JP6642304B2 - インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェットヘッド及びインクジェット記録装置に関する。
従来、インクジェットヘッドに設けられている複数の微細なノズルからインクを射出して記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置が知られている。
また、近年では、インクジェット記録装置により形成される画像の高精度化が求められており、例えば、ノズル間隔を狭くして、ノズルを二次元に高密度に配置したインクジェットヘッドが知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載のインクジェットヘッドは、複数のノズルの各々に対応して設けられたインクを貯留する圧力室と、当該圧力室内のインクに圧力を付与する圧電素子が設けられており、当該圧電素子の供給側の電極に駆動電流が供給され、当該圧電素子の接地側の電極から共通電極を介してグランド部へ電流が流れるように構成されている。また、圧電素子に給電する際に使用する個別配線の周囲には、配線間の絶縁性を確保するために絶縁層が設けられている。
再公表特許WO2011/068006号公報
ノズルを高密度に配置したインクジェットヘッドでは、圧電素子も高密度に配置する必要があるため、当該圧電素子に給電するための個別配線の間隔が非常に狭くなる。
このようなインクジェットヘッドにおいて、個別配線の周囲に絶縁膜を形成する過程で、膜の一部にピンホール等の欠陥が発生した場合、配線間隔が狭いため、個別配線間の絶縁性が確保できなくなる場合があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、本発明の課題は、ノズルを高密度に配置した場合であっても、優れた電気絶縁性を確保することができるインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、インクジェットヘッドであって、
複数のノズルが形成されたノズル基板と、
前記複数のノズルの各々に連通し、インクを貯留する複数の圧力室が形成された圧力室基板と、
前記複数の圧力室の各々に対応して設けられ、対応する前記圧力室内のインクに圧力を付与する複数の圧力発生手段を格納する導電性のスペーサー基板と、
前記圧力発生手段の各々に駆動電位を供給する第1電極に接続する個別配線と、
を有するインクジェットヘッドにおいて、
前記個別配線の一部はスペーサー基板内の前記複数の圧力発生手段を格納する空間部を除く箇所の上部に形成されており、
前記個別配線の少なくとも前記スペーサー基板側の面に第1絶縁膜を有しており、
前記スペーサー基板の少なくとも前記個別配線が設けられる側の面に、ポリパラキシリレン又はその誘導体を含有する第2絶縁膜が積層されており、
前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜との間に隣接して、絶縁樹脂からなる密着層が積層されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記個別配線の前記スペーサー基板側とは反対側の面に更に絶縁膜を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のインクジェットヘッドにおいて、
配線用基材と、当該配線用基材に積層された前記絶縁膜、前記個別配線及び前記第1絶縁膜と、を有する配線基板を備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記密着層は、複数の層によって積層形成されており、
前記複数の層のうち、前記第1絶縁膜に面する層は、前記第2絶縁膜よりも前記第1絶縁膜に接着性が高く、前記第2絶縁膜に面する層は、前記第1絶縁膜よりも前記第2絶縁膜に接着性が高いことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記スペーサー基板は、前記複数の圧力室の各々へのインク供給路であるインク導通路を有し、
前記インク導通路の流路表面に、前記第2絶縁膜が積層されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記スペーサー基板の前記個別配線が設けられた側とは反対側の面に、前記第2絶縁膜が積層されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記圧力発生手段の前記第1電極が設けられる側の反対側に設けられ、前記複数の圧力発生手段に対して共通にグランド電位を供給する第2電極を備え、
