JP2008254215A - 被記録材搬送装置、記録装置及び液体噴射装置 - Google Patents

被記録材搬送装置、記録装置及び液体噴射装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ロール状に巻かれた被記録材に対して発生したスキューを被記録材の被記録面や被搬送面を傷付けることなく取り除くことができるようにする。
【解決手段】本被記録材搬送装置は、ロール状に巻かれた被記録材Rの始端部40をニップ状態の搬送用ローラ21に当接するまで搬送する予備搬送工程と、被記録材Rの始端部40を記録ポジション26下流の繰出し位置41まで搬送させるスキュー取り準備工程と、搬送用従動ローラ20をリレース姿勢に切り替えるニップ状態解除工程と、被記録材Rの始端部40をスピンドルモータ30を逆転方向に回転させて停止位置42まで戻すことによって被記録材Rのスキュー取りを実行するスキュー取り実行工程とを実行するように構成されている。
【選択図】図6

Description

本発明は、ロール状に巻かれた被記録材を支持する回転支持部材を正転方向と逆転方向とに回転させる回転駆動手段と、ロール部から繰り出された前記被記録材を挟持して被記録材の搬送を実行する搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによって構成される搬送用ローラと、前記搬送用従動ローラのニップ姿勢とレリース姿勢とを切り替えるニップ・レリース姿勢切替え手段と、記録ヘッドと対向するプラテン上を通過する被記録材を吸引によって吸着する吸引手段と、前記被記録材のスキュー取り動作を制御する制御部とを備えてなる被記録材搬送装置、該被記録材搬送装置を備えた記録装置に関する。
更に本発明は、インク等の液体をそのヘッドから吐出(噴射)して被記録材(被液体噴射材)に記録を実行する(液体を付着する)インクジェット式記録装置などの液体噴射装置に関するものである。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録材に記録を行なうプリンタ、プロッタ、複写機及びファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録材に相当する被液体噴射材に噴射して、前記液体を前記被液体噴射材に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、液体噴射装置、記録装置の一例であるインクジェットプリンタを例に採って説明する。インクジェットプリンタの中には、A1プラス(ノビ)サイズやB0プラス(ノビ)サイズといった大判サイズの被記録材に対してインクを吐出して記録を実行することができる大型のインクジェットプリンタが存在する。この種の大型のインクジェットプリンタでは、幅が24インチ(約610mm)、36インチ(約914mm)、44インチ(約1118mm)、長さが10m〜45mのロール状に巻かれた用紙やフィルムが被記録材(以下ロール紙ともいう)として主に使用されている。また、このようなロール紙には剛性の高い例えばレジンコート系の写真用紙や剛性の低い普通紙等がある。
そして、このようなロール紙は、紙送り軸となる回転支持部材によって水平に支持されており、このようなロール紙に記録を実行する場合にはロール紙の始端部を引き出してロール紙の始端部の位置合わせをしてセットする。該ロール紙を手動でセットする場合には、搬送用従動ローラをレリース状態にし、搬送用従動ローラと搬送用駆動ローラとの間にロール紙を通し、当該ロール紙の始端部を手で持って下方に下ろす。そして、下記の特許文献1に示すようなマークを目印にしてロール紙の傾きと引出し量を調整し、ロール紙の傾きと引き出し量が調整された位置で搬送用従動ローラをニップ状態にする。しかし、このような手作業によるロール紙の位置決めはユーザの個人差によってズレが生じ易く、スキューの生じない高精度のロール紙の引き出しをユーザに求めるのは困難である。
また、上記ロール紙を自動的にセットする場合には、搬送用従動ローラをニップ状態にしたまま、搬送用ローラのニップ位置にロール紙の始端部を送り込み、搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによる所定回転数の挟圧送り作用によってロール紙の始端位置の設定を行っていた。しかし、ロール紙の始端部がはさみやカッターナイフ等を使用して手作業によってカットされている場合には、カット方向がロール紙の送り方向と垂直でない場合も多く、図8に示すようにロール紙の左縁部と右縁部のいずれかに弛みが発生し、ロール紙の左右でテンションの不均衡が生じてロール紙にスキューを発生させてしまう。
