JP4877259B2 - 記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、媒体を搬送する搬送機構を含む記録装置に関する。
特許文献1に記載のプリンタは、板材である前側板と後側板とを連結部材で結合した装置本体を構成する本体フレーム内に、用紙を前側板と平行な搬送方向に送る転写ベルトユニットや用紙の収納部である給紙カセットなどを有している。前側板には、転写ベルトユニットを搬送方向と直交する前後方向に着脱可能とする開口が形成されている。また、前側板の開口の下方には、給紙カセットを転写ベルトユニットと同様に前後方向に着脱可能とする開口がさらに形成されている。転写ベルトユニット及び給紙カセットは、装置本体からこれらの開口を介して着脱される。
特開2005−189664号公報(図1)
特許文献1に記載のプリンタにおいては、前側板に転写ベルトユニットと給紙カセットをそれぞれ着脱可能とする開口が形成されているため、前側板の強度が低下してしまう。また、前側板の強度を向上させるために、前側板に開口を形成せずに、転写ベルトユニットと給紙カセットを連結部材が設けられている側から搬送方向に沿って着脱させることも考えられる。しかしながら、一般的に、プリンタは給紙カセットを着脱する側を前面として設置することが多く、その場合、転写ベルトユニット上の用紙は、搬送方向に沿って前面から後面に向かって送られることになる。すると、転写ベルトユニット上の後面側で用紙がジャムしてしまうと、前面から後面側のジャム処理は困難なため、ユーザはプリンタの向きを変えてジャム処理を行う必要があった。
そこで、本発明の目的は、板材の強度を向上させつつ、装置内におけるジャム処理を容易に行うことができる記録装置を提供することにある。
本発明の記録装置は、互いに平行に対向する2つの板材と、前記2つの板材の間に配置され、前記2つの板材と平行な搬送方向へ媒体を搬送するとともに、前記2つの板材の間から着脱可能な搬送機構と、前記搬送機構によって搬送されている媒体に対して画像を形成する記録部と、前記2つの板材のうち、一方の板材の厚み方向に貫通した第1貫通孔と、前記2つの板材の間に配置され、前記第1貫通孔から着脱可能な第1ユニットと、前記搬送機構と前記記録部との間で詰まった前記媒体を取り出すために、前記一方の板材の前記厚み方向に貫通した第2貫通孔と、を備えている。前記第2貫通孔は、その面積が、前記搬送機構を前記一方の板材に投影した面積よりも小さく、さらに、前記搬送方向と直交する方向に関して前記間と対向する領域に形成されている
本発明の記録装置によると、搬送機構を着脱するための貫通孔を2つの板材のいずれにも形成しないため、板材の強度を向上させることができる。また、第1ユニットを着脱する第1貫通孔が形成された板材を前面にして設置した場合、搬送方向の上流側や下流側でジャムが起こったとしても、装置の側方から容易にジャム処理を行うことができる。また、搬送機構を取り外さなくても、搬送機構によって搬送される媒体のジャム処理を行うことができる。また、ユーザによる第1ユニットの着脱方向とジャム処理を行う方向が同じとなり、ユーザの操作性が向上する。
また、前記2つの板材を連結する連結部材をさらに備えていることが好ましい。これによると、2つの板材を平行に対向する状態で保持することができる。
さらに、前記連結部材は、前記第1ユニットをガイドするガイド部材として使用されることが好ましい。これによると、部材点数を減らすことができ、低コストとなる。
加えて、前記連結部材は複数設けられており、前記搬送機構は、2つの前記連結部材の間から着脱されることが好ましい。これによると、連結部材が搬送機構の着脱を阻害することがない。
また、前記搬送機構が、前記2つの板材に支持されていることが好ましい。これによると、搬送機構は2つの板材に支持されているだけなので、搬送機構を容易に着脱することができる。
さらに、前記搬送機構は、一対のローラと、前記一対のローラに架け渡された無端状の搬送ベルトとを有するベルト式であり、前記一対のローラの少なくとも一方の回転軸が、
前記2つの板材に支持されていることが好ましい。これによると、搬送機構を構成するローラの回転軸が、2つの板材に支持されているだけなので、搬送機構を容易に着脱することができる。
加えて、前記2つの板材の前記搬送機構の装着方向上流側の端部には、前記搬送方向に沿った切り欠きがそれぞれ形成されており、前記一対のローラのうち、前記搬送機構の装着方向上流側の回転軸は、前記切り欠きに挿入されて固定されることが好ましい。これによると、切り欠きを高精度に形成するだけで、搬送機構を高精度に位置決めすることができる。
また、前記第1ユニットは、前記搬送機構へ送り出される媒体を収容する媒体収容部であることが好ましい。これによると、媒体収容部を第1貫通孔から着脱することができる。
さらに、前記搬送機構は、前記媒体収容部から前記搬送機構へ媒体を搬送する搬送経路と交差しない方向から着脱することが好ましい。これによると、搬送機構を着脱するときに、搬送経路が邪魔にならない。
また、前記記録部は液体吐出ヘッドであり、前記第1ユニットは、前記液体吐出ヘッドに供給する液体が貯留された液体貯留部であってもよい。これによると、液体貯留部を第1貫通孔から着脱することができる。
