JP2002254737A - プリンタ - Google Patents

プリンタ

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JP2002254737A
JP2002254737A JP2001053212A JP2001053212A JP2002254737A JP 2002254737 A JP2002254737 A JP 2002254737A JP 2001053212 A JP2001053212 A JP 2001053212A JP 2001053212 A JP2001053212 A JP 2001053212A JP 2002254737 A JP2002254737 A JP 2002254737A
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Susumu Murayama
進 村山
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型のロール紙に印刷を行う場合に必要な用
紙先端の位置合わせを簡単かつ正確に行うことができ、
以て用紙の斜行を有効に防止することができるプリンタ
を提供すること 【解決手段】 紙送りローラ16の下流側でロール紙2
0の先端20aと右側端20bをそれぞれ基準位置を示
す前端合わせマークBと第1の側端合わせマークS1に
合わせて位置決めするだけでなく、紙送りローラ16の
上流側でもロール紙20の右側端20bを基準位置を示
す第2の側端合わせマークS2に合わせて位置決めす
る。たとえ紙送りローラ16の上流側でロール紙20の
一部にたわみを生じた場合でも、用紙の斜行(スキュ
ー)を防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大型のロール紙
等、大型の印刷用紙を記録媒体として用いる大型プリン
タに関し、特に、かかる大型プリンタを用いて印刷を行
う場合に必要な用紙先端部の位置合わせ技術に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタには、比較的大型のサイズ、例
えば幅420mm以上のロール紙等にまで印刷できる大
型のプリンタがある。かかるロール紙を記録媒体として
用いる大型プリンタの一例として、給紙部、印刷部及び
排紙部が、この順に配置され、給紙部から印刷部を経て
排紙部に向かう用紙搬送経路が形成されているものがあ
る。
【0003】このような構造の大型プリンタでは、上述
したような大型のロール紙に印刷を行う場合、まず、当
該用紙の先端を用紙搬送経路の斜め上方から差し込んで
印刷部の印字領域を通過させて用紙先端の位置合わせを
する必要がある。従来の位置合わせの方法を、図10を
参照して説明する。図10は、従来の大型プリンタを用
いて印刷を行う場合の用紙先端部の位置合わせ方法を説
明するための図であり、従来の大型プリンタの要部のみ
を抽出して示す。
【0004】図10に示すように、従来の大型プリンタ
では、図示しないプリンタ本体(筐体)の一部を構成す
る板金の用紙搬送面12上に、その主走査方向に沿って
複数の穴が連続して開けられた前端合わせマークBが形
成されている。また、一方、板金の用紙搬送面12上の
紙送りローラ16(駆動ローラ16A及びその従動ロー
ラとしてのピンチローラ16B)の下流側には、その副
走査(紙送り)方向に沿って複数の穴が連続して開けら
れた側端合わせマークSが形成されている。給紙用スピ
ンドル113に回転可能に保持されたロール紙20上を
キャリッジ122等により支持された印字ヘッド121
が主走査方向(図中矢印X方向)に移動しつつその各ノ
ズルからインク滴が吐出され、且つ、図示しない駆動モ
ータに回転駆動される駆動ローラ16Aと、その駆動ロ
ーラ16A側に図示しないバネ等により押圧・付勢され
たピンチローラ16B等により構成される紙送り手段に
より、ロール紙20が副走査(紙送り)方向(図中矢印
Y方向)に紙送りされることにより、ロール紙20上に
印刷が行われる。印刷に先立ってロール紙20を印刷開
始位置にセットする場合には、ピンチローラ16Bの押
圧力を解除した状態で、ロール紙20を駆動ローラ16
Aとピンチローラ16Bとの間に差し込んだ上で、ロー
