JP2882478B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2882478B2 JP11596297A JP11596297A JP2882478B2 JP 2882478 B2 JP2882478 B2 JP 2882478B2 JP 11596297 A JP11596297 A JP 11596297A JP 11596297 A JP11596297 A JP 11596297A JP 2882478 B2 JP2882478 B2 JP 2882478B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット記録
装置に関し、特に記録へッドのインクノズルからインク
を吐出させることで記録媒体に記録を行うインクジェッ
ト記録装置において記録へッドの吐出面に残存する付着
インクのクリーニングに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインクジェット記録装置
においては、記録へッドのインクノズルからインクを記
録媒体に向けて吐出させることによって、記録媒体上に
画像を記録している。
【0003】このようなインクジェット記録装置におい
てはインク吐出面の記録時のサテライトインク(インク
ノズルからインクを吐出する際に、そのインクの他にイ
ンクノズルから吐出するごく小さいインク滴)、インク
吐出時の記録媒体からのインクの跳ね返り等による汚
れ、インク流路内で発生する気泡の除去、あるいはイン
ク吐出面のインクノズル内のインクの増粘等によるイン
ク吐出の不安定を解消するためのインク吸引動作等によ
ってインク吐出面にインクが付着してしまい、インクの
吐出が不安定となる。
【0004】従来、インクジェット記録装置では、上記
のようにインクの吐出が不安定となるのを防止するため
に、クリーニングブレードによってインク吐出面のクリ
ーニングを行っている。
【0005】しかしながら、インク吐出面のクリーニン
グによってクリーニングブレードにはインクが付着して
しまい、この付着したインクが次のクリーニング時にイ
ンク吐出面に再付着してしまう。そのため、インク吐出
面に付着したインクによって、記録画像に白筋やドット
抜け、及び混色等の画質不良が発生するようになる。そ
こで、クリーニングブレードに付着したインクを除去す
るために種々の提案がなされている。
【0006】例えば、特開平3−240551号公報で
は、インク吐出面とほぼ同一の面にインク吸収体を配置
し、クリーニングブレードに付着したインクをこのイン
ク吸収体と接触させることによって、クリーニングブレ
ードのクリーニングを行うことが提案されている。
【0007】また、特開平4−141441号公報で
は、記録へッドのキャリッジの側面に突起を設け、この
突起によってクリーニングブレードの付着インクを掻き
取ることが提案されている。
【0008】さらに、特開平8−187869号公報で
は、クリーニングブレードの進退に応じて回動されるア
ームにインク吸収体を設け、クリーニングブレードが前
進してインク吐出面をクリーニングする際にインク吸収
体がクリーニングブレードから離間し、クリーニングブ
レードが後退した時にインク吸収体をクリーニングブレ
ードのインク吐出面を拭き払った面に接触させて、クリ
ーニングブレードに付着した余剰インクを吸引させる方
法が提案されている。
【0009】この方法では、図5に示すように、ワイパ
29を前後移動可能なワイパホルダ26に取付けて印字
ヘッド24の移動面38に突出又は退避可能とし、ワイ
パホルダ26の前後動によって回動されるアーム27に
インク吸収体22を設けている。
【0010】ワイパホルダ26が前進した時にはインク
吸収体22がワイパ29から離間し、ワイパホルダ26
が後退した時にはインク吸収体22をワイパ29の印字
ヘッド24を拭き払った面に接触させてワイパ29に付
着した余剰インク39を吸収させてクリーニングする。
【0011】尚、図において、21はプラテンローラ、
23はキャリッジ、25はキャリッジ軸、28は駆動モ
ータ、30はモータギヤ、31は伝達ギヤ、32,35
は突起、33,36は孔、34はアーム軸、37はラッ
クである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のインク
ジェット記録装置では、上記の特開平3−240551
号公報に記載された技術の場合、クリーニングブレード
のクリーニングをキャリッジとともに動くインク吸収体