さらに、前記記録部は、前記2つの板材の間から着脱可能であることが好ましい。これによると、記録部を着脱するための貫通孔を2つの板材のいずれにも形成せず、記録部を2つの板材の間から着脱するため、板材の強度を向上させることができる。
加えて、前記記録部は、前記2つの板材に支持されていることが好ましい。これによると、記録部は2つの板材に支持されているだけなので、記録部を容易に着脱することができる。
加えて、前記2つの板材の間に配置され、前記2つの板材の間から着脱可能な第2ユニットをさらに備えていることが好ましい。これによると、第2ユニットを着脱するための貫通孔を2つの板材のいずれにも形成せず、第2ユニットを2つの板材の間から着脱するため、板材の強度を向上させることができる。
また、前記第2ユニットは、前記搬送機構によって搬送された媒体を前記搬送機構へ再度送り出す戻し経路を形成する戻し経路形成部材であることが好ましい。これによると、
戻し経路形成部材を2つの板材の間から着脱できる。
さらに、前記第1ユニットは、複数設けられており、前記第2ユニットは、複数の前記第1ユニット間に設けられていることが好ましい。
加えて、前記搬送機構及び前記第2ユニットは、同じ着脱方向であることが好ましい。
これによると、搬送機構と第2ユニットとの着脱方向が同じとなり、ユーザの操作性が向上する。
また、前記搬送機構及び前記記録部の着脱方向は直交していることが好ましい。
さらに、前記第1貫通孔の形状は、前記第1ユニットを前記板材に投影した形状と実質的に同一であることが好ましい。
加えて、前記2つの板材の間において、上方から前記記録部、前記搬送機構、前記第1ユニットの順に並んで配置されていることが好ましい。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、記録用紙にインクを吐出して文字や画像などを記録するインクジェットプリンタに本発明を適用した一例である。図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。図2は、図1のII―II線に沿ったインクジェットプリンタの側断面図である。図3は、筐体を取り外したときのインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。
図1及び図2に示すように、インクジェットプリンタ1(記録装置)は、直方体形状の筐体1aを有し、その前面(図1の紙面手前側の面)には、上から順に、ユーザの操作により回動する回動部材61、開口10d、開口10dに嵌め込まれ且つ下端の水平軸を支点として開閉可能な扉1d、給紙カセット1b(媒体収容部:第1ユニット)が挿入される開口10b、及び、インクタンクカセット1e(液体貯留部:第1ユニット)が挿入される開口10eが設けられている。扉1dは、主走査方向(図2の紙面に直交する方向)に関して後述する搬送ユニット21と対向配置されている。
また、インクジェットプリンタ1の右方側面には、上から順に、開口10f、開口10fに嵌め込まれ且つ下端の水平軸を支点として開閉可能な扉1f、戻しカセット1cが挿入される開口10cが設けられている。扉1fは、副走査方向(図2の左右方向)に関して搬送ユニット21と対向配置されている。
さらに、インクジェットプリンタ1の左方側面には、開口10g、開口10gに嵌め込まれ且つ下端の水平軸を支点として開閉可能な扉1gが設けられている。また、インクジェットプリンタ1の上面には、開口10h、開口10hに嵌め込まれ且つ上方に取り外し可能な上壁1hが設けられている。上壁1hは、筐体1aにネジ止め固定されている。上壁1hの主走査方向両端部には、それぞれ凹部1iが形成されている。上壁1hは、ユーザがネジを外して凹部1iを手に持つことで取り外し可能となっている。この上壁1hの上面には、排紙部31が設けられている。
図3に示すように、インクジェットプリンタ1は、筐体1aを取り外すと、その内部に本体フレーム80を有している。本体フレーム80は、前側板81、後側板82及び複数の連結フレーム83を有している。前側板81及び後側板82は、互いに平行に対向して配置されており、複数の連結フレーム83によって連結されている。これら複数の連結フレーム83によって、前側板81及び後側板82は平行に対向する状態を保持している。
前側板81には、筐体1aの開口10b、10d、10eと対向する位置に開口81b、81d、81eが形成されている。開口81b、81eの面積(形状)は、給紙カセット1b及びインクタンクカセット1eがそれぞれ着脱可能な微小な隙間の面積を含めて、実質的に給紙カセット1b及びインクタンクカセット1eを前側板81に投影したときの面積(形状)と同じである。開口81dは、後述する搬送ユニット21の2つのベルトローラ6、7間と対向する位置であって、搬送ユニット21を前側板81に投影した面積よりも小さな面積となっている。また、開口81dは、搬送ユニット21の副走査方向に関する幅よりも小さい幅となっており、その上端は後述するインクジェットヘッド2の下面よりも高い位置にある。この開口81dは、搬送ユニット21が取り出せない程度の大きさであるとともに、ジャムした用紙Pを曲げずに平たい状態で取り出せる大きさである。これにより、前側板81の強度を確保しつつ、最低限必要な大きさの開口81dを形成することができる。
