JP2021075011A - 画像記録装置及び画像記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】新たな構成を追加することなく、吸着孔を介した空気流の影響によるインクの着弾精度の低下を防止すること。【解決手段】記録媒体に画像を記録する画像記録装置100は、シート107aを吸着保持しながら搬送する搬送ユニット105と、搬送ユニット105により搬送されるシート107aにインクを吐出して画像を記録する記録ヘッドユニット103と、記録ヘッドユニット103により画像を記録したシート107aを切断するカッターユニット109と、シート107aの搬送方向の先端部における記録ヘッドユニット103により画像を記録しない非記録領域の搬送方向の長さに応じて、カッターユニット109によるシート107aの切断位置を変更するCPU100aと、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、画像を記録した記録媒体を切断する画像記録装置及び画像記録方法に関する。
従来、記録媒体としての連続シートに画像を記録する画像記録装置としては、連続シートの記録面の平面性を確保するために、記録媒体を吸着して保持する所謂吸着方式と呼ばれる方式を採用しているものが多い。このような吸着方式を採用する画像記録装置には、記録媒体を支持するためのプラテン等の記録台において、記録媒体の搬送経路に沿って略一様に複数の吸着孔(吸引孔)が形成されている。そして、このような吸着方式を採用する画像記録装置は、記録台に設けられた吸着孔を介して、ファンによって記録媒体を吸引する構成を有する(例えば、特許文献1)。
このような画像記録装置は、記録媒体が記録台の表面に密着して、記録媒体の記録面の平面性を確保することができるため、記録媒体の記録面の平面性が確保されないことに起因する画像の悪化を抑制することができる。
しかしながら、従来、このような吸着方式を採用する画像記録装置において、記録媒体の搬送方向の先端部近傍に記録する場合には、記録台に形成された多数の吸着孔の中で、記録媒体によって閉塞される吸着孔はごく僅かである。つまり、記録媒体が搬送方向に搬送されることにより、記録媒体によって多数の吸着孔を順次閉塞するが、記録台の記録媒体の搬送方向の先端部がまだ到達していない領域の多くの吸着孔は、記録媒体によって閉塞されずに開放された状態になっている。
そのため、閉塞されない吸着孔を介して、記録台の表面側から吸着孔内へと多量の空気が流れ込んでしまう。この結果、記録ヘッドから記録媒体の搬送方向の先端部近傍に向けて吐出されたインクが、吸着孔を介して流れる空気流に引き寄せられることにより、インクの着弾精度が低下して、記録媒体に記録される画像が劣化するという課題を有する。
これに対して、特許文献2は、往復移動する記録ヘッドに同期して、記録ヘッドの近傍の吸着孔を裏側から順次遮蔽していく構成を有する記録装置を開示している。特許文献2の記録装置によれば、吸着孔を遮蔽することにより、記録ヘッドから吐出されたインクが吸着孔に吸引されることを防ぐことができる。
しかしながら、特許文献2においては、吸着孔を遮蔽するための機構を設ける必要があるため、コストの増大を招くという課題を有する。
本発明の目的は、新たな構成を追加することなく空気流の影響によるインクの着弾精度の低下を防止することができる画像記録装置及び画像記録方法を提供することである。
本発明に係る画像記録装置は、長尺状の台紙に所定の間隔で複数のラベルが貼付された記録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、前記記録媒体を搬送路に吸着保持しながら搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体の前記ラベルにインクを吐出して画像を記録する記録手段と、前記記録手段により画像を記録した前記ラベルと画像を記録していない前記ラベルとの間の前記台紙を切断する切断手段と、前記記録媒体の搬送方向の先端から前記記録手段により記録を開始するまでの距離が所定距離未満である場合に、記録データの前に白紙を挿入するか又は前記切断手段による前記記録媒体の切断位置の変更、のいずれか一方あるいは両方を行う制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る画像記録装置は、記録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、前記記録媒体を吸着保持しながら搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記記録媒体にインクを吐出して画像を記録する記録手段と、前記記録手段により画像を記録した前記記録媒体を切断する切断手段と、前記記録媒体の搬送方向の先端部における前記記録手段により画像を記録しない非記録領域の前記搬送方向の長さに応じて、前記非記録領域を有するページの前に画像を記録しない白紙のページを挿入する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る画像記録方法は、記録媒体に画像を記録する画像記録装置の画像記録方法であって、前記記録媒体を搬送路に吸着保持しながら搬送するステップと、搬送される前記記録媒体にインクを吐出して画像を記録するステップと、画像を記録した前記記録媒体を切断するステップと、前記記録媒体の搬送方向の先端部の画像を記録しない非記録領域の前記搬送方向の長さに応じて、前記記録媒体の切断位置を変更するステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る画像記録方法は、記録媒体に画像を記録する画像記録装置の画像記録方法であって、前記記録媒体を搬送路に吸着保持しながら搬送するステップと、搬送される前記記録媒体にインクを吐出して画像を記録するステップと、画像を記録した前記記録媒体を切断するステップと、前記記録媒体の搬送方向の先端部の画像を記録しない非記録領域の前記搬送方向の長さに応じて、前記非記録領域を有するページの前に画像を記録しない白紙のページを挿入するステップと、を有することを特徴とする。
