JP3402708B2 - インクジェット装置及びインクジェット装置の駆動方法 - Google Patents

インクジェット装置及びインクジェット装置の駆動方法

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JP3402708B2 JP33110293A JP33110293A JP3402708B2 JP 3402708 B2 JP3402708 B2 JP 3402708B2 JP 33110293 A JP33110293 A JP 33110293A JP 33110293 A JP33110293 A JP 33110293A JP 3402708 B2 JP3402708 B2 JP 3402708B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットヘッド
の吐出口からのインク吐出を良好な状態に維持し或いは
その様な状態に回復させるために吐出口からインク排出
を行うためのポンプを有するインクジェット装置及びイ
ンクジェット装置の駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、インクジェット記録装置の回
復系に搭載されたインク排出手段であるポンプとして
は、主としてプランジャポンプが例えばユニット化され
て用いられている。このポンプでは、シリンダ内を往復
運動するピストンのシリンダとの接触シール面は、シリ
ンダの内面に密着している。また、ピストンとシリンダ
との間に設けられるシール部材は、ピストンの軸(プラ
ンジャ)に密着している。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】この様な従来のイ
ンクジェット記録装置においては、ピストンの接触シー
ル面やシール部材に付着したインクが、例えば長期間の
放置後に増粘してしまうことがあった。ピストンの接触
シール面にはシリンダに密着する様に常に圧力が加わっ
ているため、増粘したインクによってピストンがシリン
ダの内面に強固に固着してしまうこともあった。また、
シール部材にもプランジャに密着する様に常に圧力が加
わっているため、増粘したインクによってシール部材が
プランジャに強固に固着してしまうこともあった。
【0004】この結果、しばらく放置された後にポンプ
を駆動させる場合、駆動源が発生する駆動エネルギー以
上にポンプの固着が強固になってしまい、装置の動作が
行えなくなり、製品を修理せざるを得なくなることがあ
った。これでは装置の信頼性が著しく低下してしまうた
め、一般的にはこのような固着状態になってもポンプユ
ニットの駆動が行える様に、駆動源の駆動力を必要量以
上に大きいものとして対処する手法がとられてきた。
【0005】しかし、この様な対処の仕方では、ポンプ
の固着が生じていないときに余分なエネルギーを浪費す
るだけでなく、余分なエネルギーは主に騒音として現れ
てしまい、問題となっていた。
【0006】特に、耐水性のインクを使用した場合に
は、含有する不揮発成分が比較的多いため、前述の問題
が一層発生しやすかった。
【0007】本発明の目的は、エネルギーの浪費や騒音
の発生を抑え、前述した問題が発生しない信頼性の高い
インクジェット装置及びインクジェット装置の駆動方法
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
本発明のインクジェット装置は、インクジェットヘッド
の吐出口からインクを排出させるための、シリンダと該
シリンダ中を動くピストンとを具えるポンプを有するイ
ンクジェット装置において、前記ポンプが駆動されない
時間に応じて前記ポンプを駆動させる駆動シーケンス
を、前記ピストンを一方向にだけ動かす始動時シーケン
スと前記ピストンを前記一方向と逆の方向に動かすステ
ップを含む始動時シーケンスとのいずれかとなる様に異
ならせることにより前記ポンプの始動時に前記ポンプが
受ける衝撃を異ならせる駆動手段を有することを特徴と
する。
【0009】また、本発明のインクジェット装置の駆動
方法は、インクジェットヘッドの吐出口からインクを排
出させるための、シリンダと該シリンダ中を動くピスト
ンとを具えるポンプを有するインクジェット装置の駆動
方法において、前記ポンプが駆動されない時間に応じて
前記ポンプを駆動させる駆動シーケンスを、前記ピスト
ンを一方向にだけ動かす始動時シーケンスと前記ピスト
ンを前記一方向と逆の方向に動かすステップを含む始動
時シーケンスとのいずれかとなる様に異ならせることに
より前記ポンプの始動時に前記ポンプが受ける衝撃を異
ならせることを特徴とする。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】図2は本発明に係るインクジェット装置の
主要部を示す斜視図である。図2において、キャリア2
