JPH07101080A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH07101080A
JPH07101080A JP25154893A JP25154893A JPH07101080A JP H07101080 A JPH07101080 A JP H07101080A JP 25154893 A JP25154893 A JP 25154893A JP 25154893 A JP25154893 A JP 25154893A JP H07101080 A JPH07101080 A JP H07101080A
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ink
cap
blade
recording
recording head
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JP25154893A
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English (en)
Inventor
Tadashi Hanabusa
端 花房
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回復手段のスペースを小さくし、装置の小型
化を可能としたインクジェット記録装置を提供する。ま
た回復手段の駆動を必要に応じた駆動力で動作させ、省
エネルギー、低騒音化を可能としたインクジェット記録
装置を提供する。 【構成】 記録ヘッド面をワイピングするためのブレー
ド部材の取付部に、前記ブレード部材よりも記録ヘッド
面から離隔した位置から、回復動作時に前記記録ヘッド
面に密着するよう動作するキャップ部材が通過し得る切
欠を設ける。また記録ヘッド内のインクを吸引するため
のポンプの駆動が終了してからの時間を計測する計測手
段を有し、前記ポンプの吸引力を前記計測手段で計測し
た時間に応じて変化させるよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクを吐出して記録を
行う記録ヘッド内のインクを吸引して回復させる回復手
段を有するインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は信号に応じて
記録ヘッドからインクを吐出し、記録媒体に記録を行う
ものであり、低騒音及び小型化が容易であると共に、記
録速度も高めることが可能であることから近年ではプリ
ンタ等に広く使用されている。
【0003】しかし、前記インクジェット記録装置にあ
っては、インク液滴を吐出する構造であるために、記録
ヘッドのインク吐出口にインクが詰まり易く、吐出不良
を生ずるおそれがある。
【0004】そのために、従来からインクジェット記録
装置にあっては、記録ヘッド面をブレード部材でワイピ
ングすると共に、前記記録ヘッド面にキャップ部材を密
着させてヘッド内の排インクを吸引する回復手段を設け
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記回
復手段を有するインクジェット記録装置にあっては、以
下のような課題があった。
【0006】前記回復手段にあっては、キャップ部材
は記録時には記録ヘッド面から離隔し、回復動作時には
記録ヘッド面に密着するように構成し、またブレード部
材は記録ヘッド面をワイピングするために、ヘッド面と
平行に移動可能に構成している。そしてキャップ部材が
移動して記録ヘッド面に密着するときに、ブレード部材
は前記キャップ部材の移動領域から退避している必要が
ある。
【0007】そのために、従来はブレード部材を大きく
退避させるために、装置が大きくなってしまうという課
題があった。
【0008】記録ヘッド内に残った排インクをポンプ
で吸引した後、長期間装置を駆動しない場合には、ポン
プのピストンやシリンダーの摺動部にインクが固着して
しまい、次に装置を駆動して回復動作を行うときに、シ
リンダー等の摺動負荷が大きくなり、ポンプが正常に動
作しないおそれがあった。そのために、ポンプの駆動力
は通常必要とされる駆動力以上に大きく設定する必要が
あった。
【0009】このため、回復動作におけるポンプ駆動時
にはモータの駆動音が大きく、また必要以上のエネルギ
ーを消費していた。
【0010】本発明は従来の前記課題を解決するもので
あり、その目的とするところは、回復手段のスペースを
小さくし、装置の小型化を可能としたインクジェット記
録装置を提供せんとするものである。
【0011】また他の目的は、回復手段の駆動を必要に
応じた駆動力で動作させ、省エネルギー、低騒音化を可
能としたインクジェット記録装置を提供せんとするもの
である。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係る代表的な構成は、回復手段を有するイン
クジェット記録装置において、記録ヘッド面をワイピン
グするためのブレード部材の取付部に、前記ブレード部
材よりも記録ヘッド面から離隔した位置から、回復動作
時に前記記録ヘッド面に密着するよう動作するキャップ
部材が通過し得る切欠を設けたことを特徴としてなるも
のである。
【0013】また前記目的を達成するための、他の代表
