JP2018058672A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの剛性に拘わらずシートへのダメージを抑制しながらシートの搬送性と積載性とを両立する。
【解決手段】シートを挟持するニップ面Nを有する排出ローラ対34(搬送ローラ対)と、排出ローラ対34の軸方向において排出ローラ対34に対してずれて配置されると共に、ニップ面Nの法線方向において排出ローラ対34の駆動ローラ35a(一方のローラ)にオーバーラップ可能に支持される腰付けローラ36a(回転体)と、を備える。腰付けローラ36aは、法線方向において排出ローラ対34に対して独立して移動可能である。
【選択図】図2

Description

本発明は、シートを搬送するシート搬送装置及びこれを備える画像形成装置に関する。
従来、シートを排出する際に排出トレイでの積載性を高めるために、排出ローラ対の近傍に腰付け機構を設けたプリンタが提案されている(特許文献1参照)。このプリンタの排出ローラ対は、駆動ローラが正逆転されることでシートを排出トレイに排出、及びシートをスイッチバックさせることができる。
腰付け機構の当接部は、駆動ローラの駆動軸にトルクリミッタを介して回転可能に支持されている。この当接部は、駆動軸と共に回転し、正転時と逆転時でそれぞれプリンタ本体のリブに位置決めされることで、シートを腰付けする腰付け位置と、シートから離間する離間位置と、に移動する。すなわち、シートが排出トレイに排出される際には、当接部は腰付け位置に位置し、シートがスイッチバックされる際には、離間位置に位置する。これにより、両面搬送時のシートに生じやすい皺の発生を防止している。
特開2006−103869号公報
ここで、一般に、薄紙等の剛性の低いシートに対しては、十分な腰付けを行う必要があるが、厚紙等の剛性の高いシートに対しては、腰付けが不要な場合が多い。しかしながら、特許文献1に記載の腰付け機構は、シートが排出トレイに排出される際には駆動ローラに対して常に同じ位置に位置決めされているので、薄紙や厚紙等のシートの剛性が異なる場合においても、同じだけ腰付けを行う。
このため、剛性の低いシートを腰付けするのと同様に剛性の高いシートに腰付けしてしまうと、シートにダメージが生じてしまったり、排出ローラ対を駆動するためのトルクが増大してしまったりする虞がある。
また、シートを安定してスイッチバックするためには、排出ローラ対に十分な挟持圧が必要である。例えば、排出ローラ対の従動ローラに一体に腰付け機構を設けた場合には、シートへのダメージは低減されるが、十分な挟持圧が得られずにシートを安定的に搬送できない場合がある。
そこで、本発明は、シートの剛性に拘わらずシートへのダメージを抑制しながらシートの搬送性と積載性とを両立するように構成し、上述した課題を解決したシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート搬送装置において、シートを挟持するニップ面を有し、第1の方向に回転することでシートを第1の搬送方向に搬送し、前記第1の方向とは反対の第2の方向に回転することでシートを前記第1の搬送方向とは反対の第2の搬送方向に搬送する搬送ローラ対と、前記搬送ローラ対の軸方向において前記搬送ローラ対に対してずれて配置されると共に、前記ニップ面の法線方向において前記搬送ローラ対の一方のローラにオーバーラップ可能に支持される回転体と、を備え、前記回転体は、前記法線方向において前記搬送ローラ対に対して独立して移動可能である、ことを特徴とする。
本発明によると、回転体を搬送ローラ対に独立して移動可能に構成したので、シートの剛性に拘わらずシートへのダメージを抑制しながらシートの搬送性と積載性とを両立することができる。
第1の実施の形態に係るプリンタを示す全体概略図。 排出ユニットを示す斜視図。 腰付けコロが駆動ローラにオーバーラップしていることを説明する正面図。 腰付け部を示す斜視図であり、(a)は一方向から視た斜視図、(b)は別方向から視た斜視図。 従動ローラの中空部を示す斜視図。 排出ユニットの動作を示す模式図。 シートが腰付けされる様子を示す正面図。 剛性の高いシートが腰付けされる様子を示す正面図。 第2の実施の形態に係る排出ユニットを示す斜視図。 排出ユニットの動作を示す模式図。
<第1の実施の形態>
〔全体構成〕
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態に係るプリンタ1(画像形成装置)は、4色のトナー像を形成する電子写真方式のレーザビームプリンタである。プリンタ1は、図1に示すように、積載されたシートを給送する給送部20と、手差し給送部15と、シートに画像を形成する画像形成部10と、シートを機外に排出する排出ユニット50(シート搬送装置)と、を有している。なお、排出ユニット50の上部に、オプションとして、原稿の画像を読み取る原稿読取装置を設けてもよい。
