JP6083183B2 - 液体吐出装置 - Google Patents
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Description
液体を吐出するノズルが設けられたノズル面を有するヘッドと、前記ノズル面をワイピングするブレードと、前記ブレードを保持する保持部材であって、金属製の爪を有する保持部材と、を備え、前記ブレードに開口部が形成されてなり、前記爪が前記開口部内に位置する状態で、前記ブレードが前記保持部材に固定されたことを特徴とする液体吐出装置である。
このような液体吐出装置によれは、ブレードが保持部材から浮き上がるのを防止することができ、ブレードの上端をノズル面に適切に当接させることができる。よって、ヘッドのノズル面を確実にクリーニングすることができる。
このような液体吐出装置によれば、ブレードが浮き上がるのを防止することができる。
このような液体吐出装置によれば、ブレードに爪を侵入させやすくすることができる。
このような液体吐出装置によれば、ブレードが浮き上がるのをより確実に防止することができる。
<<プリンター1の構成例について>>
プリンター1の構成例について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、プリンター1の概略断面図である。図2は、プリンター1のブロック図である。
なお、ヘッド31の構成の詳細については後述する。
図3はヘッド31の構成の説明図である。
ヘッド31は、その下面に、列方向にノズルが並んだノズル列を有している。本実施形態においては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の色ごとにそれぞれ複数のノズル♯1〜♯n(例えば180)からなるノズル列を有している。これらの各ノズル列のことをそれぞれイエローノズル列Y、マゼンダノズル列M、シアンノズル列C、ブラックノズル列Kとよぶ。
各ノズル列のノズル♯1〜♯nは、ロール紙2の搬送方向に交差する交差方向(つまり、当該交差方向が前述した列方向である)に直線状に配列されている。各ノズル列は、当該搬送方向に沿って相互に間隔をあけて平行に配置されている。
上述した通り、本実施形態に係るプリンター1には、列方向(前後方向)にノズルが並んだノズル列を有するヘッド31が設けられている。そして、コントローラー60が、当該ヘッド31を搬送方向(左右方向)に移動させながら、ノズルからインクを吐出させ、搬送方向(左右方向)に沿ったラスタラインを形成することにより、印刷領域R上のロール紙2の部位に1ページ分の画像記録を行なう。
本実施形態のプリンター1のメンテナンスユニット70は、インクを吸引することによる吸引クリーニングやノズル面(ノズルプレート36の下面)に付着したインク滴や塵埃を払拭クリーニングするワイピングを行なう。
<比較例>
本実施形態について説明する前に、まず比較例について説明する。
図12は本実施形態のワイピング部73の構成を説明するための断面図である。なお図12において、図6と同一構成の部分には同一符号を付し、説明を省略する。また、以下の説明においても比較例と同様に方向を設定する。
固定部材75cには、孔77と爪76a及び76bが設けられている。
爪76a及び爪76bは、固定部材75cの上端(+z側端)において、孔77の形成面(xz面)に対して垂直に(−y方向に向けて突出するように)設けられている。爪76a、76bは、それぞれ先端(−y側端)に近づくにつれて爪幅(x方向の幅)が短くなっている。なお、爪76aは、x方向の一方側(−x側)の端に爪の先端が位置し、爪76bは、x方向の他方側(+x側)の端に爪の先端が位置している。爪76aと爪76bは、x方向に交互に配置されている。
同図では爪を上(+z方向)から見たときの先端形状を示している。前述したように先端に近づくにつれて爪幅が短くなっている。
これに対し、図14点線で示す爪の場合、図15Bに示すように爪の+x側端とブレード74の+x側端との距離をd1とすると、爪の先端とブレード74の端との距離はd2(>d1)になる。
第2実施形態では、固定部材75cにおける爪の配置が第1実施形態と異なっている。なお、固定部材75c以外は第1実施形態と同じであるので、説明を省略する。
第3実施形態においても、固定部材75cの爪の形状が前述の実施形態と異なっている。なお、固定部材75c以外は第1実施形態と同じであるので、説明を省略する。
この第3実施形態の場合、まず中央に近い爪76a″と爪76b″がブレード74に裂け目を入れて侵入し、続いて、爪76a´と爪76b´がブレード74に裂け目を入れて侵入する。そして最後に、爪76aと爪76bがブレード74に裂け目を入れて侵入することになる。
上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
前述した実施形態では、液体吐出装置の一例としてプリンターが説明されていたが、これに限られるものではない。例えば、カラーフィルタ製造装置、染色装置、微細加工装置、半導体製造装置、表面加工装置、三次元造形機、液体気化装置、有機EL製造装置(特に高分子EL製造装置)、ディスプレイ製造装置、成膜装置、DNAチップ製造装置などのインクジェット技術を応用した各種の液体吐出装置に、本実施形態と同様の技術を適用しても良い。
前述した実施形態では、圧電素子(ピエゾ素子)を用いてインクを吐出していた。しかし、液体を吐出する方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
前述した実施形態ではプリンターの実施形態であったので液体としてインクが使用されていたが、ノズルから吐出する液体は、このようなインクに限られるものではない。例えば、金属材料、有機材料(特に高分子材料)、磁性材料、導電性材料、配線材料、成膜材料、電子インク、加工液、遺伝子溶液などを含む液体(水も含む)をノズルから吐出しても良い。
前述した実施形態では、媒体としてロール紙2を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、カット紙、フィルム、布であってもよい。