また、前側板81及び後側板82には、図3の右方端部から副走査方向に沿った切り欠き84が形成されている。この切り欠き84の先端部には、後述するベルトローラ7の軸7xが、図示しない軸受を介して挿入されている。そして、この軸受は図示しない固定部材によって前側板81及び後側板82に位置決め固定されている。
また、前側板81及び後側板82には、その一部が搬送ユニット21が収容される空間に向かって主走査方向に折り込まれた後述するベルトローラ6の軸6xをガイドするガイド部材85が形成されている。ガイド部材85は、図2に示す通常印刷時における軸6xの位置を上端とし、そこからベルトローラ7の軸7xを中心に円弧を描きつつ右斜め下方向に延びた、細長な形状である。後述する搬送ユニット21は、ベルトローラ7の軸7xが切り欠き84の先端部まで挿入されて、ベルトローラ6が後述するワイヤ62で引っ張られた状態で位置決め固定されている。
前側板81と後側板82の図3の左方側を連結する複数の連結フレーム83は、副走査方向に沿って筐体1aの開口10gと重ならない位置に配置されている。また、前側板81と後側板82の図3の右方側を連結する連結フレーム83は、副走査方向に沿って筐体1aの開口10c、10fと重ならない位置に配置されている。
次に、インクジェットプリンタ1の内部構成について説明する。図2に示すように、インクジェットプリンタ1は、筐体1a内に、上から順に4つのインクジェットヘッド2(液体吐出ヘッド)、搬送ユニット21(搬送機構)、給紙カセット1b、戻しカセット1c(戻し経路形成部材:第2ユニット)及びインクタンクカセット1eを有している。
4つのインクジェットヘッド2は、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する複数のノズル2aを有し、用紙Pに画像や文字などを印刷する記録部を構成している。また、4つのインクジェットヘッド2は、上壁1hを取り外して上方から着脱可能となっている。
搬送ユニット21は、用紙Pをノズル2aと対向させつつ、搬送方向に沿って図2の左方から右方へ搬送する。また、搬送ユニット21は、前側板81と後側板82の間から開口10fを介して、副走査方向に沿って図2の右方へ着脱可能となっている。つまり、搬送ユニット21を装着する装着方向は、図2の左方から右方となっている。このとき、開口10fは、副走査方向に沿って連結フレーム83と重なっていない、つまり、搬送ユニット21は、連結フレーム83にその着脱を阻害されることなく、2つの連結フレーム83の間から着脱される。
給紙カセット1bは、複数の用紙Pを収容し、用紙Pを1枚ずつ一方の面がノズル2aと対向するように搬送ユニット21へ送り出す。また、給紙カセット1bは、開口81b、10bを介して主走査方向に沿って着脱可能となっている。
戻しカセット1cは、用紙Pの他方の面がノズル2aと対向するように搬送ユニット21によって搬送された用紙Pを反転させて搬送ユニット21へ戻す。また、戻しカセット1cは、搬送ユニット21と同様に、前側板81と後側板82の間から図2の右方へ副走査方向に沿って着脱可能となっている。このように、搬送ユニット21と戻しカセット1cは、着脱方向が同じなので、ユーザの操作性が向上する。
インクタンクカセット1eは、4つのインクジェットヘッド2にそれぞれ供給するインクが貯留されている4つのインクタンク50を有している。また、インクタンクカセット1eは、給紙カセット1bと同様に、開口81e、10eを介して主走査方向に沿って着脱可能となっている。このように、給紙カセット1bとインクタンクカセット1eは、着脱方向が同じなので、ユーザの操作性が向上する。
つまり、筐体1a内において、4つのインクジェットヘッド2の下方に搬送ユニット21が配置され、搬送ユニット21の下方に給紙カセット1bが配置され、給紙カセット1bの下方に戻しカセット1cが配置され、戻しカセット1cの下方に4つのインクタンク50が配置されている。
インクジェットプリンタ1の内部には、給紙カセット1bから排紙部31に向けて、媒体である用紙Pが搬送される用紙搬送経路が形成されている。給紙カセット1b内に収容された複数の用紙Pは、ピックアップローラ25によって最も上方にある用紙Pから1枚ずつ順次繰り出され、ガイド27a、27b、27cによりガイドされ且つローラ対26a、26b、26cによって挟持されつつ、一方の面がノズル2aと対向するように搬送ユニット21へと送られる。ここで、搬送ユニット21は、ガイド27a、27b、27cが配置された経路と交差しない図2の右方から着脱する。これにより、搬送ユニット21を着脱するときに、これらのガイドが配置された経路が邪魔にならない。
ピックアップローラ25は、給紙カセット1bに取り付けられている。給紙カセット1bの副走査方向両端にはスライド部材52がそれぞれ設けられており、2つの連結フレーム83に対して摺動可能となっている。したがって、給紙カセット1bは、2つの連結フレーム83に沿って2つのスライド部材52がそれぞれ摺動することにより、主走査方向に着脱可能となっている。このように、連結フレーム83が給紙カセット1bをガイドするガイド部材としても使用されることで、部品点数を減らしてプリンタを低コスト化することができる。