的な構成は、回復手段を有するインクジェット記録装置
において、記録ヘッド内のインクを吸引するためのポン
プの駆動が終了してからの時間を計測する計測手段を有
し、前記ポンプの吸引力を前記計測手段で計測した時間
に応じて変化させるよう構成したことを特徴としてなる
ものである。
【0014】
【作用】前記構成にあっては、キャップ部材はブレード
部材の切欠を通って移動可能であるために、ブレード部
材をキャップ部材の移動領域から大きく退避させる必要
がなくなるものである。
【0015】またポンプの駆動力を、ポンプ駆動停止時
間に応じて変化させ、インクが固着している場合には大
きく、固着していない場合には小さくすることにより、
ポンプの駆動力を必要最小限にすることが出来る。
【0016】
【実施例】次に本発明の一実施例に係るインクジェット
記録装置について、図面を参照して具体的に説明する。
【0017】図1は本発明の実施例に関するインクジェ
ット記録装置の斜視説明図である。図1において、キャ
リッジ1には記録手段を構成する記録ヘッド2aとイン
クタンク2bとが連結したヘッドカートリッジ2が搭載
されている。このキャリッジ1の記録ヘッド2a側の一
端部は、シャーシ3に回動自在に取付られたリードスク
リュー4に、その軸方向に摺動可能に嵌合され、キャリ
ッジ1の他端部には、ガイドが配設されており、該ガイ
ドがシャーシ4に形成されたガイドレール5にリードス
クリュー4の軸方向と平行に摺動自在に嵌合されてい
る。そしてキャリッジ1は、その姿勢が一定に保たれな
がらリードスクリュー4の回転に伴って、その軸方向に
往復移動可能な構成となっている。
【0018】即ち、前記リードスクリュー4は、図1に
示すように、スクリュー左端に固着されたリードスクリ
ューギア6と、キャリッジモータ7の出力軸に固着され
たピニオンギア8とが噛合し、且つリードスクリュー4
に螺旋状に所定のピッチで形成された案内条(図示せ
ず)に、キャリッジ1に取り付けられたリードピン(図
示せず)が嵌入している。従って、キャリッジモータ7
の正転、逆転駆動に伴ってリードスクリュー4が回動す
ると、キャリッジ1が往復移動する。
【0019】9はフレキシブルケーブルで後述の電気回
路から記録ヘッド2aに記録信号を伝えるものであり、
フレキシブルケーブルホルダ10によりピンチローラフレ
ーム11に位置決めして保持されている。
【0020】前記キャリッジ1の往復移動に同期して記
録ヘッド2aが駆動してインクを記録に応じて吐出する
ことにより、被記録材12に一行記録を行うものである。
即ち、この記録ヘッド2aは微細な液体吐出口(オリフ
ィス)、液路及びこの液路の一部に設けられるエネルギ
ー作用部と、該作用部にある液体に作用させる液滴形成
エネルギーを発生するエネルギー発生手段を備えてい
る。
【0021】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0022】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段とし
て用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、且
つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向上
が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分に
活用出来、高密度実装化が容易で、製造コストも安価な
ことから有利である。
【0023】前記キャリッジ1のスキャンによって一行
記録を行うと、被記録材12を搬送手段によって一行分搬
送して次行記録を行うものであるが、この被記録材12の
搬送は、搬送ローラ13とこれに圧接して従動回転するピ
ンチローラ14の回転体対と、排出ローラ15とこれに当接
して従動回転する拍車16との回転体対によって行われ
る。
【0024】これを具体的に説明すると、前記記録ヘッ
ド2aの吐出口面に記録面が対向する被記録材12を、ピ
ンチローラ14によって搬送ローラ13に圧接し、前記搬送
ローラ13を搬送モータ17によって適宜回転させることに
より、記録位置へ必要な抱け搬送する。そして記録後
は、拍車16によって被記録材12を排出ローラ15に圧接
し、この排出ローラ15の回転によって装置外へ排出搬送
するものである。
【0025】前記搬送ローラ13及び排出ローラ15の駆動
は、搬送モータ17によって行われるが、その駆動力の伝
達は減速ギア列18によって行われる。
【0026】前記被記録材12の記録面側に接触する拍車
16の回転軸の位置は固定され、被記録材12の厚さに拘わ
らず、拍車16と被記録材12との接触位置は変化しないの
に対し、被記録材12の非記録面側に接触する排出ローラ
15は、被記録材12の厚さによって、排出ローラ15が変形
して被記録材12の厚さの変化に対応するようになってい
る。具体的には、排出ローラ15は薄肉のゴムよりなり、
円錐状に形成され、径方向に復元力をもって変形する。
そこで、拍車16に対する圧接力と、被記録材12の厚さに
応じての変形が行われる。
【0027】また、排出ローラ15を弾性的変形の大きな
材料、例えば多孔質のスポンジや硬度の非常に低い樹脂
やゴム等の材料で構成することによって、同様の効果が
得られる。更に排出ローラ15全体をバネ等で拍車16に圧
