JP3182187B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP3182187B2 JP32771591A JP32771591A JP3182187B2 JP 3182187 B2 JP3182187 B2 JP 3182187B2 JP 32771591 A JP32771591 A JP 32771591A JP 32771591 A JP32771591 A JP 32771591A JP 3182187 B2 JP3182187 B2 JP 3182187B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドの吐出口か
らインクを吐出させ、これを被記録体に付着させて記録
を行うインクジェットの記録装置に関し、詳しくは、前
記記録ヘッドにインクを供給するインクタンクが連結さ
れ、一体となってインクジェットカートリッジを形成し
ているインクジェット記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置におい
て、インクジェットカートリッジは記録ヘッドとインク
タンクを一体成形し、インクタンク内のインクが全て消
費されたときに、記録ヘッドも同時に新品に交換するメ
ンテナンスフリーの構成となっていた。
【0003】しかし、記録ヘッドの生産加工技術および
使用部品の材質の向上によって、記録ヘッドの寿命は飛
躍的に伸びた。したがって、従来インクタンクと共に交
換されていた記録ヘッドは、さらに別のインクタンクを
取り付けて再利用できるようになった。
【0004】そこで、記録ヘッドとインクタンクを一体
成形するのではなく、分離可能な構成にしたインクジェ
ットカートリッジが開発された。
【0005】しかし、この分離可能型のインクジェット
カートリッジにおいては、記録ヘッドとインクタンクを
分離する際に、それらの結合部からインク漏れやインク
飛散が発生するという問題が生じていた。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】このような従来の
インクジェット記録装置においては、記録ヘッドとイン
クタンクの分離時のインク漏れやインク飛散により、製
品内部を汚したり、また、分離操作時に作業者の指先等
にインクが付着する可能性があった。さらに、最悪の場
合には、製品のプリント基盤にインクが付着してしま
い、電子回路を破壊したり、インクに含まれている染料
等が加熱されて発煙する可能性もあった。以上のよう
に、記録ヘッドとインクタンクの分離時のインク漏れや
インク飛散は製品の信頼性だけではなく、安全性も低下
させる大きな要因としてあげることができる。そこで、
本発明は上記従来の技術の有する問題点に鑑みてなされ
たものであり、分離可能型のインクジェットカートリッ
ジの記録ヘッドとインクタンクを分離する際に発生する
インク漏れやインク飛散を防止し、前述のような、従来
発生していた問題を解決し、製品の信頼性と安全性向上
に貢献できるインクジェット記録装置を提供することを
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のインクジェット記録装置は、分離可能型のイ
ンクジェットカートリッジの記録ヘッドとインクタンク
の結合部近傍に以下のような特徴を持たせた。
【0008】(1)前記インクジェットカートリッジが
搭載されるキャリア上にインク飛散防止用の吸収体また
は溝が形成されている。または、キャリア上に溝と吸収
体の両方が設けられており、記録ヘッドとインクタンク
の結合部からインクが落下した場合に、インクが溝を沿
って流れ、キャリアの任意の場所に設けられた吸収体に
よって保持される構造を有している
【0009】(2)前記インクジェットカートリッジの
記録ヘッドとインクタンクの連結部において、前記記録
ヘッドの連結部側は撥水処理が施され、かつ前記インク
タンクの連結部側は親水処理が施されている。この構成
は単独でも、また(1)の構成との組み合わせでもよい。
【0010】(3)(1)の構成に加え、前記記録ヘッ
ドの連結部側あるいは前記インクタンクの連結部側に吸
収体が施されている。
【0011】
【作用】前述のように構成された本発明のインクジェッ
ト記録装置においては、以下のような作用がある。
【0012】(1)キャリア上にインク飛散防止用の吸
収体及び/または溝を施すことにより、記録ヘッドとイ
ンクタンクの結合部からインクを、キャリッジ上でトラ
ップすることができ、インク漏れやインク飛散の影響を
装置内に至らしめることがない。つまり、キャリア上に
吸収体を設けた構成では、記録ヘッドとインクタンクの
結合部のインクを、該吸収体により吸収するため、イン
ク漏れやインク飛散が発生しない。また、キャリア上に
溝を設けた構成、さらには溝に加えキャリア上に吸収体
を設けた構成では、該溝に溜まったインクを毛細管力に
よって、排インクタンクや吸収体へ導いて、外部への流
出を防ぐ。また、溝部でのインクの表面張力が増大され
るため、インクをその位置で保持することができる。
【0013】(2)記録ヘッド側を撥水処理し、インク
タンク側を親水処理した場合、親水処理されたインクタ
ンク側の連結部ではインクと部材間の分子間の結合力が
増大するため、インクはその位置で保持されるととも
に、撥水処理を施した記録ヘッド側の連結部ではインク