搬送ユニット21は、2つのベルトローラ6、7と、両ローラ6、7間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8と、搬送ベルト8の下側ループにおいてその内周面に接触しつつ下方に付勢されることで搬送ベルト8にテンションを付加するテンションローラ9と、これらベルトローラ6、7及びテンションローラ9を回転可能に支持する一対の支持フレーム11とを有している。ベルトローラ7は、駆動ローラであって、その軸7xに固定された搬送モータ(図示せず)から駆動力が与えられることで、図2中時計回りに回転する。ベルトローラ6は、従動ローラであって、ベルトローラ7の回転により搬送ベルト8が走行するのに伴って、図2中時計回りに回転する。従動側のベルトローラ6は、後述するように、給紙カセット1bが筐体1aから分離されることで形成された空間へと移動可能となっている。
搬送ベルト8の外周面は、シリコーン処理が施されることで、粘着性を有している。用紙搬送経路上において搬送ベルト8を挟んでベルトローラ6と対向する位置には、ニップローラ4が配置されている。ニップローラ4は、給紙カセット1bから送り出された用紙Pを搬送ベルト8の外周面に押さえ付ける。搬送ベルト8の外周面に押さえ付けられた用紙Pは、当該外周面の粘着力によって外周面上に保持されつつ、右方へと搬送される。
一対の支持フレーム11は、略長方形形状の板状部材からなり、2つのベルトローラ6、7などを軸方向(主走査方向)に関して挟む位置に配置されている。また、一対の支持フレーム11の下端部には、搬送ベルト8の下側ループの傾斜に沿うように下端中央が下方に突出した形状となっている。一対の支持フレーム11の下面には、落下防止プレート12が取り付けられている。
落下防止プレート12は、水平面に鉛直方向から投影してできた領域、すなわち、落下防止プレート12を平面視したときのその外形領域内に、搬送ベルト8を同じ水平面に鉛直方向から投影してできた領域、すなわち、搬送ユニット21を平面視したときの搬送ベルト8の外形領域全体が配置されるように、搬送ユニット21の下方に配置されている。
このように落下防止プレート12は、搬送ユニット21の下方において、搬送ベルト8全体と鉛直方向に沿って重なるように配置されている。
また、落下防止プレート12は、一対の支持フレーム11の下端部に沿ったくの字断面形状を有している。すなわち、落下防止プレート12は、左右の端部から中央にかけて下方に傾斜している。また、落下防止プレート12は、図中左右方向に関して、搬送ベルト8と鉛直方向に沿って重なる領域まで延在している。これにより、搬送ベルト8から落下してきた異物を落下防止プレート12によって、受け取ることができる。なお、落下防止プレート12は支持フレーム11の下面に取り付けられているので、後述するように、軸7xを回転中心として搬送ユニット21を移動させたときに、搬送ユニット21とともに移動する。
また、用紙搬送経路上において搬送ベルト8を挟んでベルトローラ7と対向する位置には、剥離プレート5が設けられている。剥離プレート5は、搬送ベルト8の外周面に保持されている用紙Pを外周面から剥離する。剥離プレート5によって搬送ベルト8の外周面から剥離された用紙Pは、ガイド29a、29b、29cによりガイドされ且つローラ対28a、28b、28cによって挟持されつつ上方へ送られ、筐体1a上部に形成された開口30から排紙部31へと排出される。
また、ローラ対28a、28b、28cの一方のローラは、スイッチバックローラとなっており、搬送ベルト8から送られて排紙部31へ排出するときの回転方向と逆方向に回転可能となっている。そして、剥離プレート5によって搬送ベルト8の外周面から剥離された用紙Pは、ガイド29a、29b、29cによりガイドされ且つローラ対28a、28b、28cによって挟持されつつ上方へ送られ、その後、ローラ対28a、28b、28cが逆方向に回転することで、ガイド30によりガイドされ且つローラ対32によって挟持されつつ下方の戻しカセット1cへ送られる。
戻しカセット1cは、鉛直方向(図2の上下方向)に延在し、その途中部から湾曲し主走査方向に延在した下側ガイド71と、下側ガイド71との間で所定の隙間をあけて、用紙Pの戻し経路70を形成する上側ガイド72と、ローラ対73a、73b、73cとを有している。ガイド30によりガイドされ且つローラ対32によって挟持されつつ下方へ送られた用紙Pは、上側ガイド72及び下側ガイド71によりガイドされ且つローラ対73a、73b、73cによって挟持されつつ搬送ベルト8による用紙Pの搬送方向とは逆方向に送られる。このとき、用紙Pは、図示しない斜行ローラによって斜行補正される。
そして、用紙Pは、搬送方向を反対方向に切り換えるUターン経路を形成するガイド27a、27b、27c、74によりガイドされ且つローラ対26a、26b、75によって挟持されつつ、他方の面がノズル2aと対向するように搬送ユニット21へと送られる。つまり、戻し経路70から搬送ユニット21に搬送された用紙Pは、給紙カセット1bから搬送ユニット21に搬送された用紙Pと反対側の面をノズル2aと対向することとなり、用紙Pの両面に印刷可能となる。なお、ガイド30、上側ガイド72、下側ガイド71及びUターン経路を形成するガイド27a、27b、27c、74によって戻し経路70は構成されている。