接するようにしてもよい。
【0028】従って、被記録材12の厚さに拘わらず、記
録ヘッド2aと被記録材12の間隔を所定量に保つことが
出来、安定した搬送を行うことが出来る。尚、図1にお
いて19はペーパーセンサであり、被記録材12の有無を検
出する。
【0029】前記装置にあっては、記録ヘッド2aのイ
ンク吐出面をワイピングすると共に、ヘッド2a内の排
インクを吸引する回復手段を有し、この回復手段を駆動
することによって記録ヘッド2aによるインク吐出不良
を防止するようにしている。
【0030】次に前記回復手段の構成について説明す
る。この前記回復手段の構成は、図2に示すように、記
録ヘッド2aの吐出口面をキャッピングするキャップ20
と、その内部を負圧にし、吐出口面からインクをキャッ
プ20を通して吸引し、排インク吸収体に送り出すポンプ
ユニット21と、更にはキャップ20を吐出口面に対して前
後移動させ、且つ前記ポンプユニット21に駆動力を伝達
し、更に吐出口面に付着したインクを拭き取るワイピン
グ機構を動作させるための公知のカム、ギア機構からな
る伝動機構部のコントロールギア22が構成されている。
そして前記コントロールギア22には、クラッチギアを介
してキャリッジモータ7の回転駆動力が伝達されるよう
に構成されている。
【0031】ここで前記コントロールローラ22の回転に
より、回復手段が駆動する構成について説明する。
【0032】コントロールギア22には、キャップ開閉用
カム22aと、ワイピング動作用カム(図示せず)が備わ
っている。そして、このコントロールギア22は、図2及
び図3に示すように、後述のプランジャ23を往復移動さ
せるストロークギア24と噛合しており、コントロールギ
ア22が回転することにより、ストロークギア24が回転
し、プランジャ23が往復運動するようになっている。
【0033】また図2において、25はブレードであり、
記録ヘッド2aのインク吐出口面をワイピングしてイン
ク吐出口面をクリーニングするものである。このブレー
ド25は、HNBR、ウレタン等のゴムでできており、ブ
レードスライダ26のブレード取付溝26aに一端をスライ
ドさせるように挿入して取り付けてある。
【0034】尚、図4に示すように、ブレード取付溝26
aは、ブレード突出方向の一部にブレード抜け防止用の
先端が鋭角な突起26bが設けてある。このため、ワイピ
ング中にブレード25を引き抜こうとする力が加わった場
合でも、この突起26bに邪魔されて引き抜かれることは
ない。
【0035】ブレードスライダ26は、図2に示すよう
に、記録ヘッド2aの吐出口面に平行なスライド軸27に
沿って可能となるように貫通孔26cが設けられており、
このスライド軸27に沿って往復運動するため、ブレード
25は常に記録ヘッド2aの吐出口面に対する侵入量が、
吐出口面のどの位置においても一定であり、吐出口面を
均一にワイピングする。
【0036】前記ブレードスライダ26の往復運動は、ブ
レードリンク28によって行われるものであり、ブレード
リンク28の突起28aがブレードスライダ26の壁26dを押
すことによって往復運動する。ブレードリンク28はコン
トロールギア22に形成されたワイピング動作用カム(図
示せず)によって、その動きが制御される。
【0037】前記ブレードスライダ26の運動により、記
録ヘッド2aの吐出口面をワイピングした際に、ブレー
ド25に付着したインクはブレードクリーナ29に転写さ
れ、ブレード25は常に清浄な状態に維持される。即ち、
ワイピング動作により、図2の矢印A方向に動いてきた
ブレード25は、吐出口面を全て拭き終わった後、このブ
レードクリーナ29にも同様に触れる。その際に、ブレー
ド25上のインクは、ブレードクリーナ29に吸収される。
【0038】尚、ブレード25がブレードクリーナ29に常
に触れていると、ゴムのクリープ現象により、ブレード
25が変形してしまい、本来の性能を発揮出来なくなる。
そこで、コントロールギア22のワイピング動作用カムに
よって、ブレード25がブレードクリーナ29に接触した後
に、図1の矢印A方向とは逆方向に移動させて、ブレー
ド25をブレードクリーナ29から離し、ブレード25に外力
が加わらないようにしている。
【0039】更にブレードリンク28が、キャリッジモー
タ7の正転、逆転両方共に、常にコントロールギア22の
ワイピング動作用カムに追従しながら制御されている
と、コントロールギア22の回転角によって、ブレードリ
ンク28の動きは一意的に決まる。即ち、ブレード25の位
置がコントロールギア22の角度によってのみ制御される
ことになる。この場合、キャリッジモータ7の逆転によ
って、回復手段に入ってきた際にワイピング動作を実施
すると、次にはキャリッジモータ7の正転によって回復
手段から抜け出す際にもワイピング動作を行うことにな
る。従って、ブレード25の両面で吐出口面をワイピング
することになる。しかしながら、ブレード25はその先端
をカットする場合に、裏表ができるために本質的には片
面でしかワイピングは出来ず、ワイピングに使用出来る
面とは逆の面でワイピングを行うと、記録不良を生ずる
おそれがある。そこで、本実施例では以下のようにして
前記問題を解決している。
【0040】まず、図1に示すように、遮蔽板30の一部
に傾斜を設けて、キャリッジ1が回復手段に入ってきた
際に、遮蔽板30がブレードストッパ31を、図2の矢印B