そして、このようにして発生したロール紙のスキューを取り除くために、従来は搬送用従動ローラと搬送用駆動ローラとの間にロール紙をニップした後、搬送用駆動ローラの回転方向を正逆切り替えてロール紙を前後に移動させることによってスキューを取り除くようにしていた。しかし、ロール紙が搬送用ローラによってニップされている状態ではロール紙はほとんど回転しないため大きなスキューを取り除くことは不可能であった。また、ロール紙を何度も往復移動させるとロール紙表面の被記録材にダメージを与えて記録品質を損なわせたり、ロール紙裏面を傷付けて、ロール紙の送り精度を悪くして搬送不良等を招くことになる。
特開2002−254737号公報
本発明は、上記問題点の存在を踏まえてなされたものであって、ロール状に巻かれた被記録材に対して発生したスキューを被記録材の被記録面や被搬送面を傷付けることなく、簡単に取り除くことができる被記録材搬送装置、該被記録材搬送装置を備えた記録装置等を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明の第1の態様に係る被記録材搬送装置は、ロール状に巻かれた被記録材を支持する回転支持部材を正転方向と逆転方向とに回転させる回転駆動手段と、ロール部から繰り出された前記被記録材を挟持して被記録材の搬送を実行する搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによって構成される搬送用ローラと、前記搬送用従動ローラのニップ姿勢とレリース姿勢とを切り替えるニップ・レリース姿勢切替え手段と、記録ヘッドと対向するプラテン上を通過する被記録材を吸引によって吸着する吸引手段と、前記被記録材のスキュー取り動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記搬送ローラによって前記ロール状に巻かれた被記録材の始端部を前記プラテンより下流の繰出し位置まで搬送し、続いて前記ニップ・レリース姿勢切替え手段によって前記搬送用従動ローラをレリース姿勢に切り替えて搬送用ローラのニップ状態を解除し、前記吸引手段がON状態で前記回転駆動手段により前記回転支持部材を逆転方向に回転させて前記被記録材の始端部を記録ヘッド近傍の停止位置まで戻すことによって被記録材のスキュー取りを実行するように構成されていることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、前記搬送ローラによって前記ロール状に巻かれた被記録材の始端部を前記プラテンより下流の繰出し位置まで搬送し、続いて前記ニップ・レリース姿勢切替え手段によって前記搬送用従動ローラをレリース姿勢に切り替えて搬送用ローラのニップ状態を解除し、前記吸引手段がON状態で前記回転駆動手段により前記回転支持部材を逆転方向に回転させて前記被記録材の始端部を記録ヘッド近傍の停止位置まで戻すことによって被記録材のスキュー取りを実行するように構成されている。従って、従来対応できなかったような大きなスキューを取り除くことが可能になり、しかも被記録材のスキュー取り時に問題になっていた被記録材の被記録面や被搬送面の損傷も起こらない。また既存の構成を多く利用することで製品コストの削減にも寄与し得る。
本発明の第2の態様に係る被記録材搬送装置は、前記第1の態様の被記録材搬送装置において、前記被記録材の始端部の位置を検出する始端検知センサを備え、前記制御部は、前記始端検知センサから送られる被記録材の始端検知情報に基づいて前記スキュー取りの制御を実行することを特徴とするものである。
本態様によれば、始端検知センサから送られる被記録材の始端検知情報に基づいて前記スキュウー取りの制御を実行するので、前記繰出し位置と前記停止位置間の搬送と戻しを安定して行うことができる。
本発明の第3の態様に係る被記録材搬送装置は、前記第1又は第2の態様の被記録材搬送装置において、前記吸引手段のエア吸引力は、被記録材のスキュー取り時と、被記録材の記録搬送時とで可変に構成されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、被記録材の材質、種類、剛性等の性状の違いやその他の理由によって、被記録材のスキュー取り時の吸引力を変えることができるようになり、当該被記録材に発生したスキューを効果的に取り除くことが可能になる。