によって行っているので、クリーングブレードとインク
吸収体との作用時間がごく短時間となる。そのため、ク
リーニングの十分な効果が得にくく、クリーニングブレ
ードに余剰インクが残留しやすい。
【0013】したがって、クリーニングブレードによる
インク吐出面のワイピング(クリーニングブレードでイ
ンク吐出面を拭き払う動作)の効果が不十分となる。こ
のクリーニングを行っている間、クリーニングブレード
がインク吸収体によって曲げられるので、クリーニング
が終了してクリーニングブレードがまっすぐに戻るとき
の反動で余剰インクが周囲に飛散することがあり、周囲
を余剰インクで汚してしまう原因となる。
【0014】また、特開平4−141441号公報に記
載された技術の場合、突起で掻き取ったインクを回収す
る何らかのクリーニング手段を講ずる必要があり、部品
点数が増加するだけでなく、構造が複雑となる恐れがあ
る。
【0015】さらに、特開平8−187869号公報に
記載された技術の場合、クリーニングブレードのクリー
ニング機構としてインク吸収体が設けられたアームをク
リーニングブレードの進退に応じて離接させるための機
構及びスペースを備える必要があり、構造の複雑化や大
型化を招いてしまう。
【0016】さらにまた、上述したいずれの技術でも装
置を長期間使用すると、クリーニングブレードによって
回収したインクがクリーニング部に蓄積され、クリーニ
ングブレードによるクリーニング効果が徐々に低下して
しまい、十分なクリーニング効果が得られなくなる恐れ
があり、そのためにクリーニングブレードのクリーニン
グ部を大型化したり、大容量化せざるを得ない。
【0017】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、構造の複雑化や大型化を招くことなく、常にクリ
ーニングブレードのもつ最大限のクリーニング効果を発
揮させることができ、クリーニング能力の経時的低下を
防止して信頼性を向上させることができるインクジェッ
ト記録装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によるインクジェ
ット記録装置は、インク吐出面にインク吐出口を有する
記録へッドと、前記記録へッドを保護しかつ回復させる
ために前記インク吐出口を覆うキャップ部材と、前記イ
ンク吐出面を摺擦してクリーニングする弾性変形自在な
クリーニング部材と、前記キャップ部材内部に配設され
かつ前記インク吐出面のクリーニング時に前記クリーニ
ング部材に付着したインクを吸収するインク吸収体とを
備えている。
【0019】本発明のインクジェット記録装置は、上記
の問題点を解決するための手段として、記録へッド回復
機構に、吸引ポンプと連接された乾燥防止キャップの底
面部と、インク吐出面との接触部を含む側壁部が弾性的
かつ気密保持可能に連結されて底面部に対してインク吐
出面との接触部を含む側壁部が上下に移動可能な構造と
なし、このキャップ内底面部にインク吸収体を設けると
ともに、インク吐出面に平行な回転軸に垂直にクリーニ
ングブレードを設けている。
【0020】クリーニングブレードの回転軸はクリーニ
ングブレードが退避または回転した際に、その先端が乾
燥防止キャップの中のインク吸収体に接するような位置
に設置されている。また、キャップにはキャップ内のイ
ンク吸収体に吸引された廃インクを廃インク溜へと排出
するための吸引ポンプが接続されている。
【0021】クリーニングブレードクリーニング時には
キャップの底面部に対して側壁部を下降させることによ
って、インク吸収体が側壁部先端よりも突出した状態と
し、さらにこの状態でクリーニングブレードの固着され
た回転軸を回転させてクリーニングブレード先端部をキ
ャップ内インク吸収体に圧接する。
【0022】これによって、クリーニングブレードに付
着した廃インクのクリーニングが行われる。キャップ内
のインク吸収体に吸着された廃インクはキャップに連接
された吸引ポンプを動作させることによって、廃インク
溜へと排出される。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施例について
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によ
るインクジェット記録装置の概要を示す斜視図である。
図において、本発明の一実施例によるインクジェット記
録装置はへッドキャリッジ1と、記録へッド2と、タン
ク3と、給電・信号ケーブル4と、一対のガイド6と、
