JP3317020B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/165—Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
- B41J2/16517—Cleaning of print head nozzles
- B41J2/16535—Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
- B41J2/16544—Constructions for the positioning of wipers
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクを記録ヘッドの
吐出口から吐出させて記録を行なうインクジェット記録
装置に関し、特に記録ヘッドの吐出口面の清浄機構が簡
素化された装置に関する。
吐出口から吐出させて記録を行なうインクジェット記録
装置に関し、特に記録ヘッドの吐出口面の清浄機構が簡
素化された装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置においては、記
録ヘッドのインク吐出口およびその周囲には不要インク
やゴミ等の異物が付着する。そこで、これらを除去する
ためのゴム等の弾性体からなる清掃ブレードが設けられ
ている。清掃ブレードは不要インクやゴミ等の異物を拭
き払うことにより、記録ヘッドのインクの吐出口および
その周囲を清掃するものである。清掃ブレードによる記
録ヘッド面の清掃は、記録ヘッドを搭載したキャリッジ
部材の往復走査に伴う記録ヘッドの移動時に、清掃ブレ
ードを記録ヘッド前面に接触させ、摺動させることが一
般的である。しかし、記録ヘッドに対して清掃ブレ−ド
を往復移動させ、記録ヘッド面に接触、摺動させると、
往時に片側に押しやった不要インクやゴミ等の異物を、
復時に再度反対側に押しやることになり、一度除去した
不要インクやゴミ等の異物を記録ヘッドの吐出口に再付
着させ、清掃効果が充分得られない場合があった。その
ため、清掃を行う際は、清掃ブレードの接触、揺動させ
る方向を一方向に限定する必要があるが、従来の例では
清掃ブレードを記録ヘッドに対して接近、隔離する手段
を設けることにより、必要時のみ清掃ブレードと記録ヘ
ッドが接触するようにしていた。
録ヘッドのインク吐出口およびその周囲には不要インク
やゴミ等の異物が付着する。そこで、これらを除去する
ためのゴム等の弾性体からなる清掃ブレードが設けられ
ている。清掃ブレードは不要インクやゴミ等の異物を拭
き払うことにより、記録ヘッドのインクの吐出口および
その周囲を清掃するものである。清掃ブレードによる記
録ヘッド面の清掃は、記録ヘッドを搭載したキャリッジ
部材の往復走査に伴う記録ヘッドの移動時に、清掃ブレ
ードを記録ヘッド前面に接触させ、摺動させることが一
般的である。しかし、記録ヘッドに対して清掃ブレ−ド
を往復移動させ、記録ヘッド面に接触、摺動させると、
往時に片側に押しやった不要インクやゴミ等の異物を、
復時に再度反対側に押しやることになり、一度除去した
不要インクやゴミ等の異物を記録ヘッドの吐出口に再付
着させ、清掃効果が充分得られない場合があった。その
ため、清掃を行う際は、清掃ブレードの接触、揺動させ
る方向を一方向に限定する必要があるが、従来の例では
清掃ブレードを記録ヘッドに対して接近、隔離する手段
を設けることにより、必要時のみ清掃ブレードと記録ヘ
ッドが接触するようにしていた。
【0003】しかし、清掃ブレードを記録ヘッドに対し
て接近、隔離するためには、専用の駆動源が必要とな
り、コストアップの要因になっていた。そこで、例え
ば、特公平4−77669号公報に開示されているイン
クジェット記録装置では、清掃ブレードはキャップ部材
の前進時にのみ連動して記録ヘッドの吐出口清掃可能位
置へ移動し、記録ヘッドの清掃後にキャリッジが移動す
ることにより清掃可能位置への係止状態を解除し、清掃
