JP2007069599A - 製本装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙束クランプ部に挟持された紙束背面に糊を塗布し、表紙を糊付けして角背成形し製本する製本装置において、背表紙の塗布部にて本背の角が真っ直ぐにならず、いわゆるウエーブ(波打ち)状になってしまうという課題を解決する。
【解決手段】表紙を糊付けして角背成形する製本装置においてクランプした紙の厚みからウエーブ量を検出し、その結果を基に角背成形時の時間を制御すること、又は背表紙の角を押さえる加圧力を制御すること、または角背成形時間と加圧力の両方を同時に制御することにより状態の良い本を製本する製本装置を提供することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は用紙束を表紙でくるんで製本する製本装置に関し、特に背表紙の折り曲げ部分の製本品質に関する。
従来用紙束を表紙でくるんで製本する装置として、用紙束の背面と表紙とを液体状の接着剤や粘着テープで糊付けする装置等がある。例えば特許文献1にはテーブルにおいて用紙束の側辺を揃え、揃えた用紙束を用紙固定部でクランプし、用紙固定部でクランプした用紙束を用紙固定部移動手段により、用紙束の背面に糊付けを行う糊付けローラと糊付けされた部分を強制乾燥させる乾燥部とに往復移動させる手段が記載されている。また特許文献2では背面に接着剤を塗布した後周辺温度を計測して、クランプする挟持時間を制御することにより接着剤が十分固化するようにした手段が記載されている。
特開平9−156249号公報 特開2004−351726号公報
しかしながら、用紙束を表紙でくるんで製本する装置においては、用紙束を表紙でくるんで製本処理する際に、用紙束をウエーブ(波打ち)状に挟んでいる場合、表紙を用紙束に押し当てて背表紙の折り曲げ成形(角背成形)を行っても、背表紙の角が直線にならない他、背表紙が平面にならないなどの問題があった。
上記特許文献1,2は何れもこのような問題を解決する手段について記載されていない。
本発明の目的は、製本した後の背表紙の角がきちっと直線状にできており、背表紙を平面状に成形可能な製本品質の高い製本装置を提供することである。
上記目的は下記構成により達成できる。
(1)用紙束を表紙でくるみ角背成形する製本装置において、
用紙束のウエーブ量を検出する手段を有し、その結果を基に角背成形時の時間を制御する手段を有することを特徴とする。
(2)用紙束を表紙でくるみ角背成形する製本装置において、
用紙束のウエーブ量を検出する手段を有し、その結果を基に角背成形時の加圧力を制御する手段を有することを特徴とする。
(3)用紙束を表紙でくるみ角背成形する製本装置において、
用紙束のウエーブ量を検出する手段を有し、その結果を基に角背成形時の時間と加圧力を制御する手段を有することを特徴とする。
(4)前記用紙束のウエーブ量を検出する手段は、
用紙枚数と用紙1枚当たりの用紙厚みとから求めた理論上の用紙束の厚みと、
用紙束を押圧して実測により求めた用紙束の厚みとの差を基にウエーブ量を検出することを特徴とする。
(5)用紙束を挟持する支持板と保持板とを有し、
前記支持板は所定位置に固定され、前記保持板は前記支持板に対して接離方向に移動可能であり、
前記保持板が前記支持板との間で用紙束を挟持して停止した位置に基づき、前記用紙束の厚みを実測することを特徴とする。
(6)用紙束の一端面に接着剤を塗布する塗布手段と、
表紙を支持して前記塗布手段により接着剤が塗布された前記用紙束の一端面に表紙を接合する表紙支持手段とを有することを特徴とする。
(7)接合された用紙束と表紙とを押圧する一対の押圧部材を有し、
角背成形時に前記押圧部材の作動を制御することを特徴とする。
本発明によれば用紙束を表紙でくるんで製本する製本装置において、用紙束のウエーブ量を検出し、その結果を基に背表紙の折り曲げ加工を制御することにより、製本した後の背表紙の角が直線で、背表紙が平面状の高品質な製本が可能な製本装置を提供することができる。
図示の実施の形態により本発明を説明するが、本発明は該実施の形態に限らない。
図1は本発明の実施の形態に係る製本装置の全体を示す図である。
〈製本装置〉
製本装置Bは画像形成装置(不図示)から排出された用紙S1を排紙皿20または用紙反転部40に搬送する搬送部10、用紙反転部40から1枚ずつ送り込まれた用紙S1を集積する集積部50,塗布手段60、表紙S2を収納する表紙収納部80、表紙を支持する表紙支持部90及び本排出部100を有する。