と部材間の結合力が減少するため、インクがインクタン
ク内部へ速やかに移動し、外部へのインク漏れやインク
飛散は抑制されることとなり、一層インク漏れに対する
対応が確実となる。
【0014】(3)また、前記記録ヘッドの連結部側あ
るいは前記インクタンクの連結部側に吸収体を施すこと
によっても外部へのインク漏れやインク飛散は抑制され
ることとなり、一層インク漏れに対する対応が確実とな
る。
【0015】以上説明したように、記録ヘッドとインク
タンクの分離時に生ずるインク漏れやインク飛散を防止
できるため、製品の信頼性と安全性向上につながる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0017】まず、第1実施例について説明する。
【0018】図1は本発明の実施例を示す斜視図で記録
ヘッド2aとインクタンク2bとキャリア1の位置関係
を示し、図2はインクジェット記録装置の全体図であ
る。
【0019】図2において、キャリア1には、記録ヘッ
ド2aとインクタンク2bとが連結したインクジェット
カートリッジ2が搭載されている。このキャリア1の記
録ヘッド2a側の一端部は、シャーシ3に回動自在に取
り付けられたリードスクリュー4にその軸方向に摺動可
能に嵌合され、キャリア1の他端部には、ガイド(不図
示)が配設されており、該ガイドがシャーシ3に形成さ
れたガイドレール3cにリードスクリュー4の軸方向と
平行に摺動自在に嵌入されてキャリア1の姿勢が常に一
定に保たれながらリードスクリュー4の回転に伴ってそ
の軸方向に往復移動可能な構成となっている。
【0020】前記リードスクリュー4は、その図示左側
の一端に固着されたリードギヤ4bとキャリアモータ5
の出力軸25に取り付けられたキャリアモータピニオン
20と噛合しキャリアモータ5の駆動により正転、逆転
に伴ってリードスクリュー4に螺旋状に所定のピッチで
形成されたリード溝4aに嵌入する前記キャリア1に嵌
入されたリードピン6によって前記キャリア1が往復駆
動される。前記リードピン6は前記リードスクリュー4
とのがたをなくすためにリードピンバネ7によりリード
スクリュー4のリード溝4aに付勢されている。また、
リード溝4aは前記キャリアモータピニオン20がリー
ドスクリュー4の回転駆動力を伝えている間、記録ヘッ
ド2aの吐出口面2bがキャップ21に対向した位置に
停止するような形状に形成されている。
【0021】前記記録ヘッド2aの吐出口面2cに対向
する記録用紙8の搬送は搬送ローラ9に圧接するピンチ
ローラ10によって前記記録用紙8を前記搬送ローラ9
に圧接し前記搬送ローラ9を紙送りモータ11により適
宜回転させることにより印字部へ必要なだけ送られる。
印字後は拍車12と前記拍車12に圧接する排紙ローラ
13により装置外へ排出される。前記搬送ローラ9およ
び排紙ローラ13の駆動は紙送りモータ11によって行
われるが、その駆動力の伝達は前記紙送りモータ11の
軸に取り付けられたかさば歯車からなる紙送りモータピ
ニオン14、かさば歯車15、ウォームローラ16、搬
送ホイール17、排紙ホイール18によって行われる。
紙送りモータピニオン14の回転はかさば歯車15によ
って回転方向が直角に変えられ平歯車部によってウォー
ムローラ16に伝えられる。ウォームローラ16にはそ
のつば状の部分16aに渦巻状の平面ウォームが形成さ
れていて(不図示)搬送ローラ9に取り付けられた搬送
ホイール17と噛合し搬送ローラ9を駆動する。排紙ロ
ーラ13の駆動はウォームローラ16の円筒部16bに
形成された(不図示)ウォームが排紙ローラ駆動軸19
に取り付けられた排紙ホイール18と噛合する事により
行われる。
【0022】印字面の裏側に配設された紙をガイドする
部材であるプラテン27の裏側に排インク吸収体28が
収納されていて、後述する伝動機構部24により駆動さ
れたポンプユニット23により排インク管へ送り出す排
インクが排出される。
【0023】前記排インク吸収体28は、ポリエステル
等の綿状のもの、もしくはスポンジ等の液体を吸収保持
するものである。 また、前記ポンプユニット23に接
続されている排インク管は、排インク吸収体28の内部
に適宜長さだけ挿入されている。
【0024】前記搬送ローラ9の図示左側には、記録ヘ
ッド2aのインク吐出機能を回復させるための回復装置
が設けられている。
【0025】図3に示すように、この回復装置は、記録
ヘッド2aの吐出口面2cをキャッピングするキャップ
21と、その内部を負圧にし、吐出口面2cから強制的
に排出された排インクをキャップ21から吸引して、排
インク管31dに送り出すポンプユニット23と、前記
キャップ21を吐出口面2cに対して前後移動させ、か
つ、前記ポンプユニット23に駆動力を伝動するための
公知のカム、歯車機構からなる伝動機構部(タイミング
ギア)24とから構成されている。該タイミングギア2
4には、キャリアモータの回転駆動力がキャリアモータ
ピニオン20を介して伝えられる。
【0026】また、ポンプユニット23は、図4に示す
ようなプランジャポンプの構成になっている。
【0027】31はシリンダであり、円筒状のシリンダ
部31aと、後述するプランジャ22をガイドする部
(不図示)を有しており、軸方向に一部を切欠いて、イ
ンク流路を形成している。31bはキャップレバー受け
で後述するレバーシールが嵌入するように形成される。
また、31cはインク吸引口で所定の位置に開口してい