ブレードを記録ヘッドから遠ざける構成をとっている。
て接近、隔離するためには、専用の駆動源が必要とな
り、コストアップの要因になっていた。そこで、例え
ば、特公平4−77669号公報に開示されているイン
クジェット記録装置では、清掃ブレードはキャップ部材
の前進時にのみ連動して記録ヘッドの吐出口清掃可能位
置へ移動し、記録ヘッドの清掃後にキャリッジが移動す
ることにより清掃可能位置への係止状態を解除し、清掃
ブレードを記録ヘッドから遠ざける構成をとっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記開示されているイ
ンクジェット記録装置の清掃ブレ−ドは記録ヘッドから
の隔離動作は専用の駆動源を用いずに行うことができる
が、接近動作は専用の駆動源が必要になっている。そこ
で、本発明は簡単な構成で確実な清掃ブレ−ドへの一方
向のみの清掃ができるインクジェット記録装置を提供す
ることにある。また、清掃ブレ−ドの記録ヘッド面への
接触、所定位置への後退作動を特別な清掃ブレ−ド駆動
機構を配設することなく達成できるインクジェット記録
装置を提供するにある。また、部品点数の少ない、簡素
で経済的なインクジェット記録装置を提供するにある。
ンクジェット記録装置の清掃ブレ−ドは記録ヘッドから
の隔離動作は専用の駆動源を用いずに行うことができる
が、接近動作は専用の駆動源が必要になっている。そこ
で、本発明は簡単な構成で確実な清掃ブレ−ドへの一方
向のみの清掃ができるインクジェット記録装置を提供す
ることにある。また、清掃ブレ−ドの記録ヘッド面への
接触、所定位置への後退作動を特別な清掃ブレ−ド駆動
機構を配設することなく達成できるインクジェット記録
装置を提供するにある。また、部品点数の少ない、簡素
で経済的なインクジェット記録装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明のインクジェッ
ト記録装置は、インク液を吐出し記録紙に印字を行う記
録ヘッドと、記録ヘッドを搭載し印字領域と非印字領域
とを往復搬送するキャリッジ部材と、ブレードホルダー
を有し、非印字領域に進入するキャリッジ部材とブレー
ドホルダーとの衝突に連動して記録ヘッドのインク吐出
口面との当接可能位置をとり、非印字領域から印字領域
へ進行するキャリッジ部材の進行方向後端とブレードホ
ルダーとの係合に連動して非当接位置に移動するクリー
ニング部材を具備する。
ト記録装置は、インク液を吐出し記録紙に印字を行う記
録ヘッドと、記録ヘッドを搭載し印字領域と非印字領域
とを往復搬送するキャリッジ部材と、ブレードホルダー
を有し、非印字領域に進入するキャリッジ部材とブレー
ドホルダーとの衝突に連動して記録ヘッドのインク吐出
口面との当接可能位置をとり、非印字領域から印字領域
へ進行するキャリッジ部材の進行方向後端とブレードホ
ルダーとの係合に連動して非当接位置に移動するクリー
ニング部材を具備する。
【0006】 また、インクジェット記録装置のクリー
ニング部材は、記録ヘッド面に当接してインク吐出面を
清掃する清掃ブレードと、清掃ブレードを一端に支持す
ると共に清掃ブレードの支持面を突設させてキャリッジ
部材に設けられた係合部と係合する係合突部を形成した
ブレードホルダーとを有し、ブレードホルダーは取付手
段を回動軸として回動可能に装置本体に枢支されると共
に、ブレードホルダーの他端はキャリッジ部材の搬送経
路途上に位置させ、キャリッジ部材の非印字領域への進
入に連動して、当該キャリッジ部材がブレードホルダー
の他端に当接し、前記ブレードホルダーの清掃ブレード
が記録ヘッド面の接触可能位置に回動すると共に、前記
キャリッジ部材の印字領域への進入に連動して、当該キ
ャリッジ部材の係合部とブレードホルダーの係合突部が
係合して、前記ブレードホルダーの清掃ブレードが記録
ヘッド面の非接触位置へ退避するように構成される。
ニング部材は、記録ヘッド面に当接してインク吐出面を
清掃する清掃ブレードと、清掃ブレードを一端に支持す