03には、記録手段を構成するインクジェットヘッド
(記録ヘッド)200とインクタンク201とが連結し
たヘッドカートリッジ202が搭載されている。このキ
ャリア203の記録ヘッド200側の一端部は、シャー
シ1に回動自在に取り付けられたリードスクリュー21
3にその軸方向に摺動可能に嵌合されている。キャリア
203の他端部にはガイドが配設されており、該ガイド
がシャーシ1に形成されたガイドレール2にリードスク
リュー213の軸方向と平行に摺動自在に嵌入されてい
る。キャリア203は、その姿勢が常に一定に保たれな
がらリードスクリュー213の回転に伴ってその軸方向
に往復移動可能な構成となっている。
【0012】図2に示す様に、リードスクリュー213
の左端に固着されたリードスクリューギア257と、キ
ャリアモータ255の出力軸に固着されたピニオンギア
256とは歯合している。また、図3に示す様に、リー
ドスクリュー213に螺旋状に所定のピッチで形成され
た案内条268に、キャリア203に取り付けられたリ
ードピン209が嵌入している。従って、キャリアモー
タ255の正転、逆転駆動に伴ってリードスクリュー2
13が回転すると、キャリア203が往復移動する。
尚、図3は本発明に係るキャリア軸受部を示す拡大断面
図である。
【0013】このインクジェット装置は、前記キャリア
203の往復移動に同期して記録ヘッド200が駆動さ
れてインクを記録信号に応じて吐出することにより、被
記録材3に一行記録を行うものである。この記録ヘッド
200は、微細なインクの吐出口と吐出口に連通するイ
ンク路と吐出口からインクを吐出するために利用される
エネルギーを発生するエネルギー発生手段とを備えてい
る。エネルギ発生手段としては、ピエゾ素子などの電気
機械変換体、レーザーなどの電磁波をインクに照射して
発熱させる手段、或いは熱エネルギーを発生する発熱素
子などの電気熱変換体等がある。これらの中でも、熱エ
ネルギー発生手段が設けられた記録ヘッドは、吐出口を
高密度に配列できるために高解像度の記録を行うことが
可能である。その中でも、電気熱変換体が設けられた記
録ヘッドは、コンパクト化も容易であり、かつ最近の半
導体分野における技術の進歩と信頼性の向上が著しいI
C技術やマイクロ加工技術の長所を十分に活用でき、高
密度実装化が容易で製造コストも安価なことから有利で
ある。
【0014】前記キャリア203のスキャンによって一
行記録を行うと、被記録材3を搬送手段によって一行分
搬送して次行記録を行うものであるが、この被記録材3
の搬送は、搬送ローラ4とこれに圧接するピンチローラ
8の回転対と、排出ローラ7とこれに当接する拍車6と
の回転対によって行われる。これを具体的に説明する
と、前記記録ヘッド200の吐出口面に記録面が対向す
る被記録材3を、ピンチローラ8によって搬送ローラ4
に圧接し、前記搬送ローラ4を紙送りモータ5によって
適宜回転させることにより、記録位置へ必要なだけ搬送
する。そして記録後は、拍車6によって被記録材3を排
出ローラ7に圧接し、この排出ローラ7の回転によって
装置外へと排出搬送する。前記搬送ローラ4および排紙
ローラ7の駆動は紙送りモータ5によって行われるが、
その駆動力の伝達は減速歯車列15により行われる。
【0015】図4は、リードスクリュー213を介して
キャリアモータ255の駆動力を回復系に伝えるクラッ
チ機構を含むリードスクリュー213の左端部を示す分
解斜視図である。リードスクリュー213の左端にはイ
ニシャルロック258、クラッチプレート260、クラ
ッチギア259、戻りバネ261、が配設されている。
イニシャルロック258はリードスクリュー213に固
定されている。クラッチギア259はリードスクリュー
213に対し軸方向摺動可能に嵌合し、一部がイニシャ
ルロック258の内部へ入り込むようになっている。す
なわち、クラッチギア259には円周上に非対称位置で
2箇所に突起262が形成され、この突起262はイニ
シャルロック258に突起262と同じ位相で形成され
た凹部263へ軸方向のみ動作可能に嵌合している。
【0016】クラッチギア259のリードスクリューギ
ア257側端面にはフランジ267があり、フランジ2
67上にはコントロールギア102への回転トリガを与
えるためのトリガ歯259aが形成されている。コント
ロールギア102は外周上にギアが形成されていて、リ
ードスクリュー213を回復系プレート271に組み込
んだときに、リードスクリュー213上のクラッチギア
259と噛み合う位置にある。しかし記録動作中はコン
トロールギア102は外周上のギアの一部が切りかかれ
た部分がクラッチギア259と対面していてコントロー
ルギア102がクラッチギア259と噛み合うことはな
い。このギアの切りかかれた部分の側面に、数歯の側面
ギア102hが形成されている。この側面ギア102h
は、クラッチギア259のトリガ歯259aと噛み合
