JP4412004B2 - ヘッドカートリッジ及び液体吐出装置 - Google Patents

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本発明は、液体タンク並びに該液体タンクに収容された所定の液体を液体吐出ヘッドに供給する液体供給装置を備えたヘッドカートリッジ及び液体吐出装置に関し、詳しくは、液体供給系に二つの弁を備えたことにより、液体タンクから液体吐出ヘッドに液体が急激に供給されるのを抑制し、液体吐出ノズル内の液体のメニスカス位置を安定させるヘッドカートリッジ及び液体吐出装置に関するものである。
従来から、インクジェットプリンタにおいて、インクを記録紙上に吐出して画像形成するヘッドカートリッジとして、インクを収容するインクタンクと、ノズル部材に形成されたインク吐出ノズルからインク滴を吐出するプリントヘッドと、インクタンク内のインクをプリントヘッドに供給するインク供給装置とを備えたものがあった。このヘッドカートリッジのインク供給装置は、インクタンク内のインクをインク吐出ヘッドに供給するインク供給管と、このインク供給管内を通って流下するインクの量を調整する弁とを有し、この弁の開閉を制御してプリントヘッド内にインクを供給するようになっていた。このようなインク供給装置を備えたヘッドカートリッジにおいては、プリント画像の画質を安定させるために、プリントヘッドのインク吐出ノズルからインク滴を安定して吐出させることが重要であると考えられている。
このような課題に対するインク供給装置として、インクが収容されたインクタンクと連結され、該インクタンク内のインクが流下可能とされたインク供給管と、このインク供給管のインク流路を開閉するものであって、インク流路を閉塞するように付勢されるとともに、プリントヘッドのインク吐出ノズルからインクが吐出されたときに発生するプリントヘッド内の圧力低下によって上記液体流路を開放するように移動する弁と、インクタンク内のインクをプリントヘッドに供給して量が減少したときに、その減少分に相当する空気をプリントヘッドの内部に取り込む外気連通孔と、プリントヘッド内のインクの圧力が低下して弁の開閉が行われるまでのインク室内の圧力変動を緩やかにするように制御する圧力変動調整手段とを備えたものがあった。この場合は、プリントヘッド内に新たなインクが供給されるまでの間、上記圧力変動調整手段により、各インク吐出ノズル内のインクのメニスカス位置が急激に変動しないようになっていた(例えば、特許文献1参照。)
特開2003−127414号公報
しかし、上記特許文献1記載のインク供給装置においては、プリントヘッド内に新たなインクが供給されるまでの間は、各インク吐出ノズル内のインクのメニスカス位置が急激に変動しないようになっていたが、弁が開放した後にはインクが急激に流入することを抑制するように構成されていなかった。そのため、弁の開放後に、プリントヘッド内にインクが急速に流入し、インク吐出ノズル内のインクのメニスカス位置が急激に変動して不安定となることがあった。この場合には、各インク吐出ノズルから安定してインク滴が吐出されず、プリント画像の画質が劣化することがあった。
そこで、本発明は、このような問題点に対処し、液体タンクから液体吐出ヘッドに液体が急激に供給されるのを抑制し、液体吐出ノズル内の液体のメニスカス位置を安定させるヘッドカートリッジ及び液体吐出装置並びにそれらに用いる液体タンクを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によるヘッドカートリッジは、内部に所定の液体を収容する液体タンクと、この液体タンクから液体が供給されノズル部材に形成された液体吐出ノズルから所定の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、上記液体タンク内の液体を上記液体吐出ヘッドに供給する液体供給管の液体流路を閉塞するように付勢されると共に上記液体吐出ヘッドの液体吐出ノズルから液体が吐出されたときに発生する該液体吐出ヘッド内の圧力低下によって上記液体流路を開放する第1の弁と、上記液体タンク内の液体を上記液体吐出ヘッドに供給して量が減少したときにその減少分に相当する空気を上記液体タンクの内部に取り込む外気連通孔とを有する液体供給装置と、を備えたヘッドカートリッジにおいて、上記液体供給管の液体流路の途中にて上記第1の弁の上流側に第2の弁を設け、この第2の弁は上記第1の弁の開放に遅れて開放するものである。
このような構成により、液体吐出ヘッド内の圧力低下によって第1の弁を開放して液体供給管の液体流路を連通させ、その後、液体供給管の液体流路の途中にて第1の弁の上流側に設けられた第2の弁を開放し、上記液体タンクから液体吐出ヘッド液体が急激に供給されるのを抑制する