ると共に清掃ブレードの支持面を突設させてキャリッジ
部材に設けられた係合部と係合する係合突部を形成した
ブレードホルダーとを有し、ブレードホルダーは取付手
段を回動軸として回動可能に装置本体に枢支されると共
に、ブレードホルダーの他端はキャリッジ部材の搬送経
路途上に位置させ、キャリッジ部材の非印字領域への進
入に連動して、当該キャリッジ部材がブレードホルダー
の他端に当接し、前記ブレードホルダーの清掃ブレード
が記録ヘッド面の接触可能位置に回動すると共に、前記
キャリッジ部材の印字領域への進入に連動して、当該キ
ャリッジ部材の係合部とブレードホルダーの係合突部が
係合して、前記ブレードホルダーの清掃ブレードが記録
ヘッド面の非接触位置へ退避するように構成される。
【0007】また、キャリッジ部材は非印字領域から印
字領域への進行方向後端に、清掃ブレ−ドが記録ヘッド
のインク吐出口面との当接可能位置にあるブレ−ドホル
ダ−の係合突部への係合手段を有する構成を具備する。
字領域への進行方向後端に、清掃ブレ−ドが記録ヘッド
のインク吐出口面との当接可能位置にあるブレ−ドホル
ダ−の係合突部への係合手段を有する構成を具備する。
【0008】
【作用】キャリッジ部材が非印字領域に進入する動作に
連動してブレ−ドホルダ−が回動し、クリーニング部材
はインク吐出口面との当接可能状態をとり、キャリッジ
部材が非印字領域から退出する際にインク吐出口面を清
掃し、清掃動作終了後に、キャリッジ部材が印字領域へ
移動する動作に連動してインク吐出口面との当接不能状
態を解除する、専用の駆動源を必要とせずに、清掃ブレ
ードを記録ヘッドに対して接近、隔離する。
連動してブレ−ドホルダ−が回動し、クリーニング部材
はインク吐出口面との当接可能状態をとり、キャリッジ
部材が非印字領域から退出する際にインク吐出口面を清
掃し、清掃動作終了後に、キャリッジ部材が印字領域へ
移動する動作に連動してインク吐出口面との当接不能状
態を解除する、専用の駆動源を必要とせずに、清掃ブレ
ードを記録ヘッドに対して接近、隔離する。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
8はキャリッジ10の移動に関する説明図であって、記
録ヘッド15を記録紙5に対応した位置に配設したキャ
リッジ10は、駆動装置30によってスキャンシャフト
20に沿って走査方向に往復動される。印字のための走
査が終了すると、印字領域Aから非印字領域Bまで移動
し、記録ヘッド30の保守管理装置40により記録ヘッ
ド30のインク吐出面の清掃、乾燥防止等が行われる。
保守管理装置40には記録ヘッド30の前面を拭って清
掃するクリ−ニング部材、および乾燥を防止するキャッ
ピング機構(図示せず)を配設する。
8はキャリッジ10の移動に関する説明図であって、記
録ヘッド15を記録紙5に対応した位置に配設したキャ
リッジ10は、駆動装置30によってスキャンシャフト
20に沿って走査方向に往復動される。印字のための走
査が終了すると、印字領域Aから非印字領域Bまで移動
し、記録ヘッド30の保守管理装置40により記録ヘッ
ド30のインク吐出面の清掃、乾燥防止等が行われる。
保守管理装置40には記録ヘッド30の前面を拭って清
掃するクリ−ニング部材、および乾燥を防止するキャッ
ピング機構(図示せず)を配設する。
【0010】次に、保守管理装置におけるクリ−ニング
部材の詳細を図1により説明する。図1は本発明のイン
クジェット記録装置の概略図を示し、キャリッジ10が
非印字領域Bにあるときの説明図、図5はブレ−ドホル
ダ−の全体斜視図である。キャリッジ10はスキャンシ
ャフト20に沿って往復走査している。キャリッジ10
の記録紙5に対応する面(前面)にはインク吐出口13
を開口する記録ヘッド15と、記録ヘッド15に隣接し
て清掃ブレード(後述する)を清掃するためのインク等
液体の吸収体17が装着されている。また、キャリッジ
10の前面には記録ヘッド15面より突出した、キャリ
ッジ側係合部110が突設されている。
部材の詳細を図1により説明する。図1は本発明のイン