プリンタ1に画像形成の指令が出力されると、原稿読取装置又はプリンタ1に接続された外部のコンピュータ等から入力された画像情報に基づいて、画像形成部10による画像形成プロセスが開始される。画像形成部10は、スキャナユニット4と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の4色の画像を形成する4つのプロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Bkと、を備えている。なお、4つのプロセスカートリッジ10Y,10M,10C,10Bkは、形成する画像の色が異なること以外は同じ構成であり、プロセスカートリッジ10Yの画像形成プロセスのみを説明し、プロセスカートリッジ10M,10C,10Bkの説明は省略する。
スキャナユニット4は、入力された画像情報に基づいて、プロセスカートリッジ10Yの感光ドラム20Yに向けてレーザ光を照射する。このとき感光ドラム20Yは、不図示の帯電ローラにより予め帯電されており、レーザ光が照射されることで感光ドラム20Y上に静電潜像が形成される。その後、現像ローラ14Yによりこの静電潜像が現像され、感光ドラム20Y上にイエロー(Y)のトナー像が形成される。
同様にして、プロセスカートリッジ10M,10C,10Bkの感光ドラム20M,20C,20Bk上にも、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)のトナー像が形成される。各感光ドラム上に形成された各色のトナー像は、一次転写ローラ7Y,7M,7C,7Bkにより中間転写ベルト6に転写され、A方向に回転する中間転写ベルト6により二次転写ローラ12まで搬送される。中間転写ベルト6は、駆動ローラ8及びテンションローラ9に巻き掛けられている。なお、各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト6上に一次転写された上流のトナー像に重ね合わせるタイミングで行われる。
上述の画像形成プロセスに並行して、給送部20のカセット24に積載されたシートSが、ピックアップローラ21によって給送される。ピックアップローラ21によって給送されたシートは、フィードローラ22及び分離ローラ23によって1枚ずつ分離されて、レジストレーションローラ対2に向けて搬送される。なお、手差し給送部15からシートが送り出される場合には、ピックアップローラ16及び搬送ローラ対33によってシートがレジストレーションローラ対2に搬送される。
レジストレーションローラ対2に搬送されたシートSの先端は、回転停止しているレジストレーションローラ対2によって突き当てられ、斜行が補正される。そして、シートSは、レジストレーションローラ対2のシート搬送方向における下流に配置されるトップセンサ3によってシートSの先端が検知され、中間転写ベルト6上のトナー像に位置合わせされるタイミングで搬送される。
シートSには、二次転写ローラ12によって、中間転写ベルト6上のフルカラーのトナー像が転写される。転写後に中間転写ベルト6上に残ったトナーは、クリーニング装置11によって回収される。トナー像が転写されたシートSは、定着ユニット13に設けられた加圧ローラ13a及び加熱ローラ13bによって所定の熱及び圧力が付与されて、トナーが溶融固着される。定着ユニット13を通過したシートSは、排出ユニット50によって、プリンタ1の上面に形成された排出トレイ25(支持部)に排出される。
シートの両面に画像形成する場合には、排出ユニット50に搬送されたシートSがスイッチバックされ、両面搬送路18にシートSが搬送される。両面搬送路18上のシートSは、搬送ローラ対32,33によってシートの前後及び表裏が反転した状態で、レジストレーションローラ対2へと搬送され、二次転写ローラ12によってトナー像が転写される。
[排出ユニットの詳細構成]
次いで、本発明の要部である排出ユニット50について詳しく説明する。排出ユニット50は、図1及び図2に示すように、駆動ローラ部35と、従動ローラ部44,44と、腰付け部36と、案内部材17と、を有している。また、排出ユニット50は、プリンタ本体1Aに固定される上フレーム39a及び下フレーム39bを有している。
駆動ローラ部35は、上フレーム39aに対して軸受43を介して回転可能に支持されており、軸受43に取り付けられる駆動軸35bと、駆動軸35bに固着される複数(本実施の形態では5つ)の駆動ローラ35aと、を有している。これら駆動ローラ35a(一方のローラ)は、軸方向にテーパを有するクラウン形状に形成されており、例えばゴムによって構成される。駆動軸35bの一端部には、正逆回転可能なモータM(駆動源)に接続される駆動ギヤ37(第1のギヤ)が固定されており、モータMによって駆動ギヤ37が回転することで、駆動軸35b及び駆動ローラ35aが回転する。これらモータM及び駆動ギヤ37は、伝達機構60を構成している。