本発明によれば、新たな構成を追加することなく空気流の影響によるインクの着弾精度の低下を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
<記録システムの構成>
本発明の実施の形態1に係る記録システム1の構成について、図1を参照しながら、詳細に説明する。
<記録システムの構成>
本発明の実施の形態1に係る記録システム1の構成について、図1を参照しながら、詳細に説明する。
記録システム1は、画像記録装置100と、ホストコンピュータ101と、を有している。
画像記録装置100は、プリンタケーブル102によって、情報処理装置としてのホストコンピュータ101と接続する。画像記録装置100は、ホストコンピュータ101からプリンタケーブル102を介して入力される画像データに基づいて、記録媒体としてのシート107aに画像を記録する。画像記録装置100は、ホストコンピュータ101からプリンタケーブル102を介して入力されるコマンドに基づいて、シート107aを搬送及び切断等する種々の処理を行う。
ホストコンピュータ101は、画像データとコマンドとをプリンタケーブル102を介して画像記録装置100に出力する。ホストコンピュータ101から画像記録装置100に出力されるコマンドには、シート107aをカット(切断)する位置であるカット位置及びシート107aに関する情報等が含まれている。
ここで、シート107aは、長尺状であり、半透明のセパレータ(離罫紙)上に、複数のラベルが等間隔のラベル間距離にて剥離可能に貼付及び仮着された構成を有している。なお、シート107aは、上記以外の構成を有していてもよい。
<画像記録装置の構成>
本発明の実施の形態1に係る画像記録装置100の構成について、図1及び図2を参照しながら、詳細に説明する。
本発明の実施の形態1に係る画像記録装置100の構成について、図1及び図2を参照しながら、詳細に説明する。
画像記録装置100は、記録ヘッドユニット103と、記録ヘッド104と、搬送ユニット105と、センサ106と、ロール紙ユニット107と、ピンチロール108と、カッターユニット109と、を有している。また、画像記録装置100は、ガイドローラ110Aと、ガイドローラ110Bと、ガイドローラ110Cと、プラテン111と、搬送ベルト112と、吸着ファン113と、搬送モータ114と、を有している。
また、画像記録装置100は、メインコントローラ200と、ROM201と、RAM202と、センサ回路203と、イメージメモリ204と、ドライバコントローラ205と、を有している。更に、画像記録装置100は、ヘッド駆動回路206と、カッター機構駆動回路207と、モータ208と、搬送機構駆動回路209と、を有している。
記録ヘッドユニット103は、記録ヘッド104を備えており、搬送されてきたシート107aに記録を行う。
記録ヘッド104は、シート107aの搬送方向に直交する幅方向の全体に渡るように配列されていると共に液体のインクを吐出する複数の吐出口(図1及び図2において省略)を備えている。記録ヘッド104は、後述のヘッド駆動回路206の制御に従った吐出タイミングでシート107aに対してインクを吐出して画像を記録する。
記録ヘッド104は、ブラックカラー記録ヘッド104K、シアンカラー記録ヘッド104C、マゼンタカラー記録ヘッド104M及びイエロー記録ヘッド104Yを備えている。ブラックカラー記録ヘッド104K、シアンカラー記録ヘッド104C、マゼンタカラー記録ヘッド104M及びイエロー記録ヘッド104Yの各々は、インク色毎のインクを吐出してフルカラーで画像を記録する。
搬送ユニット105は、ロール紙ユニット107から供給されるシート107aを搬送路において吸着保持しながら搬送する。具体的には、搬送ユニット105は、ガイドローラ110Aと、ガイドローラ110Bと、ガイドローラ110Cと、駆動ローラ110Dと、プラテン111と、搬送ベルト112と、吸着ファン113と、搬送モータ114と、を備えている。
ガイドローラ110A、ガイドローラ110B及びガイドローラ110Cは、回転して搬送ベルト112を移動させる。
駆動ローラ110Dは、後述の搬送モータ114が駆動することにより回転して搬送ベルト112を移動させる。
プラテン111は、吸着ファン113が回転することにより、搬送ベルト112に形成された複数の吸着孔を介して吸引される空気によって、シート107aを吸着する。
搬送ベルト112は、ガイドローラ110A、ガイドローラ110B、ガイドローラ110C及び駆動ローラ110Dの間に架け渡されている。搬送ベルト112は、ガイドローラ110A、ガイドローラ110B、ガイドローラ110C及び駆動ローラ110Dが回転することによって、矢印A1方向、又は矢印A1方向の逆方向である矢印A2方向に移動する。搬送ベルト112は、シート107aを吸着保持するための複数の吸着部としての吸着孔(図1及び図2において図示を省略)を備えている。この複数の吸着孔は、搬送方向であるA1方向と直交する幅方向に沿って設けられている。
吸着ファン113は、回転することにより、シート107aを支持する搬送ベルト112に形成された複数の吸着孔を介して吸引した空気によって、シート107aをプラテン111上に吸着させる。
搬送モータ114は、搬送ユニット105に設けられており、後述の搬送機構駆動回路209の制御によって駆動した際に、駆動ローラ110Dを回転させる。
