JP2007183561A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 フレーム剛性の弱いベルトユニットでも、安定したベルト走行性を得ることができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】少なくとも支持ローラ12及びテンションローラ13と、これらのローラを支承するフレーム53,54と、これらのローラに張架された中間転写ベルト52とを有する中間転写ベルトユニット51を脱着可能に備えた画像形成装置において、装置本体にセットされた状態の上記ベルトユニット内の上記テンションローラを装置本体のガイド部111、110でガイドするように構成した。
【選択図】図2
【解決手段】少なくとも支持ローラ12及びテンションローラ13と、これらのローラを支承するフレーム53,54と、これらのローラに張架された中間転写ベルト52とを有する中間転写ベルトユニット51を脱着可能に備えた画像形成装置において、装置本体にセットされた状態の上記ベルトユニット内の上記テンションローラを装置本体のガイド部111、110でガイドするように構成した。
【選択図】図2
Description
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ、複合機などの画像形成装置に関するものである。
従来、画像形成装置として、画像形成装置本体に対して脱着可能なベルトユニットを用いたものが知られている。例えば、特許文献1には中間転写ベルト及びその支持部材などをユニット化した中間転写ユニットを装置本体に対して脱着可能に構成している。一方、画像形成措置は、出力スピードの高速化により、転写紙を高速搬送する必要があり、走行安定性の高いベルトユニットを採用した装置も増えている。また、フルカラー出力の需要が増加により、モノクロ並みの出力スピードが得られるタンデム型のカラー画像形成装置が注目され、その作像ユニットにも中転写ベルトユニット、あるいは、紙搬送ベルトユニットが利用されている。これらベルトユニットのベルトは経時で劣化し、特に作像に影響のある転写ベルトなどはベルト劣化により画質が低下するため、ある程度使用する毎に交換する必要がある。
従来のベルトユニットは、板金の前後側板やアルミの押し出し材のステーを使用するなど剛性の高いフレームが採用されており、ベルトの交換も専門知識を持ったユーザーやサービスマンが行っていた。現在のベルトユニットは、一般ユーザーでも交換し易いようにベルトユニットごと交換する画像形成装置が多くなった。
従来のベルトユニットは、板金の前後側板やアルミの押し出し材のステーを使用するなど剛性の高いフレームが採用されており、ベルトの交換も専門知識を持ったユーザーやサービスマンが行っていた。現在のベルトユニットは、一般ユーザーでも交換し易いようにベルトユニットごと交換する画像形成装置が多くなった。
一般ユーザーによる交換をしやすくし、またコストダウンを図るため、ベルトユニットの軽量化や樹脂フレームの採用が行われている。また、ユニットの小型化やレイアウトの制約のためにベルトユニットの厚みが薄くなってきている。これらからユニットの剛性が低くなる傾向にある。剛性が低すぎると、画像形成装置取付時にベルトユニットのフレームが撓み等で変形する虞がある。このような変形が生じると、ベルト走行性が不安定になりベルトの乗り上げ等の問題が発生する。ベルトユニットの前後側板が一体となった樹脂フレームを採用した画像形成装置では、この問題は発生しずらいが、これでは形状が大きく複雑になるため成型コストが高くなる。また転写ベルトユニットの接離機構などユニット内部に部品が多い場合は剛性が不十分になる。ベルトユニットの前側板と後側板を別部品にした構造のまま剛性を高めるには、部品単体の剛性をあげるために側板の厚みも厚くする必要があるため、ユニットを小型化し難くなる。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、フレーム剛性の弱いベルトユニットでも、安定したベルト走行性を得ることができる画像形成装置を提供することである。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、フレーム剛性の弱いベルトユニットでも、安定したベルト走行性を得ることができる画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、少なくとも支持ローラ及びテンションローラと、これらのローラを支承するフレームと、これらのローラに張架されたベルトとを有するベルトユニットを脱着可能に備えた画像形成装置において、装置本体にセットされた状態の上記ベルトユニット内の上記テンションローラを装置本体のガイド部でガイドするように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記ベルトユニットを装置本体に位置決めするための主基準部材として駆動ローラ軸を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記テンションローラのみ他の支持ローラを保持するメインフレームとは異なるサブフレームに保持させ、該テンションローラが該サブフレームと一体で該メインフレームに対して回動可能であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、上記ベルトユニットを装置本体に位置決めするための従基準部材として上記回動のための軸を兼用したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項3又は4の画像形成装置において、上記サブフレームを回動させることで、ベルトを着脱しやすくしたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項3乃至5の何れかの画像形成装置において、上記サブフレームの回動のための軸を、上記メインフレームに対して移動自在に取り付けるとともに、該サブフレームと該メインフレームとの間に両者の距離を離間させる付勢手段を設けて該付勢手段の付勢力でテンションを与えるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至5のいずれかの画像形成装置において、上記テンションローラの軸方向の位置を規制する規制部を装置本体に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、少なくとも2本の支持ローラと、これらの支持ローラを支承するフレームと、これらのローラに張架されたベルトとを有するベルトユニットを脱着可能に備えた画像形成装置において、装置本体にセットされた状態の上記ベルトユニット内の支持ローラのうちすくなとも1本につき、軸方向の位置を規制する規制部を装置本体に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項7又は8の画像形成装置において、上記ローラの軸方向の位置の規制は、ローラ本体又はローラ軸部の両端への当接による規制であることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れかの画像形成装置において、上記ベルトユニットは、中間転写ベルト外周面に沿って配置された像担持体上から、該ベルト外周面に画像を転写するための一次転写ローラを保持する中間転写ユニットであることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求請1乃至9の何れかの画像形成装置において、上記ベルトユニットは、画像が記録される記録媒体を搬送し、搬送ベルト外周面に沿って配置された像担持体上の画像を該記録媒体に転写する転写搬送ベルトユニットであることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、上記ベルトユニットを装置本体に位置決めするための主基準部材として駆動ローラ軸を用いたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の画像形成装置において、上記テンションローラのみ他の支持ローラを保持するメインフレームとは異なるサブフレームに保持させ、該テンションローラが該サブフレームと一体で該メインフレームに対して回動可能であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項3の画像形成装置において、上記ベルトユニットを装置本体に位置決めするための従基準部材として上記回動のための軸を兼用したことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項3又は4の画像形成装置において、上記サブフレームを回動させることで、ベルトを着脱しやすくしたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項3乃至5の何れかの画像形成装置において、上記サブフレームの回動のための軸を、上記メインフレームに対して移動自在に取り付けるとともに、該サブフレームと該メインフレームとの間に両者の距離を離間させる付勢手段を設けて該付勢手段の付勢力でテンションを与えるように構成したことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至5のいずれかの画像形成装置において、上記テンションローラの軸方向の位置を規制する規制部を装置本体に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、少なくとも2本の支持ローラと、これらの支持ローラを支承するフレームと、これらのローラに張架されたベルトとを有するベルトユニットを脱着可能に備えた画像形成装置において、装置本体にセットされた状態の上記ベルトユニット内の支持ローラのうちすくなとも1本につき、軸方向の位置を規制する規制部を装置本体に設けたことを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項7又は8の画像形成装置において、上記ローラの軸方向の位置の規制は、ローラ本体又はローラ軸部の両端への当接による規制であることを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れかの画像形成装置において、上記ベルトユニットは、中間転写ベルト外周面に沿って配置された像担持体上から、該ベルト外周面に画像を転写するための一次転写ローラを保持する中間転写ユニットであることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求請1乃至9の何れかの画像形成装置において、上記ベルトユニットは、画像が記録される記録媒体を搬送し、搬送ベルト外周面に沿って配置された像担持体上の画像を該記録媒体に転写する転写搬送ベルトユニットであることを特徴とするものである。
