JP2018134824A - 記録ヘッドの回復システム及びそれを備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイパーが損傷するのを抑制しながら、インク吐出面を清浄化することが可能な記録ヘッドの回復システム及びそれを備えたインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】記録ヘッド17a〜17cの回復システムは、インク吐出領域R1が設けられたインク吐出面F1を含む記録ヘッド17a〜17cと、ワイパー35a〜35cと、ワイパー35a〜35cを保持するワイパー保持ステー32と、ワイパー保持ステー32を回動させる回動機構と、制御部と、を備える。記録ヘッド17a〜17cは、クリーニング液供給領域R2を含む。制御部は、拭き取り動作時において、ワイパー35a〜35cがクリーニング液供給領域R2を通過した後、インク吐出領域R1に到達する前に、インク吐出面F1に対するワイパー35a〜35cの先端の圧接角が小さくなるようにワイパー保持ステー32を回動させる。【選択図】図18

Description

本発明は、用紙のような記録媒体にインクを吐出するインク吐出口が開口するインク吐出面を有する記録ヘッドの回復システム及びそれを備えたインクジェット記録装置に関するものである。
ファクシミリ、複写機、プリンターのような記録装置として、インクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置が、高精細な画像を形成できることから広く用いられている。
このようなインクジェット記録装置では、画像記録のためのインク滴と共に吐出される微小なインク滴(以下、ミストと称する)や、インク滴が記録媒体に付着した際に発生する跳ね返りミストが、記録ヘッドのインク吐出面に付着して固化する。インク吐出面のミストが徐々に増加しインク吐出口に重なると、インクの直進性の悪化(飛翔曲がり)や不吐出等が発生して記録ヘッドの印字性能が低下する。
そこで、記録ヘッドのインク吐出面を清浄化するために、インク吐出面のうちの複数のインク吐出口が開口するインク吐出領域の外側(ワイパーのワイピング方向上流側)の部分に、クリーニング液供給口を複数個設けたインクジェット記録装置が知られている。このインクジェット記録装置では、クリーニング液供給口からクリーニング液を供給した後、ワイパーをクリーニング液供給口よりも外側からインク吐出面に沿って移動させることによって、ワイパーでクリーニング液を保持しながらインク吐出面を拭くことができる。このようにして、記録ヘッドの回復処理を行うことができる。
なお、記録ヘッドのインク吐出面にクリーニング液供給口を複数個設けたインクジェット記録装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2007−83496号公報
しかしながら、上記従来のインクジェット記録装置では、記録ヘッドの回復処理を行う度にワイパーがクリーニング液供給口上を通過するため、クリーニング液供給口の縁部によってワイパーの先端に傷が生じるという問題点がある。なお、ワイパーの先端の傷が大きくなりワイパーの先端に欠けが生じると、ワイパーの拭き取り性能は著しく低下し、拭き残しが生じる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、ワイパーが損傷するのを抑制しながら、インク吐出面を清浄化することが可能な記録ヘッドの回復システム及びそれを備えたインクジェット記録装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面の記録ヘッドの回復システムは、記録媒体上にインクを吐出する複数のインク吐出口が開口するインク吐出領域が設けられたインク吐出面を含む記録ヘッドと、インク吐出面を所定方向に拭くワイパーと、ワイパーを保持しインク吐出面に沿って移動させるとともに、インク吐出面をワイパーが拭く方向であるワイピング方向と直交するヘッド幅方向に延びる回動軸を中心として回動可能なワイパー保持部材と、ワイパー保持部材を回動軸を中心として回動させる回動機構と、回動機構を制御する制御部と、を備える。記録ヘッドは、インク吐出領域に対してワイピング方向の上流側に配置され、クリーニング液を供給する複数のクリーニング液供給口が開口するクリーニング液供給領域を含む。制御部は、クリーニング液供給口からクリーニング液を供給させるクリーニング液供給動作と、クリーニング液供給領域よりもワイピング方向の上流側の位置からインク吐出領域よりもワイピング方向の下流側の位置までワイパーを移動させることにより、ワイパーにクリーニング液を保持させた状態でインク吐出面を拭く拭き取り動作と、を含む記録ヘッドの回復動作を実行可能である。制御部は、拭き取り動作時において、ワイパーがクリーニング液供給領域を通過した後、インク吐出領域に到達する前に、インク吐出面に対するワイパーの先端の圧接角が小さくなるようにワイパー保持部材を回動させる。
