JPH0615814A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH0615814A
JPH0615814A JP17413192A JP17413192A JPH0615814A JP H0615814 A JPH0615814 A JP H0615814A JP 17413192 A JP17413192 A JP 17413192A JP 17413192 A JP17413192 A JP 17413192A JP H0615814 A JPH0615814 A JP H0615814A
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JP
Japan
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wiping
wiper blade
wiper
nozzle surface
cam
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Application number
JP17413192A
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English (en)
Inventor
Junji Kunimatsu
順二 国松
Sadao Murata
定穂 村田
Toru Takami
徹 高見
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Publication of JPH0615814A publication Critical patent/JPH0615814A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16535Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
    • B41J2/16544Constructions for the positioning of wipers

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  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ワイピング動作時には、ワイパブレードとノズ
ル面が当接してワイピング動作が行なわれ、ワイピング
動作終了後のワイパブレード復帰時には、ワイパブレー
ドはノズル面とは一切当接せず、ノズル先端のメニスカ
スを破壊することも、一旦払拭したインクや紙粉やほこ
りをノズル面に再付着させることもなく、確実にワイピ
ング動作が行えるインクジェット記録装置を提供するも
のである。 【構成】本発明はワイピング機構を有するインクジェッ
ト記録装置において、ワイパブレード3先端の軌跡を決
定する溝カム7を持ち、且つ溝カム7が当接専用溝カム
7aと、離脱専用溝カム7bとから構成されたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主にインクジェット記録
装置に関し、詳しくはワイピング機構を装備したインク
ジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、インク噴射
ヘッドに設けられたノズルより、記録紙に向けてインク
滴を吐出して印字を行なうよう構成されている。
【0003】上記インクジェット記録装置にあっては、
ノズルが形成されたインク噴射ヘッドの前面に、紙粉や
ほこりが付着したり、インク中の溶剤が蒸発して増粘し
たインクが付着すると、ノズルは目詰まり状態になりイ
ンクの吐出不良を引き起こす。
【0004】このためインクジェット記録装置には、イ
ンク噴射ヘッドのノズル面をクリーニングする手段を設
けることが必要である。
【0005】このクリーニング手段として、板状の弾性
部材よりなるワイパブレードで、インク噴射ヘッドのノ
ズル面を払拭する、ワイピング機構が考案されている。
【0006】従来この種の技術としては図5に示すよう
に、ワイパブレード14を印字領域外に、且つインク噴
射ヘッド12を搭載したキャリッジ13の移動方向とは
直角に設置したものがあった。これはキャリッジ13の
移動によって、印字領域外でワイパブレード14先端と
ノズル面12aを当接させ、ノズル面12aに付着した
インクや紙粉やほこりをワイパブレード14で払拭し、
ワイピングを行なうというものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来技