また、本発明による液体吐出装置は、内部に所定の液体を収容する液体タンクと、この液体タンクから液体が供給されノズル部材に形成された液体吐出ノズルから所定の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、上記液体タンク内の液体を上記液体吐出ヘッドに供給する液体供給管の液体流路を閉塞するように付勢されると共に上記液体吐出ヘッドの液体吐出ノズルから液体が吐出されたときに発生する該液体吐出ヘッド内の圧力低下によって上記液体流路を開放する第1の弁と、上記液体タンク内の液体を上記液体吐出ヘッドに供給して量が減少したときにその減少分に相当する空気を上記液体タンクの内部に取り込む外気連通孔とを有する液体供給装置とを備えたヘッドカートリッジを装置本体部に着脱可能に収納し、このヘッドカートリッジの液体吐出ヘッドから液体を吐出させる液体吐出装置において、上記液体供給管の液体流路の途中にて上記第1の弁の上流側に第2の弁を設け、この第2の弁は上記第1の弁の開放に遅れて開放するものである。
このような構成により、液体吐出ヘッド内の圧力低下によって第1の弁を開放して液体供給管の液体流路を連通させ、その後、液体供給管の液体流路の途中にて第1の弁の上流側に設けられた第2の弁を開放し、上記液体タンクから液体吐出ヘッド液体が急激に供給されるのを抑制する
請求項1に係るヘッドカートリッジによれば、液体吐出ヘッド内の圧力低下によって第1の弁を開放して液体供給管の液体流路を連通させた後、液体供給管の液体流路の途中にて第1の弁の上流側に設けられた第2の弁を開放して、液体タンクから液体吐出ヘッドへ液体が急激に供給されるのを抑制することができる。これにより、液体吐出ヘッド内における液体の動負圧が急激に変化しないようにすることができる。したがって、液体吐出ノズル内の液体のメニスカス位置が安定するようになるので、液滴を安定して吐出することができる。
また請求項2に係る発明によれば、上記液体供給管の途中にて上記第1の弁の開閉口の下流側に圧力変動調整手段を備えたことにより、上記第1の弁が上記液体流路を開放して上記液体タンクから上記液体吐出ヘッドに液体が供給されたときから、該第1の弁が上記液体流路を閉塞するまでにおける上記液体吐出ヘッドの内部の圧力変動が緩やかになるように、上記液体流路が開放される。これにより、液体タンクから液体吐出ヘッドへの急激な液体供給を抑制し、液体のメニスカス位置がわずかに後退するようになる。したがって、液体吐出ノズル内の液体のメニスカス位置が安定するので、液体を安定して吐出することができる。
ここで、請求項3に係る発明によれば、上記液体タンクは、上記液体供給管に着脱可能とされたことにより、液体タンクを交換することができる。
そして、請求項4に係る発明によれば、上記第2の弁は、ダックビル型の逆止弁であることにより、順方向の差圧のときに開いて流体を自由に流し、逆方向の差圧では閉じたまま流体の逆流を抑制することができる。
また、請求項5に係る液体吐出装置によれば、液体吐出ヘッド内の圧力低下によって第1の弁を開放して液体供給管の液体流路を連通させた後、液体供給管の液体流路の途中にて第1の弁の上流側に設けられた第2の弁を開放して、液体タンクから液体吐出ヘッドへ液体が急激に供給されるのを抑制することができる。これにより、液体吐出ヘッド内における液体の動負圧が急激に変化しないようにすることができる。したがって、液体吐出ノズル内の液体のメニスカス位置が安定するようになるので、液滴を安定して吐出することができ、液体吐出性能の向上を図ることができる。
さらに、請求項6に係る発明によれば、上記ヘッドカートリッジの液体供給管の途中にて上記第1の弁の開閉口の下流側に圧力変動調整手段を備えたことにより、上記第1の弁が上記液体流路を開放して上記液体タンクから上記液体吐出ヘッドに液体が供給されたときから、該第1の弁が上記液体流路を閉塞するまでにおける上記液体吐出ヘッドの内部の圧力変動が緩やかになるように、上記液体流路が開放される。これにより、液体タンクから液体吐出ヘッドへの急激な液体供給を抑制し、液体のメニスカス位置がわずかに後退するようになる。したがって、液体吐出ノズル内の液体のメニスカス位置が安定するので、液体を安定して吐出することができ、液体吐出性能の向上を図ることができる。
ここで、請求項7に係る発明によれば、上記液体タンクは、上記液体供給管に着脱可能とされたことにより、液体タンクを交換することができる。
そして、請求項8に係る発明によれば、上記第2の弁は、ダックビル型の逆止弁であることにより、順方向の差圧のときに開いて流体を自由に流し、逆方向の差圧では閉じたまま流体の逆流を抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明による液体吐出装置の一例としてのインクジェットプリンタの実施形態を示す斜視図である。このインクジェットプリンタ100は、記録紙上にインク滴を吐出して画像を形成するもので、ヘッドカートリッジ1と、プリンタ本体部101と、記録紙トレイ102とを備えている。