前述した実施形態では、ワイピングの際には、メンテナンスユニット70(ブレード74)の位置が固定でヘッド31が移動していたが、これには限られない。例えば、ヘッド31の位置を停止させた状態で、メンテナンスユニット70(ブレード74)が移動してもよい。要するに、ヘッド31とブレード74が相対的に移動することでブレード74の上端がヘッド31のノズル面に当接するようになっていればよい。
前述した実施形態では爪の先端の角度(角度θ)は鋭角であったが、これには限られず、例えば鈍角であってもよい。あるいは爪の形状が矩形であってもよい。ただし、前述した実施形態のように先端が鋭角の方がブレード74に裂け目をいれやすい。
2 ロール紙
10 給送ユニット
18 巻軸
19 中継ローラー
20 搬送ユニット
21 中継ローラー
22 中継ローラー
23 第一搬送ローラー
23a 第一駆動ローラー
23b 第一従動ローラー
24 第二搬送ローラー
24a 第二駆動ローラー
24b 第二従動ローラー
25 反転ローラー
26 中継ローラー
27 送り出しローラー
29 プラテン
30 ヘッドユニット
31 ヘッド
32 駆動ユニット
33 ケース
34 流路ユニット
35 流路形成基板
36 ノズルプレート
37 弾性板
40 キャリッジユニット
41 ガイドレール
42 キャリッジ
50 検出器群
60 コントローラー
61 インターフェース部
62 CPU
63 メモリー
64 ユニット制御回路
70 メンテナンスユニット
72 吸引キャップ
73 ワイピング部
74 ブレード
75 保持部材
75a 取付部材
75b 取付部材
75c 固定部材
76a 爪
76b 爪
77 孔
80 巻き取りユニット
81 中継ローラー
82 巻き取り駆動軸
110 ホストコンピューター
321 ピエゾ素子
323 固定板
324 フレキシブルケーブル
331 収納空部
332 インク供給管
351 圧力室
352 供給口
353 リザーバー
501 インクジェットプリンター
502 プリンター本体
503 支持スタンド
521 印刷手段
523 インク供給手段
524 メンテナンス手段
525 制御部
531 キャリッジ
532 ヘッド移動機構
534 ヘッド移動領域
541 インクジェットヘッド
581 インクカートリッジ
631 吸引手段
632 ワイピング手段
641 キャップ
741 孔
751 突起
752 切欠部
753 開口
754 リブ
755 孔
756 係合片
757 係合片
Claims (7)
- 液体を吐出するノズルが設けられたノズル面を有するヘッドと、
前記ノズル面をワイピングするブレードと、
前記ブレードを保持する保持部材であって、金属製の爪を有する保持部材と、
を備え、
前記ブレードには、前記爪で前記ブレードに裂け目を入れて開口した開口部が形成されてなり、
前記爪が前記開口部内に位置する状態で、前記ブレードが前記保持部材に固定されたことを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項1に記載の液体吐出装置であって、
前記ブレードは、前記ワイピングの際に前記ヘッドに対して所定方向に相対的に移動し、
前記ブレードの前記所定方向の下流側に前記開口部が位置し、前記爪が当該開口部内に位置する
ことを特徴とする液体吐出装置。 - 液体を吐出するノズルが設けられたノズル面を有するヘッドと、
前記ノズル面をワイピングするブレードと、
前記ブレードを保持する保持部材であって、金属製の爪を有する保持部材と、
を備え、
前記爪は、先端に近づくにつれて幅が短くなっており、且つ、前記爪の先端部分の角度は鋭角であり、
前記ブレードに開口部が形成されてなり、
前記爪が前記開口部内に位置する状態で、前記ブレードが前記保持部材に固定されたことを特徴とする液体吐出装置。 - 液体を吐出するノズルが設けられたノズル面を有するヘッドと、
前記ノズル面をワイピングするブレードと、
前記ブレードを保持する保持部材であって、金属製の爪を有する保持部材と、
を備え、
前記保持部材は、前記ブレードの幅方向に沿って前記爪を複数有し、
複数の前記爪のうち、前記幅方向の一方側の端の前記爪は先端が前記一方側の端に位置し、前記幅方向の他方側の端の前記爪は先端が前記他方側の端に位置し、
前記ブレードに開口部が形成されてなり、
前記爪が前記開口部内に位置する状態で、前記ブレードが前記保持部材に固定された
ことを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項4に記載の液体吐出装置であって、
先端が前記一方側の端に位置する前記爪と、先端が前記他方側の端に位置する前記爪が、前記幅方向に交互に配置されている、
ことを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項4に記載の液体吐出装置であって、
前記ブレードの前記幅方向の中心よりも前記一方側には、先端が前記一方側の端に位置する前記爪が配置され、前記幅方向の中心よりも前記他方側には、先端が前記他方側の端に位置する前記爪が配置されている、
ことを特徴とする液体吐出装置。 - 請求項4に記載の液体吐出装置であって、
前記ブレードの前記幅方向の中心よりも前記一方側には、先端が前記一方側の端に位置する前記爪が配置され、前記幅方向の中心よりも前記他方側には、先端が前記他方側の端に位置する前記爪が配置され、且つ、前記中心に近いほど先端までの長さが長くなっている、
ことを特徴とする液体吐出装置。
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Family Applications (1)
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JP2012225276A Active JP6083183B2 (ja) | 2012-10-10 | 2012-10-10 | 液体吐出装置 |
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