JP2017052117A - 液体噴射装置及びクリーニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接触部が払拭部材との摩擦によって摩耗することを抑制することができる液体噴射装置及びクリーニング装置を提供する。【解決手段】プリンターは、ノズル面39のノズルからインクを噴射する液体噴射ヘッド22と、ノズル面39に付着したインクを払拭する払拭部材54と、払拭部材54におけるノズル面39側とは反対側に接触する接触部68と、接触部68を支持し、接触部68を払拭部材54側に押圧して払拭部材54をノズル面39に接触させる押圧機構69と、払拭部材54を搬送する搬送機構とを備える。接触部68は、弾性材料により形成され、払拭部材54が搬送される際に払拭部材54から離れ、払拭部材54をノズル面39に接触させる際に払拭部材54と接触する第1接触部74と、払拭部材54が搬送される際に払拭部材54と接触する第2接触部75とを有する。【選択図】図5

Description

本発明は、例えばインクジェット式プリンターなどの液体噴射装置及びクリーニング装置に関する。
従来から、液体噴射装置の一種として、インクジェットヘッドのノズル面に形成されたノズルから用紙に対してインクを噴射することにより印刷を行うインクジェット式プリンターが知られている。このようなプリンターの中には、ウェブでノズル面を払拭してノズル面をクリーニングするヘッドクリーニング装置を備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。
こうしたヘッドクリーニング装置は、ロール状に巻かれた長尺帯状のウェブを繰り出す繰出軸と、繰出軸から繰り出されたウェブを巻き取る巻取軸と、繰出軸と巻取軸との間に配置されてウェブをノズル面に押し当てる弾性体ローラーとを備えている。弾性体ローラーは、金属などの剛体で形成された芯材部と、芯材部を覆うとともにスポンジやシリコンゴムなどの弾性素材で形成された弾性体部とを備えている。
そして、インクジェットヘッドのノズル面に弾性体ローラーの弾性体部がウェブを押し当てることが可能な払拭位置にヘッドクリーニング装置を移動させた状態で、ヘッドクリーニング装置上を通過するようにインクジェットヘッドを移動させることで、弾性体部によってノズル面に押し当てられるウェブによりノズル面が払拭される。この払拭によってウェブの汚れた部分は、巻取軸によるウェブの巻取り動作により弾性体ローラーよりも下流側に移動され、弾性体ローラー上にはウェブのきれいな部分が配置される。
特開2014−40036号公報
ところで、上述のようなプリンターのヘッドクリーニング装置では、巻取軸のウェブの巻取り動作による弾性体ローラーの弾性体部とウェブとの摩擦により、弾性体部が摩耗して劣化しやすくなるという問題がある。
なお、こうした問題は、ノズル面に形成されたノズルからインクを噴射して印刷を行うインクジェット式プリンターに限らず、ウェブを弾性体によってノズル面に押し当てながら払拭するヘッドクリーニング装置を備えた液体噴射装置においては、概ね共通したものとなっている。
本発明は、このような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、接触部が払拭部材との摩擦によって摩耗することを抑制することができる液体噴射装置及びクリーニング装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する液体噴射装置は、ノズル面に配置されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、前記ノズル面に接触して前記ノズル面に付着した前記液体を払拭可能な長尺状の払拭部材と、前記払拭部材における前記ノズル面に接触する側とは反対側に対して接触可能な接触部と、前記接触部を支持し、前記接触部を前記払拭部材に接触する方向に押圧することによって前記払拭部材を前記ノズル面に接触させる押圧機構と、前記払拭部材を搬送する搬送機構と、を備え、前記接触部は、弾性材料により形成され、前記払拭部材が前記搬送機構によって搬送される際に前記払拭部材から離れ、前記払拭部材を前記ノズル面に接触させる際に前記払拭部材と接触する第1接触部と、前記払拭部材が前記搬送機構によって搬送される際に前記払拭部材と接触する第2接触部と、を有する。
この構成によれば、払拭部材が前記搬送機構によって搬送される際に、弾性材料により形成された第1接触部が払拭部材から離れるので、接触部が払拭部材との摩擦によって摩耗することを抑制することができる。
上記液体噴射装置において、前記第2接触部は、前記第1接触部よりも摩擦係数が小さいことが好ましい。
この構成によれば、払拭部材が搬送機構によって搬送される際に、第2接触部が払拭部材と接触するので、第1接触部が払拭部材と接触する場合に比べて、払拭部材を円滑に搬送することができる。
上記液体噴射装置において、前記押圧機構は、前記払拭部材に沿うように、前記払拭部材の搬送方向と交差する軸線を中心に回動可能に配置され、前記押圧機構が前記軸線を中心に回動することにより、前記接触部と前記払拭部材との接触状態が切り替わることが好ましい。
この構成によれば、押圧機構を回動することで、接触部と払拭部材との接触状態を切り替えることができる。
上記液体噴射装置において、前記第1接触部は、前記払拭部材が前記ノズル面に接触しているときに、揺動しない状態で前記押圧機構に保持されることが好ましい。
この構成によれば、第1接触部を揺動可能な形状(例えば、回動可能な曲面等を有した形状)とする必要がないため、第1接触部の形状設計の自由度を増すことができる。
上記液体噴射装置において、前記第1接触部は、前記払拭部材を前記ノズル面に接触させる際に、前記払拭部材に接触する線状部を備えることが好ましい。
この構成によれば、第1接触部が線状部において払拭部材に線接触するため、第1接触部が払拭部材に面接触する場合に比べて、払拭部材のノズル面に対する追従性を向上することができる。