図1に示すプリンタ本体部101は、記録紙トレイ102内に収納された記録紙を搬送するための搬送機構や、吐出対象物としての記録紙に対して適正に印画を行わせるための制御装置部を内部に収容したものであり、その前面下部に設けられたトレイ挿入口103に記録紙トレイ102が着脱可能状態に装着されている。このトレイ挿入口103は、記録紙の排紙口も兼ねており、プリンタ本体部101で印画された記録紙が記録紙トレイ102の上面の排紙受け部102aから排紙されるようになっている。また、このプリンタ本体部101の前面上部には、表示パネル(表示部)104が設けられており、インクジェットプリンタ100の全体動作の状態を表示するようになっている。
また、プリンタ本体部101の上面側には、上蓋105が開閉可能に取り付けられており、この上蓋105を開くと、プリンタ本体部101の上面側にヘッドカートリッジ1を収納する収納部106が形成されている。このプリンタ本体部101の収納部106にはヘッドカートリッジ1が矢印Zのように収納されて、着脱可能な状態に保持されるようになっている。このヘッドカートリッジ1は、その筐体がプリンタ本体101の幅方向、すなわち記録紙の幅方向に全幅にわたって細長く伸びており、例えばイエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックKの4色のインクを記録紙上に吐出して画像を形成するものであって、その下面のインク吐出面がヘッドキャップ107で覆われている。
図2は本発明によるヘッドカートリッジの実施形態を示す概要図である。このヘッドカートリッジ1は、図1に示すインクジェットプリンタ100において、吐出対象物となる記録紙上にインク滴を吐出するように構成されたもので、図2に示すように、インクタンク2と、プリントヘッド4と、インク供給装置5とを備えて成る。
上記インクタンク2は、その内部にインク(所定の液体)3を収容する箱状の容器であって、図1に示すヘッドカートリッジ1の内部に、四つのインクタンク2(2y,2m,2c,2k)が装填されるようになっており、各インクタンク2内にY,M,C,Kの4色のインクが収容されている。図2に示すように、インクタンク2の上面の中央部には、外気連通孔21が形成されている。この外気連通孔21は、インクタンク2の外部から内部に空気を取り込む通気口となるものであって、インクタンク2内から後述するプリントヘッド4にインク3を供給してインク3の量が減少したときに、そのインク3の量の減少分に相当する空気を上記インクタンク2の内部に取り込むようになっている。このようなインクタンク2の内部には、上記外気連通孔21に連結された空気導入管22が設けられており、外気連通孔21から取り込まれた空気をインクタンク2内に導入するようになっている。
この空気導入管22の中央付近には、例えば断面菱形のバッファ部23が設けられている。このバッファ部23は、インクタンク2内に収容されたインクが空気導入管22側に逆流したときに一時的に貯留しておくための空間であって、逆流したインク3が外気連通孔21から流出しない程度の容積とされている。具体的には、常温、常圧時のときは、図2に示すように、インクタンク2のバッファ部23内にインク3が溜められていない状態となっている。一方、例えば外部圧力の低下や外部温度の上昇が起きた場合には、図示省略したが、インクタンク2内の上部に溜まっている空気が膨張してインク3が空気導入管22側に押し出される。このとき、押し出されたインク3は、バッファ部23内に一時的に溜められるので、外気連通孔21からインク3が流出することはない。
このようなインクタンク2に収容されたインク3は、後述するインク供給装置5によってプリントヘッド4に供給されるようになっている。このプリントヘッド4は、インクタンク2内から供給されたインク3を微細に粒子化して吐出する液体吐出ヘッドとなるものであって、図3に示すように、ノズル面を構成する薄板状のノズル部材6には、多数のインク吐出ノズル7が列状に形成されている。また、プリントヘッド4の上面の中央部にはインク供給口8が設けられている。ここでは、例えばA4判の記録紙の一辺の幅にわたってノズル部材6が長尺に形成されたフルラインタイプのプリントヘッド4を示している。
図4は、図3に示すプリントヘッド4の部分Pを拡大して示す断面図である。このプリントヘッド4は、図4に示すように、基板部材10と、バリア層11と、ノズル部材6とを備えて成り、インク加圧室12内のインク3をヒータ13で加熱して気泡を発生させ、この気泡発生時のエネルギーによりインク滴14として吐出させるようになっている。