方向に回転させる。以降の一連の動作は図5を用いて説
明する。
【0041】キャリッジ1のリードピンが完全に空転溝
に入ったときに、ブレードストッパ31は、図5(a)の
位置まで回転して停止する。
【0042】次にコントロールギア22が回転を始めて、
前述のようにそれに伴って、図5(b)のように、ブレ
ードリンク28が図中矢印C方向に回転しはじめる。
【0043】図5(c)の位置までブレードリンク28が
回転し、更に回転を続けると、ブレードリンク28のバネ
掛け部28bはブレードストッパ31を矢印D方向へ回転さ
せはじめる。
【0044】更に図5(d)までブレードリンク28が回
転すると、ブレードストッパ31はブレードリンク28のバ
ネ掛け部28bから外れて、図中矢印E方向に回転する。
しかし、遮蔽板30によってその回転は止められるため
に、図5(e)の位置まで回転してブレードストッパ31
は停止する。
【0045】その後、キャリッジモータ7が正転してブ
レードリンク28がコントロールギア22のワイピング用カ
ムから外れてブレードバネ32の引張力により、図中矢印
F方向に回転しても、図5(e)に示すように、ブレー
ドストッパ31によってその回転は止められる。
【0046】最後にキャリッジ1が完全に回復手段から
抜け出した場合に、図5(f)に示すように、ブレード
ストッパ31による拘束がなくなるために、ブレードリン
ク28が回転し、ブレード25は図1の矢印Aとは逆方向最
上点まで達し、待機する。
【0047】このようにして、キャリッジ1が回復手段
に入る場合と、出る場合とで、ブレード25のワイピング
軌跡を変えて、ブレード25の逆面でのワイピングを行わ
ないようにしている。
【0048】また図2において、33はキャリッジストッ
パであり、落下、振動によりキャリッジ1が記録位置へ
抜け出るのを防止するために設けられている。このキャ
リッジストッパ33は、キャリッジフックバネ34によって
常に図2の矢印G方向に回転力を与えられており、記録
中はコントロールギア22の突起22bによって、キャリッ
ジフック35から退避している。
【0049】ここで、その動作を説明すると、キャリッ
ジ1のリードピンが空転溝に入り、コントロールギア22
が回転を始めると、コントロールギア22の突起22bがキ
ャリッジストッパ33から離れて、キャリッジストッパ33
は図2の矢印G方向に回転してキャリッジフック35に引
っ掛かる。従って、記録を行っていない状態では、キャ
リッジストッパ33はキャリッジフック35に引っ掛かって
おり、キャリッジ1が記録位置へ抜け出るのを防止して
いる。
【0050】更にこのキャリッジストッパ33は、Eリン
グのようにコントロールギア22の軸からの抜け止めの役
目もなしている。
【0051】次にポンプユニット21の構成について説明
すると、これは図3に示すような、プランジャポンプの
構成になっている。
【0052】図3において、36はシリンダーであり、円
筒状のシリンダー部36aと、プランジャ23をガイドする
部を有しており、軸方向に一部を切り欠いて、インク流
路を形成している。36bはキャップレバー受けで、後述
するキャップレバーシールが嵌入するように形成され
る。また、36cはインク吸引口で、所定の位置に開口し
ている。36dは排インク管で、一体成形された先端部を
排インク吸収体に挿入してある。また、36eはキャップ
開閉用の平行ピンで、コントロールギア22のキャップ開
閉用カム22aによって平行ピン36eが押されると、シリ
ンダー36が回転してキャップ20が記録ヘッド2aの吐出
口面に密着及び離隔する開閉動作を行う。
【0053】ここで、コントロールギア22のキャップ開
閉用カム22aとキャップ開閉動作の関連を図6を用いて
説明する。
【0054】キャップ開閉用カム22aには切換シート22
cが取り付けられており、これによってキャップ開閉動
作は、キャップモータ7の正転、逆転でその動きを変え
ることが可能である。
【0055】本実施例では、後述するようにキャップ20
内に予備吐出を行うようになっているために、記録中に
キャップ20内に溜まったインクを、キャリッジ1が回復
手段に入りキャッピングする前に、一度キャリッジ20内
のインクをシリンダー36内に吸引する必要がある。
【0056】そこでキャリッジモータ7の逆転によっ
て、コントロールギア22が回転し始めると、シリンダー
36に挿入された平行ピン36eは、まずカム22d面を通
る。図では、コントロールギア22の中心に近いカムほど
キャップ20が開いている状態である。従って、この場合
はキャップ20が開いたまま吸引が出来る(この吸引を予
備吐出吸引という)。
【0057】次にコントロールギア22が回転を終えて、
吸引動作を終了し、正転を始めると、今度は平行ピン36
eがカム22e面を通り、コントロールギア22が回転開始
からはじめてキャップ20が閉じることになる。通常はこ
のキャップ閉の状態で待機している。
【0058】その後、記録を始める場合には、キャリッ
ジモータ7は正転し、コントロールギア22は図6の矢印
H方向に回転する。しかし、吸引を始める場合には、キ
ャリッジモータ7は逆転し、コントロールギア22は矢印
Hとは逆方向に回転する。この場合、平行ピン36eがカ
ム22d面を通るため、本来のキャップ20を閉じたままの
吸引が行なえる。