請求項1発明及びこの請求項1の発明のすべての発明特定事項を備える他の請求項の発明によれば、装置本体にセットされた状態のベルトユニット内のテンションローラを装置本体のガイド部でガイドするので、フレーム剛性の弱いベルトユニットでも、ベルトユニットのフレームでテンションローラをガイドする従来装置に比して安定したベルト走行性を得ることができるという効果がある。
請求項8発明及びこの請求項8の発明のすべての発明特定事項を備える他の請求項の発明によれば、ベルトユニット内の支持ローラのうちすくなとも1本につき、軸方向の位置を装置本体の規制部で規制するので、フレーム剛性の弱いベルトユニットでも、ベルトユニットのフレームですべての支持ローラの軸方向の位置を規制する従来装置に比して安定したベルト走行性を得ることができるという効果がある。
請求項8発明及びこの請求項8の発明のすべての発明特定事項を備える他の請求項の発明によれば、ベルトユニット内の支持ローラのうちすくなとも1本につき、軸方向の位置を装置本体の規制部で規制するので、フレーム剛性の弱いベルトユニットでも、ベルトユニットのフレームですべての支持ローラの軸方向の位置を規制する従来装置に比して安定したベルト走行性を得ることができるという効果がある。
まず、本願発明を適用できる画像形成装置の一例について説明する。図1はその概略構成図である。この画像形成装置は、電子写真方式のタンデム型のカラープリンタである。装置中央に中間転写ベルトユニット51を装置本体に対して脱着可能に備えている。中間転写ベルトユニット51は二次転写対向ローラでもある駆動ローラ12,テンションローラ13,2本の支持ローラ14,15を備え、これらのローラで中間転写ベルト52を張架している。この中間転写ベルト52の下方の移動領域に沿って4つの画像形成ユニットが構成されている。各画像形成ユニットは感光体1,クリーニング装置2,帯電装置4,現像装置9などを備えている。符号5は図示を省略した装置下部に配置されている光書き込み装置からの書き込み光を示す。中間転写ベルトユニット51の各感光体1と対向するベルト部分の裏面には転写バイアスローラ11を備えている。駆動ローラ12に巻き付くベルト部分の表面に対向して二次転写ローラ21が設けられている。また、二次転写後の中間転写ベルト表面をクリーニングするベルトクリーニング装置19も設けられている。この装置19は図示の例のように中間転写ベルトユニット51のフレームに保持させてもよいし、画像形成装置本体側に保持させてもよい。画像形成装置本体側には、ストックされている記録媒体としての転写紙25を給紙する給紙ローラ26,搬送ローラ対27,レジストローラ28,二次転写ローラ21、二次転写後ガイド板40,定着装置30,排紙ローラ32なども設けられている。以上の構成で、各作像ユニットで感光体1上に形成された各色トナー像が中間転写ベルト52上で重ね合わさせて転写される。転写された中間転写ベルト52上のトナー像は二次転写ローラ21により転写紙に転写される。トナー像が転写された転写紙はガイド板40でガイドされて定着装置にいたり、ここでトナー像が転写紙に定着された後、排紙ローラ対32で装置上部のスタック部に排紙される。
〔実施形態1〕
次に、本発明の特徴部である中間転写ベルトユニット51の構造の実施形態について説明する。図2(a)は実施形態に係る画像形成装置の装置本体奥側側板100の正面図、図2(b)は実施形態に係る中間転写ベルトユニット51の上カバーを外した状態の平面図、図2(c)は同ユニット51の正面図である。図2(b)には同ユニット51の前側での支持に関わる装置本体前側側板101、及び、この側板のユニット脱着用開口102を覆うように装置本体前側側板101にネジなどで取り付けられる面板103も合わせて記載している。図1に示した部材には図1におけると同一の符号をふしている(後に説明する図3乃至4においても同様)。この実施形態に係る中間転写ベルトユニット51は、中間転写ベルト52に張力を与えるテンションローラ13を装置本体側でガイドすることを特徴とする。ローラ等の構成部品を保持する前フレーム53と後フレーム54、ベルト52を走行させるための駆動ローラ12と支持ローラでもある従動ローラ14、15、ベルトにテンションを与えるテンションローラ13、テンションローラ13にテンションを与える付勢部材としてのコイルスプリング56、感光体1から転写ベルト52上に画像を転写さえる転写ローラ11などを備えている。