また、前記吸引手段の吸引力を、被記録材のスキュー取り時の方が被記録材の記録搬送時よりも大きくなるように設定すると、大きな吸引力によってしっかりと且つ確実に被記録材を吸着した状態で、回転支持部材を逆転させて被記録材の先端側を巻き戻すことができるので、被記録材のスキューは確実に取り除かれる。
本発明の第4の態様に係る被記録材搬送装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様の被記録材搬送装置において、前記搬送ローラによる前記被記録材の始端部の前記繰出し位置まで搬送と、前記ニップ・レリース姿勢切替え手段による前記ニップ状態の解除の一方又は両方がマニュアル操作によって実行可能に構成されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、一部マニュアル操作が可能であるため、ユーザの使い勝手が向上する。また、被記録材の状態を観察しながらの慎重な操作が可能になる。
本発明の第5の態様に係る被記録材搬送装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様の被記録材搬送装置において、前記吸引手段は、剛性の高い被記録材が搬送される場合には、該被記録材がプラテン上を通過して前記繰出し位置まで搬送される段階からON状態になることを特徴とするものである。
本態様によれば、被記録材の始端部を繰出し位置まで搬送させる際に、剛性の高い被記録材の場合に生ずる浮きを防止して当該被記録材を精度良く繰出し位置まで搬送させることが可能になる。
本発明の第6の態様に係る被記録材搬送装置は、前記第1から第4のいずれか1つの態様の被記録材搬送装置において、前記吸引手段は、剛性の低い被記録材が搬送される場合には、前記ニップ・レリース姿勢切替え手段により前記ニップ状態が解除される段階からON状態になることを特徴とするものである。
本態様によれば、剛性の低い被記録材の場合には被記録材の始端部を繰出し位置まで搬送させる際に被記録材の浮きは生じないから吸引を省略し、また搬送用従動ローラをレリース姿勢に切り替える前段階では吸引手段はON状態になっているから、被記録材の姿勢は確実に保持されている。
本発明の第7の態様に係る記録装置は、ロール状の被記録材を搬送する被記録材搬送装置と、前記被記録材にインクを噴射して記録する記録ヘッドとを備え、前記被記録材搬送装置は、前記第1から第6いずれか1つの態様の被記録材搬送装置であることを特徴とするものである。本態様によれば、前記第1から第6いずれか1つの態様の被記録材搬送装置の作用効果を得て、スキューの無い記録を実現することができる。
本発明の第8の態様に係る液体噴射装置は、ロール状の被液体噴射材を搬送する被液体噴射材搬送装置と、前記液体噴射材に液体を噴射して付着する液体噴射ヘッドと、を備えた液体噴射装置であって、前記被記録材搬送装置は、ロール状に巻かれた被液体噴射材を支持する回転支持部材を正転方向と逆転方向とに回転させる回転駆動手段と、ロール部から繰り出された前記被液体噴射材を挟持して被液体噴射材の搬送を実行する搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによって構成される搬送用ローラと、前記搬送用従動ローラのニップ姿勢とレリース姿勢とを切り替えるニップ・レリース姿勢切替え手段と、液体噴射ヘッドと対向するプラテン上を通過する被液体噴射材を吸引によって吸着する吸引手段と、前記被液体噴射材のスキュー取り動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記搬送ローラによって前記ロール状に巻かれた被液体噴射材の始端部を前記プラテンより下流の繰出し位置まで搬送し、続いて前記ニップ・レリース姿勢切替え手段によって前記搬送用従動ローラをレリース姿勢に切り替えて搬送用ローラのニップ状態を解除し、前記吸引手段がON状態で前記回転駆動手段により前記回転支持部材を逆転方向に回転させて前記被液体噴射材の始端部を液体噴射ヘッド近傍の停止位置まで戻すことによって被液体噴射材のスキュー取りを実行するように構成されていることを特徴とするものである。