前記スペーサー基板は導電性を有し、前記第2電極と電気的に接続されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記第2電極は、前記複数の圧力発生手段のすべてに、前記グランド電位を共通に供給することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項又はに記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記第2電極は、前記圧力発生手段と前記圧力室との間に設けられ、前記圧力発生手段の変形を前記圧力室に伝える振動板であることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記第1絶縁膜が、二酸化ケイ素又は窒化ケイ素からなることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドにおいて、
前記スペーサー基板は、42アロイからなることを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、
請求項1〜11のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドを備えることを特徴とするインクジェット記録装置である。
本発明によれば、ノズルを高密度に配置した場合であっても、優れた電気絶縁性を確保することができるインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置を提供することができる。
インクジェット記録装置の概略構成を示す斜視図 インクジェットヘッドの上側からの斜視図 インクジェットヘッドの下側からの斜視図 インクジェットヘッドの要部の断面図 図3のIV部分について、ヘッドチップの一部を拡大した断面図 図4の変形例を示す断面図 ヘッドチップ内部のZ方向における位置関係を説明する模式図 スペーサー基板及び圧電素子の配列を示す透視平面図 図4のVIII部分について、ヘッドチップ内部の個別配線の周囲を拡大した断面図 図8の変形例を示す断面図 図4のVIII部分についてYZ平面で切断した断面の一部を示す断面図 ヘッドチップ及び接続部材の配線を説明するための模式図 欠陥のある第1絶縁膜に密着層を形成した例を示す断面図
添付図面を参照して本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
[インクジェット記録装置の概略]
インクジェット記録装置100は、プラテン101、搬送ローラー102、ラインヘッド103,104,105,106等を備える(図1)。
プラテン101は、上面に記録媒体Kを支持しており、搬送ローラー102が駆動されると、記録媒体Kを搬送方向(前後方向)に搬送する。
ラインヘッド103,104,105,106は、記録媒体Kの搬送方向の上流側から下流側にかけて、搬送方向に直交する幅方向に並列して設けられている。そして、ラインヘッド103,104,105,106の内部には、後述するインクジェットヘッド1が少なくとも一つ設けられており、例えば、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、又は黒(K)のインクを記録媒体Kに向けて吐出する。
なお、ラインヘッドを用いた記録媒体の搬送のみで描画を行う1パス描画方式での実施形態を例にして説明したが、適宜の描画方式に適用可能であり、例えば、スキャン方式を用いた描画方式を採用しても良い。
[インクジェットヘッドの構成]
インクジェットヘッド1は、ヘッドチップ2、共通インク室3、接続部材4及び駆動部5等を備えている(図2A、図2B、図3)。
ヘッドチップ2は、上下方向に複数の基板が積層されて構成されており、ヘッドチップ2の最下部に位置するノズル基板10と最上部に位置する配線基板50とは平行になるように配置されている。また、ヘッドチップ2の内部には、各ノズル11に対応して、インクを貯留する圧力室311と、当該圧力室311内のインクに圧力を付与する圧力発生手段としての圧電素子42とが設けられている。圧力室311内部に貯留されたインクは、圧電素子42の変位によって加圧されると、圧力室311に連通するノズル11からインクの液滴が射出される。
共通インク室3は、ヘッドチップ2の上部に位置し、内部にインクを貯留している。また、共通インク室3にインクを供給するインク供給部3aと、共通インク室3のインクを排出するインク排出部3bとがそれぞれ上部に設けられている(図2A)。また、共通インク室3は、下面において、ヘッドチップ2の最上面に設けられているインク供給口としての貫通孔601(図4参照)と連通している。そして、ヘッドチップ2内部の圧力室311に、共通インク室3から貫通孔601を通してインクが供給される。