また、戻しカセット1cは、図4に示すように、搬送ベルト8による用紙Pの搬送方向(副走査方向)に沿って筐体1aから分離可能となっている。仮に、戻しカセット1cの着脱方向が搬送方向に直交する方向(主走査方向)であったとすると、筐体1a内と抜き出された戻しカセット1cとの間に跨って残っている用紙Pが、戻しカセット1cを抜き出すときに破れてしまうが、戻しカセット1cの着脱方向が搬送方向(副走査方向)であることで、戻しカセット1cを筐体1aから抜いたときに、筐体1a内に残った用紙Pが見やすく、戻し経路70におけるジャム処理が容易となる。また、戻しカセット1cの着脱方向が主走査方向であったとすると、前側板81に戻しカセット1cを着脱するための開口を形成する必要があるが、副走査方向であることで、前側板81に開口を形成しなくてよいため、前側板81の強度が向上する。
4つのインクジェットヘッド2は、それぞれ主走査方向に沿って延在し、副走査方向に並設されており、フレーム3を介して本体フレーム80に支持されている。インクジェットプリンタ1は、用紙Pの両面に印刷可能なライン式のカラーインクジェットプリンタである、各インクジェットヘッド2の下面には、複数のノズル2aが形成されている。
フレーム3は、図3に示すように、中空の直方体形状をしており、上方が開口している。フレーム3の下面には、4つのインクジェットヘッド2のノズル2aが露出する4つの開口が形成されている。そして、フレーム3に4つのインクジェットヘッド2は位置決め固定されてヘッドユニットを構成している。また、フレーム3の主走査方向両側の前側板3a及び後側板3bの上面には、主走査方向に沿ってフレーム3の外側に張り出した張り出し部3cがそれぞれ形成されている。そして、前側板81とフレーム3の前側板3aとがネジ止めされるとともに、後側板82とフレーム3の後側板3bとがネジ止めされることで、フレーム3に4つのインクジェットヘッド2が位置決め固定されて構成されたヘッドユニットが本体フレーム80に位置決め固定されている。
また、張り出し部3cの上面には、主走査方向に沿って見た形状がコの字状の取っ手3dが取り付けられている。2つの取っ手3dは、張り出し部3cとの接続部から主走査方向に沿ってフレーム3の内側に折りたたむことが可能となっている。また、4つのインクジェットヘッド2は、図3に示すように、前側板81と後側板82の間からフレーム3とともに鉛直方向に沿って着脱可能となっている。つまり、4つのインクジェットヘッド2の着脱方向と、搬送ユニット21の着脱方向は直交している。このように、この4つのインクジェットヘッド2を着脱するための開口を前側板81及び後側板82のいずれにも形成していないため、前側板81及び後側板82の強度を向上させることができる。
ヘッドユニットは、2つの張り出し部3cが、前側板81及び後側板82の上面に載置されることにより、仮置きされる。この状態で、前側板81とフレーム3の前側板3aとがネジ止めされるとともに、後側板82とフレーム3の後側板3bとがネジ止めされることになるが、ヘッドユニットを仮置きした状態ではネジ孔がずれているため、ネジ止め完了したときには、張り出し部3cと前側板81及び後側板82とは数ミリ離れた状態となる。
搬送ベルト8のループ内には、4つのインクジェットヘッド2と対向するように、ほぼ直方体形状のプラテン19が配置されている。プラテン19の上面は、搬送ベルト8の上側ループの内周面と接触しており、搬送ベルト8の内周側からこれを支持している。これにより、搬送ベルト8の上側ループの外周面とインクジェットヘッド2の下面、すなわちノズル2aとが対向しつつ平行になり、且つ、ノズル2aと搬送ベルト8の外周面との間に僅かな隙間が形成される。当該隙間は、用紙搬送経路の一部を構成している。搬送ベルト8の外周面上に保持されつつ搬送されてきた用紙Pが4つのインクジェットヘッド2のすぐ下方を順に通過する際に、用紙Pの上面に向けて各色のインクが吐出されることで、用紙P上に所望のカラー画像が形成される。
インクジェットヘッド2はそれぞれ、筐体1aの下方に配置されたインクタンクカセット1e内のインクタンク50と接続されている。つまり、4つのインクタンク50にはそれぞれ対応するインクジェットヘッド2に対応した色のインクが貯留されており、各インクタンク50からチューブ(図示せず)などを介してインクジェットヘッド2にインクが供給される。
次に、ベルトローラ6の移動について、図5を参照しつつ説明する。図5は、ベルトローラの移動を説明するための概略図である。
ベルトローラ6の軸方向両端には、当該両端から軸方向に突出するように、軸6xが固定されている。軸6xは前側板81及び後側板82のそれぞれが対向する面に形成されたガイド部材85に沿って移動可能となっている。図5(a)、(b)には、ベルトローラ6の一端に設けられた軸6xがガイド部材85にガイドされている様子が描かれている。
軸6xには、図示しない軸受を介して、筒部材6yが設けられている。筒部材6yには、