ル紙20の先端20aを前端合わせマークBに合わせて
位置決めすると共に、ロール紙20の右側端20bを側
端合わせマークSに合わせて位置決めしていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
紙送りローラ16(駆動ローラ16A及びピンチローラ
16B)の下流側でロール紙20の先端20aと右側端
20bをそれぞれ基準位置を示す前端合わせマークBと
側端合わせマークSに合わせてロール紙20を印刷開始
位置にセットしたとしても、紙送りローラ16の上流側
でロール紙20の一部にたわみを生じた場合には、用紙
の斜行(スキュー)を防止することができない。即ち、
紙送りローラ16の下流側のみの側端合わせでは、見か
け上、側端合わせが行われていても上流側で生じたロー
ル紙20のたわみにより、紙送りローラ16上では斜行
(スキュー)が残っていることがある。
【0006】本発明の目的は、大型のロール紙に印刷を
行う場合に必要な用紙先端の位置合わせを簡単かつ正確
に行うことができ、以て用紙の斜行を有効に防止するこ
とができるプリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、給紙部、印刷部及び排紙部がこの順に
配置され、前記給紙部から前記印刷部を経て前記排紙部
に向かう用紙搬送経路が形成されて成り、前記用紙搬送
経路に設けられた紙送り手段で印刷用紙を押さえつつ紙
送りを行う構成のプリンタにおいて、前記印刷用紙の側
端位置を合わせるための位置決め手段を前記用紙搬送経
路における前記紙送り手段の下流側と上流側の双方に設
けるようにした。
【0008】即ち、請求項1に係る発明では、給紙部、
印刷部及び排紙部がこの順に配置され、前記給紙部から
前記印刷部を経て前記排紙部に向かう用紙搬送経路が形
成されて成り、前記用紙搬送経路に設けられた紙送り手
段で印刷用紙を押さえつつ紙送りを行う構成のプリンタ
において、前記印刷用紙の側端位置を合わせるための位
置決め手段を前記用紙搬送経路における前記紙送り手段
の下流側と上流側の双方に設けたことを特徴とする。
【0009】これにより、紙送り手段の上流側に生じた
たわみによる斜行を防止することができる。また、前記
印刷用紙の側端位置を合わせるための位置決め手段を下
流側だけに有する場合に比べ、少なくとも側端位置を合
わせるための位置決め長さが長くなるので、印刷用紙の
側端位置合わせが容易になり、用紙の斜行をより有効に
防止可能である。
【0010】また、請求項2に記載のプリンタでは、更
に、前記印刷用紙の前端位置を合わせるための位置決め
手段を前記用紙搬送経路における前記紙送り手段の下流
側に有することを特徴とする。
【0011】これにより、紙送り手段の上流側に生じた
たわみによる斜行を防止し得るだけでなく、大型のロー
ル紙に印刷を行う場合に必要な用紙先端の位置合わせを
簡単かつ正確に行うことができる。
【0012】更に、請求項3記載のプリンタでは、前記
紙送り手段は、駆動ローラとその従動ローラとから構成
され、該駆動ローラと従動ローラとで前記印刷用紙を挟
持しつつ紙送りを行うことを特徴とする。
【0013】かかる構成のプリンタでは、駆動ローラと
従動ローラとで印刷用紙を挟んで保持する部分の下流側
で位置合わせを行うだけでは、上流側で印刷用紙の斜行
が残ってしまうことが多いので、当該部分の上流側でも
位置合わせを行うことで、印刷用紙の斜行を特に有効に
防止可能である。
【0014】尚、請求項4記載のプリンタでは、前記位
置決め手段は、前記用紙搬送経路に沿って形成された目
印により構成され、作業者が該目印を基準として前記印
刷用紙の端部の位置を合わせることで前記位置決めを実
行することを特徴とする。
【0015】これにより、簡単な構成で大判の印刷用紙
の位置決めが可能となる。ここで、目印には、複数の貫
通穴、非貫通穴等が用紙搬送経路に沿って連続して設け
られる場合、複数の突起が用紙搬送経路に沿って連続し
て設けられる場合、用紙搬送経路に沿って罫書きにより
構成される場合等を広く含む。
【0016】更に、請求項5記載のプリンタでは、前記
目印は、前記印刷用紙の搬送面上に形成された複数の穴
により構成されることを特徴とする。
【0017】これによれば、用紙搬送面上に複数の穴を