【0059】このように、切換シート22cを設けること
によって、コントロールギア1つで本来の吸引と予備吐
出吸引の2つの吸引動作を実現している。
【0060】また記録中は平行ピン36eがカム面に設け
られた切欠22fに入り込んでおり、キャップバネ37の力
による摩擦力でコントロールギア22が回転しないように
している。もし、記録中にコントロールギア22が回転す
ると、不正な場合に回復動作が開始することになり、正
常な記録が不可能になる。
【0061】図3において、プランジャ23は動作軸23
a、ピストン受け23b、ピストン押さえ23c、ポンプシ
ール押さえ23dが形成されており、インク流路となる溝
23eが前記動作軸23aに連続して形成されている。この
溝23eは前述のシリンダー36のガイド部(図示せず)に
一部が嵌入しており、プランジャ23の回転を止めてい
る。動作軸23aにはプランジャ23の往復運動を制御する
リード溝23fが形成されており、ストロークギア24の内
面に形成された図示しない突起部がこのリード溝23fに
嵌入されている。このため、キャリッジモータ7の逆転
駆動により、ストロークギア24を一方向へ回転させる
と、プランジャ23が図3の矢印I方向へストロークし、
キャリッジモータ7の正転駆動によりストロークギア24
を他方向へ回転させると、プランジャ23が図3の矢印J
方向へストロークする。
【0062】前記プランジャ23にはNBR等のゴム材で
構成されたピストン38が取り付けられている。このピス
トン38の外径は前記シリンダー36の内径より所定量大き
く構成されており、前記シリンダー36に挿入されたとき
は適度に圧縮するようになっている。これにより、プラ
ンジャ23が図3の矢印I方向へストロークすると負圧を
発生して記録ヘッド2a内の排インクを吸収し、矢印J
方向へストロークすると前記吸引した排インクを排イン
ク管36dから排インク吸収体へと排出する。
【0063】前記プランジャ23にはポンプシール39が取
り付けられている。このポンプシール39はシリコンやN
BR等のゴム材で構成され、前記プランジャ23と所定の
圧力が得られるように、その内径はプランジャ23の外径
より若干小さく設定されており、且つシリンダー36内を
プランジャ23のポンプシール押さえ23d及びピストン受
け23bに押されて、往復運動することが可能である。
尚、表面に潤滑塗装を施して、シリンダー36及びプラン
ジャ23との摺動力を低減してもよい。またシリンダー36
内のグリスを廃止する目的で、自己潤滑性のあるゴムを
使用してもよい。
【0064】また図3において、40はキャップレバー
で、インクガイド(図示せず)が、キャップレバーシー
ル41に付勢して、他方の回転軸40aがシリンダー36の孔
36fにスナップフィットで取り付けられており、回動自
在になっている。キャップレバーシール41は前記のキャ
ップレバー40のインクガイドが圧入され、更にシリンダ
ー36のキャップレバー受け36bに圧入される。
【0065】キャップ20は断面がおむすび状の環状の塩
素化ブチルゴム等の弾性部材であり、前記キャップレバ
ー40のキャップ取付部40bに取り付けられている。この
取付方法は、図7に示すように、ゴムの弾性を有効に利
用したもので、キャップ20のおむすびの傾斜に倣った形
状をしているキャップレバー40の取付部40bに、環を拡
げて装着する。一度装着したキャップ20は、通常の使用
では取れないようになっている。
【0066】図3において、42は予備吐出パッドであ
り、前述のブレードクリーナ29と同様に高分子吸収体で
できており、前述のキャップレバー40に装着されてい
る。この予備吐出パッド42は、吐出口面のインク乾燥を
防止するために、記録中に通常の記録作業とは別にイン
クを吐出させる予備吐出のインクを吸収するためのもの
である。また43はポンプ吸収体であり、シリンダー内の
排インクを確実に排インク吸収体に転写する役目をなし
ている高分子吸収体である。
【0067】前述したようなブレード及びキャップ部材
を有する回復手段にあっては、回復手段のスペースを小
さくするために、ブレード25とキャップ20とは近接して
設けてある。即ち、ブレード25が退避位置にあるとき
に、ブレードスライダ26がキャップ20の上下移動領域に
かかる程度に近接して配置されている。
【0068】従って、そのままではキャップ20が吐出口
面に密着するために移動したときに、ブレードスライダ
26と接触してしまう。そこで、本実施例では、図8及び
図9に示すように、ブレードスライダ26にコ字状の切欠
26eが設け、ブレードスライダ26が退避位置にあるきと
に、前記切欠26eを挟んで上方に記録ヘッド2aの吐出
口面を配置し、下方へキャップ20を配置している。
【0069】前記切欠26eはキャップ20が上下に移動し
たときに、ブレードスライダ26がキャップ20と干渉する
領域を切り取るように構成され、これによってキャップ
20とブレード部材とが近接して設けてあっても、キャッ
プ20はブレードスライダ26にぶつかることなく移動して
記録ヘッド2aの吐出口面に密着することが可能とな
る。
【0070】また本実施例における回復手段は、ピスト
ン38の摺動負荷に対応して駆動力を変えることが出来る
ようにしている。即ち、ポンプで排インクを吸引して記
録ヘッドを回復させた場合、次の記録動作(回復動作)