ワイヤ62の他端に設けられた図示しないフックが引っ掛けられている。このフック62は、筒部材6yから取り外し可能となっている。ワイヤ62の一端は、回動部材61の軸61xに固定されつつ巻回されている。図5(a)に示す状態、すなわち通常印刷時の状態において、回動部材61の軸61xには、ワイヤ62が巻き解かれないよう、例えばギヤやクラッチバネなどによって、時計回りに負荷が付与されている。つまり、搬送ユニット21は、ベルトローラ7の軸7xが本体フレーム80の切り欠き84に挿入されて支持されて、ベルトローラ6の軸6xが上方に引っ張られることで位置決めされている。
用紙Pのジャム処理時において、プリンタ1のユーザは、先ず、給紙カセット1bを図1の紙面手前側に引き出し、筐体1aから分離させる。その後、回動部材61を図5(a)中反時計回りに回動すると、ワイヤ62が軸61xから巻き解かれていく。これに伴って、ワイヤ62における軸61xと筒部材6yとの間の長さが長くなるとともに、軸6xがガイド部材85に沿ってスライドしつつベルトローラ7の軸7xを中心とした円弧状に右斜め下方向に移動し、図5(b)に示すように、ガイド部材85の後端で停止する。
このような軸6xの移動とともに、ベルトローラ6もベルトローラ7の軸7xを中心とした円弧状に右斜め下方向に移動する。ベルトローラ7は常に定位置にあるが、テンションローラ9a、9bは、搬送ベルト8へのテンションが一定に維持され、搬送ベルト8の形状が常に一定となるよう、ベルトローラ6の移動時に、ベルトローラ6と同様にベルトローラ7の軸7xを中心として円弧状に揺動する。また、ベルトローラ6の移動中において、回動部材61の軸61xには、移動速度が過大にならないよう、例えばギヤやクラッチバネなどによって、時計回りに負荷が付与されている。
ベルトローラ6を図5(a)から図5(b)に示す位置へと移動させることで、搬送ベルト8とインクジェットヘッド2との距離が大きくなる。したがって、その後、筐体1aの正面に設けられた扉1d(図1参照)を手前に引いて開放することで、搬送ベルト8の上側ループとヘッド2との間において搬送途中で詰まっている用紙Pを確認し、筐体1aから取り出すことが容易となる。また、このベルトローラ6が移動する空間として給紙カセット1bの配置空間を利用することで、搬送ユニット21を移動させるための専用の空間が不要となり、プリンタ1を小型化することができる。なお、搬送ベルト8とインクジェットヘッド2との距離が大きくなった状態においても、用紙Pのジャム処理が困難な場合においては、プリンタ1のユーザは、戻しカセット1cを図1の右方側に引き出し、筐体1aから分離させ、さらに戻しカセット1cの配置空間まで移動させる構成であってもよい。
このようにしてジャム処理を行った後、開放されていた扉1dを閉鎖し、回動部材61を図5(b)中時計回りに回動する。これにより、ワイヤ62が軸61xに巻き取られ、
ワイヤ62における軸61xと筒部材6yとの間の長さが短くなるとともに、軸6xがガイド部材85に沿ってスライドしつつベルトローラ7の軸7xを中心とした円弧状に左斜め上方向に移動し、図5(a)に示すガイド部材85の上端で停止する。このような軸6xの移動とともに、ベルトローラ6もベルトローラ7の軸7xを中心とした円弧状に左斜め上方向に移動し、図5(a)に示す元の位置、すなわち通常印刷時の位置へと復帰する。その後、給紙カセット1bを再び筐体1aに装着するとともに、戻しカセット1cを再び筐体1aに装着する。これにより、プリンタ1は再び印刷可能な状態となり、例えばPC(パーソナルコンピュータ)などから印刷再開指示を受けると、給紙カセット1b内において最も上方にある用紙Pを繰り出し、印刷を行う。
本実施形態におけるインクジェットプリンタ1は、ガイド27a、27b、27c、74付近で用紙Pのジャムが起こった場合には、図2に示すように、扉1gを開いて、ジャム処理を行う。このとき、一般的にユーザは給紙カセット1bを着脱する側を前面として設置するため、このガイド27a、27b、27c、74付近のジャム処理は側方から行うこととなる。つまり、プリンタの向きを変えたりする必要なく容易にジャム処理が可能となる。
次に、搬送ユニット21の交換方法について説明する。図6は、搬送ユニットの交換時の一連の動作を説明する図である。図6(a)に示すように、インクジェットプリンタ1には、搬送ユニット21、給紙カセット1b、戻しカセット1c及びインクタンクカセット1eが装着されている。
この状態から搬送ユニット21を交換するときには、まず、図6(b)に示すように、給紙カセット1bを開口10b、81bを介して主走査方向に沿って取り出すとともに、戻しカセット1cを開口10c、81cを介して副走査方向に沿って取り外す。そして、図6(c)に示すように、戻しカセット1cを取り外すときにガイドしたガイドレール91(図3参照)に沿って、主走査方向から見た平面形状がコの字をした治具90を副走査方向に沿って挿入する。次に、図示しない固定部材を外して、軸7xの支持を解除するとともに、ワイヤ62の他端に設けられた図示しないフックを筒部材6yから取り外し、軸6xの支持を解除する。そして、扉1fを開いて、図6(d)に示すように、治具90の上面に落下防止プレート12の下面が接触した状態で、開口10fを介して治具90(副走査方向)に沿って搬送ユニット21をスライドさせて取り外す。
