JP6900817B2 - ヘッドクリーニング機構及びそれを備えたインクジェット記録装置 - Google Patents

ヘッドクリーニング機構及びそれを備えたインクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6900817B2
JP6900817B2 JP2017145320A JP2017145320A JP6900817B2 JP 6900817 B2 JP6900817 B2 JP 6900817B2 JP 2017145320 A JP2017145320 A JP 2017145320A JP 2017145320 A JP2017145320 A JP 2017145320A JP 6900817 B2 JP6900817 B2 JP 6900817B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning liquid
ink ejection
liquid supply
wiper
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017145320A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019025709A5 (ja
JP2019025709A (ja
Inventor
徳昭 古川
徳昭 古川
隆志 染手
隆志 染手
前嶌 正展
正展 前嶌
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Document Solutions Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Document Solutions Inc filed Critical Kyocera Document Solutions Inc
Priority to JP2017145320A priority Critical patent/JP6900817B2/ja
Publication of JP2019025709A publication Critical patent/JP2019025709A/ja
Publication of JP2019025709A5 publication Critical patent/JP2019025709A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6900817B2 publication Critical patent/JP6900817B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、用紙のような記録媒体にインクを吐出するインク吐出口を有する記録ヘッドを含むヘッドクリーニング機構及びそれを備えたインクジェット記録装置に関するものである。
ファクシミリ、複写機、プリンターのような記録装置として、インクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置が、高精細な画像を形成できることから広く用いられている。
このようなインクジェット記録装置では、画像記録のためのインク滴と共に吐出される微小なインク滴(以下、ミストと称する)や、インク滴が記録媒体に付着した際に発生する跳ね返りミストが、記録ヘッドのインク吐出面に付着して固化する。インク吐出面のミストが徐々に増加しインク吐出口に重なると、インクの直進性の悪化(飛翔曲がり)や不吐出等が発生して記録ヘッドの印字性能が低下する。
そこで、記録ヘッドのインク吐出面を清浄化するために、インク吐出面のうちの複数のインク吐出口が開口するインク吐出領域の外側(ワイパーのワイピング方向上流側)の部分に、クリーニング液供給口を複数個設けたインクジェット記録装置が知られている。このインクジェット記録装置では、クリーニング液供給口からクリーニング液を供給した後、ワイパーをクリーニング液供給口よりも外側からインク吐出面に沿って移動させることによって、ワイパーでクリーニング液を保持しながらインク吐出面を拭くことができる。このようにして、記録ヘッドの回復処理を行うことができる。
なお、記録ヘッドのインク吐出面にクリーニング液供給口を複数個設けたインクジェット記録装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2007−83496号公報
しかしながら、上記従来のインクジェット記録装置では、記録ヘッドの回復処理を行う度にワイパーがクリーニング液供給口上を通過するため、クリーニング液供給口の縁部によってワイパーの先端に傷が生じるという問題点がある。なお、ワイパーの先端の傷が大きくなりワイパーの先端に欠けが生じると、ワイパーの拭き取り性能は著しく低下し、拭き残しが生じる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、ワイパーが損傷するのを抑制しながら、インク吐出面を清浄化することが可能なヘッドクリーニング機構及びそれを備えたインクジェット記録装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の局面のヘッドクリーニング機構は、記録媒体上にインクを吐出する複数のインク吐出口が開口するインク吐出面を含む記録ヘッドと、インク吐出面を所定方向に拭くワイパーと、を備える。記録ヘッドは、インク吐出面に対してインク吐出面をワイパーが拭く方向であるワイピング方向の上流側に配置され、クリーニング液を供給するクリーニング液供給口が開口するクリーニング液供給面を含む。クリーニング液供給面は、インク吐出面に対するワイパーのオーバーラップ量以下の高さだけインク吐出面よりも高い位置に配置されている。クリーニング液供給面とインク吐出面との境界部分には、ワイピング方向の下流側に向かって下方に傾斜する傾斜面を有する段差部が設けられている。