術では次のような課題を抱える。
【0008】図5の如く、ワイパブレード14が印字領
域外に、且つインク噴射ヘッド12を搭載したキャリッ
ジ13の移動方向とは直角に設置された構成では、ワイ
ピング動作のために、且つワイピング動作の度にキャリ
ッジ13を走行させなければならず、キャリッジ13の
走行のための余分なスペースを必要とするといった課題
を有した。
【0009】又、ノズル面12aに付着したインクや紙
粉やほこりを、1回のワイピング動作で完全に払拭する
ことは困難であり、通常、複数回のワイピング動作を必
要とする。図5の構成において複数回のワイピング動作
を行なうためには、ノズル面12aがワイパブレード1
4の前面を往復移動しなければならない。つまり、キャ
リッジ13の往復走行が必要となる。ワイピング動作の
度にキャリッジ13が往復走行を行なうということは、
ワイピング動作に長い時間を要することになり、ユーザ
ーにとって最も不便と感ずるクリーニング時間をも余分
に必要とするといった課題を有した。
【0010】又、前述のようなキャリッジ13の往復走
行によるワイピングにおいては、ワイパブレード14は
ノズル面12aに二方向から当接し、ワイピングを行な
うことになる。二方向からワイピングが行なわれると、
ノズル先端に形成されるメニスカスが不安定になり、破
壊されやすくなり、インクの吐出不良、換言すれば印字
不良を引き起こしやすくなるといった課題を有した。更
に、ワイパブレード14で一旦払拭したインクや紙粉や
ほこりを、ノズル面12aに再付着させてしまうといっ
た課題も有していた。
【0011】本発明はかかる従来技術の課題を解決する
ものであり、その目的とするところは、ワイピング動作
がキャリッジの動きによらず、省スペース、及び短時間
でワイピング動作が行えるワイピング機構を装備したイ
ンクジェット記録装置を提供するものである。更に、ワ
イピング動作時には、ワイパブレードがノズル面を一方
向からのみ当接してワイピング動作が行なわれ、ワイピ
ング動作終了後は、次のワイピング動作までワイパブレ
ードとノズル面は一切当接せず、ノズル先端のメニスカ
スを破壊することも、一旦払拭したインクや紙粉やほこ
りをノズル面に再付着させることもなく、確実にワイピ
ング動作が行えるワイピング機構を装備したインクジェ
ット記録装置を提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】記録紙に向けてインク滴
を吐出して印字を行なうインクジェット記録装置におい
て、インク滴を吐出するインク噴射ヘッドと、該インク
噴射ヘッドの前面に設けられたノズル面を清掃するワイ
ピング機構を有し、該ワイピング機構が、前記ノズル面
に当接、離脱が可能なワイパブレードと、該ワイパブレ
ードを保持するワイパレバーと、前記ワイパブレードが
前記ノズル面を払拭後に当接可能な位置に設けられた当
接部材と、前記ワイパレバーを両側から挟み込み、前記
ワイパレバーと係合して、前記ワイパブレード先端の軌
跡を決定するループ状の溝カムを有するフレームと、か
ら構成されたことを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の上記の構成によれば、ワイパブレード
の先端の軌跡はループ状の溝カムによって決定される。
ワイピング動作時には、ワイパブレードの先端はノズル
面と当接しながら移動するため、ノズル面の払拭が行な
われる。ワイパブレードの先端がノズル面から離脱し
て、ワイピング動作が終了すると、ワイパブレードの先
端が当接部材に当接することによって、ワイパブレード
が払拭したインクや紙粉やほこりを除去する。又、ワイ
パブレードがワイピングの待機状態へと復帰する際、ワ
イパブレードの先端は、決してノズル面と当接すること
なくワイピングの待機状態へと復帰する。従って、ワイ
パブレードはノズル面を一方向でしか払拭しないため、
ノズル先端のメニスカスを破壊したり、ワイパブレード
で一旦払拭したインクや紙粉やほこりをノズル面に再付
着させることはない。
【0014】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0015】図1、図2、図3、及び図4は本発明の一
実施例を示す図である。
【0016】図1は本発明の一実施例を示すインクジェ
ット記録装置の斜視図であり、図中、1はインク噴射ヘ
ッド、1aはインク噴射ヘッド1の前面に設けられたノ
ズル面、2はインク噴射ヘッド1を搭載し往復移動する
キャリッジ、2aはキャリッジ2を駆動するキャリッジ