い、コントロールギア102に回転トリガを与える。
【0017】図5は、本発明に係る回復系ユニットを示
す斜視図である。図5において、記録ヘッド200の吐
出口面をキャッピングするキャップ101と、その内部
を負圧にすることにより吐出口からインクをキャップ1
01を通して吸引して排インク吸収体に送り出すポンプ
ユニット150と、さらには前記キャップ101を吐出
口面に対して前後移動させ、かつ前記ポンプユニット1
50に駆動力を伝動し、さらに吐出口面に付着したイン
クを拭き取るワイピング機構を動作させるためのカム、
歯車機構からなる伝動機構部のコントロールギア102
等が構成されている。そして前記コントロールギア10
2には、前述のクラッチギア259を介して、キャリア
モータ255の回転駆動力が伝えられる。キャリアモー
タ255としてはパルスモータが使用されており、キャ
リアの主走査駆動及び回復機構の駆動を行っている。
【0018】図6は本発明に係るポンプユニットを示す
分解斜視図である。このポンプユニット150は、プラ
ンジャポンプの構成になっている。このポンプは、シリ
ンダ103と、該シリンダと密着して形成される内部空
間に記録ヘッドの吐出口からインクを排出させるための
圧力変化を生じせしめるピストンと、ピストンの軸部と
シリンダとの間にそれらと密着する様に設けられたポン
プシール110とを有する。ピストンは、軸104と該
軸に遊嵌された弾性部材105とを有するものである
が、便宜上、軸104をプランジャと、弾性部材105
をピストンと呼ぶことにする。シリンダ103とプラン
ジャ104はポリオキシメチレン(POM)から、ピス
トン105とポンプシール110はシリコンゴムから形
成されている。
【0019】キャップ101が記録ヘッド200の吐出
口を覆った状態でシリンダ103内をプランジャ104
に装着されたピストン105が往復運動することで内部
に負圧を発生させ、記録ヘッド200からキャップ10
1及びインク吸引口を介してインクを吸引し、吐出機能
を回復、或いは良好な状態に維持する。ピストン105
の往復運動はプランジャ104に設けられたリード溝1
04aと嵌合する突起を有するストロークギア106の
回転によって与えられる。さらに、ストロークギア10
6の回転力は前述のコントロールギア102と歯合する
ことで与えられており、結果的にキャリアモータ255
から回転駆動力が伝えられている。
【0020】キャップ101は記録ヘッド200に密
着、離反が可能になっており、その動作は前述のコント
ロールギア102のカムによってなされている。一般的
にキャップは、ガス透過性が低く、耐インク性に優れた
弾性体から形成されており、本実施例では塩素化ブチル
ゴムから形成されている。ポンプシール110はシリン
ダ103内周とプランジャ104外周との双方に密着し
ており、ポンプ内の閉空間を実現するために設けられた
弾性シール部材である。キャップレバー107は、キャ
ップ101とシリンダ103内部とを中継する部材であ
り、インク流路が設けてある。またインク流路は途中、
キャップレバーシール108とステンレス(SUS)鋼
球109によってシールされており、シリンダのインク
吸引口からキャップ101の記録ヘッドとの密着面10
1aとの間の気密性が確保されている。
【0021】図1は本発明の実施例に係るポンプの駆動
シーケンスを示す図である。本実施例ではパルスモータ
ーからなるキャリアモーターを回復機構の駆動にも用い
ているため、図1ではパルス数に対応したモーターの回
転角度に基づいて「吸引位置」など「位置」という言葉
を用いている。ポンプの駆動シーケンスについては、図
1の「A」〜「J」という各工程に基づいて説明でき
る。通常の印字(A)が終了して次の印字信号が送られ
てくるまでは、ポンプを含む装置本体は「回復系HP
(ホームポジション)」及び「吸引開始位置」を通過
(B,C)した後、「待機位置」にて待機している。装
置の使用を中止して電源を切る場合でも、この「待機位
置」にある状態で放置されることになる。「待機位置」
では、キャップによるヘッドの吐出口に対するキャッピ
ングがなされる。次の印字命令が入れば、すぐさま「H
1+H3」から「I」を通って「J」に戻り印字がなさ
れる。
【0022】吸引命令が送られてきた場合或いは装置の
電源を再投入した場合には、まず図1の「H1+H3」
の駆動が最初に行われる。「吸引開始位置」においてポ
ンプのピストンは上死点にあり、「待機位置」において
ポンプのピストンは上死点から下死点側に少し移動した
位置にあるので、ストロークを稼ぐために「H1+H
3」の駆動がなされるわけである。その後、「C」から
「J」までアルファベット順に駆動がなされる。「吸引
位置」では、キャップを介してヘッドの吐出口に連通す
るポンプの吸引口の位置までピストンが下がるので、ポ
ンプ内の吸引室(負圧発生室)と吐出口とが連通し、吐
出口から吸引がなされる。「吸引終了位置」では、ピス