以下、本願発明に係る被記録材搬送装置、該被記録材搬送装置を備えた液体噴射装置の一例である記録装置について説明する。最初に、本願発明の液体噴射装置、そしてその一例である記録装置を実施するための最良の形態としてインクジェットプリンタ100を採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。尚、ここで説明するインクジェットプリンタ100は、例えばA3プラス(ノビ)サイズ以上のシート状の大判の被記録材(以下単票紙ともいう)や上述したA1プラス(ノビ)サイズやB0プラス(ノビ)サイズといったロール状の大判の被記録材R(ロール紙Rともいう)に対して記録を実行することができる大型のインクジェットプリンタである。
図1は本体カバーを装着した状態のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図、図2は本体カバーを装着した状態のインクジェットプリンタの外観を示す側面図である。図3は本体カバーを取り外した状態のインクジェットプリンタを示す斜視図、図4は本体カバーを取り外した状態のインクジェットプリンタを示す側面図である。また図5はキャリッジに搭載された記録ヘッドと周辺を拡大して示す要部側断面図である。
図示のインクジェットプリンタ100は、図3及び図4に示すように、液体噴射装置本体、そして記録装置本体の一例であるプリンタ本体3を備えており、該プリンタ本体3は図1及び図2に示すように、プリンタ本体3を覆い隠すことのできる本体カバー2によって覆われている。また、上記プリンタ本体3の後部寄りの上部には、ロール紙Rを保持することのできる回転支持部材の一例であるスピンドル4と、一対のフランジ状のロール紙押さえとによって構成されているロール紙ホルダ5が設けられている。また、プリンタ本体3の前面の一例として左端寄りの部分には、各色のインクカートリッジを個別に収容することができる複数のカートリッジスロットを備えたカートリッジホルダ8が設けられている。
また、インクジェットプリンタ100の前面の一例として、右端寄りの部分には各種の操作指令を司る操作パネル9が適宜のブラケットによって支持されて設けられている。また、プリンタ本体3には約60°の前下がり傾斜姿勢で搬送案内板11が設けられており、ロール紙ホルダ5によって保持されているロール紙Rをロール紙Rの搬送方向Aとなる前部下方に向けて搬送できるように案内している。搬送案内板11の上流位置には、図5に示すように搬送案内板11を一部取り除いて搬送用駆動ローラ19と搬送用従動ローラ20とによって構成されている搬送用ローラ21が設けられており、該搬送用ローラ21によってロール紙ホルダ5から繰り出されたロール紙Rの先端は、搬送方向A下流の記録ポジション26に導かれるようになっている。
記録ポジション26の上方には、ロール紙R表面の被記録面に向けて液体の一例であるインクを吐出させて記録を実行する液体噴射ヘッドの一例である記録ヘッド13が設けられている。該記録ヘッド13は、上方に設けられるキャリッジ10と一体になって主走査方向となるプリンタ本体3の幅方向(被記録材の幅方向)Bに往復移動できるようになっている。一方、記録ポジション26の下方にはロール紙Rの裏面を支えて上記記録ヘッド13のヘッド面(下面)とのギャップPGを規定するプラテン28が設けられている。
[実施例1]
次に、このようにして構成されるインクジェットプリンタ100に対して適用することのできる本発明の被記録材搬送装置1と、該被記録材搬送装置1を使用することによって実行される被記録材のスキュー取り方法について図面に基づいて具体的に説明する。
図6は剛性の高い被記録材を搬送する場合の被記録材のスキュー取り方法の各工程を段階的に示す説明図、図7は剛性の低い被記録材を搬送する場合の被記録材のスキュー取り方法の各工程を段階的に示す説明図である。
本発明の被記録材搬送装置1は、ロール紙Rを支持しているスピンドル4を回転させる回転駆動手段であるスピンドルモータ30と、ロール紙Rのロール部31から繰り出された被記録材であるロール紙Rの始端部40を挟持する搬送用駆動ローラ19と搬送用従動ローラ20とによって構成される搬送用ローラ21と、前記搬送用従動ローラ20のニップ姿勢とレリース姿勢とを切り替えるニップ・レリース姿勢切替え手段23と、プラテン28上を通過するロール紙Rを一例としてエアによる吸引によって吸着するエア吸引手段32と、記録ヘッド13近傍のキャリッジ10の下面に設けられる始端検知センサ33と、該始端検知センサ33によって検知されたロール紙Rの始端位置情報に基づいてロール紙Rのスキュー取り制御を実行する制御装置34とを備えている。
