[4]
前記コネクタキャップが前記ハウジングに保持される、[1]乃至[3]のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
[5]
液体を吐出するノズルと、アクチュエータと、を備える液体吐出部と、
前記アクチュエータに接続される回路基板と、
前記回路基板を収容するハウジングと、
前記回路基板に接続されるとともに外部コネクタを有するインターフェース基板と、
前記外部コネクタを覆うコネクタキャップと、
前記ハウジングの内部を通って前記液体吐出部と前記ハウジングの外部とを接続するインク流路を形成するインクポートを備える流路管と、
を備える、液体吐出ヘッドと、
前記流路管に接続される接続流路と、
前記外部コネクタを介して前記回路基板に接続される制御基板と、を備える、液体吐出装置。


1…インクジェットヘッド(液体吐出ヘッド)、10…液体吐出部、11…アクチュエータ、12…ノズルプレート、13a…供給管(流路管)、13b…回収管(流路管)、14…インクポート、20…ハウジング、23d…管引出口、23e…コネクタ口、23h…間隙、30…基板ユニット、31…回路基板、31a…コネクタベース、32…フレキシブルケーブル、32a…ケーブルコネクタ、32b…ケーブルコネクタ、34…電子部品、35…フレキシブル基板、40…インターフェース基板、41…外部コネクタ、43…コネクタベース、51…コネクタキャップ、100…インクジェット記録装置(液体吐出装置)、111…筐体、112…媒体供給部、112a…給紙カセット、113…画像形成部、114…媒体排出部、114a…排紙トレイ、115…搬送装置、116…制御部、116a…CPU、117…支持部、118…搬送ベルト、119…支持プレート、120…ベルトローラ、121a~121h…ガイドプレート対、122a~122h…搬送用ローラ、130…ヘッドユニット、132…供給タンク、134…循環ポンプ、135…接続流路、135a…供給チューブ、135b…回収チューブ、A1…搬送路。

Claims (5)

  1. 液体を吐出するノズルと、アクチュエータと、を備える液体吐出部と、
    前記アクチュエータに接続される回路基板と、
    前記回路基板を収容するハウジングと、
    前記回路基板に接続されるとともに前記ハウジングの外部に露出する外部コネクタを有するインターフェース基板と、
    前記外部コネクタを覆うコネクタキャップと、
    を備え、
    前記コネクタキャップは前記外部コネクタが収容される収容穴を有し、
    前記ハウジングは前記外部コネクタが配されるコネクタ口を有し、
    前記外部コネクタは前記コネクタ口から前記ハウジングの外側に至り、
    前記コネクタ口と前記外部コネクタとの間には前記コネクタキャップの前記収容穴の縁部が配置される間隙が形成される液体吐出ヘッド。
  2. 前記インターフェース基板は前記ハウジングの内部に配される、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記ハウジングの内部を通って前記液体吐出部と前記ハウジングの外部とを接続するインク流路を形成するとともに、前記コネクタ口と隣接する位置にインクポートを備える流路管を備える請求項2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記コネクタキャップが前記ハウジングに保持される、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の液体吐出ヘッド。
  5. 液体を吐出するノズルと、アクチュエータと、を備える液体吐出部と、
    前記アクチュエータに接続される回路基板と、
    前記回路基板を収容するハウジングと、
    前記回路基板に接続されるとともに外部コネクタを有するインターフェース基板と、
    前記外部コネクタを覆うコネクタキャップと、
    前記ハウジングの内部を通って前記液体吐出部と前記ハウジングの外部とを接続するインク流路を形成するインクポートを備える流路管と、を備え
    前記コネクタキャップは前記外部コネクタが収容される収容穴を有し、
    前記ハウジングは前記外部コネクタが配されるコネクタ口を有し、
    前記外部コネクタは前記コネクタ口から前記ハウジングの外側に至り、
    前記コネクタ口と前記外部コネクタとの間には前記コネクタキャップの前記収容穴の縁部が配置される間隙が形成される、液体吐出ヘッドと、
    前記流路管に接続される接続流路と、
    前記外部コネクタを介して前記回路基板に接続される制御基板と、
    を備える、液体吐出装置。
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