タイミングベルト7と、駆動モータ8と、フィードロー
ラ9と、紙送りモータ10とから構成されている。
【0024】記録へッド2はへッドキャリッジ1の上に
固定されかつイエロー、マゼンダ、シアン、及びブラッ
クの各色毎に配設されたカラーへッド2a〜2d(図示
せず)各々から対応する色のインク液滴を吐出させる。
タンク3は記録へッド2の上に設けられかつ記録へッド
2に供給するインクを各色毎に貯留する各色毎のタンク
3a〜3dからなる。
【0025】給電・信号ケーブル4は記録へッド2に接
続され、図示せぬ中央演算処理装置からのへッド駆動制
御信号を記録へッド2に伝達する。一対のガイド6はへ
ッドキャリッジ1に相対摺動自在に貫通し、へッドキャ
リッジ1を記録用紙5の送り方向と直行する方向へ案内
する。
【0026】タイミングベルト7はへッドキャリッジ1
に接続されており、駆動モータ8によって駆動される。
フィードローラ9は紙送りモータ10によって回転さ
れ、記録用紙5を送り方向に移動させる。記録用紙5に
は記録へッド2から吐出されたインクが定着されて画像
が記録される。
【0027】上記のように構成されたインクジェット記
録装置では画像記録時、記録へッド2が中央演算処理装
置からのへッド駆動信号によってインクタンク3から供
給されるインク液滴を吐出させることで記録用紙5上に
画像を記録している。
【0028】同時に、中央演算処理装置からの制御信号
によって、駆動モータ8及び紙送りモータ10が夫々所
定の速度で回転駆動される。駆動モータ8の駆動によっ
て、タイミングベルト7を介してへッドキャリッジ1が
ガイド6に案内されながら記録用紙5の送り方向と直行
する方向に移動される。これによって、記録用紙5の幅
方向への印刷が行われる。
【0029】また、紙送りモータ10の駆動によって、
フィードローラ9を介して記録用紙が紙送り方向の方向
へ送り出される。これによって、1行目の記録用紙5の
幅方向への印刷動作が終了し、次の行における印刷動作
が行われる。このようにして記録用紙5の幅方向への印
刷動作と、送り方向への記録用紙5の送り動作とが順次
交互に行われる。
【0030】記録へッド2のインク吐出面のメンテナン
ス及び非印字時のインク吐出面の乾燥防止を行う場合に
は記録用紙5の領域外に設置されたキャップ11上にイ
ンク吐出面が位置するようにへッドキャリッジ1を移動
させ、キャップ11によってインク吐出面を覆うか、あ
るいはキャップ11内へパージ[インクノズル(図示せ
ず)から印刷のためではない吐出を行うこと]を行う。
【0031】インク吐出面のクリーニングを行う場合に
はキャップ11と記録用紙5との間に設置されたクリー
ニングブレード12を用い、へッドキャリッジ1の移動
によってインク吐出面のクリーニングを行う。
【0032】図2は本発明の一実施例によるインクジェ
ット記録装置の記録へッドクリーニング部を部分的に示
す拡大断面図である。図において、インクジェット記録
装置では記録へッド2の下面にインク吐出口を有するイ
ンク吐出面2eを備えており、非印字時にインク吐出面
2eの乾燥を防止する場合及びインクノズル(図示せ
ず)内から増粘したインクを吸引する場合にインクノズ
ル周りを密閉するためのキャップ11がインク吐出面2
eに対向するように配設されている。
【0033】このキャップ11はインク吐出面2eと直
接に接触する弾性部材からなるキャップラバー側壁部1
1aと、キャップ11内に配設されたインク吸収体11
bと、キャップラバー側壁部11aをインク吐出面2e
に対して上下動させてキャップ状態と非キャップ状態と
を切替えるキャップ上下動ギヤ11cと、キャップ上下
動ギヤ11cを介してモータ(図示せず)からキャップ
11の上下動を行うための駆動力を伝達するギヤ13と
を備えている。
【0034】キャップラバー側壁部11aはインク吐出
面2eとの接触部分がキャップ上下動ギヤ11cによっ
て上下動可能なように、そのベース部分と弾性的かつ気
密的に成形されている。
【0035】また、このキャップ11にはインク滴を吐
出するインクノズルの機能回復のために行われるインク
吐出面吸引やパージによって発生した廃インクを受けと
め、キャップ11内から速やかに排出できるようにイン
クを集めかつ廃インクを吸収するインク吸収体11bを
備えている。
【0036】さらに、キャップ11からは吸引力発生源
としてキャップ11にチューブ14を介して吸引ポンプ
15が接続されている。吸引ポンプ15はキャップラバ
ー側壁部11aがインク吐出面に密着した状態でノズル