連続して形成するだけで、大判の印刷用紙の位置決めの
ための目印を簡単に構成することができる。
【0018】また、請求項6記載のプリンタでは、前記
目印は、前記用紙搬送経路を覆うカバー部材に形成され
ていることを特徴とする。
【0019】カバー部材に形成された上記の如き目印に
よっても、作業者が該目印を基準として印刷用紙の位置
決めが可能だからである。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。まず、図1から図7
を参照して、本発明の第1の実施形態に係るインクジェ
ット式プリンタについて説明する。
【0021】図1は、本実施の形態に係るインクジェッ
ト式プリンタの構成例を示す斜視図であり、図2は、そ
のインクジェット式プリンタの主要部の内部構成例を示
す斜視図である。図3は、図1に示したインクジェット
式プリンタにおける特徴的な部分である用紙搬送面の概
略構造を示した図であり、図4は、その概略断面側面図
である。
【0022】本実施の形態に係るプリンタ100は、例
えばJIS規格のA1判やJIS規格のB1判といった
比較的大型のサイズの印刷用紙にまで印刷できる大型の
インクジェット式プリンタであり、図1及び図2に示す
ように、給紙部110、印刷部120、排紙部130が
この順で上部から配設された構成となっている。給紙部
110、印刷部120、及び排紙部130は、プリンタ
本体として構成されている。尚、このプリンタ本体は脚
部140に対して分離可能に構成されている。そして、
給紙部110から印刷部120を経て排紙部130に向
かう用紙搬送経路が、図4から明らかなように、斜め上
方の奥側から斜め下方の手前側に、略まっすぐに形成さ
れている。当該給紙部110は、ロール紙20と大型の
剛性厚紙を含む単票用紙(図示せず)を給紙可能に構成
されている。給紙部110の内部には、図2に示すよう
に、2本のロール紙(印刷用紙)がセット可能なロール
紙ホルダ111が斜め上下に設けられ、給紙部110の
前面には、図1及び図2に示すように、跳ね上げ式の開
閉可能なロール紙カバー112がロール紙ホルダ111
を覆うように取り付けられている。
【0023】ロール紙ホルダ111は、図2に示すよう
に、ロール紙を保持する2本のスピンドル113、11
3と、給紙部110の両側壁内面に取り付けられて、ス
ピンドル113の着脱及び懸架が可能な一対のスピンド
ル受け114、115を備えている。そして、スピンド
ル113は、中央にロール紙が装着された後、両端がス
ピンドル受け114、115に装着され、回転可能に軸
支持されるようになっている。ロール紙カバー112
は、図1及び図2に示すように、上部が回動可能に支持
されており、下部を持って持ち上げ、あるいは押し下げ
ることにより開閉するようになっている。このように、
ロール紙20は、2本のスピンドル113、113等を
介して、交換時に取り外しできるように取り付けられて
おり、一方、単票用紙(図示せず)は、給紙部110の
前面側の斜面を利用して載置することによりセットし得
る。
【0024】印刷部120は、図2乃至図4に示すよう
に、インクジェット式のプリントヘッド121、このプ
リントヘッド121を搭載したキャリッジ122、プリ
ントヘッド121と印刷を実行する為の図示しない制御
部とを接続するフレキシブルフラットケーブル(以下、
FFCという)123、プリントヘッド121とインク
が入った図示しないインクカートリッジとをつなぐイン
クチューブ124、ロール紙を副走査方向に搬送する紙
送り手段としての紙送りローラ16、ロール紙の浮き上
がりを防止する図示しない紙吸引手段等を備えている。
紙送りローラ16は、駆動ローラ16Aとその従動ロー
ラとしてのピンチローラ16Bとから構成され、ピンチ
ローラ16Bは、回動レバー16Cにより駆動ローラ1
6Aに接離可能に設けられている。かかる接離機構を必
要とするのは、印刷用紙の位置合わせを行う際に、ピン
チローラ16Bを駆動ローラ16Aから切り離す(レリ
ース状態にする)ことで、両ローラ間を印刷用紙が通過
し易いようにするためである。印刷部120は、図4に
示すように、更に、そのプリントヘッド121の上流側
における用紙搬送面として作用する平坦な給紙ガイド2
11と、下流側における用紙搬送面として作用する平坦