駆動ローラ12の両端は軸受けを介して前後フレーム53,54に支持され、軸受けから外側に延びだした軸部12a,12bが、装置本体に中間転写ベルトユニット51を取り付けるときの基準軸として兼用される。図示の例では装置奥側の軸部12bには駆動入力のためのカップリング104が固設され、このカップリングから後方に突出した軸部12bの部分が基準軸として機能する。この基準軸として機能させるため、装置本体奥側側板100に設けられた駆動出力用のカップリング105の中心に基準軸として上記軸部12bが進入する丸孔106が形成されている。更に、駆動ローラ12の前側の軸部12aが進入する孔106が上記面板103に形成されている。これらの孔への軸部の進入で面内における位置が規制され、また、軸部が保持されるこのような基準軸と基準軸が進入する孔という構造に代え、軸の軸受け部にフランジを設けてフランジを装置各側側板側のフランジ受けで位置決めするなど種々の位置決め構造を採用できる。基準であるので装置本体側板の面内での水平方向及び鉛直方向の何れの方向においても位置が決まるような構造を採用する。前後フレーム53,54間にはシャフト55を取り付けられ、このシャフト55の前後フレームより外側に延出した部分55a、55bが従基準軸として用いられる。従基準とは、装置本体側板の面内での何れか一つの方向での位置は規制しないもので、図示の例では装置本体の装置本体奥側側板100と上記面板103それぞれに水平方向に長い長孔107、108を設けてこれにシャフト55の前後端部55a、55bを挿入し、鉛直方向でのみ位置規制する。鉛直方向での位置規制であるので重力を受ける保持機能も発揮される。そして、本実施形態では、前後フレーム53,54に形成された水平方向に長い長孔109(図2(c)参照。ユニット後フレーム54にも同様の長孔がある)に軸受けを介して水平方向でのみ移動可能に支持されたテンションローラ13の前後フレーム53,54より外側に延出した軸部13a、13bも装置本体の装置本体奥側側板100と上記面板103それぞれに水平方向に長く設けられた長孔110、111に進入させてテンション方向である水平方向にガイドするとともに保持するようにしている。
次に、本発明の特徴部である中間転写ベルトユニット51の構造の実施形態について説明する。図2(a)は実施形態に係る画像形成装置の装置本体奥側側板100の正面図、図2(b)は実施形態に係る中間転写ベルトユニット51の上カバーを外した状態の平面図、図2(c)は同ユニット51の正面図である。図2(b)には同ユニット51の前側での支持に関わる装置本体前側側板101、及び、この側板のユニット脱着用開口102を覆うように装置本体前側側板101にネジなどで取り付けられる面板103も合わせて記載している。図1に示した部材には図1におけると同一の符号をふしている(後に説明する図3乃至4においても同様)。この実施形態に係る中間転写ベルトユニット51は、中間転写ベルト52に張力を与えるテンションローラ13を装置本体側でガイドすることを特徴とする。ローラ等の構成部品を保持する前フレーム53と後フレーム54、ベルト52を走行させるための駆動ローラ12と支持ローラでもある従動ローラ14、15、ベルトにテンションを与えるテンションローラ13、テンションローラ13にテンションを与える付勢部材としてのコイルスプリング56、感光体1から転写ベルト52上に画像を転写さえる転写ローラ11などを備えている。駆動ローラ12の両端は軸受けを介して前後フレーム53,54に支持され、軸受けから外側に延びだした軸部12a,12bが、装置本体に中間転写ベルトユニット51を取り付けるときの基準軸として兼用される。図示の例では装置奥側の軸部12bには駆動入力のためのカップリング104が固設され、このカップリングから後方に突出した軸部12bの部分が基準軸として機能する。この基準軸として機能させるため、装置本体奥側側板100に設けられた駆動出力用のカップリング105の中心に基準軸として上記軸部12bが進入する丸孔106が形成されている。更に、駆動ローラ12の前側の軸部12aが進入する孔106が上記面板103に形成されている。これらの孔への軸部の進入で面内における位置が規制され、また、軸部が保持されるこのような基準軸と基準軸が進入する孔という構造に代え、軸の軸受け部にフランジを設けてフランジを装置各側側板側のフランジ受けで位置決めするなど種々の位置決め構造を採用できる。基準であるので装置本体側板の面内での水平方向及び鉛直方向の何れの方向においても位置が決まるような構造を採用する。前後フレーム53,54間にはシャフト55を取り付けられ、このシャフト55の前後フレームより外側に延出した部分55a、55bが従基準軸として用いられる。従基準とは、装置本体側板の面内での何れか一つの方向での位置は規制しないもので、図示の例では装置本体の装置本体奥側側板100と上記面板103それぞれに水平方向に長い長孔107、108を設けてこれにシャフト55の前後端部55a、55bを挿入し、鉛直方向でのみ位置規制する。鉛直方向での位置規制であるので重力を受ける保持機能も発揮される。そして、本実施形態では、前後フレーム53,54に形成された水平方向に長い長孔109(図2(c)参照。ユニット後フレーム54にも同様の長孔がある)に軸受けを介して水平方向でのみ移動可能に支持されたテンションローラ13の前後フレーム53,54より外側に延出した軸部13a、13bも装置本体の装置本体奥側側板100と上記面板103それぞれに水平方向に長く設けられた長孔110、111に進入させてテンション方向である水平方向にガイドするとともに保持するようにしている。