上記基板部材10は、その下面にヒータ13が析出して形成されており、このヒータ13は、図示省略のロジックICやドライバートランジスタ等によって駆動制御されるようになっている。この基板部材10の下面にはバリア層11が形成されている。このバリア層11は、例えば、露光硬化型のドライフィルムレジストからなるものであり、基板部材10のヒータ13が形成された面の全体に積層された後、フォトリソプロセスによって不要な部分が除去されることにより、所定の形状に形成されている。これにより、バリア層11が各ヒータ13の周囲部を略凹状に囲むように形成される。このバリア層11の下面には図3に示すノズル部材6が接着されている。このノズル部材6は、インク滴14を吐出するノズル7が形成されたシート状の部材であり、図3に示すように、多数個のインク吐出ノズル7が略直線状に並設されている。このノズル部材6は、例えばニッケルの電鋳技術により形成されており、図4に示すように、各インク吐出ノズル7の位置がヒータ13の位置と合致するようにバリア層11の下面に貼り合わされている。
これにより、基板部材10の下面がインク加圧室12の上面となり、バリア層11のヒータ13を囲む部分がインク加圧室12の側面となり、ノズル部材6がインク加圧室12の下面となるので、上記インク加圧室12はヒータ13を囲むように構成され、図4中の右側の開口部からインク3が補充される。したがって、図3に示すように、インクタンク2内から流下したインク3は、後述するバルブ装置20を介してプリントヘッド4内に供給され、図4に示すように、プリントヘッド4の各インク加圧室12内に補充される。そして、ヒータ13で加熱して気泡を発生させることにより、インク加圧室12内のインク3を各ノズル7からインク滴14として吐出することができる(図3参照)。
また、図2に示すように、ヘッドカートリッジ1のインク供給装置5は、インク供給管24と、第1の弁26とを備えている。このインク供給管24は、インクタンク2内から流下したインク3をプリントヘッド4に供給する流路となるもので、上記インクタンク2の底面側に配設されている。
このインク供給管24の下流側には、第1の弁26を有して成るバルブ装置20が設けられている。このバルブ装置20は、インクタンク2から流下するインク3の供給を制御するもので、インク室25と、第1の弁26と、バネ(付勢部材)27とから成る。
上記インク室25は、インクタンク2内のインク3が流下するように該インクタンク2と連結された液室となるもので、例えば略直方体形状を有する箱状体であり、その内部に第1の弁26及びバネ27が配置され、その下部にはインク3を送り出すインク送出管28が設けられている。このインク送出管28は、インク室25内のインク3を上記プリントヘッド4に供給する流路の一部となるもので、プリントヘッド4の上面のインク供給口8に連結されている。上記インク室25内の第1の弁26は、上記インクタンク2側とバルブ装置20側との間のインク流路(液体流路)を開閉するものであって、インクタンク2とインク室25との間のインク流路を閉塞するように付勢されると共に、上記プリントヘッド4のインク吐出ノズル7からインク滴14が吐出されたときに発生するプリントヘッド4内及びインク室25内の圧力低下によって、上記インクタンク2とインク室25との間のインク流路が連通するように移動されるようになっている。すなわち、上記第1の弁26の下面側とインク室25の底面との間を連結するように、圧縮コイルバネ27が取り付けられており、このバネ27で第1の弁26を閉側に付勢するようになっている。
これにより、図2に示すように、定常状態では、第1の弁26は、バネ27の付勢力によってインク室25の上面に押し付けられており、インクタンク2側とバルブ装置20側との間を閉塞する位置に配置されており、インクタンク2内のインク3が流下しないようになっている。これに対し、図3に示すように、プリントヘッド4の各インク吐出ノズル7からインク滴14が吐出されたときには、その分だけプリントヘッド4の内部及びバルブ装置20の内部の圧力が下がり、インクタンク2側の圧力との差が或る一定値(閾値)を越えるとその差圧がバネ27の付勢に打ち勝って第1の弁26が開く。これにより、この第1の弁26がインクタンク2側とバルブ装置20側とを開放するので、上記各インク吐出ノズル7から吐出されたインク滴14の量に相当するインク3がプリントヘッド4内に新たに供給される。そして、所定量のインク3が供給されて圧力がつり合うと、図2に示すように、第1の弁26は再びバネ27の付勢により閉じられて、インク3の供給が遮断される。このように第1の弁26が上下動してインクタンク2とインク室25との間を開閉することができ、インクタンク2からバルブ装置20へのインク3の供給を制御することができる。なお、第1の弁26の材質は、その種類を問わないが、例えばゴム弾性体(エラストマー)から形成すれば、高い閉塞性を有するので、好ましい。