な排紙ガイド215と、給紙ガイド211と排紙ガイド
215との間に形成されたプラテン200とを有してい
る。図3及び図4に示すように、プリントヘッド121
とプラテン200の対のすぐ上流側には、上述した接離
可能な駆動ローラ16Aとピンチローラ16Bの対から
成る紙送りローラ16が配置されている。尚、印刷部1
20の上面及び前面には、図1及び図2に示すように、
上蓋125及び前蓋126(図3及び図4では図示を省
略する)が、プリントヘッド121やキャリッジ122
等を覆うように取り付けられている。
【0025】図3には、本発明の特徴的な部分である、
印刷用紙の前端位置、側端位置をそれぞれ合わせるため
の位置決め手段としてのマーク(目印)B、マーク(目
印)S1及びS2が示されている。尚、図3には、その
ためのプリンタの要部のみを抽出して示す。
【0026】図3に示すように、このプリンタ100で
は、用紙搬送面を構成する排紙ガイド215上に、その
主走査方向に沿って複数の穴が連続して開けられた前端
合わせマークBが形成されている。この前端合わせマー
クBは、印刷用紙の前端位置を合わせるための位置決め
手段として作用する。一方、用紙搬送面を構成するプラ
テン200の紙送りローラ16の下流側には、その副走
査(紙送り)方向に沿って複数の穴が連続して開けられ
た第1の側端合わせマークS1が形成されている。更
に、用紙搬送面を構成する給紙ガイド211の紙送りロ
ーラ16の上流側には、その副走査(紙送り)方向に沿
って複数の穴が連続して開けられた第2の側端合わせマ
ークS2が形成されている。
【0027】図3及び図4に示すように、前端合わせマ
ークBは、排紙ガイド215に形成された複数の貫通穴
により構成され、一方、第1の側端合わせマークS1及
び第2の側端合わせマークS2は、それぞれプラテン2
00、給紙ガイド211に形成された複数の非貫通穴に
より構成されている。
【0028】このように、給紙部110から印刷部12
0を経て排紙部130に向かう用紙搬送経路が形成され
て成り、用紙搬送経路に設けられた紙送りローラ16で
印刷用紙(ロール紙20)を挟持しつつ紙送りを行う構
成において、印刷用紙(ロール紙20)の側端位置を合
わせるための位置決め手段として用紙搬送経路における
紙送りローラ16の下流側には第1の側端合わせマーク
S1が設けられ、その上流側には第2の側端合わせマー
クS2が設けられている。
【0029】これら第1の側端合わせマークS1と第2
の側端合わせマークS2は、それぞれ用紙搬送経路に沿
って形成された目印により構成され、作業者が該目印を
基準として前記印刷用紙の側端位置を合わせることで位
置決めを実行する。目印は、印刷用紙の搬送面上に形成
された複数の穴により構成される。更に、印刷用紙の前
端位置を合わせるための位置決め手段として、用紙搬送
経路を構成する排紙ガイド215上に、その主走査方向
に沿って、第1の側端合わせマークS1と略直角状に前
端合わせマークBが設けられている。
【0030】プリントヘッド121は、ブラックインク
を吐出するブラックインク用プリントへッドと、イエロ
ー、ライトシアン、シアン、ライトマゼンタ、マゼンタ
等の各色のインクを吐出する複数のカラーインク用プリ
ントヘッドとを備えている。そして、プリントヘッド1
21は、圧力発生室とそれに繋がるノズル開口が設けら
れており、圧力発生室内にインクを貯留して所定圧で加
圧することにより、ノズル開口からロール紙20に向け
てコントロールされた大きさのインク滴を吐出するよう
になっている。
【0031】キャリッジ122は、図2に示すように、
主走査方向に設けられているレール127にコロを介し
て吊り下げられ、キャリッジベルト128に連結されて
おり、図示しないキャリッジ駆動装置によってキャリッ
ジベルト128が作動すると、キャリッジベルト128
の動きに連行され、レール127に案内されて往復移動
するようになっている。
【0032】FFC123は、一端が制御部のコネクタ
に接続され、他端がプリントヘッド121のコネクタに
接続されており、印刷信号を制御部からプリントヘッド
121に送るようになっている。インクチューブ124
は、各色のインク用が配設されており、図示しないイン
ク加圧供給手段を介して各一端が対応する各色のインク
カートリッジにつながれ、各他端が対応する各色のプリ