本発明の第1の局面のヘッドクリーニング機構によれば、記録ヘッドは、インク吐出面に対してインク吐出面をワイパーが拭く方向であるワイピング方向の上流側に配置され、クリーニング液を供給するクリーニング液供給口が開口するクリーニング液供給面を含む。これにより、クリーニング液供給口からクリーニング液を供給した後、ワイパーをクリーニング液供給口よりもワイピング方向上流側からインク吐出面に沿って移動させることによって、ワイパーでクリーニング液を保持しながらインク吐出面を拭くことができる。このため、インク吐出面を清浄化することができる。
また、クリーニング液供給面は、インク吐出面よりも高い位置に配置されている。これにより、クリーニング液供給面に対するワイパーの圧接力を抑制することができるので、ワイパーの先端がクリーニング液供給口の縁部により損傷するのを抑制することができる。なお、クリーニング液供給面は、インク吐出面に対するワイパーのオーバーラップ量以下の高さだけインク吐出面よりも高い位置に配置されているので、ワイパーがクリーニング液供給面に接触せずにクリーニング液がクリーニング液供給面に残るのを抑制することができる。
また、クリーニング液供給面とインク吐出面との境界部分には、ワイピング方向の下流側に向かって下方に傾斜する傾斜面を有する段差部が設けられている。これにより、ワイパーがクリーニング液供給面からインク吐出面に移動する際に、クリーニング液供給面とインク吐出面との境界部分にクリーニング液が残るのを抑制することができる。
本発明の一実施形態のヘッドクリーニング機構を備えたインクジェット記録装置の構造を示す図 図1に示すインクジェット記録装置の第1搬送ユニット及び記録部を上方から見た図 記録部のラインヘッドを構成する記録ヘッドの図 記録ヘッドをインク吐出面側から見た図 記録ヘッドのクリーニング液供給部材のクリーニング液供給口を下方から見た図 記録ヘッド、サブタンクおよびメインタンク周辺の構成を示す図 記録ヘッドのクリーニング液供給面とインク吐出面との境界部分の構造を示す図 ワイパーがインク吐出面に圧接された状態で矢印A方向に移動している状態を示す図 ワイパーがクリーニング液供給部材の傾斜面に圧接された状態で矢印A方向に移動している状態を示す図 メンテナンスユニットを記録部の下方に配置した状態を示す図 ワイパーを記録ヘッドの下方に配置した状態を示す図 図11の状態からワイパーを上昇させクリーニング液供給部材に圧接させた状態を示す図 図12の状態からワイパーをクリーニング液供給部材に圧接させた状態で矢印A方向に移動させた状態を示す図 図13の状態からワイパーをさらに矢印A方向に移動させた状態を示す図 図14の状態からワイパーをさらに矢印A方向に移動させた後、ワイパーを下降させインク吐出面から離間させた状態を示す図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態のインクジェット記録装置100の左側部には用紙S(記録媒体)を収容する給紙トレイ2が設けられており、この給紙トレイ2の一端部には収容された用紙Sを、最上位の用紙Sから順に一枚ずつ後述する第1搬送ユニット5へと搬送給紙するための給紙ローラー3と、給紙ローラー3に圧接され従動回転する従動ローラー4とが設けられている。
用紙搬送方向(矢印X方向)に対し給紙ローラー3及び従動ローラー4の下流側(図1の右側)には、第1搬送ユニット5及び記録部9が配置されている。第1搬送ユニット5は、第1駆動ローラー6と、第1従動ローラー7と、第1駆動ローラー6及び第1従動ローラー7に掛け渡された第1搬送ベルト8とを含む構成であり、インクジェット記録装置100の制御部110からの制御信号により第1駆動ローラー6が時計回り方向に回転駆動されることにより、第1搬送ベルト8に保持された用紙Sが矢印X方向に搬送される。
記録部9は、ヘッドハウジング10と、ヘッドハウジング10に保持されたラインヘッド11C、11M、11Y、及び11Kを備えている。これらのラインヘッド11C〜11Kは、第1搬送ベルト8の搬送面に対して所定の間隔(例えば1mm)が形成されるような高さに支持され、図2に示すように、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向(図2の上下方向)に沿って延びる1個以上(ここでは1個)の記録ヘッド17によって構成されている。
図3及び図4に示すように、記録ヘッド17のヘッド部(インク吐出ヘッド部)18のインク吐出面F1には、インク吐出口18a(図2参照)が多数配列されたインク吐出領域R1が設けられている。