を行うまでの時間が短い場合は問題ないが、次の記録を
長期間行わないことで回復手段が長期間作動しないと、
ピストン38等に付着した排インクが固着、増粘し、次に
ピストン38を駆動する場合の摺動負荷が大きくなる。こ
の摺動負荷は排インクの固着、増粘の度合いが強ければ
大きくなり、排インクは放置された時間に応じて固着、
増粘の度合いが強くなる。
【0071】そこで、本実施例では図10のグラフに示す
ように、ポンプの駆動が終了して回復動作が終了してか
ら次の回復動作を開始するまでの時間を計測するタイマ
ーを内蔵しており、該タイマーによる計測時間Tに応
じ、ポンプ駆動終了から次のポンプ駆動開始までの時間
Tが、0≦T<T1 の場合はポンプ駆動力P1 、T1
T<T2 の場合にはポンプ駆動力P2 、T2 ≦Tの場合
にはポンプ駆動力P3 で駆動するように設定している
(P1 <P2 <P3 )。
【0072】このように、ポンプ駆動力を、ポンプが駆
動停止している時間に応じて段階的に大きくすることに
より、ピストン38等に付着している排インクの固着、増
粘の度合が小さい場合には小さいポンプ駆動力で駆動
し、インクの固着、増粘の度合いが大きくなり、ピスト
ン38にかかる負荷が大きくなったときは大きなポンプ駆
動力で駆動する。
【0073】これによってピストン38等の駆動が必要最
小限の力で行われるようになり、モータ騒音やモータの
発熱が最小限に抑えられると共に、省エネルギー化も図
ることが可能となる。
【0074】尚、前記時間Tに対するポンプ駆動力Pの
変化は、図10に示すように3段階に限定する必要はな
く、より多くの多段階に変化させるようにしてもよく、
或いは曲線的に変化させるようにしてもよい。
【0075】また前述した実施例では記録手段としてイ
ンクジェット記録方式を用いたが、記録信号に応じて電
気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体によって印加さ
れる熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利用
してインクに生ずる気泡の成長,収縮により、インクを
吐出口より吐出して記録を行うように構成すると更に好
ましい。
【0076】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第 4723129号明細書、同第 4740796号明細書
に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ま
しい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュア
ス型の何れにも適用可能であるが、特にオンデマンド型
の場合には、液体(インク)が保持されているシートや
液路に対応して配置されている電気熱変換体に、記録情
報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与え
る少なくとも1つの駆動信号を印加することによって、
電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッド
の熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信
号に一対一で対応した液体内の気泡を形成出来るので有
効である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介
して液体を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成す
る。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気
泡の成長収縮が行われるので、特に優れた液体の吐出が
達成出来、より好ましい。
【0077】前記パルス形状の駆動信号としては、米国
特許第 4463359号明細書、同第 4345262号明細書に記載
されているようなものが適している。
【0078】尚、前記熱作用面の温度上昇率に関する発
明の米国特許第 4313124号明細書に記載されている条件
を採用すると、更に優れた記録を行うことが出来る。
【0079】記録ヘッドの構成としては、前述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱
作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示する
米国特許第 4558333号明細書、同第 4459600号明細書を
用いた構成も本発明に含まれるものである。
【0080】また複数の電気熱変換体に対して、共通す
るスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示す
る特開昭59−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸
収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭
59−138461号公報に基づいた構成としても本発明の効果
は有効である。即ち、記録ヘッドの形態がどのようなも
のであっても、本発明によれば記録を確実に効率良く行
うことが出来るようになるからである。