本発明の第1の局面の記録ヘッドの回復システムによれば、制御部は、クリーニング液供給領域よりもワイピング方向の上流側の位置からインク吐出領域よりもワイピング方向の下流側の位置までワイパーを移動させることにより、ワイパーにクリーニング液を保持させた状態でインク吐出面を拭く拭き取り動作を実行可能である。これにより、インク吐出面を清浄化することができる。
また、制御部は、拭き取り動作時において、ワイパーがクリーニング液供給領域を通過した後、インク吐出領域に到達する前に、インク吐出面に対するワイパーの先端の圧接角が小さくなるようにワイパー保持部材を回動させる。すなわち、ワイパーがクリーニング液供給領域を通過するときは、ワイパーがインク吐出領域を拭くときに比べて、記録ヘッドに対するワイパーの先端の圧接角が大きくなる。これにより、クリーニング液供給領域を通過するときの記録ヘッドに対するワイパーの圧接力を抑制することができるので、ワイパーの先端がクリーニング液供給口の縁部により損傷するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態のインクジェット記録装置の構造を示す図 図1に示すインクジェット記録装置の第1搬送ユニット及び記録部を上方から見た図 記録部のラインヘッドを構成する記録ヘッドの図 記録ヘッドをインク吐出面側から見た図 記録ヘッド周辺を斜め下方から見た図 記録ヘッドのクリーニング液供給部材を斜め下方から見た図 記録ヘッドのクリーニング液供給部材を下方から見た図 記録ヘッド周辺を斜め上方から見た図 ワイプユニットを斜め上方から見た図 ワイプユニットを斜め上方から見た図 ワイパー保持ステーおよび回動機構周辺を斜め上方から見た図 ワイパーのワイパー保持ステーに対する取付構造を示す図 ワイプユニットを記録部の下方に配置した状態を示す図 ワイパーを記録ヘッドの下方に配置した状態を示す図 図14の状態からワイパーを上昇させた状態を示す図 図15の状態からワイパーをクリーニング液供給部材に圧接させた状態で矢印A方向に移動させた状態を示す図 クリーニング液供給領域をワイパーが通過する状態を示す図 ワイパーが段差を通過した後、ワイパー保持ステーを所定角度だけ回動させた状態を示す図 図18の状態からワイパーをさらに矢印A方向に移動させた状態を示す図 図19の状態からワイパーをさらに矢印A方向に移動させた後、ワイパーを下降させインク吐出面から離間させた状態を示す図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態のインクジェット記録装置100の左側部には用紙S(記録媒体)を収容する給紙トレイ2が設けられており、この給紙トレイ2の一端部には収容された用紙Sを、最上位の用紙Sから順に一枚ずつ後述する第1搬送ユニット5へと搬送給紙するための給紙ローラー3と、給紙ローラー3に圧接され従動回転する従動ローラー4とが設けられている。
用紙搬送方向(矢印X方向)に対し給紙ローラー3及び従動ローラー4の下流側(図1の右側)には、第1搬送ユニット5及び記録部9が配置されている。第1搬送ユニット5は、第1駆動ローラー6と、第1従動ローラー7と、第1駆動ローラー6及び第1従動ローラー7に掛け渡された第1搬送ベルト8とを含む構成であり、インクジェット記録装置100全体を制御する制御部110からの制御信号により第1駆動ローラー6が時計回り方向に回転駆動されることにより、第1搬送ベルト8に保持された用紙Sが矢印X方向に搬送される。
記録部9は、ヘッドハウジング10と、ヘッドハウジング10に保持されたラインヘッド11C、11M、11Y、及び11Kを備えている。これらのラインヘッド11C〜11Kは、第1搬送ベルト8の搬送面に対して所定の間隔(例えば1mm)が形成されるような高さに支持され、図2に示すように、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向(図2の上下方向)に沿って複数(ここでは3個)の記録ヘッド17a〜17cが千鳥状に配列されている。
