JP4839916B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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本発明は、搬送ローラ対で搬送される記録媒体に対して画像を記録する画像記録装置に関するものである。
写真プリント装置には、画像形成位置の上手側に配置された駆動ローラを有する挟圧搬送機構と、画像形成位置の下手側に配置された駆動ローラを有する挟圧搬送機構とを備えたものがある。この写真プリント装置では、画像形成位置の上手側の駆動ローラに固定されたプーリと、下手側の駆動ローラに固定されたプーリとの間にベルトが架け渡されており、上手側の駆動ローラと下手側の駆動ローラとが同期して駆動される(例えば、特許文献1参照)。
ここで、画像記録位置の上流側及び下流側のそれぞれに搬送ローラ対が配置されており、これら2つの搬送ローラ対で挟持された記録媒体に画像が記録されるインクジェット式プリンタにおいても、上記と同様の構成が考えられる。つまり、上流側の搬送ローラ対の駆動ローラに固定されたプーリと、下流側の搬送ローラ対の駆動ローラに固定されたプーリとの間にベルトが架け渡されることによって、上流側の搬送ローラ対と下流側の搬送ローラ対とが同期して駆動される。なお、このインクジェット式プリンタでは、上流側の搬送ローラ対の駆動ローラを駆動するモータが備えられており、下流側の搬送ローラ対の駆動ローラにはベルトを介して駆動力が伝達される。
ここで、画像記録位置における記録媒体の平面性を保つことができない場合には、記録媒体に記録される画像の画質が低下するという問題が発生する。そこで、上記問題を解消するためには、下流側の搬送ローラ対による搬送量が上流側の搬送ローラ対による搬送量よりも大きくなるように設定することが考えられる。この場合には、上流側の搬送ローラ対と下流側の搬送ローラ対との間を搬送される記録媒体は、下流側の搬送ローラ対によって上流側の搬送ローラ対から離れる方向に引っ張られた状態になるので、記録媒体の平面性を保つことができる。
特開2002−116507号公報
ここで、このインクジェット式プリンタにおいて、所定長さの記録媒体に対する画像の記録を行う場合を考える。まず、所定長さの記録媒体が上流側の搬送ローラ対及び下流側の搬送ローラ対の両方で挟持されている間は、下流側の搬送ローラ対によって下流側に引っ張られた状態の記録媒体に対して画像の記録が行われる。その後、所定長さの記録媒体の後端が上流側の搬送ローラ対を通過し、所定長さの記録媒体が上流側の搬送ローラ対で挟持されなくなると、その後は、所定長さの記録媒体は下流側の搬送ローラ対で挟持されて搬送されることになる。しかしながら、上述したように、下流側の搬送ローラ対による搬送量が上流側の搬送ローラ対による搬送量よりも大きくなるように設定されているので、所定長さの記録媒体の後端が上流側の搬送ローラ対を通過する前後で、画像記録位置における記録媒体の搬送量が大きく変動し、記録媒体に記録される画像の画質が低下してしまう。
そこで、本発明の主な目的は、記録媒体に記録される画像の画質が低下するのを抑制することができる画像記録装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明の画像記録装置は、所定の搬送方向に搬送される記録媒体に画像を記録するものであって、記録媒体の搬送方向と垂直な方向に往復動しつつ記録媒体に画像を記録する記録ヘッドを有する画像記録部と、第1の駆動ローラを有しており、前記画像記録部よりも上流側において記録媒体を挟持して搬送する第1の搬送ローラ対と、第2の駆動ローラを有しており、前記画像記録部よりも下流側において記録媒体を挟持して搬送する第2の搬送ローラ対と、前記第1の駆動ローラと同軸上に固定された第1のプーリと前記第2の駆動ローラと同軸上に固定された第2のプーリとの間に架け