【0081】更に、記録装置が記録出来る記録媒体の最
大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドに対しても本発明は有効に適用出来る。
【0082】そのような記録ヘッドとしては、複数記録
ヘッドの組合せによって、その長さを満たす構成や、一
体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいず
れでも良い。
【0083】加えて、前述したシリアルタイプのもので
も、キャリッジに固定された記録ヘッド、或いはキャリ
ッジに装着されることで装置本体との電気的な接続や装
置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチッ
プタイプの記録ヘッド、或いは記録ヘッド自体に一体的
にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの記録
ヘッドを用いても良い。
【0084】またキャリッジに搭載される記録ヘッドの
種類ないし個数についても、例えば単色のインクに対応
して1個のみが設けられたものの他、記録色や濃度を異
にする複数のインクに対応して複数個数設けられるもの
であって良い。即ち、例えば記録装置の記録モードとし
ては黒色等の主流色のみの記録モードでなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成する複数個の組合せによるかいずれで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも適用し得
る。
【0085】更に加えて、前述した実施例に於いてはイ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化若しくは液化するも
の、或いはインクジェット記録方式ではインク自体を30
℃以上70℃以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘
性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般
的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状をな
すものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギーに
よる昇温をインクの固形状態から液体状態への状態変化
のエネルギーとして使用せしめることで防止するか、ま
たはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録シートに到達する時点で
はすでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギーに
よって初めて液化する性質のインクを使用する場合も適
用可能である。
【0086】このような場合のインクは、特開昭54− 5
6847号公報或いは特開昭60− 71260号公報に記載される
ような、多孔質シート凹部または貫通孔に液状又は固形
物として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向
するような形態としても良い。上述した各インクに対し
て最も有効なものは、前述した膜沸騰方式を実行するも
のである。
【0087】更に、前述したインクジェット記録装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末のして用いられるものの他、リーダ等と組み合わ
せた複写装置、更には送受信機能を有するファクシミリ
装置の形態をとるもの等であっても良い。
【0088】
【発明の効果】本発明は前述したように、記録ヘッド面
をワイピングするためのブレード部材の取付部に、前記
ブレード部材よりも記録ヘッド面から離隔した位置か
ら、回復動作時に前記記録ヘッド面に密着するよう動作
するキャップ部材が通過し得る切欠を設けたために、キ
ャップ部材とブレード部材とを近接して設けても、両者
が干渉しあうことがなく、回復手段のスペースを小さく
して装置の小型化を図ることが可能となる。
【0089】またインクを吸引するためのポンプの駆動
が終了してからの時間を計測する計測手段を設け、前記
ポンプの吸引力を前記計測手段で計測した時間に応じて
変化させるように構成したために、ピストン等の駆動が
必要最小限の力で行われるようになり、モータ騒音やモ
ータの発熱が最小限に抑えられると共に、省エネルギー
化も図ることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るインクジェット記録装
置の構成斜視説明図である。
【図2】回復手段の駆動構成説明図である。
【図3】排インクの吸引構成説明図である。
【図4】ブレードの取付構成説明図である。
【図5】ブレードの動作構成説明図である。
【図6】コントロールギアのキャップ開閉用カムとキャ
ップ開閉動作の関連構成説明図である。
【図7】キャップの取付構成説明図である。
【図8】ブレード部材に設けた切欠の構成を示す斜視説
明図である。
【図9】ブレード部材に設けた切欠の構成を示す平面説
明図である。
【図10】ポンプの駆動力の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1…キャリッジ、2…カートリッジ、2a…記録ヘッ