クジェット記録装置の概略図を示し、キャリッジ10が
非印字領域Bにあるときの説明図、図5はブレ−ドホル
ダ−の全体斜視図である。キャリッジ10はスキャンシ
ャフト20に沿って往復走査している。キャリッジ10
の記録紙5に対応する面(前面)にはインク吐出口13
を開口する記録ヘッド15と、記録ヘッド15に隣接し
て清掃ブレード(後述する)を清掃するためのインク等
液体の吸収体17が装着されている。また、キャリッジ
10の前面には記録ヘッド15面より突出した、キャリ
ッジ側係合部110が突設されている。
【0011】クリ−ニング部材はブレードホルダー50
と、ブレ−ドホルダ−50に支持された清掃ブレード6
0よりなり、インクジェット記録装置内の非走査領域B
の下部であって、キャリッジ10の記録ヘッド15に対
応した位置に配設される。クリ−ニング部材のブレード
ホルダー50は平行に2本延びるア−ム51と、それぞ
れのア−ム51の一端を延設してスキャンシャフト20
方向に延びる接合部53と、それぞれのア−ム51の他
端の端部を連結して形成したブレ−ド支持部55を有し
ている。ア−ム51の長手方向ほぼ中央部分に長穴部5
2を穿孔すると共に、ブレ−ド支持部55の頂部には清
掃ブレ−ド60を配設する。清掃ブレ−ド60はポリウ
レタン、エポキシ樹脂等の弾性材で板状に形成されてい
る。さらに、ブレ−ド支持部55の上部を延設して、一
端にスキャンシャフト20方向に突出した突片を設けホ
ルダ−側係合突部510を形成している。このホルダ−
側係合突部510はブレ−ド支持部55上の清掃ブレ−
ド60に対して外方に突出している。
と、ブレ−ドホルダ−50に支持された清掃ブレード6
0よりなり、インクジェット記録装置内の非走査領域B
の下部であって、キャリッジ10の記録ヘッド15に対
応した位置に配設される。クリ−ニング部材のブレード
ホルダー50は平行に2本延びるア−ム51と、それぞ
れのア−ム51の一端を延設してスキャンシャフト20
方向に延びる接合部53と、それぞれのア−ム51の他
端の端部を連結して形成したブレ−ド支持部55を有し
ている。ア−ム51の長手方向ほぼ中央部分に長穴部5
2を穿孔すると共に、ブレ−ド支持部55の頂部には清
掃ブレ−ド60を配設する。清掃ブレ−ド60はポリウ
レタン、エポキシ樹脂等の弾性材で板状に形成されてい
る。さらに、ブレ−ド支持部55の上部を延設して、一
端にスキャンシャフト20方向に突出した突片を設けホ
ルダ−側係合突部510を形成している。このホルダ−
側係合突部510はブレ−ド支持部55上の清掃ブレ−
ド60に対して外方に突出している。
【0012】このように構成する清掃ブレ−ド60を配
設したブレ−ドホルダ−50の装置への取付を説明す
る。ブレ−ドホルダ−50は長穴部52を介して係合具
150を装置本体に係合し、清掃ブレ−ド60を印字領
域A側、接合部53を非印字領域B側のキャリッジ10
の搬送経路途上に位置させて配置した状態で、ア−ム5
1の長穴部52を回動中心として回動自在に装置に支持
されている。さらに、ブレ−ドホルダ−50のブレ−ド
支持部55を装置内の適切な位置に設けた突起170に
取り付けられた付勢部材であるバネ180に連結して、
ブレ−ドホルダ−50を装置本体の突起170方向に付
勢させている。
設したブレ−ドホルダ−50の装置への取付を説明す
る。ブレ−ドホルダ−50は長穴部52を介して係合具
150を装置本体に係合し、清掃ブレ−ド60を印字領
域A側、接合部53を非印字領域B側のキャリッジ10
の搬送経路途上に位置させて配置した状態で、ア−ム5
1の長穴部52を回動中心として回動自在に装置に支持
されている。さらに、ブレ−ドホルダ−50のブレ−ド
支持部55を装置内の適切な位置に設けた突起170に
取り付けられた付勢部材であるバネ180に連結して、
ブレ−ドホルダ−50を装置本体の突起170方向に付
勢させている。
【0013】次に図2〜図4によりキャリッジ10の動
作と清掃ブレード60の動作の関係を説明する。図2は