渡されたベルトと、前記第1の駆動ローラを駆動するモータと、前記モータを制御する制御手段と、前記記録ヘッドに設けられており、前記第1の搬送ローラ対と前記第2の搬送ローラ対との間において記録媒体の先端を検出すると共に、前記記録ヘッドが記録媒体の搬送方向と垂直な方向に往復動する際に記録媒体の幅サイズを検出する検出センサと、予め設定された記録媒体の幅サイズと全長との組み合わせと、前記検出センサによって検出された記録媒体の幅サイズとから、記録媒体の全長を検知し、前記検出センサで記録媒体の先端が検出された後の前記第1の搬送ローラ対による搬送量に基づいて、記録媒体の後端が前記第1の搬送ローラ対を通過するタイミングを検知するタイミング検知手段とを備え、前記第1の駆動ローラ、前記第2の駆動ローラ、前記第1のプーリ及び前記第2のプーリのそれぞれの外径が、前記第1の駆動ローラが駆動された場合において、前記第2の搬送ローラ対による搬送量が前記第1の搬送ローラ対による搬送量よりも大きくなるように設定されており、前記制御手段は、前記画像記録部の画像記録位置において記録媒体が間欠的に搬送されると共に、前記画像記録位置における記録媒体の搬送制御が、前記タイミング検知手段で検知されたタイミングにおいて、前記第1の搬送ローラ対による搬送量に基づく制御から前記第2の搬送ローラ対による搬送量に基づく制御に変更されるように、前記モータを制御し、前記タイミング検知手段で検知されるタイミングの前における前記第1の搬送ローラ対での1回の送り量と、前記タイミング検知手段で検知されるタイミングの後における前記第2の搬送ローラ対での1回の送り量とが同じになることを特徴としている。
この構成によると、画像記録位置における記録媒体の搬送制御が、記録媒体の後端が第1の搬送ローラ対を通過するタイミングで、第1の搬送ローラ対による搬送量に基づく制御から第2の搬送ローラ対の搬送量に基づく制御に変更される。従って、記録媒体の平面性を保つために、第2の搬送ローラ対による搬送量が第1の搬送ローラ対による搬送量よりも大きく設定されている場合でも、記録媒体の後端が第1の搬送ローラ対を通過する前後で、記録媒体に記録される画像の画質が低下するのが抑制される。
また、記録媒体の後端が第1の搬送ローラ対を通過するタイミングを精度よく検知することができる。
さらに、検出センサが記録ヘッドと共に往復動するので、記録媒体の先端を検出するだけでなく、記録媒体の幅サイズを検出することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態に係るインクジェット式プリンタの概略構成を示す図である。
図1に示すインクジェット式プリンタ1は、略直方体の筐体30内に、用紙供給部4と、搬送ローラユニット5と、インクジェット印刷ユニット6と、切断ユニット7と、ドットインパクト印字ユニット8と、排出ローラユニット9とを有している。また、筐体30には、所定長さの用紙102を手差しするための給紙トレイ31と、排出ローラユニット9から排出された用紙を受けるための排出トレイ32とが設けられている。また、インクジェット式プリンタ1の各部分の動作は、筐体30内に配置されたコントローラ20によって制御される。
用紙供給部4には、ロール状に巻回された巻回部2aが形成された長尺の用紙2が装填され、用紙2の巻回部2aは軸中心の回りに回転可能とされたドラム3に保持されている。
搬送ローラユニット5は、用紙供給部4の巻回部2aから巻き解きつつ用紙2を下流側へと搬送する搬送ローラ対40を有している。なお、搬送ローラユニット5の構成については後で詳述する。
