JP2009023168A - カバー部材および記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録ヘッド143周辺の電気部品にインクミストが付着することを防止する。
【解決手段】記録ヘッド143に伝達される電気信号を受けるコネクタ270、および、コネクタ270に接続されて電気信号を伝えるフラットケーブル280を有するインクジェット式記録装置100においてコネクタ270に隣接する区間においてフラットケーブル280から露出した導体に向かって降下するインクを阻止するカバー部材、インクを透過しない1枚のシート状樹脂材料により形成され、コネクタ270およびその周囲に固定された記録ヘッドケース276の少なくとも一方により形成された間隙292、294に挿入されて位置決めされる前側挿入部330および後側挿入部310と、フラットケーブル280の上面に沿って延在して、シート状樹脂材料の弾性によりフラットケーブル280の表面に弾性的に当接するケーブル被覆部340とを有する。
【選択図】図7

Description

本発明はカバー部材および記録装置に関する。より詳細には、記録装置の記録ヘッドに電気信号を伝達するケーブルを保護するカバー部材と、それを備えた記録装置とに関する。
微細なノズルを備えた記録ヘッドからインク等の液体を吐出して被記録媒体に付着させるインクジェット式記録装置がある。この種の記録装置は、記録ヘッドを所定の主走査方向に往復移動させる一方、主走査方向に対して交差する搬送方向に被記録媒体を移動させる搬送部を備え、主走査および搬送を組み合わせることにより被記録媒体上の任意の領域に液体を付着させて画像を形成する。
このような構造を有する記録装置において、記録ヘッドは、主走査方向に往復移動しながら動作する。従って、記録装置の本体と記録ヘッドとを電気的に結合するケーブルを不可避に備える。また、記録ヘッドは、保守あるいは修理のために脱着される場合があるので、ケーブルは、コネクタを介して記録ヘッドに結合される。
一方、インクジェット式記録装置の内部においては、記録ヘッドから吐出されながら、被記録媒体に付着することなく浮遊するインクミストが発生することが知られている。インクミストは、記録ヘッドの往復移動の範囲全体において発生して、非常に遅い速度で降下してやがて周囲に付着する。この場合、インクミストの発生源に直近に位置する記録ヘッドおよびその周辺のコネクタ、並びにコネクタに接続されたケーブル等もインクミスト付着の対象となることはいうまでもない。
ケーブルおよびコネクタにインクミストが付着した場合、見かけの汚損以上の問題が生じる場合がある。即ち、インクは、色材の他に消泡材、防腐剤等を水および有機溶媒に分散させて形成される。従って、含有成分の電離により導電性を有する場合がある。また、インクには、乾燥した後も導電性を保持することを意図して製造された導電性インクもある。このため、インクミストがケーブルおよびコネクタに付着した場合には、短絡を生じて記録ヘッドの動作に影響を与える場合がある。
下記の特許文献1には、インクジェットプリンタにおいて、ヘッドチップ周辺を密閉する筐体部を設けることが記載される。これにより、ヘッドチップ周辺の電気部品にインクミストが付着することが防止される。
また、下記の特許文献2には、ケーブルを貫通させたシート部材によりオペレーション基板上のコネクタ、素子等をカバーすることが記載される。これにより、オペレーション基板上の要素にインクミストが付着することを防止できる。
特開2005−111790号公報 特開2006−159544号公報
しかしながら、特許文献1に記載された構造では、筐体部にヘッド周り全体を収容する。このため、筐体部の寸法が大きくなる。既に説明した通り、記録ヘッドは記録装置内で往復移動するので、大きな筐体部が移動するスペースを空けると、記録装置全体が大きくなることが避けられない。
また、特許文献2に記載された構造は、基板上のコネクタに接続されたケーブルが基板に沿って延在する場合に限って有効であり、例えば、ケーブルが基板から直角に立ち上がる構造である場合は、位置決めが不安定になりカバーの効果が不完全になる場合がある。
そこで、上記課題を解決することを目的として、本発明の第1の形態として、インクを吐出する記録ヘッド、記録ヘッドに装着されて電気信号を受けるコネクタ、および、コネクタに接続されて電気信号を伝えるケーブルを有する記録装置において、シート状の樹脂材料により形成され、記録ヘッドのケースとコネクタとにより形成された間隙に挿入される挿入部と、ケーブルに沿って延在して、シート状樹脂材料の弾性によりケーブルの表面に弾性的に当接する被覆部とを有し、コネクタに隣接する区間においてケーブルから露出した導体へのインクおよび粉塵の付着を阻止するカバー部材が提供される。これにより、簡便な構造で、コネクタに対する付け根において導体が露出したケーブルの導体部にインクミストが付着すことを防止できる。また、挿入部か間隙に挿入されているので、記録ヘッドの往復移動等に起因する振動等が加わった場合でも、移動してカバーの効果が低下することがない。