上記液体噴射装置において、前記第2接触部は、前記払拭部材が搬送される方向において、前記第1接触部よりも上流側に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、払拭部材が第1接触部と接触する前に第2接触部と接触するため、払拭部材を第2接触部によって調えた状態で第1接触部と接触させることができる。
上記課題を解決するクリーニング装置は、ノズル面に配置されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドの前記ノズル面に接触して前記ノズル面に付着した前記液体を払拭可能な長尺状の払拭部材と、前記払拭部材における前記ノズル面に接触する側とは反対側に対して接触可能な接触部と、前記接触部を支持し、前記接触部を前記払拭部材に接触する方向に押圧することによって前記払拭部材を前記ノズル面に接触させる押圧機構と、前記払拭部材を搬送する搬送機構と、を備え、前記接触部は、弾性材料により形成され、前記払拭部材が前記搬送機構によって搬送される際に前記払拭部材から離れ、前記払拭部材を前記ノズル面に接触させる際に前記払拭部材と接触する第1接触部と、前記払拭部材が前記搬送機構によって搬送される際に、前記払拭部材と接触する第2接触部と、を有する。
この構成によれば、払拭部材が前記搬送機構によって搬送される際に、弾性材料により形成された第1接触部が払拭部材から離れるので、接触部が払拭部材との摩擦によって摩耗することを抑制することができる。
一実施形態のインクジェット式プリンターの斜視図。 ヘッドユニットの斜視図。 ヘッドユニットの底面図。 ヘッドユニットの断面図。 ワイピング装置によってノズル面を払拭する前の状態を示す断面模式図。 ワイピング装置によってノズル面を払拭しているときの状態を示す断面模式図。 ワイピング装置によってノズル面を払拭した後の状態を示す断面模式図。 変更例の押圧機構を示す模式図。 変更例の押圧機構を示す模式図。 変更例の押圧機構を示す模式図。 変更例の押圧機構を示す模式図。
以下、液体噴射装置をインクジェット式プリンターに具体化した一実施形態を、図面に従って説明する。
図1に示すように、液体噴射装置の一例としてのインクジェット式プリンター11は、上側が開口した略矩形箱状をなすフレーム12を備えている。フレーム12の内底面上には、略四角板状の支持部材13が主走査方向X(図1では左右方向)に沿って延びるように設けられている。記録媒体Pは、フレーム12の後側下部に設けられた搬送モーター14の動力により駆動される給送ローラー(図示略)及び搬送ローラー対(図示略)によって、支持部材13上を主走査方向Xと直交する副走査方向Y(図1では後から前に向かう方向)に沿って搬送される。
フレーム12内における支持部材13の上方には、ガイド軸16が架設されている。ガイド軸16には、キャリッジ17が主走査方向Xに往復移動可能な状態で支持されている。フレーム12内の背面におけるガイド軸16の両端部と対応する位置には、駆動プーリー18及び従動プーリー19がそれぞれ回転自在に設けられている。駆動プーリー18には、キャリッジ17を往復移動させる際の動力源となるキャリッジモーター20の出力軸が連結されている。
駆動プーリー18及び従動プーリー19には1つの無端状のタイミングベルト21が巻き掛けられており、タイミングベルト21の一部はキャリッジ17に連結されている。したがって、キャリッジモーター20の動力によりタイミングベルト21が駆動プーリー18及び従動プーリー19の周りを正逆両方向に周回することで、キャリッジ17がガイド軸16に沿って主走査方向Xに往復移動するようになっている。
キャリッジ17の下部には、液体噴射ヘッド22が設けられている。一方、キャリッジ17上には、液体噴射ヘッド22に供給するための液体の一例としてのインクを貯留する複数(本実施形態では5つ)のインクカートリッジ23が着脱自在に装着されている。そして、支持部材13上に給送された記録媒体Pに対して液体噴射ヘッド22からインク滴が噴射されることにより、記録媒体Pに画像等が印刷される。本実施形態のインクジェット式プリンター11が印刷の対象とする記録媒体Pは、例えば紙、布、フィルムなどである。なお、インクジェット式プリンター11は、例えばタオルや衣料(シャツ等)などの印刷も可能である。
複数(5つ)のインクカートリッジ23には、異なる色のインクがそれぞれ収容されている。一例としてシアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、黒(K)、白(W)の各色のインクが各インクカートリッジ23に収容されている。各インクカートリッジ23から供給されるインクを液体噴射ヘッド22から噴射することにより、記録媒体Pへのカラー印刷などが行われる。
一例として、濃色の記録媒体Pの場合、白印刷(下地印刷)を行った後、その上にカラー印刷が行われる。なお、インクジェット式プリンター11におけるインクカートリッジ23の装着方式は、インクカートリッジ23がキャリッジ17に装着される所謂オンキャリッジタイプに限らず、インクカートリッジ23がプリンター本体側のカートリッジホルダーに着脱自在に装着される所謂オフキャリッジタイプであってもよい。
また、図1に示すように、フレーム12内においてキャリッジ17が非印刷時に待機するホーム位置HPの下側には、液体噴射ヘッド22のメンテナンスを行なうためのメンテナンスユニット25が設けられている。メンテナンスユニット25は、液体噴射ヘッド22を払拭するクリーニング装置の一例としてのワイピング装置26と、液体噴射ヘッド22をキャッピングするキャップ27aを有したキャッピング装置27とを備えている。
キャッピング装置27は、キャップ27a内を吸引して液体噴射ヘッド22のノズル38(図3参照)から増粘インク等を吸引して排出する際に駆動される吸引ポンプ(図示略)を備えている。そして、液体噴射ヘッド22がノズル38(図3参照)のクリーニング目的で印刷とは関係のないインク滴を吐出するフラッシングを行う際には、キャップ27aがインク滴の吐出先として使用される。
図1に示すように、フレーム12内におけるキャリッジ17の背面には、キャリッジ17の移動量に比例する数のパルスを出力するリニアエンコーダー28がガイド軸16に沿って延びるように設けられている。また、インクジェット式プリンター11には、印刷制御及びメンテナンス制御を司るコントローラー29が設けられている。コントローラー29は、リニアエンコーダー28の出力パルスに基づきキャリッジモーター20を駆動制御し、キャリッジ17の位置制御及び速度制御を行う。