インクジェット印刷ユニット6は、2つの印刷ヘッド11、12と、キャリッジ13と、印刷台14と、吸着ファン15とを有している。2つの印刷ヘッド11、12は、用紙2の搬送方向(図1では右方から左方に向かう方向であって、以下の説明では「副走査方向」と称する)に沿って所定間隔だけ離隔して配置されている。2つの印刷ヘッド11、12には、カラーインクを吐出することができる多数の吐出ノズル(図示しない)がそれぞれ設けられている。キャリッジ13は、2つの印刷ヘッド11、12を保持するためのものであり、副走査方向に直交する方向(図1では紙面に垂直方向であって、以下の説明では「主走査方向」と称する)に沿って往復動可能である。従って、印刷ヘッド11、12は、キャリッジ13の往復動と共に、主走査方向に往復動しつつ、用紙2の表面に向かってインクを吐出することになる。
印刷台14は、用紙2の搬送面とほぼ同じ面上に配置された用紙支持面を有しており、印刷ヘッド11、12と対向配置される用紙2を支持するためのものである。印刷台14には、多数の吸着孔(図示しない)が印刷台14のほぼ全幅にわたって一様に形成されている。吸着ファン15は、用紙2の搬送経路を挟んで印刷ヘッド11、12と対向する位置に配置されている。吸着ファン15は、印刷台14の表面側から吸着孔内へと空気を吸引することが可能な吸引力を発生することによって、印刷台14の表面に用紙2を吸着させるためのものである。従って、印刷ヘッド11、12に対向する用紙2は、用紙2の裏面側に配置された吸着ファン15に吸引されることにより印刷台14に密着して搬送され、印刷ヘッド11、12との間隔が一定になる。そのため、用紙2がカールしている場合に、用紙2の一部分が印刷台14から大きく離れることによって、印刷ヘッド11、12との間隔が変化することによる印刷の不具合が発生するのが抑制される。
切断ユニット7は、用紙2の搬送経路に対して上方に配置された移動刃7aと、下方に配置された固定刃7bとを有している。移動刃7aおよび固定刃7bは、いずれも用紙2の幅よりも若干大きな幅を有する矩形刃である。移動刃7aは、コントローラ20により制御されるモータ(図示しない)によって、固定刃7bに向かって近接または離隔することができるようになっており、搬送経路を上流側から搬送されてきた印刷済みの用紙2を、固定刃7bとの相互作用によって幅方向に沿って切断することができる。このように切断されることにより所定の長さに印刷済みの用紙2が分割される。
ドットインパクト印字ユニット8は、多数の細いピンがインクリボンを介して用紙2を選択的に叩くことによって印字を行うものである。ドットインパクト印字ユニット8は、図2に示すように、2つのローラ対8a、8bと、ドットヘッド8eを有しており、ドットヘッド8eによって、2つのローラ対8a、8bで搬送される用紙2の裏面に対して印刷が行われた日時や整理番号などの付加情報を印刷する。なお、2つのローラ対8a、8bは、それぞれの一方のローラと同軸上に固定されたローラ8a’、8b’に掛け渡されたベルト8cを介してパルスモータ8dによって駆動される。
排出ローラユニット9は、印刷済みの用紙2を筐体30の外部へと排出するものである。排出ローラユニット9は、図2に示すように、ローラ対9aと、ローラ対9aの上流側に配置されたデカールローラ9bとを有している。なお、ローラ対9aは、一方のローラと同軸上に固定されたローラ9a’に掛け渡されたベルト9cを介してパルスモータ9dによって駆動される。
なお、コントローラ20は、図示しない入力インターフェイスから供給された画像信号に所定の処理を施して、印刷される画像に対応する画像データを含む印刷信号をインクジェット印刷ユニット6に供給する。また、コントローラ20は、搬送ローラユニット5および排出ローラユニット9による用紙2の搬送タイミング、キャリッジ13の移動タイミング若しくは印刷ヘッド11、12からのインクの吐出タイミング、切断ユニット7による用紙2の切断タイミング、ドットインパクト印字ユニット8による印字タイミングなどを制御することができる。
次に、搬送ローラユニット5の詳細な構成について、図2を参照して説明する。図2は、図1のインクジェット式プリンタの内部の詳細な構成を示す図である。