また、上記カバー部材において、挿入部は、間隙に挿入された場合に、記録ヘッドおよびコネクタの一方から間隙の内側に向かって隆起する隆起部が係合する係合穴を有してもよい。また更に、上記カバー部材において挿入部は、間隙の内部において屈曲されて、間隙の内面に弾性的に当接してもよい。これにより、カバー部材がコネクタに係合して、記録ヘッドの往復移動等に起因する振動等が加わった場合でも、移動してカバーの効果が低下することがない。
更に、上記カバー部材において、カバー部材は、記録ヘッドのケースから一部露出した導体を覆うように挿入部へ挿入してもよい。これにより、最小限の面積で効果的にインクミストの付着を防止できる。
また、本発明の第2の形態として、インクを吐出しつつ往復移動する記録ヘッドと、記録ヘッドに装着されて電気信号を受けるコネクタと、コネクタに接続されて電気信号を伝えるケーブルと、コネクタに隣接する区間においてケーブルから露出した導体へのインクおよび粉塵の付着を阻止するカバー部材とを備えた記録装置であって、カバー部材は、シート状の樹脂材料により形成され、記録ヘッドのケースとコネクタとにより形成された間隙に挿入される挿入部と、ケーブルに沿って延在して、シート状樹脂材料の弾性によりケーブルの表面に弾性的に当接する被覆部とを有する記録装置が提供される。これにより、記録装置において上記の効果が享受できる。
なお、上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションも発明となり得る。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明する。ただし、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、実施の形態に係るインクジェット式記録装置100の斜視図である。同図に示すように、このインクジェット式記録装置100は、長手方向が水平に配置された記録部140と、記録部140の長手方向端部に装着された筐体110と、記録部140の上側に装着された装填部130と、記録部140および筐体110を下方から支持する脚部170とを備える。
装填部130には、巻き重ねた被記録媒体191を含むロール組立体190(図2参照)が装填されるが、この図ではロール組立体190はロールカバー132に覆われる。記録部140では、トップカバー142およびフロントカバー144によりその内部機構が覆われる。記録部140の内部には後述する記録ヘッド143が配置され、装填部130から記録部140に給送された被記録媒体191に対してインクが吐出される。装填部130から給送されて記録部140において画像を形成された被記録媒体191は、記録部140の下部に位置する排出部160に排出される。
脚部170は、記録部140および筐体110を下方から支持する一対の支柱部172と、支柱部の下端に装着されて前後に延在して、前後方向の安定を図る足部174と、支柱部172を相互に連結する横木部178とを含む。また、足部174の下面には、インクジェット式記録装置100の移動を容易にするキャスタ176と、稼働時のインクジェット式記録装置100を安定させるジャッキ177とが装着される。これにより、排出部160を通過した被記録媒体191をスタックする排出スペースが得られる。
筐体110は、記録部140から退避した記録ヘッド143が待機するホームポジションのスペースを形成すると共に、その下部に、カートリッジホルダ120を有する。カートリッジホルダ120には、記録ヘッド143に供給するインクを収容したインクカートリッジ147が装着される。また、筐体110の上面には、操作パネル180が配置される。操作パネル180は、ユーザが操作するボタン、スイッチ類の他、インクジェット式記録装置100の動作状態を示す表示部等も含む。
図2は、インクジェット式記録装置における被記録媒体191の給送経路200を示す模式的な断面図である。同図に示すように、給送経路200は、装填部130内のロール組立体190から、記録部140内を経て排出部160に至る経路を含む。
装填部130においては、ロールカバー132の内部にロール組立体190が装填される。ロール組立体190は、芯となる紙管192の外面に長尺の連続した被記録媒体191を巻き重ねて形成される。これにより、大判の被記録媒体191を取り扱い易くしている。更に、紙管192の内側には金属製のスピンドル部材194が挿通され、スピンドル部材194の両端が装填部130のスピンドル支持部134に支持される。なお、被記録媒体191としては、紙の他、樹脂フィルム、テキスタイル製品等が用いられる場合もある。