スピンドルモータ30は、スピンドル4に接続されて、該スピンドル4に装着されたロール紙Rを正転方向と逆転方向とに回転させるモータである。搬送用従動ローラ20は、搬送用駆動ローラ19に当接して協働回転するニップ位置と、搬送用駆動ローラ19から離間するレリース位置との間で移動できるようになっている。そして、搬送用従動ローラ20の上記ニップ姿勢とレリース姿勢との切り替えを上記ニップ・レリース姿勢切替え手段23の図示しない手動レバーや切替えスイッチあるいは自動操作によって実行するようになっている。
また、エア吸引手段32は、プラテン28上に形成される吸引孔35と、該吸引孔35に対して一端が接続されているエア吸引経路36と、該エア吸引経路36の他端に接続されるエア吸引ファン37とによって構成されている。そして、該エア吸引ファン37によるエア吸引力は、ロール紙Rのスキュー取り時と、ロール紙Rの搬送時とで可変に構成されている。具体的には、ロール紙Rのスキュー取り時の方がロール紙Rの記録搬送時よりもロール紙Rに大きな力が必要であるため、エア吸引力が大きくなるように設定されている。
始端検知センサ33は、記録ポジション26を通過する或いは記録ポジション26に戻ったロール紙Rの始端部40を検知する位置センサである。
また、制御装置34は、上記始端検知センサ33によって検知されたロール紙Rの始端位置情報に基づいて上記搬送用従動ローラ20をレリース状態にしてロール紙Rのスキュー取り制御を実行する装置で、該スキュー取り制御に基づいて以下述べる本発明の被記録材のスキュー取りが実行される。尚、以下の説明では(1)剛性の高い被記録材を使用する場合と、(2)剛性の低い被記録材を使用する場合とに分けて本発明の被記録材のスキュー取り方法を説明する。
(1)剛性の高い被記録材を搬送する場合(図6参照)
本実施例の被記録材のスキュー取り方法は、図6(a)に示す予備搬送工程と、図6(b)に示すスキュー取り準備工程と、図6(c)に示すニップ状態解除工程と、図6(d)に示すスキュー取り実行工程とを順次実行することによって構成されており、スキュー取り実行後は図6(e)に示す記録実行工程に移行される。
予備搬送工程は、ロールRの始端部40をニップ状態の搬送用ローラ21に当接するまで搬送する工程である。本工程では一例としてスピンドルモータ30を正転方向に回転させることによってロール紙Rの搬送を行っている。スキュー取り準備工程は、ニップ位置に搬送されたロール紙Rの始端部40を記録ポジション26下流の繰出し位置41まで搬送させる工程である。本工程では一例として搬送用駆動ローラ19を正転方向に回転させることによってロール紙Rの搬送を行っている。
また、繰出し位置41の設定は、上記始端検知センサ33が検知した始端位置検知情報に基づいて設定されている。また、本工程ではエア吸引手段32におけるエア吸引ファン37をON状態にし、プラテン28上を通過するロール紙Rを吸着しながら繰出し位置41まで搬送するように構成されている。因みに、このように構成することによって剛性の高いロール紙Rを搬送する場合のプラテン28上での浮きが抑えられる。
ニップ状態解除工程は、ロール紙Rの始端部40が繰出し位置に達したところで、搬送用従動ローラ20をレリース姿勢に切り替えて搬送用ローラ21のニップ状態を解除する工程である。本工程はニップ・レリース姿勢切替え手段23を使用することによって実行され、本工程実行時にも上記エア吸引ファン37は引き続きON状態になっている。スキュー取り実行工程は、繰出し位置41に達したロール紙Rの始端部40をスピンドルモータ30を逆転方向に回転させて巻き戻し、記録ポジション26近傍の停止位置42まで戻すことによってロール紙Rのスキュー取りを実行する工程である。
本工程では搬送用ローラ21をレリース状態にしているが、エア吸引ファン37をON状態にし、上述のように搬送時よりもエア吸引力を大きくすることでロール紙Rにテンションを与えることができ、ロール紙Rのスキュー取りを実行できるようになっている。また、上記停止位置42の設定は、始端検知センサ33によって検知された始端位置情報に基づいて実行されるようになっている。そして、このようにして搬送用ローラ21から挟圧力を受けることなくスキューが取り除かれたロール紙Rは、表面の被記録面と裏面の被搬送面とが傷付けられることなく、図6(e)に示す記録実行工程へと移行するようになっている。尚、記録実行工程であるエア吸引ファン37のエア吸引力は、上述したスキュー取り時よりも小さくなるように設定されている。