各ラインヘッド11C〜11Kを構成する記録ヘッド17には、それぞれインクタンク(図示せず)に貯留されている4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)のインクがラインヘッド11C〜11Kの色毎に供給される。
各記録ヘッド17は、制御部110(図1参照)からの制御信号により外部コンピューターから受信した画像データに応じて、第1搬送ベルト8の搬送面に吸着保持されて搬送される用紙Sに向かってインク吐出口18aからインクを吐出する。これにより、第1搬送ベルト8上の用紙Sにはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインクが重ね合わされたカラー画像が形成される。
また、記録ヘッド17には、クリーニング液を供給するクリーニング液供給部材(クリーニング液供給ヘッド部)60が設けられている。クリーニング液供給部材60は、ヘッド部18に対して後述するワイパー35のワイピング方向上流側(図3の右側)に隣接して配置されている。クリーニング液供給部材60は、クリーニング液を供給するクリーニング液供給口60a(図5参照)が多数配列されたクリーニング液供給領域R2を含むクリーニング液供給面F2を有する。クリーニング液供給面F2は、インク吐出面F1と平行に配置されている。なお、ヘッド部18の少なくともインク吐出面F1は、例えばSUS(ステンレス鋼)によって形成されており、クリーニング液供給部材60のクリーニング液供給面F2は、例えばSUSまたは樹脂によって形成されている。
また、クリーニング液供給部材60のクリーニング液供給面F2に対してワイピング方向上流側(図3の右側)の部分には、上流側傾斜面62が形成されている。
クリーニング液は、インクと類似の成分からなる溶液であることが望ましく、主に水と溶剤成分からなり、必要に応じて界面活性剤、防腐防カビ剤などが添加された液体組成物である。
図6に示すように、クリーニング液供給部材60のクリーニング液供給口60a(図5参照)には、クリーニング液23が通過するチューブからなるクリーニング液供給経路70の下流端が接続されている。クリーニング液供給経路70の上流端は、クリーニング液供給部材60に供給するクリーニング液23を収容するサブタンク71に接続されている。クリーニング液供給経路70の上流端は、クリーニング液23に浸かっている。クリーニング液供給経路70には、クリーニング液23をサブタンク71から汲み上げてクリーニング液供給部材60に送る供給ポンプ72が設けられている。なお、図では、理解を容易にするために、クリーニング液23にハッチングを施している。
また、サブタンク71には、クリーニング液23が通過するチューブからなるクリーニング液補給経路80の下流端が接続されている。クリーニング液補給経路80の上流端は、サブタンク71に補給するクリーニング液23を収容するメインタンク81に接続されている。クリーニング液補給経路80の上流端は、クリーニング液23に浸かっている。クリーニング液補給経路80には、クリーニング液23をメインタンク81から汲み上げてサブタンク71に送る補給ポンプ82が設けられている。供給ポンプ72および補給ポンプ82としては、例えば、チューブポンプ、シリンジポンプ、ダイアフラムポンプ等を用いることができる。ただし、供給ポンプ72は、供給を停止している時に供給ポンプ72の流入口と流出口との間を遮断した状態と連通した状態とに切り替えることができるように構成されている。なお、クリーニング液供給部材60、サブタンク71およびメインタンク81周辺の詳細構造については、後述する。
このインクジェット記録装置100では、記録ヘッド17のインク吐出面F1を清浄にするために、長期間停止後の印字開始時及び印字動作の合間には、全ての記録ヘッド17のインク吐出口18aからインクを強制的に排出し、並行して全ての記録ヘッド17のクリーニング液供給口60a(図5参照)からクリーニング液供給領域R2にクリーニング液23を供給し、後述するワイパー35によりインク吐出面F1を拭き取り、次の印字動作に備える。
図1に戻って、用紙搬送方向に対し第1搬送ユニット5の下流側(図1の右側)には第2搬送ユニット12が配置されている。第2搬送ユニット12は、第2駆動ローラー13と、第2従動ローラー14と、第2駆動ローラー13及び第2従動ローラー14に掛け渡された第2搬送ベルト15とを含む構成であり、第2駆動ローラー13が時計回り方向に回転駆動されることにより、第2搬送ベルト15に保持された用紙Sが矢印X方向に搬送される。
記録部9にてインク画像が記録された用紙Sは第2搬送ユニット12へと送られ、第2搬送ユニット12を通過する間に用紙S表面に吐出されたインクが乾燥される。また、第2搬送ユニット12の下方にはメンテナンスユニット19及びキャップユニット90が配置されている。上述したワイパー35による拭き取り動作を実行する際には、第1搬送ユニット5が下降し、メンテナンスユニット19は、記録部9の下方に移動し、記録ヘッド17のインク吐出口18aから強制排出されたインクおよびクリーニング液供給口60aから供給されたクリーニング液23を拭き取り、拭き取られたインクおよびクリーニング液23を回収する。記録ヘッド17のインク吐出面F1(図3参照)をキャッピングする際には、第1搬送ユニット5が下降し、キャップユニット90は、記録部9の下方に水平移動し、さらに上方に移動して記録ヘッド17の下面に装着される。