従動ローラ部44は、下フレーム39bに移動可能に支持されるホルダ38と、ホルダ38に回転可能に支持され駆動ローラ35aに当接する従動ローラ36bと、ホルダ38と従動ローラ36bの軸との間に縮設されるバネ40と、を有している。従動ローラ36bは、ホルダ38を介して、バネ40(付勢部)によって駆動ローラ35aに付勢されている。駆動ローラ35a及び従動ローラ36bは、排出ローラ対34(搬送ローラ対)を構成しており、排出ローラ対34は、シートSを挟持するニップ面Nを有している。また、従動ローラ部44は、シートSの搬送中心に対して対称に配置されており、上記排出ローラ対34も同様に配置される。このため、これら2つの排出ローラ対34によってシートSが斜行することは無い。
腰付け部36は、下フレーム39bに対して軸受42を介して回転可能に支持されており、軸受42に取り付けられる回転軸36cと、回転軸36cに固定される複数(本実施の形態では6つ)の腰付けローラ36aと、を有している。これら6つの腰付けローラ36a(回転体)は、シートSの搬送中心に対して対称に配置されており、排出ローラ対34の軸方向において排出ローラ対34及び駆動ローラ35aに対してずれて配置されている。
図3に示すように、腰付けローラ36aは、ニップ面Nの法線方向Pにおいて駆動ローラ35aに距離Xだけオーバーラップしている。すなわち、腰付けローラ36aは、ニップ面Nの法線方向Pにおいて駆動ローラ35aに対してオーバーラップ可能に支持されている。また、腰付けローラ36aの軸方向における両端部には、シートへのダメージ抑制のためテーパが設けられている。
図4(a)に示すように、下フレーム39bには、法線方向Pに延びる長孔39cが形成されており、長孔39cには、軸受42が法線方向Pに移動可能に係合している。具体的には、軸受42は、法線方向P及び軸方向に直交する方向の両端部が面取りされた面取り部42aを有しており、この面取り部42aが長孔39cの短手方向に対して僅かな隙間を有して係合している。このため、軸受42及び腰付け部36は、法線方向P及び軸方向に直交する方向には位置決めされつつ、法線方向Pにおいては移動可能に支持されている。
上フレーム39aの引掛け部39dと軸受42との間には、バネ41が張設されており、引掛け部39dは、法線方向において駆動ローラ部35に対して腰付け部36とは反対側に配置されている。このため、軸受42及び腰付け部36は、バネ41(回転体付勢部)の付勢力によって、法線方向において駆動ローラ部35に近づく方向に付勢される。そして、軸受42は、図4(b)に示すように、軸受42と当接することで位置決めされる。これにより、腰付け部36の腰付けローラ36aの、法線方向Pにおける駆動ローラ35aへのオーバーラップ量(図3における距離X)が決まる。なお、バネ41及び軸受42,43は、駆動ローラ部35及び腰付け部36の軸方向における両端部にそれぞれ配置されている。
従動ローラ36b(他方のローラ)は、図5に示すように、中空部44aを有しており、この中空部44aに腰付け部36の回転軸36cが貫通している。そして、中空部44aの直径R、すなわち従動ローラ36bの内径は、回転軸36cの外径rよりも大きく設定されている。回転軸36cは、中空部44aの略中心部を貫通しており、回転軸36cの外周面と中空部44aとは所定の空隙を存している。このため、回転軸36c及び回転軸36cに固定される腰付けローラ36aは、法線方向Pにおいて従動ローラ36bに対して独立して移動可能に構成されている。
案内部材17は、図1及び図6に示すように、プリンタ本体1Aに対して回動可能に支持されており、第1案内面17a及び第2案内面17bを有している。案内部材17は、自重又は不図示のバネによって、第1案内面17aが定着ユニット13と排出ローラ対34との間の排出搬送路30を形成する排出ガイド30aに当接している。
[排出ユニットの動作]
次に、排出ユニット50の動作について説明する。定着ユニット13によって排出搬送路30に搬送されたシートSの先端は、まず案内部材17の第1案内面17aに当接する。そして、シートSは、案内部材17を押し上げ、モータMによって正方向(第1の方向)に回転する排出ローラ対34によって、排出トレイ25に向けて搬送される。すなわち、シートSは、第1の搬送方向に搬送される。
シートSの両面に画像形成する際、シートSの後端が案内部材17を通過すると、案内部材17の第1案内面17aが再び排出ガイド30aに当接すると共にモータMが逆転し、排出ローラ対34が逆方向(第2の方向)に回転する。これにより、シートSはスイッチバックされ、第1の搬送方向とは反対の第2の搬送方向に搬送される。