る。31dは排インク管で一体に形成され先端部を排イ
ンク吸収体28に挿入してある。また、31eはキャッ
プ開閉用の突起でタイミングギア24のキャップ開閉用
カム24aによって押されて、シリンダ31が回転して
キャップ21の開閉を行っている。
【0028】22はプランジャであり、動作軸22a、
ピストン押さえ22b、ピストン受け22c、ポンプシ
ール押さえ22dが形成されており、インク流路となる
溝22eが前記動作軸22aに連続して形成されてい
る。この溝は前述のシリンダ31のガイド部に一部が嵌
入しており、プランジャ22の回転を止めている。動作
軸22aにはプランジャ22の往復運動を制御するリー
ド溝22fが形成されており、ストロークギア5の不図
示の突起部がこのリード溝22bに嵌入されており、ス
トロークギア5の正転逆転によって、プランジャ22に
所望のストローク量を与えて、負圧を発生させることが
できる。
【0029】32はピストンでNBR等のゴム材であ
り、外径は前記シリンダ31の内径より所定量大きく形
成され、前記シリンダ31に挿入されたときは適度に圧
縮している。
【0030】33はポンプシールでシリコンゴムやNB
R等のゴム材であり、前記シリンダ31に嵌入され、プ
ランジャ22と所定の圧接力が得られるように若干内径
が小さく設定されており、かつ、シリンダ31内をプラ
ンジャ22のポンプシール押さえ22dおよびピストン
受け22cに押されて、往復運動することが可能であ
る。また、表面に潤滑塗装を施して、シリンダ31およ
びプランジャ22との摺動力を低減してもよい。
【0031】34はキャップレバーでインクガイド(不
図示)が、後述するキャップレバーシールに付勢して、
他方の回転軸34aがシリンダ31の穴31fにスナッ
プフイットで取り付けられており、回動自在になってい
る。
【0032】35はキャップレバーシールで前記のキャ
ップレバー34のインクガイドが圧入され、さらにシリ
ンダ31のキャップレバー受け31bに圧入される。
【0033】21はキャップであり、断面がおむすび状
の環状の塩素化ブチルゴム等の弾性部材であり、前記キ
ャップレバー34のキャップ取付部34bに取り付けら
れている。
【0034】42は予備吐出パッドであり、前述の図3
に示したブレードクリーナ39と同様に高分子吸収体で
できており、前述のキャップレバー34に装着されてい
る。該予備吐出パッドは、吐出口面2cのインク乾燥を
防止するために印字中に、通常の印字作業とは別にイン
クを吐出させる予備吐出のインクを吸収するためのもの
である。
【0035】ここで、インクジェットカートリッジ2と
キャリア1の関係について詳しく説明する。
【0036】図1に示すように、記録ヘッド2aとイン
クタンク2bとが、それぞれの連結棒2dと連結穴2e
との嵌入で連結されている。これらの連結および分離操
作はキャリア1に設けられたレバー等で、キャリア上に
おいて行われるが、ここでは、それについての説明およ
び図は省略する。
【0037】この記録ヘッド2aとインクタンク2bが
連結したインクジェットカートリッジ2が、通常キャリ
ア上に装着されて印字作業が行われる。43は本発明に
係る吸収体であり、高分子ポリマー等でできており、連
結棒2dと連結穴2eの連結部の下にくるように、キャ
リア上に両面テープ等で、貼り付けられ、即ち、記録ヘ
ッドとインクタンクの結合部近傍に設けられている。し
たがって、記録ヘッド2aとインクタンク2bを分離す
る際に、連結棒2dの外周や連結穴2eの端部に付着し
たインクが、落下するのを受け止め、吸収体43で保持
して外部への流出を防止している。ここで、本発明にお
いて「結合部近傍」とは結合部を含むその周辺であって
記録ヘッドとインクタンクの分離時にインク漏れやイン
ク飛散が生じる領域をいう。
【0038】つぎに、第2実施例について説明する。図
5に示すように、キャリア1の連結棒2dと連結穴2e
の連結部の下に溝1bを設けたものである。この実施例
は、第1実施例のように吸収体43を所望の位置に貼付
できない場合に有効であり、吸収体43を任意の位置に
貼付できる。まず、連結部から落下したインクは、この
溝1bに入り、毛細管現象で溝1bに沿って流れ、最終
的には、その先端に貼付されている吸収体43に到達
し、そこで保持される。
【0039】つぎに、第3実施例について説明する。図
6に示すように本実施例は、吸収体43を記録ヘッド2
aに貼付したものである。また、図7のように、吸収体
43を、連結棒2dの外周に嵌入させ、圧縮バネ44で
インクタンク2c側に押圧し、分離時には連結棒2dの
外周のインクを吸収しながら連結棒2dが抜ける構成と
することもできる。さらに、記録ヘッド2aまたはイン
クタンク2cの少なくとも一方に溝を設けて第2実施例
と同様の効果をもたらす構成としてもよい。
【0040】つぎに、第4実施例について説明する。図
8に示すように本実施例は、第1実施例での吸収体をイ
ンクタンク側に応用した場合である。
【0041】つぎに、第5実施例について説明する。図
9に示すように本実施例は、連結棒2dを撥水処理、連
結穴2eを親水処理したものである。この場合には、イ
ンクは撥水処理を施してある連結棒2dに付着すること
はなく、常に親水処理を施してあるインク穴2eの方に
付着するため、インクタンク2c内から外部にインクが
漏れることはなくなる。
【0042】以上説明したように、これらの実施例はそ