(2)剛性の低い被記録材を搬送する場合(図7参照)
本発明の被記録材のスキュー取り方法は、図7(a)に示す予備搬送工程と、図7(b)に示すスキュー取り準備工程と、図7(c)に示すニップ状態解除工程と、図7(d)に示すスキュー取り実行工程とを順次実行することによって構成されており、スキュー取り実行後は図7(e)に示す記録実行工程に移行される。尚、上記工程のうち、予備搬送工程と、スキュー取り実行工程については図6に示す上記剛性の高い被記録材を使用する場合と同じであるので、ここではスキュー取り準備工程と、ニップ状態解除工程に絞って説明する。
スキュー取り準備工程は、図6(b)に示す上記スキュー取り準備工程と同様、ニップ位置に搬送されたロール紙Rの始端部40を記録ポジション26下流の繰出し位置41まで搬送させる工程である。本工程では一例として搬送用駆動ローラ19を正転方向に回転させることによってロール紙Rの搬送を行っており、繰出し位置41の設定も図6(b)に示す上記スキュー取り準備工程と同様、始端検知センサ33が検知した始端位置検知情報に基づいて設定されている。ただし、剛性の低いロール紙Rの場合にはプラテン28上を通過する際にロール紙Rの浮きは生じないからエア吸引手段32におけるエア吸引ファン37はOFF状態のままである。
ニップ状態解除工程は、図6(c)に示す上記ニップ状態解除工程と同様、ロール紙Rの始端部40が繰出し位置41に達したところで、搬送用従動ローラ20をリレース姿勢に切り替えて搬送用ローラ21のニップ状態を解除する工程である。本工程ではエア吸引手段32におけるエア吸引ファン37をここでON状態にし、エア吸引ファン37をON状態にした後に搬送用従動ローラ20をリレース姿勢に切り替えるように構成されている。そして、上記図6(d)と同様のスキュー取り実行工程を実行してロール紙Rのスキューを取り除き、ロール紙Rの被記録面と被搬送面とを傷付けることなく、図7(e)に示す記録実行工程へと移行するようになっている。
[他の実施例]
本願発明に係る被記録材搬送装置1、該被記録材搬送装置1を備えた記録装置100等は、以上述べたような構成を基本とするものであるが、本願発明の要旨を逸脱しない範囲内の部分的構成の変更や省略等を行なうことも勿論可能である。
例えば、前記予備搬送工程と、スキュー取り準備工程と、ニップ状態解除工程の一部または全部をマニュアル操作によって実行できるように構成することも可能である。また、エア吸引手段32におけるエア吸引ファン37のエア吸引力をロール紙Rの材質や厚さ等の性状の違いに応じて可変できるようにすることも可能である。
本体カバー装着時のインクジェットプリンタの外観を示す斜視図。 本体カバー装着時のインクジェットプリンタの外観を示す側面図。 本体カバー取外し時のインクジェットプリンタを示す斜視図。 本体カバー取外し時のインクジェットプリンタを示す側面図。 記録ヘッド周辺部位を拡大して示す側断面図。 剛性の高い被記録材使用時のスキュー取り方法を示す説明図。 剛性の低い被記録材使用時のスキュー取り方法を示す説明図。 被記録材のスキュー発生時のテンションのかかり方を示す平面図。
符号の説明
1 被記録材搬送装置、2 本体カバー、3 プリンタ本体、4 回転支持部材(スピンドル)、5 ロール紙ホルダ、8 カートリッジホルダ、9 操作パネル、10 キャリッジ、11 搬送案内板、13 記録ヘッド、19 搬送用駆動ローラ、20 搬送用従動ローラ、21 搬送用ローラ、23 ニップ・レリース姿勢切替え手段、26 記録ポジション、28 プラテン、30 スピンドルモータ、31 ロール部、32 エア吸引手段、33 始端検知センサ、34 制御装置、35 吸引孔、36 エア吸引経路、37 エア吸引ファン、40 始端部、41 繰出し位置、42 停止位置、100 インクジェットプリンタ(記録装置)、R ロール紙(被記録材)、PG ギャップ、A 搬送方向、B 幅方向

Claims (8)

  1. ロール状に巻かれた被記録材を支持する回転支持部材を正転方向と逆転方向とに回転させる回転駆動手段と、
    ロール部から繰り出された前記被記録材を挟持して被記録材の搬送を実行する搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによって構成される搬送用ローラと、
