JP6172585B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
前記第1方向において、前記第2供給ローラと前記第2排出ローラの少なくとも一方が、前記記録ヘッドの前記複数の記録素子が配置された、前記第1方向における記録範囲内に位置し、前記記録ヘッドは、前記第2搬送機構により搬送される前記第2の被記録媒体に対しては、前記第1方向に並ぶ前記複数の記録素子のうちの、前記第2供給ローラと前
記第2排出ローラとの間に配置される、一部の記録素子のみを用いて記録することを特徴とするものである。
前記第1方向に並ぶ前記複数のノズルのうちの、前記第2供給ローラと前記第2排出ローラとの間に配置される一部のノズルは、他のノズルよりも前記一端側に位置していることを特徴とするものである。
損失によって、パージ時のインク流速が小さくなるため、気泡を排出しにくい。本発明では、第2の被記録媒体の記録時に使用する一部のノズルが、他のノズルよりも、共通インク室のインク供給部との連通部側に位置している。つまり、第2の被記録媒体の記録時には、吐出異常の生じにくいノズルが使用される。
前記第1方向において、前記第2供給ローラは、前記記録ヘッドの前記複数の記録素子が配置された、前記第1方向における記録範囲内に位置し、前記記録ヘッドは、前記第2搬送機構により搬送される前記第2の被記録媒体に対しては、前記第1方向に並ぶ前記複数の記録素子のうちの、前記第2供給ローラと前記排出ローラとの間に配置される、一部の記録素子のみを用いて記録することを特徴とするものである。
101を挟んで、テープ101を吸着ローラ46に向けて搬送する。また、第2排出ローラ45は、押さえローラ48とともに、吸着ローラ46よりも搬送方向下流側の位置に設置されている。第2排出ローラ45は、押さえローラ48との間でテープ101を挟んで、吸着ローラ46上で画像や文字等が記録されたテープ101を吸着ローラ46から離れるように搬送する。このとき、2つのローラ44,45の間に位置する吸着ローラ46は図6の反時計回りに回転すると同時に、吸着ローラ46の上部に吸着されているテープ101の部分が、搬送方向に搬送されることとなる。
一部のノズル16のみを使用して、テープ101への記録を行うことになる。
図8に示すように、第2搬送機構6の第2供給ローラ44と第2排出ローラ45の両方が、第1方向において、インクジェットヘッド4の記録範囲内に位置してもよい。この場合は、テープ101への記録時には、記録範囲内の複数のノズル16のうち、第2供給ローラ44と第2排出ローラ45の間に位置するノズル16が使用される。
インクジェットプリンタ1において、記録用紙100の縁部に余白を設けることなく画像等を記録する、いわゆる縁無し印刷を可能とするには、記録用紙100の縁に向けて吐出されたものの記録用紙100に着弾しなかったインクを受ける、インク受容部が必要になる。図9では、プラテン2の、インクジェットヘッド4の第1方向における記録範囲内において、第2搬送機構6が配置されている開口2aとは別の位置にインク受容部50が設けられている。別の言い方をすれば、前記記録範囲内において、第2排出ローラ45とインク受容部50とが第1方向において並べられている。また、インク受容部50には、インクを吸収する吸収体51が収容されている。図9のような構成とすることで、幅の小さいテープ101への記録機能と、幅の大きい記録用紙100への縁無し印刷機能とを兼
ね備えたプリンタが提供される。
4色のインクをそれぞれ吐出する4種類のノズル16の間で、ノズルの数(配列長さ)が異なる場合がある。例えば、図10(a)では、イエロー、シアン、マゼンの3色のカラーインクをそれぞれ吐出する3種類のノズル16y,16c,16m(第1記録素子)は、第1方向における第1範囲L1にわたって並べて配置されている。一方、ブラックインクを吐出するノズル16k(第2記録素子)は、カラーインクを吐出するノズル16y,16c,16mよりもノズルの数が多い(ノズル16の配列長さが長い)。即ち、ブラックインクのノズル16kは、前記第1範囲L1を含み、且つ、この第1範囲L1よりも第1方向に長い第2範囲L2にわたって並べて配置されている。
図11に示すように、プラテン2の開口2aが、記録用紙100が搬送される領域よりも走査方向外側に形成されて、テープ101が記録用紙100の搬送領域よりも外側の領域に搬送されてもよい。但し、この場合は、テープ101に記録する際には、記録用紙100へ記録する場合よりも、インクジェットヘッド4がさらに走査方向外側の領域まで移動する必要がある。従って、前記実施形態の図1の構成と比較すると、プリンタ1の走査方向のサイズが大きくなる場合がある。