ントヘッド121につながれている。
【0033】そして、インクチューブ124は、インク
加圧供給手段によって加圧された各色のインクをインク
カートリッジからプリントヘッド121に送るようにな
っている。前蓋126は、図1及び図2に示すように、
下部が回動可能に支持されており、上部を持って押し下
げ、あるいは押し上げることにより開閉するようになっ
ている。
【0034】排紙部130は、図1及び図2に示すよう
に、ロール紙を副走査方向に搬送する経路の一部を成す
排紙ガイド215と、ロール紙を副走査方向に搬送する
図示しない排紙ローラを備えている。また、排紙部13
0の前面側から見て右側には、図1及び図2に示すよう
に、インクカートリッジを収納保持するカートリッジホ
ルダ150が配設されている。
【0035】脚部140は、図1及び図2に示すよう
に、移動用のコロ141を有する2本の支持柱142
と、これらの支持柱142の間に掛け渡されている補強
棒143を備えている。そして、支持柱142の上部に
プリンタ本体110、120、130が載置されネジ止
め固定されるようになっている。
【0036】このような構成において、インクジェット
式プリンタ100を使用する場合は、先ず、給紙部11
0からロール紙ホルダ111を構成するスピンドル11
3を取り出し、スピンドル113の一端をロール紙20
の軸穴から挿入して貫通させ、当該一端側をスピンドル
受け114に装着すると共に、他端側をスピンドル受け
115に装着することで、スピンドル113が挿通され
たロール紙20を給紙部110に容易にセットすること
ができる。
【0037】次に、ロール紙20を印刷開始位置にセッ
トする場合には、回動レバー16Cによりピンチローラ
16Bを駆動ローラ16Aから切り離し(レリース状態
にし)た上で、ロール紙20を駆動ローラ16Aとピン
チローラ16Bとの間に差し込み、図5に示すように、
ロール紙20の先端を下方に引き出して印刷部120の
搬送経路を通し、更に、図6に示すように、排紙部13
0の搬送経路まで通す。そして、図7に示すように、ロ
ール紙20を巻き取り方向に回転させて、同図及び図3
に示すように、ロール紙20の先端20aを前端合わせ
マークBに合わせて位置決めすると共に、ロール紙20
の右側端20bを紙送りローラ16の下流側では第1の
側端合わせマークS1に合わせ、その上流側では第2の
側端合わせマークS2に合わせ、それぞれ位置決めす
る。そして、この位置合わせが終了した後、回動レバー
16Cを戻してピンチローラ16Bを駆動ローラ16A
に接近させニップさせてから、駆動ローラ16Aを逆転
させてロール紙20の先端20aを戻し、印刷開始位置
に停止させる。その後、インクジェット式プリンタ10
0を起動して、ロール紙20を副走査方向に給紙しつつ
プリントヘッド121を主走査方向に移動させながらイ
ンク滴を吐出させ、ロール紙20に所定の情報を印刷し
て排紙する。
【0038】このように、セットマークとしての前端合
わせマークB、第1の側端合わせマークS1、及び第2
の側端合わせマークS2を利用して、ロール紙20の先
端20aの位置合わせを行うことによりロール紙20の
斜行搬送を予め防止することが可能となる。即ち、紙送
りローラ16の下流側でロール紙20の先端20aと右
側端20bをそれぞれ基準位置を示す前端合わせマーク
Bと第1の側端合わせマークS1に合わせて位置決めす
るだけでなく、紙送りローラ16の上流側でもロール紙
20の右側端20bを基準位置を示す第2の側端合わせ
マークS2に合わせて位置決めするので、たとえ紙送り
ローラ16の上流側でロール紙20の一部にたわみを生
じた場合でも、用紙の斜行(スキュー)を防止すること
ができる。換言すれば、紙送りローラ16の下流側のみ
の側端合わせでは、見かけ上、側端合わせが行われてい
ても上流側で生じたロール紙20のたわみにより、紙送
りローラ16上では斜行(スキュー)が残っていること
があるのに対し、紙送りローラ16の上流側でも側端合
わせを行うことから、かかる上流側で生じたロール紙2
0のたわみによる紙送りローラ16上の斜行(スキュ
ー)を解消した上で、ロール紙20を印刷開始位置にセ
ットし得る。また、ロール紙20の右側端20bの位置
を合わせるためのマークを下流側だけに有する場合に比