その後、図6(e)に示すように、治具90に沿って搬送ユニット21をスライドさせて取り付ける。このとき、搬送ユニット21のベルトローラ7の軸7xは切り欠き84に沿ってガイドされる。そして、固定部材を取り付け、軸7xを回転可能に位置決め固定するとともに、ワイヤ62の他端に設けられた図示しないフックを筒部材6yに引っ掛けて位置決め固定する。こうして、搬送ユニット21は、取り付けられる。次に、図6(f)に示すように、副走査方向に沿って治具90を取り外して、図6(g)に示すように、給紙カセット1b及び戻しカセット1cを再度取り付ける。これにより、プリンタ1は再び印刷可能な状態となり、例えばPC(パーソナルコンピュータ)などから印刷再開指示を受けると、給紙カセット1b内において最も上方にある用紙Pを繰り出し、印刷を行う。
以上に述べたように、本実施形態に係るインクジェットプリンタ1によると、搬送ユニット21を着脱するための開口を前側板81及び後側板82のいずれにも形成しないため、前側板81及び後側板82の強度を向上させることができる。また、給紙カセット1bを着脱する開口10bが形成された前側板81を前面にして設置した場合、搬送方向の上流側や下流側でジャムが起こったとしても、プリンタの側方から容易にジャム処理を行うことができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。
上述の実施形態では、ジャム処理時において、ユーザが給紙カセット1bを引き出して筐体1aから分離し、その後回動部材61を操作することで、ベルトローラ6の移動が実現される。つまり、ユーザの操作によってベルトローラ6が移動するが、プリンタ1のコントローラによる制御によって、自動的に、すなわちユーザの操作を介さずに、ベルトローラ6の移動が実現されてもよい。例えば、用紙Pのジャムを検知するセンサ及び給紙カセット1bの着脱を検知するセンサ並びに回動部材61を駆動するモータをプリンタ1に設けた場合において、先ず、コントローラが、センサによる用紙Pのジャム検知に応じて、ジャムの発生及び給紙カセット1bの引き出し指示をユーザに通知する。そしてユーザによって給紙カセット1bが引き出されると、センサによる給紙カセット1bの分離検知に基づいて、コントローラが、ベルトローラ6が給紙カセット1bの収容空間Bへと移動するよう、モータを制御する。ベルトローラ6の移動後、コントローラは、用紙Pの取出指示をユーザに通知する。当該通知を確認したユーザが扉1dを開放し、詰まった用紙Pを筐体1aから取り出した後、扉1dを閉鎖すると、用紙Pのジャム処理完了及び扉1dの閉鎖の検知に基づいて、コントローラは、ベルトローラ6が元の位置へと復帰するよう、モータを制御する。その後コントローラは、給紙カセット1bの装着指示をユーザに通知し、給紙カセット1bが再び筐体1aに装着されると、センサによる給紙カセット1bの装着検知に基づいて、印刷を再開する。なお、給紙カセット1bの筐体1aからの分離及び装着についても、適宜の機構を設け、ユーザの操作を介することなく、コントローラの制御により行ってよい。その他様々な方法によって、ベルトローラ6の移動を実現してよい。
回動部材61は、筐体1aにおける扉1d及び/または開口10dが配置された面と同一面に設けられていなくてもよい。
上述した実施形態においては、移動機構として回動部材61、ワイヤ62などを設けているが、この構成に限定されず、その他様々な機構によってベルトローラ6の移動を実現してもよい。
上述した実施形態においては、駆動側のベルトローラ7を固定しつつ従動側のベルトローラ6のみを移動させていたが、例えば、上述の実施形態とは逆にベルトローラ6を固定しつつベルトローラ7のみを移動させたり、ベルトローラ6、7を同時に下降させて搬送ユニット21全体を平行移動させたりしてもよい。
上述した実施形態においては、駆動側のベルトローラ7を固定しつつ従動側のベルトローラ6を移動させてジャム処理を行っていたが、ジャムが発生しないような場合には、ベルトローラ6を移動させる機構を設けなくてもよい。
上述した実施形態においては、給紙カセット1b及び戻しカセット1cは全部を引き抜いていたが、後端まで引き抜くと筐体1aに固定されるような一部のみが筐体1aから引き抜かれる構成であってもよい。
上述した実施形態においては、搬送ユニット21及び戻しカセット1cの着脱方向が同じであったが、搬送ユニット21及び戻しカセット1cの着脱方向はそれぞれ反対方向であってもよい。
本発明に係る記録装置は、インクジェット式に限定されず、サーマル式にも適用可能であり、また、ライン式に限定されず、ヘッドが往復移動するシリアル式にも適用可能である。また、プリンタに限定されず、ファクシミリやコピー機などにも適用可能である。
本発明の一実施形態に係るインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。 図1のII―II線に沿ったインクジェットプリンタの側断面図である。 筐体を取り外したときのインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。 筐体から戻しカセットを取り外したときのインクジェットプリンタの側断面図である。 ベルトローラの移動を説明するための概略図である。 搬送ユニットの交換を説明するための概略図である。