キャリッジ10が非印字領域Bにあり、さらに矢印X方
向に進行する場合を示している。キャリッジ10の矢印
X方向への進行に際し、キャリッジ10と干渉する位置
にあるブレードホルダー50の接合部53はキャリッジ
10の干渉点53P(図7参照)で衝突するが、キャリ
ッジ10の進行で接合部53は押し下げられ、長穴部5
2の係止具150を中心にア−ム51が矢印Z方向に回
動する。ア−ム51の回動に伴って清掃ブレード60は
スキャンシャフト20方向に上昇する。ここで、装置内
の適切な位置(ブレ−ドホルダ−50の回動時にブレ−
ド支持部55が干渉する位置)には取付手段70に取り
付けられた係止手段であるブレード係止用突起75を配
設している。そして、ブレードホルダー50の回動に伴
ってブレ−ド支持部55は装置側のブレ−ド係止用突起
75に衝突するが、長穴部52内で回転軸である係止具
150が移動して、ブレ−ド支持部55はブレード係止
用突起75を乗り越えることにより、干渉を避けること
が可能である。さらにキャリッジ10が矢印X方向に移
動すると、ブレード係止用突起75を乗り越えたブレー
ドホルダー50のブレ−ド支持部55は、バネ180に
付勢されてブレード係止用突起75に係止される。この
とき、ブレ−ド支持部55に取り付けられた清掃ブレー
ド60は記録ヘッド15と当接可能な位置となる。この
状態でキャリッジ10がさらに矢印X方向へ進んでも、
ブレードホルダー50はブレード係止用突起75に係止
されているので、清掃ブレード60は記録ヘッド15と
当接可能な位置を維持する。
作と清掃ブレード60の動作の関係を説明する。図2は
キャリッジ10が非印字領域Bにあり、さらに矢印X方
向に進行する場合を示している。キャリッジ10の矢印
X方向への進行に際し、キャリッジ10と干渉する位置
にあるブレードホルダー50の接合部53はキャリッジ
10の干渉点53P(図7参照)で衝突するが、キャリ
ッジ10の進行で接合部53は押し下げられ、長穴部5
2の係止具150を中心にア−ム51が矢印Z方向に回
動する。ア−ム51の回動に伴って清掃ブレード60は
スキャンシャフト20方向に上昇する。ここで、装置内
の適切な位置(ブレ−ドホルダ−50の回動時にブレ−
ド支持部55が干渉する位置)には取付手段70に取り
付けられた係止手段であるブレード係止用突起75を配
設している。そして、ブレードホルダー50の回動に伴
ってブレ−ド支持部55は装置側のブレ−ド係止用突起
75に衝突するが、長穴部52内で回転軸である係止具
150が移動して、ブレ−ド支持部55はブレード係止
用突起75を乗り越えることにより、干渉を避けること
が可能である。さらにキャリッジ10が矢印X方向に移
動すると、ブレード係止用突起75を乗り越えたブレー
ドホルダー50のブレ−ド支持部55は、バネ180に
付勢されてブレード係止用突起75に係止される。この
とき、ブレ−ド支持部55に取り付けられた清掃ブレー
ド60は記録ヘッド15と当接可能な位置となる。この
状態でキャリッジ10がさらに矢印X方向へ進んでも、
ブレードホルダー50はブレード係止用突起75に係止
されているので、清掃ブレード60は記録ヘッド15と
当接可能な位置を維持する。
【0014】図3、図4はキャリッジ10が印字領域A
(Y方向)方向に進行する場合を示している。キャリッ
ジ10は印字領域A、矢印Y方向へ移動する途上、記録
ヘッド15が清掃ブレ−ド60に当接し、記録ヘッド1
5のインク吐出面を摺動することにより清掃が行われ
る。そして、キャリッジ10が図4に示す位置に達した
とき、すなわち、記録ヘッド15の清掃が終了した状態
におけるブレ−ドホルダ−50の作動を説明する。この
状態からさらにキャリッジ10が矢印Y方向、印字領域
A方向へ進むと、キャリッジ側に設けられた係合部11
0とブレ−ドホルダ−50のブレ−ド取付部55に設け
られた係合突部510が係合する。ブレードホルダー5
0はキャリッジ10の進行と共に方向Yに引っ張られ
る。ブレ−ドホルダ−50の移動によりブレ−ド支持部