以上の実施形態では、駆動ローラ12とテンションローラ13のどちらも装置本体で側板面内の上下方向で位置決めされるため、駆動ローラ12とテンションローラ13の側板面内の上下方向方向における位置ずれによるユニットのネジレが抑えられ、ベルト走行性が安定し、ベルトの乗り上げ等の発生を防止することができる。ユニットを装置内で斜めに装着する場合には、装置側板面内の斜め方向における位置ずれによるユニットネジレを抑えられる。なお、図示の例では、基準軸、従基準軸、テンションローラ両軸が進入する各孔105,106,107,108,110,111が有底の孔(穴)になっており、そこに各軸の先端が突き当たって装置本体内における幅方向での位置も規制するようにしている。これにより、テンションローラ13と駆動ローラ12との間の軸方向の位置ズレを抑えることができ、ベルトの寄り力が強くなったり、ベルトが蛇行する等の問題を防止することができる。
〔実施形態2〕
図3(a)は他の実施形態に係る中間転写ベルトユニットの正面図、図3(b)はその部分拡大平面図である。この実施形態の中間転写ベルトユニットは、次の課題を解決するものである。すなわち、テンションローラ部のユニットフレームは、付勢部材(コイルスプリング56)による圧やベルトクリーニング装置19(図1参照)の荷重などの負荷がかかるため、ユニットフレームに撓み等の変形が起こり易い。この課題を解決するため、本実施形態では、図3(a)に示すようにテンションローラのみ他のローラと異なる小フレーム120に保持させている。テンションローラ13がこの小フレーム120と一体で回動可能なように、小フレーム120は回動の支点軸121回りで回動可能に前後フレーム53、54に取り付けられている。この支点軸121は図2の例における従基準のシャフト55と同様に、前後フレーム53,54より外側に延出した端部が装置本体の装置本体奥側側板100や面板103に形成された長孔107,108に進入し準基準軸として機能する。図3(b)に前側の小フレームについてのみ示すように前後の小フレーム120にテンションローラの軸部をガイドする長孔109も形成され、テンション付与のためのコイルスプリング56も設けられている。メインのフレーム53,54には、小フレーム120の支軸121回りの回動角度を規制するストッパ122が設けられている。この実施形態によれば、テンションローラを保持するフレームを別にすることで、付勢部材による圧やクリーニングユニットの重量などの影響を中間転写ベルトユニットのメインのフレーム53,54が受け難い構造になる。特に図示の例では、小フレーム120の回動の支軸121が、中間転写ベルトユニット51の従基準軸も兼ねているので、この軸を介して(前側に関しては更に面板103を介して)本体の側板100,101に保持されるため、テンションローラから受ける影響を特に受け難くなる。すなわち、小フレーム120の回転軸にテンションローラ重量などが全てかかってユニットフレームの回転軸保持部周辺が変形しやすいのを回避できる。なお、上記ストッパ122は図3(b)に示すようにネジなどで脱着可能にメインのフレーム53,54に取り付けられている。ストッパ122を外すことで、小フレーム120が大きく回動可能となる。この状態で、メインのフレーム53,54に対して小フレーム120を折りたたんだ状態にすれば、中間転写ベルト52を容易に取り外すことができる。すなわち、転写ローラフレームの回動機構が、転写ベルトの着脱機構も兼ねることで、転写ユニットの構成が簡単になり、コストを押えることができる。
図3(a)は他の実施形態に係る中間転写ベルトユニットの正面図、図3(b)はその部分拡大平面図である。この実施形態の中間転写ベルトユニットは、次の課題を解決するものである。すなわち、テンションローラ部のユニットフレームは、付勢部材(コイルスプリング56)による圧やベルトクリーニング装置19(図1参照)の荷重などの負荷がかかるため、ユニットフレームに撓み等の変形が起こり易い。この課題を解決するため、本実施形態では、図3(a)に示すようにテンションローラのみ他のローラと異なる小フレーム120に保持させている。テンションローラ13がこの小フレーム120と一体で回動可能なように、小フレーム120は回動の支点軸121回りで回動可能に前後フレーム53、54に取り付けられている。この支点軸121は図2の例における従基準のシャフト55と同様に、前後フレーム53,54より外側に延出した端部が装置本体の装置本体奥側側板100や面板103に形成された長孔107,108に進入し準基準軸として機能する。