搬送ローラユニット5は、インクジェット印刷ユニット6より上流側において巻回部2aの下端部よりも鉛直方向に関して上方に配置された搬送ローラ対40と、用紙供給部4と搬送ローラ対40との間に配置されたターンローラ44と、インクジェット印刷ユニット6よりも下流側に配置された圧着ローラ対45とを有している。
搬送ローラ対40は、用紙2の搬送経路の下方に配置され且つ用紙2の搬送方向を水平方向に変更するアドバンスローラ41と、用紙2の搬送経路の上方に配置され且つアドバンスローラ41との間で用紙2を挟持可能な従動ローラ42、43とを有している。搬送ローラ対40は、アドバンスローラ41と従動ローラ42、43との間で用紙2を挟持することにより、巻回部2aから巻き解きつつ用紙2を下流側へと搬送する。また、所定長さの用紙102に対する印刷が行われる場合には、給紙トレイ31上に載置された所定長さの用紙102をアドバンスローラ41と従動ローラ42、43との間で挟持して下流側へと搬送する。
圧着ローラ対45は、用紙2の搬送経路の下方に配置された駆動ローラ46と、用紙2の搬送経路の上方に配置され且つ駆動ローラ46との間で用紙2を挟持可能な従動ローラ47とを有している。従って、圧着ローラ対45は、インクジェット印刷ユニット6と切断ユニット7との間を搬送される用紙2を挟持する。なお、圧着ローラ対45がインクジェット印刷ユニット6と切断ユニット7との間に配置されることによって、インクジェット印刷ユニット6による画像の印刷および切断ユニット7による用紙2の切断を適正に行うことが可能となる。
ここで、アドバンスローラ41は、それと同軸上に固定されたプーリ51に掛け渡されたベルト53を介してDCサーボモータ54によって駆動される。また、アドバンスローラ41と同軸上に固定されたプーリ52と、圧着ローラ対45の駆動ローラ46と同軸上に固定されたプーリ56との間には、ベルト57が掛け渡されている。なお、ベルト57の上側の部分は、ローラ55によって下方に押圧された状態になっている。従って、圧着ローラ対45の駆動ローラ46は、DCサーボモータ54の駆動力がベルト57により伝達されることによって駆動されるので、搬送ローラ対40と圧着ローラ対45とが同期して駆動される。
また、搬送ローラ対40のアドバンスローラ41、それと同軸上に固定されたプーリ52、圧着ローラ対45の駆動ローラ46及びそれと同軸上に固定されたプーリ56のそれぞれの外径は、アドバンスローラ41が駆動された場合において、圧着ローラ対45による搬送量が搬送ローラ対40による搬送量よりも大きくなるように設定されている。従って、搬送ローラ対40及び圧着ローラ対45の両方で挟持されている用紙は、圧着ローラ対45によって下流側(搬送ローラ対40から離れる方向)に引っ張られた状態になる。なお、このとき、圧着ローラ対45の駆動ローラ46及び従動ローラ47は用紙上で滑る状態になる。
ところで、インクジェット印刷ユニット6の印刷ヘッド12には、用紙2の先端を検出するための先端検出センサ61が設けられている。ここで、先端検出センサ61は、印刷ヘッド12と共に主走査方向に沿って往復動するので、用紙2の幅サイズを検出することもできる。また、アドバンスローラ41の上流側には、用紙2の後端を検出するための後端検出センサ62が設けられている。先端検出センサ61及び後端検出センサ62は、いずれも反射センサであり、各センサの検出位置における用紙2の有無を検出することができる。
また、コントローラ20には、プリンタ1に係る各種動作の制御プログラムやデータなどが格納されたROM、プリンタ1の各部の動作を制御する信号を生成するために各種演算を実行するCPU、各種設定やCPUでの演算結果などのデータを一時保管するRAMなどの部材が含まれている。これら各種部材およびソフトウェアによって、図1に示すように、タイミング検知部20aと、搬送制御部20bとが形成されている。