第2搬送機構6により搬送されるテープ101の搬送位置が、上下方向において、記録用紙100の搬送位置と同じか、それよりも、インクジェットヘッド4に近い位置にあってもよい。例えば、図12では、吸着ローラ46の上端がプラテン2の上面と面一になっており、吸着ローラ46に吸着されたテープ101は、プラテン2の上面よりも上方に位置している。この形態においては、記録用紙100の記録を行う際には、記録用紙100との干渉を避けるために、テープ101を第2搬送機構6から取り外す必要がある。一方で、前記実施形態と比べると、インクジェットヘッド4からテープ101までの距離は小さくなるため、ノズル16から吐出されたインクの着弾ズレが小さくなることから、記録品質の面では有利である。尚、変更形態の図11のように、記録用紙100が搬送される範囲外にテープ101が搬送される形態であれば、テープ101が第2搬送機構6にセットされていても搬送される記録用紙100と干渉することはないため、記録用紙100の記録時にテープ101を取り外す必要はない。
前記実施形態では、図5、図6に示すように、インクジェットヘッド4と対向する領域における、第1搬送機構5による記録用紙100の搬送方向と第2搬送機構6によるテープ101の搬送方向が同一であったが、それぞれの搬送方向が逆であってもよい。例えば、第1搬送機構5によって図1の下方に記録用紙100が搬送される場合に、第2搬送機
構6によって図1の上方にテープ101が搬送される構成であってもよい。
記録用紙100よりもサイズの小さい第2の被記録媒体としては、前記実施形態のテープ101のように、連続した帯状のものには限られない。例えば、名刺サイズの用紙や付箋紙等の、記録用紙100よりも幅及び長さがそれぞれ小さい、小サイズ矩形用紙であってもよい。特に、第2の被記録媒体が、その第1方向(搬送方向)の長さが、第1搬送機構5の第1供給ローラ18と第1排出ローラ19の第1方向の離間距離よりも短いものである場合は、そもそも、この第2の被記録媒体を第1搬送機構5で搬送することはできない。そのため、本発明を適用して第2の被記録媒体を搬送する専用の第2搬送機構6を設け、さらに、この第2搬送機構6の2つのローラの離間距離はできるだけ小さくすることが好ましい。
第2の被記録媒体を搬送する第2搬送機構6は、搬送する第2の被記録媒体のサイズや形状に応じて、適宜変更可能である。例えば、図13に示すように、第2搬送機構6が、前記実施形態の吸着ローラ46の代わりにプラテン2の上面と平行な載置面2bを有し、この載置面2bを第1方向に挟むように、第2供給ローラ44と第2排出ローラ45とが配置されていてもよい。
インクジェットヘッド4で記録された第2の被記録媒体を、第1搬送機構5の第1排出ローラ19によって排出してもよい。例えば、図14に示すように、プラテン2の、第2排出ローラ45と第1排出ローラ19の間の部分の上面が、搬送方向に向かうほど上方に傾斜した案内面2cとなっている。案内面2cは、第2排出ローラ45から第1排出ローラ19へテープ101を導く。尚、図14では、第2排出ローラ45を第1排出ローラ19にできるだけ近づけるために、この第2排出ローラ45は記録範囲よりも搬送方向下流側に配置され、逆に、第2供給ローラ44が、前記記録範囲内に位置している。この構成では、インクジェットヘッド4で記録されたテープ101が、第2排出ローラ45から案内面2cで案内されつつ第1排出ローラ19へ送られる。つまり、記録用紙100とテープ101が同じ第1排出ローラ19によって排出されることから、記録用紙100とテープ101とで排出経路が共通化される。
上述した図14の変更形態9において、さらに、第2排出ローラ45が省略されてもよい。即ち、図15に示すように、記録範囲内に配置された第2供給ローラ44から、インクジェットヘッド4と対向する、プラテン2の載置面2bに向けてテープ101が送られる。インクジェットヘッド4で記録されたテープ101は、載置面2bに連続する案内面2cによって第1排出ローラ19まで案内される。尚、図15のローラ49は、テープ101の浮き上がりを防止するための押さえローラである。