ここで、本発明においては、インク供給管24のインク流路の途中にて上記第1の弁26の上流側に、第2の弁29が設けられている。この第2の弁29は、上記インク供給管24のインク流路を開閉するものであって、上記第1の弁26の開放に遅れて開放されるようになっている。例えば、第2の弁29を閉側に付勢するバネ40を、上記第1の弁26のバネ27よりも付勢力を少し大きいものとしておけばよい。なお、バネ40の代わりにゴム等の弾性体を用いてもよい。これにより、インクタンク2からプリントヘッド4への急激なインク3の供給を抑制し、プリントヘッド4内におけるインク3の動負圧が急激に変化しないようにすることができる。
すなわち、本発明においては、インク供給管24のインク流路の途中にて上記第1の弁26の上流側に第2の弁が設けられているので、図5に示すように、プリントヘッド4が印刷を開始したときに、すなわちプリントヘッド4が待機状態から印刷状態に移行するときに、インク3の動負圧の変化にディレイ時間tが生じ、プリントヘッド4内にインク3が急激に流入するのが抑制されるようになり、プリントヘッド4内のインク3の動負圧が急激に変化しなくなる。また、プリントヘッド4が印刷状態から待機状態に移行するときも同様に、インク3の動負圧の変化にディレイ時間tが生じてプリントヘッド4内のインク3の動負圧が急激に変化しなくなる。これは、第1の弁26に対してレスポンスが遅れて第2の弁29が開くため、その結果としてプリントヘッド4内にインク3が穏やかに流入するようになり、急激な動負圧変化が抑えられるためと考えられる。この場合、図4に示すインク吐出ノズル7のメニスカス位置xが基準面x0から所定の距離の平衡位置で安定するようになる。したがって、インク吐出の周波数特性が高いときであっても、インク吐出ノズル7内のインク3のメニスカス位置が安定するようになるので、インク滴14を安定して吐出することができ、液体吐出性能の向上を図ることができる。
これに対し、従来のインク供給装置の場合には、第2の弁29を備えていないので、図6に示すように、プリントヘッド4が待機状態から印刷状態に移行するときに、第1の弁26が開放されて、プリントヘッド4内にインクが急激に流入し、インク3の動負圧が急激に変化するようになる。この場合、図4に示すインク吐出ノズル7内のインク3のメニスカス位置xは、急激に変動するので、基準面x0から所定の距離の平衡位置から上下に振動し、やがて減衰しながら安定するようになる。このとき、インク吐出の周波数特性が高いときには、メニスカス位置xが安定する前に次のインク滴14が吐出されるようになり、インク滴14の吐出方向や大きさが不安定となって、プリント画像の画質が低下するものであった。
また、図2に示すインクタンク2は、その底面側に連結されたインク供給管24から取り外しできるようになっている。これにより、インクタンク2は、ヘッドカートリッジ1のインク供給管24から着脱することができる。したがって、内部に収容されたインク3がプリントヘッド4に供給されて空になったインクタンク2を新しいものと交換することができる。
図7は、本発明によるヘッドカートリッジの第2の実施形態を示す概要図である。この実施形態は、インクタンク2の外気連通孔21に、ダックビル型の逆止弁30を取り付けたものである。このダックビル型の逆止弁30は、インクタンク2の外部から内部に取り込む空気の供給を調節する第2の弁となるもので、上記第1の弁26の開放に遅れて開放されるようになっている。このダックビル型の逆止弁30は、通常は口が閉じられており、順方向の差圧のときに開いて流体を自由に流し、逆方向の差圧では閉じたまま流体の逆流を抑制するようになっているので、インクタンク2の取り扱い中に、外気連通口21からインク3が吹き出て汚れるのを防止できる。このダックビル型の逆止弁30は、そのサイズや幾何形状、素材配合特性に応じて所定の圧力下で作動するように設計することが可能である。
これにより、インクタンク2内のインク3をプリントヘッド4に供給して量が減少したときには、その液体の量の減少分に相当する空気がダックビル型の逆止弁30を備えた外気連通孔21の開口部から遅れて取り込まれるので、インクタンク2の内部の圧力が急激に変化せずに安定するようになる。この場合においても、インクタンク2からプリントヘッド4内にインク3が急激に流入することが抑制されるので、図5に示すように、プリントヘッド4内におけるインク3の動負圧が急激に変化しなくなる。したがって、上記インク吐出ノズル7のメニスカス位置xが安定するので、インク滴を安定して吐出してプリント画像の画質を安定させることができる。