接続部材4は、例えばFPC(Flexible Printed Circuits)等からなる配線部材であり、ヘッドチップ2のX方向の両端部で、それぞれ配線基板50の下面の個別配線58に接続されている。個別配線58と接続された接続部材4は、共通インク室3を保持する保持基板90のX方向両端部から、保持基板90の上面に引き回されている。
駆動部5は、IC(Integrated Circuit)等で構成されており、圧電素子42に供給する駆動電流を出力する給電側の端子と、電流が流れ込む接地された接地側の端子と、を有している。駆動部5は、接続部材4に接続しており、接続部材4と個別配線58とを通じて、圧電素子42に電気(駆動電位)を供給し、圧電素子42を変位させる。
[ヘッドチップの構成]
ヘッドチップ2は、Z方向の下側から順にノズル基板10、接着用基板20、圧力室基板30、スペーサー基板40、配線基板50及び接着層60等によって構成されている(図4〜図10参照)。
なお、図4及び図5における流路内の矢印は、インクの流れる方向を示している。また、図6は、ヘッドチップ2のZ方向における位置関係を説明する模式図であり、説明する都合上、圧力室311やインレット512等を実線で示している。
ノズル基板10は、シリコン製の基板であり、インクを射出する多数のノズル11が高密度に設けられている(図2B等参照)。
接着用基板20は、ガラス製の基板であり、ノズル基板10の上面に積層され、接合されている。接着用基板20には、ノズル基板10のノズル11と連通して積層方向であるZ方向に貫通する貫通孔201が形成されている。
圧力室基板30は、圧力室層31と振動板32とから構成されている。
圧力室層31は、シリコン製の基板であり、接着用基板20の上面に積層され、接合されている。圧力室層31には、ノズル11から射出されるインクを貯留する圧力室311が形成されている。圧力室311は、貫通孔201及びノズル11の上方に設けられ、これら貫通孔201及びノズル11と連通している。また、圧力室層31には、圧力室311と連通する連通孔312が、圧力室層31の水平方向に延在するように形成されている(図6参照)。
振動板32は、例えばシリコン製の基板で構成され、圧力室311の開口を覆うように圧力室層31の上面に積層され、圧力室311の上壁部を構成している。振動板32の表面には、酸化膜が形成されている。また、振動板32には、連通孔312と連通してZ方向に貫通する貫通孔321が形成されている。
スペーサー基板40は、例えば42アロイにより構成された導電性の基板であり、振動板32の上面に積層され、振動板32と配線基板50との間に圧電素子42を収容する空間部41を形成する隔壁層となっている。スペーサー基板40の材料としての42アロイは、シリコンで形成される圧力室層31、ノズル基板10、配線基板50と熱膨張係数が近いため、ヘッドチップ2全体の反りを低減でき、好ましい。なお、スペーサー基板40の材料は、42アロイに限定されるものではなく、SUS(ステンレス鋼)等、他の導電性材料でもよい。スペーサー基板40の材料としてのSUSは、耐食性が高く、好ましい。また、スペーサー基板40には、Z方向に貫通して、貫通孔321と連通する貫通孔431と、貫通孔431と連通するインク導通路としての貫通孔401とが、空間部41とは独立して形成されている。
圧電素子42は、振動板32を変形させるためのPZT(lead zirconium titanate)からなるアクチュエーターであり、圧力室311と略同一の平面視形状に形成され、振動板32を挟んで圧力室311と対向する位置に設けられている(図6参照)。また、圧電素子42は、ヘッドチップ2内において略マトリクス状に配列されている(図7参照)。
圧電素子42には、上面に第1電極としての電極421が設けられ、圧電素子42の第1電極が設けられている側とは反対側である下面に電極422が設けられており、このうち下面側の電極422が第2電極としての共通電極43を介して、振動板32に接続されている。ここで、第1の電極としての電極421は、駆動部5から、接続部材4、個別配線58及び個別配線56を介して入力された駆動電位を圧電素子42に供給する。また、第2電極としての共通電極43は、ヘッドチップ2内の後述する接地電極部としてのグランド部44(図11参照)に電気的に接続され、グランド電位を圧電素子42に供給している。
第2電極としての共通電極43は、貫通孔431部分を除いて、振動板32上の全面に積層形成されている。これにより、ヘッドチップ2内の圧電素子のすべてに、グランド電位を共通に供給できるようになっている。