案内部材17の第1案内面17aが排出ガイド30aに当接した状態では、両面搬送路18にシートSを案内する反転搬送路31を形成する反転ガイド31aと案内部材17の第2案内面17bとが滑らかに接続される。これにより、スイッチバックされて第2の搬送方向に搬送されるシートSは、案内部材17の第2案内面17b及び反転ガイド31aによって反転搬送路31に案内される。
シートSが排出ローラ対34によって搬送される際に、シートSは腰付けされる。具体的には、図7に示すように、駆動ローラ35a、従動ローラ36b及び軸方向において駆動ローラ35aと互い違いに配置された腰付けローラ36aによってシートSが波状にクセ付けされる。この際、腰付けローラ36aは、シートSのコシによってバネ41の付勢力に抗して、法線方向において駆動ローラ35aから離れる方向に所定距離移動する。
搬送されるシートSが普通紙や薄紙等の比較的剛性の低いシートの場合には、腰付けローラ36aの移動距離は小さく、図7で示したように法線方向において腰付けローラ36aは駆動ローラ35aに十分オーバーラップしている。これにより、特に普通紙や薄紙等の比較的剛性の低いシートが排出トレイ25に排出される際の、下方への垂れ下がりが軽減される。このため、シートSの排出トレイ25での積載性を向上することができる。
一方、搬送されるシートSが厚紙等の比較的剛性の高いシートの場合には、腰付けローラ36aの移動距離が大きく、図8に示すように、法線方向において腰付けローラ36aは駆動ローラ35aにほとんどオーバーラップしない。このため、排出ユニット50は、そもそも腰付けの必要のない剛性の高いシートに対しては腰付けせず、腰付けローラ36aによるシートSへのダメージを抑制すると共に、排出ローラ対34の駆動トルクの増大を低減させることができる。
また、腰付けローラ36aは、従動ローラ36bに対して法線方向において独立して移動可能なので、腰付けローラ36aがシートSの剛性に応じて移動したとしても、駆動ローラ35a及び従動ローラ36bによるシートSの挟持圧は一定に保たれる。以上より、シートSの剛性に拘わらず、シートSへのダメージを抑制しながらシートの搬送性と積載性とを両立することができる。
<第2の実施の形態>
次いで、本発明の第2の実施の形態について説明するが、第2の実施の形態は、第1の実施の形態の腰付け部36にモータMから駆動が入力されるように構成したものである。このため、第1の実施の形態と同様の構成については、図示を省略、又は図に同一符号を付して説明する。
第2の実施の形態に係る排出ユニット150(シート搬送装置)の回転軸36cの一端部には、図9に示すように、駆動ギヤ37に噛合するローラギヤ45(第2のギヤ)が取り付けられている。なお、モータM、駆動ギヤ37及びローラギヤ45は、伝達機構160を構成している。
駆動ギヤ37及びローラギヤ45は、ローラギヤ45と共に移動する腰付けローラ36aの移動範囲で噛合状態を維持するように、モジュールを大きく設定されている。例えば、モジュールを1.25に設定している。また、駆動ギヤ37及びローラギヤ45の歯数は、駆動ローラ35aと腰付けローラ36aとの周速がほぼ均一になるような値に設定されている。
本実施の形態では、モータMが回転し駆動ローラ35aが回転すると、駆動ギヤ37及びローラギヤ45を介して腰付け部36にも駆動力が伝達され、腰付けローラ36aも回転する。そして、厚紙等の剛性の比較的高いシートが搬送されて、腰付け部36が大きく法線方向に退避したとしても、駆動ギヤ37及びローラギヤ45のモジュールを大きく設定しているため、腰付けローラ36aの回転が停止することは無い。
そして、例えば図10に示すように、排出ローラ対34が正方向に回転している場合、腰付けローラ36aは、矢印W方向(反時計回り)に回転している。ここで、腰付けローラ36aは、従動ローラ36bよりも外径が大きくかつ従動ローラ36bと略同軸上に配置されている。このため、例えばカールした薄紙等、腰付け効果を十分に得るのが困難な条件下において、腰付けローラ36aにシートSがもたれ掛った場合においても、腰付けローラ36aによってシートSが矢印Y方向に押し出される。これにより、シートSは排出トレイ25上に落下し、シートSの積載性を向上することができる。
なお、上述した第1及び第2の実施の形態においては、従動ローラ36b側に腰付けローラ36aが配置されていたが、駆動ローラ35a側に腰付けローラ36aを配置してもよい。
また、上述した第1及び第2の実施の形態においては、従動ローラ36bを中空形状に構成し、従動ローラ36bの中空部44aに腰付ローラ36aの回転軸36cを貫通させていたが、これに限定されない。例えば、腰付けローラを中空形状に構成し、腰付けローラの中空部に従動ローラの回転軸を貫通させて構成してもよい。
また、上述した第1及び第2の実施の形態においては、腰付けローラ36aはニップ面Nの法線方向に移動可能に構成したが、これに限定されない。すなわち、腰付けローラ36aは、ニップ面Nに対して交差する方向に移動可能に構成すればよく、言い換えれば法線方向成分のある方向に移動可能に構成すればよい。また、腰付けローラ36aは、円筒形状に限らず、例えば断面楕円形状等、他の形状でも良い。