記録部140には、被記録媒体191を給送する給送部111、被記録媒体191にインクを吐出する記録ヘッド143、記録ヘッド143を搭載したキャリッジ201、被記録媒体191を支持するプラテンプレート152等が配置される。給送部111は、図示していない給送モータにより回転駆動される給送駆動ローラ112と、給送駆動ローラ112に当接して連れ回される給送従動ローラ114とを含む。被記録媒体191は、給送駆動ローラ112および給送従動ローラ114の間に挟まれ、給送従動ローラ114により給送駆動ローラ112に押し付けられることにより、給送駆動ローラ112の回転に従ってロール組立体190から引き出される。
ロール組立体190から引き出されて給送部111を通過した被記録媒体191は、記録ヘッド143に対向する位置を通過する。このとき、被記録媒体191は、記録ヘッド143に対向して配置するプラテンプレート152により支持される。これにより、プラテンプレート152上の被記録媒体191は、記録ヘッド143に対して一定の間隔をおいて位置決めされる。
なお、プラテンプレート152の後方(図上右側)には、図示していないファンユニットが配置され、図中に矢印Aにより示すように、プラテンプレート152から吸引した空気を排出ダクト159から外部へ排出する。これにより、プラテンプレート152の表面に負圧が形成されて、被記録媒体191が吸いつけられる。
記録ヘッド143はキャリッジ201に搭載され、キャリッジ201はガイドレール145から懸架される。ガイドレール145は、図2の紙面に垂直に、記録部140の略全幅にわたって延在して、キャリッジ201の往復移動を案内する。なお、記録ヘッド143が吐出するインクは、図示していないパイプを通じてインクカートリッジ147から供給される。従って、キャリッジ201にはインクカートリッジ147は搭載されず、キャリッジ201および記録ヘッド143の組立体が軽量になる。
図3は、記録ヘッド143を搭載したキャリッジ201の詳細な構造を示す斜視図である。同図に示すように、キャリッジ201は、記録ヘッド143を搭載したサブキャリッジ220と、サブキャリッジ220を支持するメインキャリッジ210とを含む。また、メインキャリッジ210は、サブキャリッジ220の他に、カッタユニット250も搭載する。
メインキャリッジ210は、図2に示したガイドレール145から懸架されると共に、図示していない駆動機構により駆動されてガイドレール145に沿って往復移動する。サブキャリッジ220は、結合部232、234を介してメインキャリッジ210から支持されて、メインキャリッジと共に往復移動する。
サブキャリッジ220は、調整レバー240を介した操作を受けて、記録ヘッド143からのインクの吐出方向について、メインキャリッジ210に対して変位する。これにより、被記録媒体191および記録ヘッド143の間隔であるプラテンギャップを調整して、被記録媒体191の厚さ等が変化した場合に記録品質を維持できる。ただし、サブキャリッジ220は、メインキャリッジ210に対してガタが生じないように、バネ226により上方に付勢される。
記録ヘッド143は、それ自体を収容した記録ヘッドケース276を含み、サブキャリッジ220の下面に形成された穴に落とし込まれる。記録ヘッドケース276は、バネ224により付勢された押さえレバー222により後方に向かって付勢される。これにより、記録ヘッドケース276の取り付け位置を後方に寄せてサブキャリッジ220に対する取り付け位置を一定にすると共に、サブキャリッジ220に対して生じるガタを防止している。なお、記録ヘッドケース276および記録ヘッド143の間隙は、スペーサ260により埋められる。
記録ヘッド143の上面側には、逆止弁146とコネクタ270が設けられる。インクジェット式記録装置100が稼働する状態では、記録ヘッド143にインクを供給する管路が逆止弁146に結合される。また、コネクタ270には、カバー部材300およびフラットケーブル280が装着される。フラットケーブル280は、記録ヘッド143に駆動信号を供給する。
図4は、カバー部材300の材料の形状と加工方法を示す図である。カバー部材300の材料は、以下に説明する特定の形状で切り抜いた1枚の樹脂シートにより形成される。なお、図中において、実線は切断箇所を示す。また、点線は折り曲げる折線を示す。
同図に示すように、カバー部材300は、図上で上側から順次、前側挿入部330、コネクタ被覆部320および後側挿入部310を含む。前側挿入部330およびコネクタ被覆部320の間、並びに、コネクタ被覆部320および後側挿入部310の間は、折線332、312により区切られる。また、コネクタ被覆部320は、側方に延長部350を有する。