また、共通電極43は、ヘッドチップ2をより簡易な構成とする観点から、共通電極43と振動板32とを同一部材により構成してもよい。この構成では、例えば、共通電極43を、例えば不純物を高濃度にドープしたシリコンで形成することで、共通電極43を振動板として用いることができる。
スペーサー基板40と、共通電極43とは、導電性接着剤により接着されている。導電性接着剤は、例えば、接着剤に導電粒子が均一に分散されたものとする。導電粒子を混ぜる接着剤は、例えば、エポキシ系樹脂の接着剤を用いることができる。導電粒子は、AuやNi等の金属粒子そのものの他、ジビニルベンゼン等の樹脂の粒子の表面にAuやNi等の金属膜をめっき等によって被覆したもの等があり、本実施の形態ではいずれを用いることもできる。導電性接着剤による接着により、スペーサー基板40は、共通電極43と電気的に接続され、同電位となっている。このため、電極422から流れる電流は、共通電極43を介してだけでなく、スペーサー基板40も介しても流れる。
また、スペーサー基板40は、少なくとも個別配線58が設けられる側の面に、第2絶縁膜45としてのポリパラキシリレン又はその誘導体を含有する膜(以下、パリレン膜ともいう。)が形成されている(図4参照)。パリレン膜は、パラキシリレン樹脂又はその誘導体樹脂からなる樹脂被膜であり、例えば、固体のジパラキシリレンダイマー又はその誘導体を蒸着源とする気相合成法(Chemical Vaper Deposition:CVD法)により形成することができる。すなわち、ジパラキシリレンダイマーが気化、熱分解して発生したパラキシリレンラジカルが、流路部材や金属層の表面に吸着して重合反応し、被膜を形成する。
パリレン膜には、種々の性能を有するパリレン膜があるが、必要な性能等に応じて、各種のパリレン膜やそれら種々のパリレン膜を複数積層した多層構成のパリレン膜等を所望のパリレン膜として適用することもできる。
パリレン膜の層厚は、優れた絶縁性及び耐インク性の効果を得る観点から、7〜10μmの範囲内とすることが好ましい。
ポリパラキシリレンは分子量が50万にも及ぶ結晶性ポリマーであり、原料のパラキシリレン二量体を昇華し熱分解してパラキシリレンラジカルを発生させる。パラキシリレンラジカルはスペーサー基板40に付着すると同時に重合してポリパラキシリレンを生成し、保護膜を形成する。
ポリパラキシリレンとしては、パリレンN(日本パリレン株式会社製の商品名)が挙げられる。
ポリパラキシリレン誘導体としては、ベンゼン環に塩素原子が一つ置換したパリレンC(日本パリレン株式会社製の商品名)、ベンゼン環の2位と5位に塩素原子が置換したパリレンD(日本パリレン株式会社製の商品名)、ベンゼン環を結ぶメチレン基の水素原子をフッ素原子で置換したパリレンHT(日本パリレン株式会社製の商品名)が挙げられる。
本実施形態のポリパラキシリレンおよびポリパラキシリレンの誘導体としては、これらの中でも、上述した層厚で優れた絶縁性及び耐インク性の効果を得る観点から、パリレンN又はパリレンCを用いることが好ましい。
また、パリレン膜は、個別配線58が設けられる側の面に加えて、インク導通路としての貫通孔401の流路表面に積層されていてもよく、スペーサー基板40の個別配線58が設けられた側とは反対側の面である圧力室基板30側の面にも積層されていてもよい(図5参照)。これにより、優れた耐インク性を得ることができる。なお、パリレン膜をスペーサー基板40の圧力室基板30側にも積層する場合には、スペーサー基板40と共通電極43とが導電性接着剤により接着されるスペースを少なくとも一部確保すればよい。
配線基板50は、配線用基材としてのシリコン製基板の基板層51を備えている。基板層51の下面には、第1絶縁膜52としての二酸化ケイ素又は窒化ケイ素の絶縁層が積層されており、水平方向に延在した銅製の個別配線58がこの第1絶縁膜52中に形成されて保護されている。
また、配線基板50の第1絶縁膜52と、スペーサー基板40の第2絶縁膜45との間に隣接して、絶縁樹脂からなる密着層55が積層されている(図4、図8及び図10等参照)。密着層55は、第1絶縁膜52及び第2絶縁膜45のそれぞれと接着性を有する材料によって形成されていることが好ましく、密着層55を設けることにより、第1絶縁膜52と第2絶縁膜45をより確実に密着させることで、耐インク性及び絶縁性を向上させることができる。
密着層55を形成するための絶縁樹脂としては、例えば、エポキシ系樹脂やシリコーン系樹脂を用いることが好ましい。
密着層55の形成方法としては、特に限られないが、スクリーン印刷、フレキソ印刷等の公知の方法を用いることができる。