画像形成装置から排出された用紙S1は搬送部10に設けられた切り替えゲート11により排出路12を経て排紙皿20に排出されるか、又は用紙反転部40に搬送される。排紙皿20には製本処理モードでない場合に用紙S1が排出される。
用紙S1は搬送路13を経て用紙反転部40に搬送され、用紙反転部40においてスイッチバックした後に、集積部50に搬送される。集積部50においては、設定された枚数の用紙S1が集積された段階で用紙S1の束を挟持して回転し、用紙S1の束をほぼ垂直状態で保持する。
垂直状態で集積部50により保持された用紙S1の背面(図1における下端面)に、塗布手段60により接着剤が塗布される。
接着剤が塗布された用紙S1の束に表紙S2が接触し接着され本S3が作成され、本排出部100に排出される。
以下製本装置各部について詳細に説明する。
搬送路13を搬送された用紙S1は排紙ローラ14で排出され、揺動圧接ローラ401で搬送され、傾斜した反転皿402を上昇した後に揺動圧接ローラ401が逆回転して用紙S1を下方に搬送する。下方に搬送された用紙S1は集積部50に落下し集積する。
用紙反転部40を下降した用紙S1は集積部50において、支持板502及び受け板506からなる用紙支持手段により用紙S1が傾斜状態で支持される。
画像形成装置から順次排出された用紙S1は集積部50に集積され、用紙S1の束が形成される。束を形成する用紙S1の枚数は、画像形成装置に装着された自動原稿搬送装置を用いてカウントした原稿枚数や、パーソナルコンピュータ等を介して送信された原稿画像情報から得られた原稿枚数の他、予め操作者によって入力された原稿枚数などから把握されている。
504は集積された用紙S1の浮き上がりを抑える部材であり、用紙S1が集積部50に1枚供給される毎に接離して用紙S1を抑える。505は用紙の側縁を整合する整合板である。
設定された枚数の用紙S1が集積部50に集積された段階で、保持板503が作動して用紙S1の束を挟持保持する。
用紙S1の束を挟持保持した状態で集積部50が軸501を軸にして回転し、用紙S1の束を傾斜状態から垂直状態にする。
〈塗布工程〉
図2は用紙S1の束を集積部50に垂直状態で保持し、接着剤を塗布する工程を示す。
塗布工程を示す前に、図2(a)にて保持板503による用紙の保持を説明する。
モータM4の駆動で保持板503が移動して、用紙S1の束を押圧し、押圧による駆動トルクが所定の値に達したことを検知して停止することにより、用紙S1の束が支持板502と保持板503により強固に保持される。保持板503の停止位置はエンコーダ509とセンサ510により検知され、位置検知手段511の記憶装置に記憶される。
用紙S1の束が保持された状態で、集積部50を軸501を中心に回転して用紙S1の束を垂直状態に変位させながら、受け板506を90°回転して図2(b)に示すように退避させる。
図2(c)の状態では用紙S1の束の下面SAが塗布ローラ63から離れている。
次に図2(d)に示すように、ホットメルト接着剤653が収容されている塗布手段60が上昇して、塗布ローラ63が用紙S1の束の図における下面に接触し、塗布ローラ63が図2の紙面に対し直角な方向に移動して接着剤653を用紙S1の束の下面SAに塗布する。
次に塗布工程を図3により説明する。
図3(a)において製本開始の段階では、塗布手段60はホームポジションである右端位置(第1位置)にあり、この位置で固形状の接着剤が供給路66を介して塗布手段60に供給される。供給された固形状の接着剤は塗布手段60で加熱され溶融される。塗布手段60は製本工程の開始時にホームポジションから左方向に移動するが、このホームポジションから左端位置(第2位置)への移動はモータM3で駆動されるベルト67(第2移動手段)の駆動で行われ、反転皿402(図1参照)の直ぐ下流に設けられた用紙センサSEにより集積部50に集積される用紙S1の最後の用紙S1の先端通過を検知した信号に基づいて行われる。塗布手段60が左端位置に移動する過程では、塗布ローラ63は用紙S1の束の下面から離れている。
そして塗布手段60が左端位置から右端位置に向けて移動する図3(b)の段階で、塗布ローラ63がモータM2の駆動で上昇して用紙S1の下面に接触して接着剤653の塗布を行う。図3(a)の塗布工程の開始は、用紙S1の束が垂直状態の塗布可能な状態に設定された後、カッター81により裁断された表紙の搬送停止を待ってから塗布を開始するようにタイミング制御が行われる。尚、図3において塗布手段60の右側位置は、図1に示す装置正面から見た場合の塗装奥側の位置であり、図3における左側位置は、装置正面から見た場合の装置手前側の位置である。