また、用紙搬送方向に対し第2搬送ユニット12の下流側には、画像が記録された用紙Sを装置本体外へと排出する排出ローラー対16が設けられており、排出ローラー対16の下流側には、装置本体外へと排出された用紙Sが積載される排出トレイ(図示せず)が設けられている。
メンテナンスユニット19は、インク吐出面F1に沿って移動可能な複数のワイパー35(図8参照)と、複数のワイパー35が固定された略矩形状のキャリッジ(図示せず)と、キャリッジを支持する支持フレーム(図示せず)とで構成されている。キャリッジ(図示せず)は支持フレーム(図示せず)に対し矢印AA′方向に摺動可能に支持される。
ワイパー35は、各記録ヘッド17のクリーニング液供給口60a(図5参照)から供給されたクリーニング液23を拭き取るための弾性部材(例えばEPDMからなるゴム製の部材)である。ワイパー35は、クリーニング液供給部材60のクリーニング液供給領域R2(図4参照)に対してワイピング方向上流側の部分(ここでは、上流側傾斜面62)に圧接され、キャリッジ(図示せず)の移動によりクリーニング液供給面F2およびインク吐出面F1を所定方向(矢印A方向)に拭く。なお、メンテナンスユニット19および記録ヘッド17によって、ヘッドクリーニング機構が構成されている。
次に、クリーニング液供給部材60、サブタンク71およびメインタンク81周辺の構造を詳細に説明する。
図6に示すように、サブタンク71には、内部空間の気圧を大気圧と等しくするための大気開放口71aが設けられている。また、サブタンク71の所定位置には、クリーニング液23を検知する第1検知センサー73が設けられている。第1検知センサー73は、電圧が印加されるとともにサブタンク71内に配置される電極対(図示せず)を有する。第1検知センサー73は、電極間の通電の有無に基づいて、クリーニング液23の有無を検知可能である。第1検知センサー73によって液無し(通電無し)が検知されると、液有り(通電有り)が検知されるまで、補給ポンプ82によってメインタンク81からサブタンク71にクリーニング液23が補給される。これにより、サブタンク71内のクリーニング液23の液面(上面)は、略一定の高さに維持される。
メインタンク81の下部には、クリーニング液23を検知する第2検知センサー83が設けられている。第2検知センサー83は、電圧が印加されるとともにメインタンク81内に配置される電極対(図示せず)を有する。第2検知センサー83は、電極間の通電の有無に基づいて、クリーニング液23の有無を検知可能である。第2検知センサー83によって液無しが検知されると、インクジェット記録装置100の表示パネル(図示せず)にメインタンク81が空になったことが報知される。これにより、ユーザーまたは作業者によって、メインタンク81が新品に交換、又はメインタンク81にクリーニング液23が補充される。
図5に示すように、クリーニング液供給口60aは、ヘッド幅方向(矢印BB´方向、ワイピング方向と直交する方向)に沿って例えば1mmピッチで配置されている。なお、図5では、ヘッド幅方向に沿って配置される複数のクリーニング液供給口60aからなる列を1列のみ描いているが、この列はワイピング方向(矢印A方向)に隣接して複数列設けられていてもよい。
ここで、本実施形態では、図3および図7に示すように、クリーニング液供給面F2は、インク吐出面F1よりも高い位置に配置されている。また、クリーニング液供給面F2は、ワイパー35がインク吐出面F1を拭くときのインク吐出面F1に対するワイパー35の食い込み量(オーバーラップ量)以下の高さだけインク吐出面F1よりも高い位置に配置されている。具体的には、ワイパー35がインク吐出面F1を拭くときのインク吐出面F1に対するワイパー35の食い込み量は、例えば1.0mm以上1.5mm以下に設定されている。クリーニング液供給面F2は、インク吐出面F1よりも例えば0.8mm高い位置に配置されている。なお、クリーニング液供給面F2は、インク吐出面F1よりも約0.2mm以上高い位置に配置されることが好ましい。
また、クリーニング液供給面F2とインク吐出面F1との境界部分には、ワイピング方向の下流側に向かって下方に傾斜する傾斜面63aを有するとともに、クリーニング液供給面F2よりも下方に突出する段差部63が設けられている。段差部63はクリーニング液供給部材60に一体で設けられており、傾斜面63aはクリーニング液供給面F2に連続して形成されている。
図7および図8に示すように、クリーニング液供給部材60は、傾斜面63aのクリーニング液供給面F2およびインク吐出面F1に対する傾斜角α1(図7参照)が、インク吐出面F1をワイパー35が拭いている状態でのワイパー35の先端部のインク吐出面F1に対する圧接角α2(図8参照)よりも小さくなるように形成されている。具体的には、ワイパー35の先端部のインク吐出面F1に対する圧接角α2は、約45°に設定されている。傾斜面63aのクリーニング液供給面F2およびインク吐出面F1に対する傾斜角α1は、15°以上45°未満に設定されていることが好ましく、30°以上40°未満に設定されていることがより好ましい。
傾斜角α1を圧接角α2よりも小さく形成しているため、図9に示すように、ワイパー35をワイピング方向(図9の左方向)に移動させた際に、ワイパー35の先端のワイピング方向の下流側のコーナー部35aのみが傾斜面63aに接触する。すなわち、ワイパー35のワイピング方向の下流側の側面35bは、傾斜面63aに接触しない。