密着層55を設けることで、例え、第1絶縁膜52、第2絶縁膜45のいずれかの一部にピンホール等の欠陥が発生した場合であっても、密着層55によって欠陥部分を埋めて絶縁性を確保しつつ(図12参照)、第1絶縁膜52と第2絶縁膜45との密着性を向上させることができる。このように、本実施形態のインクジェットヘッド1では、第1絶縁膜52、第2絶縁膜45及び絶縁性の密着層55という多層構成によって個別配線58を絶縁できるので、本実施形態のような高密度で個別配線58が設けられている構成であっても(図11)、個別配線58間の絶縁性や、耐インク性を飛躍的に向上させることができる。
密着層55としては、単層である場合に限られず、複数の層によって積層形成されていてもよい。この場合は、密着性を向上させる観点から、複数の層のうち、第1絶縁膜52に面する層55bは、第2絶縁膜45よりも第1絶縁膜52に接着性が高く、第2絶縁膜45に面する層55aは、第1絶縁膜52よりも第2絶縁膜45に接着性が高いことが好ましい(図9参照)。
なお、個別配線58は銅製であるとしたが、導体であれば素材は適宜変更可能であり、例えば、アルミニウムを使用することとしても良い。
また、個別配線58の一端側である個別配線56部分には、圧電素子42上面の電極421に設けられたスタッドバンプ561が、空間部41内に露出した半田423を介して接続されている。また、個別配線58の他端側は、後述する接続部材4の給電ライン8に接続されている(図11参照)。
また、配線基板50の上面には、二酸化ケイ素又は窒化ケイ素の絶縁層54が被覆されている。
また、基板層51には、スペーサー基板40の貫通孔401と連通してZ方向に貫通するインレット512が形成されている。このインレット512は、例えばZ方向の上から下に断面積が小さくなるテーパー形状に形成され、下面の断面積が貫通孔401とほぼ同じ大きさとなっている。なお、第1絶縁膜52及び絶縁層54のうちインレット512近傍を被覆する各部分は、インレット512よりも大きい開口径に形成されている。
接着層60は、基板層51の絶縁層54の上面に積層され、接合されている。この接着層60は、上方の共通インク室3及び保持基板90をヘッドチップ2と接着する感光性樹脂層であるとともに、配線基板50を保護する保護層となっている。また、接着層60には、インレット512と連通してZ方向に貫通する貫通孔601が形成されている。貫通孔601の大きさは、例えばインレット512の下面とほぼ同じ大きさとされている。ここで、連通孔312、貫通孔321,431,401,601及びインレット512は、共通インク室3と圧力室311とを連通する個別流路70を構成している。
以上の構成を具備するヘッドチップ2では、共通インク室3内のインクが個別流路70を通じて圧力室311に供給される。また、駆動部5からの駆動信号に応じて、接続部材4に接続された個別配線58及び個別配線56を通じて電極421,422間に電圧が印加され、電極421,422に挟まれた圧電素子42が振動板32とともに変形し、圧力室311内のインクが押し出されてノズル11から吐出される。
[インクジェットヘッドの配線]
インクジェットヘッド1内の配線構成と、電流の流れについて、図11を参照して説明する。図11は、ヘッドチップ2及び接続部材4における配線構成の一例を模式的に示したものであり、ヘッドチップ2内には圧電素子42の位置を模式的に示している。
接続部材4には、絶縁性のフィルム上に、配線パターンとして、給電ライン8と、接地ライン9とが形成されている。給電ライン8は、各圧電素子42の個別配線58に対応して1つずつ設けられており、駆動部5と個別配線58とを電気的に接続している。
したがって、駆動部5から圧電素子42への駆動電流の供給は、駆動部5の給電側の端子から、給電ライン8、個別配線58、個別配線56、スタッドバンプ561、半田423、電極421を順に介して、圧電素子42に供給されるように構成されている。
また、ヘッドチップ2には、例えば配線基板50の両端部に、接地電極としてのグランド部44が設けられている。グランド部44には、共通電極43及び接地ライン9が電気的に接続されている。
したがって、ヘッドチップ2内の各圧電素子42へ供給された駆動電流は、電極422、共通電極43を介して、グランド部44に流れるように構成されている。そして、グランド部44に流れた電流は、接続部材4の接地ライン9を介して、駆動部5の接地側の端子に流れるように構成されている。
また、本実施形態の共通電極43は、導電性を有するスペーサー基板40に電気的に接続されているため、圧電素子42の電極422から流れ出た電流は、共通電極43及びスペーサー基板40を介してグランド部44に流れる。よって、圧電素子42から電流が流れる断面積が広くなり、抵抗及び電流密度も下がる。結果として、ヘッドチップ2の発熱が抑えることができる。
[本実施形態における効果]