ベルトである。3はノズル面1aに当接、離脱が可能な
ワイパブレード、4はワイパブレード3を保持するワイ
パレバー、5はワイパレバー4と係合し、ワイパレバー
4の動きを支配する動作カム、6はワイパレバー4を両
側から挟み込むフレーム、7はフレーム6に設けられ、
ワイパレバー4に保持されたワイパブレード3先端の軌
跡を決定するループ状の溝カム、8は動力伝達用のモー
タ、9はモータ8軸上に固定されたモータ歯車、10は
動作カム5を駆動するモータ伝達歯車、11はモータ歯
車9とモータ伝達歯車10を結び、モータ8の動力を伝
達する伝達ベルトである。
【0017】図1に示すように、ワイパレバー4は中央
部に長穴4a、一端には丸穴4bを有し、丸穴4bを持
たない一端でワイパブレード3を保持している。更にワ
イパレバー4には、ワイパブレード3の保持部付近にワ
イパレバーガイドピン4cが突出しており、このワイパ
レバーガイドピン4cはフレーム6に設けられたループ
状の溝カム7と係合し、従動する。このようにワイパブ
レード3先端の軌跡は、溝カム7の形状によって決定さ
れ、ノズル面1aとの当接、離脱が行なわれる。本実施
例では溝カム7は、ワイピング動作時にワイパレバーガ
イドピン4cが従動する当接専用溝カム7aと、ワイピ
ング動作終了後、ワイピングの待機状態へと復帰する際
にワイパレバーガイドピン4cが従動する、離脱専用溝
カム7bとによって構成される。動作カム5は動作カム
ピン5a、及び動作カムピン5aから距離Lだけ偏心し
た位置に動作カム軸5bを持つ。動作カムピン5aはワ
イパレバー4の丸穴4bと係合し、滑らかに摺動する。
又、動作カム5は動作カム軸5bを軸に回転運動をす
る。フレーム6からはワイパレバーガイド軸6aと当接
部材6bが突出しており、ワイパレバーガイド軸6aは
ワイパレバー4の長穴4aと係合し、長穴4aは滑らか
に摺動する。又、当接部材6bはワイパブレード3の先
端がノズル面1aを払拭後に当接可能な位置に設けられ
ている。モータ8はワイピング動作の動力源で、モータ
8の動力はモータ歯車9から伝達ベルト11、更には動
作カム軸5b上に固定されたモータ伝達歯車10に伝達
され、動作カム5を矢印C方向に回転させる。
【0018】次に図2、図3、及び図4を基に本実施例
の動作の説明を行なう。
【0019】図2はワイパブレード3がワイピングの待
機状態にあり、この待機状態からワイピング開始までの
ワイピング動作過程における動作の説明図である。
【0020】まず、動作カム5が矢印C方向に回転する
と、丸穴4bと動作カムピン5aの係合部も摺動しなが
ら矢印C方向に回転し、ワイパレバー4は前後に移動す
る。つまり、ワイパレバー4は、動作カム5の動きと同
期して動くことになる。
【0021】又、ワイパレバー4は動作カム5と同期し
て動くものの、長穴4aとワイパレバーガイド軸6aが
係合しているため、ワイパレバー4の動きはワイパレバ
ーガイド軸6aによっても支配されることになる。長穴
4aとワイパレバーガイド軸6aの係合部は、長穴4a
の長径方向に摺動するが、ワイパレバーガイド軸6aは
フレーム6から突出しているため、前記係合部の高さが
変動することはない。従って、動作カム5が回転運動
し、丸穴4bと動作カムピン5aの係合部が摺動しなが
ら回転すると、ワイパレバー4は前後に移動するととも
に、ワイパレバーガイド軸6aを支点に円弧運動を行な
う。ワイパレバーガイドピン4cは、ワイパレバー4の
円弧運動に追従して溝カム7内を従動する。ここで、ワ
イパブレード3はワイパレバー4によって保持されてい
るため、ワイパブレード3の先端が、ワイパレバー4の
動きに追従して円弧運動を行なうことは言うまでもな
い。このように、ワイパレバー4の動き、換言すればワ
イパブレード3先端の軌跡は、長穴4a、丸穴4b、動
作カム5、ワイパレバーガイド軸6a、溝カム7によっ
て完全に決定される訳である。
【0022】図2において、丸穴4bと、動作カムピン
5aの係合部がD地点に位置する時、ワイパレバーガイ
ドピン4cは溝カム7のA地点に位置する。この位置で
ワイパブレード3はワイピングの待機状態にある。この
待機状態でワイピングの指令があると、モータ8が回転
し動作カム5が矢印C方向に回転する。動作カム5の回
転に伴い、丸穴4bと動作カムピン5aは互いに摺動し
ながら、矢印C方向にD地点からE地点まで回転する。
この場合、動作カム5の回転により、ワイパレバー4は
インク噴射ヘッド1方向へ押しやられながら、ワイパレ
バーガイド軸6aを支点に、矢印G方向に円弧運動を行
なう。このようにワイピング動作過程時には、ワイパレ