べ、少なくともその位置決め長さが長くなるので、ロー
ル紙20の右側端20bの位置合わせが容易になり、用
紙の斜行をより有効に防止可能である。
【0039】次に、図8及び図9を参照して、本発明の
第2の実施形態に係るインクジェット式プリンタについ
て説明する。この第2の実施形態に係るインクジェット
式プリンタの基本的構成は、上述した第1の実施形態の
ものと略同様であるので、それらの詳しい図示及び説明
は省略し、相違部分を中心に説明する。
【0040】即ち、本実施形態では、図8に示すよう
に、第1の側端合わせマークS1´は用紙搬送面を構成
するプラテン200上に設けられているのではなく、プ
ラテン200及び印刷部120を覆うカバー300上に
設けられている。また、第2の側端合わせマークS2´
は用紙搬送面を構成する給紙ガイド211上に設けられ
ているのではなく、給紙ガイド211上を覆うカバー3
10上に設けられている。ここで、カバー300及びカ
バー310は、それぞれ内部を目視可能な透明の部材か
ら構成されている。また、第1の側端合わせマークS1
´及び第2の側端合わせマークS2´は、図8及び図9
に示すように、それぞれカバー300、310の右側端
から所定の間隔を置いた位置に、紙送り方向(上下方
向)に沿って、複数設けられた突起により構成されてい
る。尚、ここでいうカバー300、310の右側端から
所定の間隔を置いた位置とは、紙送り方向(上下方向)
において、ちょうどスピンドル113とスピンドル受け
114により回転可能に軸支されたロール紙20の右側
端位置に対応する。
【0041】一方、本実施形態では、第1の実施形態の
前端合わせマークBに相当するものは、特に設けられて
いないが、カバー300の下面300Aの先端部300
aが、前端合わせマークと同様の機能を奏する。即ち、
紙送りローラ16の下流側では、ロール紙20の右側端
20bを基準位置を示す第1の側端合わせマークS1´
を目安に位置決めすると共に、紙送りローラ16の上流
側では、ロール紙20の右側端20bを基準位置を示す
第2の側端合わせマークS2´を目安に位置決めする。
また、ロール紙20の先端20aは、副走査方向に基準
位置を示すカバー300の下面300Aの先端部300
aに沿って位置決めすれば良い。
【0042】この第2の実施形態によっても、上述した
第1の実施形態と同様に、紙送りローラ16の上流側で
もロール紙20の右側端20bを基準位置を示す第2の
側端合わせマークS2´を目安に位置決めするので、た
とえ紙送りローラ16の上流側でロール紙20の一部に
たわみを生じた場合でも、用紙の斜行(スキュー)を防
止することができる。
【0043】以上、本発明を特定の実施形態に関して述
べたが、本発明はこれらに限られるものではなく、特許
請求の範囲に記載した事項の範囲内において、他の様々
な実施形態についても適用可能である。
【0044】例えば、上述した第1及び第2の実施形態
では、紙送り手段を、駆動ローラとその従動ローラとか
ら構成し、該駆動ローラと従動ローラとで印刷用紙を挟
持しつつ紙送りを行うように構成したが、印刷用紙を押
さえつつ紙送りを行う構成であれば、かかる紙送りロー
ラ対を設けるものに限られず、吸引装置を用いて印刷用
紙を吸引し押さえつつ紙送りを行う構成でも良い。
【0045】また、上述した第1及び第2の実施形態で
は、印刷用紙の前端位置を合わせるための位置決め手段
として、前端合わせマークをも設ける構成としたが、最
低限、印刷用紙の側端位置を合わせるための位置決め手
段を用紙搬送経路における紙送り手段の下流側と上流側
の双方に設ければ、紙送り手段の上流側に生じたたわみ
による斜行は防止可能である。
【0046】また、上述した第1及び第2の実施形態で
は、位置決め手段としてのマーク(目印)を複数の貫通
穴、非貫通穴を連続して設けることで形成したが、これ
に限られず、複数の突起が用紙搬送経路に沿って連続し
て設けられる場合、用紙搬送経路に沿って罫書きにより
構成される場合等を広く含む。
【0047】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係るプリンタによれば、大型のロール紙に印刷を行う
場合に必要な用紙先端の位置合わせを簡単かつ正確に行