前記実施形態では、インクジェットヘッド4が、走査方向(第2方向)に移動しながら被記録媒体(記録用紙100及びテープ101)にインクを吐出する、いわゆるシリアルタイプのヘッドであるが、本発明の適用対象はこれには限られない。即ち、図16に示すように、プリンタ61のインクジェットヘッド64は、固定された状態でインクを吐出する、いわゆるラインタイプのヘッドであってもよい。具体的には、インクジェットヘッド64は、それぞれ第2方向に平行に延び、且つ、第1方向に並べられた複数のノズル列を有する。第2の被記録媒体であるテープ101に記録を行う場合には、前記複数のノズル列のうち、第2供給ローラ44と第2排出ローラ45の間に位置するノズル列のみを使用
する。
2 プラテン
2c 案内面
4 インクジェットヘッド
5 第1搬送機構
6 第2搬送機構
16 ノズル(記録素子)
18 第1供給ローラ
19 第2排出ローラ
25 マニホールド
26 インク供給孔
44 第2供給ローラ
45 第2排出ローラ
50 インク受容部
61 プリンタ
64 インクジェットヘッド
100 記録用紙
101 テープ
Claims (8)
- 配列方向に並ぶ複数のノズルで構成されたノズル列を有する記録ヘッドと、
前記ノズル列に属する複数のノズルの全てと対向するように、前記配列方向に第1の被記録媒体を搬送する、第1搬送機構と、
前記ノズル列に属する複数のノズルの一部で構成された一部のノズルであって、前記ノズル列に属する複数のノズルのなかの1つのノズル若しくは前記配列方向に連続する2つ以上のノズルで構成される前記一部のノズルのみに対向するように、前記配列方向に第2の被記録媒体を搬送する、第2搬送機構と、
を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記第1搬送機構は、
前記配列方向に前記記録ヘッドを挟むように配置された第1供給ローラと第1排出ローラを有し、前記第1供給ローラと前記第1排出ローラによって前記第1の被記録媒体を搬送するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記第2搬送機構は、
前記配列方向に間隔を空けて配置された第2供給ローラと第2排出ローラを有し、前記第2供給ローラと前記第2排出ローラによって前記第2の被記録媒体を搬送するように構成され、
前記第2供給ローラと前記第2排出ローラの前記配列方向の離間距離は、前記第1供給ローラと前記第1排出ローラの前記配列方向の離間距離よりも小さく、
前記配列方向において、前記第2供給ローラと前記第2排出ローラの少なくとも一方が、前記記録ヘッドの前記ノズル列が配置された、前記配列方向における記録範囲内に位置することを特徴とする請求項2に記載の記録装置。 - 前記第2搬送機構は、
前記一部のノズルと対向するローラであって、その周面に前記第2の被記録媒体を吸着して前記第2の被記録媒体を搬送する前記ローラを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。 - 前記第2搬送機構は、
前記配列方向の間隔を空けて配置された第2供給ローラと第2排出ローラを有し、前記第2供給ローラと前記第2排出ローラによって前記第2の被記録媒体を搬送するように構成され、
前記第2供給ローラと前記第2排出ローラの前記配列方向の離間距離は、前記ノズル列よりも短く、
前記配列方向において、前記第2供給ローラと前記第2排出ローラの少なくとも一方が、前記記録ヘッドの前記ノズル列が配置された、前記配列方向における記録範囲内に位置することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記第2の被記録媒体の、前記配列方向の長さは、前記第1供給ローラと前記第1排出ローラの前記配列方向の離間距離よりも短いことを特徴とする請求項2又は3に記載の記録装置。
- 前記第2の被記録媒体の、前記配列方向と直交する方向の幅が、前記第1の被記録媒体と比べて小さいことを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の記録装置。
- 前記記録ヘッドは、
前記第1搬送機構により搬送される前記第1の被記録媒体に対しては、前記複数のノズルの全てを用いて記録を行い、
前記第2搬送機構により搬送される前記第2の被記録媒体に対しては、前記一部のノズルのみを用いて記録を行うことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の記録装置。
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