センサ106は、搬送ユニット105に搭載されている。センサ106は、シート107aを検出し、その検出結果に応じた電気信号を後述のセンサ回路203に出力する。センサ106は、シート107aの複数のラベル間を検出することができる例えばTOF(Time of Flight)センサである。
ロール紙ユニット107は、搬送ユニット105に対してシート107aを供給する。
ピンチロール108は、搬送ユニット105の入口側である搬送方向の上流側に設けられている。ピンチロール108は、ガイドローラ110Bに対向して設けられていると共に、幅方向に沿って延設されている。ピンチロール108は、ロール紙ユニット107から搬送ユニット105に供給されたシート107aを、搬送ユニット105の入口においてガイドローラ110Bとの間で挟持して、搬送ユニット105への挿入に適した高さ及び位置に規定する。
切断手段としてのカッターユニット109は、搬送ユニット105の出口側に設けられている。カッターユニット109は、後述のモータ208が駆動することにより駆動して、画像の記録を終了したシート107aを、ラベル間距離の方向A1における中心でカットする。
メインコントローラ200は、CPU200aを内蔵しており、ROM202に格納されている制御プログラムを読み込んで実行することにより、画像記録装置100全体の動作を制御する。CPU200aは、入力データを記憶するための記憶制御機能、データ制御機能、及び記録動作に必要な種々の設定のための設定制御機能等を有する。
メインコントローラ200は、図示しないインタフェースを介してホストコンピュータ101に接続され、ホストコンピュータ101との間で互いに信号の受け渡しを行う。メインコントローラ200は、ホストコンピュータ101から受信した画像データを解析して、受信した画像データを色及びページ単位でビットマップ形式でイメージメモリ204に格納する。
メインコントローラ200は、センサ回路203から入力される電気信号に基づいて、シート107aの搬送方向の先端を検出した検出結果を得た際に、これをトリガとして記録動作を開始する。
制御手段としてのCPU200aは、センサ回路203から入力される電気信号及びホストコンピュータ101より受信したコマンド等に基づいて、後述の画像記録処理及び用紙先端距離算出処理を実行する。
ROM201は、メインコントローラ200に接続されており、制御プログラム等を格納している。
RAM202は、メインコントローラ200に接続されており、メインコントローラ200が制御プログラムを実行する際の作業領域である。
センサ回路203は、センサ106を含んでおり、メインコントローラ200によって制御されて、センサ106におけるシート107aの検出結果に応じた電気信号をメインコントローラ200に出力する。
イメージメモリ204は、ホストコンピュータ101から送信される画像データをページ単位で格納する。イメージメモリ204は、ブラック成分、シアン成分、マゼンタ成分、イエロー成分の各々の画像データを一時的に格納するイメージメモリ204Bk、204C、204M、204Yを含んでいる。
ドライバコントローラ205は、メインコントローラ200に接続されている。ドライバコントローラ205は、メインコントローラ200の制御に従って、イメージメモリ204にビットマップ形式で格納されている各色成分の画像データに基づいて、ヘッド駆動回路206の動作を制御する。
ヘッド駆動回路206は、ドライバコントローラ205の制御に従って駆動する。ヘッド駆動回路206は、イエロー記録ヘッド102Y、マゼンタ記録ヘッド102M、シアン記録ヘッド102C及びブラック記録ヘッド102Kの図示しない吐出エネルギー発生素子を駆動する。
カッター機構駆動回路207は、メインコントローラ200によって制御されて、モータ208の駆動を制御する。
モータ208は、カッター機構駆動回路207の制御によって駆動して、カッターユニット109を駆動させる。
搬送機構駆動回路209は、メインコントローラ200によって制御されて、搬送モータ114の駆動を制御する。
<画像記録処理>
本発明の実施の形態1に係る画像記録装置100が実行する画像記録処理について、図3から図6を参照しながら、詳細に説明する。
本発明の実施の形態1に係る画像記録装置100が実行する画像記録処理について、図3から図6を参照しながら、詳細に説明する。
図5において、図5(a)は、通常印刷時のシート107aにおけるカット位置を示している。図5(b)は、台紙先端位置と印刷開始位置との距離が短い場合のシート107aにおけるカット位置を示している。また、図6において、図6(a)は、従来のシートの印刷状態を示している。図6(b)は、白紙のページを挿入した場合のシート107aの印刷状態を示している。図6(c)は、シート107aのカット位置をA1方向に変更した場合のシート107aの印刷状態を示している。
図3に示す画像記録処理は、画像記録装置100がホストコンピュータ101から印刷開始を指示するコマンドを受信したタイミングで開始される。
まず、CPU200aは、受信した印刷指示のコマンドに含まれる印刷情報より、シート107aのラベル107cの印刷を開始する位置である図5に示す印刷開始位置を取得する(S1)。
次に、CPU200aは、搬送機構駆動回路209を制御して搬送モータ114の駆動を制御することにより、シート107aをフォワードフィード方向であるA1方向に搬送する動作を開始させ、シート107aを搬送する(S2)。
次に、CPU200aは、用紙先端距離算出処理を実行する(S3)。CPU200aは、図4に示す用紙先端距離算出処理において、シート107aのA1方向の先端からインクが着弾する位置を求めるために、シート107aの位置毎の位置情報を取得する。
具体的には、まず、CPU200aは、センサ回路203のセンサ106から入力されるシート107aの検出結果に応じた電気信号に基づいて、台紙107bのA1方向の第1の先端部の先端位置である図5に示す台紙先端位置を取得する(S21)。
