JP2008055677A - 製本システム、製本方法、及び画像形成システム - Google Patents

製本システム、製本方法、及び画像形成システム Download PDF

Info

Publication number
JP2008055677A
JP2008055677A JP2006233329A JP2006233329A JP2008055677A JP 2008055677 A JP2008055677 A JP 2008055677A JP 2006233329 A JP2006233329 A JP 2006233329A JP 2006233329 A JP2006233329 A JP 2006233329A JP 2008055677 A JP2008055677 A JP 2008055677A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
cover
paper
toner image
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006233329A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Shimizu
三郎 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2006233329A priority Critical patent/JP2008055677A/ja
Publication of JP2008055677A publication Critical patent/JP2008055677A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B42BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
    • B42CBOOKBINDING
    • B42C9/00Applying glue or adhesive peculiar to bookbinding
    • B42C9/0081Applying glue or adhesive peculiar to bookbinding applying adhesive to individual sheets for binding them together
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/65Apparatus which relate to the handling of copy material
    • G03G15/6538Devices for collating sheet copy material, e.g. sorters, control, copies in staples form
    • G03G15/6541Binding sets of sheets, e.g. by stapling, glueing
    • G03G15/6544Details about the binding means or procedure

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

【課題】用紙束の背部に塗布された接着剤の接着強度を増大して、表紙剥がれや用紙落丁を防止して、製本の仕上がり品質を向上させる。
【解決手段】原稿データに基づいた原稿データに基づいた原稿トナー画像を記録用紙に形成する画像形成手段と、記録用紙を積載して整合して用紙束とする積載手段と、用紙束の背部に加熱手段により加熱された接着剤を塗布する糊塗布手段と、糊塗布された用紙束の背部と表紙用紙とを当接させて貼着する表紙貼着手段と、を有する製本システムにおいて、画像形成手段は、原稿データに基づいた原稿トナー画像を記録用紙上に形成するとともに、記録用紙の端部で表紙用紙の折り曲げ部の近傍領域に付加トナー画像を形成する製本システム。
【選択図】図8

Description

本発明は、用紙束を表紙用紙でコの字形状に覆って冊子を形成する製本システム、製本プログラム及び画像形成システムに関する。
電子写真方式の画像形成装置は、高速性能、多機能、ネットワーク機能等を有し、大容量給紙装置、大容量スタッカを接続することにより、印刷装置としての用途が拡大している。
また、製本処理として、印刷されたシートを集積した一冊の用紙束をカバーシートでコの字形状に覆って冊子を形成する製本処理が知られている。
画像形成装置を印刷装置として用いる場合には、印刷物を製本する製本装置を接続する事により、印刷から製本までを1つのシステムで一連の流れで行うことが可能となる。
特許文献1に記載の製本装置では、消費した接着剤を自動的に供給することができる小型の製本装置が提案されている。この製本装置は、接着剤溜とローラとが一体になって、用紙束の下側を往復移動する事により、用紙束の背面に接着剤を塗布するものであって、粒状接着剤を供給する接着剤供給ユニットは、接着剤溜の待機位置から用紙束を挟んで対向する位置で所定量の粒状接着剤を接着剤溜に投入するものである。
特開2004−209746号公報
特許文献1に開示された製本装置では、用紙束の整合及び製本装置への固定は、製本装置の使用者が行うことを前提としており、用紙束の整合ずれに起因する糊付け不良、或いは、固定時の締め付け不足等に起因する表紙接着不良、ひいては製本強度の低下を完全に防止する事は困難である。
本発明は、用紙束と表紙の接着不良を解消して高品質の冊子を形成可能な製本システム、製本方法及び画像形成システムを提供する事を目的とするものである。
上記の目的は、本発明の下記の製本システム、製本方法及び画像形成システムにより解決される。
1.原稿データに基づいた原稿トナー画像を記録用紙に形成する画像形成手段と、前記原稿トナー画像が形成された記録用紙を順次積載して用紙束とする積載手段と、用紙束の背部に加熱手段により加熱された接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、接着剤塗布された用紙束の背部と表紙用紙とを当接させて貼着する表紙貼着手段と、を有する製本システムであって、前記画像形成手段は、前記原稿トナー画像を記録用紙上に形成するとともに、記録用紙の端部で用紙束の背部に相当する領域の近傍に付加トナー画像を形成することを特徴とする製本システム。
2.用紙束の端面に接着剤塗布手段により接着剤を塗布して接着剤塗布面を形成し、該接着剤塗布面に表紙用紙を貼着してくるみ製本処理を行う製本方法において、原稿データに基づいた原稿トナー画像を記録用紙上に形成するとともに、記録用紙の端部で用紙束の背部に相当する領域の領域の近傍に付加トナー画像を形成する画像形成工程と、原稿トナー画像と付加トナー画像とを形成した記録用紙を整合して束ねる積載工程と、用紙束の背部に加熱手段により加熱された接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、接着剤塗布された用紙束の背部と表紙用紙とを当接させて貼着する貼着工程と、用紙束の背部に貼着された表紙用紙を用紙束の側縁に沿って折り曲げる角背成形工程と、を実行することを特徴とする製本方法。
3.原稿データに基づいた原稿トナー画像を記録用紙上に形成するとともに、記録用紙の端部に付加トナー画像を形成する画像形成装置と、記録用紙を整合して束ねる積載手段、用紙束の背部に加熱手段により加熱された接着剤を塗布する接着剤塗布手段、接着剤塗布された用紙束の背部と表紙用紙とを当接させて貼着する貼着手段、用紙束の背部に貼着された表紙用紙を用紙束の側縁に沿って折り曲げる角背成形手段、を有する用紙後処理装置と、を備えて成ることを特徴とする画像形成システム。
本発明の製本システム、製本方法及び画像形成システムによれば、接着剤付け領域近傍の用紙束端部での接着強度を向上させる事により、用紙の落丁、表紙用紙の剥がれを防止し、高品質の冊子を作製する事が可能となる。
また、用紙または表紙用紙に特殊の接着剤塗布加工を必要としないから、生産性を低下させることがない。
本発明の製本装置、及び製本装置を備えた画像形成装置の実施の形態を図面に基づいて説明するが、本発明は該実施の形態に限定されるものではない
図1は画像形成装置本体A、製本装置(後処理装置)B、冊子収容装置Cを備えた製本システムの全体構成図である。
[画像形成装置本体A]