1 インクジェットプリンタ
1a 筐体
1b 給紙カセット
1c 戻しカセット
1e インクタンクカセット
2 インクジェットヘッド
6、7 ベルトローラ
21 搬送ユニット
81 前側板
81b、81d、81e 開口
82 後側板
83 連結フレーム
84 切り欠き
P 用紙

Claims (19)

  1. 互いに平行に対向する2つの板材と、
    前記2つの板材の間に配置され、前記2つの板材と平行な搬送方向へ媒体を搬送するとともに、前記2つの板材の間から着脱可能な搬送機構と、
    前記搬送機構によって搬送されている媒体に対して画像を形成する記録部と、
    前記2つの板材のうち、一方の板材の厚み方向に貫通した第1貫通孔と、
    前記2つの板材の間に配置され、前記第1貫通孔から着脱可能な第1ユニットと、
    前記搬送機構と前記記録部との間で詰まった前記媒体を取り出すために、前記一方の板材の前記厚み方向に貫通した第2貫通孔と、を備えており、
    前記第2貫通孔は、
    その面積が、前記搬送機構を前記一方の板材に投影した面積よりも小さく、
    さらに、前記搬送方向と直交する方向に関して前記間と対向する領域に形成されていることを特徴とする記録装置。
  2. 前記2つの板材を連結する連結部材をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記連結部材は、前記第1ユニットをガイドするガイド部材として使用されることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記連結部材は複数設けられており、
    前記搬送機構は、2つの前記連結部材の間から着脱されることを特徴とする請求項2または3に記載の記録装置。
  5. 前記搬送機構が、前記2つの板材に支持されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記搬送機構は、一対のローラと、前記一対のローラに架け渡された無端状の搬送ベルトとを有するベルト式であり、
    前記一対のローラの少なくとも一方の回転軸が、前記2つの板材に支持されていることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記2つの板材の前記搬送機構の装着方向上流側の端部には、前記搬送方向に沿った切り欠きがそれぞれ形成されており、
    前記一対のローラのうち、前記搬送機構の装着方向上流側の回転軸は、前記切り欠きに挿入されて固定されることを特徴とする請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記第1ユニットは、前記搬送機構へ送り出される媒体を収容する媒体収容部であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 前記搬送機構は、前記媒体収容部から前記搬送機構へ媒体を搬送する搬送経路と交差しない方向から着脱することを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 前記記録部は液体吐出ヘッドであり、
    前記第1ユニットは、前記液体吐出ヘッドに供給する液体が貯留された液体貯留部であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の記録装置。
  11. 前記記録部は、前記2つの板材の間から着脱可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の記録装置。
  12. 前記記録部は、前記2つの板材に支持されていることを特徴とする請求項11に記載の記録装置。
  13. 前記2つの板材の間に配置され、前記2つの板材の間から着脱可能な第2ユニットをさらに備えていることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の記録装置。
  14. 前記第2ユニットは、前記搬送機構によって搬送された媒体を前記搬送機構へ再度送り出す戻し経路を形成する戻し経路形成部材であることを特徴とする請求項13に記載の記録装置。
  15. 前記第1ユニットは、複数設けられており、
    前記第2ユニットは、複数の前記第1ユニット間に設けられていることを特徴とする請求項13または14に記載の記録装置。
  16. 前記搬送機構及び前記第2ユニットは、同じ着脱方向であることを特徴とする請求項1315のいずれか1項に記載の記録装置。
  17. 前記搬送機構及び前記記録部の着脱方向は直交していることを特徴とする請求項1〜16のいずれか1項に記載の記録装置。
  18. 前記第1貫通孔の形状は、前記第1ユニットを前記板材に投影した形状と実質的に同一であることを特徴とする請求項1〜17のいずれか1項に記載の記録装置。
  19. 前記2つの板材の間において、上方から前記記録部、前記搬送機構、前記第1ユニットの順に並んで配置されていることを特徴とする請求項1〜18のいずれか1項に記載の記録装置。
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