図3及び図4に示すように、記録ヘッド17a〜17cのヘッド部(インク吐出ヘッド部)18のインク吐出面F1には、インク吐出口18a(図2参照)が多数配列されたインク吐出領域R1が設けられている。インク吐出口18aの開口径は、例えば20μmに設定されている。ヘッド部18の少なくともインク吐出面F1は、例えばSUS(ステンレス鋼)によって形成されている。インク吐出面F1は、フッ素系またはシリコン系の撥水剤を塗布することにより撥水処理が施されている。なお、記録ヘッド17a〜17cは同一の形状及び構成であるため、図3および図4では記録ヘッド17a〜17cを一つの図で示している。
各ラインヘッド11C〜11Kを構成する記録ヘッド17a〜17cには、それぞれインクタンク(図示せず)に貯留されている4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)のインクがラインヘッド11C〜11Kの色毎に供給される。
各記録ヘッド17a〜17cは、制御部110(図1参照)からの制御信号により外部コンピューターから受信した画像データに応じて、第1搬送ベルト8の搬送面に吸着保持されて搬送される用紙Sに向かってインク吐出口18aからインクを吐出する。これにより、第1搬送ベルト8上の用紙Sにはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインクが重ね合わされたカラー画像が形成される。
また、記録ヘッド17a〜17cには、クリーニング液を供給するクリーニング液供給部材(クリーニング液供給ヘッド部)60が設けられている。クリーニング液供給部材60は、ヘッド部18に対して後述するワイパー35a〜35cのワイピング方向上流側(図3の右側)に隣接して配置されている。クリーニング液供給部材60は、クリーニング液を供給するクリーニング液供給口60a(図6参照)が複数配列されたクリーニング液供給領域R2を含むクリーニング液供給面F2を有する。クリーニング液供給口60aの開口径は、インク吐出口18aの開口径よりも大きい、例えば0.1mmに設定されている。なお、クリーニング液供給部材60は、樹脂によって形成されている。
図3および図5に示すように、クリーニング液供給部材60のクリーニング液供給面F2に対してワイピング方向上流側(図3の右側)の部分には、傾斜面62が形成されている。クリーニング液供給部材60のワイピング方向下流側(図3の左側)の部分には、薄板状の薄板部65が形成されており、薄板部65は、ヘッド部18のインク吐出面F1の端部の下方に重なって配置されている。これにより、クリーニング液供給面F2とインク吐出面F1との境界部分には、薄板部65の厚み分の段差が形成されている。また、薄板部65は、例えば0.05mm〜0.1mmの厚みに形成されている。このため、クリーニング液供給面F2の高さ位置H2(図17参照)は、インク吐出面F1の高さ位置H1(図17参照)よりも例えば0.05mm〜0.1mm低くなっている。なお、図5および後述する図8では、理解を容易にするために、一部の記録ヘッド17a〜17cのみを描いている。
図6および図7に示すように、クリーニング液供給口60aは、ワイピング方向(矢印A方向)と直交するヘッド幅方向(矢印BB´方向)に所定のピッチで複数個配置されている。なお、図では、ヘッド幅方向に沿って配置される複数のクリーニング液供給口60aからなる列を1列のみ描いているが、この列はワイピング方向(矢印A方向)に隣接して複数列設けられていてもよい。
図5および図8に示すように、クリーニング液供給部材60には、クリーニング液が通過するチューブからなる供給路70の下流端が接続されている。供給路70の上流端は、クリーニング液供給機構(図示せず)に接続されている。クリーニング液供給機構は、クリーニング液を収容するタンク(図示せず)と、タンクから供給路70にクリーニング液を汲み上げるポンプ(図示せず)と、によって構成されている。
供給路70は、上流端では1本の経路によって構成されているが、下流側に向かって分岐を繰り返し、12本の経路に分岐している。12本の経路は、記録ヘッド17a〜17cのクリーニング液供給部材60にそれぞれ接続されている。
このインクジェット記録装置100では、記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面F1を清浄にするために、長期間停止後の印字開始時及び印字動作の合間には、全ての記録ヘッド17a〜17cのインク吐出口18aからインクを強制的に排出し、並行して全ての記録ヘッド17a〜17cのクリーニング液供給口60a(図6参照)からクリーニング液供給面F2にクリーニング液を供給し、後述するワイパー35a〜35cによりインク吐出面F1を拭き取り、次の印字動作に備える。