画像形成装置本体Aは、回転する像担持体1の周囲に、帯電手段2、像露光手段3、現像手段4、転写除電手段5、及びクリーニング手段6を配置した画像形成手段を有する。画像形成手段は、帯電手段2によって像担持体1の表面に一様帯電を行った後に、像露光手段3のレーザビームによって原稿から読み取られた画像データに基づく露光走査を行って潜像を形成し、該潜像を現像手段4により反転現像して像担持体1の表面にトナー像を形成する。
用紙収納手段7Aから給紙されたシートである記録用紙(以下、用紙と称す)Sは転写位置へと送られる。転写位置において転写除電手段5によりトナー像が用紙S上に転写された後に、用紙Sの電荷が消去されて像担持体1から分離され、搬送手段7Bにより搬送され、引き続き定着手段8により加熱定着され、排紙ローラ7Cから排出される。
用紙Sの両面に画像形成を行う場合には、定着手段8により加熱定着された用紙Sを、搬送路切換手段7Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送手段7Eにおいてスイッチバックして表裏反転した後、再び画像形成部を通過し、用紙Sの裏面に画像を形成し、定着手段8を経て、排紙ローラ7Cから装置外に排出される。排紙ローラ7Cから排出された用紙Sは、製本装置Bに送り込まれる。
像担持体1の画像処理後の表面は、クリーニング手段6により表面に残留している現像剤が除去され、次の画像形成に備える。
画像形成装置本体Aの上部には、入力手段及び表示手段を備えた操作手段9が配置されている。
[製本装置B]
図1に示すように、本発明に係る製本装置Bは、用紙搬送手段10、排紙手段20、用紙収容手段30、用紙束搬送手段40、接着剤塗布手段50、表紙供給手段60、表紙断裁手段70、角背成形手段(表紙貼着手段)80を備えている。これらの各手段は、製本装置B内のほぼ垂直方向に縦列配置されている。
図2は、本発明に係る製本装置Bの断面図である。
〈用紙搬送手段10〉
用紙搬送手段10に導入された用紙Sは、搬送ローラ11,12に挟持されて搬送され、搬送路切換手段G1によって排紙手段20と用紙収容手段30の何れかに分岐される。
搬送ローラ11の用紙搬送方向上流側に配置された搬送路切換手段G2は、画像形成装置本体Aから排出される用紙Sを搬送ローラ11の搬送路と搬送ローラ12の搬送路の何れかに分岐させる。搬送ローラ12の搬送路に搬送される用紙Sは、搬送ローラ13,14に挟持されて角背成形手段80に送り込まれる。
〈排紙手段20〉
この用紙搬送が設定されると、搬送路切換手段G1は用紙束搬送手段40への搬送路を遮断し、排紙手段20への搬送路を開放する。
排紙手段20の搬送路を通過する用紙Sは、搬送ローラ21に挟持されて上方に搬送され、排紙ローラ22によって装置最上部の固定排紙トレイ23上に排出、収容される。固定排紙トレイ23上には、画像形成装置本体Aから排出された用紙Sを直接受容して、最大約200枚を積載することができる。
〈用紙収容手段30〉
搬送路切換手段G1によって用紙搬送方向下流側の図示左方に分岐された用紙Sは、搬送ローラ31,32,33,34に挟持されて用紙収容手段30の所定位置に収容される。用紙収容手段30は、傾斜配置された用紙載置台35、移動可能な用紙後端位置決め部材36、用紙幅整合部材37、用紙束搬送ローラ38等を有する。
〈用紙束搬送手段40〉
用紙収容手段30の用紙載置台35上に載置された用紙Sは、図示しない押し出し手段により斜め下方に搬送される。その後、用紙Sは用紙束搬送手段40の把持手段41によって把持され、用紙束Saを把持したまま用紙束Saに接着剤塗布処理をする面(背部)を下側になるように旋回されて所定位置に停止される。
〈接着剤塗布手段50〉
接着剤塗布手段50は、接着剤塗布部材(塗布ローラとも称す)51、塗布ローラ51を回転駆動させる駆動手段52と、接着剤Nを収容する接着剤容器53と、接着剤容器53を支持して製本装置Bの背面側の初期位置から前面側の接着剤塗布位置に移動可能な移動体54と、移動体54を往復動させる移動手段55と、接着剤容器53内に収容された接着剤Nを加熱する加熱手段56と、を有している。
〈表紙供給手段60〉
表紙供給手段60の表紙積載手段61内に収容されたカバーシートである表紙用紙(以下、表紙と称す)Kは、給紙手段62により分離、給送され、搬送ローラ63,64,65に挟持されて、角背成形手段80に搬送される。
〈表紙断裁手段70〉
表紙供給手段60の図示側上方で、後述の角背成形手段80の図示右方に一体構成された表紙断裁手段70は、回転刃71と固定刃72とから成るロータリカッタにより表紙Kの搬送方向長さを所定長に断裁する。