トンが下死点にある。尚、「F」かR「J」ではキャリ
アモーターの正転による駆動が、「A」から「E」では
逆転による駆動がなされる。
【0023】第1実施例では、通常時と一週間(168
時間)以上の放置後最初とでパルスモーターの駆動シー
ケンスを変更することにより、放置後最初のポンプ駆動
シーケンスをポンプに対する衝撃の大きいものとした。
具体的には図1の「H1+H3」において、通常時には
周波数300pps、電圧14.0DCV、電流275
mAで146steps(H1,H3をそれぞれ73s
teps)一方向にモーターの駆動がなされているもの
について、一週間(168時間)以上の放置後には「H
1+H2+H1+H3」のシーケンスとして、H1の7
3stepsの後に逆方向のH2の73stepsを行
い、しかる後に「H1+H3」をそれぞれ73step
s行った(他の条件は通常時と同じ)。これにより、放
置後にはポンプが上下に無理矢理に動かされたので、ポ
ンプの固着を十分に解消してポンプを駆動させることが
できた。
【0024】第2実施例でも、通常時と一週間(168
時間)以上の放置後最初とでパルスモーターの駆動シー
ケンスを変更することにより、放置後最初のポンプ駆動
シーケンスをポンプに対する衝撃の大きいものとした。
具体的には図1の「H1+H3」において、通常時には
周波数300pps、電圧14.0DCV、電流275
mAで146steps(H1,H3をそれぞれ73s
teps)一方向にモーターの駆動がなされているもの
について、一週間(168時間)以上の放置後には「H
1+H3」を行った後逆行させて再び「待機位置」に戻
し、改めて「H1+H3」を行った(他の条件は通常時
と同じ)。これにより、放置後にはポンプが上下に無理
矢理に動かされたので、ポンプの固着を十分に解消して
ポンプを駆動させることができた。
【0025】第3実施例でも、通常時と一週間(168
時間)以上の放置後最初とでパルスモーターの駆動シー
ケンスを変更することにより、放置後最初のポンプ駆動
シーケンスをポンプに対する衝撃の大きいものとした。
具体的には図1の「H1+H3」において、通常時には
周波数300pps、電圧14.0DCV、電流275
mAで146steps(H1,H3をそれぞれ73s
teps)一方向にモーターの駆動がなされているもの
について、一週間(168時間)以上の放置後には「H
1+H2+H1+H2+H1+H3」のシーケンスとし
て、H1の73stepsの後に逆方向のH2の73s
tepsを行い、それらを再度繰り返し、しかる後に
「H1+H3」をそれぞれ73steps行った(他の
条件は通常時と同じ)。これにより、放置後にはポンプ
が上下に無理矢理に動かされたので、ポンプの固着を十
分に解消してポンプを駆動させることができた。
【0026】第4実施例は、第1実施例の内容と次の点
だけ異なる様にして行った。すなわち、通常時と一週間
(168時間)以上の放置後最初とでパルスモーターの
駆動周波数を変更することにより、放置後最初のポンプ
の駆動シーケンスを異ならしめるのみならず駆動力をも
高めた。具体的には図1の「H1」と「H2」におい
て、一週間(168時間)以上の放置後には周波数を1
00ppsと小さくして(他の条件は通常時と同じ)駆
動した。これにより、放置後には衝撃の大きな駆動シー
ケンスのみならず大きなポンプ駆動力をも得られたの
で、ポンプの固着を一層十分に解消してポンプを駆動さ
せることができた。
【0027】尚、以上の実施例に係る装置は補助電源と
してバッテリーをもっており、装置内のタイマーはこの
バッテリーからも電力を得られるので、装置の放置時間
の計測は装置本体の電源のオン・オフに関わりなくタイ
マーによって実行され得る。また、以上の実施例では、
ポンプが駆動されない所定時間として「週」を基準とし
て用いたが、本発明においてはこれに限らず種々の時間
を設定できる。
【0028】
【発明の効果】本発明では、ポンプが長期間にわたって
不使用状態で放置された後の最初の駆動時に通常より衝
撃のある様な駆動シーケンスで駆動するため、ポンプの
部品同士がインクによって固着していても、ポンプを容
易に始動できる。また、通常のポンプ駆動時には必要十
分で適切な規模の駆動シーケンスで駆動するので、余分
なエネルギーを浪費したり、騒音を発生したりしない。
従って本発明によれば、信頼性の高いインクジェット装
置及びインクジェット装置の駆動方法を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るポンプの駆動シーケンス
を示す図である。
【図2】本発明に係るインクジェット装置の主要部を示
す斜視図である。
【図3】本発明に係るキャリア軸受部を示す拡大断面図
である。
【図4】本発明に係るクラッチ機構を含むリードスクリ
ューの左端部を示す分解斜視図である。
【図5】本発明に係る回復系ユニットを示す斜視図であ