また、上述したように、インクタンク2がインク供給管24から着脱可能な場合においては、外気連通孔21にダックビル型の逆止弁30を取り付けていると好都合である。これは、インクタンク2の取り扱い中に、外気連通口21からインク3が吹き出て汚れるトラブルをこの逆止弁30で防止できるからである。
図8は、本発明によるヘッドカートリッジの第3の実施形態を示す概要図である。この実施形態は、インク供給管24の途中にて上記第1の弁26の上流側にインク溜め部35を設け、このインク溜め部35に設けられた外気連通孔36の開口部に、第2の弁としてダックビル型の逆止弁30を取り付けたものである。この場合においても、第1の弁26の開閉口と外気連通孔21との間に、ダックビル型の逆止弁30が設けられているので、第1の弁26が開放してプリントヘッド4内にインク3が供給されるときに、それに遅れて上記逆止弁30が開放してインク溜め部35内に空気が取り込まれるようになる。これにより、インクタンク2からプリントヘッド4内にインク3が急激に流入することが抑制されるので、プリントヘッド4内におけるインク3の動負圧が急激に変化しなくなる。したがって、上記インク吐出ノズル7のメニスカス位置xが安定するので、インク滴を安定して吐出してプリント画像の画質を安定させることができる。
図9は、本発明によるヘッドカートリッジの第4の実施形態を示す概要図である。この実施形態は、インク供給管24の途中にて上記第1の弁26の開閉口の下流側に圧力変動調整手段31を備えたものであり、図7に示すヘッドカートリッジ1に適用したものである。この圧力変動調整手段31は、上記第1の弁26がインク供給管24のインク流路を開放してインクタンク2からプリントヘッド4にインク3が供給されたときから、該第1の弁26が上記インク流路を閉塞するまでにおけるプリントヘッド4の内部の圧力変動を緩やかにするものであって、バルブ装置20に設けられ、接続管32と、閉塞部材33と、押圧部材34とから構成されている。
この接続管32は、インク室25の一側面に連結されるとともに、そこから平行方向に所定距離だけ延びて鉛直方向に曲げられたものである。図9において、接続管32は、上端部のみが開口されている。閉塞部材33は、接続管32の開口された上端部を閉塞するように配置されており、接続管32内のインク3の密閉状態を維持しつつ、接続管32の上端部側を、上下方向に移動可能に取り付けられている。押圧部材34は、閉塞部材33の上面側と、所定の固定部材との間に取り付けられており、接続管32内のインク3を押圧するように閉塞部材33を下方向に付勢しているコイルバネである。なお、上記圧力変動調整手段31は、上記構成のものに限られず、インク室25及びプリントヘッド4のインク加圧室12の内部における圧力変動が緩やかになるように制御するものであれば、どのような構成でもよく、例えばダイヤフラムを備えたものでもよい。
このような圧力変動調整手段31を備えたことにより、上述したようにプリントヘッド4の各インク吐出ノズル7からインク滴14が吐出されると、インク加圧室12(図4参照)からインク室25までの間におけるインク3の圧力が低下する。このようなインク3の圧力低下が発生すると、上記圧力変動調整手段31によってインク室25及びプリントヘッド4のインク加圧室12の内部における圧力変動が緩やかになるように、第1の弁26がインクタンク2とインク室25との間を開放する。これにより、インクタンク2側からインク室25側にインク3が緩やかに流入することができる。そして、インク室25側の圧力が定常状態に戻ると、第1の弁26は、インクタンク2とインク室25との間を閉塞する。
すなわち、図10(a)に示すように、最初のインク吐出パルスにより上記プリントヘッド4のインク吐出ノズル7から1発目のインク滴14を吐出しても、図10(b)に示すように、上記第1の弁26の作動圧に達しないため、図10(d)の実線に示すように、インク3のメニスカス位置xがわずかに後退して基準面x0に近づくようになる。このとき、上記バルブ装置20に圧力変動調整手段31を備えているので、メニスカス位置xの後退する距離は小さい。
次に、図10(a)に示すように、2番目のインク吐出パルスにより上記プリントヘッド4のインク吐出ノズル7から2発目のインク滴14を吐出する。このときも同様に、上記第1の弁26が作動圧に達しないため、図10(d)の実線に示すように、インク3のメニスカス位置xがさらにわずかに後退して基準面x0に近づくようになる。このときも同様に、上記圧力変動調整手段31を備えていることにより、メニスカス位置xの後退する距離は小さい。