次に、CPU200aは、センサ回路203のセンサ106から入力されるシート107aの検出結果に応じた電気信号に基づいて、ラベル107cのA1方向の第2の先端部の先端位置である図5に示すラベル先端位置を取得する(S22)。
次に、CPU200aは、ステップS21において取得した台紙先端位置から、ステップS22において取得したラベル先端位置までの第1の距離としての距離D(図5参照)を算出し、算出した距離DをRAM202に記憶させる。例えば、CPU200aは、ROM201に予め記憶されているシート107aの搬送速度に対して、ステップS21において台紙先端位置を取得してから、ステップS22においてラベル先端位置を取得するまでに要した時間を乗算して距離Dを求める。
これにより、CPU200aは、図3に示す画像記録処理のステップS3の用紙先端距離算出処理を終了して、図3に示す画像記録処理のステップS4の処理に進む。
次に、CPU200aは、ステップS22において取得したラベル先端位置と、ステップS1において取得した印刷開始位置と、の距離(第2の距離)を算出する。例えば、CPU200aは、ラベルの先端位置を原点座標として、この原点座標から印刷開始位置の座標までの距離を算出する。
そして、CPU200aは、算出した距離とステップS3において取得した距離Dとを加算して、台紙先端位置から印刷開始位置までの距離L(図5参照)を算出する(S4)。この距離Lは、記録ヘッド104により画像を記録しない非記録領域のA1方向の長さとなる。
次に、CPU200aは、距離Lが所定距離未満であるか否かを判定する(S5)。ここで、所定距離には、気流の影響によるインクの着弾位置ずれが起きない距離が設定されることが望ましい。CPU200aは、例えば所定距離として3mmが設定されている場合に、ステップS5の処理において距離Lが3mm未満であるか否かを判定する。これにより、気流の影響によるインクの着弾位置ずれを確実に防ぐことができる。
CPU200aは、距離Lが所定距離未満である場合に(S5:Yes)、A1方向において、画像を記録しない非記録領域を有すると共に印刷するラベル107cの前に、白紙のページとなるラベル107cを挿入する(S6)。このように、CPU200aは、距離Lが所定距離から不足する分の距離に応じて、印刷するラベル107cの前に白紙のページとなるラベル107cを挿入する。
次に、CPU200aは、シート107aのカット位置を、台紙のA1方向の下流端に設定する(S7)。このように、CPU200aは、隣り合うラベル107cのラベル間距離が短い場合、又は縁無し印刷を実施する場合等の距離Lが短い場合に、隣り合うラベル107c間の台紙107bにおけるカット位置を、搬送方向側であるA1方向側に変更する。これにより、シート107aのカットを実行した後の、次回の印刷開始時には、台紙107bのA1方向の中央でカットした場合と比べて、A1方向の先端側に台紙107bが多く残った状態で印刷開始が可能となる。
一方、CPU200aは、距離Lが所定距離以上である場合に(S5:No)、カット位置を台紙107bのA1方向の中央に設定する(S8)。このように、距離Lが所定距離以上の場合には、切断位置をA1方向側に変更しないため、距離Lに応じて切断位置を変更する場合に比べて、画像記録処理を簡易な処理にすることができる。また、距離Lが所定距離以上の場合には、白紙のラベル107cを挿入しないため、距離Lに関わりなく白紙のラベル107cを挿入する場合に比べて、画像記録処理を簡易な処理にすることができる。
次に、CPU200aは、印刷を開始する(S9)。これにより、シート107aは、A1方向に搬送されて、記録ヘッドユニット103より吐出されるインクによって印刷開始位置から画像が形成される。
次に、CPU200aは、ラベル107c毎(ページ毎)に、ホストコンピュータ101から受信するコマンドに基づいて、カット指示があるか否かを判定する(S10)。
CPU200aは、カット指示がある場合に(S10:Yes)、センサ回路203のセンサ106から入力されるシート107aの検出結果に応じた電気信号に基づいて、シート107aがカット位置に到達したか否かを判定する(S11)。
CPU200aは、シート107aがカット位置に到達していない場合に(S11:No)、ステップS11の処理を繰り返す。
一方、CPU200aは、シート107aがカット位置に到達した場合に(S11:Yes)、カッター機構駆動回路207を制御してモータ208の駆動を制御することにより、カッターユニット109によるカットを実行させる(S12)。この際に、カッターユニット109は、ラベル107cの間のA1方向の中心でのカットを指示するカット指示である場合には、図5(a)に示すように、ラベル107cの間のA1方向の中心でカットする。一方、カッターユニット109は、ラベル107cの間のA1方向の中心よりもA1方向側(先端側)でのカットを指示するカット指示である場合には、図5(b)に示すように、印刷済みのラベル107cのA1方向の後端に近い位置でカットする。
次に、CPU200aは、ホストコンピュータ101から受信するコマンドに基づいて、指示されている全ての印刷が終了したか否かを判定する(S13)。
CPU200aは、全ての印刷が終了していない場合に(S13:No)、ステップS10の処理に戻る。
一方、CPU200aは、全ての印刷が終了した場合に(S13:Yes)、センサ回路203のセンサ106から入力されるシート107aの検出結果に応じた電気信号に基づいて、シート107aが印刷停止位置に到達したか否かを判定する(S14)。
CPU200aは、シート107aが印刷停止位置に到達していない場合に(S14:No)、ステップS14の処理を繰り返す。