うことができ、以て用紙の斜行を有効に防止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るプリンタの構
成例を示す斜視図である。
【図2】図1のプリンタの主要部の内部構成例を示す斜
視図である。
【図3】図1に示したインクジェット式プリンタにおけ
る特徴的な部分である用紙搬送面の概略構造を示した図
である。
【図4】図1に示したインクジェット式プリンタにおけ
る特徴的な部分である用紙搬送面の概略断面側面図であ
る。
【図5】図1のプリンタの使用手順を示す第1の図であ
る。
【図6】図1のプリンタの使用手順を示す第2の図であ
る。
【図7】図1のプリンタの使用手順を示す第3の図であ
る。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係るプリンタにお
ける特徴的な部分であるカバー及び用紙搬送面の概略断
面側面図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係るプリンタにお
ける特徴的な部分であるカバー及び給紙部にセットされ
たロール紙を示す概略図である。
【図10】従来の大型プリンタを用いて印刷を行う場合
の用紙先端部の位置合わせ方法を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
100 プリンタ 110 給紙部 111 ロール紙ホルダ 112 ロール紙カバー 113 スピンドル 114 スピンドル受け 115 スピンドル受け 120 印刷部 121 プリントヘッド 122 キャリッジ 123 FFC 124 インクチューブ 125 上蓋 126 前蓋 127 レール 128 キャリッジベルト 130 排紙部 131 排紙ガイド 132 サイドカバー 140 脚部 141 コロ B 前端合わせマーク S1 第1の側端合わせマーク S2 第2の側端合わせマーク 20 ロール紙 20a 先端 20b 右側端 S1´ 第1の側端合わせマーク S2´ 第2の側端合わせマーク 200 プラテン 211 給紙ガイド 215 排紙ガイド 300 カバー 310 カバー

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙部、印刷部及び排紙部がこの順に配
    置され、前記給紙部から前記印刷部を経て前記排紙部に
    向かう用紙搬送経路が形成されて成り、前記用紙搬送経
    路に設けられた紙送り手段で印刷用紙を押さえつつ紙送
    りを行う構成のプリンタにおいて、前記印刷用紙の側端
    位置を合わせるための位置決め手段を前記用紙搬送経路
    における前記紙送り手段の下流側と上流側の双方に設け
    たことを特徴とするプリンタ。
  2. 【請求項2】 更に、前記印刷用紙の前端位置を合わせ
    るための位置決め手段を前記用紙搬送経路における前記
    紙送り手段の下流側に有することを特徴とする請求項1
    に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記紙送り手段は、駆動ローラとその従
    動ローラとから構成され、該駆動ローラと従動ローラと
    で前記印刷用紙を挟持しつつ紙送りを行うことを特徴と
    する請求項1又は2に記載のプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記位置決め手段は、前記用紙搬送経路
    に沿って形成された目印により構成され、作業者が該目
    印を基準として前記印刷用紙の端部の位置を合わせるこ
    とで前記位置決めを実行することを特徴とする請求項1
    乃至3に記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記目印は、前記印刷用紙の搬送面上に
    形成された複数の穴により構成されることを特徴とする
    請求項4に記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記目印は、前記用紙搬送経路を覆うカ
    バー部材に形成されていることを特徴とする請求項4に
    記載のプリンタ。
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