れ単独でも効果をあげることができるが、これらを複数
組み合わせた構成とすることにより、さらに信頼性の高
いインクジェット記録装置を提供することが出来る。
【0043】図10は本実施例に関する記録装置を組み
込んだ情報処理装置604の外観を表わす模式的斜視図
である。
【0044】図10において、601は上述のプリンタ
部、602は文字や数字およびその他のキャラクタを入
力するためのキーや、各種指令を与えるためのキーなど
を備えたキーボード部、603は表示器を備える表示部
である。
【0045】なお、他に上記の電気回路に電力を供給す
るための電源部があり、これには例えば充電式のバッテ
リーや、使い捨ての乾電池、あるいは情報処理装置本体
を固定して使用する場合のAC電源用交換器などがあ
る。
【0046】(その他)なお、本発明は、特にインクジ
ェット記録方式の中でもバブルジェット方式の記録ヘッ
ド、記録装置において優れた効果をもたらすものであ
る。
【0047】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。
【0048】この方式は所謂オンデマンド型、コンティ
ニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オン
デマンド型の場合には、液体(インク)が保持されてい
るシートや液路に対応して配置されている電気熱変換体
に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度
上昇を与える少なくとも1つの駆動信号を印可すること
によって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せしめ、記
録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結果的にこ
の駆動信号に一対一対応した液体(インク)内の気泡を
形成できるので有効である。
【0049】この液体の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に
優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているような物が適している。
【0050】なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、さらに優れた記録を行うことが
できる。
【0051】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合せ構成(直線状液流路または直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号や熱エネルギの圧力波
を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特
開昭59−138461号公報に基いた構成としても本
発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの形態
がどのようなものであっても、記録を確実に効率よく行
いうるからである。
【0052】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明を適用することができる。その
ような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せに
よってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1
個の記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。加え
て、上例のようなシリアルタイプのものでも装置本体に
装着されことで、装置本体との電気的な接続や装置本体
からのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイ
プの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0053】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して一個の
みが設けられたものの他、記録色や濃度を異にする複数
のインクに対応して複数個設けられるものであっても良
い。
【0054】さらに加えて、本発明のインクジェット記
録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器
の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と
組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するフ
ァクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
【0055】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0056】インクジェット記録装置を構成するキャリ
ア上にインク飛散防止用の吸収体及び/または溝を施す
ことにより、記録ヘッドとインクタンクとの分離時の漏
れインクや飛散インクを良好にトラップできるため、装
置内部にインクが流れ出すような事態を抑制でき、製品
の信頼性と安全性向上につながるインクジェット記録装