そして、図10(a)に示すように、3番目のインク吐出パルスにより上記プリントヘッド4のインク吐出ノズル7から3発目のインク滴14を吐出するとき、図10(b)に示すように、上記第1の弁26が作動圧に達して開放され、図10(c)に示すように、ディレイ時間tだけレスポンスが遅れてダックビル型の逆止弁30が開放する。この二つの弁(26,30)のタイムラグのためにプリントヘッド4内にインク3が穏やかに流入するので、図10(d)に示すように、インク3のメニスカス位置xの最大値と最小値の変位量αが小さくなって安定するようになる。このため、インク滴14が安定して吐出されるので、プリント画像の画質を安定させることができる。
これに対し、従来のインク供給装置の場合には、図10(a)に示すように、最初のインク吐出パルスにより上記プリントヘッド4のインク吐出ノズル7から1発目のインク滴14を吐出したときには、上記第1の弁26が作動圧に達しないため、図10(d)の一点鎖線に示すように、インク3のメニスカス位置xが後退して基準面x0に近づくようになる。このとき、インクタンク2の外気連通孔21には、第2の弁としてのダックビル型の逆止弁30が取り付けられていないので、空気が急激に取り込まれ、プリントヘッド4内の動負圧が急激に変化してメニスカス位置xが急激に変動する。また、上記バルブ装置20に圧力変動調整手段31を備えていないので、メニスカス位置xの後退する距離は大きい。
次に、2発目のインク滴14を吐出した場合も同様に、上記第1の弁26が作動圧に達しないため、図10(d)に示すように、インク3のメニスカス位置xが大きく急激に後退する。そして、3発目のインク滴14を吐出して、上記装置20の第1の弁26がようやく作動圧に達して開放されると、インク3が急激に上記プリントヘッド4のインク室12まで流れ込むので、図10(d)の一点鎖線に示すように、インク吐出ノズル7内のインク3のメニスカス位置xが上下に振動するようになる。さらに、図10(a)に示すように、メニスカス位置xが安定しないうちに、次のインク吐出パルスが発生し、上記プリントヘッド4のインク吐出ノズル7から次のインク滴14が吐出されている。このように、従来のインク供給装置においては、メニスカス位置xが安定せず、またその最大値と最小値の変位量βも大きくなるので、インクの吐出が不安定となり、印画の際は色むらや白スジといった画質の劣化となって表れることがある。
なお、以上の説明においては、プリントヘッド4への急激なインク供給を抑制し、インク吐出ノズル7内のインク3のメニスカス位置を安定させるインク供給装置を備えたヘッドカートリッジを示したが、本発明はこれらに限られず、上記第2の弁を外気連通口21と第1の弁26との間に設けたものであれば、どこに設けたものでよい。また、上記第2の弁は、第1の弁の開放に遅れて開放されることが条件となるが、弁を開閉する機構として、いろいろな構造が考えられる。例えば、バネを使っても良いし、ゴム等の弾性体の反発力を利用しても良いし、コストを気にしなければ電磁弁を利用しても良い。さらに、レスポンスは悪くなるが第2の弁として複数の弁をインク供給管24に直列に設けた場合でも同様の効果が得られる。
そして、第1の弁と第2の弁との作動圧の強弱関係については、装置の構成や動作状況によって関係が変わるので、一概に言えない。例えば、第1の弁に対し第2の弁の作動圧が弱すぎると、レスポンスが良くなってプリントヘッド4内にインク3が急激に流入するようになる。また、第1の弁に対し第2の弁の作動圧が強すぎると第1の弁が数回開いた後で第2の弁が開くようになることがある。この場合、第1の弁側の負圧が強くなっているため、プリントヘッド4内へのインク3の急激な流入が起こり易くなる。第1の弁と第2の弁の作動圧を等しくした場合でも、装置の構成等によってどちらもありえるので、実験で適切な強弱関係を確認する必要がある。
また、図9においては、図7に示すヘッドカートリッジ1に圧力変動調整手段31を適用したものとしたが、本発明はこれに限られず、他の実施形態のヘッドカートリッジに適用することもできる。
さらに、以上の説明においては、インクジェットプリンタに適用された例について述べたが、本発明はこれに限らず、液体吐出ヘッドの液体吐出ノズルから液体を吐出するものであればどのようなものでもよい。例えば、記録方式がインクジェット方式のファクシミリ装置や複写機等についても適用可能である。
そして、液体吐出装置の液体吐出ヘッドのノズルから吐出される液体はインクに限られず、液室内の液体を吐出してドット列又はドットを形成するものであれば、他の液体の吐出装置にも適用することができる。例えば、DNA鑑定などにおいてDNA含有溶液をパレット上に吐出するための液体吐出装置や、プリント配線基板の配線パターンを形成するための導電性粒子を含む液体を吐出する液体吐出装置にも適用することができる。