バーガイドピン4cは、A地点からB地点までの当接専
用溝カム7aの一部の区間を反時計回りに従動する。
【0023】図3は、動作カム5が図2の状態から更に
回転して、ワイパブレード3の先端がノズル面1aに当
接し、ワイピング動作を開始してから、ワイパブレード
3の先端がノズル面1aから離脱して、ワイピング動作
が終了するまでの動作の説明図である。
【0024】図3において、動作カム5が回転し、丸穴
4bと動作カムピン5aの係合部がE地点に位置する
時、ワイパブレード3は初めてノズル面1aに当接す
る。更にモータ8が回転し、動作カム5が矢印C方向に
回転すると、動作カム5の回転に伴い、丸穴4bと動作
カムピン5aは互いに摺動しながら、矢印C方向にE地
点からF地点まで回転する。動作カム5の回転によりワ
イパレバー4は、前後へ移動しながらワイパレバーガイ
ド軸6aを支点に矢印H方向に円弧運動を行ない、ノズ
ル面1aのワイピングが行われる。このようにワイピン
グ動作時には、ワイピング動作過程時と同様、ワイパレ
バーガイドピン4cは、A地点からB地点までの当接専
用溝カム7aの一部の区間を反時計回りに従動する。
【0025】以上のように本実施例では、ノズル面1a
に付着したインクや紙粉やほこりを上方から下方へと払
拭し、ワイピング動作を行なう。この時、ワイパブレー
ド3先端とノズル面1aとのオーバーラップ量は、ノズ
ル面1aの中央部で最大で、その量は約1mm程度とし
てある。この1mmというオーバーラップ量は、ノズル
面1aに付着したインクや紙粉やほこりを払拭するのに
十分な量であり、又、その量が多すぎることもなく、イ
ンク噴射ヘッド1で最も繊細とされる、ノズル面1aを
傷つけることはない。
【0026】図4は、動作カム5が図3の状態から更に
回転して、ワイパブレード3の先端がノズル面1aから
離脱し、ワイピング動作が終了した状態から、再びワイ
ピングの待機状態へと復帰するまでの動作の説明図であ
る。
【0027】図4において、動作カム5が回転し、丸穴
4bと、動作カムピン5aの係合部がF地点に位置する
時、ワイパブレード3は丁度ノズル面1aから離脱す
る。更にモータ8が回転し、動作カム5が矢印C方向に
回転すると、動作カム5の回転に伴い、丸穴4bと動作
カムピン5aは互いに摺動しながら、矢印C方向にF地
点からD地点まで回転する。動作カム5の回転によりワ
イパレバー4は、インク噴射ヘッド1とは反対方向へ押
しやられながら、ワイパレバーガイド軸6aを支点に矢
印I方向に円弧運動を行ない、ワイピングの待機状態へ
と復帰する。このように、ワイピング動作終了後からワ
イピングの待機状態に復帰するまでの間は、ワイパレバ
ーガイドピン4cは、B地点からA地点までの離脱専用
溝カム7bを反時計回りに従動する。
【0028】ワイパブレード3がワイピングの待機状態
に復帰する途中、ノズル面1aを離脱したワイパブレー
ド3の先端は、フレーム6から突出した当接部材6bに
当接する。ワイパブレード3は、ワイピング時に一旦払
拭したインクや紙粉やほこりを、この当接部材6bによ
って除去する。本実施例では、この除去動作を経てワイ
パブレード3が図2の状態である、ワイピング動作の待
機状態へと復帰するため、ワイパブレード3は常に清浄
された状態でワイピング動作を行なうことが出来る。従
って、次回のワイピング動作時に、ワイパブレード3が
一旦払拭したインクや紙粉やほこりをノズル面1aに再
付着させることは決してない。
【0029】ここで図2、図3、図4より、当接専用溝
カム7aと離脱専用溝カム7bの前後方向の間隔は、動
作カムピン5aと動作カム軸5bの距離の2倍(2L)
に等しい。つまり、ワイピング動作終了後、ワイピング
の待機状態に復帰する際には、ワイピング動作時より
も、距離にして2Lだけ後方をワイパレバー4が動くこ
とになる。又、本実施例では図4でも明らかなように、
2L>1mmとなっており、当接専用溝カム7aと離脱
専用溝カム7bの前後方向の間隔は、ワイパブレード3
先端とノズル面1aとの最大オーバーラップ量(1m
m)よりもはるかに大きいことになる。このため、ワイ
ピング動作終了後からワイピング動作の待機状態に復帰
するまでの間は、ワイパブレード3の先端はノズル面1
aには一切当接しない。又、ワイピング動作によってワ
イパブレード3がノズル面1aを払拭する方向は一方向
のみであり、二方向から払拭する従来技術の課題点にあ
ったように、ノズル面1aのメニスカスを破壊すること
はない。更に、払拭する方向が一方向のみであることか
ら、ワイピングによってノズル面1aに力が作用するの
も一方向のみであり、インク噴射ヘッド1の固定方法、