また、コントローラー29は、搬送モーター14を駆動制御し、記録媒体Pの給送及び搬送を行う。さらにコントローラー29は、メンテナンス実行条件が成立したと判断すると、キャリッジ17をホーム位置HP側の所定位置に移動させた後、ワイピング装置26及びキャッピング装置27のうち少なくとも一方を駆動させ、液体噴射ヘッド22の払拭(ワイピング)及びクリーニングのうち必要なメンテナンスを行う。
図2に示すように、ヘッドユニット30は、キャリッジ17の下面部に取り付けられるもので、キャリッジ17に取り付けるためのブラケット部31と、ブラケット部31から下方へ突出する直方体状の液体噴射ヘッド22とを備えている。液体噴射ヘッド22は、ブラケット部31から下方へ突出する直方体状の流路形成部32と、流路形成部32の下側に固定された矩形板状のヘッド本体33とを備えている。図2におけるヘッド本体33の下面には、複数列(一例として10列)のノズル列34が形成されている。
また、ヘッド本体33の下面側には、複数(一例として5つ)の貫通孔36aを有する板状のカバー部材36が、ノズル列34を構成する各ノズル38(図3参照)が開口するノズル開口面35(本例では下面)の一部を覆うように取着されている。複数のノズル列34は、1つの貫通孔36aに所定列数(一例として2列)ずつ露出している。本例では、ノズル開口面35のうち貫通孔36aにより露出する領域がノズル周辺領域37となっている。このノズル周辺領域37には、各ノズル38(図3参照)の開口領域が含まれている。
図3及び図4に示すように、カバー部材36は、ノズル開口面35のうち貫通孔36aにより露出させたノズル周辺領域37以外の部分を覆う状態で、係止等の固定構造により液体噴射ヘッド22に固定されている。そして、図3に示すように、液体噴射ヘッド22の底面全体が、ワイピング装置26の払拭の対象となるノズル面39となっている。ノズル面39は、ノズル周辺領域37(つまり貫通孔36a内の領域)と、ノズル周辺領域37以外の領域である非ノズル周辺領域であって、ノズル周辺領域37よりもカバー部材36の厚みに相当する分だけ突出している突出面40とを備えている。
したがって、ノズル周辺領域37と突出面40(非ノズル周辺領域)との間には、段差41が存在する。すなわち、ノズル面39は、ノズル周辺領域37の部分で凹部となるとともに突出面40の部分で凸部となる凹凸面によって構成されている。なお、カバー部材36は、例えば金属(例えばステンレス鋼等)等によって構成される。
図3に示すように、ノズル列34は、副走査方向Yに沿って一定ピッチで配置された多数個(例えば180個または360個)のノズル38からなる。各ノズル列34は、インクカートリッジ23(図1参照)のインク色に対応する1色のインクをそれぞれ噴射する。もちろん、CMYKの4色及び白(W)以外の色を噴射してもよく、例えばライトマゼンタ、ライトシアン、ライトイエロー、灰、オレンジ等を噴射してもよい。また、液体噴射ヘッド22の色数は、CMYK4色、CMY3色、黒1色などでもよい。さらに、複数のノズル列34中にインクの噴射されない不使用ノズル列が存在してもよい。
また、ノズル開口面35には、インクをはじき易い撥液処理(撥インク処理)が施されており、その表面には撥液膜42(撥インク膜)が成膜されている。本実施形態で使用するインクは、一例として顔料インクである。顔料インクでは、その分散媒として使用される液中に多数の顔料の粒子が分散している。シアン、マゼンタ、及びイエローの顔料としては平均粒径約100nmの有機顔料、黒の顔料としては平均粒径約120nmのカーボンブラック(無機顔料)、白の顔料としては平均粒径約320nmの酸化チタン(無機顔料)などが採用される。
本例のインクは水系インクであり、分散媒である水の中に多数の顔料の粒子が分散している。このため、本例では、撥液膜42を、水系インクをはじく機能をもつ撥水膜としている。撥液膜は、例えばアルキル基を含むポリオルガノシロキサンを主材料とする薄膜下地層とフッ素を含む長鎖高分子基を有する金属アルコキシドからなる撥液膜層とから構成してもよい。撥液膜42はノズル開口面35に対する払拭(ワイピング)が繰り返し行われることで徐々に摩耗し、撥液膜42が一定以上摩耗すると、その撥液性が低下する。なお、撥液膜42は、撥液コーティング膜でもよいし、撥液性の単分子膜でもよく、その膜厚及び撥液処理方法は任意に選択できる。
撥液膜42の撥液性が低下した状態では、ノズル周辺領域37に対するインクミスト等の液体の濡れ角(接触角)が小さくなる。このため、ノズル周辺領域37に付着した複数のインクミストは濡れ広がって、比較的広い1つのインク滴(付着インク)に成長し易い。このため、こうした付着インクは、ノズル38の近傍に存在したり、一部のノズル38の開口を塞いだり、さらにノズル38内へ流れ込んだりする虞もある。
また、ノズル38の近傍に付着インクが存在した状態でノズル38からインク滴を噴射すると、その噴射されたインク滴が付着インクと接触し、インク滴の飛翔曲がりを誘発する。こうしたインク滴の飛翔曲がりは、記録媒体P上へのインク滴の着弾位置(つまり印刷ドット形成位置)が想定位置からずれる原因になり、印刷画質の低下を招く。このような理由から、払拭(ワイピング)による撥液膜42の摩耗はなるべく抑える必要がある。
一方、カバー部材36は金属プレートを所定形状に加工して製造され、カバー部材36の表面には撥液処理が施されていない。このため、突出面40は、ノズル周辺領域37よりも撥液性が低くなっている。つまり、突出面40に対するインクの濡れ角が、ノズル周辺領域37に対するインクの濡れ角よりも小さくなっている。
図4に示すように、液体噴射ヘッド22は、主走査方向Xに一定ピッチで並列に配列された複数個(本実施形態では例えば5個)の記録ヘッド43(単位ヘッド)を有している。記録ヘッド43の下面となるノズル開口面35の周縁部はカバー部材36により覆われ、2列分のノズル38を含むノズル周辺領域37が、カバー部材36に穿孔された貫通孔36aから露出している。