図1に戻って、用紙搬送方向に対し第1搬送ユニット5の下流側(図1の右側)には第2搬送ユニット12が配置されている。第2搬送ユニット12は、第2駆動ローラー13と、第2従動ローラー14と、第2駆動ローラー13及び第2従動ローラー14に掛け渡された第2搬送ベルト15とを含む構成であり、第2駆動ローラー13が時計回り方向に回転駆動されることにより、第2搬送ベルト15に保持された用紙Sが矢印X方向に搬送される。
記録部9にてインク画像が記録された用紙Sは第2搬送ユニット12へと送られ、第2搬送ユニット12を通過する間に用紙S表面に吐出されたインクが乾燥される。また、第2搬送ユニット12の下方にはワイプユニット19及びキャップユニット90が配置されている。ワイプユニット19は、上述したワイパー35a〜35cによる拭き取り動作を実行する際に記録部9の下方に移動し、記録ヘッド17a〜17cのインク吐出口18aから強制的に排出されるインク、及びクリーニング液供給口60aから供給されたクリーニング液を拭き取り、拭き取られたインクおよびクリーニング液を回収する。また、ワイプユニット19はステッピングモーター等の駆動源を含む駆動機構(図示せず)により上下方向に昇降可能に構成されており、ワイプユニット19が昇降することによりワイパー35a〜35cも昇降する。キャップユニット90は、記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面F1(図3参照)をキャッピングする際に記録部9の下方に水平移動し、さらに上方に移動して記録ヘッド17a〜17cの下面に装着される。
また、用紙搬送方向に対し第2搬送ユニット12の下流側には、画像が記録された用紙Sを装置本体外へと排出する排出ローラー対16が設けられており、排出ローラー対16の下流側には、装置本体外へと排出された用紙Sが積載される排出トレイ(図示せず)が設けられている。
次に、ワイプユニット19の詳細構造について説明する。ワイプユニット19は図9および図10に示すように、インク吐出面F1に沿って移動可能な複数のワイパー35a〜35cが取り付けられた略矩形状のワイパーキャリッジ31と、ワイパーキャリッジ31を支持する支持フレーム40とで構成されている。
支持フレーム40の上面の対向する端縁にはレール部41a、41bが形成されており、ワイパーキャリッジ31の四隅に設けられたコロ36がレール部41a、41bに当接することで、ワイパーキャリッジ31は支持フレーム40に対し矢印AA´方向に摺動可能に支持される。
支持フレーム40の外側には、ワイパーキャリッジ31を水平方向(矢印AA´方向)に移動させるためのワイパーキャリッジ移動モーター45と、ワイパーキャリッジ移動モーター45およびワイパーキャリッジ31のラック歯(図示せず)に係合するギア列(図示せず)と、が取り付けられている。ワイパーキャリッジ移動モーター45が正逆回転することにより、ギア列が正逆回転し、ワイパーキャリッジ31が水平方向(矢印AA´方向)に往復移動する。
ワイパー35a〜35cは、各記録ヘッド17a〜17cのクリーニング液供給口60a(図6参照)からクリーニング液供給面F2に供給されたクリーニング液、及びインク吐出口18aから吐出されたインクを拭き取るための弾性部材(例えばEPDMからなるゴム製の部材)である。ワイパー35a〜35cは、クリーニング液供給部材60のクリーニング液供給領域R2(図4参照)に対してワイピング方向上流側の部分(ここでは、傾斜面62)に圧接され、ワイパーキャリッジ31の移動によりクリーニング液供給面F2およびインク吐出面F1を所定方向(矢印A方向)に拭く。
4枚のワイパー35aは略等間隔で配置されており、同様に、4枚のワイパー35bおよび4枚のワイパー35cもそれぞれ略等間隔で配置されている。ワイパー35a、35cは、それぞれ各ラインヘッド11C〜11Kを構成する左右の記録ヘッド17a、17c(図2参照)に対応する位置に配置されている。また、ワイパー35bは、各ラインヘッド11C〜11Kを構成する中央の記録ヘッド17b(図2参照)に対応する位置に配置されており、ワイパー35a、35cに対しワイパーキャリッジ31の移動方向(矢印AA´方向)と直交する方向(矢印B方向)に所定距離だけずらして固定されている。