55は装置側のブレード係止用突起75からはずれる。
そして、ブレ−ドホルダ−50はバネ180の付勢力に
より付勢方向(矢印W方向)に回動し、初期の状態に戻
る。以上の作動をキャリッジ10の移動により繰返し、
清掃ブレード60の記録ヘッド15の清掃面への移動、
および清掃位置からの隔離が行われる。このように、イ
ンクジェット記録装置の記録ヘッド15を摺動して清掃
する清掃ブレ−ド60は専用の駆動源を必要とすること
なく、記録ヘッド15への接近、隔離を確実に実行す
る。
(Y方向)方向に進行する場合を示している。キャリッ
ジ10は印字領域A、矢印Y方向へ移動する途上、記録
ヘッド15が清掃ブレ−ド60に当接し、記録ヘッド1
5のインク吐出面を摺動することにより清掃が行われ
る。そして、キャリッジ10が図4に示す位置に達した
とき、すなわち、記録ヘッド15の清掃が終了した状態
におけるブレ−ドホルダ−50の作動を説明する。この
状態からさらにキャリッジ10が矢印Y方向、印字領域
A方向へ進むと、キャリッジ側に設けられた係合部11
0とブレ−ドホルダ−50のブレ−ド取付部55に設け
られた係合突部510が係合する。ブレードホルダー5
0はキャリッジ10の進行と共に方向Yに引っ張られ
る。ブレ−ドホルダ−50の移動によりブレ−ド支持部
55は装置側のブレード係止用突起75からはずれる。
そして、ブレ−ドホルダ−50はバネ180の付勢力に
より付勢方向(矢印W方向)に回動し、初期の状態に戻
る。以上の作動をキャリッジ10の移動により繰返し、
清掃ブレード60の記録ヘッド15の清掃面への移動、
および清掃位置からの隔離が行われる。このように、イ
ンクジェット記録装置の記録ヘッド15を摺動して清掃
する清掃ブレ−ド60は専用の駆動源を必要とすること
なく、記録ヘッド15への接近、隔離を確実に実行す
る。
【0015】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録装置は、特
別なクリ−ニング部材駆動機構を配設することなく、ク
リ−ニング部材の清掃ブレ−ドの記録ヘッド面への接
触、所定位置への後退作動を達成する。そして、クリ−
ニング駆動機構を備えた従来のインクジェット記録装置
に比べ、部品点数の少ない、簡素で経済的なインクジェ
ット記録装置を提供することができ、さらに、キャリッ
ジ部材の移動に連動して一方向のみの記録ヘッドの清掃
が確実にできるので、作業効率が向上する。
別なクリ−ニング部材駆動機構を配設することなく、ク
リ−ニング部材の清掃ブレ−ドの記録ヘッド面への接
触、所定位置への後退作動を達成する。そして、クリ−
ニング駆動機構を備えた従来のインクジェット記録装置
に比べ、部品点数の少ない、簡素で経済的なインクジェ
ット記録装置を提供することができ、さらに、キャリッ
ジ部材の移動に連動して一方向のみの記録ヘッドの清掃
が確実にできるので、作業効率が向上する。
【図1】 本発明の実施例の概略説明図。
【図2】 インクジェット記録装置の要部の作動説明
図。
図。
【図3】 インクジェット記録装置の要部の作動説明
図。
図。
【図4】 インクジェット記録装置の要部の作動説明
図。
図。
【図5】 ブレ−ドホルダ−の斜視図。
【図6】 図5の矢視図。
【図7】 インクジェット記録装置の要部の下面説明
図。
図。
【図8】 本発明の実施例の概略説明図。
10 キャリッジ、 15 記録ヘッド、 20 スキ
ャンシャフト、 50ブレードホルダー、 51 ア−
ム、 53 接合部、 55 ブレ−ド支持部、 60
清掃ブレード、 75 ブレ−ド係止用突起、 11
0 キャリッジ側係合部、 150 取付具、 180
バネ。
ャンシャフト、 50ブレードホルダー、 51 ア−
ム、 53 接合部、 55 ブレ−ド支持部、 60
清掃ブレード、 75 ブレ−ド係止用突起、 11
0 キャリッジ側係合部、 150 取付具、 180
バネ。
Claims (5)
- 【請求項1】 インク液を吐出し記録紙に印字を行う記
録ヘッドと、記録ヘッドを搭載し印字領域と非印字領域