一方、CPU200aは、シート107aが印刷停止位置に到達した場合に(S14:Yes)、搬送機構駆動回路209を制御して搬送モータ114の駆動を停止させることにより搬送を停止し(S15)、その後に画像記録処理を終了する。
上記の画像記録処理において、距離Lが所定距離未満である場合には、図5(b)に示すように、印刷済みのラベル107cのA1方向の後端に限りなく近い位置にカット位置を設定している。しかしながら、上記の画像記録処理において、隣り合うラベル107cの間の台紙107bのA1方向の中心から、所定距離と距離Lとの差分だけA1方向に移動した位置にカット位置を設定してもよい。
上記の画像記録処理のステップS6の処理において挿入された白紙のページとなるラベル107cは、図6(b)に示すように、記録ヘッド104よりもA1方向の下流の吸着孔301を塞ぐ。これにより、記録ヘッド104周辺の空気が吸着孔301に吸い込まれることを防ぐことができ、インクの着弾位置に影響を及ぼしてラベル107cのA1方向の先端の画像が乱れることを防ぐことができる。
また、上記の画像記録処理のステップS7の処理においてカット位置を変更することにより、次回印刷時のラベル107cよりもA1方向の先端側に残る台紙107bは、カット位置を変更しない場合に比べて、多く残っている。この先端側に多く残っている台紙107bは、図6(c)に示すように、カット位置を変更しない場合に比べて、記録ヘッド104よりもA1方向の下流の吸着孔301をより多く塞ぐ。これにより、記録ヘッド104周辺の空気が吸着孔301に吸い込まれることを防ぐことができ、インクの着弾位置に影響を及ぼしてラベル107cのA1方向の先端の画像が乱れることを防ぐことができる。
これに対して、画像記録処理のステップS6及びステップS7の処理を実行しない図6(a)に示す場合には、シート107aのA1方向の先端よりも下流側のシート107aによって塞がれる吸着孔301は、図6(b)及び図6(c)に比べて少ない。この場合には、シート107aによって塞がれていない吸着孔301によって、記録ヘッド104周辺の空気が吸い込まれ、図6(a)に示すように、インクの着弾位置に影響を及ぼしてラベル107cのA1方向の先端側の画像が乱れている。
なお、上記の画像記録処理において、距離Lが所定距離未満である場合に(ステップS5:Yes)、ステップS6の処理とステップS7の処理との両方の処理を実行したが、何れか一方の処理を実行するようにしてもよい。また、上記の画像記録処理において、印刷開始前に白紙のページを挿入したが、印刷開始後のラベル107cに印刷する毎に白紙のページを挿入するようにしてもよい。
本実施の形態では、シート107aのA1方向の先端部の記録ヘッド104により画像を記録しない台紙先端位置と印刷開始位置との間の長さに応じて、カッターユニット109によるシート107aの切断位置を変更する。これにより、新たな構成を追加することなく、空気流の影響によるインクの着弾精度の低下を防止することができることにより、コストの増加を抑制することができる。
また、本実施の形態では、シート107aのA1方向の先端部の記録ヘッド104により画像を記録しない台紙先端位置と印刷開始位置との間の長さに応じて、シート107aの先端部のA1方向の下流側に白紙のページを挿入する。これにより、新たな構成を追加することなく、空気流の影響によるインクの着弾精度の低下を防止することができることにより、コストの増加を抑制することができる。
また、本実施の形態によれば、長尺状の台紙107bにA1方向に沿って所定の間隔で複数のラベル107cが貼付された構成を有するシート107aに対して画像を記録して切断するため、台紙107bのカット位置を容易に調整することができる。
また、本実施の形態によれば、センサ106の検出結果に基づいて距離Lを求めることにより、異なる種類のシート107aに画像を記録する場合であっても距離Lを容易に求めることができる。
また、本実施の形態によれば、搬送されるシート107aによって複数の吸着孔301を閉塞することにより、空気流の影響によるインクの着弾精度の低下を防止することができる。
また、本実施の形態によれば、A1方向と直交する幅方向に沿って複数の吸着孔301が設けられることにより、搬送されるシート107aによって複数の吸着孔301を閉塞させることができる。
(実施の形態2)
上記の実施の形態1では、画像記録処理の実行中に用紙先端距離算出処理を実行しているが、印刷データ又はシート107aのサイズによっては、搬送開始から印刷開始までに用紙先端距離算出処理を完了することができない可能性がある。本発明の実施の形態2では、画像記録処理を実行していないタイミングで、用紙先端距離算出処理を実行することにより、印刷データ又はシート107aのサイズに影響されない制御を実現することを特徴とする。
上記の実施の形態1では、画像記録処理の実行中に用紙先端距離算出処理を実行しているが、印刷データ又はシート107aのサイズによっては、搬送開始から印刷開始までに用紙先端距離算出処理を完了することができない可能性がある。本発明の実施の形態2では、画像記録処理を実行していないタイミングで、用紙先端距離算出処理を実行することにより、印刷データ又はシート107aのサイズに影響されない制御を実現することを特徴とする。
なお、本実施の形態に係る記録システムの構成は図1と同一構成であると共に、本実施の形態に係る画像記録装置の構成は図1及び図2と同一構成であるので、それらの説明を省略する。
<用紙セット処理>
本発明の実施の形態2に係る用紙セット処理について、図7及び図8を参照しながら、詳細に説明する。
本発明の実施の形態2に係る用紙セット処理について、図7及び図8を参照しながら、詳細に説明する。
図7に示す用紙セット処理は、画像記録装置100に電源が投入されていると共に、画像記録装置100に新規のシート107aをセットしたタイミングで開始される。
まず、CPU200aは、センサ回路203を制御してセンサ106をON状態にする(S31)。これにより、センサ106は、シート107aを検出可能な状態になる。