4枚のワイパー35aは図11および図12に示すように、ヘッド幅方向(矢印BB´方向)に延びる板金製の1つのワイパー保持ステー(ワイパー保持部材)32と4つの押え板金33とによって挟持されており、ネジ34を用いてワイパー保持ステー32に固定されている。4枚のワイパー35bおよび4枚のワイパー35cも同様にしてワイパー保持ステー32に固定されている。
ワイパー保持ステー32のヘッド幅方向の両端部には、ヘッド幅方向に延びる回動軸32aが設けられている。なお、ワイパー保持ステー32は、ワイパー保持ステー32よりも長い1本の回動軸32aに固定されていてもよい。回動軸32aはワイパーキャリッジ31の軸受(図示せず)に軸支されており、ワイパー保持ステー32は回動軸32aを中心として回動可能である。ワイパーキャリッジ31が矢印AA´方向に移動することにより、ワイパー保持ステー32がワイパー35a〜35cを保持した状態で矢印AA´方向に移動する。
一方の回動軸32aには、ワイパー保持ステー32を回動軸32aを中心として回動させる回動機構37が連結されている。回動機構37は、ステッピングモーターからなる角度調整モーター38と、回動軸32aに固定されたギア39aと、角度調整モーター38のモーターギア38aおよびギア39aを連結する複数のギア39bからなるギア列と、によって構成されている。角度調整モーター38が正逆方向に回動することにより、ワイパー保持ステー32がワイパー35a〜35cを保持した状態で正逆方向に所定角度だけ回動する。
支持フレーム40の上面には図9および図10に示すように、ワイパー35a〜35cによってインク吐出面F1から拭き取られた廃インクおよびクリーニング液を回収するための回収トレイ44が配置されている。回収トレイ44の略中央部には、排出孔(図示せず)が形成されており、排出孔を挟んで両側のトレイ面44a、44bは、排出孔に向かって下り勾配となっている。ワイパー35a〜35cによってインク吐出面F1から拭き取られ、トレイ面44a、44bに落下した廃インクおよびクリーニング液は排出孔(図示せず)に向かって流れる。その後、排出孔に連結されたインク回収路(図示せず)を通って回収タンク(図示せず)に回収される。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置100における、ワイプユニット19を用いた記録ヘッド17a〜17cの回復動作について説明する。なお、以下で説明する記録ヘッド17a〜17cの回復動作は、制御部110(図1参照)からの制御信号に基づいて記録ヘッド17a〜17c、ワイプユニット19、回動機構37等の動作を制御することによって実行される。
記録ヘッド17a〜17cの回復動作を行う場合、先ず、図13に示すように、制御部110(図1参照)は記録部9の下方に位置する第1搬送ユニット5を下降させる。そして、制御部110は第2搬送ユニット12の下方に配置されたワイプユニット19を水平移動させて記録部9と第1搬送ユニット5との間に配置する。この状態では、ワイプユニット19のワイパー35a〜35c(図14参照)は記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面F1およびクリーニング液供給面F2(図14参照)よりも下方に配置されている。
(クリーニング液供給動作)
ワイピング動作(後述の拭き取り動作)に先立って、図14に示すように、制御部110(図1参照)によってクリーニング液23が記録ヘッド17a〜17cに供給される。供給されたクリーニング液23はクリーニング液供給口60a(図6参照)からクリーニング液供給面F2に所定量だけ供給される。なお、図では、理解を容易にするために、クリーニング液23にハッチングを施している。
(インク押出動作)
また、ワイピング動作(後述の拭き取り動作)に先立って、図14に示すように、制御部110(図1参照)によってインク22が記録ヘッド17a〜17cに供給される。供給されたインク22はインク吐出口18aから強制的に押出(パージ)される。このパージ動作により、インク吐出口18a内の増粘インク、異物や気泡がインク吐出口18aから排出される。このとき、パージインク22はインク吐出口18aの存在するインク吐出領域R1の形状に沿ってインク吐出面F1に押出される。なお、図では、理解を容易にするために、インク(パージインク)22にハッチングを施している。
(拭き取り動作)
制御部110は図15に示すように、ワイパー35a〜35cを記録ヘッド17a〜17cのクリーニング液供給部材60の傾斜面62の真下の位置(クリーニング液供給領域R2よりもワイピング方向の上流側(図15の右側)の位置)P1で上昇させる。このとき、ワイパー35a〜35cの上面がクリーニング液供給面F2よりも約1.5mmだけ高くなるように、ワイパー35a〜35cを上昇させる。なお、ワイパー35a〜35cを上昇させた時点では、ワイパー35a〜35cは傾斜面62に圧接していてもよいし、圧接していなくてもよい。