図7に示すように、傾斜面63aのワイピング方向の下流端63bは、インク吐出面F1と面一、又はインク吐出面F1よりも低い位置に配置されている。傾斜面63aの下流端63bがインク吐出面F1よりも低い位置に配置される場合、傾斜面63aの下流端63bは、クリーニング液供給面F2とインク吐出面F1との段差の1/2(=約0.4mm)以下の高さだけインク吐出面F1よりも低い位置に配置されることが好ましく、ここでは、約0.2mmだけインク吐出面F1よりも低い位置に配置されている。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置100における、メンテナンスユニット19を用いた記録ヘッド17の回復動作について説明する。なお、以下で説明する記録ヘッド17の回復動作は、制御部110(図1参照)からの制御信号に基づいて記録ヘッド17、メンテナンスユニット19、供給ポンプ72等の動作を制御することによって実行される。
記録ヘッド17の回復動作を行う場合、先ず、図10に示すように、制御部110(図1参照)は記録部9の下方に位置する第1搬送ユニット5を下降させる。そして、制御部110は第2搬送ユニット12の下方に配置されたメンテナンスユニット19を水平移動させて記録部9と第1搬送ユニット5との間に配置する。この状態では、メンテナンスユニット19のワイパー35(図8参照)は記録ヘッド17のインク吐出面F1およびクリーニング液供給面F2(図3参照)よりも下方に配置されている。
(クリーニング液供給動作)
ワイピング動作(後述の拭き取り動作)に先立って、制御部110(図1参照)によって供給ポンプ72(図6参照)が駆動(オン)され、図11に示すようにクリーニング液23が記録ヘッド17に供給される。クリーニング液23が所定量供給されると、供給ポンプ72が停止(オフ)され、供給ポンプ72の流入口と流出口との間は遮断される。
(インク押出動作)
また、ワイピング動作(後述の拭き取り動作)に先立って、図11に示すように、制御部110(図1参照)によってインク22が記録ヘッド17に供給される。供給されたインク22はインク吐出口18aから強制的に押出(パージ)される。このパージ動作により、インク吐出口18a内の増粘インク、異物や気泡がインク吐出口18aから排出される。このとき、パージインク22はインク吐出口18aの存在するインク吐出領域R1の形状に沿ってインク吐出面F1に押出される。なお、図では、理解を容易にするために、インク(パージインク)22にハッチングを施している。
(拭き取り動作)
制御部110は図12に示すように、ワイパー35を上昇させて記録ヘッド17のクリーニング液供給部材60の上流側傾斜面62に所定の圧力でワイパー35を接触させる。このとき、ワイパー35の上面がインク吐出面F1よりも約1.0mm以上約1.5mm以下だけ高くなるように、ワイパー35を上昇させる。これにより、インク吐出面F1に対するワイパー35の食い込み量(オーバーラップ量)が約1.0mm以上約1.5mm以下になるとともに、クリーニング液供給面F2に対するワイパー35の食い込み量が約0.2mm以上約0.7mm以下になる。なお、ワイパー35を上昇させた時点では、ワイパー35は上流側傾斜面62に圧接されていなくてもよい。すなわち、ワイパー35を図12よりも右側の位置で上昇させてもよい。
ワイパー35の先端がクリーニング液供給部材60の上流側傾斜面62に圧接した状態から、制御部110はワイパー35を図13に示すようにクリーニング液供給面F2に沿ってインク吐出領域R1の方向(矢印A方向)に移動させる。これにより、ワイパー35は、クリーニング液23を保持した状態でインク吐出領域R1の方向に移動する。
ワイパー35の先端がクリーニング液供給領域R2を通過すると、供給ポンプ72の流入口と流出口との間は連通状態に切り替えられる。
ワイパー35は、クリーニング液23を保持した状態を維持しながら段差部63の傾斜面63aを左方向(矢印A方向)に移動する。なお、図9に示すように、ワイパー35が傾斜面63aの下方をワイピング方向(矢印A方向)に移動する際、ワイパー35の先端のコーナー部35aのみが傾斜面63aに接触しながら移動する。
そして、図14に示すように、ワイパー35は、クリーニング液23を保持した状態を維持しながらインク吐出面F1を左方向(矢印A方向)に移動する。このとき、クリーニング液23およびインク(パージインク)22によって、インク吐出面F1に付着して固化したインク滴(廃インク)が溶解し、ワイパー35によって拭き取られる。そして、ワイパー35は、さらに左方向(矢印A方向)に移動し、インク吐出領域R1に対してクリーニング液供給領域R2とは反対側の位置に到達すると、左方向への移動が停止される。なお、ワイパー35によって拭き取られたクリーニング液23および廃インクは、メンテナンスユニット19に設けられたクリーニング液回収トレイ(不図示)に回収される。
(離間動作)
拭き取り動作の実行後、図15に示すように、制御部110はワイパー35を下降させてインク吐出面F1から離間させる。
最後に、制御部110は、記録部9と第1搬送ユニット5との間に配置されたメンテナンスユニット19を水平移動させて第2搬送ユニット12の下方に配置し、第1搬送ユニット5を所定の位置まで上昇させる。このようにして、記録ヘッド17の回復動作を終了する。