次に、CPU200aは、搬送機構駆動回路209の駆動を制御することにより、搬送モータ114を駆動させて、シート107aのフォワードフィード方向であるA1方向への搬送を開始する(S32)。
次に、CPU200aは、図4に示す用紙先端距離算出処理を実行する(S33)。
次に、CPU200aは、センサ106の調整を行う(S34)。具体的には、CPU200aは、シート107aのラベル107c及び台紙107bを検出するために、セットされたシート107aに応じて、センサ106から入力された電気信号のサンプリングを繰り返して、センサ106の設定値を決定する。
次に、CPU200aは、センサ回路203のセンサ106から入力されるシート107aの検出結果に応じた電気信号に基づいて、シート107aが搬送排紙位置に到達したか否かを判定する(S35)。
CPU200aは、シート107aが搬送排紙位置に到達していない場合に(S35:No)、ステップS35の処理を繰り返す。
一方、CPU200aは、シート107aが搬送排紙位置に到達した場合に(S35:Yes)、搬送機構駆動回路209の駆動を制御して搬送モータ114の駆動を停止させることにより搬送を停止させる(S36)。
次に、CPU200aは、搬送機構駆動回路209の駆動を制御して搬送モータ114を逆方向に回転させることにより、シート107aのバックフィード方向であるA2方向への搬送を開始する(S37)。
次に、CPU200aは、センサ回路203のセンサ106から入力されるシート107aの検出結果に応じた電気信号に基づいて、シート107aが印刷待機位置に到達したか否かを判定する(S38)。
CPU200aは、シート107aが印刷待機位置に到達していない場合に(S38:No)、ステップS38の処理を繰り返す。
一方、CPU200aは、シート107aが印刷待機位置に到達した場合に(S38:Yes)、搬送機構駆動回路209の駆動を制御して搬送モータ114の駆動を停止させることにより搬送を停止させ(S39)、その後に用紙セット処理を終了する。
<画像記録処理>
本発明の実施の形態2に係る画像記録装置100が実行する画像記録処理について、図8を参照しながら、詳細に説明する。
本発明の実施の形態2に係る画像記録装置100が実行する画像記録処理について、図8を参照しながら、詳細に説明する。
なお、図8において、図3と同一処理である部分については同一ステップ番号を付して、その説明を省略する。
図8に示す画像記録処理は、画像記録装置100がホストコンピュータ101から印刷開始を指示するコマンドを受信したタイミングで開始される。
まず、CPU200aは、バックフィードが必要か否かを判定する(S51)。ここで、バックフィードが必要な場合としては、直前の印刷の最終ページにおいてカットを実行せずに印刷を終了した場合、マニュアル操作にてシート107aを搬送させた場合、又はシート107aが印刷待機位置で無い場合である。
CPU200aは、バックフィードが必要な場合に(S51:Yes)、搬送機構駆動回路209の駆動を制御して搬送モータ114を駆動させることにより、シート107aのバックフィード方向であるA2方向への搬送を開始する(S52)。
次に、CPU200aは、センサ回路203のセンサ106から入力されるシート107aの検出結果に応じた電気信号に基づいて、シート107aが印刷待機位置に到達したか否かを判定する(S53)。
CPU200aは、シート107aが印刷待機位置に到達していない場合に(S53:No)、ステップS53の処理を繰り返す。
一方、CPU200aは、シート107aが印刷待機位置に到達した場合に(S53:Yes)、搬送機構駆動回路209の駆動を制御して搬送モータ114の駆動を停止させることにより、シート107aのバックフィードを停止させる(S54)。
次に、CPU200aは、受信した印刷指示のコマンドに含まれる印刷情報より、シート107aの印刷開始位置を取得する(S55)。
次に、CPU200aは、ステップS22において取得したラベル先端位置と、ステップS55において取得した印刷開始位置と、の距離を算出する。そして、CPU200aは、算出した距離とステップS33において取得した距離Dとを加算して、台紙先端位置から印刷開始位置までの距離Lを算出する(S56)。
次に、CPU200aは、ステップS5の処理を実行する。
一方、CPU200aは、ステップS51において、バックフィードが不要な場合に(S51:No)、ステップS55の処理までスキップする。
また、CPU200aは、ステップS15の処理を実行した後に、記録終了時に最終ページがカットされているか否かを判定する(S61)。
CPU200aは、記録終了時に最終ページがカットされている場合に(S61:Yes)、搬送機構駆動回路209の駆動を制御して搬送モータ114を駆動することによりシート107aのバックフィードを開始する(S62)。そして、CPU200aは、印刷待機位置までシート107aを搬送する。
次に、CPU200aは、センサ回路203のセンサ106から入力されるシート107aの検出結果に応じた電気信号に基づいて、シート107aが印刷待機位置に到達したか否かを判定する(S63)。
CPU200aは、シート107aが印刷待機位置に到達していない場合に(S63:No)、ステップS63の処理を繰り返す。
一方、CPU200aは、シート107aが印刷待機位置に到達した場合に(S63:Yes)、搬送機構駆動回路209の駆動を制御して搬送モータ114の駆動を停止させることにより、シート107aのバックフィードを停止させる(S64)。そして、その後に、CPU200aは、画像記録処理を終了する。
また、CPU200aは、ステップS61の処理において、記録終了時に最終ページがカットされていない場合に(S61:No)、画像記録処理を終了する。