各ノズル38は流路形成部32内を通る各インク流路32aと連通し、各インク流路32aは図示しない流路を通じて流路形成部32の上面から上方へ突出する複数本の供給管部30aに連通している。各供給管部30aは、キャリッジ17上に装着された各インクカートリッジ23(図1参照)の供給口と図示しない流路を介して連通している。したがって、各インクカートリッジ23(図1参照)からは、対応する記録ヘッド43のノズル38に、対応する各色のインクが各供給管部30a及び各インク流路32a等を通じて供給される。
なお、オフキャリッジタイプの場合、各供給管部30aは、プリンター本体側のカートリッジホルダー(図示略)に装着された各インクカートリッジ(図示略)の供給口とチューブを通じて接続される。また、液体噴射ヘッド22はノズル列を3列以上有する1つのヘッドからなる構成でもよい。
次に、ワイピング装置26の構成について詳述する。
図5に示すように、ワイピング装置26は、ワイピングモーター50の駆動により例えば図示しないラックアンドピニオン機構やボールネジ機構などを介して副走査方向Yに沿って往復移動されるようになっており、上端に開口部51を有した有底四角箱状をなすケース52を備えている。ワイピングモーター50は、コントローラー29(図1参照)によって駆動制御される。ケース52内の底部中央には、主走査方向Xに延びる繰出軸53が回転可能に配置されている。繰出軸53には、長尺帯状の布によって構成された払拭部材54がロール状に巻かれた状態で支持されている。
払拭部材54は、主走査方向Xの幅が液体噴射ヘッド22のノズル面39とほぼ同じになっており、ノズル面39に接触することでノズル面39に付着したインク(付着インク)を払拭する。ケース52内における繰出軸53の副走査方向Y側の斜め上方には、払拭部材54を巻き取り可能な巻取軸55が繰出軸53と平行に延びるように配置されている。巻取軸55は、回転可能に構成され、巻取モーター56によって回転駆動されることで払拭部材54を巻き取るようになっている。巻取モーター56は、コントローラー29(図1参照)によって駆動制御される。
ケース52内には、繰出軸53から繰り出された払拭部材54をその搬送経路に沿って巻取軸55へ導くための第1ローラー57、第2ローラー58、第3ローラー59、及び第4ローラー60が繰出軸53と平行に延びるように配置されている。第1ローラー57、第2ローラー58、第3ローラー59、及び第4ローラー60は、払拭部材54の搬送経路に沿って上流側となる繰出軸53側から下流側となる巻取軸55に向かって順次間隔を置いて配置され、それぞれ回転可能に配置されている。
第3ローラー59は開口部51における副走査方向Yとは反対側の端部近傍に配置され、第4ローラー60は開口部51における副走査方向Y側の端部近傍に配置されている。第2ローラー58は第3ローラー59の下側に配置され、第1ローラー57は第2ローラー58の下側に配置されている。繰出軸53は、第1ローラー57の副走査方向Y側に隣り合うように配置されている。巻取軸55は、第4ローラー60の下側に配置されている。
第1ローラー57、第3ローラー59、及び第4ローラー60は払拭部材54におけるノズル面39と接触する側とは反対側の面に接触し、第2ローラー58は払拭部材54におけるノズル面39と接触する側の面に接触している。そして、巻取モーター56によって巻取軸55を回転駆動すると、払拭部材54が巻取軸55によって巻き取られ、繰出軸53から繰り出された払拭部材54がその搬送経路に沿うように各ローラー57〜60によって導かれながら巻取軸55へと搬送される。したがって、本実施形態では、各ローラー57〜60、巻取軸55、及び巻取モーター56によって払拭部材54を搬送する搬送機構が構成されている。
また、ケース52内には、第2ローラー58と第3ローラー59との間に位置する払拭部材54におけるノズル面39と接触する側の面にクリーニング液(例えば、水など)を噴射して塗布する(湿らす)クリーニング液噴射部61が配置されている。さらに、ケース52内には、第1ローラー57と第2ローラー58との間の払拭部材54におけるノズル面39と接触する側とは反対側の面の一部と接触し、繰出軸53に巻かれた状態で支持された払拭部材54が無くなったことを検出する検出機構62が配置されている。
検出機構62は、本体部63と、本体部63における払拭部材54側に回転可能に設けられた押圧ローラー64と、本体部63における払拭部材54側とは反対側に設けられて本体部63を払拭部材54側に向かって付勢するばね65とを備えている。さらに検出機構62は、本体部63の上側に設けられたフラグ部66と、フラグ部66から副走査方向Y側に離れて配置された接触センサー67とを備えている。接触センサー67は、コントローラー29(図1参照)と電気的に接続され、フラグ部66と接触したときの検出信号をコントローラー29へ送信する。
また、ケース52内には、第3ローラー59と第4ローラー60との間に位置する払拭部材54におけるノズル面39と接触する側とは反対側の面に対して接触可能な接触部68が配置されている。接触部68は、主走査方向Xの幅が払拭部材54とほぼ同じになっており、接触部68を払拭部材54に接触する方向に押圧することによって払拭部材54をノズル面39に接触させる押圧機構69によって支持されている。
押圧機構69は、払拭部材54に沿うように配置され、上面における払拭部材54の搬送経路の上流側の端部で接触部68を支持する矩形状の支持板70と、主走査方向Xに延びるとともに支持板70を中央部よりも払拭部材54の搬送経路の下流側の端部寄りの位置で回動自在に支持する支持軸71とを備えている。すなわち、支持板70は、払拭部材54の搬送方向と直交(交差)する主走査方向Xに延びる支持軸71の軸線を中心に回動可能になっている。
さらに押圧機構69は、支持板70の下面における払拭部材54の搬送経路の上流側の端部を払拭部材54側である上側に向けて付勢する押圧ばね72と、支持板70の下面における払拭部材54の搬送経路の下流側の端部が当接して押圧ばね72の付勢力による支持板70の支持軸71を回動中心とした回動範囲を制限するストッパー73とを備える。