このようなタイミング制御により、各部の動作が連続的に実行され高い効率で製本処理が行われる。塗布手段60がホームポジションに移動した後に表紙S2の接合が行われる。
〈接合工程〉
次に用紙S1の束と表紙S2の接合工程について図4〜8を用いて説明する。
図4は表紙S2を収納する表紙収納部80と表紙を支持する表紙支持部90に関する概略断面図、図5は表紙支持部90を図4のA方向から見た概略斜視図である。
表紙S2は図4に示すように、製本装置の下部に設けられた表紙収納部80の給紙トレイ801に収納されており、給紙・搬送ローラ82により給紙され、表紙支持部90で整合された後スイッチバックして裁断手段としてのカッター81により用紙S1の束に対応した長さに裁断され、搬送ローラ84により搬送され、1点鎖線で示す表紙支持手段901上に水平状態に載置される。表紙支持手段901は押圧部材91、92、押圧部材91、92を駆動するカム93、94等の複数の部材で構成されている。
なおカッター81は表紙S2のサイズの情報、用紙S1のサイズの情報、及び位置検知手段511において記憶されている用紙S1の束の厚さの情報に基づいた長さに表紙S2を裁断する。また、表紙S2の切り屑は収納箱83に収納される。
所定の長さに裁断された表紙S2は搬送ローラ84により送り出され、約5mm程の隙間を設けた上ガイド板955と下ガイド板956の間に挿入される。表紙S2は表紙搬送ローラ951と、表紙押さえ部材95,96の先端に設けられている従動ローラ952とにより搬送される。表紙S2は表紙S2のサイズの情報、用紙S1の束の厚さの情報に基づいて所定の位置に来たときに停止するように制御されている。また表紙押さえ部材97は表紙の下に入り込み表紙を持ち上げる動作を行う。
図6は表紙支持手段901の上面図である。
ベルト98A,98Bは搬送された表紙S2の傾きなどを補正する整合動作と、製本された本S3を本排出部100に搬送する動作を行う。
表紙S2を所定の位置にセットするために表紙S2の搬送方向と平行な方向の両端面を整合する整合部材981A、981Bが設けられている。さらに整合部材981A、981Bにはベルト98A,98Bと、ベルト98A、98Bを張架する太鼓状のローラが取り付けられており表紙の両端面方向に移動可能である。整合部材981A、981Bは表紙S2が搬送されてくる毎に整合動作を行う。整合動作の際は、ベルト98A、Bの下方の隙間に表紙の両端部がそれぞれ入り、それぞれの端部を整合部材981A、Bで軽く叩いて整合する。さらに後述する表紙支持部材901が上昇するとき、整合部材981A、981Bとベルト98A、98Bは図6の2点鎖線に示す位置に後退して、表紙S2の上方からベルト98A、Bを退避させて衝突を避ける。
図7は表紙S2が押圧部材95,96により押さえつけられた状態のまま、モータM10によりベルト99A、B(第1移動手段)が駆動され、表紙支持部材901とともに上昇するところを示す図である。
図7(a)は接着剤653の塗布が完了した状態を示す。図7(a)の状態では、表紙支持手段901は図4に示すように、用紙S1の束の下面から離れた下方位置で表紙S2を支持している。
表紙支持手段901が上昇を開始するときに表紙押さえ部材95,96は表紙S2を上から押さえており、表紙S2を平面状態に保持する。表紙S2が上昇し用紙S1の束のSA面に接触する前に、モータM9(図5参照)により表紙押さえ部材95,96、97の当接を解除し、図7(b)に示す状態となる。このとき表紙S2は表紙S2下に入り込んでいる表紙押さえ部材97により持ち上げられた状態になる。
表紙支持手段901は図7(b)の位置から更に、数mm上昇する。この数mm上昇した位置が図7(c)に示す位置である。上昇した後に押圧部材91,92は表紙S2を左右から押圧し、背表紙と表表紙の境界及び背表紙と裏表紙との境界に角を付与して、表紙S2を用紙S1の束に密着させ本S3が形成される。
押圧部材91,92の左右方向の移動手段はモータ(不図示)により駆動されるカム93,94(図6参照)により行われる。なお押圧部材91,92の移動は各部材にラックを設け、ラックに噛合するピニオンの回転により移動する構成であっても良い。
表紙S2の接合後の表紙S2の処理について図8により説明する。