内の増粘したインクを吸引する場合、及びキャップラバ
ー側壁部11aがインク吐出面2eに接しない状態でキ
ャップ11内のインク吸収体11bから廃インクを廃イ
ンク溜16へと移動させる場合に両者の吸引力の発生源
を兼ねている。
【0037】クリーニングブレード12はへッドキャリ
ッジ1の移動方向に直交し、かつインク吐出面2eと平
行となるように設けられた回転軸12bに垂直に固着さ
れている。
【0038】回転軸12bの一端にはギヤが形成されて
おり、図示せぬモータによって発生される回転力を伝達
するギヤ12c,12dを介して回転軸12bへ回転ト
ルクが伝達される。すなわち、モータを回転させること
によって、クリーニングブレード12の角度を調節する
ことが可能となる。
【0039】また、回転軸12bは上記のようにクリー
ニングブレード12をキャップ11側に回転させた場
合、その先端がキャップ11内のインク吸収体11bに
接するような位置に設置されている。
【0040】図3は本発明の一実施例によるインク吐出
面2eのクリーニング過程を説明する図であり、図4は
本発明の一実施例によるクリーニングブレード12のク
リーニング過程を説明する図である。これら図1〜図4
を用いて本発明の一実施例によるインクジェット記録装
置のクリーニング動作について説明する。
【0041】上述したように構成された本実施例では、
図2に示すように、インク吐出面2eをキャップ11で
覆う際、キャップ上下動ギヤ11cを介して伝達される
モータの駆動力によって、キャップラバー側壁部11a
がインク吐出面2eに密着するような位置へ上昇して固
定されるように制御される。
【0042】インクノズル内の増粘インクを吸引ポンプ
15で発生する吸引力によって吸引する動作はこの状態
において行われ、吸引された廃インクはインク吸収体1
1bへと吸収される。このとき、クリーニングブレード
12はギヤ12c,12dを介して伝達される回転トル
クによって、キャップ11及びインク吐出面2eへ接し
ないようにキャップ11の反対側へと回転された状熊で
停止されている。
【0043】次に、インク吐出面2eのワイピング及び
インクノズルに対するパージ動作を行う場合、キャップ
ラバー側壁部11aはキャップ上下動ギヤ11cによっ
て下方に引下げられ、インク吐出面2eをキャップ11
で覆わない状態とする。この状態においてインクノズル
に対してパージ動作を行えば、キャップ11内のインク
吸収体11bへインクが吸収される。
【0044】インク吐出面2eのワイピング動作を行う
場合には、図3に示すように、キャップラバー側壁部1
1aが引下げられた状態で、クリーニングブレード12
の先端がインク吐出面2eに接触するような位置まで回
転させて停止させ、キャリッジ1を記録用紙5の方向へ
移動させることによって、インク吐出面2eに付着した
廃インク及び紙粉等のゴミがクリーニングブレード12
により回収される。
【0045】また、図4に示すように、キャリッジ1が
クリーニングブレード12上を通過した後、キャップラ
バー側壁部11aを十分に引下げ、その辺縁からインク
吸収体11bが突出するような状熊とし、クリーニング
ブレード12をキャップ11側に回転させれば、クリー
ニングブレード12の先端がインク吸収体11bに接触
して圧着し、ワイピング動作によってインク吐出面2e
から回収された廃インクがインク吸収体11bに吸収さ
れ、クリーニングブレード12のクリーニングが行われ
る。
【0046】この後に、吸引ポンプ15を動作させるこ
とによって、インク吸収体11bに回収された廃インク
が廃インク溜16へと排出されるので、クリーニングブ
レード12は付着インクのない良好な状態が常に保た
れ、最高のワイピング能力を発揮することができる。
【0047】このように、クリーニングブレード12の
クリーニングをキャップ11内のインク吸収体11bで
行うことによって、クリーニングブレード12をクリー
ニングする部材への廃インクの蓄積をなくすことができ
るので、クリーニングブレード12を常に良好なクリー
ニング効果を発揮できるような状態に継続的に保つこと
ができる。これによって、インク吐出面2eに付着した
不要なインクが無くなり、記録用紙5へのインク吐出が
安定し、良好な印字品質が得られる。
【0048】また、クリーニングブレード12をクリー
ニングする部材及び機構を、インク吐出面2eの乾燥防
止及びインクノズルからのインクの吸引を行うキャップ
11及びキャップ11内のインク吸収体11bを利用す
るような構成とすることによって、クリーニングブレー