本実施形態では、上記のように、記録ヘッド17は、インク吐出面F1に対してワイピング方向の上流側に配置され、クリーニング液23を供給する複数のクリーニング液供給口60aが開口するクリーニング液供給面F2を含む。これにより、クリーニング液供給口60aからクリーニング液23を供給した後、ワイパー35をクリーニング液供給口60aよりもワイピング方向上流側からインク吐出面F1に沿って移動させることによって、ワイパー35でクリーニング液23を保持しながらインク吐出面F1を拭くことができる。このため、インク吐出面F1を清浄化することができる。
また、クリーニング液供給面F2は、インク吐出面F1よりも高い位置に配置されている。これにより、クリーニング液供給面F2に対するワイパー35の圧接力を抑制することができるので、ワイパー35の先端がクリーニング液供給口60aの縁部により損傷するのを抑制することができる。なお、クリーニング液供給面F2は、インク吐出面F1に対するワイパー35の食い込み量以下の高さだけインク吐出面F1よりも高い位置に配置されているので、ワイパー35がクリーニング液供給面F2に接触せずにクリーニング液23がクリーニング液供給面F2に残るのを抑制することができる。
また、クリーニング液供給面F2とインク吐出面F1との境界部分には、ワイピング方向の下流側に向かって下方に傾斜する傾斜面63aを有する段差部63が設けられている。これにより、ワイパー35がクリーニング液供給面F2からインク吐出面F1に移動する際に、クリーニング液供給面F2とインク吐出面F1との境界部分にクリーニング液23が残るのを抑制することができる。
また、上記のように、傾斜面63aのクリーニング液供給面F2に対する傾斜角α1は、インク吐出面F1をワイパー35が拭いている状態でのワイパー35の先端部のインク吐出面F1に対する圧接角α2よりも小さい。これにより、ワイパー35が傾斜面63aに圧接した状態でワイピング方向に移動する際にワイパー35はインク吐出面F1に対する圧接角α2以上に撓まないため、ワイパー35は先端のワイピング方向下流側のコーナー部35aのみが傾斜面63aに接触しながら移動する。すなわち、ワイパー35の側面35bは、傾斜面63aに接触しない。このため、クリーニング液23が傾斜面63aに残るのを抑制することができる。
また、上記のように、傾斜角α1は、15°以上45°未満である。これにより、ワイパー35の先端のワイピング方向下流側のコーナー部35aのみを容易に傾斜面63aに接触させることができる。
また、上記のように、傾斜面63aの下流端63bは、インク吐出面F1と面一、又はインク吐出面F1よりも低い位置に配置されている。これにより、ワイパー35が傾斜面63aからインク吐出面F1に移動する際に、ワイパー35の先端がヘッド部18のワイピング方向の上流端(インク吐出面F1の上流端)により損傷するのを抑制することができる。また、ワイパー35が傾斜面63aからインク吐出面F1に移動する際に、傾斜面63aとインク吐出面F1との境界部分にクリーニング液23が残るのを抑制することができる。
また、上記のように、傾斜面63aの下流端63bは、クリーニング液供給面F2とインク吐出面F1との段差の1/2以下の高さだけインク吐出面F1よりも低い位置に配置されている。これにより、傾斜面63aの下流端63bがインク吐出面F1よりも下方に突出しすぎるのを抑制することができる。このため、ワイパー35が傾斜面63aからインク吐出面F1に移動する際に、ワイパー35の先端が段差部63の下流端63bにより損傷するのを抑制することができる。また、ワイパー35が傾斜面63aからインク吐出面F1に移動する際に、傾斜面63aとインク吐出面F1との境界部分(段差部63の下流側)にクリーニング液23が残るのを抑制することができる。
また、上記のように、記録ヘッド17は、インク吐出面F1を有するヘッド部18と、クリーニング液供給面F2を有するクリーニング液供給部材60と、によって構成されている。これにより、ヘッド部18にクリーニング液供給口60aを形成する場合に比べて、クリーニング液供給口60aを容易に形成することができる。
また、上記のように、傾斜面63aは、クリーニング液供給部材60に設けられている。これにより、ヘッド部18に傾斜面63aを形成する場合に比べて、傾斜面63aを容易に形成することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、クリーニング液供給口60aが形成されたクリーニング液供給部材60をヘッド部18とは別体で設けた例について示したが、本発明はこれに限らない。クリーニング液供給部材60を設けず、クリーニング液供給口60aをヘッド部18に形成してもよい。すなわち、クリーニング液供給面F2、傾斜面63aおよびインク吐出面F1の全てをヘッド部18に設けてもよい。この場合、クリーニング液供給部材60とヘッド部18との間の寸法公差や組立誤差を考慮する必要がないので、傾斜面63aの下流端63bをインク吐出面F1と面一に配置することができる。
また、上記実施形態では、傾斜面63aを有する段差部63を、クリーニング液供給部材60に設ける例について示したが、ヘッド部18に設けてもよい。