    前記搬送用従動ローラのニップ姿勢とレリース姿勢とを切り替えるニップ・レリース姿勢切替え手段と、
    記録ヘッドと対向するプラテン上を通過する被記録材を吸引によって吸着する吸引手段と、
    前記被記録材のスキュー取り動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記搬送ローラによって前記ロール状に巻かれた被記録材の始端部を前記プラテンより下流の繰出し位置まで搬送し、
    続いて前記ニップ・レリース姿勢切替え手段によって前記搬送用従動ローラをレリース姿勢に切り替えて搬送用ローラのニップ状態を解除し、
    前記吸引手段がON状態で前記回転駆動手段により前記回転支持部材を逆転方向に回転させて前記被記録材の始端部を記録ヘッド近傍の停止位置まで戻すことによって被記録材のスキュー取りを実行するように構成されていることを特徴とする被記録材搬送装置。
  2. 請求項1に記載の被記録材搬送装置において、前記被記録材の始端部の位置を検出する始端検知センサを備え、前記制御部は、前記始端検知センサから送られる被記録材の始端検知情報に基づいて前記スキュー取りの制御を実行することを特徴とする被記録材搬送装置。
  3. 請求項1又は2に記載の被記録材搬送装置において、前記吸引手段の吸引力は、被記録材のスキュー取り時と、被記録材の記録搬送時とで可変に構成されていることを特徴とする被記録材搬送装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の被記録材搬送装置において、前記搬送ローラによる前記被記録材の始端部の前記繰出し位置まで搬送と、前記ニップ・レリース姿勢切替え手段による前記ニップ状態の解除の一方又は両方がマニュアル操作によって実行可能に構成されていることを特徴とする被記録材搬送装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の被記録材搬送装置において、前記吸引手段は、剛性の高い被記録材が搬送される場合には、該被記録材がプラテン上を通過して前記繰出し位置まで搬送される段階からON状態になることを特徴とする被記録材搬送装置。
  6. 請求項1から4のいずれか1項に記載の被記録材搬送装置において、前記吸引手段は、剛性の低い被記録材が搬送される場合には、前記ニップ・レリース姿勢切替え手段により前記ニップ状態が解除される段階からON状態になることを特徴とする被記録材搬送装置。
  7. ロール状の被記録材を搬送する被記録材搬送装置と、前記被記録材にインクを噴射して記録する記録ヘッドと、を備えた記録装置であって、
    前記被記録材搬送装置は、請求項1から6のいずれか1項に記載された被記録材搬送装置であることを特徴とする記録装置。
  8. ロール状の被液体噴射材を搬送する被液体噴射材搬送装置と、前記液体噴射材に液体を噴射して付着する液体噴射ヘッドと、を備えた液体噴射装置であって、
    前記被記録材搬送装置は、
    ロール状に巻かれた被液体噴射材を支持する回転支持部材を正転方向と逆転方向とに回転させる回転駆動手段と、
    ロール部から繰り出された前記被液体噴射材を挟持して被液体噴射材の搬送を実行する搬送用駆動ローラと搬送用従動ローラとによって構成される搬送用ローラと、
    前記搬送用従動ローラのニップ姿勢とレリース姿勢とを切り替えるニップ・レリース姿勢切替え手段と、
    液体噴射ヘッドと対向するプラテン上を通過する被液体噴射材を吸引によって吸着する吸引手段と、
    前記被液体噴射材のスキュー取り動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記搬送ローラによって前記ロール状に巻かれた被液体噴射材の始端部を前記プラテンより下流の繰出し位置まで搬送し、
    続いて前記ニップ・レリース姿勢切替え手段によって前記搬送用従動ローラをレリース姿勢に切り替えて搬送用ローラのニップ状態を解除し、
    前記吸引手段がON状態で前記回転駆動手段により前記回転支持部材を逆転方向に回転させて前記被液体噴射材の始端部を液体噴射ヘッド近傍の停止位置まで戻すことによって被液体噴射材のスキュー取りを実行するように構成されていることを特徴とする液体噴射装置。
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