前側挿入部330は、後述するコネクタ274および記録ヘッドケース276の間に形成された間隙294(図8参照)に挿入される部分になる。また、後側挿入部310は、後述するコネクタ272および記録ヘッドケース276の間に形成された間隙292(図8参照)に挿入される部分になる。また、後側挿入部310は、後述するラッチ部278に嵌合する係合穴314と、間隙292に挿入する場合の作業を容易にする面取部316を有する。更に、コネクタ被覆部320は、その中央部に、3方を切断されて画成されたケーブル被覆部340を有する。ケーブル被覆部340の一辺は折線342となる。
図5は、図4に示した材料を加工して形成されたカバー部材300の組み付け前の形状を示す斜視図である。同図に示すように、後側挿入部310および前側挿入部330は、折線312、332において、同じ側(図中では下側)に略直角に折り曲げられる。また、ケーブル被覆部340は、折線342において、コネクタ被覆部320から、後側挿入部310および前側挿入部330とは反対側(図中では上側)に略直角に折り曲げられる。
図6は、記録ヘッド143のコネクタ270に対するフラットケーブル280の結合構造400を示す斜視図である。また、カバー部材300の装着過程も合わせて示す。
同図に示すように、フラットケーブル280の先端はコネクタ270の内部に挿入される。また、カバー部材300は、ケーブル被覆部340を折り曲げた後にコネクタ被覆部320に形成された穴に挿通される。
図7は、図6に示した状態から、カバー部材300をコネクタ270に対して固定した状態を示す図である。同図に示すように、カバー部材300はフラットケーブル280に沿って降下して、後側挿入部310および前側挿入部330は、それぞれ、コネクタ270の内部に挿入される。また、コネクタ被覆部320の周縁部および延長部350は、コネクタ270の端面に密着する。更に、ケーブル被覆部340は、フラットケーブル280に沿って起立する。
図8は、カバー部材300のコネクタ270側への係合構造500を示す図である。同図に示すように、記録ヘッドケース276の内部には、表裏に一対のコネクタ272、274を実装された基板271が収容される。コネクタ272、274の各々と記録ヘッドケース276との間には、それぞれ間隙292、294が形成される。更に、間隙292においては、記録ヘッドケース276の内側にラッチ部278が突出する。
上記のようなコネクタ270側に対して、カバー部材300の前側挿入部330は、前側の間隙294に挿入される。また、カバー部材300の後側挿入部310は、後側の間隙292に挿入される。更に、間隙292の内部において、記録ヘッドケース276のラッチ部278が、後側挿入部310の係合穴314に係合する。これにより、カバー部材300は、コネクタ270から容易に抜けなくなる。
また、コネクタ被覆部320の周縁部および延長部350は、コネクタ272、274の端面に密着する。一方、ケーブル被覆部340は、図中上側のフラットケーブル282に沿って延在する。ここで、フラットケーブル282、284の先端近傍は、コネクタ272、274との導通を得る目的でその被覆の一部が取り除かれ、導体部283、285が露出している。
ところで、図2にも示すように、キャリッジ201は、インクジェット式記録装置100の内部において前傾して配置されている。従って、ケーブル被覆部340は、フラットケーブル280の上側を覆っている。また、ケーブル被覆部340は、フラットケーブル280に沿って延在して、露出した導体部283、285の上方が覆っている。従って、上方から降下するインクミストは、ケーブル被覆部340に阻止されて、フラットケーブル282、284およびその導体部283、285に付着することがない。
また、コネクタ270の端面において、フラットケーブル282の上側は、ケーブル被覆部340が覆っている。また、フラットケーブル282の幅方向外側では、コネクタ被覆部320の周縁部および延長部350がコネクタ270の端面に密着する。従って、コネクタ270の内部にインクミストが付着することも阻止される。
このように、カバー部材300は、最小限の面積を有する樹脂シートにより形成されているにもかかわらず、フラットケーブル280およびコネクタ270の接続部においてインクミストにより生じる電気的な障害を効果的に防止できる。また、カバー部材300はコネクタ270に挿入して固定されているので、フラットケーブル280の基板等対する配置にかかわりなく、確実に所定の位置に固定される。
なお、上記の実施形態では、カバー部材300の係合穴314が記録ヘッドケース276のラッチ部278と嵌合する構造としたが、例えば、カバー部材300の後側挿入部310の先端を折り返すことにより抜け止めとする構造も採り得る。この場合は、記録ヘッドケース276にラッチ部278が要らないので、カバー部材300としての汎用性が高まる。