表紙S2の接合が完了すると、押圧部材91,92を解放し図8(a)に示すように表紙支持手段901はベルト99A、99Bの駆動により約100mm下降しホームポジションに戻る。このとき左右の表紙S2を50mmほど持ち上げるために図8(b)に示すように表紙押さえ部材95,96,97は一度垂直状態から水平状態になり再度反回転させ、かつ表紙持ち上げ部材971も上昇させる。
続いてベルト98A,98Bを表紙S2の幅より狭くした位置に移動し、表紙支持手段901を約70mm上昇させる。
保持板503が退避位置に移動して押圧を解除する。これにより用紙S1の束及び表紙S2からなる本S3がベルト98A,98B上に落下する。表紙支持手段901を再度下降させながら、モータM8(図5参照)の駆動によりベルト98A,98Bを回転し、本S3を本排出部100側に送りながら倒す。このとき図8(c)に示すように表紙押さえ部材96、97を大きく上昇方向に回転させ、左側の表紙を持ち上げる。表紙支持手段901がホームポジションに着くとき(図8(d))、本S3はベルト98A,98Bにより左端の方まで送られそのまま本排出部100に排出される。
排紙台101はベルト駆動で上下し、本S3が載置された排紙台101が下降して、本S3をベルト102に受け渡し、本S3がベルト102により搬送されて製本装置から排出される。
〈ウエーブ量〉
ここでウエーブ量検出手段について説明する。一般に電子写真方式を利用した画像形成装置は用紙上に転写されたトナー画像を加熱して定着させる定着手段を有している。このとき用紙自身が含んでいる水分が蒸発し、用紙S1は機外に排出された時点で縮んでウエーブが発生する。
従って位置検知手段511(図2参照)の記憶装置に記憶された値から算出した実際の用紙束厚みと、前述の画像形成装置の自動原稿搬送装置でカウントした原稿枚数等による用紙枚数カウントと1枚当たりの用紙厚みの積から導き出された理論上の用紙束厚みとの間に差が生じる。この差をウエーブ量とする。つまり、ウエーブ量が大きいときは、理論上の値より実測の値がとても大きくなり、ウエーブ量が殆どないときは理論上の値実測の値とが略等しくなる。
このウエーブ量の値が大きいと背表紙と表表紙の境界及び背表紙と裏表紙との境界に生じる角部(本角部という)が直線とならず、また背表紙の平面部に凹凸が発生し製本品質が低下する問題が生じる。
この問題を解決するために、ウエーブ量に応じて押圧部材による押圧時間を可変とした。表1に、表紙S2を左右から押圧する押圧部材91,92による押圧時間(角背成形時間という)とウエーブ量の関係を実験から求めた値を示す。
製本装置は表1のデータを組み込んだ制御手段を有し、この制御手段はデータに基づいて角背成形時間を自動可変にして適正な角背成形を行うように制御している。
Figure 2007069599
表1において例えばウエーブ量が3mm未満の時角背成形時間は10秒である。またウエーブ量が3mm以上7mm未満の時の角背成形時間は15秒であり、7mm以上の時は20秒としている。カム93,94を回転するモータM4が所定のリミット電流値に達するまで駆動し、押圧部材91、92で用紙束と表紙S2とを押圧する。この押圧状態をそれぞれのウエーブ量に応じた角背成形時間だけ維持するように、モータM4の停止状態を維持した後、再度駆動して押圧を解除する。また、押圧部材91、92をラックとピニオンにより移動する前述の機構の場合は、ピニオンを回転するモータM4が所定のリミット電流値に達するまで駆動して、押圧部材91,92で用紙束と表紙S2とを押圧する。この押圧状態をそれぞれのウエーブ量に応じた角背成形時間だけ維持した後、モータM4の逆転によりピニオンを逆回転させて押圧を解除する。
また適正な角背成形手段として上記角背成形時間を制御する手段の他に、押圧部材91,92に与える押圧力を制御する手段によっても可能である。押圧力制御はモータM4を駆動するリミット電流制御によって行うことができる。表2はリミット電流を押圧力に換算したときの実験値である。
Figure 2007069599
表2において例えばウエーブ量が3mm未満の時押圧力は200N必要であった。ウエーブ量が3mm以上7mm未満の時の押圧力は300Nであり、7mm以上の時は400Nとしている。カム93,94を回転するモータM4が、各ウエーブ量に応じたリミット電流値に達するまで駆動を続ける。リミット電流値に達するとモータM4の駆動を停止して、押圧部材91,92による押圧状態を所定時間維持した後、モータM4を再度駆動して押圧を解除する。また、前述のようなラックとピニオンで押圧部材91、92を動かす機構の場合は、ピニオンを回転するモータM4の駆動電流値が、各ウエーブ量に応じたリミット電流値に達するまでモータM4の駆動を続ける。リミット電流値に達するとモータM4の駆動を停止して、所定時間、押圧状態を維持した後、モータM4を逆回転して押圧を解除する。