図3(b)に前側の小フレームについてのみ示すように前後の小フレーム120にテンションローラの軸部をガイドする長孔109も形成され、テンション付与のためのコイルスプリング56も設けられている。メインのフレーム53,54には、小フレーム120の支軸121回りの回動角度を規制するストッパ122が設けられている。この実施形態によれば、テンションローラを保持するフレームを別にすることで、付勢部材による圧やクリーニングユニットの重量などの影響を中間転写ベルトユニットのメインのフレーム53,54が受け難い構造になる。特に図示の例では、小フレーム120の回動の支軸121が、中間転写ベルトユニット51の従基準軸も兼ねているので、この軸を介して(前側に関しては更に面板103を介して)本体の側板100,101に保持されるため、テンションローラから受ける影響を特に受け難くなる。すなわち、小フレーム120の回転軸にテンションローラ重量などが全てかかってユニットフレームの回転軸保持部周辺が変形しやすいのを回避できる。なお、上記ストッパ122は図3(b)に示すようにネジなどで脱着可能にメインのフレーム53,54に取り付けられている。ストッパ122を外すことで、小フレーム120が大きく回動可能となる。この状態で、メインのフレーム53,54に対して小フレーム120を折りたたんだ状態にすれば、中間転写ベルト52を容易に取り外すことができる。すなわち、転写ローラフレームの回動機構が、転写ベルトの着脱機構も兼ねることで、転写ユニットの構成が簡単になり、コストを押えることができる。
〔実施形態3〕
図4(a)は更に他の実施形態に係る中間転写ベルトユニットの正面図、図4(b)はその部分拡大平面図である。この実施形態の中間転写ベルトユニットは、次の課題を解決するものである。すなわち、テンションローラのフレームは、付勢部材の力やクリーニングユニットに重量などを受けるため、強度を高くする必要がある。強度を高めるために、本実施形態では、図3に示す例に対し、次の改良を加えた。すなわち、図4(a)に示すように、テンションローラ13を小フレーム120の定位置に回動自在に取り付け、この小フレーム120全体をメインのフレーム53に対しテンション方向に移動可能に取り付け、かつコイルスプリング56で中間転写ベルト52にテンションがかかるように付勢するようにした。具体的には、メインのフレー53,54に水平方向に長い長孔130を形成し、これに小フレーム120の回動の支軸121をスライド可能に取り付けた。図示の例では支軸121の両端に軸受け131を固設し、この軸受け131周面か長孔130の内周面に接触して摺動可能に取り付けた。そして、この長孔130内でスライド可能な支軸121をテンションを中間転写ベルト52にかける向きに付勢するようにコイルスプリング56を取り付けた。この実施形態によれば、小フレーム121内に付勢部材を取り付けるスペースが必要ないため、開口部などが不要となり、開口部を形成することによる小フレームの強度低下を回避できる。また小フレーム121の形状も簡単になるため小型化やコストダウンが図れる。
図4(a)は更に他の実施形態に係る中間転写ベルトユニットの正面図、図4(b)はその部分拡大平面図である。この実施形態の中間転写ベルトユニットは、次の課題を解決するものである。すなわち、テンションローラのフレームは、付勢部材の力やクリーニングユニットに重量などを受けるため、強度を高くする必要がある。強度を高めるために、本実施形態では、図3に示す例に対し、次の改良を加えた。すなわち、図4(a)に示すように、テンションローラ13を小フレーム120の定位置に回動自在に取り付け、この小フレーム120全体をメインのフレーム53に対しテンション方向に移動可能に取り付け、かつコイルスプリング56で中間転写ベルト52にテンションがかかるように付勢するようにした。具体的には、メインのフレー53,54に水平方向に長い長孔130を形成し、これに小フレーム120の回動の支軸121をスライド可能に取り付けた。図示の例では支軸121の両端に軸受け131を固設し、この軸受け131周面か長孔130の内周面に接触して摺動可能に取り付けた。そして、この長孔130内でスライド可能な支軸121をテンションを中間転写ベルト52にかける向きに付勢するようにコイルスプリング56を取り付けた。この実施形態によれば、小フレーム121内に付勢部材を取り付けるスペースが必要ないため、開口部などが不要となり、開口部を形成することによる小フレームの強度低下を回避できる。また小フレーム121の形状も簡単になるため小型化やコストダウンが図れる。
以上各実施形態の転写ベルトユニットは、ベルト外周面に沿って配置された像担持体上から、該ベルト外周面に画像を転写するための一次転写ローラを保持する中間転写ユニットであり、上述のように、中間転写ベルトの走行性が安定し、中間転写ベルトの乗り上げ等の発生を防止することができる。本発明は、ベルトユニットが、画像が記録される記録媒体を搬送し、ベルト外周面に沿って配置された像担持体上の画像を該記録媒体に転写する転写搬送ベルトユニットであるものにも適用できる。この場合も、上述のようにして、転写搬送ベルトの走行性が安定し、転写搬送ベルトの乗り上げ等の発生を防止することができる。また、中間転写ベルトユニットについて採用した上述の具体的な構成を搬送ベルトユニットにそのまま適用しても、上述の種々の利点を生かすことができる。ベルト状感光体ユニットなどの他のベルトユニットへの適用によっても、同様である。