インク噴射ヘッド1やワイパブレード3の耐久性、等を
考慮した場合にも、非常に都合がよい。
【0030】尚、本実施例では、当接部材6bをフレー
ム6から直接突出させたが、この当接部材6bをフレー
ム6とは別体で設けたり、又、他の物体より突出させた
としても、同様の効果が得られることは言うまでもな
い。又、本実施例では、ノズル面1aに付着したインク
や紙粉やほこりを上方から下方へと払拭し、ワイピング
動作を行なったが、本実施例とは逆に、下方から上方へ
と払拭し、ワイピングを行なったとしても同様の効果が
得られることは言うまでもない。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ワイ
ピング動作がキャリッジの動きによらないため、ワイピ
ング動作のために、且つワイピング動作の度にキャリッ
ジを走行させる必要がない。このため、キャリッジ走行
のための余分なスペースを必要とせず、省スペースでワ
イピング動作が行えるといった効果を有する。又、当然
キャリッジの往復走行も必要ないため、ワイピング動作
に長い時間を要することはなく、短時間でワイピング動
作、及びクリーニング動作が行えるといった効果を有す
る。
【0032】更に本発明によれば、ワイピング動作時に
はワイパブレードはノズル面を一方向からのみ払拭する
ため、ノズル先端に形成されるメニスカスを破壊するこ
とはない。更には、ワイピング動作終了後、ワイパブレ
ードがワイピングの待機状態へと復帰する際は、ワイパ
ブレード先端はワイピング動作時とは異なった軌跡をた
どるため、ワイパブレード先端とノズル面は一切当接し
ない。又、ワイパブレード先端がフレームより突出した
当接部材に当接し、ワイパブレードがワイピング時に払
拭したインクや紙粉やほこりを除去し、清浄された後に
待機状態になるため、前回のワイピング時にワイパブレ
ードに付着したインクや紙粉やほこりを、次回のワイピ
ング時にノズル面に再付着させることもない。
【0033】このように本発明によれば、省スペース、
且つ短時間において、確実にワイピング動作が行えると
いった効果を有する。このように、本発明による実用的
効果は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施例を
示す斜視図。
【図2】本発明のインクジェット記録装置の一実施例の
動作の説明図。
【図3】本発明のインクジェット記録装置の一実施例の
動作の説明図。
【図4】本発明のインクジェット記録装置の一実施例の
動作の説明図。
【図5】従来技術のインクジェット記録装置用ワイピン
グ機構を示す図。
【符号の説明】
1、12 インク噴射ヘッド 2、13 キャリッジ 3、14 ワイパブレード 4 ワイパレバー 5 動作カム 6 フレーム 7 溝カム 8 モータ 9 モータ歯車 10 モータ伝達歯車 11 伝達ベルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録紙に向けてインク滴を吐出して印字
    を行なうインクジェット記録装置において、インク滴を
    吐出するインク噴射ヘッドと、該インク噴射ヘッドの前
    面に設けられたノズル面を清掃するワイピング機構を有
    し、該ワイピング機構が、前記ノズル面に当接、離脱が
    可能なワイパブレードと、該ワイパブレードを保持する
    ワイパレバーと、前記ワイパブレードが前記ノズル面を
    払拭後に当接可能な位置に設けられた当接部材と、前記
    ワイパレバーを両側から挟み込み、前記ワイパレバーと
    係合して、前記ワイパブレード先端の軌跡を決定する溝
    カムを有するフレームと、から構成されたことを特徴と
    するインクジェット記録装置。
JP17413192A 1992-07-01 1992-07-01 インクジェット記録装置 Pending JPH0615814A (ja)

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JP17413192A JPH0615814A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 インクジェット記録装置

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JP17413192A JPH0615814A (ja) 1992-07-01 1992-07-01 インクジェット記録装置

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