さらに表3に示すように角背成形時間とリミット電流値の両方を制御することにより、角背成形時間を早めることができ、製本時間が短くなり生産性が向上する。
Figure 2007069599
即ち、カム93、94またはピニオンを回転するモータM4の駆動を開始した後、各ウエーブ量に応じたリミット電流値に達するまで駆動を続け、リミット電流値に達した時点で駆動を停止し、さらに各ウエーブ量に応じた角背成形時間だけ停止状態を維持する。その後、押圧部材91、92の駆動を解除する。
図9は角背成形を行うまでを表した概略図である。用紙の枚数入力は前述の通り原稿枚数のカウントや、操作者による原稿枚数の入力などにより紙種入力は図示しない画像形成装置の操作部、又はパーソナルコンピュータなどの画像入力装置から操作者が行う。紙種は予め普通紙、コート紙などの紙厚を記憶手段に記憶している。用紙枚数が入力された時点で用紙束厚さを算出する。
位置検知手段511の記憶装置に記憶された値から算出した実際の用紙束厚みと、理論上算出された用紙束厚さに基づいてウエーブ量を算出し、表1、表2または表3の値からモータM4の作動時間及びリミット電流値、またはいずれか一方を制御する。
このようにウエーブ量を検出する手段を有し、その結果を基に角背成形時の時間を制御すること、また角背成形時の加圧力を制御することのいずれの手段においても本角部が直線で背表紙の平面部が平らな製本が可能となった。
本発明の実施の形態に係る製本装置の正面図である。 接着剤の塗布工程を示す図である。 塗布ヘッドの移動を示す図である。 表紙収納部と表紙を支持する表紙支持部90に関する概略断面図である。 表紙支持部を図4のA方向から見た概略斜視図である。 表紙支持手段の上面図である。 本構成用紙に表紙用紙を接合するところを示す図である 接合後の表紙の処理を説明する図である。 角背成形を行うまでを表した概略図である。
符号の説明
B 製本装置
50 集積部
60 塗布手段
91、92 押圧部材
93,94 カム
95,96,97 表紙押さえ部材
98A,98B,99A、99B ベルト
511 位置検知手段
S1 用紙
S2 表紙
S3 本

Claims (7)

  1. 用紙束を表紙でくるみ角背成形する製本装置において、
    用紙束のウエーブ量を検出する手段を有し、その結果を基に角背成形時の時間を制御する手段を有することを特徴とする製本装置。
  2. 用紙束を表紙でくるみ角背成形する製本装置において、
    用紙束のウエーブ量を検出する手段を有し、その結果を基に角背成形時の加圧力を制御する手段を有することを特徴とする製本装置。
  3. 用紙束を表紙でくるみ角背成形する製本装置において、
    用紙束のウエーブ量を検出する手段を有し、その結果を基に角背成形時の時間と加圧力を制御する手段を有することを特徴とする製本装置。
  4. 前記用紙束のウエーブ量を検出する手段は、
    用紙枚数と用紙1枚当たりの用紙厚みとから求めた理論上の用紙束の厚みと、
    用紙束を押圧して実測により求めた用紙束の厚みとの差を基にウエーブ量を検出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の製本装置。
  5. 用紙束を挟持する支持板と保持板とを有し、
    前記支持板は所定位置に固定され、前記保持板は前記支持板に対して接離方向に移動可能であり、
    前記保持板が前記支持板との間で用紙束を挟持して停止した位置に基づき、前記用紙束の厚みを実測することを特徴とする請求項4に記載の製本装置。
  6. 用紙束の一端面に接着剤を塗布する塗布手段と、
    表紙を支持して前記塗布手段により接着剤が塗布された前記用紙束の一端面に表紙を接合する表紙支持手段とを有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の製本装置。
  7. 接合された用紙束と表紙とを押圧する一対の押圧部材を有し、
    角背成形時に前記押圧部材の作動を制御することを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の製本装置。
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