タイミング検知部20aは、用紙2の後端が搬送ローラ対40を通過するタイミングを検知する。ここで、タイミング検知部20aは、給紙トレイ31から供給された所定長さの用紙102の後端が搬送ローラ対40を通過するタイミングを検知することができると共に、用紙供給部4から供給された長尺の用紙2の後端が搬送ローラ対40を通過するタイミングを検知することができる。
プリンタ1において、所定長さの用紙102に対する印刷が行われる場合には、タイミング検知部20aは、先端検出センサ61で所定長さの用紙102の先端が検出された後の搬送ローラ対40による搬送量に基づいて、所定長さの用紙102の後端が搬送ローラ対40を通過するタイミングを検知する。
詳細には、先端検出センサ61で所定長さの用紙102の先端が検出されたタイミングでは、所定長さの用紙102の先端から搬送ローラ対40と先端検出センサ61の検出位置との間の長さXに対応した部分が、搬送ローラ対40を通過している。従って、その後、所定長さの用紙102が、その全長Lから長さXを差し引いた長さY(=L−X)だけ搬送されるタイミングで、所定長さの用紙102の後端が搬送ローラ対40を通過すると考えられる。
ここで、プリンタ1では、所定長さの用紙102が給紙トレイ31上に載置される際には、オペレータによって所定長さの用紙102の種類(幅サイズ、全長など)が設定される。従って、タイミング検知部20aは、所定長さの用紙102の全長を検知することができる。また、上述したように、先端検出センサ61は所定長さの用紙102の幅サイズを検出することができるので、あらかじめ所定長さの用紙102の幅サイズと全長との組み合わせを設定しておくことで、タイミング検知部20aは、所定長さの用紙102の全長を検知することができる。
一方、プリンタ1において、長尺の用紙2に対する印刷が行われる場合には、タイミング検知部20aは、後端検出センサ62で長尺の用紙2の後端が検出された後の搬送ローラ対40による搬送量に基づいて、長尺の用紙2の後端が搬送ローラ対40を通過するタイミングを検知する。
搬送制御部20bは、搬送ローラ対40のアドバンスローラ41を駆動するDCサーボモータ54を制御する。従って、搬送制御部20bは、インクジェット印刷ユニット6の印刷位置における用紙の搬送制御を行うことになる。搬送制御部20bは、インクジェット印刷ユニット6の印刷位置における用紙が搬送ローラ対40で挟持されている場合は、印刷位置における用紙の搬送制御が搬送ローラ対40による搬送量に基づいて行われるように、DCサーボモータ54を制御する。一方、搬送制御部20bは、インクジェット印刷ユニット6の印刷位置における用紙が搬送ローラ対40で挟持されないで圧着ローラ対45で挟持されている場合は、印刷位置における用紙の搬送制御が圧着ローラ対45による搬送量に基づいて行われるように、DCサーボモータ54を制御する。
つまり、プリンタ1では、搬送ローラ対40と圧着ローラ対45とが同期して駆動されると共に、圧着ローラ対45による搬送量が搬送ローラ対40による搬送量よりも大きくなるように設定されているので、印刷位置における用紙の搬送制御を、搬送ローラ対40による搬送量に基づいて行う場合と、圧着ローラ対45による搬送量に基づいて行う場合とでは、DCサーボモータ54の制御を変更する必要がある。
プリンタ1では、印刷位置において用紙が間欠送りされながら画像の印刷が行われるので、搬送制御部20bでは、搬送ローラ対40による搬送量に基づいて搬送制御が行われる場合の搬送ローラ対40での1回の送り量と、圧着ローラ対45による搬送量に基づいて搬送制御が行われる場合の圧着ローラ対45での1回の送り量とが同じになるように、DCサーボモータ54の制御が変更される。
次に、インクジェット式プリンタ1において、所定長さの用紙102に対する印刷が行われる場合の印刷位置における搬送制御について、図3を参照して説明する。図3は、所定長さの用紙に対する印刷が行われる場合の動作を示す図である。