以上、本実施の形態によれば、インクジェットヘッド1は、複数のノズル11が形成されたノズル基板10と、複数のノズル11の各々に連通し、インクを貯留する複数の圧力室311が形成された圧力室基板30と、複数の圧力室311の各々に対応して設けられ、対応する圧力室311内のインクに圧力を付与する複数の圧電素子42を格納するスペーサー基板40と、基板層51と、基板層51に積層された第1絶縁膜52と、第1絶縁膜52中に形成された圧電素子42の各々に駆動電位を供給する第1電極(電極421)に接する個別配線58と、を有する配線基板50と、を備える。ここで、スペーサー基板40は、少なくとも個別配線58が設けられる側の面に、ポリパラキシリレン又はその誘導体を含有する第2絶縁膜45が積層されており、第1絶縁膜52と第2絶縁膜45との間に隣接して、絶縁樹脂からなる密着層55が積層されている。
これにより、第1絶縁膜52又は第2絶縁膜45にピンホール等の欠陥が発生していた場合でも、密着層55によって欠陥部分を埋めて絶縁性を確保しつつ(図12参照)、第1絶縁膜52と第2絶縁膜45との密着性を向上させることができる。このように、本実施形態のインクジェットヘッド1では、第1絶縁膜52、第2絶縁膜45及び絶縁性の密着層55という多層構成によって個別配線58を絶縁できるので、本実施形態のような高密度で個別配線58が設けられている構成であっても、個別配線58間の絶縁性や、耐インク性を飛躍的に向上させることができる。
また、本発明のインクジェットヘッド1は、密着層55は、複数の層によって積層形成されており、当該複数の層のうち、第1絶縁膜52に面する層55bは、第2絶縁膜45よりも第1絶縁膜52に接着性が高く、第2絶縁膜45に面する層55aは、第1絶縁膜52よりも第2絶縁膜45に接着性が高いことが好ましい。これにより、第1絶縁膜52と第2絶縁膜45との間に隙間がより発生しにくくなるので、本発明の絶縁性及び耐インク性の効果をより有効に得ることができる。
また、本発明のインクジェットヘッド1は、スペーサー基板40は、複数の圧力室311の各々へのインク供給路である貫通孔401を有し、当該貫通孔401の流路表面に、第2絶縁膜45が積層されていることが好ましい。これにより、さらに耐インク性を向上させることができる。
また、本発明のインクジェットヘッド1は、スペーサー基板40の個別配線58が設けられた側とは反対側の面に、第2絶縁膜45を有することが好ましい。これにより、さらに耐インク性を向上させることができる。
また、本発明のインクジェットヘッド1は、圧電素子42の第1電極(電極421)が設けられる側の反対側に設けられ、複数の圧電素子42に対して共通にグランド電位を供給する第2電極(共通電極43)を備え、スペーサー基板40は導電性を有し、第2電極(共通電極43)と電気的に接続されていることが好ましい。これにより、圧電素子42から流れる電流は、共通電極43及びスペーサー基板40を介してグランド部44に流れるので、電流密度を低減でき、インクジェットヘッド1内の発熱を低減できる。
また、本発明のインクジェットヘッド1は、共通電極43が、圧電素子42と圧力室311との間に設けられ、圧電素子42の変形を圧力室311に伝える振動板32であることが好ましい。これにより、ヘッドチップ2内の部材の数を減らすことができる。
また、本発明のインクジェットヘッド1は、優れた絶縁性を得る観点から、第1絶縁膜52が、二酸化ケイ素又は窒化ケイ素からなることが好ましい。
また、本発明のインクジェットヘッド1は、他の基板と熱膨張係数が近くヘッドチップ2の反りを低減できる観点から、スペーサー基板40が、42アロイからなることが好ましい。
[その他]
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る好適なインクジェットヘッド及びインクジェット記録装置の一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、インクジェットヘッド1が、配線基板50のノズル11側でX方向の両端に接続された接続部材4と、駆動部5とを有する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、インクジェットヘッド1が、配線基板50の共通インク室3側でX方向の両端に接続された2枚の接続部材4と、対応する2つの駆動部5とを有する構成としてもよい。
また、上記実施の形態では、共通電極43が、全ての複数の圧電素子42にグランド電位を供給する構成としたが、これに限定されるものではない。例えば、複数のノズル11は、所定の列及び所定の行からなる二次元状に配列され、共通電極43が、所定の列毎に共通に複数のノズル11に対応した複数の圧電素子42にグランド電位を供給する構成としてもよい。この構成によれば、複数のノズル11を高密度に配置でき、容易に接地できる。