とを往復搬送するキャリッジ部材と、キャリッジ部材が
非印字領域を移動するとき、記録ヘッドのインク吐出口
面と当接することによりインク吐出口面を清掃するクリ
ーニング部材を有するインクジェット記録装置におい
て、 クリーニング部材は、ブレードホルダーを有し、非印字
領域に進入するキャリッジ部材とブレードホルダーとの
衝突に連動して、記録ヘッドのインク吐出口面との当接
可能位置をとり、非印字領域から印字領域へ進行するキ
ャリッジ部材の進行方向後端とブレードホルダーとの係
合に連動して非当接位置に移動する構成を備えてなるイ
ンクジェット記録装置。 - 【請求項2】 クリーニング部材は記録ヘッド面に当接
してインク吐出面を清掃する清掃ブレードと、清掃ブレ
ードを一端に支持すると共に清掃ブレードの支持面を突
設させてキャリッジ部材に設けられた係合部と係合する
係合突部を形成したブレードホルダーとを有し、 ブレードホルダーは取付手段を回動軸として回動可能に
装置本体に枢支されると共に、ブレードホルダーの他端
はキャリッジ部材の搬送経路途上に位置させ、キャリッ
ジ部材の非印字領域への進入に連動して、当該キャリッ
ジ部材がブレードホルダーの他端に当接し、前記ブレー
ドホルダーの清掃ブレードが記録ヘッド面の接触可能位
置に回動すると共に、前記キャリッジ部材の印字領域へ
の進入に連動して、当該キャリッジ部材の係合部とブレ
ードホルダーの係合突部が係合して、前記ブレードホル
ダーの清掃ブレードが記録ヘッド面の非接触位置へ退避
する請求項1記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項3】 クリ−ニング部材のブレ−ドホルダ−は
清掃ブレ−ドを支持する端部と装置本体とを付勢部材で
連結してなる請求項2記載のインクジェット記録装置。 - 【請求項4】 インクジェット記録装置の非印字領域に
はキャリッジ部材の非印字領域への進入に連動して回動
するブレ−ドホルダ−の清掃ブレ−ド支持端部を、清掃
ブレ−ドが記録ヘッドのインク吐出口面との当接可能位
置をとる位置に係止する係止手段を有する請求項2記載
のインクジェット記録装置。 - 【請求項5】 キャリッジ部材は非印字領域から印字領
域への進行方向後端に、清掃ブレ−ドが記録ヘッドのイ
ンク吐出口面との当接可能位置にあるブレ−ドホルダ−
の係合突部への係合手段を有する請求項2記載のインク
ジェット記録装置。
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Family
ID=14517924
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JPH0477669A (ja) * | 1990-07-20 | 1992-03-11 | Nittec Co Ltd | 自動分析装置 |
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US5394178A (en) * | 1992-12-21 | 1995-02-28 | Hewlett-Packard Company | Printhead servicing apparatus with pivotal servicing lever |
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- 1994-05-24 JP JP10973594A patent/JP3317020B2/ja not_active Expired - Fee Related
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1995
- 1995-04-25 US US08/428,674 patent/US5612721A/en not_active Expired - Lifetime
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