接触部68は、ゴムなどの弾性材料によって構成された直方体状の第1接触部74と、金属などの硬質材料によって構成された矩形板状の第2接触部75とを備えている。したがって、第2接触部75は、第1接触部74よりも摩擦係数が小さい。第2接触部75は、支持板70の上面において第1接触部74と隣り合うように配置され、支持板70の上面からの高さが第1接触部74よりも若干高くなっている。この場合、第2接触部75は、払拭部材54が搬送される方向において、第1接触部74よりも上流側に配置されている。
直方体状をなす第1接触部74は主走査方向Xに沿って直線状に延びる4つの辺を備えており、これら4つの辺のうち支持板70にも第2接触部75にも隣り合っていない1つの辺は線状部74aとされている。そして、第1接触部74における線状部74aを含むコーナー部は、角張っている。
なお、図5に示すように、接触部68は、常に押圧機構69によって第3ローラー59と第4ローラー60との間に位置する払拭部材54側に押圧されているため、ワイピング装置26の待機状態(図5に示す状態)では第3ローラー59と第4ローラー60との間に位置する払拭部材54とともに開口部51からケース52外に大半が突出している。この場合、第1接触部74は払拭部材54に接触しないが、第2接触部75は払拭部材54に接触する。
次に、ワイピング装置26によって液体噴射ヘッド22のノズル面39を払拭する際の作用について説明する。
さて、ワイピング装置26によって液体噴射ヘッド22のノズル面39を払拭する場合には、まず、キャリッジ17をホーム位置HPに移動させ、図5に示すように、主走査方向Xにおける液体噴射ヘッド22の位置をワイピング装置26の位置に合わせる。このとき、液体噴射ヘッド22は、ケース52の開口部51から突出した払拭部材54と副走査方向Yにおいて対向する。
引き続き、ワイピング装置26を副走査方向Yに沿うように液体噴射ヘッド22側に向かって移動させる。すると、図6に示すように、液体噴射ヘッド22によって払拭部材54越しに接触部68が押圧ばね72の付勢力に抗して押し下げられ、支持板70が支持軸71を回動中心として図6における反時計方向に回動する。これにより、接触部68の大半がケース52内に収容された状態になる。
この状態では、払拭部材54における第1接触部74の線状部74aと対応する部分が線状部74aに押圧されて液体噴射ヘッド22のノズル面39に接触している。すなわち、線状部74a(第1接触部74)は、払拭部材54をノズル面39に接触させる際に、払拭部材54に接触する。このとき、第1接触部74及び第2接触部75は揺動しない状態で押圧機構69に保持され、第2接触部75も払拭部材54に接触している。
引き続き、ワイピング装置26を副走査方向Yに移動させると、払拭部材54における線状部74aによって押圧されている部分によってノズル面39が順次払拭される。そして、図7に示すように、ワイピング装置26のケース52の開口部51が液体噴射ヘッド22よりも副走査方向Y側まで移動すると、払拭部材54によるノズル面39の払拭が完了する。
このとき、液体噴射ヘッド22による払拭部材54越しの接触部68の押圧状態が解除されるので、支持板70における接触部68側の端部が押圧ばね72の付勢力によって押し上げられ、支持板70が支持軸71を回動中心として図7における時計方向に回動する。これにより、接触部68は、ワイピング装置26が待機状態(図5に示す状態)にあるときの位置である元の位置に戻る。このとき、第2接触部75は、払拭部材54と接触しているが、第1接触部74は払拭部材54から離れている。
このように、支持板70は、液体噴射ヘッド22のノズル面39を払拭部材54によって払拭するときと、液体噴射ヘッド22のノズル面39を払拭部材54によって払拭しないときとで角度位置が変化する。そして、支持板70の角度位置が変化することで、接触部68と払拭部材54との接触状態も変わる。したがって、支持板70が支持軸71を回動中心として回動することで、接触部68と払拭部材54との接触状態が切り替わる。
そして、払拭部材54によるノズル面39の払拭が完了した後は、キャリッジ17を支持部材13の上方に移動させて、記録媒体Pの印刷を行う。その後、ワイピング装置26は、副走査方向Yとは反対の方向に移動して待機状態(図5に示す状態)になる。そして、再びワイピング装置26によって液体噴射ヘッド22のノズル面39を払拭する場合には、まず、巻取軸55によって払拭部材54を所定量だけ巻き取る。
すると、前回の払拭部材54によるノズル面39の払拭により払拭部材54における第1接触部74と対応するインクで汚れた部分が第1接触部74よりも下流側へ搬送される。このとき、接触部68は第2接触部75よりも摩擦係数が大きい第1接触部74が払拭部材54から離れた状態で第1接触部74よりも摩擦係数が小さい第2接触部75のみが払拭部材54と接触している。このため、巻取軸55によって払拭部材54を所定量だけ巻き取る際の巻取モーター56にかかる負荷が低減される。
さらにこのとき、接触部68よりも上流側では、払拭部材54におけるノズル面39と接触する側の面に、払拭部材54のノズル面39に対する払拭性を向上させるべくクリーニング液噴射部61からクリーニング液を噴射して塗布している。このため、クリーニング液が塗布された払拭部材54は、搬送時に第2接触部75と接触する過程で、余剰に塗布されたクリーニング液が絞り出される。したがって、払拭部材54における第2接触部75よりも下流側の部分では、クリーニング液の塗布状態が一様になる。
またさらにこのとき、払拭部材54は、搬送時に第2接触部75と接触する過程で、ノズル面39と接触する側とは反対側の面(第1接触部74と接触する側の面)に付着したゴミなどの異物が掻き取られる。このため、第1接触部74と払拭部材54との間に異物が挟まった状態でノズル面39の払拭が行われることが抑制されるので、ノズル面39に損傷を与えるリスクが低減される。
その後、上述と同様にして、ワイピング装置26の払拭部材54によって液体噴射ヘッド22のノズル面39の払拭が行われる。そして、巻取軸55によって払拭部材54が巻き取られて、図7に示すように、繰出軸53に支持された払拭部材54が無くなった場合には、払拭部材54に作用する引っ張り荷重が大きくなる。すると、第1ローラー57と第2ローラー58との間で押圧ローラー64によって押圧されて屈曲していた払拭部材54は、第1ローラー57と第2ローラー58との間で直線状になる。