100 インクジェット記録装置
1 インクジェットヘッド
2 ヘッドチップ
3 共通インク室
4 接続部材
5 駆動部
10 ノズル基板
11 ノズル
30 圧力室基板
311 圧力室
32 振動板
43 共通電極(第2電極)
40 スペーサー基板
401 貫通孔(インク導通路)
42 圧電素子
421 電極(第1電極)
45 第2絶縁膜
50 配線基板
51 基板層(配線用基材)
52 第1絶縁膜
55 密着層
58 個別配線

Claims (12)

  1. 複数のノズルが形成されたノズル基板と、
    前記複数のノズルの各々に連通し、インクを貯留する複数の圧力室が形成された圧力室基板と、
    前記複数の圧力室の各々に対応して設けられ、対応する前記圧力室内のインクに圧力を付与する複数の圧力発生手段を格納する導電性のスペーサー基板と、
    前記圧力発生手段の各々に駆動電位を供給する第1電極に接続する個別配線と、
    を有するインクジェットヘッドにおいて、
    前記個別配線の一部はスペーサー基板内の前記複数の圧力発生手段を格納する空間部を除く箇所の上部に形成されており、
    前記個別配線の少なくとも前記スペーサー基板側の面に第1絶縁膜を有しており、
    前記スペーサー基板の少なくとも前記個別配線が設けられる側の面に、ポリパラキシリレン又はその誘導体を含有する第2絶縁膜が積層されており、
    前記第1絶縁膜と前記第2絶縁膜との間に隣接して、絶縁樹脂からなる密着層が積層されていることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 前記個別配線の前記スペーサー基板側とは反対側の面に更に絶縁膜を有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッド。
  3. 配線用基材と、当該配線用基材に積層された前記絶縁膜、前記個別配線及び前記第1絶縁膜と、を有する配線基板を備えることを特徴とする請求項2に記載のインクジェットヘッド。
  4. 前記密着層は、複数の層によって積層形成されており、
    前記複数の層のうち、前記第1絶縁膜に面する層は、前記第2絶縁膜よりも前記第1絶縁膜に接着性が高く、前記第2絶縁膜に面する層は、前記第1絶縁膜よりも前記第2絶縁膜に接着性が高いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のインクジェットヘッド。
  5. 前記スペーサー基板は、前記複数の圧力室の各々へのインク供給路であるインク導通路を有し、
    前記インク導通路の流路表面に、前記第2絶縁膜が積層されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のインクジェットヘッド。
  6. 前記スペーサー基板の前記個別配線が設けられた側とは反対側の面に、前記第2絶縁膜が積層されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のインクジェットヘッド。
  7. 前記圧力発生手段の前記第1電極が設けられる側の反対側に設けられ、前記複数の圧力発生手段に対して共通にグランド電位を供給する第2電極を備え、
    前記スペーサー基板は導電性を有し、前記第2電極と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のインクジェットヘッド。
  8. 前記第2電極は、前記複数の圧力発生手段のすべてに、前記グランド電位を共通に供給することを特徴とする請求項7に記載のインクジェットヘッド。
  9. 前記第2電極は、前記圧力発生手段と前記圧力室との間に設けられ、前記圧力発生手段の変形を前記圧力室に伝える振動板であることを特徴とする請求項7又は8に記載のインクジェットヘッド。
  10. 前記第1絶縁膜が、二酸化ケイ素又は窒化ケイ素からなることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のインクジェットヘッド。
  11. 前記スペーサー基板は、42アロイからなることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載のインクジェットヘッド。
  12. 請求項1〜11のいずれか一項に記載のインクジェットヘッドを備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
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