また、上述した第1及び第2の実施の形態においては、モータMを正逆回転させることで、排出ローラ対34を正方向又は逆方向に回転するように構成したが、これに限定されない。例えば、モータMは一方向のみに回転し、モータMと排出ローラ対34との間の駆動伝達経路に、モータMからの駆動力の回転方向を逆転可能な機構を設けてもよい。
また、上述した第1及び第2の実施の形態においては、モータMの駆動力をギヤによって伝達する構成を用いたが、ギヤに限らず、例えばベルト及びプーリによってモータMの駆動力を伝達可能に構成してもよい。
また、上述した第1及び第2の実施の形態における排出ユニットは、シートを機外に排出するためだけではなく、プリンタ1内の他の場所に配置し、シート搬送装置として用いてもよい。
また、既述のいずれの形態においても、電子写真方式のプリンタ1を用いて説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ノズルからインク液を吐出させることでシートに画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置にも本発明を適用することが可能である。
1:画像形成装置(プリンタ)/10:画像形成部/25:支持部(排出トレイ)/34:搬送ローラ対(排出ローラ対)/35a:一方のローラ(駆動ローラ)/36a:回転体(腰付けローラ)/36b:他方のローラ(従動ローラ)/36c:回転軸/37:第1のギヤ(駆動ギヤ)/40:付勢部(バネ)/41:回転体付勢部(バネ)/44a:中空部/45:第2のギヤ(ローラギヤ)/50,150:シート搬送装置(排出ユニット)/60,160:伝達機構/M:駆動源(モータ)/N:ニップ面/P:法線方向/r:外径/R:直径/S:シート

Claims (9)

  1. シートを挟持するニップ面を有し、第1の方向に回転することでシートを第1の搬送方向に搬送し、前記第1の方向とは反対の第2の方向に回転することでシートを前記第1の搬送方向とは反対の第2の搬送方向に搬送する搬送ローラ対と、
    前記搬送ローラ対の軸方向において前記搬送ローラ対に対してずれて配置されると共に、前記ニップ面の法線方向において前記搬送ローラ対の一方のローラにオーバーラップ可能に支持される回転体と、を備え、
    前記回転体は、前記法線方向において前記搬送ローラ対に対して独立して移動可能である、
    ことを特徴とするシート搬送装置。
  2. 前記一方のローラを駆動する駆動源と、
    前記搬送ローラ対の他方のローラを前記一方のローラに付勢する付勢部と、を備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記回転体を前記法線方向において前記一方のローラに近づく方向に付勢する回転体付勢部を備える、
    ことを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記回転体及び前記他方のローラのいずれか一方を回転可能に支持する回転軸を備え、
    前記回転体及び前記他方のローラのいずれか他方は、前記回転軸が貫通する中空部を有する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載のシート搬送装置。
  5. 前記中空部の直径は、前記回転軸の外径よりも大きい、
    ことを特徴とする請求項4に記載のシート搬送装置。
  6. 前記駆動源の駆動力を前記一方のローラ及び前記回転体に駆動伝達する伝達機構を備える、
    ことを特徴とする請求項2乃至5のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記伝達機構は、前記駆動源からの駆動力が入力され前記一方のローラに駆動力を伝達可能な第1のギヤと、前記第1のギヤに噛合し前記回転体に駆動力を伝達可能な第2のギヤと、を有し、
    前記第1のギヤ及び前記第2のギヤは、前記回転体の移動範囲で噛合状態を維持する、
    ことを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
  8. 排出されたシートを支持する支持部を備え、
    前記搬送ローラ対は、前記第1の方向に回転することでシートを前記支持部に排出する、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート搬送装置。
  9. シートに画像を形成する画像形成部と、
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、を備える、
    ことを特徴とする画像形成装置。
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