これにより、払拭部材54が検出機構62のばね65の付勢力に抗して本体部63を、押圧ローラー64を介して押圧するので、本体部63がばね65を収縮させる方向である副走査方向Yに移動され、フラグ部66が接触センサー67に接触する。このフラグ部66の接触センサー67への接触により、接触センサー67から検出信号がコントローラー29(図1参照)へ送信され、繰出軸53に巻かれた状態で支持された払拭部材54が無くなったことをコントローラー29が把握する。その後、コントローラー29は、ユーザーに払拭部材54が切れたことを図示しない報知部に報知させる。
また、繰出軸53に巻かれた状態で支持された払拭部材54が無くなったことが検出機構62によって検出された場合でも、払拭部材54における第1ローラー57と第2ローラー58との間で押圧ローラー64によって押圧されて屈曲していた分は払拭部材54が搬送されるので、払拭部材54によるノズル面39の1回分の払拭を行うことができる。
また、払拭部材54の搬送時には払拭部材54からの押圧力が第2接触部75を介して支持板70に作用するが、この押圧力は支持板70を図7における時計方向に回動させる方向に作用する。この場合、支持板70は、ストッパー73に当接しているため、図7における時計方向に回動されることがない。したがって、支持板70が回動されないため、第2接触部75も移動しない。この結果、検出機構62によって、繰出軸53に巻かれた状態で支持された払拭部材54が無くなったことを精度よく検出することができる。
以上、詳述した実施形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)接触部68は、弾性材料により形成され、払拭部材54が搬送される際に払拭部材54から離れ、払拭部材54をノズル面39に接触させる際に払拭部材54と接触する第1接触部74と、払拭部材54が搬送される際に払拭部材54と接触する第2接触部75とを有している。このため、払拭部材54が搬送される際に、金属などの硬質材料に比べて摩耗し易いゴムなどの弾性材料により形成された第1接触部74が払拭部材54から離れるので、第1接触部74(接触部68)が払拭部材54との摩擦によって摩耗することを抑制することができる。
(2)第2接触部75は第1接触部74よりも摩擦係数が小さい。このため、払拭部材54が搬送される際に、第2接触部75が払拭部材54と接触するので、第1接触部74が払拭部材54と接触する場合に比べて、払拭部材54を円滑に搬送することができる。
(3)支持板70(押圧機構69)が払拭部材54の搬送方向と直交(交差)する支持軸71の軸線を中心に回動することにより、接触部68と払拭部材54との接触状態が切り替わる。このため、支持板70(押圧機構69)を回動するだけで、接触部68と払拭部材54との接触状態を容易に切り替えることができる。
(4)第1接触部74は、払拭部材54がノズル面39に接触しているときに、揺動しない状態で押圧機構69に保持される。このため、第1接触部74を揺動可能な形状(例えば、回動可能な曲面等を有した形状)とする必要がないため、第1接触部74の形状設計の自由度を増すことができる。
(5)第1接触部74は、払拭部材54をノズル面39に接触させる際に、払拭部材54に接触する線状部74aを備える。このため、第1接触部74が線状部74aにおいて払拭部材54に線接触するため、第1接触部74が払拭部材54に面接触する場合に比べて、払拭部材54のノズル面39に対する追従性を向上することができる。したがって、凹凸面によって構成されたノズル面39であっても払拭部材54によって好適に払拭することができる。
(6)第2接触部75は、払拭部材54が搬送される方向において、第1接触部74よりも上流側に配置されている。このため、払拭部材54が第1接触部74と接触する前に第2接触部75と接触するため、払拭部材54を第2接触部75によって調えた状態で第1接触部74と接触させることができる。すなわち、第2接触部75によって、払拭部材54に付与されたクリーニング液の量の調整や払拭部材54に付着した異物の除去を行った状態で、払拭部材54を第1接触部74と接触させることができる。
(変更例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図8に示すように、押圧機構69を押圧機構81に変更してもよい。すなわち、押圧機構81は、円柱状の接触部82と、接触部82の中心に一体形成された主走査方向Xに延びる軸部材83と、軸部材83を回転可能に支持する軸受部84と、軸受部84及び軸部材83を介して接触部82を付勢することにより接触部82を払拭部材54に接触させる押圧ばね85とを備えている。接触部82は、ゴムなどの弾性材料よりなる略円柱状の第1接触部86と、第1接触部86の表面における周方向の一部に設けた金属や合成樹脂などの硬質材料よりなる主走査方向Xから見て円弧状をなす板状の第2接触部87とを備えている。第2接触部87は第1接触部86よりも摩擦係数が小さくなっており、接触部82はモーターなどの駆動源(図示略)によって回転駆動されるようになっている。そして、図8に示すように払拭部材54をノズル面39に接触させる場合には接触部82のうちの第1接触部86だけが払拭部材54に接触し、図9に示すように払拭部材54を搬送する場合には接触部82のうちの第2接触部87だけが払拭部材54に接触するように、接触部82は回転駆動される。