このように、シート107aのA1方向の先端から印刷開始位置までの距離が小さい場合に、白紙のページを挿入又はカット位置を変更する。これにより、プラテン111の表面側から吸着孔301内へと流れる空気によるシート107aのA1方向の先端部近傍におけるインク着弾位置への影響を軽減することができる。
本実施の形態では、新たなシート107aをセットしてからシート107aに画像を記録する記録処理を開始するまでの間の所定の処理としての用紙セット処理において、距離Dを求める。これにより、本実施の形態によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、画像記録処理の処理負荷の増大を抑制しながら、簡易な構成によって空気流の影響によるインクの着弾精度の低下を防止することができる。
なお、本実施の形態において、用紙セット処理において用紙先端距離算出処理を実行したが、用紙セット処理及び画像記録処理以外の所定の処理において用紙先端距離算出処理を実行してもよい。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
具体的には、上記実施の形態1及び実施の形態2において、常に白紙のページを挿入又はカット位置を変更しているが、ユーザによっては画質が向上する場合であっても白紙のページの挿入又はカット位置の変更を行いたくない場合がある。このため、白紙のページの挿入又はカット位置の変更を行うか否かを、アプリケーション上の設定又はスイッチ等に対するユーザからの指示に応じてON/OFF制御して切り替えてもよい。
また、上記実施の形態1及び実施の形態2において、記録ヘッド104を複数搭載したフルカラーの画像記録装置100について説明したが、記録ヘッド104を1つ搭載したモノクロの画像記録装置にも適応可能である。
また、上記実施の形態1及び実施の形態2において、吸着孔301を介してシート107aをプラテン111に吸着保持したが、吸着孔301以外のシート107aによって閉塞可能な吸着部によりシート107aをプラテン111に吸着保持してもよい。
また、上記実施の形態1及び実施の形態2において、複数の吸着孔301を幅方向に沿って設けたが、複数の吸着孔301をシート107aによって閉塞可能な位置において任意の方向に沿って配列することができる。
また、上記実施の形態1及び実施の形態2において、センサ106を用いて距離Lを求めたが、ホストコンピュータ101から受信する情報等に基づいて距離Lを求めてもよい。
1 記録システム
100 画像記録装置
101 ホストコンピュータ
103 記録ヘッドユニット
104 記録ヘッド
105 搬送ユニット
106 センサ
107 ロール紙ユニット
107a シート
107b 台紙
107c ラベル
108 ピンチロール
109 カッターユニット
111 プラテン
112 搬送ベルト
113 吸着ファン
114 搬送モータ
200 メインコントローラ
200a CPU
201 ROM
202 RAM
203 センサ回路
204 イメージメモリ
205 ドライバコントローラ
206 ヘッド駆動回路
207 カッター機構駆動回路
208 モータ
209 搬送機構駆動回路
301 吸着孔
100 画像記録装置
101 ホストコンピュータ
103 記録ヘッドユニット
104 記録ヘッド
105 搬送ユニット
106 センサ
107 ロール紙ユニット
107a シート
107b 台紙
107c ラベル
108 ピンチロール
109 カッターユニット
111 プラテン
112 搬送ベルト
113 吸着ファン
114 搬送モータ
200 メインコントローラ
200a CPU
201 ROM
202 RAM
203 センサ回路
204 イメージメモリ
205 ドライバコントローラ
206 ヘッド駆動回路
207 カッター機構駆動回路
208 モータ
209 搬送機構駆動回路
301 吸着孔
Claims (13)
- 記録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、
前記記録媒体を吸着保持しながら搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記記録媒体にインクを吐出して画像を記録する記録手段と、
前記記録手段により画像を記録した前記記録媒体を切断する切断手段と、
前記記録媒体の搬送方向の先端部における前記記録手段により画像を記録しない非記録領域の前記搬送方向の長さに応じて、前記切断手段による前記記録媒体の切断位置を変更する制御手段と、
を有することを特徴とする画像記録装置。 - 前記制御手段は、
前記長さが所定距離未満の場合に、前記長さが前記所定距離以上の場合に比べて、前記切断位置を前記搬送方向側に変更する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。 - 前記所定距離は、
前記記録媒体の記録を開始する位置に有る前記記録手段から吐出されるインクが、前記搬送手段により前記記録媒体を吸着保持する際の空気流の影響を受けない距離に設定されている、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像記録装置。 - 記録媒体に画像を記録する画像記録装置であって、
前記記録媒体を吸着保持しながら搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記記録媒体にインクを吐出して画像を記録する記録手段と、
前記記録手段により画像を記録した前記記録媒体を切断する切断手段と、
前記記録媒体の搬送方向の先端部における前記記録手段により画像を記録しない非記録領域の前記搬送方向の長さに応じて、前記非記録領域を有するページの前に画像を記録しない白紙のページを挿入する制御手段と、
を有することを特徴とする画像記録装置。 - 前記制御手段は、