所定長は、用紙Sの進行方向の2枚分の長さに用紙束Saの背部の長さを加えた長さである。例えば、A4判サイズの用紙Sから成る用紙束Saの背部に表紙Kを貼着してくるみ製本処理する場合には、用紙束Saの最大枚数が300枚で厚さ約30mmであるとすると、所定長は、A4判用紙の短辺長さ210mmの2倍に用紙束Saの厚さ約30mmを加えた450mmに設定して、表紙Kの端部を断裁する。表紙Kの断裁前の全長は450mm以上のワイドサイズが用いられる。
A5判サイズ、B5判サイズ、8.5×11インチ(1インチは25.4mm)サイズの各用紙Sをくるみ製本処理して冊子Sbを作製する場合にも、用紙の短辺長さと用紙束厚さにより、所定長が設定される。
画像形成装置本体Aの操作手段9において、用紙サイズ、用紙枚数、用紙厚さが選択設定されるか、または検出されると、制御手段は表紙Kの断裁所定長を設定する。表紙Kの断裁前の長さは、用紙最大枚数に対応して予め定められ、表紙供給手段60の表紙積載手段61内に収容される。
〈角背成形手段80〉
角背成形手段80は、表紙供給手段60から供給された表紙Kを受容して搬送し、所定位置に停止させる搬送ローラ81,82、表紙Kを用紙束Saの接着剤塗布面に圧接させる加圧部材83、搬送ローラ81,82と加圧部材83を支持する移動筐体84、整合手段85、移動筐体84を垂直上下方向に移動可能にする昇降手段86等を有する。
角背成形手段80が下降位置に停止して表紙Kを導入するとき、整合手段85は初期位置から表紙Kのサイズに応じて移動して断裁処理前の表紙Kの幅方向両側面を押圧して幅整合を行う。幅整合されて曲がりが修正された表紙Kは、導入方向と逆方向にスイッチバックされて、表紙断裁手段70に搬送され所定位置において断裁される。
また、角背成形手段80が下降位置において断裁後の表紙Kを用紙束Saの背部に接着して接合するのに先だって、整合手段85は再び初期位置から移動して表紙Kの幅方向両側面を押圧して幅整合を行い、表紙Kを所定位置に定置させる。その後、整合手段85が表紙Kと用紙束Saの接合に支障を来さないように初期位置に戻り、続いて角背成形手段80が上昇する。上昇時には表紙Kは所定位置に支持されている。
したがって、昇降可能な角背成形手段80に設置された整合手段85は、表紙断裁手段70による表紙Kの断裁前後の表紙幅方向の位置決めを行う事により、表紙断裁精度の向上と、用紙束Saと表紙Kとの位置合わせ精度の向上と、構造の簡易化とが達成される。
昇降手段86は、左右のベルトを回動させる事により、移動筐体84を上方位置に移動させる。この上昇位置において、加圧部材83上に載置された表紙Kの中央部は、用紙束Saの接着剤塗布面に圧接して接着される。用紙束Saへの接着剤塗布処理終了後、接着剤塗布手段50は後方に移動して退避する。
〈表紙折り曲げ加工〉
角背成形手段80の上部には、表紙折り曲げ手段が装備されている。表紙折り曲げ手段は、左右対称な一対の折曲部材88を有する。折曲部材88は用紙束Saの厚さ方向に接離可能である。折曲部材88は用紙束Saの接着剤塗布面の側縁に沿って表紙Kを折り曲げ、用紙束Saの表裏面に表表紙と裏表紙を重ね合わせる。
表紙Kの折り曲げ工程の終了後、昇降手段86の下降駆動によって角背成形手段80が所定量下降して退避した後、排出ベルト87が冊子Sbの下方位置、即ち、冊子Sbの搬送方向に直交する幅方向における冊子Sbの外側に相当する位置から内側に相当する位置まで移動して停止する。その後、把持手段41による挟持が解除されると、冊子Sbは下降し、冊子Sbの下方の背部が排出ベルト87の上面に当接する位置に停止する。
接着剤塗布された用紙束Saの背部(小口の反対側)に表紙Kが貼付されて表表紙と裏表紙とを形成した冊子Sbは、整合手段85の上部に配置された排出ベルト87により装置外の冊子収容装置Cに排出される。
[冊子収容装置C]
排出ベルト87により排出された冊子Sbは、図1に示す冊子収容装置Cの昇降可能な搬送ベルト91上に載置され、搬送ベルト91の回動によって順次排出され、排紙台92上に積載収容される。
[表紙付き製本の作製工程]
〈用紙束と表紙の搬送〉
図3は、用紙束搬送手段40と接着剤塗布手段50の断面図である。
用紙収容手段30の用紙載置台35上に載置され整合された所定枚数の用紙Sから成る用紙束Saは、把持手段41によって把持される。用紙後端位置決め部材36は図示しない駆動手段により揺動されて用紙載置台35の下方に待避する。用紙束Saを把持した把持手段41は、図示の破線で示す斜め下方に移動したのち旋回して、用紙束Saに接着剤塗布処理をする面を下側になるようにして直立状態に保持され、所定位置に停止する。