・図10に示すように、押圧機構69を押圧機構89に変更してもよい。すなわち、押圧機構89は、円柱状の本体部90を有した接触部91と、本体部90の中心に一体形成された主走査方向Xに延びる軸部材92と、軸部材92を回転可能に支持する軸受部93と、軸部材92及び軸受部93を介して接触部91を付勢することにより接触部91を払拭部材54に接触させる押圧ばね94とを備えている。接触部91は、本体部90の周面の一部に設けられたゴムなどの弾性材料よりなる直方体状の第1接触部95と、本体部90の周面の一部に第1接触部95と隣り合うように本体部90と一体に形成された金属や合成樹脂などの硬質材料よりなる主走査方向Xから見て扇形状をなすブロック状の第2接触部96とを備えている。第2接触部96は第1接触部95よりも摩擦係数が小さくなっており、接触部91はモーターなどの駆動源(図示略)によって回転駆動されるようになっている。そして、図10に示すように払拭部材54をノズル面39に接触させる場合には接触部91のうちの第1接触部95のコーナー部95a(線状部)だけが払拭部材54に接触し、払拭部材54を搬送する場合には接触部91のうちの第2接触部96だけが払拭部材54に接触するように、接触部91は回転駆動される。
・図11に示すように、押圧機構69を押圧機構98に変更してもよい。すなわち、押圧機構98は、主走査方向Xに延びる矩形板状の支持板99と、支持板99の短手方向の一端側に設けられた主走査方向Xに延びる軸部材100と、支持板99の他端側の上面に設けられた接触部101とを備えている。接触部101は、ゴムなどの弾性材料よりなる直方体状の第1接触部102と、第1接触部102と隣り合うように立設されたアーム103によって回転可能に支持された主走査方向Xに延びる合成樹脂などの硬質材料よりなる回転ローラーによって構成された第2接触部104とを備えている。第2接触部104は第1接触部95よりも摩擦係数が小さくなっており、第1接触部95よりも払拭部材54の搬送方向の上流側に配置されている。支持板99は、軸部材100の回動に伴って軸部材100を回動中心として回動するようになっている。軸部材100は、ねじりコイルばね(図示略)によって払拭部材54側に付勢されている。そして、図11に示すように払拭部材54をノズル面39に接触させる場合には接触部101のうちの第1接触部102のコーナー部102a(線状部)だけが払拭部材54に接触し、払拭部材54を搬送する場合には接触部101のうちの第2接触部104だけが払拭部材54に接触するように、支持板99は回動される。この場合、軸部材100を回動中心とした支持板99の回動動作は、ねじりコイルばね(図示略)の付勢力と、当該付勢力に抗したノズル面39側からの押圧力によって行われる。なお、軸部材100は、モーターなどの駆動源(図示略)によって回転駆動されるように構成してもよい。
・ワイピング装置26において、払拭部材54の搬送経路の一部を払拭部材54が上下に複数(例えば2枚)重なるようにし、この払拭部材54の上下に複数重なった部分を押圧機構69が接触部68を押圧することによってノズル面39に接触させるように構成してもよい。このようにすれば、払拭部材54が複数重なった状態でノズル面39に接触するので、払拭部材54のノズル面39に対する追従性を向上することができる。このため、凹凸面によって構成されたノズル面39であっても払拭部材54によって好適に払拭することができる。すなわち、払拭部材54を複数重ねることで、ノズル面39の段差41を吸収することができる。つまり、払拭部材54を複数重ねることで、ノズル面39における突出面40だけでなくノズル周辺領域37も効果的に払拭することができる。
・ワイピング装置26における払拭部材54の使用済みの領域(ノズル面39を払拭した領域)に、液体噴射ヘッド22のノズル38から印刷とは無関係にノズル38の目詰まりの解消等を目的としてインクを吐出するフラッシングを行うようにしてもよい。
・第2接触部75は、払拭部材54が搬送される方向において、必ずしも第1接触部74よりも上流側に配置する必要はない。
・第1接触部74は、必ずしも線状部74aを備える必要はない。すなわち、第1接触部74は、例えば、揺動可能な形状(例えば、回動可能な曲面等を有したローラーのような円柱形状や円筒形状など)にしてもよい。
・ワイピング装置26は、必ずしも払拭部材54の搬送方向と直交(交差)する支持軸71の軸線を中心に支持板70(押圧機構69)が回動されることによって接触部68と払拭部材54との接触状態が切り替わるように構成する必要はない。
・第2接触部75は、必ずしも第1接触部74よりも摩擦係数を小さくする必要はない。
・第1接触部74における線状部74aを含むコーナー部は、丸みを帯びていてもよい。
・押圧機構69の支持板70は、モーターなどの駆動源によって回動させるようにしてもよい。
・ワイピング装置26によるノズル面39の払拭は、ワイピング装置26を停止した状態でノズル面39を移動させることによって行ってもよい。この場合、ワイピング装置26を繰出軸53が副走査方向Yに沿う方向であって、第1接触部74が第2接触部75よりも支持部材13に対して近くなるように配置すればよい。また、ノズル面39を払拭した後、ノズル面39を支持部材13側の方向に移動させる際、押圧機構69の支持板70を、払拭部材54がノズル面39に接触しない位置に、モーターなどの駆動源によって回動させてもよい。
・ワイピング装置26によるノズル面39の払拭は、ワイピング装置26及びノズル面39の両方を移動させることによって行ってもよい。
・インクジェット式プリンター11は、液体噴射ヘッド22を支持するキャリッジ17を備えず、印刷範囲が記録媒体Pの幅全体に亘るラインヘッドを備えるラインヘッドタイプのものであってもよい。この場合、ラインヘッドは固定されていて動かないため、ワイピング装置を移動させることによってノズル面を払拭する。
・上記実施形態において、液体噴射装置は、インク以外の他の液体を噴射したり吐出したりする液体噴射装置であってもよい。なお、液体噴射装置から微小量の液滴となって吐出される液体の状態としては、粒状、涙状、糸状に尾を引くものも含むものとする。また、ここでいう液体は、液体噴射装置から噴射させることができるような材料であればよい。例えば、物質が液相であるときの状態のものであればよく、粘性の高い又は低い液状体、ゾル、ゲル水、その他の無機溶剤、有機溶剤、溶液、液状樹脂、液状金属(金属融液)のような流状体を含むものとする。また、物質の一状態としての液体のみならず、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含むものとする。液体の代表的な例としては上記実施形態で説明したようなインクや液晶等が挙げられる。ここで、インクとは一般的な水性インク及び油性インク並びにジェルインク、ホットメルトインク等の各種液体組成物を包含するものとする。液体噴射装置の具体例としては、例えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ、面発光ディスプレイ、カラーフィルターの製造等に用いられる電極材や色材等の材料を分散又は溶解のかたちで含む液体を噴射する液体噴射装置がある。また、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置、捺染装置やマイクロディスペンサー等であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置であってもよい。また、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置であってもよい。