図15の状態から、制御部110はワイパー35a〜35cを図16および図17に示すようにクリーニング液供給面F2に沿ってインク吐出領域R1の方向(矢印A方向)に水平移動させる。これにより、ワイパー35a〜35cは、クリーニング液23を拭き取った後、クリーニング液23を保持した状態でインク吐出領域R1の方向に移動する。ワイパー35a〜35cがクリーニング液供給領域R2を通過するとき、ワイパー保持ステー32のワイパー35a〜35cが取り付けられるワイパー取付面32bは、上方に向かってワイピング方向の上流側(図17の右側)に傾斜するように配置される。具体的には、ワイパー取付面32bはクリーニング液供給面F2の垂線に対してα1(=約15°)だけ矢印A´方向に傾斜するように配置され、クリーニング液供給面F2に対するワイパー35a〜35cの先端の圧接角β1は、約60°となっている。
そして、ワイパー35a〜35cがさらに左方向(矢印A方向)へ移動しクリーニング液供給面F2とインク吐出面F1との境界部分の段差を通過すると、制御部110は図18に示すように、インク吐出面F1に対するワイパー35a〜35cの先端の圧接角が小さくなるようにワイパー保持ステー32を図18の反時計回り方向に所定角度(約10°以上20°以下)だけ回動させる。具体的には、ワイパー取付面32bはクリーニング液吐出面F1に対して垂直に配置され、クリーニング液吐出面F1に対するワイパー35a〜35cの先端の圧接角β2は、約45°となる。これにより、インク吐出領域R1を拭くときのインク吐出面F1に対するワイパー35a〜35cの先端の圧接角β2は、クリーニング液供給領域R2を通過するときのクリーニング液供給面F2に対するワイパー35a〜35cの先端の圧接角β1よりも10°以上20°以下(ここでは15°)小さくなる。また、ワイパー35a〜35cのインク吐出面F1に対する圧接力は、ワイパー35a〜35cのクリーニング液供給面F2に対する圧接力よりも大きくなる。
その後、図19に示すように、ワイパー35a〜35cは、クリーニング液23を保持した状態を維持しながらインク吐出面F1をさらに左方向(矢印A方向)に移動する。このとき、クリーニング液23およびインク(パージインク)22によって、インク吐出面F1に付着して固化したインク滴(廃インク)が溶解し、ワイパー35a〜35cによって拭き取られる。なお、インク吐出領域R1を拭くときのインク吐出面F1に対するワイパー35a〜35cの先端の圧接角β2は、約45°になっている。そして、ワイパー35a〜35cは、さらに左方向(矢印A方向)に移動し、インク吐出領域R1に対してクリーニング液供給領域R2とは反対側の位置P2に到達すると、左方向への移動が停止される。なお、ワイパー35a〜35cによって拭き取られたクリーニング液23および廃インクは、ワイプユニット19に設けられた回収トレイ44に回収される。
(離間動作)
拭き取り動作の実行後、図20に示すように、制御部110はワイパー35a〜35cを下降させてインク吐出面F1から離間させる。
最後に、制御部110は、記録部9と第1搬送ユニット5との間に配置されたワイプユニット19を水平移動させて第2搬送ユニット12の下方に配置し、第1搬送ユニット5を所定の位置まで上昇させる。このようにして、記録ヘッド17a〜17cの回復動作を終了する。
本実施形態では、上記のように、制御部110は、クリーニング液供給領域R2よりもワイピング方向の上流側の位置P1からインク吐出領域R1よりもワイピング方向の下流側の位置P2までワイパー35a〜35cを移動させることにより、ワイパー35a〜35cにクリーニング液23を保持させた状態でインク吐出面F1を拭く拭き取り動作を実行可能である。これにより、インク吐出面F1を清浄化することができる。
また、制御部110は、拭き取り動作時において、ワイパー35a〜35cがクリーニング液供給領域R2を通過した後、インク吐出領域R1に到達する前に、インク吐出面F1に対するワイパー35a〜35cの先端の圧接角が小さくなるようにワイパー保持ステー32を回動させる。すなわち、ワイパー35a〜35cがクリーニング液供給領域R2を通過するときは、ワイパー35a〜35cがインク吐出領域R1を拭くときに比べて、記録ヘッド17a〜17cに対するワイパー35a〜35cの先端の圧接角が大きくなる。これにより、クリーニング液供給領域R2を通過するときのクリーニング液供給面F2に対するワイパー35a〜35cの圧接力を抑制することができるので、ワイパー35a〜35cの先端がクリーニング液供給口60aの縁部により損傷するのを抑制することができる。