一方、表紙供給手段60の表紙積載手段61内に収容された表紙Kは、給紙手段62により分離、給送され、搬送ローラ63,64,65に挟持され、角背成形手段80の搬送ローラ81,82によって搬送され、所定位置に停止される。
搬送ローラ65の図示右方に配置された表紙断裁手段70は、表紙Kの搬送方向長さを所定長に断裁する。即ち、表紙Kの搬送方向長さは、用紙サイズ、用紙束Saの厚さによって異なるので、用紙サイズ、用紙Sの枚数、用紙Sの厚さを、予め、入力、又は検知する事により、表紙Kのくるみ長さを算出し、表紙貼付に先だって表紙Kの余分な部分を表紙断裁手段70によって最適長さに断裁しておく。
〈用紙束への接着剤塗布〉
接着剤塗布手段50の移動体54は、把持手段41により直立状態に保持された用紙束Saの下面長手方向に平行する方向に図示しない駆動手段によって移動される。
移動体54は製本装置Bの背面側の初期位置から移動を開始して、移動手段55に沿って移動され、製本装置Bの前面側の所定位置で停止した後、反転駆動され初期位置に復帰する。
図4は接着剤塗布手段50と把持手段41の斜視図である。
モータM及び駆動手段52により、接着剤(糊)Nを収容した接着剤容器53に浸漬された塗布ローラ51が回転される。移動体54の往動、または往復動により、塗布ローラ51は、直立状態に保持された用紙束Saの下面長手方向に接着剤Nを塗布する。
〈用紙束と表紙の接着〉
図5は、用紙束Saと表紙Kの接着時の用紙束搬送手段40と角背成形手段80の断面図である。
用紙束Saへの接着剤塗布工程終了後、図示しない駆動手段により昇降手段86が移動筐体84を所定位置としての上昇位置に移動させる。この上昇位置において、加圧部材83上に載置された表紙Kの中央部は、用紙束Saの接着剤塗布面に圧接して接着される。
〈表紙の折り曲げ〉
図6は、表紙Kの折り曲げ工程を示す角背成形手段80と用紙束Saの断面図であり、図6(a)は表紙折り曲げ開始時、図6(b)は表紙折り曲げ中間時、図6(c)は表紙折り曲げ終了時、図6(d)は表紙折り曲げ加圧解除時をそれぞれ示す。
図7は、用紙束Saと表紙Kによる冊子Sbの作製過程を示す斜視図である。図7(a)は表紙貼着処理以前の状態の表紙Kと用紙束Saの斜視図、図7(b)は表紙Kを貼付した用紙束Saの斜視図、図7(c)は用紙束Saに表紙Kをくるみ折りして作製される冊子Sbの斜視図である。
接着剤Nを貼着した用紙束Saに表紙Kを接着したのち、図7に示す角背成形手段80の上昇状態において、一対の折曲部材88が図示しない駆動手段によって駆動される。用紙束Saを把持した把持部材41が下降する。用紙束Saが下降する事により、表紙Kは一対の折曲部材88に挟持されて下降し、用紙束Saの接着剤塗布面の側縁部から湾曲される(図6(b)参照)。
その後、一対の折曲部材88は、用紙束Saの接着剤塗布面側へ向かって水平方向に移動して用紙束Saの両側面を圧迫して整形し、冊子Sbを形成する。
〈原稿トナー画像と付加トナー画像〉
図1に示す画像形成装置本体Aの画像形成手段の像露光手段3は、原稿データに基づいた原稿画像の潜像を像担持体1の表面に形成するとともに、用紙Sの端部で表紙Kの折り曲げ部の近傍に相当する領域に付加画像の潜像を形成する。
図8は、複数枚の用紙Sから成る用紙束Saと表紙Kの接着前の斜視図である。
図1に示す像露光手段3により形成された原稿画像の潜像は現像手段4によって顕像化されて像担持体1上に原稿トナー画像T1となり、像露光手段3により形成された付加画像の潜像は、現像手段4によって顕像化されて像担持体1上に付加トナー画像T2となる。これらのトナー画像は転写除電手段5により用紙S上に転写された後に、用紙Sの電荷が消去されて像担持体1から分離され、定着手段8により加熱定着される。
定着手段8により加熱定着された用紙Sは、搬送路切換手段7Dにより通常の排紙通路から分岐し、反転搬送手段7Eにおいてスイッチバックして表裏反転した後、再び画像形成部を通過し、用紙Sの裏面に原稿トナー画像T1と付加トナー画像T2とを形成し、定着手段8を経て、排紙ローラ7Cから装置外に排出される。排紙ローラ7Cから排出された用紙Sは、製本装置Bに送り込まれる。
用紙Sの両面に原稿トナー画像T1と付加トナー画像T2とを形成した用紙Sは、製本装置Bに逐次搬送される。複数枚の用紙Sは用紙束搬送手段40において集積されて整合され用紙束Saが形成された後、加熱手段56により加熱された接着剤Nが塗布され、用紙束Saの背部に表紙Kが貼着される。