ド、2b…インクタンク、3…シャーシ、4…リードス
クリュー、ガイドレール、6…リードスクリューギア、
7…キャリッジモータ、8…ピニオンギア、9…フレキ
シブルケーブル、10…フレキシブルケーブルホルダ、11
…ピンチローラフレーム、12…被記録材、13…搬送ロー
ラ、14…ピンチローラ、15…排出ローラ、16…拍車、17
…搬送モータ、18…減速ギア列、19…ペーパーセンサ、
20…キャップ、21…ポンプユニット、22…コントロール
ギア、22a…キャップ開閉用カム、22b…突起、22c…
切換シート、22d,22e…カム、22f…切欠、23…プラ
ンジャ、23a…動作軸、23b…ピストン受け、23c…ピ
ストン押さえ、23d…ポンプシール押さえ、23e…溝、
23f…リード溝、24…ストロークギア、25…ブレード、
26…ブレードスライダ、26a…ブレード取付溝、26b…
突起、26c…貫通孔、26d…壁、26e…切欠、27…スラ
イド軸、28…ブレードリンク、28a…突起、28b…バネ
掛け部、29…ブレードクリーナ、30…遮蔽板、31…ブレ
ードストッパ、32…ブレードバネ、33…キャリッジスト
ッパ、34…キャリッジフックバネ、35…キャリッジフッ
ク、36…シリンダー、36a…シリンダー部、36b…キャ
ップレバー受け、36c…インク吸引口、36d…排インク
管、36e…平行ピン、36f…孔、37…キャップバネ、38
…ピストン、39…ポンプシール、40…キャップレバー、
40a…回転軸、40b…キャップ取付部、41…キャップレ
バーシール、42…予備吐出パッド、43…ポンプ吸収体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/165 B41J 3/04 102 H 102 N

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出して記録を行う記録ヘッド
    内のインクを吸引する回復手段を有するインクジェット
    記録装置において、 前記記録ヘッド面をワイピングするためのブレード部材
    の取付部に、前記ブレード部材よりも記録ヘッド面から
    離隔した位置から、回復動作時に前記記録ヘッド面に密
    着するよう動作するキャップ部材が通過し得る切欠を設
    けたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレード部材は、前記記録ヘッド面
    に対して平行にワイピングすることを特徴とする請求項
    1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 インクを吐出して記録を行う記録ヘッド
    内のインクを吸引する回復手段を有するインクジェット
    記録装置において、 前記記録ヘッド内のインクを吸引するためのポンプの駆
    動が終了してからの時間を計測する計測手段を有し、前
    記ポンプの吸引力を前記計測手段で計測した時間に応じ
    て変化させるよう構成したことを特徴とするインクジェ
    ット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記インクジェット記録装置は、記録ヘ
    ッドがインク吐出用の熱エネルギーを発生するための電
    気熱変換体を備えていることを特徴とする請求項1記載
    又は請求項3記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記インクジェット記録装置は、記録手
    段が前記電気熱変換体によって印加される熱エネルギー
    により、インクに生ずる膜沸騰を利用して吐出口よりイ
    ンクを吐出させることを特徴とする請求項4記載のイン
    クジェット記録装置。
JP25154893A 1993-10-07 1993-10-07 インクジェット記録装置 Pending JPH07101080A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007253609A (ja) * 2006-02-22 2007-10-04 Ricoh Co Ltd ヘッド用キャップ部材、ヘッドの維持回復装置、液滴を吐出する装置、画像形成装置
JP2014076576A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Seiko Epson Corp 液体吐出装置
JP2015066804A (ja) * 2013-09-30 2015-04-13 ブラザー工業株式会社 画像形成装置及びその廃液回収方法

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JP2007253609A (ja) * 2006-02-22 2007-10-04 Ricoh Co Ltd ヘッド用キャップ部材、ヘッドの維持回復装置、液滴を吐出する装置、画像形成装置
JP2014076576A (ja) * 2012-10-10 2014-05-01 Seiko Epson Corp 液体吐出装置
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