前記長さが所定距離未満の場合に、前記白紙のページを挿入する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像記録装置。 - 前記所定距離は、
前記記録媒体の記録を開始する位置に有る前記記録手段から吐出されるインクが、前記搬送手段により前記記録媒体を吸着保持する際の空気流の影響を受けない距離に設定されている、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像記録装置。 - 前記記録媒体は、
長尺状の台紙に前記搬送方向に沿って所定の間隔で複数のラベルが貼付された構成を有し、
前記記録手段は、
前記ラベルに画像を記録し、
前記切断手段は、
前記記録手段により画像を記録した前記ラベルと画像を記録していない前記ラベルとの間の前記台紙を切断し、
前記制御手段は、
前記台紙の前記搬送方向の第1の先端部から前記ラベルの記録を開始する位置までの前記非記録領域の前記長さを求める、
ことを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 前記制御手段は、
前記第1の先端部から前記ラベルの前記搬送方向の第2の先端部までの第1の距離と、前記第2の先端部から前記ラベルの記録を開始する位置までの第2の距離と、を加算して前記長さを求めると共に、新たな前記記録媒体をセットしてから前記記録媒体に画像を記録する記録処理を開始するまでの間の所定の処理において前記第1の距離を求める、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像記録装置。 - 前記搬送手段により搬送される前記記録媒体を検出するセンサを有し、
前記制御手段は、
前記センサの検出結果に基づいて前記長さを求める、
ことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 前記搬送手段は、
空気によって前記記録媒体を吸着保持するための複数の吸着孔を備え、
前記記録媒体は、
前記搬送手段により搬送される際に前記複数の吸着孔を閉塞する、
ことを特徴とする請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 前記搬送手段は、
前記記録媒体を吸着保持する複数の吸着部を備え、
前記複数の吸着部は、
前記搬送方向と直交する幅方向に沿って設けられる、
ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 記録媒体に画像を記録する画像記録装置の画像記録方法であって、
前記記録媒体を搬送路に吸着保持しながら搬送するステップと、
搬送される前記記録媒体にインクを吐出して画像を記録するステップと、
画像を記録した前記記録媒体を切断するステップと、
前記記録媒体の搬送方向の先端部の画像を記録しない非記録領域の前記搬送方向の長さに応じて、前記記録媒体の切断位置を変更するステップと、
を有することを特徴とする画像記録方法。 - 記録媒体に画像を記録する画像記録装置の画像記録方法であって、
前記記録媒体を搬送路に吸着保持しながら搬送するステップと、
搬送される前記記録媒体にインクを吐出して画像を記録するステップと、
画像を記録した前記記録媒体を切断するステップと、
前記記録媒体の搬送方向の先端部の画像を記録しない非記録領域の前記搬送方向の長さに応じて、前記非記録領域を有するページの前に画像を記録しない白紙のページを挿入するステップと、
を有することを特徴とする画像記録方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019205295A JP2021075011A (ja) | 2019-11-13 | 2019-11-13 | 画像記録装置及び画像記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019205295A JP2021075011A (ja) | 2019-11-13 | 2019-11-13 | 画像記録装置及び画像記録方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021075011A true JP2021075011A (ja) | 2021-05-20 |
Family
ID=75899538
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2019205295A Pending JP2021075011A (ja) | 2019-11-13 | 2019-11-13 | 画像記録装置及び画像記録方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2021075011A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024053138A1 (ja) * | 2022-09-06 | 2024-03-14 | Towa株式会社 | シート材の位置決め装置、位置決め方法、及び電子部品に対するシールド層の形成方法 |
-
2019
- 2019-11-13 JP JP2019205295A patent/JP2021075011A/ja active Pending
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WO2024053138A1 (ja) * | 2022-09-06 | 2024-03-14 | Towa株式会社 | シート材の位置決め装置、位置決め方法、及び電子部品に対するシールド層の形成方法 |
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