また、上記のように、クリーニング液供給口60aの開口径がインク吐出口18aの開口径よりも大きい場合、ワイパー35a〜35cの先端がクリーニング液供給口60aに入り込む量はインク吐出口18aに入り込む量よりも多くなり、ワイパー35a〜35cの先端が損傷しやすくなる。このため、クリーニング液供給口60aの開口径がインク吐出口18aの開口径よりも大きい場合に本発明を適用することは、特に効果的である。
また、上記のように、ワイパー保持ステー32のワイパー取付面32bは、ワイパー35a〜35cがクリーニング液供給領域R2を通過するときに上方に向かってワイピング方向の上流側に傾斜するように配置され、ワイパー35a〜35cがインク吐出領域R1を通過するときにインク吐出面F1に対して垂直に配置される。これにより、クリーニング液供給領域R2を通過するときのクリーニング液供給面F2に対するワイパー35a〜35cの圧接力を容易に抑制することができるので、ワイパー35a〜35cの先端がクリーニング液供給口60aの縁部により損傷するのを容易に抑制することができる。
また、上記のように、クリーニング液供給面F2の高さ位置H2がインク吐出面F1の高さ位置H1よりも低い場合、クリーニング液供給面F2に対するワイパー35a〜35cの圧接力がインク吐出面F1に対するワイパー35a〜35cの圧接力よりも大きくなりやすく、ワイパー35a〜35cの先端が損傷しやすくなる。また、クリーニング液供給面F2の高さ位置H2がインク吐出面F1の高さ位置H1よりも低い場合、クリーニング液供給面F2とインク吐出面F1との境界部分に段差が形成されるので、ワイパー35a〜35cが段差を通過する際に段差によりワイパー35a〜35cの先端がより損傷しやすくなる。このため、クリーニング液供給面F2の高さ位置H2がインク吐出面F1の高さ位置H1よりも低い場合に本発明を適用することは、特に効果的である。
また、上記のように、クリーニング液供給部材60のワイピング方向の下流側の部分には、薄板状の薄板部65が形成されているとともに、薄板部65は、インク吐出面F1の端部の下方に重なって配置されている。これにより、ヘッド部18とクリーニング液供給部材60との隙間にクリーニング液23が浸入するのを抑制することができる。
また、上記のように、クリーニング液供給領域R2を拭くときのクリーニング液供給面F2に対するワイパー35a〜35cの先端の圧接角β1は、インク吐出領域R1を拭くときのインク吐出面F1に対するワイパー35a〜35cの先端の圧接角β2よりも10°以上20°以下大きい。これにより、クリーニング液供給領域R2を拭くときのクリーニング液供給面F2に対するワイパー35a〜35cの圧接力を十分小さくすることができるので、ワイパー35a〜35cの先端がクリーニング液供給口60aの縁部により損傷するのを十分抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、クリーニング液供給口60aが開口するクリーニング液供給領域R2を含むクリーニング液供給部材60をヘッド部18とは別体で設けた例について示したが、本発明はこれに限らない。クリーニング液供給部材60を設けず、クリーニング液供給口60aが開口するクリーニング液供給領域R2をヘッド部18に設けてもよい。
また、上記実施形態では、クリーニング液供給動作を、拭き取り動作の前に実行する例について示したが、ワイパー35a〜35cがクリーニング液供給領域R2に進入する前であれば、拭き取り動作と同時に実行してもよい。また、インク押出動作を、拭き取り動作の前に実行する例について示したが、ワイパー35a〜35cがインク吐出領域R1に進入する前であれば、拭き取り動作と同時に実行してもよい。
また、上記実施形態では、クリーニング液23およびインク(パージインク)22を用いて記録ヘッド17a〜17cの回復動作を行う例について示したが、クリーニング液23だけを用いて記録ヘッド17a〜17cの回復動作を行ってもよい。すなわち、インク押出動作を行わなくてもよい。
また、上記実施形態では、クリーニング液供給面F2とインク吐出面F1との間に段差を設けた例について示したが、本発明はこれに限らない。すなわち、クリーニング液供給面F2とインク吐出面F1とを面一に形成してもよい。
17a〜17c 記録ヘッド
18 ヘッド部(インク吐出ヘッド部)
18a インク吐出口