加熱された接着剤Nは、用紙束Saの背部と表紙Kとを融着するとともに、付加トナー画像T2を加熱して軟化させ、隣接する付加トナー画像T2同士を接着する。トナー画像T2の接着面は、用紙Sの端面からの長さLが1〜3mmである。
本発明の付加トナー画像T2を形成する製本装置は、用紙束Saの背部に切り込みやVノッチを形成して接着剤Nを進入させる従来の製本装置に比して、装置を簡易化する事が出来る。
図9は、複数枚の用紙Sから成る用紙束Saと表紙Kの接着後の模式図である。図10は、複数枚の用紙Sから成る用紙束Saと表紙Kの接着後の斜視図である。
付加トナー画像T2は、ベタ画像である。付加トナー画像T2は、用紙Sの端部で表紙Kの折り曲げ部に対向する領域の全体に亘って形成される。
付加トナー画像T2のベタ画像トナー色は、ユーザが冊子を見開きにした時、目に付きにくい色、例えば黄色のトナー像にすることが望ましい。黄色のトナー像は、カラー画像形成装置の黄色のトナーを有する現像手段によって形成される。また、白色トナーや透明トナーを有する現像手段により付加トナー画像T2のベタ画像を形成してもよい。
本発明の付加トナー画像T2の他の実施の形態として、粘着性トナーを収容する現像手段を用い、粘着性トナーによって原稿トナー画像T1と付加トナー画像T2とを形成してもよい。
また、塗工紙、光沢紙、厚手用紙などの特殊紙に対してくるみ製本処理を行う場合には、操作手段9においてこれらの特殊紙を設定し、選択された特殊紙に対して付加トナー画像T2を所定の長さLに形成して、特殊紙間及び表紙との接着強度を上げるようにしてもよい。あるいは、特殊紙の紙種に対応して、付加トナー画像の面積を可変にしてもよい。
また、付加トナー画像T2の形成は、ベタ画像ではなく、細かい斜線模様や、複数箇所の所定範囲の繰り返し模様でもよい。
図11は、画像形成装置本体Aと製本装置Bの制御を示すブロック図である。
画像形成装置本体Aの主制御手段100と、製本装置Bの後処理制御手段200とは、シリアル通信手段101,201により接続されている。
主制御手段100は、用紙収納手段7Aに配置された用紙有無検知手段と用紙Sの幅と高さを検出する用紙サイズ検知手段、用紙給送手段、転写処理前の第1搬送手段、転写処理後の第2搬送手段、画像形成手段、記憶手段202、比較手段、入力手段と表示手段とから成る操作手段9、及びシリアル通信手段101等を制御する。
また、主制御手段100は、用紙Sのサイズに対応して、像露光手段3により原稿画像の潜像と付加画像の潜像とを形成するように制御する。
後処理制御手段200は、用紙搬送手段10、用紙整合手段、用紙積載手段、表紙供給手段60、表紙整合手段、表紙断裁手段70、接着剤塗布手段50、接着剤塗布手段の移動体の移動手段、角背成形手段0の表紙有無検知手段、表紙Kの幅と高さを検出する表紙サイズ検知手段等を制御する。
なお、後処理を実行するためのプログラムは、製本装置Bの記憶手段202の図示しないROMに記憶されており、実行時にRAMに展開され、製本装置Bの後処理制御手段200により実行される。
なお、本発明の製本装置Bを独立した装置に形成し、他の画像形成装置により処理された用紙束Saを用紙搬送手段40に積載したのち、接着剤塗布処理と表紙外装処理とを行い、くるみ製本を作製することも可能である。
画像形成装置本体、製本装置、冊子収容装置を備えた画像形成装置の全体構成図。 本発明に係る製本装置の断面図。 用紙束搬送手段と接着剤塗布手段の断面図。 接着剤塗布手段と把持手段の斜視図。 用紙束と表紙の接着時の用紙束搬送手段と表紙外装手段の断面図。 表紙の折り曲げ工程を示す表紙外装手段と用紙束の断面図。 用紙束と表紙による冊子の作製過程を示す斜視図。 複数枚の用紙から成る用紙束と表紙の接着前の斜視図。 複数枚の用紙から成る用紙束と表紙の接着後の断面図。 複数枚の用紙から成る用紙束と表紙の接着後の斜視図。 画像形成装置本体と製本装置の制御を示すブロック図。
符号の説明
9 操作手段
30 用紙収容手段
40 用紙束搬送手段
50 接着剤塗布手段
51 接着剤塗布部材(塗布ローラ)
56 加熱手段
60 表紙供給手段
70 表紙断裁手段
80 表紙貼着手段(角背成形手段)
100 主制御手段
A 画像形成装置本体
B 製本装置(後処理装置)
K 表紙用紙(表紙)
N 接着剤(糊)
S 用紙
Sa 用紙束
T1 原稿トナー画像
T2 付加トナー画像