る。
【図6】本発明に係るポンプユニットを示す分解斜視図
である。
【符号の説明】
1 シャーシ 2 ガイドレール 4 搬送ローラ 5 紙送りモータ 101 キャップ 102 コントロールギア 103 シリンダ 104 プランジャ 105 ピストン 110 ポンプシール 200 インクジェットヘッド 201 インクタンク 203 キャリア 213 リードスクリュー 255 キャリアモータ 259 クラッチギア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−255361(JP,A) 特開 平5−318717(JP,A) 特開 平5−42675(JP,A) 特開 平7−186406(JP,A) 特開 平3−183556(JP,A) 特開 平4−73159(JP,A) 特開 平3−87268(JP,A) 特開 平4−131247(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/17 - 2/20 B41J 2/05

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドの吐出口からイン
    クを排出させるための、シリンダと該シリンダ中を動く
    ピストンとを具えるポンプを有するインクジェット装置
    において、前記ポンプが駆動されない時間に応じて前記
    ポンプを駆動させる駆動シーケンスを、前記ピストンを
    一方向にだけ動かす始動時シーケンスと前記ピストンを
    前記一方向と逆の方向に動かすステップを含む始動時シ
    ーケンスとのいずれかとなる様に異ならせることにより
    前記ポンプの始動時に前記ポンプが受ける衝撃を異なら
    せる駆動手段を有することを特徴とするインクジェット
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ポンプはシリンダと該シリンダと密
    着して形成される内部空間に前記吐出口からインクを排
    出させるための圧力変化を生じせしめるピストンとを有
    することを特徴とする請求項1のインクジェット装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段はモーターを含むことを特
    徴とする請求項1または2のインクジェット装置。
  4. 【請求項4】 前記モーターはパルスモーターであるこ
    とを特徴とする請求項3のインクジェット装置。
  5. 【請求項5】 前記ポンプが所定時間以上駆動されない
    ときの駆動シーケンスを、それ以外のときの駆動シーケ
    ンスの少なくとも一部を複数回繰り返すものとすること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかのインクジェット
    装置。
  6. 【請求項6】 前記インクジェットヘッドは前記吐出口
    からインクを吐出するために利用されるエネルギーを発
    生するエネルギー発生手段を有することを特徴とする請
    求項1〜5のいずれかのインクジェット装置。
  7. 【請求項7】 前記エネルギー発生手段は前記エネルギ
    ーとして熱エネルギーを発生する電気熱変換体であるこ
    とを特徴とする請求項6のインクジェット装置。
  8. 【請求項8】 前記駆動手段は前記ポンプが駆動されな
    い時間に応じて前記ポンプを駆動させる駆動力を異なら
    せることを特徴とする請求項1のインクジェット装置。
  9. 【請求項9】 インクジェットヘッドの吐出口からイン
    クを排出させるための、シリンダと該シリンダ中を動く
    ピストンとを具えるポンプを有するインクジェット装置
    の駆動方法において、前記ポンプが駆動されない時間に
    応じて前記ポンプを駆動させる駆動シーケンスを、前記
    ピストンを一方向にだけ動かす始動時シーケンスと前記
    ピストンを前記一方向と逆の方向に動かすステップを含
    む始動時シーケンスとのいずれかとなる様に異ならせる
    ことにより前記ポンプの始動時に前記ポンプが受ける衝
    撃を異ならせることを特徴とするインクジェット装置の
    駆動方法。
  10. 【請求項10】 前記ポンプが所定時間以上駆動されな
    いときの駆動シーケンスを、それ以外のときの駆動シー
    ケンスの少なくとも一部を複数回繰り返すものとするこ
    とを特徴とする請求項9のインクジェット装置の駆動方
    法。
  11. 【請求項11】 前記ポンプが駆動されない時間に応じ
    て前記ポンプを駆動させる駆動力を異ならせることを特
    徴とする請求項9のインクジェット装置の駆動方法。
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