また、上記実施形態では、クリーニング液23およびインク(パージインク)22を用いて記録ヘッド17の回復動作を行う例について示したが、クリーニング液23だけを用いて記録ヘッド17の回復動作を行ってもよい。すなわち、インク押出動作を行わなくてもよい。
17 記録ヘッド
18 ヘッド部(インク吐出ヘッド部)
18a インク吐出口
22 インク
23 クリーニング液
35 ワイパー
60 クリーニング液供給部材(クリーニング液供給ヘッド部)
60a クリーニング液供給口
63 段差部
63a 傾斜面
63b 下流端
100 インクジェット記録装置
F1 インク吐出面
F2 クリーニング液供給面
S 用紙(記録媒体)
α1 傾斜角
α2 圧接角

Claims (8)

  1. 記録媒体上にインクを吐出する複数のインク吐出口が開口するインク吐出面を含む記録ヘッドと、
    前記インク吐出面を所定方向に拭くワイパーと、
    を備え、
    前記記録ヘッドは、前記インク吐出面に対して前記インク吐出面をワイパーが拭く方向であるワイピング方向の上流側に配置され、クリーニング液を供給するクリーニング液供給口が開口するクリーニング液供給面を含み、
    前記クリーニング液供給面は、前記インク吐出面に対するワイパーのオーバーラップ量以下の高さだけ前記インク吐出面よりも高い位置に配置されており、
    前記クリーニング液供給面と前記インク吐出面との境界部分には、前記ワイピング方向の下流側に向かって下方に傾斜する傾斜面を有する段差部が設けられていることを特徴とするヘッドクリーニング機構。
  2. 前記傾斜面の前記クリーニング液供給面に対する傾斜角は、前記インク吐出面を前記ワイパーが拭いている状態での前記ワイパーの先端部の前記インク吐出面に対する圧接角よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のヘッドクリーニング機構。
  3. 前記傾斜角は、15°以上45°未満であることを特徴とする請求項2に記載のヘッドクリーニング機構。
  4. 前記傾斜面の前記ワイピング方向の下流端は、前記インク吐出面と面一、又は前記インク吐出面よりも低い位置に配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘッドクリーニング機構。
  5. 前記傾斜面の前記ワイピング方向の下流端は、前記クリーニング液供給面と前記インク吐出面との段差の1/2以下の高さだけ前記インク吐出面よりも低い位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載のヘッドクリーニング機構。
  6. 前記記録ヘッドは、前記インク吐出面を有するインク吐出ヘッド部と、前記クリーニング液供給面を有するクリーニング液供給ヘッド部と、によって構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のヘッドクリーニング機構。
  7. 前記傾斜面は、前記クリーニング液供給ヘッド部に設けられていることを特徴とする請求項6に記載のヘッドクリーニング機構。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のヘッドクリーニング機構を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
JP2017145320A 2017-07-27 2017-07-27 ヘッドクリーニング機構及びそれを備えたインクジェット記録装置 Active JP6900817B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017145320A JP6900817B2 (ja) 2017-07-27 2017-07-27 ヘッドクリーニング機構及びそれを備えたインクジェット記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017145320A JP6900817B2 (ja) 2017-07-27 2017-07-27 ヘッドクリーニング機構及びそれを備えたインクジェット記録装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2019025709A JP2019025709A (ja) 2019-02-21
JP2019025709A5 JP2019025709A5 (ja) 2020-05-14
JP6900817B2 true JP6900817B2 (ja) 2021-07-07

Family

ID=65477266

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017145320A Active JP6900817B2 (ja) 2017-07-27 2017-07-27 ヘッドクリーニング機構及びそれを備えたインクジェット記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6900817B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07314732A (ja) * 1994-05-24 1995-12-05 Canon Inc インクジェット記録装置