本発明による液体吐出装置の一例としてのインクジェットプリンタの実施形態を示す斜視図である。 本発明によるヘッドカートリッジの実施形態を示す概要図である。 図2に示すプリントヘッドのインク吐出ノズルからインク滴を吐出する状態を示す断面図である。 図3に示すプリントヘッドの部分Pを拡大して示す断面図である。 本発明によるヘッドカートリッジにおいて、プリントヘッド内のインクの急激な動負圧の変化を抑制した状態を示す図である。 従来のヘッドカートリッジにおいて、プリントヘッド内のインクの動負圧が急激に変化する状態を示す図である。 本発明によるヘッドカートリッジの第2の実施形態を示す概要図である。 本発明によるヘッドカートリッジの第3の実施形態を示す概要図である。 本発明によるヘッドカートリッジの第4の実施形態を示す概要図である。 図9に示すヘッドカートリッジにより、インク吐出ノズルのメニスカス位置が安定した状態を示すグラフである。
符号の説明
1…ヘッドカートリッジ
2…インクタンク(液体タンク)
3…インク(液体)
4…プリントヘッド(液体吐出ヘッド)
5…インク供給装置(液体供給装置)
6…ノズル部材
7…インク吐出ノズル(液体吐出ノズル)
12…インク加圧室
14…インク滴
20…バルブ装置
21…外気連通孔
24…インク供給管(液体供給管)
25…インク室
26…第1の弁
27…バネ
28…インク送出管
29…第2の弁
30…ダックビル型の逆止弁
31…圧力変動調整手段
32…接続管
33…閉塞部材
34…押圧部材
35…インク溜め部
36…外気連通孔
100…インクジェットプリンタ

Claims (8)

  1. 内部に所定の液体を収容する液体タンクと、
    この液体タンクから液体が供給されノズル部材に形成された液体吐出ノズルから所定の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
    上記液体タンク内の液体を上記液体吐出ヘッドに供給する液体供給管の液体流路を閉塞するように付勢されると共に上記液体吐出ヘッドの液体吐出ノズルから液体が吐出されたときに発生する該液体吐出ヘッド内の圧力低下によって上記液体流路を開放する第1の弁と、上記液体タンク内の液体を上記液体吐出ヘッドに供給して量が減少したときにその減少分に相当する空気を上記液体タンクの内部に取り込む外気連通孔とを有する液体供給装置と、
    を備えたヘッドカートリッジにおいて、
    上記液体供給管の液体流路の途中にて上記第1の弁の上流側に第2の弁を設け、この第2の弁は上記第1の弁の開放に遅れて開放することを特徴とするヘッドカートリッジ。
  2. 上記液体供給管の途中にて上記第1の弁の開閉口の下流側に、該第1の弁が上記液体流路を開放して上記液体タンクから液体吐出ヘッドに液体が供給されたときから、該第1の弁が上記液体流路を閉塞するまでにおける上記液体吐出ヘッドの内部の圧力変動を緩やかにする圧力変動調整手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のヘッドカートリッジ。
  3. 上記液体タンクは、上記液体供給管に着脱可能とされたことを特徴とする請求項1又は2記載のヘッドカートリッジ。
  4. 上記第2の弁は、ダックビル型の逆止弁であることを特徴とする請求項1記載のヘッドカートリッジ。
  5. 内部に所定の液体を収容する液体タンクと、この液体タンクから液体が供給されノズル部材に形成された液体吐出ノズルから所定の液体を吐出する液体吐出ヘッドと、上記液体タンク内の液体を上記液体吐出ヘッドに供給する液体供給管の液体流路を閉塞するように付勢されると共に上記液体吐出ヘッドの液体吐出ノズルから液体が吐出されたときに発生する該液体吐出ヘッド内の圧力低下によって上記液体流路を開放する第1の弁と、上記液体タンク内の液体を上記液体吐出ヘッドに供給して量が減少したときにその減少分に相当する空気を上記液体タンクの内部に取り込む外気連通孔とを有する液体供給装置とを備えたヘッドカートリッジを装置本体部に着脱可能に収納し、このヘッドカートリッジの液体吐出ヘッドから液体を吐出させる液体吐出装置において、
    上記液体供給管の液体流路の途中にて上記第1の弁の上流側に第2の弁を設け、この第2の弁は上記第1の弁の開放に遅れて開放することを特徴とする液体吐出装置。
  6. 上記ヘッドカートリッジの液体供給管の途中にて上記第1の弁の開閉口の下流側に、該第1の弁が上記液体流路を開放して上記液体タンクから液体吐出ヘッドに液体が供給されたときから、該第1の弁が上記液体流路を閉塞するまでにおける上記液体吐出ヘッドの内部の圧力変動を緩やかにする圧力変動調整手段を備えたことを特徴とする請求項5記載の液体吐出装置。
  7. 上記液体タンクは、上記液体供給管に着脱可能とされたことを特徴とする請求項5又は6記載の液体吐出装置。
  8. 上記第2の弁は、ダックビル型の逆止弁であることを特徴とする請求項5記載の液体吐出装置。
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