12 駆動ローラ
13 テンションローラ
51 中間転写ベルトユニット
100 装置本体奥側側板
101 装置本体前側側板
103 面板
110 長孔
111 長孔
13 テンションローラ
51 中間転写ベルトユニット
100 装置本体奥側側板
101 装置本体前側側板
103 面板
110 長孔
111 長孔
Claims (11)
- 少なくとも支持ローラ及びテンションローラと、これらのローラを支承するフレームと、これらのローラに張架されたベルトとを有するベルトユニットを脱着可能に備えた画像形成装置において、
装置本体にセットされた状態の上記ベルトユニット内の上記テンションローラを装置本体のガイド部でガイドするように構成したことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1の画像形成装置において、
上記ベルトユニットを装置本体に位置決めするための主基準部材として駆動ローラ軸を用いたことを特徴とする画像形成措置。 - 請求項1又は2の画像形成装置において、
上記テンションローラのみ他の支持ローラを保持するメインフレームとは異なるサブフレームに保持させ、該テンションローラが該サブフレームと一体で該メインフレームに対して回動可能であることを特徴とする画像形成措置。 - 請求項3の画像形成装置において、
上記ベルトユニットを装置本体に位置決めするための従基準部材として上記回動のための軸を兼用したことを特徴とする画像形成措置。 - 請求項3又は4の画像形成装置において、
上記サブフレームを回動させることで、ベルトを着脱しやすくしたことを特徴とする画像形成措置。 - 請求項3乃至5の何れかの画像形成装置において、
上記サブフレームの回動のための軸を、上記メインフレームに対して移動自在に取り付けるとともに、該サブフレームと該メインフレームとの間に両者の距離を離間させる付勢手段を設けて該付勢手段の付勢力でテンションを与えるように構成したことを特徴とする画像形成措置。 - 請求項1乃至5のいずれかの画像形成装置において、
上記テンションローラの軸方向の位置を規制する規制部を装置本体に設けたことを特徴とする画像形成措置。 - 少なくとも2本の支持ローラと、これらの支持ローラを支承するフレームと、これらのローラに張架されたベルトとを有するベルトユニットを脱着可能に備えた画像形成装置において、
装置本体にセットされた状態の上記ベルトユニット内の支持ローラのうちすくなとも1本につき、軸方向の位置を規制する規制部を装置本体に設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項7又は8の画像形成装置において、
上記ローラの軸方向の位置の規制は、ローラ本体又はローラ軸部の両端への当接による規制であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1乃至9の何れかの画像形成装置において、
上記ベルトユニットは、中間転写ベルト外周面に沿って配置された像担持体上から、該ベルト外周面に画像を転写するための一次転写ローラを保持する中間転写ユニットであることを特徴とする画像形成措置。 - 請求請1乃至9の何れかの画像形成装置において、
上記ベルトユニットは、画像が記録される記録媒体を搬送し、搬送ベルト外周面に沿って配置された像担持体上の画像を該記録媒体に転写する転写搬送ベルトユニットであることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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JP2006212383A JP2007183561A (ja) | 2005-12-07 | 2006-08-03 | 画像形成装置 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009241355A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Brother Ind Ltd | 記録装置 |
JP2013008068A (ja) * | 2007-06-22 | 2013-01-10 | Ricoh Co Ltd | 転写ベルト装置及び画像形成装置 |
US9042779B2 (en) | 2012-02-21 | 2015-05-26 | Ricoh Company, Ltd. | Transfer belt device and image forming apparatus including the same |
-
2006
- 2006-08-03 JP JP2006212383A patent/JP2007183561A/ja not_active Withdrawn
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