KR20060001713A (ko) * 2004-06-30 2006-01-06 삼성전자주식회사 클리닝액 분사 수단을 갖는 잉크 카트리지 및 잉크젯 프린터
JP2007083496A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Fuji Xerox Co Ltd 液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置並びに液滴吐出ヘッドのクリーニング方法
JP6156563B1 (ja) * 2016-09-16 2017-07-05 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019025709A (ja) 2019-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6597650B2 (ja) インクジェット記録装置
US10611159B2 (en) Head cleaning mechanism and ink-jet recording apparatus provided with the same
JP6969274B2 (ja) ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置
JP6900817B2 (ja) ヘッドクリーニング機構及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP6708297B2 (ja) 記録ヘッドの回復システム及びそれを備えたインクジェット記録装置、並びに記録ヘッドの回復方法
JP2018134824A (ja) 記録ヘッドの回復システム及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP6589893B2 (ja) ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置
JP2018099829A (ja) ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置
JP6583238B2 (ja) 記録ヘッド及びそれを備えたヘッドクリーニング機構並びにインクジェット記録装置
JP6579090B2 (ja) 記録ヘッド及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP6589891B2 (ja) ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置
JP6575501B2 (ja) インクジェット記録装置
JP7009837B2 (ja) 記録ヘッド及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP6680193B2 (ja) ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置
JP6702439B2 (ja) 記録ヘッド及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP2019025740A (ja) 記録ヘッド及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP2019018355A (ja) 記録ヘッド及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP6662279B2 (ja) 記録ヘッドの回復システム及びそれを備えたインクジェット記録装置、並びに記録ヘッドの回復方法
JP2018118441A (ja) 記録ヘッドの回復システム及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP6760151B2 (ja) ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置
JP6673254B2 (ja) ヘッドクリーニング機構及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP6617738B2 (ja) ヘッドクリーニング機構およびそれを備えたインクジェット記録装置
JP2019018354A (ja) 記録ヘッド及びそれを備えたインクジェット記録装置
JP2020196187A (ja) インクジェット記録装置
JP2020196188A (ja) インクジェット記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200401

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210518

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210531

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6900817

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150