Claims (8)

  1. 原稿データに基づいた原稿トナー画像を記録用紙に形成する画像形成手段と、前記原稿トナー画像が形成された記録用紙を順次積載して用紙束とする積載手段と、用紙束の背部に加熱手段により加熱された接着剤を塗布する接着剤塗布手段と、接着剤塗布された用紙束の背部と表紙用紙とを当接させて貼着する表紙貼着手段と、を有する製本システムであって、
    前記画像形成手段は、前記原稿トナー画像を記録用紙上に形成するとともに、記録用紙の端部で用紙束の背部に相当する領域の近傍に付加トナー画像を形成することを特徴とする製本システム。
  2. 前記付加トナー画像は、ベタ画像であることを特徴とする請求項1に記載の製本システム。
  3. 前記付加トナー画像は、用紙の端部で用紙束の背部に相当する領域の全体に亘って形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の製本システム。
  4. 前記付加トナー画像は、用紙の両面に形成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の製本システム。
  5. 前記加熱手段により加熱される接着剤の温度が、前記前記原稿トナー画像と前記付加トナー画像を形成するトナーの軟化点より高いことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の製本システム。
  6. 前記画像形成手段は、像担持体に原稿トナー画像の潜像と、付加トナー画像の潜像とを形成する像露光手段を有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の製本システム。
  7. 用紙束の端面に接着剤塗布手段により接着剤を塗布して接着剤塗布面を形成し、該接着剤塗布面に表紙用紙を貼着してくるみ製本処理を行う製本方法において、
    原稿データに基づいた原稿トナー画像を記録用紙上に形成するとともに、記録用紙の端部で用紙束の背部に相当する領域の領域の近傍に付加トナー画像を形成する画像形成工程と、
    原稿トナー画像と付加トナー画像とを形成した記録用紙を整合して束ねる積載工程と、
    用紙束の背部に加熱手段により加熱された接着剤を塗布する接着剤塗布工程と、
    接着剤塗布された用紙束の背部と表紙用紙とを当接させて貼着する貼着工程と、
    用紙束の背部に貼着された表紙用紙を用紙束の側縁に沿って折り曲げる角背成形工程と、
    を実行することを特徴とする製本方法。
  8. 原稿データに基づいた原稿トナー画像を記録用紙上に形成するとともに、記録用紙の端部に付加トナー画像を形成する画像形成装置と、
    記録用紙を整合して束ねる積載手段、用紙束の背部に加熱手段により加熱された接着剤を塗布する接着剤塗布手段、接着剤塗布された用紙束の背部と表紙用紙とを当接させて貼着する貼着手段、用紙束の背部に貼着された表紙用紙を用紙束の側縁に沿って折り曲げる角背成形手段、を有する用紙後処理装置と、
    を備えて成ることを特徴とする画像形成システム。
JP2006233329A 2006-08-30 2006-08-30 製本システム、製本方法、及び画像形成システム Pending JP2008055677A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006233329A JP2008055677A (ja) 2006-08-30 2006-08-30 製本システム、製本方法、及び画像形成システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006233329A JP2008055677A (ja) 2006-08-30 2006-08-30 製本システム、製本方法、及び画像形成システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008055677A true JP2008055677A (ja) 2008-03-13