以上の実施形態では、インクジェット式記録装置100を例に挙げて具体的な構成を説明したが、この記録装置は、例えば、液晶ディスプレイ用カラーフィルタの製造における色材噴射装置、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の製造における電極形成装置、バイオチップ製造に使用する試料噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド、付け爪に絵、文字等を描く装置等としても実施でき、更に、これらに限定されない。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加え得ることは当業者に明らかである。また、そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
インクジェット式記録装置100の外観を示す斜視図である。 被記録媒体191の給送経路200を示す模式的な断面図である。 記録ヘッド143を搭載したキャリッジ201の構造を示す斜視図である。 カバー部材300の材料の形状を示す平面図である。 カバー部材300の組み付け前の形状を示す斜視図である。 記録ヘッド143に対するフラットケーブル280の結合構造400を示す斜視図である。 記録ヘッド143に対するフラットケーブル280の結合構造400を示す斜視図である。 カバー部材300のコネクタ270側への係合構造500を示す図である。
符号の説明
100 インクジェット式記録装置、110 筐体、111 給送部、112 給送駆動ローラ、114 給送従動ローラ、120 カートリッジホルダ、130 装填部、132 ロールカバー、134 スピンドル支持部、140 記録部、142 トップカバー、143 記録ヘッド、144 フロントカバー、145 ガイドレール、146 逆止弁、147 インクカートリッジ、150 吸引プラテン、152 プラテンプレート、159 排出ダクト、160 排出部、170 脚部、180 操作パネル、190 ロール組立体、191 被記録媒体、192 紙管、194 スピンドル部材、200 給送経路、201 キャリッジ、210 メインキャリッジ、220 サブキャリッジ、222 押さえレバー、224、226 バネ、232、234 結合部、240 調整レバー、250 カッタユニット、260 スペーサ、270、272、274 コネクタ、271 基板、276 記録ヘッドケース、278 ラッチ部、280、282、284 フラットケーブル、283、285 導体部、292、294 間隙、300 カバー部材、310 後側挿入部、312、332、342 折線、314 係合穴、316 面取部、320 コネクタ被覆部、330 前側挿入部、340 ケーブル被覆部、350 延長部、400 結合構造、500 係合構造

Claims (5)

  1. インクを吐出する記録ヘッド、前記記録ヘッドに装着されて電気信号を受けるコネクタ、および、前記コネクタに接続されて電気信号を伝えるケーブルを有する記録装置において、
    シート状の樹脂材料により形成され、
    前記記録ヘッドのケースと前記コネクタとにより形成された間隙に挿入される挿入部と、
    前記ケーブルに沿って延在して、前記樹脂材料の弾性により前記ケーブルの表面に弾性的に当接する被覆部と
    を有し、
    前記コネクタに隣接する区間において前記ケーブルから露出した導体へのインクおよび粉塵の付着を阻止するカバー部材。
  2. 前記挿入部は、前記間隙に挿入された場合に、前記記録ヘッドおよび前記コネクタの一方から前記間隙の内側に向かって隆起する隆起部が係合する係合穴を有する請求項1に記載のカバー部材。
  3. 前記挿入部は、前記間隙の内部において屈曲されて、前記間隙の内面に弾性的に当接する請求項1に記載のカバー部材。
  4. 前記カバー部材は、前記記録ヘッドのケースから一部露出した前記導体を覆うように前記挿入部へ挿入される請求項1に記載のカバー部材。
  5. インクを吐出しつつ往復移動する記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドに装着されて電気信号を受けるコネクタと、
    前記コネクタに接続されて電気信号を伝えるケーブルと、
    前記コネクタに隣接する区間において前記ケーブルから露出した導体へのインクおよび粉塵の付着を阻止するカバー部材と
    を備えた記録装置であって、
    前記カバー部材は、
    シート状の樹脂材料により形成され、
    前記記録ヘッドのケースと前記コネクタとにより形成された間隙に挿入される挿入部と、
    前記ケーブルに沿って延在して、前記シート状樹脂材料の弾性により前記ケーブルの表面に弾性的に当接する被覆部と
    を有する記録装置。
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