11…液体噴射装置の一例としてのインクジェット式プリンター、12…フレーム、13…支持部材、14…搬送モーター、16…ガイド軸、17…キャリッジ、18…駆動プーリー、19…従動プーリー、20…キャリッジモーター、21…タイミングベルト、22…液体噴射ヘッド、23…インクカートリッジ、25…メンテナンスユニット、26…クリーニング装置の一例としてのワイピング装置、27…キャッピング装置、27a…キャップ、28…リニアエンコーダー、29…コントローラー、30…ヘッドユニット、30a…供給管部、31…ブラケット部、32…流路形成部、32a…インク流路、33…ヘッド本体、34…ノズル列、35…ノズル開口面、36…カバー部材、36a…貫通孔、37…ノズル周辺領域、38…ノズル、39…ノズル面、40…突出面、41…段差、42…撥液膜、43…記録ヘッド、50…ワイピングモーター、51…開口部、52…ケース、53…繰出軸、54…払拭部材、55…搬送機構を構成する巻取軸、56…搬送機構を構成する巻取モーター、57…搬送機構を構成する第1ローラー、58…搬送機構を構成する第2ローラー、59…搬送機構を構成する第3ローラー、60…搬送機構を構成する第4ローラー、61…クリーニング液噴射部、62…検出機構、63…本体部、64…押圧ローラー、65…ばね、66…フラグ部、67…接触センサー、68,82,91,101…接触部、69,81,89,98…押圧機構、70,99…支持板、71…支持軸、72,85,94…押圧ばね、73…ストッパー、74,86,95,102…第1接触部、74a…線状部、75,87,96,104…第2接触部、83,92…軸部材、84,93…軸受部、90…本体部、95a…コーナー部(線状部)、100…軸部材、102a…コーナー部(線状部)、103…アーム、HP…ホーム位置、P…記録媒体、X…主走査方向、Y…副走査方向。

Claims (7)

  1. ノズル面に配置されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
    前記ノズル面に接触して前記ノズル面に付着した前記液体を払拭可能な長尺状の払拭部材と、
    前記払拭部材における前記ノズル面に接触する側とは反対側に対して接触可能な接触部と、
    前記接触部を支持し、前記接触部を前記払拭部材に接触する方向に押圧することによって前記払拭部材を前記ノズル面に接触させる押圧機構と、
    前記払拭部材を搬送する搬送機構と、
    を備え、
    前記接触部は、
    弾性材料により形成され、前記払拭部材が前記搬送機構によって搬送される際に前記払拭部材から離れ、前記払拭部材を前記ノズル面に接触させる際に前記払拭部材と接触する第1接触部と、
    前記払拭部材が前記搬送機構によって搬送される際に前記払拭部材と接触する第2接触部と、
    を有することを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記第2接触部は、前記第1接触部よりも摩擦係数が小さいことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。
  3. 前記押圧機構は、前記払拭部材に沿うように、前記払拭部材の搬送方向と交差する軸線を中心に回動可能に配置され、
    前記押圧機構が前記軸線を中心に回動することにより、前記接触部と前記払拭部材との接触状態が切り替わることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置。
  4. 前記第1接触部は、前記払拭部材が前記ノズル面に接触しているときに、揺動しない状態で前記押圧機構に保持されることを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記第1接触部は、前記払拭部材を前記ノズル面に接触させる際に、前記払拭部材に接触する線状部を備えることを特徴とする請求項4に記載の液体噴射装置。
  6. 前記第2接触部は、前記払拭部材が搬送される方向において、前記第1接触部よりも上流側に配置されていることを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。
  7. ノズル面に配置されたノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドの前記ノズル面に接触して前記ノズル面に付着した前記液体を払拭可能な長尺状の払拭部材と、
    前記払拭部材における前記ノズル面に接触する側とは反対側に対して接触可能な接触部と、
    前記接触部を支持し、前記接触部を前記払拭部材に接触する方向に押圧することによって前記払拭部材を前記ノズル面に接触させる押圧機構と、
    前記払拭部材を搬送する搬送機構と、
    を備え、
    前記接触部は、
    弾性材料により形成され、前記払拭部材が前記搬送機構によって搬送される際に前記払拭部材から離れ、前記払拭部材を前記ノズル面に接触させる際に前記払拭部材と接触する第1接触部と、
    前記払拭部材が前記搬送機構によって搬送される際に、前記払拭部材と接触する第2接触部と、
    を有することを特徴とするクリーニング装置。
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