Family

ID=39238993

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006233329A Pending JP2008055677A (ja) 2006-08-30 2006-08-30 製本システム、製本方法、及び画像形成システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008055677A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296418A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム
US20120057895A1 (en) * 2010-09-08 2012-03-08 Paul Ottaviani Laser Printer Cleaning Cartridge Device and Method
EP2465694A1 (en) 2010-12-17 2012-06-20 Ricoh Company, Ltd. Bookbinding system using unfixed toner image as adhesive
JP2015168131A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 株式会社リコー 後処理装置及び画像形成システム、並びに後処理装置用圧着綴じ方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0355269A (ja) * 1989-04-05 1991-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd サーマルラインプリンタ
JPH03106696A (ja) * 1989-09-21 1991-05-07 Mita Ind Co Ltd 製本方法
JP2002283769A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Konica Corp 糊付け製本装置、糊付け製本方法、及び画像形成装置
JP2004209859A (ja) * 2003-01-06 2004-07-29 Canon Inc シート接着装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2005335909A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Canon Finetech Inc 画像形成処理システム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0355269A (ja) * 1989-04-05 1991-03-11 Matsushita Electric Ind Co Ltd サーマルラインプリンタ
JPH03106696A (ja) * 1989-09-21 1991-05-07 Mita Ind Co Ltd 製本方法
JP2002283769A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Konica Corp 糊付け製本装置、糊付け製本方法、及び画像形成装置
JP2004209859A (ja) * 2003-01-06 2004-07-29 Canon Inc シート接着装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2005335909A (ja) * 2004-05-28 2005-12-08 Canon Finetech Inc 画像形成処理システム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296418A (ja) * 2007-05-30 2008-12-11 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム
US20120057895A1 (en) * 2010-09-08 2012-03-08 Paul Ottaviani Laser Printer Cleaning Cartridge Device and Method
US8634741B2 (en) * 2010-09-08 2014-01-21 Paul Ottaviani Laser printer cleaning cartridge device and method
EP2465694A1 (en) 2010-12-17 2012-06-20 Ricoh Company, Ltd. Bookbinding system using unfixed toner image as adhesive
JP2012131041A (ja) * 2010-12-17 2012-07-12 Ricoh Co Ltd 製本システム
US8838014B2 (en) 2010-12-17 2014-09-16 Ricoh Company, Ltd. Bookbinding system using unfixed toner image as adhesive
JP2015168131A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 株式会社リコー 後処理装置及び画像形成システム、並びに後処理装置用圧着綴じ方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4591273B2 (ja) 製本装置及び画像形成システム
JP4702026B2 (ja) 画像形成装置、及び画像形成装置の制御方法
JP4341246B2 (ja) 糊付け製本装置及び画像形成システム
JP2004209870A (ja) 糊付け製本装置
JP2007320668A (ja) カール補正装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2008272963A (ja) 製本装置
JP2008055677A (ja) 製本システム、製本方法、及び画像形成システム
JP2008049483A (ja) 製本装置及び画像形成システム
JP4349404B2 (ja) 製本システム、製本方法、及び画像形成装置
JP2007144925A (ja) 製本装置、製本方法及び画像形成装置
JP2008049484A (ja) 製本装置及び画像形成装置
JP2010143196A (ja) 製本装置及び製本システム
JP2012076271A (ja) 製本装置
JP3840909B2 (ja) 糊付け製本方法、糊付け製本装置及び画像形成装置
JP4089174B2 (ja) 糊付け製本方法、糊付け製本装置及び画像形成装置
JP4821512B2 (ja) 製本装置及び画像形成装置
JP4631613B2 (ja) 製本装置及び画像形成システム
JP2007062142A (ja) 製本装置及び画像形成システム
JP4802701B2 (ja) 製本装置、製本プログラム及び製本システム
JP2007062290A (ja) シート綴じ装置およびこれを用いた製本装置
JP2007062923A (ja) 用紙集積装置、製本装置及び画像形成システム
JP4591274B2 (ja) 製本装置及び画像形成システム
JP4752390B2 (ja) 製本装置及び画像形成システム
JP2008080535A (ja) 製本装置及び画像形成装置
JP4730025B2 (ja) 用紙集積装置、製本装置及び画像形成システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20081217

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Effective date: 20110225

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110418

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Written amendment

Effective date: 20110624

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110906

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120117