置を提供することができる。さらに、記録ヘッド側を撥
水処理、インクタンク側を親水処理する構成、あるいは
上記キャリア上の構成に加え前記記録ヘッドの連結部側
あるいは前記インクタンクの連結部側に吸収体を施す構
成によっても外部へのインク漏れやインク飛散は抑制さ
れることとなり、一層インク漏れに対する対応が確実と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるキャリアとインク
ジェットカートリッジの構造を示す一部透視斜視図であ
る。
【図2】本発明の装置の実施例を示す全体図であり、一
部透視斜視図である。
【図3】本発明の実施例における回復装置の構造を示す
一部透視斜視図である。
【図4】本発明の実施例におけるポンプユニットの構造
を示す一部透視斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例におけるキャリアとインク
ジェットカートリッジの構造を示す一部透視斜視図であ
る。
【図6】本発明の第3実施例におけるインクジェットカ
ートリッジの構造を示す一部透視斜視図である。
【図7】本発明の第3実施例におけるインクジェットカ
ートリッジの構造を示す一部透視斜視図である。
【図8】本発明の第4実施例におけるインクジェットカ
ートリッジの構造を示す一部透視斜視図である。
【図9】本発明の第5実施例におけるインクジェットカ
ートリッジの構造を示す一部透視斜視図である。
【図10】本実施例に関する記録装置を組込んだ情報処
理装置の一例を示す模式的斜視図である。
【符号の説明】
1 ・・・ キャリア 1b ・・・ 溝 2 ・・・ インクジェットカートリッジ 2a ・・・ 記録ヘッド 2b ・・・ インクタンク 2c ・・・ 吐出口面 2d ・・・ 連結棒 2e ・・・ 連結穴 3 ・・・ シャーシ 4 ・・・ リードスクリュー 5 ・・・ キャリアモータ 9 ・・・ 搬送ローラ 11 ・・・ 紙送りモータ 23 ・・・ ポンプユニット 43 ・・・ 吸収体 44 ・・・ 圧縮バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/175 B41J 2/01

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットカートリッジを搭載した
    キャリアを移動させながら、記録ヘッドの吐出部からイ
    ンクを吐出させて記録を行うインクジェット記録装置
    で、前記インクジェットカートリッジが記録ヘッドとイ
    ンクタンクを有しており、かつ、それらが分離できるよ
    うになっているインクジェット記録装置において、 前記記録ヘッドとインクタンクの結合部近傍であって、
    前記キャリア上にインク飛散防止用の吸収体が設けられ
    ていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インクジェットカートリッジを搭載した
    キャリアを移動させながら、記録ヘッドの吐出部からイ
    ンクを吐出させて記録を行うインクジェット記録装置
    で、前記インクジェットカートリッジが記録ヘッドとイ
    ンクタンクを有しており、かつ、それらが分離できるよ
    うになっているインクジェット記録装置において、 前記記録ヘッドとインクタンクの結合部近傍であって、
    前記キャリア上にインク飛散防止用の溝が設けられてい
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記結合部から落下し溝に沿って流れる
    インクを吸収する吸収体が、前記キャリア上に設けられ
    ていることを特徴とする請求項2記載のインクジェット
    記録装置。
  4. 【請求項4】 記録ヘッドとインクタンクと、それらを
    相互に分離可能にする連結部とを有するインクジェット
    カートリッジを搭載したキャリアを移動させながら、
    記録ヘッドの吐出部からインクを吐出させて記録を行う
    インクジェット記録装置において、該記録ヘッドの連結部側は撥水処理が施され、かつ該イ
    ンクタンクの連結部側は親水処理が施されていることを
    特徴とするインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜のいずれかに記載のインク
    ジェット記録装置において、 前記インクジェットカートリッジを構成する分離可能な
    記録ヘッドとインクタンクとの連結部であって、前記記
    録ヘッドの連結部側は撥水処理が施され、かつ前記イン
    クタンクの連結部側は親水処理が施されていることを特
    徴とするインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜のいずれかに記載のインク
    ジェット記録装置において、 前記インクジェットカートリッジを構成する分離可能な
    記録ヘッドとインクタンクとの連結部であって、前記記
    録ヘッドの連結部側、または前記インクタンクの連結部
    側に吸収体が設けられていることを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
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