まず、所定長さの用紙102が給紙トレイ31上に載置されると、搬送ローラ対40に供給され、図3(a)に示すように、所定長さの用紙102の先端が従動ローラ42と従動ローラ43との間にある待機位置に配置される。そして、所定長さの用紙102は、搬送ローラ対40に挟持されることにより下流側に搬送され、図3(b)に示すように、所定長さの用紙102の先端が先端検出センサ61の検出位置に到達する。
その後、所定長さの用紙102の所定距離の搬送と、印刷ヘッド11、12の往動又は復動とが交互に繰り返されることによって、所定長さの用紙102上に画像が印刷される。ここで、所定長さの用紙102が圧着ローラ45で挟持されないで搬送ローラ対40で挟持されている場合、及び、所定長さの用紙102が搬送ローラ対40及び搬送ローラ対40の両方で挟持されている場合には、印刷位置における所定長さの用紙102の搬送制御は、搬送ローラ対40による搬送量に基づいて行われる。
そして、所定長さの用紙102の先端近傍に画像の印刷が行われつつ、図3(c)に示すように、所定長さの用紙102の後端が搬送ローラ対40を通過するタイミングで、印刷位置における所定長さの用紙102の搬送制御が、圧着ローラ対45による搬送量に基づく制御に変更される。その後、図3(d)に示すように、所定長さの用紙102が搬送ローラ対40で挟持されないで圧着ローラ45で挟持されている場合には、印刷位置における所定長さの用紙102の搬送制御が、圧着ローラ45による搬送量に基づいて行われる。
なお、上述したように、印刷位置における所定長さの用紙102の搬送制御を、搬送ローラ対40による搬送量に基づく制御から圧着ローラ45による搬送量に基づく制御に変更する必要があるのは、所定長さの用紙102の後端が搬送ローラ対40を通過した後で、所定長さの用紙102に対して画像が印刷される場合である。
また、プリンタ1において、長尺の用紙2に対する印刷が行われる場合も同様に、印刷位置における長尺の用紙2の搬送制御が、長尺の用紙2の後端が搬送ローラ対40を通過するタイミングで、搬送ローラ対40による搬送量に基づく制御から圧着ローラ対45による搬送量に基づく制御に変更される。そのため、画像の印刷が長尺の用紙2の後端まで可能になる。
以上説明したように、本実施の形態のインクジェット式プリンタ1では、印刷位置における所定長さの用紙102の搬送制御が、所定長さの用紙102の後端が搬送ローラ対40を通過するタイミングで、搬送ローラ対40による搬送量に基づく制御から圧着ローラ45による搬送量に基づく制御に変更される。従って、所定長さの用紙102の平面性を保つために、圧着ローラ対45による搬送量が搬送ローラ対40による搬送量よりも大きく設定されている場合でも、所定長さの用紙102の後端が搬送ローラ対40を通過する前後で、所定長さの用紙102に記録される画像の画質が低下するのが抑制される。
また、先端検出センサ61で所定長さの用紙102の先端が検出された後の搬送ローラ対40による搬送量に基づいて、所定長さの用紙102の後端が搬送ローラ対40を通過するタイミングが検知されるので、所定長さの用紙102の後端が搬送ローラ対40を通過するタイミングを精度よく検知することができる。
また、先端検出センサ61が印刷ヘッド12に設けられているので、所定長さの用紙102の先端を検出するだけでなく、所定長さの用紙102の幅サイズを検出することができる。従って、あらかじめ所定長さの用紙102の幅サイズと全長との組み合わせを設定しておくことで、オペレータによって所定長さの用紙102の種類(幅サイズ、全長など)が設定されなくても、タイミング検知部20aが所定長さの用紙102の全長を検知することができるようになる。