22 インク
23 クリーニング液
32 ワイパー保持ステー(ワイパー保持部材)
32a 回動軸
32b ワイパー取付面
35a〜35c ワイパー
37 回動機構
60 クリーニング液供給部材(クリーニング液供給ヘッド部)
60a クリーニング液供給口
100 インクジェット記録装置
110 制御部
F1 インク吐出面
F2 クリーニング液供給面(クリーニング液供給領域が設けられた面)
P1、P2 位置
H1、H2 高さ位置
R1 インク吐出領域
R2 クリーニング液供給領域
S 用紙(記録媒体)
β1、β2 圧接角

Claims (7)

  1. 記録媒体上にインクを吐出する複数のインク吐出口が開口するインク吐出領域が設けられたインク吐出面を含む記録ヘッドと、
    前記インク吐出面を所定方向に拭くワイパーと、
    前記ワイパーを保持し前記インク吐出面に沿って移動させるとともに、前記インク吐出面を前記ワイパーが拭く方向であるワイピング方向と直交するヘッド幅方向に延びる回動軸を中心として回動可能なワイパー保持部材と、
    前記ワイパー保持部材を前記回動軸を中心として回動させる回動機構と、
    前記回動機構を制御する制御部と、
    を備え、
    前記記録ヘッドは、前記インク吐出領域に対して前記ワイピング方向の上流側に配置され、クリーニング液を供給する複数のクリーニング液供給口が開口するクリーニング液供給領域を含み、
    前記制御部は、
    前記クリーニング液供給口から前記クリーニング液を供給させるクリーニング液供給動作と、
    前記クリーニング液供給領域よりも前記ワイピング方向の上流側の位置から前記インク吐出領域よりも前記ワイピング方向の下流側の位置まで前記ワイパーを移動させることにより、前記ワイパーに前記クリーニング液を保持させた状態で前記インク吐出面を拭く拭き取り動作と、
    を含む前記記録ヘッドの回復動作を実行可能であり、
    前記制御部は、前記拭き取り動作時において、前記ワイパーが前記クリーニング液供給領域を通過した後、前記インク吐出領域に到達する前に、前記インク吐出面に対する前記ワイパーの先端の圧接角が小さくなるように前記ワイパー保持部材を回動させることを特徴とする記録ヘッドの回復システム。
  2. 前記クリーニング液供給口の開口径は、前記インク吐出口の開口径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の記録ヘッドの回復システム。
  3. 前記ワイパー保持部材は、前記ワイパーが取り付けられるワイパー取付面を有し、
    前記ワイパー取付面は、前記ワイパーが前記クリーニング液供給領域を通過するときに上方に向かって前記ワイピング方向の上流側に傾斜するように配置され、前記ワイパーが前記インク吐出領域を通過するときに前記インク吐出面に対して垂直に配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の記録ヘッドの回復システム。
  4. 前記記録ヘッドは、前記インク吐出面を有するインク吐出ヘッド部と、前記クリーニング液供給領域が設けられたクリーニング液供給面を有するクリーニング液供給ヘッド部と、によって構成されており、
    前記クリーニング液供給面の高さ位置は、前記インク吐出面の高さ位置よりも低いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録ヘッドの回復システム。
  5. 前記クリーニング液供給ヘッド部の前記ワイピング方向の下流側の部分は、薄板状に形成されているとともに、前記インク吐出面の端部の下方に重なって配置されていることを特徴とする請求項4に記載の記録ヘッドの回復システム。
  6. 前記クリーニング液供給領域を通過するときの前記クリーニング液供給領域が設けられた面に対する前記ワイパーの先端の圧接角は、前記インク吐出領域を拭くときの前記インク吐出面に対する前記ワイパーの先端の圧接角よりも10°以上20°以下大きいことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の記録ヘッドの回復システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の記録ヘッドの回復システムを備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
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