ド12をクリーニングする機能しか保たない部材や機構
をなくし、へッド回復機構部を小型化・低価格化するこ
とができる。
【0049】したがって、構造の複雑化や大型化を招く
ことなく、常にクリーニングブレード12のもつ最大限
のクリーニング効果を発揮させることができ、クリーニ
ング能力の経時的低下を防止して信頼性を向上させるこ
とができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンク吐出面にインク吐出口を有する記録へッドと、記録
へッドを保護しかつ回復させるためにインク吐出口を覆
うキャップ部材と、インク吐出面を摺擦してクリーニン
グする弾性変形自在なクリーニング部材と、キャップ部
材内部に配設されかつインク吐出面のクリーニング時に
クリーニング部材に付着したインクを吸収するインク吸
収体と、インク吸収体からインクを回収するためのポン
プ部材とを備えることによって、構造の複雑化や大型化
を招くことなく、常にクリーニングブレードのもつ最大
限のクリーニング効果を発揮させることができ、クリー
ニング能力の経時的低下を防止して信頼性を向上させる
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるインクジェット記録装
置の概要を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施例によるインクジェット記録装
置の記録へッドクリーニング部を部分的に示す拡大断面
図である。
【図3】本発明の一実施例によるインク吐出面のクリー
ニング過程を説明する図である。
【図4】本発明の一実施例によるクリーニングブレード
のクリーニング過程を説明する図である。
【図5】従来例のクリーニングブレードのクリーニング
機構及びクリーニング過程を示す図である。
【符号の説明】
1 へッドキャリッジ 2 記録へッド 2e インク吐出面 3 インクタンク 4 給電・信号ケーブル 5 記録用紙 6 ガイド 7 タイミングベルト 8 駆動モータ 9 フィードローラ 10 紙送りモータ 11 キャップ 11a キャップラバー側壁部 11b インク吸収体 11c キャップ上下動ギヤ 12 クリーニングブレード 12b 回転軸 12c,12d,13 ギヤ 14 チューブ 15 吸引ポンプ 16 廃インク溜

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク吐出面にインク吐出口を有する記
    録へッドと、前記記録へッドを保護しかつ回復させるた
    めに前記インク吐出口を覆うキャップ部材と、前記イン
    ク吐出面を摺擦してクリーニングする弾性変形自在なク
    リーニング部材と、前記キャップ部材内部に配設されか
    つ前記インク吐出面のクリーニング時に前記クリーニン
    グ部材に付着したインクを吸収するインク吸収体とを有
    することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記インク吸収体に前記クリーニング部
    材に付着したインクを吸収する際に前記キャップ部材を
    前記インク吸収体の前記クリーニング部材との圧着面よ
    り下まで縮退させる縮退機構を含むことを特徴とする請
    求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記インク吸収体に吸収されたインクを
    回収するためのポンプ部材と、前記ポンプ部材が前記イ
    ンク吸収体から回収するインクを蓄積する蓄積槽とを含
    むことを特徴とする請求項1または請求項2記載のイン
    クジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記クリーニング部材を前記インク吐出
    面との摺擦位置及び前記インク吸収体との圧着位置まで
    回動する回動部材を含むことを特徴とする請求項1から
    請求項3のいずれか記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記縮退機構は、前記キャップ部材の所
    定位置に接続される接続部材と、前記接続部材を前記キ
    ャップ部材の縮退方向に移動する移動部材とを含むこと
    を特徴とする請求項2記載のインクジェット記録装置。
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