以上、本発明の好適な一実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、上述の実施の形態では、搬送ローラ対40のアドバンスローラ41、それと同軸上に固定されたプーリ52、圧着ローラ対45の駆動ローラ46及びそれと同軸上に固定されたプーリ56の一例が図示されているが、アドバンスローラ41、プーリ52、駆動ローラ46及びプーリ56のそれぞれの外径は、アドバンスローラ41が駆動された場合において、圧着ローラ対45による搬送量が搬送ローラ対40による搬送量よりも大きくなる範囲で変更可能である。
また、上述の実施の形態では、アドバンスローラ41はDCサーボモータで駆動されているが、例えばパルスモータで駆動されてもよい。
本発明の実施の形態に係るインクジェット式プリンタの概略構成を示す図である。 図1のインクジェット式プリンタの内部の詳細な構成を示す図である。 所定長さの用紙に対する印刷が行われる場合の動作を示す図である。
符号の説明
1 インクジェット式プリンタ(画像記録装置)
2 用紙(記録媒体)
11、12 印刷ヘッド(記録ヘッド;画像記録部)
20a タイミング検知部(タイミング検知手段)
20b 搬送制御部(制御手段)
40 搬送ローラ対(第1の搬送ローラ対)
41 アドバンスローラ(第1の駆動ローラ)
45 圧着ローラ対(第2の搬送ローラ対)
46 駆動ローラ(第2の駆動ローラ)
52 プーリ(第1のプーリ)
54 DCサーボモータ(モータ)
56 プーリ(第2のプーリ)
57 ベルト
61 先端検出センサ(検出センサ)
102 所定長さの用紙(記録媒体)

Claims (1)

  1. 所定の搬送方向に搬送される記録媒体に画像を記録するものであって、記録媒体の搬送方向と垂直な方向に往復動しつつ記録媒体に画像を記録する記録ヘッドを有する画像記録部と、
    第1の駆動ローラを有しており、前記画像記録部よりも上流側において記録媒体を挟持して搬送する第1の搬送ローラ対と、
    第2の駆動ローラを有しており、前記画像記録部よりも下流側において記録媒体を挟持して搬送する第2の搬送ローラ対と、
    前記第1の駆動ローラと同軸上に固定された第1のプーリと前記第2の駆動ローラと同軸上に固定された第2のプーリとの間に架け渡されたベルトと、
    前記第1の駆動ローラを駆動するモータと、
    前記モータを制御する制御手段と、
    前記記録ヘッドに設けられており、前記第1の搬送ローラ対と前記第2の搬送ローラ対との間において記録媒体の先端を検出すると共に、前記記録ヘッドが記録媒体の搬送方向と垂直な方向に往復動する際に記録媒体の幅サイズを検出する検出センサと、
    予め設定された記録媒体の幅サイズと全長との組み合わせと、前記検出センサによって検出された記録媒体の幅サイズとから、記録媒体の全長を検知し、前記検出センサで記録媒体の先端が検出された後の前記第1の搬送ローラ対による搬送量に基づいて、記録媒体の後端が前記第1の搬送ローラ対を通過するタイミングを検知するタイミング検知手段とを備え、
    前記第1の駆動ローラ、前記第2の駆動ローラ、前記第1のプーリ及び前記第2のプーリのそれぞれの外径が、前記第1の駆動ローラが駆動された場合において、前記第2の搬送ローラ対による搬送量が前記第1の搬送ローラ対による搬送量よりも大きくなるように設定されており、
    前記制御手段は、前記画像記録部の画像記録位置において記録媒体が間欠的に搬送されると共に、前記画像記録位置における記録媒体の搬送制御が、前記タイミング検知手段で検知されたタイミングにおいて、前記第1の搬送ローラ対による搬送量に基づく制御から前記第2の搬送ローラ対による搬送量に基づく制御に変更されるように、前記モータを制御し、
    前記タイミング検知手段で検知されるタイミングの前における前記第1の搬送ローラ対での1回の送り量と、前記タイミング検知手段で検知されるタイミングの後における前記第2の搬送ローラ対での1回の送り量とが同じになることを特徴とする画像記録装置。
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